中区・西区・南区版【11月14日(木)号】
賑やかな運河パレード(写真は昨年)

運河チャレンジ 蒔田公園に仮設桟橋 17日、水上交通で街つなぐ

 横浜中心部の水上交通で街と街をつなぎ周辺地域の魅力を発信する「よこはま運河チャレンジ2024」が11月17日(日)に開催される。12年目の今年は、南区の蒔田公園に新たに仮設桟橋が設置される。主催はよこはま都心部水上交通実行委員会(小林直樹委員長)。

 会場となるのは、横浜港や大岡川、中村川、堀川とその周辺の元町・中華街駅前や新港地区、日ノ出町、元町、蒔田公園など。会場は水上交通(クルーズ)で行き来でき、普段は見ることができない運河からの景色が楽しめる。詳細や運行表はホームページ(【URL】https://hamabridge.or.jp/)で確認を。

 プレジャーボートやSUP、シーカヤックなどが連なる「運河パレード」は、午前10時20分に大岡川の横浜市役所前を出発。横浜日ノ出桟橋、蒔田公園(11時)、元町・中華街駅前仮設桟橋(正午)を巡る。

 日ノ出、蒔田公園、元町の各会場では飲食ブースが並び、音楽ライブなどが企画されており、地域全体で一日を楽しめる。そのほか、河川を活用した水難救助訓練も。

広がる取り組み

 この催しは「ベネチアのような水辺都市にしたい」と、2012年に地元商店街の有志らにより初開催。吉田新田を巡る運河を船でパレードし注目を集めた。その後、仮設桟橋の整備や蒔田公園のイベントとの連携、食の市や音楽ライブなど賑わい創出を広げてきた。メンバーは「水辺のポテンシャルを引き出すための都市交通や、価値を生み出す地域間連携などを創る様々な取り組みに、これからもチャレンジしていきたい」と話した。

吉田さん(中央)と島田代表理事(左)

全盲者が描く似顔絵と心 南区のNPOが企画

 全盲の吉田良二さん(44)が絵の具で似顔絵や心を描く「Art In The DARK」が11月2日と3日、横浜・象の鼻パークで行われた。「新しい社会参画のきっかけを提供する」を理念とし、南区を拠点に障害者アート事業を運営するNPO法人ソーシャルアート市場(島田皇代表理事)が企画した。

 吉田さんは小学校1年生で全盲に。色の概念はあるが正確な物の色は分からないという。サポーターに濃淡や「柔らかい」などのイメージを伝えて色を作ってもらい、相手の声のトーンや大事にしていること、人となりなどを聞き、連想した物を描いていく。参加者はアイマスクで視覚を遮断。どんな絵になるか想像しながら完成を待つ。作品を見て「自分より自分の本質を捉えてくれている」「どうして私のラッキーカラーが分かったのか」と驚いていた。

視覚障害を価値に

 同法人の島田代表は、昨今注目される障害者アートで成功しているのは一部の人、という課題を感じていた。障害特性がある誰もが活躍できる場をつくりたいと元同僚の吉田さんに声をかけた。吉田さんは「絵を描いたことはなかったが、味がある絵だと言われるとうれしい。視覚障害を価値の一つと捉えてもらえたら」と話す。

 島田代表は「アーティスト、サポーター、参加者、全員で絵が完成する。障害分野は当事者にフォーカスされがちだが、周りの人も社会参画意識が必要。アートを通じてそのきっかけを提供し、少しだけ隣の人に優しくなれる社会ができれば」と語る。将来的には障害者アーティストとユーザーが直接つながるアートプラットホームの構築を目指し、思いに賛同してくれる全盲者や弱視の人を募集している。

ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けた中本牧リトルシニア出身の 庄子 雄大さん 神奈川大学4年 22歳

ハマっ子から鷹の韋駄天へ

 ○…ドラフト会議の様子は、監督や部員とともに横浜キャンパスで見守った。前巡で指名された選手の紹介映像が終わると、突如画面には自身の名前が。「周囲の声で気づいた。予想より上の指名で驚き」と安堵の表情を見せる。神奈川大学野球連盟のリーグ戦では遊撃手で4季連続ベストナインを受賞。俊足を武器にプロでも1年目からの活躍を誓う。

 ○…旭区出身。幼少期は自宅前の公園で父とキャッチボールをしていた。小学校の同級生に誘われて、野球を始め、中学時代は中本牧リトルシニアで汗を流した。「野球がうまいだけじゃダメ」との村上林吉監督の言葉を受け、人としても大きく成長した。高校は名門横浜高校へ。現在もプロで活躍する選手たちとプレーを共にした。卒業後のプロ入りを目標に神大に進学。岸川雄二監督とともに、一から打撃を強化してきた。今秋のリーグ戦では、5季ぶりの優勝を達成。「一番の思い出。いい仲間と巡り合えた」と4年間を振り返る。

 ○…自慢の足は小中学校時代から健在で、「運動会や徒競走では負け知らず」とはにかむ。希望が丘中の外周はランニングを繰り返した思い出の場所だ。大学での寮生活も、オフの日は「ほとんど寝ていた」と野球漬けの日々。たゆまぬ努力の先で夢を掴んだ。

 ○…チームには横浜高校の先輩の近藤健介選手が在籍。首位打者を獲得するなど日本を代表する強打者は、バットも同じモデルを使用する憧れの存在。「打撃や体のケア、私生活のことなど話を聞きたい。早く一緒に野球をやりたい」と目を輝かせる。プロでは、盗塁王のタイトル獲得を目標に掲げる。「足で名前を知ってもらい、将来は日本を代表する選手になりたい」

「THE LIVE」のイメージ((C)YDB)

ベイスターズが関内駅前に日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ 2026年春開業、試合やライブ放映も

 横浜DeNAベイスターズは11月13日、JR関内駅前に2026年春に開業する大規模複合施設「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」内にベイスターズの試合などの様子を放映する日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ「THE LIVE(ザ ライブ)」を開設すると発表した。

大型LEDビジョンで試合放映

 「THE LIVE」は約2,800平方メートルの空間に、幅約18m、高さ約8mの大型LEDビジョンと高性能音響設備を備える。ベイスターズのホームゲームとビジターゲームをはじめ、バスケットボールやサッカー、音楽ライブなど多様なコンテンツを放映する。施設内には8つの飲食店とバーカウンター「CENTRAL BAR」を設置し、飲食を楽しみながらライブビューイングができる新しいエンターテインメント体験となる。

没入型施設も

 ベースゲートには、ディー・エヌ・エーが没入型エデュテインメント施設「Wonderia(ワンダリア)」を開設する。約4,200平方メートルの空間にプロジェクションマッピングなどを駆使し、想像上の島を再現。スマートフォンを使って空間を撮影すると、環境や生物に関する情報が得られるなど、同社がゲーム事業で培ったノウハウも活用する。

 ベースゲートは、旧横浜市庁舎の跡地を活用する事業で、三井不動産を代表企業とし、ディー・エヌ・エーや京浜急行電鉄など8社が進めるプロジェクト。飲食店が集まるゾーンや星野リゾートによるホテルも設けられる予定。

関係者約40人を前にスピーチをする学習者

なか区民活動センター「日本語ひろば」 学習者が成果を披露

 なか区民活動センターの「日本語ひろば」で日本語を学ぶ外国人による年に1度の成果発表の場「日本語スピーチを楽しむ会」が11月12日、同センターで行われた。

 中国やイギリス、ロシアから日本に来た学習者15人がスピーチを披露。自身の家族についてや日本での留学生活の様子、母国との違いなど、それぞれのテーマで2分ほど話した。スピーチを終えた参加者は「緊張したけど楽しかった」「終わってホッとしている」と感想を述べた。

 日本語ひろばは2009年から活動を開始。現在は毎週火曜日に約30人の学習者がボランティアの講師から日本語を学んでいる。貝藤輝子代表は「日本に来たばかりの方も多い。道を聞いたり買物で使う言葉など、日常生活で役立つ学習を大事にしている。学習者がみんなの前で話そうという気になってくれてうれしいです」と話した。

<PR>
【求人】横浜市運営の専門病院で地域の医療を支える仕事。市立脳卒中・神経脊椎センターで「医師事務作業補助者」などを募集
【求人】横浜市運営の専門病院で地域の医療を支える仕事。市立脳卒中・神経脊椎センターで「医師事務作業補助者」などを募集
横浜市立脳卒中・神経脊椎センターは、脳血管疾患、神経疾患、脊椎脊髄疾患、膝関節疾患、リハビリテーションの専門病院。専門性を生かした診療や研究などに取り組む中、今... (続きを読む)
<PR>
「SENSE ISLAND/LAND│感覚の島と感覚の地 2024」 横須賀・猿島で夜も昼もアート三昧
「SENSE ISLAND/LAND│感覚の島と感覚の地 2024」 横須賀・猿島で夜も昼もアート三昧
東京湾に浮かぶ最大の無人島・猿島(横須賀市)を舞台にした芸術祭「SENSE ISLAND」(センスアイランド)が2年ぶりに開催されている。2019年のスタートか... (続きを読む)
クラスメートからの声援が響く試合の様子

西区東小 車いすバスケに挑戦 パラアスリートが出張授業

 東小学校=西区東ヶ丘=で11月11日、日本車いすバスケットボールアカデミー(熊谷昌飛代表理事)による出張授業が行われた。

 車いすバスケットボール選手であるパラアスリートの講師2人が同校を訪れ、4年生の児童約50人が参加。競技やルールについての説明を受けた後、実際に車いすに乗り、操作体験やクラス対抗の試合を行った。片手で車いすを動かしながらボールを扱うことに苦戦しながらも必死でボールを追いかけていた。また、仲間のプレーに声援を送っていた。

 体験後、村林愛実さんは「車いすバスケは誰でも一緒にできることが分かった」、岡崎大さんは「これから障害のある人を見かけたら声をかけたい」と話した。

 質問タイムでは、「競技を始めたきっかけは」「お風呂に入るときはどうするのか」など、多くの質問が飛んだ。日常で不便なことを聞かれた代表理事の熊谷さんは「段差に困ったり、高いところにあるものが取れなかったりするが、基本的にはみんなと同じように生活している」と答えていた。

 同団体は関東圏の小中学校を中心に出張授業を行っている。熊谷さんは「いろいろなことに興味を持って挑戦してほしい。障害がある、ないに関わらず他者を思いやる気持ちを持ってもらえたら」と話した。

イベントは乾杯からスタート

ニュウマン横浜の2416MARKETで「地元愛育むイベント」が大盛況 初回は「神奈川のクラフトビール」

 地元愛を醸成することを目的としたイベント「ローカルカルチャースクール」が11月9日、商業施設・ニュウマン横浜内の「2416MARKET」で開催された。

 同マーケットでは神奈川県内の雑貨や食品などを扱っており、今回のイベントは運営するルミネの子会社(株)STABLES=東京都=と、今年4月に設立した横浜ファンカンパニー(株)=西区=による協業プロジェクトの一環として行われた。

作り手が講師に

 初回のテーマは「KANAGAWA LOCAL BEER & CHEERS!」。2416MARKET内にあるビアスタンド「800°DEGREES CRAFT BREW STAND」を会場に、ビールファンや関係者ら約40人が参加。イベントは横浜・神奈川の様々な醸造所のクラフトビールの飲み放題と地元食材を使った料理をビュッフェで楽しみながら進行し、イベント前半では、都筑区にオープンしたビール醸造所「イエローモンキーブリューイング」のヘッドブルワー・齋藤健吾さんと、ビアイラストレーターのイソガイヒトヒサさんによるトークセッションが行われた。 

 齋藤さんは地元の生産者とコラボレーションしたビールを醸造する喜びやクラフトビールの魅力を、イソガイさんはこれまで手掛けてきたビールラベルなどのデザインや制作する上でのこだわりを熱く語り、参加者たちは熱心に耳を傾けていた。

夢のビールイベント語る

 トークセッション後にはワークショップが行われ、「こんなビールイベントがあったらいいな」というテーマで、各テーブルでアイデアを出し合い、発表する場面も。「クラフトビールでビールかけをしてみたい」「迎車付き有名ホテルとのコラボプラン」「商店街ビアガーデン」など、各テーブルの発表があるたびに賛同の拍手がわきあがった。中には「毎回泥酔すると何を飲んだか忘れてしまうから、種類やラベルなどが分かるように『ビールの御朱印帳』が欲しい」という意見や、注ぐ量やハーフ&ハーフの比率まで自分で自由に決められる「セルフタップ」、「体験型ブリュワリー」など、飲兵衛ならではのアイデアが次々と飛び出した。

 参加者の一人は「ビールが好きな仲間たちと参加した。飲みながら知らない人同士でも自然と会話が盛り上がって楽しかった」と笑顔を見せ、会場は終始活気あふれる雰囲気に包まれていた。

 横浜ファンカンパニーの共同代表の横内勇人さんと工藤葵さんは「参加者たちから出たビールイベントのアイデアは、ぜひどこかで実現したい。今後もビールに限らず、人と人とをつなげていくようなイベントを開催できたら」と話している。

 また、今回のプロジェクトでは先月15日から店舗の一角に、神奈川県内の魅力ある商品をテーマに合わせて紹介する小さなワゴン式の売店「2416MARKET KIOSK」を設置。11月30日まで、地元のクラフトビールやおつまみ、乾杯を楽しむグッズなどが販売されている。

ホームで待つサポーターに吉報を届けられるか

YSCC、J3残留へ崖っぷち 次節で入れ替え戦出場順位確定の可能性

 中区本牧を拠点に活動するサッカー明治安田J3リーグのYSCCは11月9日、敵地でFC大阪と対戦し0対5で敗れた。この結果、11月17日(日)に敵地で行われる第37節・テゲバジャーロ宮崎戦の結果によっては、アマチュアチームも参加するJFL(日本フットボールリーグ)との入れ替え戦に出場する可能性のある年間19位が確定する恐れがでてきた。

 JFLの対象クラブが平均観客動員数などの要件を満たした場合、J3リーグは最下位20位と、JFL1位のクラブが自動入れ替えとなるほか、19位とJFL2位のクラブの間でJ3・JFL入れ替え戦(ホーム&アウェイ方式)が行われる。今季は残り2節で、すでにいわてグルージャ盛岡の20位が確定している。

 YSCCは前節終了時点で勝ち点32の19位。残留圏内の18位奈良クラブ、17位のAC長野パルセイロとは勝ち点4差となっている。

 次節、YSCCは宮崎に敗れると、19位が確定。引き分けた場合は長野と奈良がともに引き分け以上、勝った場合も長野・奈良がともに勝利した場合は19位が確定する。得失点差でも両クラブに10点以上の差をつけられているため、残り2連勝が求められる。

タイの踊りも=写真は昨年

世界楽しむフェスタ 17日、みなみラウンジで

 市民活動や世界の文化に触れる企画「みんなの『わっ!』フェスタ」が11月17日(日)、南区のみなみ市民活動・多文化共生ラウンジ(浦舟複合福祉施設内)で行われる。午前11時から午後3時まで。主催は同ラウンジ。

 世界のステージでは、中国龍舞や日本伝統楽器演奏、タイダンスなどが繰り広げられる。午後3時からはアフリカン特別ステージ。南区在住のアフリカ人ボランティアが歌とダンスを披露する。

 そのほか、民族衣装体験コーナーや世界のお茶の試飲、街の先生や市民活動団体の体験コーナー、物品販売なども。(問)同ラウンジ【電話】045・232・9544

チャリティコンサートの出演者たち

入場無料 チャリティーコンサート 12月3日、横浜海岸教会で

 中区のレストラン・アルテリーベ横浜と横浜海岸教会の共催で行われる「ウクライナ支援チャリティーコンサート」が12月3日(火)、同教会を会場に開催される。

 当日はクラシックの名曲からクリスマスソングまで多彩なプログラムを用意。アルテリーベのピアニストでウクライナ出身のシャポワロフ・レオニードさんとヴァイオリニストの澤田智恵さん、ソプラノ歌手の木村実央・円香さんが出演し、横浜を拠点に避難民のサポートを行うオクサーナ・ピスクノーヴァさんが司会を務める。「音楽を通じて平和への願いを届けたい」と主催者。会場で募金も呼びかける。

 2部制で昼は午後3時30分、夜は6時30分開演(約1時間)。入場無料、事前予約制。二次元コードか【電話】090・5341・1418まで。

菓子で作られたアーチ前でテープカットをする廣瀬校長(右)ら

国際フード製菓専門学校 学習の成果を披露 製作販売や工芸菓子の展示も

 西区北幸にある国際フード製菓専門学校(廣瀬道理事長・校長)の学園祭「フードフェスティバル2024」が11月3日に行われた。学習成果を披露しようと学生たちはパンや洋菓子、和菓子を作り販売。午前10時の開場を待たず、入口には長蛇の列ができた。

 技巧を凝らした工芸菓子の展示のほか、カフェレストランや甘味処などもあり、一般の店舗同様に学生たちが接客を担った。来場者は保護者をはじめ地域住民、協賛企業の関係者ら。同校スタッフは「地域をはじめ関係する企業の皆様と一体となって意義のある学園祭になったと思う」と話した。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

行政書士による無料相談会 11月22日、28日

 県行政書士会横浜中央支部(海原比呂志支部長)では相続・遺言や離婚、空き家対策などに支部に所属する行政書士が応じる無料相談会を毎月開催している。11月22日(金)は中区役所で(午後1時〜4時)新井秀之氏・曽田幹東氏が、28日(木)は西区役所で(午後1時〜4時)本池弘一氏・岡本敏之氏が相談に応じる。問い合わせは同支部【電話】050・3803・8480へ(予約不可)。

水道メーター取替作業員の腕章(見本) =横浜市水道局提供

不審な訪問が増加  市水道局が注意喚起

 横浜市内全域で、水道局職員や水道局関係者を装い、自宅などへ訪問する不審者や不審な電話、メールが送られてきたとの情報が増加している。横浜市水道局では「水道に関することで訪問があった場合は、身分証の提示を求めてほしい」と注意を呼び掛けている。

◇  ◇

 市水道局によると、今年4月1日から10月21日までに、水道局お客さまサービスセンターに寄せられた水道局関係者を装った不審者の情報は369件に及ぶ。2023年度は1年間で542件だったことから、今年度は増加傾向にある。

 実際に寄せられた情報で最も多かったのは、配管の調査をかたった事例で211件。「水道局から依頼されて、古い水道管の漏水調査に来た」などと話し、家の中に入ろうとする事例が多数報告されている。同様に水道局や委託業者を名乗り、水質検査を行う事例も。結果、水道管洗浄や浄水器の購入を勧められる案件も発生している。

 水道局をかたる者に「今月は水道料金を現金で集金することになった」と言われ、集金された報告もある。さらに「水道料金が未納のため、給水を停止する」等のメールが届き、個人情報やクレジットカード情報等の入力に進ませる事例も確認されている。

身分証の確認を

 市水道局によると、事前の依頼が無い限り、職員が自宅を訪問することはない。アポなしで訪問するのは、道路上の漏水調査において住宅への水道の引き込み管から漏水の可能性がある場合のみだという。また、原則として訪問による料金徴収、メールによる案内も実施していない。委託業者が訪問するのも水道メーターの検針時と取替時、水道料金未納の督促時に限られる。

 水道局員は職員証を携帯、委託事業者や請負工事業者が検針や取替で訪問する場合には、委託証明書や身分証明書を携帯している。そのため市水道局では「水道に関することで不審者による訪問があった場合には、必ず身分証の提示を求めて確認してほしい。また少しでもおかしいと思ったら、お客さまサービスセンターに問い合わせを」と話している。

紅葉坂ホール 平原さんの新作舞台 ダンスと演劇で表現

 コンテンポラリーダンサー・振付家として国内外で活躍する平原慎太郎さん=写真=が作・演出した舞台「せかい A moment with the wondering age.」が11月30日(土)と12月1日(日)、西区の神奈川県立青少年センター紅葉坂ホールで開催される。開演時間は13時〜、19時〜(30日のみ)。

 県内では珍しい「廻り舞台」を活用し、ダンスと演劇が入り混じる、イマジネーションを刺激する70分間だ。チケットは前売で一般4000円、24歳以下1500円、中学生以下1000円(チケットかながわ【電話】0570・015・415)。(問)ホール運営課【電話】045・263・4475

ペア5組を招待

 この公演の30日13時からの回にペア5組10人を招待する。Eメールで〒住所、氏名、年齢、本紙の感想と件名に「ダンス公演せかい招待」と明記し【メール】naka-nishi@townnews.co.jpに送信を。締め切りは11月18日17時まで。発送をもって発表にかえる。

リユース市の様子=提供写真

アメリカ山公園 環境考えるマルシェ リユース市やワークショップ

 「Re+Marché(リ・プラス・マルシェ)」が11月16日(土)の午前10時から午後3時まで、横浜市アメリカ山公園=中区山手町=の屋上展望園地で開催される。無駄や浪費をなくしてごみを出さないようにする「ゼロウェイスト」へ向けて、来場者に環境への意識を高めてもらうことを目指して行う。

 当日は、来園者が持ち寄った園芸資材を販売する「リユース市」やワークショップが行われる。洋品店から出た端切れを使ったハーブ香るアイピロー、廃棄される切り花を使ったオーナメント、自然素材のみつろうを用いた繰り返し使えるラップ作りが体験できる。参加料は1人各1000円。 

 また、同公園で飼育しているみつばちのはちみつや飴、横浜産青みかん精油を配合した洗剤、ロスフラワーを使ったキャンドルなどを販売する。

 季節の草花に囲まれた芝生広場で家族揃って秋の1日を楽しめる。小雨決行、荒天中止。(問)同公園管理事務所 ︎【電話】045・232・4661

表彰式の様子=中消防署提供

中区火災予防協会、中消防署 防火ポスター展の優秀作を表彰 17日まで大さん橋で作品展示

 「令和6年度中区防火ポスター展」の表彰式が11月9日、「秋の火災予防運動」初日に横浜港大さん橋国際客船ターミナルで開催された。中火災予防協会(渡邉一郎会長)と中消防署(田邊栄久署長)の共催。

 同ポスター展は、中区内の小学生を対象に、防火意識の高揚を図るとともに、地域住民に火災予防を呼びかけることを目的に2016年から毎年開催している。今年で8回目。

 今年は、のべ280作品の応募があった。その中から最優秀賞1点、審査員特別賞5点の表彰が行われた。最優秀賞に輝いたのは、国立附属横浜小学校6年の田中倖世さん。「火事の原因は生活の中にも潜んでいることを描いた。描く上で背景に立体感を出すのが難しかった。」と話した。

 佳作以上の作品60作品は、大さん橋ロビー内「ギャラリーA」で11月17日(日)まで展示される。

 そのほかの表彰式出席者は以下(敬称略)。▷中火災予防協会長賞=劉晴櫻(横浜中華学院4年)▷中区連合町内会長連絡協議会会長賞=佐々木琉成(国立附横浜小学校3年)▷中区自衛消防組織連絡協議会代表賞=加地慶至(国立附属横浜小学校2年)▷中消防団長賞=大林にい奈(横浜中華学院6年)▷中消防署長賞=高市あかり(横浜市立大鳥小学校6年)

学習ダッシュボードの使用風景

児童生徒26万人のビッグデータから心の変化を捉え、ケアにつなげる「横浜モデル」始動 小中学校で不調を可視化

 横浜市は11月7日、全国最大規模となる児童生徒約26万人の教育ビッグデータを活用し、子どもの心の変化を捉え、不調をケアする取り組み「横浜モデル」を開始すると発表した。

 科学的根拠に基づく学びの実現や教育内容の充実を図ろうと、2024年6月に導入した学習ダッシュボード「横浜St☆dy Navi」を活用する。

毎朝「心の様子」を5段階評価

 児童生徒は毎朝の登校時、心の様子を「よい」「すこしよい」「ふつう」「すこしわるい」「わるい」の5段階評価で入力する。収集されたデータは学校側に伝えられるほか、市と共同研究契約を結ぶ横浜市立大学の研究チームにも共有され、医療の専門的知見からケアや診察の必要性などを分析する。

 市内の小中学校483校で9月、10月に収集した約500万件のデータでは、「よい」と「すこしよい」の回答は合わせて63.4%で、「すこしわるい」と「わるい」は合わせて7.3%だった。

モデル校で新機能追加

 市は11月22日から小学校1校、中学校1校のモデル校を設置し、「横浜St☆dy Navi」をアップデートする。新たに実装する「こころの温度計」に毎日の心の状態を0〜100の数値で示してもらい、よりきめ細かく、継続的に子どもの心の状態を把握する。

 さらに、月1回「こころの定期健診」として、20問程度のアンケートを実施。幸福度や抑うつ状態を把握し、データとして可視化していく。「横浜St☆dy Navi」を使ったAIチャット相談、メタバース空間内でのバーチャル相談なども行い、状態に応じてケアする。

 市は11月21日に教職員、横浜国立大学、横浜市立大学、民間企業などが参加する「第2回横浜教育データサイエンス・ラボ」を開き、「横浜モデル」の期待や課題について議論する予定だ。

配布されるステッカー

「脱炭素取組宣言」を応援 横浜市がステッカー配布 中小企業に呼びかけ

 横浜市は中小企業の脱炭素化を進めようと、今年6月に「脱炭素取組宣言」を開始し、このほど、宣言をした店舗などに掲示できるステッカーとシールを作成して配布を始めた。

1900事業者参加

 脱炭素取組宣言は、市内に事業所や拠点を持つ事業者が脱炭素化への取り組みを宣言する制度。11月中旬までに約190事業者が宣言を行っている。市は市内企業の99・6%を占める中小企業の脱炭素化をさらに後押ししようと、ステッカーなどを作成した。

 ステッカーは直径11cmの円形で、1事業者につき2枚まで。シールはA4サイズで1事業者に1枚配布。ロゴマークとともに「脱炭素取組宣言」「脱炭素化の取組をしています」などと書かれている。

 宣言は市のサイトにある専用フォームから行うことができ、所要時間は約5分。事業所や施設単位での宣言も可能。宣言をした事業者は、温室効果ガス排出量の見える化などに取り組むことで、「横浜市中小企業融資制度」の融資を受ける際に、信用保証料の一部助成を受けられる。また、省エネ診断の受診費用補助などの利点もある。

 市経済局は「ロゴマークは脱炭素化への意識の高い事業者の目印」としており、宣言への参加を呼びかける。問い合わせは同局【電話】️045・671・4236。

10月28日から11月3日の区別の定点当たりの患者報告数

インフルエンザ 横浜市内で流行期に 衛生研究所はワクチン接種呼び掛け

 横浜市内でインフルエンザの流行が始まっている。11月7日に発表された「横浜市インフルエンザ流行情報2号」によると、市内153カ所の定点医療機関から報告された2024年第44週(10月28日〜11月3日)の定点あたりの患者報告数は、横浜市全体で1.12となり、流行開始の目安となる1.00を上回った。

 市内の定点あたりの患者報告数は、8月下旬以降、緩やかな増加傾向が続いていて、第43週(10月21日〜27日)に1.07と、流行開始の目安を超えたため、横浜市衛生研究所が「インフルエンザ流行情報1号」を発表していた。

既に学級閉鎖も A型が約98%占める

 年齢別では15歳未満の報告が全体の48.7%で、学級閉鎖などを行っているのは小学校8校。

 迅速診断キットの結果は、A型97.6%、B型2.2%、A型・B型ともに陽性0.2%で、A型が多く検出されている。

適度な換気、湿度50〜60%の確保を

 同研究所の担当者は「咳エチケットや正しい手洗いなどの基本対策のほか、免疫がつくまでの期間を考えると、流行ピークが予想される前の12月中旬までにワクチンを接種するのが理想」と話す。「寒い季節ですが、適度に換気すること、室内の湿度を保つことも感染予防になります」とし、厚生労働省が推奨する50〜60%の湿度を保てるよう、エアコンや加湿器を上手に利用してほしいと呼び掛けている。

ダンスを教えるトプラニさん(右)

異文化触れる体験を 4カ国の講師が平楽中学校に

 平楽中学校(山崎悦宏校長)は11月1日、1年生124人を対象に異文化に触れる「多文化共生事業」を行った。

 これは南区役所や浦舟複合福祉施設内のみなみ市民活動・多文化共生ラウンジの協力で毎年実施されているもの。今回はフィリピン、インド、ウクライナ、韓国の講師4人が来校。生徒は希望した国の言葉や文化などを学んだ。

 インド出身のトプラニ・ランジャナ・ジャガディシュさんは、グジャラート州の伝統舞踊スティックダンスを指導。生徒はそれぞれ即席のスティックを色紙で作り、2人1組になって踊りを体験した。

 同校に通う生徒の約20%が外国にルーツがある。山崎校長は「多文化共生や人権教育は、継続的に行っていること。多様な生徒がいることが当たり前の環境の中、引き続き認め合える関係性を築いていきたい」と話した。

 

「仏垂般涅槃略説教誡経(仏遺教経) 伝道元筆」の巻頭(提供:宗教法人大本山總持寺)

總持寺の写経などが横浜市指定文化財に

 横浜市は宗教法人大本山總持寺(そうじじ)=鶴見区=が所有する宗祖である道元(1200〜1253)の直筆とされる写経など3件を市指定文化財に指定することを11月7日に発表した。

 指定が決まったのは、總持寺の「仏垂般涅槃略説教誡経(ぶっすいはつねはんりゃくせっきょうかいきょう)(仏遺教経(ぶつゆいぎょうきょう))伝道元筆(でんどうげんひつ)」と東漸寺(とうぜんじ)=磯子区=の「木造釈迦如来(もくぞうしゃかにょらい)および右脇侍像(みぎきょうじぞう)」、西教寺(さいきょうじ)=南区=の「西教寺本堂(さいきょうじほんどう)」の3件。

道元の貴重な直筆

 「仏垂般涅槃略説教誡経」は、道元の自筆写経と伝承されている。總持寺が600年以上大切に保管してきた貴重な資料で、道元の自筆本が少ない中、高い価値があると評価された。

中世彫刻の特徴的形式

 「木造釈迦如来および右脇侍像」は、神奈川県指定重要文化財の「釈迦堂」が建築されたと考えられる1301年に近い時期に作られた。鎌倉周辺地域の中世彫刻の特徴的な形式が見られるなど、市の美術史、文化史にとって貴重な作品とされた。

近代的な鉄筋コンクリート造り

 「西教寺本堂」は、関東大震災の復興事業で1931年に再建された建物。鉄筋コンクリート造りながら、伝統的な浄土真宗本堂の意匠が取り入れられており、近代的な寺院建築の貴重な実例として評価された。

 決定は横浜市文化財保護審議会の答申を受けたもの。3件が正式に指定されるのは11月25日。市歴史博物館=都筑区=では来年2月8日から3月16日まで、「横浜市指定・登録文化財展」を開催予定。

ライトアップされた市庁舎(11月8日撮影)

ベイスターズ日本一で市庁舎などブルーにライトアップ

 横浜DeNAベイスターズが26年ぶりに日本シリーズを制して日本一になったことを受け、市内の施設がチームカラーのブルーでライトアップし、祝福している。

 市庁舎は11月10日までの午後5時から10時まで実施。ほかにも、横浜マリンタワーや日産スタジアムなども10日までライトアップを行っている。

迫力ある百節龍

ランタンの龍で横浜中華街に彩り 「春節燈花」始まる 「幸せ運ぶ」願い込め

 横浜中華街を華やかなランタンオブジェなどで彩る「春節燈花」が11月1日から始まった。主催は横浜中華街発展会協同組合(進藤さわと理事長)、共催は横浜市。

 初日には横浜中華街大通りで点灯式が行われた。進藤理事長は「街のために行う伝統行事でありながら、横浜観光全体の集客にも貢献できる機会。50回、100回と続いていくことを願う」とあいさつ。華やかで力強い獅子舞も披露された。

 今年のテーマは「小龍報喜(しょうりゅうほうき)」。龍が舞い上がり、幸せを運んでくる様子を表し、横浜中華街を訪れる全ての人に幸運が訪れるようにとの願いが込められているという。龍や鳳凰の巨大ランタン、迫力あふれる百節龍で、街を彩っている。来年2月12日まで。

横浜市内中学生を表彰 建設ポスターコンクールで

 一般社団法人横浜建設業協会(福嶋隆太郎会長)の「建設ポスターコンクール」表彰式が11月5日、神奈川県建設会館=中区太田町=で開かれた。同コンクールは2017年から毎年行われており8回目。市内中学生を対象に、「あなたの想うまちづくり」をテーマに作品を募集した。

 最優秀賞に輝いたのは西金沢義務教育学校9年の鈴木心晴さん。「横浜がより明るく華やかな街になればと思って周りに花を描いた」と話した。鈴木さんの作品は安全ポスターとして、協会会員各社の施工現場などに掲示し、「安全第一」を呼びかけていくという。

 そのほかの表彰式出席者は以下(敬称略)。▽会長賞=齋藤瑚子(十日市場中1年)▽優秀賞=礒田華帆(岩井原中3年)、尾島未桜(西金沢義務教育学校8年)、神津詩衣(同校7年)▽=特別賞=末森雫月(西中2年)、狩野結太(同2年)

個人の部の被表彰者ら

市防犯協会連合会 地域の功労者を表彰 日常の活動をたたえる

 横浜市防犯協会連合会(名誉会長=山中竹春市長)が主催する「市防犯功労者表彰式」が11月7日に市庁舎で行われ、計41者が表彰された。

 この催しは、日常的に防犯活動を実施し、犯罪の防止、青少年の非行化防止、防犯施設の拡充・整備、防犯意識の普及・向上などに顕著な功績があった個人、団体を表彰するもの。2024年度は個人19人、22団体が選出された。

 表彰式で山中市長は、「市は防犯カメラや防犯灯の設置拡大といったハード面と、Googleマップで不審者情報を見える化するなどのソフト面、両方で防犯力を高めている。今後も皆様と手を携えて市民の安全・安心な暮らしを守りたい」と話した。高木正俊副会長は、「特殊詐欺の被害や闇バイトの事件も増えている。地域における防犯活動をより一層強化していく」と述べた。

 中区・西区・南区内の表彰者は以下の通り(順不同・敬称略)。

 ▼個人の部/成田良幹、小森博行、小倉清司、杉野芳之、西岡茂、高橋一夫▼優良防犯団体の部/(株)アセットライフ、本牧緑ケ丘町内会、(株)かもめパン、花咲町二丁目町内会、サミットストア横浜岡野店、(株)三協▼地域安全活動指定地区の部/北永田地区連合町内会

 

花を植える菊地健次区長と園児

南浅間保育園 園児が花植えに挑戦 西区役所前広場をリニューアル

 西区制80周年を記念し、西区役所前広場のリニューアルが行われた。11月6日には南浅間保育園の5歳児クラス約20人が花植えに挑戦した。

 園児は、西区制80周年記念事業実行委員会のメンバーや区役所職員とともに、ビオラやパンジーなど110鉢の花を花壇に植え、水やりをした。花植えを終え、「楽しかった」「花植えをしたのは初めて。難しかった」などの感想が聞かれた。

 リニューアルでは、区制50周年の際に設置した石のベンチが白を基調とした憩いの場に様変わりした。また、市民から募った意見を反映して駐輪スペースを設置するなど、利用者にとってより居心地が良く、使いやすい空間へと生まれ変わった。

新設されたギャラリー8

横浜美術館 11月から一部再開 「自由でひらかれた」場に

 大規模改修工事のため休館していた横浜美術館=西区みなとみらい=が11月1日から一部の事業を再開した。新設された入場無料のギャラリー8、9では、現在、横浜美術館コレクション展を開催している。

 24万冊を超える国内外の展覧会カタログや専門書、雑誌や映像資料を所蔵した美術図書館や、「地域の文化と本のあるお店」をコンセプトとしたミュージアムショップ、(株)横浜十番館が手掛けるカフェもリニューアルオープンした。

 主任学芸員の坂本恭子さんは「小さなお子様連れでも気軽に入って来られる空間になりました。ふらっと寄ってもらえたらうれしいです」と話す。

 また、未就学児から12歳までを対象にした、体験を通して美術に出会う専門施設「子どものアトリエ」と12歳以上を対象に「つくる」ことを通して美術に親しむ専門施設「市民のアトリエ」の活動も再開。アトリエならではのユニークなイベントを実施していく。

 来年2月8日の全館オープンでは、子どもと一緒に楽しめるスペースを新設。作品や建築を見ながらくつろげる机や椅子も設置される。広報の高橋未早さんは「より自由でひらかれた場所になります。全館オープンも楽しみにしていてください」と話す。

 同美術館は2021年から工事のため全館休館し、今年3月から6月にかけて行われた「第8回横浜トリエンナーレ」で一時開館していた。
日本一決定後、大喜びする横浜スタジアムの外に集まったファン(11月3日)

ベイスターズ日本一パレード 横浜市「話せる内容ない」 一部で11月30日開催報道

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが11月3日に日本シリーズを制し、26年ぶりの日本一になったことを受け、今後、パレードの開催に注目が集まる中、横浜市は7日の市長会見で「現時点で話せる内容はない」との認識を示した。一部報道で球団側が30日にパレードを実施する方向で調整していることが伝えられ、記者から山中竹春市長に質問があり、にぎわいスポーツ文化局の担当者が答えたもの。担当者は「今後、チームから発表があると思う」と述べるにとどまった。

市庁舎をブルーにライトアップ

 市は8日から10日の午後5時から10時まで、市庁舎をベイスターズのチームカラーであるブルーにライトアップする。