平塚・大磯・二宮・中井版【11月15日(金)号】
佐藤さんと、最優秀賞の作品

二宮中学校佐藤さん 文化財ポスター最優秀賞 県内文化施設などに掲示

 第53回「文化財保護ポスター」の入賞作品が10月28日に発表され、二宮中学校3年生の佐藤千咲さんの作品が「わたしたちの文化財」部門で最優秀賞を獲得した。作品はポスターとして県内の中学校や社寺、文化施設等に掲示される。

 神奈川県教育委員会と、鎌倉市との共催で実施された同事業。子どもたちに文化財を守る心を育んでもらうため、県内の中学生を対象に実施しており、820作品が集まったという。

 佐藤さんは、夏休みの課題として、同事業に応募。美術部に所属している佐藤さんは、「集大成となるコンクールに応募するつもりで取り組んだ」と話す。

 題材に選んだのは、「遮光器土偶」(青森県出土)。小学生の頃に家族と訪れた東京国立博物館で実際に見たことがあるといい、「今もその時のことを覚えているので、みんなが選ばないような印象的なモチーフとしていいと思った」と振り返る。

 「未来へつなぐ文化財」というフレーズも自分で考え、3日間ほどかけてアクリル絵の具で仕上げた。「一番苦労したのは色塗り。背景にムラが出てしまい、何度も重ねたら思っていたより暗くなってしまった」と反省点も浮かぶが、「自分でも頑張ったと思える仕上がり。先生に最優秀賞を獲ったと聞いたときはうれしくて、早く家族に報告したくなった」と笑顔を見せる。

 遮光器土偶の由来は、スノーゴーグル(遮光器)をかけているように見える大きな目。佐藤さんは「メガネをかけて見えるところが気に入っています。ポスター制作のために土偶の写真とにらめっこしていたので、姉に『似てきたね』と言われた」とはにかんでいた。

 11月30日(土)〜12月22日(日)には、県立近代美術館鎌倉別館で、佐藤さんの作品を含む最優秀賞の3作品が展示される。

文楽部による『寿式二人三番叟』の上演

平塚市 高浜高で90周年祝う 「過去、未来を考える時間に」

 県立高浜高等学校(平塚市高浜台)で11月8日、創立90周年を祝う記念式典が行われ、在校生や同窓生など約850人が参加した。牛久保浩一校長は在校生に「自分たちの過去、未来を改めて考える時間にしてほしい」と話した。

 同校文楽部による『寿式二人三番叟』の上演で開幕した式典。在校生や同窓生、学校関係者が参加し、節目を祝った。

 実行委員長としてあいさつに立った同窓会ゆかり会の伊藤みゆき会長は「高浜高の一員と胸を張って言えるよう、一人一人が自覚を持って行動し、新たな高浜高を作っていってほしい」と激励。同会からは60年ぶりに新調された校旗、PTAからは集会用テント2張りなどが寄贈された。

 在校生代表として登壇した全日制生徒会長のイトウゴット・リュータ・ジョン・ゲバラさん(3年)は「入学時から新型コロナの影響でさまざまなことが制限されたが、生徒や先生方の協力のおかげで徐々に生徒会も活発な活動ができるようになった。これからも一丸となって盛り上げていきたい」と感謝を述べた。

次の100周年へ

 高浜高校は前身となる平塚市立実科高等女学校が1934年に開校し、43年に市立高等女学校と改称。48年に市立高浜女子高等学校となった。その後、50年に市立高浜高等学校、59年に県立高浜高等学校となり、93年の男子生徒の入学開始から共学となった。

 定時制については新制高校ができた48年に設置され、50年に平塚商業高校定時制に移管。その後、2020年に再度高浜高校に定時制普通科として移管され、現在に至る。

 同校では式典と同日に90周年を祝した記念誌を発行。祝辞を述べた牛久保校長は「この10年、さまざまな変化があったが、生徒たちには”福祉の心”が根付いていると感じる。次の100周年の時には、社会人となった卒業生に会うのが楽しみ」とエールを送った。

11月24日に平塚八幡宮で奉納演奏をするピアニストの 能條 貴大さん 平塚市在住 37歳

幅広いジャンル奏でる

 ○…コロナ禍で公演の機会を失った音楽家が歌ったり演奏したりする場にしたいと平塚八幡宮で始まった「奉納演奏の夕べ」で、クラシックピアノを披露する。「クラシックが身近ではない方にも足を運ぶ入口にしてもらいたいと思って」と、歌謡曲やポップを含む曲目を11月24日午後5時から6時30分まで単独で演奏する。

 ○…母親がピアノの講師をしていた影響で、2歳から鍵盤に触れてきた。小学生の頃から年に何度もコンクールに出場。「中学生になると、周りと競争していることに気がついて緊張するようになった」というが、進学した洗足学園音楽大学在学中に練習方法や本番への向き合い方を見直してから改善されたという。武蔵野音楽大学大学院でも腕を磨き、「ピアノを仕事にできたらいいな」と志した。

 ○…同院卒業後は、横浜市を中心に教室を開講する傍ら、大磯町の聖ステパノ学園の音楽教諭として小中学生に指導をしている。30歳の時に長寿番組であるNHKテレビ・ラジオ体操の演奏者にオーディションで選ばれたことで、新しい世界も知った。「体操する演者に合わせて即興で曲を作る。カメラが近いのが今も慣れないけれど、悩み抜いた曲が評価された時が喜び」とほほ笑む。

 ○…「周りから『意外』と言われる」と前置きしつつ、「バイクが好きで大学2年の時に中型の免許をとった」とワイルドな一面も覗かせる。約10年間遠ざかっていたが、「昨年かっこいいバイクを見つけたので」と再び走り始めた。父親と一緒にツーリングすることもあるという。演者として、教師としてピアノと関わってきた経験を大切に、クラシックに限らず幅広いジャンルに寄り添うことができるピアノの魅力を届けていく。

二宮町の豪雨災害 県信金協会で義援金受付

 8月に発生した台風10第号による豪雨災害で被害を受けた二宮町を支援するため、神奈川県信用金庫協会は12月27日(金)まで災害義援金の受け付けを行っている。

 義援金の振り込先は以下の通り。▽中南信用金庫 二宮支店 /口座名義   

二宮町災害義援金 二宮町会計管理者 黒石徳子/店番012/普通預金/口座番号0426316。振り込み手数料無料(全国の信用金庫において窓口受付の場合)。

 振込金受取書が、所得税等の寄付金控除手続きにおける証明書となる。

 問い合わせは同協会【電話】045・633・5096。

拝殿の前で記念撮影をする様子(田村八坂神社提供)

地元神社で七五三 祝いの音色に田村ばやし

 平塚市の田村八坂神社で11月3日、46回目となる七五三行事が執り行われた。近隣に住む人を中心に、晴れ着で着飾った子ども7人と家族らが拝殿での神事に出席。沖津善弘宮司から祈祷を受けた。

 境内では、同社氏子から子どもたちに千歳あめと木札が贈られたほか、市の指定重要文化財に指定されている「田村ばやし」が披露され、子どもたちの晴れ舞台を華やかに祝った。

二宮町 ふるさとの農産物ずらり ハンドサインも登場

 二宮町の農林水産団体や商工業者が集まる「湘南にのみやふるさとまつり」が11月17日(日)、町生涯学習センターラディアンとその周辺で開催される。午前9時30分〜午後3時。小雨決行。

 「農林水産まつり」では農林産物展示品評会や即売会、「にのみや商工まつり」では特産品販売が行われる。

 館内ホールでは同町の観光親善大使のHANDSIGNによる手話ダンスパフォーマンス、6団体が演舞する「よさこいフェスティバル」も行われる。

 VRゴーグルで地震体験や防災食の試食などができる「防災フェア」も同時開催。駐車場混雑回避のため、来場は公共交通機関で。

(問)二宮町観光協会【電話】0463・73・1208

子どもが職業体験 ぷちおおいそ盛況

 子どもたちが職業体験を通して地域の絆づくりを目指す「ぷちおおいそ」が10月27日、大磯プリンスホテルプールセンターで開催された=写真。

 子どもたちは自分たちが中心になって運営する仮想タウン(ぷちおおいそ)で働き、「働いてお金をもらうということ」や「お金には税金がかかること」などを学んだ。

「男子スピード3位」のパネルを掲げる田代さん

平塚市在住田代航平さん パルクールで全国3位 男子スピードに出場

 平塚市東八幡在住の田代航平さん(24)が、10月26日に横須賀市三笠公園で開かれたパルクールの全国大会「トップオブジャパン横須賀」に出場し、男子スピードで3位に輝いた。

 パルクールは、フランスで軍事トレーニングとして生まれたスポーツで、走る・跳ぶ・登るなどの「移動動作」で、心身を鍛える運動方法。

 同大会は、招待された選手のみ出場でき、男子スピードには全国から14人が出場。田代さんは17・483秒の記録で3位になった。

 大会を振り返り、「ポールに飛び乗るときに力みすぎてしまい、少し飛びすぎてバランスを崩してしまった」と田代さん。スピードを落とさず果敢に挑戦するも、大会での初めての失敗に、後悔を滲ませた。「1位しか見ていなかった。大会前にけがをして、思うように練習ができなかったので緊張した」と話す。

目標は日本チャンピオン

 田代さんは選手として活躍する傍ら、今年4月、平塚市四之宮にパルクール教室を開校。現在、3歳から50代まで約90人が通う。大会の応援に駆けつけてくれる生徒もおり、力に代えた。田代さんは「パルクールは自由度が高く、楽しくトレーニングができるスポーツ」と魅力を語る。

 「2022年から2位〜4位と上位にいるのに、まだ1位になれていない。目標は日本チャンピオン」と前を向いた。

東海大ライフセービングクラブのメンバー

東海大ライフセービング部 インカレで男女アベックV

 東海大学ライフセービングクラブCREST(大越正大部長)が9月に千葉県で開催された「第39回全日本学生ライフセービング選手権大会」で、男女ともに総合優勝を果たした。

 海岸での救助に必要な技術を競う同大会。男子個人ではサーフレースなど5種目で1位入賞し、3年連続で総合優勝に輝いた。女子個人では2種目、女子団体でもビーチリレーで3連覇するなど計4種目を制覇。女子の金子彩紀主将は「下級生の活躍で上級生も奮起した」と振り返る。

 今大会を含む3大会の総合成績で競う全日本学生シリーズで3年ぶりの王者奪還を目指す東海大。男子の本間春翔主将は「最後の3月の大会では男女同時で年間王者になりたい」と話した。

チケットプレゼント プロアマコラボ室内楽 12月22日 ひらしんホール

 ひらしん平塚文化芸術ホールで12月22日(日)、室内楽コンサートシリーズ「小粋な音楽人へ 室内楽」が開催される=写真。午後3時開演。この公演チケットを本紙読者2組4人にプレゼント。

 同ホールの音楽アンバサダーを務める加藤昌則さんが送る8回目のシリーズ。今回はオーディションで選ばれた若手演奏家3人と、プロ演奏家3人を迎え、この日限りのスペシャルなプログラムを用意。

 チケット希望者はメールの件名を「小粋な音楽人へチケットプレゼント」とし、氏名、〒、住所、年齢、電話番号、本紙の感想を明記の上、【メール】hiratsuka@townnews.jpへ。11月22日(金)締め切り。問い合わせは同ホール【電話】0463・79・9907。

ピアノ演奏を奉納 11月24日 平塚八幡宮で

 平塚八幡宮で11月24日(日)、クラシックピアノによる「奉納演奏の夕べ」が開かれる。演奏者は平塚市出身・在住のピアニスト・能條貴大さん=人物風土記。能條さんは武蔵野音楽大学大学院を卒業後、ソロ演奏やコンクールのピアノ伴奏、NHKテレビ・ラジオ体操の演奏などを務める。

 奉奏曲は岡野貞一『朧月夜』やドビュッシー『亜麻色の髪の乙女』など。予約制で初穂料3千円。午後5時〜6時30分。申し込みは平塚八幡宮社務所【電話】0463・23・3315。

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平塚市役所 新ロゴマンホール設置

 平塚市の新スローガン「あったかひらつか」のロゴマークが印字されたマンホールが11月7日、平塚市役所南東の4カ所に設置された=写真。

 これまでは、旧スローガン「手をつなぎたくなる街 湘南ひらつか」のロゴマークが印字されていた。市では「市民の皆さまにロゴマークに親しみをもってもらえれば」と話している。

スカイランタン(R)の様子

大磯まつり 夜空彩る幻想の灯 1万7千人が来場

 大磯らしい潤いづくり協議会が主催する第3回大磯まつりが11月9日、大磯ロングビーチ駐車場で開催された。1万7千人が来場し、明治をテーマに催された仮装パレードや、初実施のスカイランタン(R)を楽しんだ。

 同協議会の芦川博昭会長は開会式の中で「大磯は挑戦し続ける町。今年は県内でも珍しいスカイランタン(R)を打ち上げます。夜まで楽しんでもらい、思い出を目に焼き付けてほしい」とあいさつ。会場内は大磯出身のシンガーソングライター・きばやしさんのライブのほか、偉人に扮した関係者らの仮装パレードなどで盛り上がりを見せた。

 午後6時頃、370個のスカイランタン(R)が夜空に上がると、来場者からは幻想的な光景に歓声が上がった。

さよなら“ダイクマ” ヤマダ電機跡に店名現る

 看板下に「ダイクマ平塚店」の文字が―。ヤマダ電機テックランド上平塚店の黒部丘への移店に伴い、外装を撤去した跡に現れた懐かしい名前=写真。通称「ダイクマ通り」の由来となり、市民に親しまれた同店について、ゆかりの深い2人は思いがけない店名との再会を喜ぶ。

子どもたちの聖地

 神奈川県を中心にディスカウントストアを展開していたダイクマ。「ダイナミック ダイクマ〜」という耳に残るCMソングを今も口ずさめる人は多いだろう。平塚市内では1975年に南平塚店が開店。79年に同店が閉店し、統合する形で上平塚に平塚店がオープンした。

 同店の斜向かいで73年から営業している不動産業「(有)アスリート」の代表取締役・高橋和也さん(56)は、「もともと周辺は畑ばかり。それが小学校低学年の頃にスカイラークができて、ダイクマができた。何でも売っていて驚いた。80年代は空前のガンダムブームで、毎週日曜は行列ができ、子どもたちの聖地のようになっていた」と目を細める。

 開店当初からダイクマ敷地内でその隆盛を見守ったスナックフード店「ポパイ上平塚店」は、今年10月のヤマダ電機移店に伴い、店を大磯に移すことになった。2代目の國分信祥さん(52)は、「父を手伝ってソフトクリームのコーンに紙を重ねていたのをよく覚えている。あの時のお客さんが今は子どもを連れて来てくれていた」と懐かしむ。

まちづくりの中心に

 そんなダイクマも昭和の時代をピークに経営規模を縮小していく。2002年にヤマダ電機の傘下に入り、隣接していた駐車場も閉鎖した。だが、20年以上たった今も「ダイクマ通り」の呼称は親しまれている。

 「26万人を擁する平塚だが駅は一つ。商店街と争うのではなく、駅から離れた場所に一つの通り、一つの商圏が出来上がったのは土地柄ならでは」と高橋さん。「ダイクマのおかげだったと思う」と話し、今も市民の中に息づく「ダイクマ通り」の由縁が垣間見えた。

アルミを流し込む様子

アルミ細工作りを体験 平塚のものづくり学ぶ

 アルミ鋳造で自動車部品を製造している平塚金属工業(達上ヶ丘)で10月26日、「自分だけのアルミ細工を作ろう」と題したワークショップが開催され、市内外から13人が参加した。主催は地域の魅力を発信する「ひらつか着地型観光推進委員会」、後援は「Make the Future」(田中純矢代表)。

 参加者は石こうボードを削ることで、漫画のキャラクターや動物など自分好みの型を制作。同社の工場で熱さ800度の液体状アルミが目の前で流し込まれるのを見学した。アルミは数分で固まり、完成した作品は持ち帰った。

 横浜市から母親と一緒に参加した水村梨紗さん(10)は「ライオンを作った。いつもできないことができて楽しかった」と笑顔で話した。

 同イベントは、平塚中等教育学校の生徒6人が授業の一環で企画運営を行い、参加者と一緒に平塚のものづくりを学んだ。同社の小久保明和社長は「こうした事業は初めて。鋳造は言葉だけだと分かりにくい。みなさんに知ってもらえて良かった」と話した。同社は自動車のエンジンの一部となるピストンのシリンダーを製造している。

大磯邸園 無料ガイドツアー 12月1日から22日まで

 明治記念大磯邸園(東小磯295ほか)が旧大隈重信別邸と陸奥宗光別邸跡の公開を記念した、邸宅ガイドツアーを12月1日(日)から12月22日(日)まで開催する。実施日3日前まで申込受付中。

 ツアーは午前9時、11時、午後1時、3時から各回約60分。事前予約制で、先着各40人。ホームページ【URL】https://www.meijikinen-oiso.jp/から申込み可能。悪天候時には中止となる場合もある。参加無料。

(問)同園【電話】0463・61・0101((月)除く午前9時〜午後5時)

市内各所でざる菊見ごろ 平塚市寺田縄と土屋で

 平塚市農の体験・交流館(寺田縄457の5)付近に咲くざる菊が見ごろを迎えている=写真。白、ピンク、黄、赤色など6種類、直径約60cmのざる菊約175株がずらりと並ぶ。

 ざる菊の手入れをする金田花の会(舩木徹会長)によると、今年は暑い時期が続いた影響で、開花が例年より1週間ほど遅れ、11月末ごろまで楽しめるという。

 舩木会長は「きれいに咲いているから、見に来て楽しんでほしい」と話した。

 ゴルフ練習場・グリーンパール(土屋2418)横の畑でも、黄、赤、ピンク、紫、白色の5種、約1450株のざる菊が見ごろだ=写真。

 同ゴルフ練習場の横山邦夫さん(写真右)が7年ほど前に50株から栽培を始めたざる菊。年々株の数や仲間が増え、昨年には市民団体「仲間で作るざる菊園」を立ち上げた。同団体の成川清会長(写真左)は「紫と白色のざる菊は少し開花が遅れているが、11月いっぱいは見頃なのでぜひ見に来て」と呼び掛けた。

大会の告知チラシ

車いすバスケを体験 17日、初心者向け大会

 初心者向けの「3×3車いすバスケットボール大会2024」が11月17日(日)、湘南ベルマーレひらつかビーチパークで開かれる。(公社)県理学療法士会湘南西部ブロック主催。

 障害の有無や年齢、性別を問わず、子どもたちも楽しめる3人制の大会。会場ではハンバーガーやソフトクリームを販売するショップも出店する。

 時間は午前9時30分〜11時30分。小雨決行。参加費500円(保険料など含む)。申し込みは3人チームでも、個人でも可。

競輪を体験できる就活イベント

平塚競輪場 体験型就活セミナー 12月7日 参加者を募集

 「体験型就活セミナー 競輪から学ぶプロスポーツ選手の世界」が12月7日(土)、平塚競輪場で開催される。午後1時40分〜4時30分。参加無料。

 大学生、大学院生、高校生、社会人を対象とした同イベント。当日は、スポーツに関わる就活についての話を聞けるほか、競輪選手から競技用の自転車についての基本的な知識が学べる。

 参加希望者は応募フォームに必要事項を記入の上、申し込む。定員30人(先着順)。来場特典あり。12月6日(金)締め切り。

 問い合わせは平塚競輪場【電話】0463・21・3935。

大玉柿を収穫する渡邊さん

大磯町 秋告げる橙色の宝石 大玉柿が出荷ピーク

 大磯特産の大玉柿が収穫期を迎えている。大磯町落葉果樹研究会に所属する渡邊農園(大磯町寺坂)では、60アールの畑で10品種以上の柿を生産。現在は甘柿の代表的な品種「富有」などが最盛期だという。

 今年は暑さの影響もあり、収量は例年より少ない見込みだが、同農園の渡邊康弘さん(60)は、「おいしさは変わらず。毎年予約してくれるお客様からも好評です」と太鼓判を押す。

 大磯で大玉柿づくりが始まったのは40年以上前のこと。摘蕾・摘果といった作業を一つひとつ丁寧に行い、厳選した果実に養分を集中させることで、通常の柿の1・5〜2倍近くの大きさに育てる。

 大玉柿は、生産量が限られているため、各農園の直売所などを中心に販売され、市場にはほとんど出回らない。

 渡邊農園では同農園の直売所(大磯町寺坂620)で販売。土日限定で午前10時〜。なくなり次第終了。雨天休止。

百番寄席 文化の秋に落語と音曲を 11月30日 ひらしんホール

 百番落語会による湘南百番寄席「柳朝・小すみ 二人会」が11月30日(土)、ひらしん平塚文化芸術ホール多目的ホールで開催される。午後3時開場、3時30分開演。

 春風亭柳朝さんの落語と、桂小すみさんの音曲を楽しむ。

 入場料は全席自由で前売り3千円、当日3500円。同ホールまたは湘南ケーブルネットワーク(SCN)で販売。

(問)SCN【電話】0463・22・1213

平塚のはんこ店で取材をする学生ら

テーマは体験 県政総合センター×大学生 観光リーフレット作成中 完成は来年3月

 神奈川県湘南地域県政総合センターと東海大学・産業能率大学が連携し現在、子育て世代が楽しめる体験をテーマに、湘南エリアの魅力を発信する観光リーフレットを作成している。

 リーフレットでは16カ所のスポットを紹介。学生らは6チームに分かれ、平塚市、茅ヶ崎市、藤沢市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町、寒川町の5市3町にある14カ所のスポットを取材した。各チームがそれぞれのスポットの魅力を引き出そうと、取材・調査する姿が見られた。

モニターツアー募集

 残り2カ所のスポットは、モニターツアー参加者のアンケート結果を参考に、リーフレットが作成される。

 同センターでは、12月10日(火)に「大磯町二宮町ぶらり街歩きツアー」を実施。現在、参加者を募集している。

 ツアーでは、鴫立庵での俳句教室や、オオイソコネクトでの昼食、灯りデザイン体験などを行う。参加費1人2200円。先着順で定員20人。11月26日(火)締め切り。

一條署長(左)と植村さん

大磯警察署 「病院職員」や息子を騙る詐欺を防止 二宮郵便局員の植村さんがお手柄

 大磯警察署(一條裕喜署長)は11月8日、特殊詐欺被害を防止したとして二宮郵便局の局員の植村紀介さんに感謝状を贈呈した。

 植村さんは10月25日、「200万円おろしたい」と二宮郵便局の窓口を訪れた80代の女性に応対。高齢だったことや引き出す金額が高額だったため用途を聞くと、「身内がガンで、直ぐに必要だから」と慌てた様子だったという。その後、「やっぱり800万降ろしたい」と突然金額が上がったことから、詐欺の可能性が高いと判断し、大磯警察署へ通報するなどして、被害を未然に防いだ。病院の職員や息子を騙った特殊詐欺(オレオレ詐欺)だった。

高橋伸昌会長(左)海岸清掃の様子

力合わせ海岸清掃 県法人会連合会

 一般社団法人神奈川県法人会連合会(高橋伸昌会長)は10月26日、地域社会貢献運動として、平塚市内の海岸で清掃活動を行った。

 当日は、神奈川県内の各法人会などから161人が参加。ペットボトルやたばこの吸い殻などのゴミ拾いに汗を流した。

 開会に先立ち、挨拶に立った高橋会長は「神奈川県法連の社会貢献活動は平成8年に全国法人会総連合が提唱したところからスタートしました。今回は7年ぶりの開催となります。昨年は台風の影響で勉強会のみの実施となりましたが、本日はほどよい涼しさの中、雨もなく海岸清掃日和となりました。楽しく色々な学びができると思います」と呼びかけた。

 今回の海岸清掃は、地元の平塚法人会協力のもと、場所の選定が行われた。清掃前には公益財団法人かながわ海岸美化財団の門脇努代表理事による事前説明を実施。海岸清掃にあたっての注意事項などが伝えられ、参加者は捨てて良いゴミとそうでない物など、正しく海岸清掃を行うための知見を深めた。

平田オリザさん講演会 11月23日 午後4時からおおいそ文化芸術祭の一貫で

 劇作家・演出家の平田オリザさんによる講演会が11月23日(土)、ノジマ大磯スクウェア大会議場(大磯町大磯1010)で開催される。午後4時から。

 12月8日(日)まで大磯町内で行われているおおいそ文化芸術祭の一貫。

 平田さんは文化による街づくりを題材にした講演や、演劇的手法を用いたワークショップを全国各地で開催している。今回の講演会では「新しい広場を作る」をテーマに話す。入場500円(予約優先)。中高生無料。定員150人。

 申し込み、問い合わせは二次元コードから。

地元の「旬」が大集合 大磯ふれあい農産物まつり

 大磯の新鮮な農産物が集まる「大磯ふれあい農産物まつり」が11月23日(土)、JA湘南大磯支店(大磯町月京6の7)で開催される。午前10時〜午後2時。小雨決行。

 野菜や大玉柿、みかん、手造りこんにゃく、やきそば、フランクフルトの販売のほか、スーパーボールすくいやあてくじが出店。ポン菓子やジュースの無料配布もある。

 農産物品評会褒賞授与式は午前10時30分〜。お楽しみ抽選券の配布は午前11時30分、抽選会は午後1時15分。午後0時15分頃には大磯高校生徒によるパフォーマンス「イソホークスヒーローショー」も実施する。

 問い合わせは大磯町産業観光課【電話】0463・61・4100。

体験会で野球仲間を募集 11月24日 大磯ドルフィンズ

 少年野球チームの大磯ドルフィンズが、メンバー募集のための体験会を11月24日(日)、大磯町立国府小学校のグラウンドで開催する。午後1時から。

 同チームは小学1年生から5年生の男女を対象として毎週土日に練習をしている。

 体験会は大谷翔平モデルグローブを公開して練習する。景品が当たるミニゲームも開催。動きやすい服装で、水筒と帽子を持参。チームから道具貸し出しあり。

(問)同チーム【メール】oiso.dolphins01@yahoo.co.jp

ジャズの響き絵画で表現

 平塚市在住の加藤宏さんと森田稜子さんの二人展「 ジャズの響」が11月12日(火)〜17日(日)、ギャラリー1045(平塚市明石町1の1東横イン1階)で開催される。午前10時30分〜午後5時30分(初日は午後1時から、最終日午後4時30まで)。

(問)同ギャラリー【電話】0463・22・7625

SDGs学ぶピクニック 11月10日 馬入水辺の楽校

 自然遊びなどを通して環境保全活動を行う、湘南いきもの楽校(臼井勝之理事長)が11月10日(日)、自然遊びイベント「湘南ピクニック 土手の下のSDGs」を馬入水辺の楽校(平塚市)で開催する。

 昼の部は午前10時〜午後3時。キャンドルが灯るどもしびの夕べは午前5時〜6時。雨天の場合規模を縮小して11月17日(日)に延期。

 馬入水辺の楽校のミニガイドツアーのほか恐竜模型の作成(1回500円)、トルコランタンづくり(1回500円)などの体験プログラムができる。ストラックアウトやくずのつる遊びなどの野遊びも予定。

 地産地消マルシェやキッチンカーの出店も。

 問い合わせは同会代表の臼井さん【携帯電話】090・5313・6327(午後8時まで)。

ベルマガ通信 11月9日ホーム湘南1-1札幌 J1残留決定、来季こそ残留争いからの脱却を! J1第36節vs 北海道コンサドーレ札幌

 前回のホーム戦、サンフレッチェ広島戦で発売となったベルマガ11号、首位を撃破したチームの好調ぶり、いけぴのグラビア&トレカ効果もあって、売れ行き好調です。ありがとうございます。

 今節は勝利すれば、自力でのJ1残留が決定する北海道コンサドーレ札幌戦。札幌も負ければ降格濃厚となる中、厳しい戦いが予想されました。

 後半戦だけなら、優勝争いをしていると言われる湘南ベルマーレ。26年ぶりのJ1での4連勝をさらに伸ばし、残留を掴みたい試合。前半は強度高い展開で、後半すぐに田中聡選手のミドルで先制。しかし9分後に守備の人数が揃っていながら、クロスから頭で同点に追い付かれます。そこからはロングボールを放り込み合う少々雑なゲームとなり、引き分けに終わりました。1時間後、ジュビロ磐田が敗戦したことで、湘南の8年連続のJ1での戦いが決定。

 毎年終盤ギリギリまで肝を冷やす戦いが多い印象ですが、後半戦の好調ぶりを来季は序盤から見せて欲しいところです。

(ベルマガ編集長 有坂玲)