青葉区版【11月28日(木)号】
優勝を喜ぶアルティメット部の部員ら

國學院大學アルティメット部 全日本選手権で初優勝 中京大学との接戦制す

 11月に福島県で行われた「第35回全日本大学アルティメット選手権大会」で國學院大學のアルティメット部が初優勝し、大学日本一に輝いた。11月22日、同部の前キャプテンの細谷伊織さん(4年)と新キャプテンの相川竜輝さん(3年)が本紙の取材に答えた。

 アルティメットとは7人対7人で行うフライングディスクを使ったスポーツ。100m×37mのフィールドでフライングディスクを落とさずにパスをして運び、コート両端のエンドゾーン内でディスクをキャッチすれば得点となる。

 同大会では、地区予選を勝ち抜いた24チームがトーナメント形式で対戦。同部は順調に勝ち進み、決勝戦で中京大学と対戦した。試合は前半から点を取り合う展開が続いたが、最終的には同部が7対4で勝利した。「試合直後は夢を見ているようだった」と細谷さん。「先輩方から『おめでとう』と言われてようやく優勝を実感した」と話す。指導者の鈴木一匡さんは「選手たちが本当によく頑張ってくれた。感動した」と喜んだ。

 同部は31年前に同好会として発足し、約10年前に「部」に昇格した。普段は河川敷などで週3回ほど練習する他、地域のスポーツ教室などで小学生に指導したりと活動は多岐にわたるという。全日本選手権を機に4年生が引退し、現在は約50人で活動中だ。

 同大会に向けては「各部員のモチベーションに差がある中で、『優勝』を目指す環境づくりが大変だった」と細谷さん。新キャプテンに就任した相川さんは「先代が築いた『國學院らしさ』を引き継いで、連覇を目指す」と目標を語った。

市内公立小中学校 いじめ認知件数 最多に 市調査で3年連続増

 横浜市教育委員会によると、市内の公立小中学校で2023年度に確認されたいじめの認知件数は1万6174件で、3年連続で増加したことが分かった。市教委は、いじめの定義が広がり、初期段階のいじめを積極的に認知したことなどを増加の理由としている。

 いじめの認知件数は小中学校ともに過去最多を記録。小学校では前年比32・2%増の1万3261件、中学校では前年比31・2%増の2913件だった。いじめ行為の内容は、小中学校ともに「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、小学校で53・2%、中学校で66%だった。

支援の輪広がり

 いじめの認知件数は近年、全国的に増加傾向だが、13年に成立した「いじめ防止対策推進法」が背景にあるとされる。同法では、いじめの定義を「被害を受けた子どもが心身の苦痛を感じているもの」と明確化。市教委は「子どもが少しでも嫌な思いをしたら、積極的にいじめと認知するようになって件数が増えた」といい、必ずしもいじめ自体が増えているとは断定できないと分析する。

 市教委は20年に市立中学の女子生徒がいじめが原因で自死したことを受け、今年9月からスクールカウンセラーの派遣回数を増加。いじめなどに悩む小中学生らが学校を通さずにスクールソーシャルワーカーに電話で相談できる窓口「学校生活あんしんダイヤル」の利用者は、開設した17年度は182件だったが、23年度は382件と約2倍に増えた。こうした取り組みがいじめの認知につながっているという。

 市内でいじめなどの相談を受けるNPO法人の関係者は「見過ごされがちな小さないじめが認知されることは良い傾向で、大きないじめを未然に防ぐ足がかりになる」と話す。市は「小中高生が主体的にいじめの未然防止について話し合う『横浜子ども会議』などを通し、啓発に努めていきたい」としている。

プロ野球ドラフト会議でオリックス・バファローズから2位指名を受けた 寺西 成騎さん 日本体育大学 4年

「痛み」を知るエース

 ○…3歳年上の兄の影響で野球を始めた小学3年生から、「プロになる」と信じて歩み続けてきた。今年のプロ野球ドラフト会議でオリックス・バファローズから2位指名を受け、夢の一歩を踏み出す。順位は自身の予想より上だったそうだが、野球部の仲間にとっては「想定内」。周囲の見立ての方が正しかったようだ。新入団選手の発表会は近々予定されており、「そこに立って初めてプロになった実感が湧くかも」と微笑む。

 ○…石川県の出身。小学校でも中学校でも全国大会に進むなど早くから頭角を現した。高校は、兄がエースで4番として甲子園に出場した名門・星稜へ。自身も1年時から甲子園のマウンドに立つなど順調な滑り出しを見せる。しかし、次第に肩の痛みに悩まされ、監督にも伝えず投げ続けて悪化。高校3年の春に手術を決断した。日体大に進学後もリハビリを重ね、本格的に投手復帰できたのは大学3年。春のリーグ戦でMVPを獲得するなど、完全復活を遂げた。「自分の身体への意識が変わった。怪我はつらかったが、悪いことばかりでもなかった」

 ○…大学では初めての寮生活を経験。「自炊はほぼゼロで外食ばかり」と苦笑する。青葉区に足を踏み入れたのも初めてだったが、今では投手陣で青葉台駅に飲みに繰り出すこともあるそう。体育会系のメンバーだけに、質よりも量が大事。「とにかくお腹いっぱいになれば満足」と笑う。

 ○…石川県に住む家族は「一番の支え」。リーグ戦での登板時には応援に来てくれるという。「次に実家に戻ったら、美味しいお寿司をご馳走したい」とにっこり。今年、地元では自然災害が続く。「大好きな石川県の皆さんに、元気と勇気を与えられるニュースを届けたい」と意気込む。

「ありがとう」伝える日 園児が郵便局を訪問

 勤労感謝の日にちなみ、日頃の業務に対する感謝を伝えようと、愛和太陽幼稚園(小泉議右園長)の園児23人が11月20日、美しが丘西郵便局を訪れた。

 「いつもありがとうございます」と元気に声を揃え、自分たちの似顔絵を描いた感謝状を局員に贈った園児たち。その後の質問タイムでは「どうやって遠くまで配達しているの」「どうして『〒』マークはこの形なの?」などの園児の疑問に、武田伸子局長と局員の深田大達さんが笑顔で答えていた=写真。他の局員や利用客も、ほほえましそうに見守っていた。

 武田局長は「子どもたちのかわいらしい声と笑顔に元気をもらえる。直接、感謝の言葉をいただくことで、局員の仕事の質の向上にもなっていると思う」と話していた。

もえぎ野中 460人が認知症サポーター 全校で養成講座を受講

 もえぎ野中学校(福田昌弘校長)で11月21日、全校生徒およそ460人を対象に認知症サポーター養成講座が行われた=写真。同校で養成講座の開催は初めて。人権教育の一環で、事前学習や下準備などは生徒会が主導した。もえぎ野地区で活動する講師役のキャラバン・メイトの他、青葉区キャラバン・メイト連絡会、もえぎ野地域ケアプラザ、青葉区役所、青葉区社会福祉協議会が協力した。

 最初に、キャラバン・メイトの柳直美さんが「認知症は皆さんのサポートで進行を遅らせられる可能性があります。サポーターが増えれば優しく住みやすい街になります」と語りかけた。その後、認知症の種類や症状、必要なサポートや予防対策が説明された。各学年代表者による事前学習の発表や質疑応答も行われ、終了後は受講を証明する認知症サポーターカードが生徒に配られた。

 学習を振り返り、「どうすれば優しくできるのか分かった」と話した馬原悠翔さん(1年)。上村明聖さん(2年)は「優しく接するように、少しの工夫を積み重ねたい」、川勝叡人さん(3年)は「サポーターとして積極的に行動し、助け合いの意識を広げていきたい」と話していた。
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左から中島隆雄区長、鳥屋尾会長、宇多範泰消防署長

荏田西連合 街を守るつながりづくり 2年間無火災を達成

 荏田西連合自治会(鳥屋尾彰会長)が、10月22日付で2年間の連続無火災を達成し、11月20日に区長表彰が行われた。

 横浜市の連続無火災地域表彰基準は、世帯数ごとに達成期間が設けられ、同連合が該当する5千世帯未満では2年間で区長表彰、その後1年経過ごとに消防局長表彰、横浜市長表彰と続く。

 鳥屋尾会長は「パトロールやゴミ拾い等、各地区で街の安全・安心を守っている。ラジオ体操やあいさつ運動といった地域のコミュニティーづくりも、防火・防犯につながっているのでは」と話していた。

ホイップクリーム作りに挑戦

東急(株) 小学生に体験の場を グループ各社が独自企画

 東急(株)が小学生を対象に実施する、ものづくりや施設見学などを行う体験型イベント「とうきゅうキッズプログラム」が11月から12月にかけて東急グループ各社で行われている。この取組は、幅広い事業を展開する同グループへの理解を深めてもらうことや東急ファンの醸成などを目的としており、今年で17回目を迎えた。11月16日には、(株)東急ストアが専門の講師を招き「クリスマスケーキ教室」を実施。午前・午後で親子が5組ずつ参加した。

 同教室では、講師が作業1つひとつの手本を見せながらケーキ作りについて説明。手間を減らすコツや洗い物を少なく済ませる方法など主婦目線のアドバイスなども交えながら進行した。

 その後、学んだことを生かしながらケーキ作りに挑戦した参加者。苦戦する場面もあったものの、”世界に1つだけのケーキ”を作り上げると満足そうな表情を浮かべていた。

 同プログラムに参加した谷口史龍さん(小4)は「クリーム作りが難しかったけど、楽しかった。次も参加したい」と感想を話した。東急ストアの担当者は「食品を扱っている会社なので、未来のお客さんになっていただければ」と開催主旨を話し、「皆さん満面の笑みで楽しんでくれる。今後も続けていきたい」と述べていた。

前列左から、中野さん、渡辺さん、荏田西三丁目ラベンダーの会(坂井哲会長)、花を育てる会(小宅博文会長)

街の美化に貢献 個人3人と2団体を表彰

 青葉まちの美化推進功労者表彰式が11月20日に行われ、個人3人と2団体が表彰された。

 同表彰は区内で各種美化活動や緑化運動、リサイクル活動等を行い、清潔で美しい街づくりの推進に功績のあった個人と団体に行うもの。当日は中島隆雄区長が感謝状を贈呈し、「皆さんの率先した活動のおかげで、きれいな街づくりの意識が地域全体に広がっていきます」と受賞者に感謝を述べた。被表彰者は以下の通り。カッコ内は推薦団体。敬称略。

 ▽中野貞子(中里北部連合町内会)▽松下ユウ子(荏田連合自治会/当日は欠席)▽渡辺幸野(市ヶ尾連合自治会)▽荏田西三丁目ラベンダーの会(荏田西連合自治会)▽花を育てる会(奈良北団地連合自治会)。

特別市について説明する山中市長(左から2人目)

「特別市」の必要性、山中市長が市民に力説 原日出子さん招いてシンポジウム

 横浜市が実現を目指す「特別市」のシンポジウムが11月23日、港南区民文化センター「ひまわりの郷」で行われ、約250人の市民が参加した。

 特別市は、市が県の区域外となり、原則として県の仕事を担い、権限や財源を市に一本化する制度。横浜市は実現することで、二重行政解消による無駄の削減やきめ細かい行政サービスが提供できると主張している。実現には法制化が必要で、他の政令市とともに実現を目指している。

二重行政解消で市民にメリット

 シンポジウムは市民に制度を知ってもらおうと市が企画した。前半は自治制度に詳しい一橋大学教授の辻琢也さんが講演。現在は県が幼稚園、市が保育所を管轄している状況を挙げ、「特別市になれば、業務を市が全て行うようになり、窓口が一本化されてより便利になる」などとメリットを説明した。

 後半は俳優の原日出子さんと山中竹春市長、辻さんが座談会を行った。山中市長は、交通安全対策に関する「スクールゾーン」の標識やガードレールなどは市、「一時停止」の標識や横断歩道、信号機などの規制に関係するものは県(警察)の所管になっている二重行政の例を示し、「市民からすれば、一本化してほしいというのが当然」と述べた。

 原さんは「今まで特別市について知らなかったが、市民の未来を考える上で、特別市になる選択肢があるのは良いこと」と語った。山中市長は特別市になることのデメリットについて「基本的には生じないと考えている」とし、「横浜市が成長し、周辺自治体も成長を享受してもらうことが可能になる」と必要性を力説した。

横浜市役所(資料写真)

横浜市職員の給与引き上げへ 人事委勧告受け、条例改正案提出

 横浜市職員の給与と期末手当・勤勉手当(ボーナス)を引き上げる内容を盛り込んだ条例の一部改正案が11月29日開会の市会第4回定例会に提出される。

 10月に市人事委員会から、民間給与との格差を埋めるための給与引き上げが勧告されていた。

 案では、初任給に関し、大卒で2万3800円、短大卒で2万2600円、高卒で2万1400円をそれぞれ引き上げる。ボーナスは現行の年間4・5カ月から4・6カ月に引き上げる。

高さ10mのツリーの前で横浜の思い出を語る神田愛花さん

赤レンガ倉庫に高さ10mの巨大ツリー 横浜市出身・神田愛花さんが点灯

 横浜赤レンガ倉庫に高さ約10mの巨大なクリスマスツリーが登場し、11月22日には横浜市出身のフリーアナウンサー・神田愛花さんが参加して点灯式が行われた。

 ツリーはモミの木を約2万球のLEDで装飾している。セレモニーに白のドレス姿で登場した神田さんは、ボタンを押してツリーを点灯させた。光り輝く様子を見て「幹から枝の先まで光り輝いていて、とってもきれい」と感激した様子だった。

 神田さんは横浜のお気に入りの場所として、横浜DeNAベイスターズが横浜スタジアムのそばで運営しているショップ「+B(プラス・ビー)」を挙げ、「レンガ造りで、アメリカの雰囲気も感じられる」と語った。

 ツリーの点灯は12月25日(水)までの午後4時から11時。12月7日(土)からはデビュー35周年を迎えた「DREAMS COME TRUE」とのコラボレーション企画として、メンバーの中村正人さんが監修した特別なイルミネーションが30分に1回実施される。

 問い合わせは横浜赤レンガ倉庫【電話】045・227・2002。

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桜木町駅前で演説を行った(左から)吉村氏、空本氏、金村氏、松沢氏

維新代表選 4人が桜木町駅前で演説 党再生など訴える

 日本維新の会の代表選挙に立候補している4人が11月23日、JR桜木町駅前で街頭演説を行い、10月の衆院選で議席を減らした党の再生へ向けた取り組みなどを語った。

 代表選は衆院選の結果を受けて代表を退くことを表明した馬場伸幸氏の後任を決めるもの。届出順に吉村洋文大阪府知事、金村龍那衆議院議員(比例南関東)、空本誠喜衆議院議員(広島4区)、松沢成文参議院議員(神奈川選挙区)の4人が立候補。告示の17日以降、全国で街頭演説会を行っている。

 桜木町駅前で吉村氏は「次世代のための党であるべき」、金村氏は「党員の声を聴く体制作りが重要」、空本氏は「地方の声を国へ伝えていく」、松沢氏は「皇居の関西移転など、東京一極集中の打破を進める」とそれぞれ訴えた。

神奈川県関係の2人出馬

 今回の代表選には、神奈川県に関係する松沢氏と先の衆院選で神奈川10区(川崎市川崎区、幸区)から立候補していた金村氏の2人が出馬。両候補の推薦人には県内の地方議員が名を連ねており、ある議員は「2人から推薦人の依頼を受け、対応に困った」と語り、代表選後の党県組織の行方を心配していた。

 投票は党所属の国会議員、地方議員などと一般党員によって行われ、12月1日の臨時党大会で新代表が決定する。

イベントに参加した関係者(IFAD提供)

貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立

 パシフィコ横浜内の横浜国際協力センターにある国際農業開発基金(IFAD)がこのほど、IFADの活動に賛同した若者が主体となり立ち上げたボランティア組織「IYCJ」の設立を記念するイベントを同センター6階で行った。

 IFADは、ローマに本部を置く国連の専門機関かつ国際金融機関。世界各地に40カ所の事務所を構え、開発途上国に暮らす人々の栄養改善などに取り組んでいる。2021年11月にIFAD日本連絡事務所が同センター内に開所。市民に食糧問題について考えてもらうイベントを企画するなど、身近な社会問題への関心を高める活動を多面的に進めている。

 同センターで行われたイベントには、同事務所の加藤真理子代表やIYCJの関係者らが参加。IYCJは食料安全保障と持続可能な農業に関する啓蒙活動を紹介し、展示ブースで取り組みの成果などを発表した。IYCJのリーダーを務める永田理華さんは「IYCJの設立は、日本のユースが飢餓や貧困などの地球規模の課題に対して強い関心と決意を持っていることを示している。これらの課題は加速する気候危機により、さらに悪化している」と述べた。

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る 投票受付中、抽選でプレゼントも

 横浜市は市内で起きた出来事などから市民に今年の大きなニュースを選んでもらう「2024年横浜10大ニュース」の投票受付を11月21日に開始した。

 「10大ニュース」は毎年行っており、出来事や市政ニュースの中から市民投票で決めるもの。今回は横浜BUNTAIの開館や横浜DeNAベイスターズ日本一、映画「帰ってきた あぶない刑事」公開など、29のニュースから5項目以内を選ぶか、項目にないものを記入して投票する。

 投票資格は市内在住者で、1人1回限り。市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/kocho/10_news/202410news.htm) から12月12日(木)まで投票できるほか、市役所市民情報センターや区役所広報相談係、行政サービスコーナー、地区センター、図書館などで配布するチラシに付いている専用はがきでの投票も可能。

 投票者の中から抽選で合計600人に横浜ゆかりの企業・施設から提供されるプレゼントが当たる。問い合わせは市民局広聴相談課【電話】045-671-2335。

区民アンケート実施中 区制30周年を迎えて

 青葉区は11月に迎えた区制30周年を振り返り、これからのまちづくりに活かそうと区民アンケートを実施している。12月13日(金)まで募集中。

 内容は「青葉区の魅力や誇りを感じているものは何か」「将来、こんな青葉区になってほしいという想い」など。希望者の中から抽選で200人に青葉区制30周年記念乗車券(東急線ワンデーパス)のプレゼントも。

 回答は二次元コードから。その他、Eメールや郵送、持参でも受け付ける。その場合の宛先など詳細はHP(https://www.city.yokohama.lg.jp/aoba/shokai/30-kinenjigyo/enquete.html)を参照。

おばあちゃん先生の子育てコラム 第50回 食育と「いのち」

 この夏、さまざまなナスが採れたのでお昼に二切ずつ、分け合って食べました。お母さまから「ナスを食べなかったのに、食べるようになったんです。畑は食育ですネ」とうれしい一言がありました。

 紫色の花が咲き、大小、そして細長かったり丸かったりするナスの実は、5才年長級の子ども達と同じです。大きい子も小さい子も丸顔の子もいます。このクラスの子ども達は、来年の4月にはそろって小学校へ行ってしまう...。盛りを過ぎた今、2、3個大小丸いナスはシワシワ、冷たい風にゆすられて、じっとそのまま。いったいどんなナスになっていくのかなと朝に、夕に、子ども達の目に、そして、心に映って、残っていくのではないかと思います。

 帰り際に指さしながら、会話をしている母と子の姿を見つけました。やがて、ナスは地に落ちて、種は土や水に力をもらい、太陽のもとで「いのち」がリレーされることを、話しているのでしょう。きっと、きっとそんなことでしょうね。だって去年は、この寒空の畑にはオクラのとんがった実が一生懸命立っていました。「先生ェ〜、これどうすんのぉ...?」「そうね、このままにしておこうね」。春が来て、夏になるとオクラも、さつま芋畑に、すまして立っていたのを見つけた子が「植えてないのに!」と言ったのを思い出しました。

教えて!職人さん vol.17 「雨漏り対策」についてのアドバイス【1】

 Q...近年、地球温暖化の影響で相対的に降水量が増えているといわれています。屋根の雨漏り等についてアドバイスを。

 A...外壁塗装は、外見上のみならず雨などの水分が屋内に侵入するのを防ぐためにも重要です。適切な塗料を選ぶことで、外壁の防水性の向上が期待できます。

 Q...そもそも雨漏りはなぜ発生するのですか?

 A...主な原因は3つ。「屋根の劣化」「外壁のひび割れ」「屋外と屋内をつなぐ部分=シーリング剤の劣化」です。このうち、もっとも雨漏りの原因として多いのが「外壁のひび割れ」であり、雨漏りが発生した場合、比較的被害が大きい原因と考えられています。

 Q...「屋根の劣化」が主な原因ではないの?

 A...屋根の劣化が雨漏りの最大の原因であるとお思いの方も多いと思いますが、屋根部分は設計当初から雨漏り対策がしっかりとなされているため、雨漏りの原因になることは少ないのです。

 Q...自分で確認する方法などはありますか?

 A...雨漏りは、目視での確認が難しい小さいひび割れや劣化箇所からの雨水の侵入等による「木材の腐敗」が原因です。

素人の目ではなかなかひび割れや劣化を見つけることが困難なので、雨漏りに不安を感じる場合は信頼のおけるプロの専門家に相談することをおすすめします。次回は「雨漏りを防ぐ塗料」についてお話させて頂きます。