旭区・瀬谷区版【11月28日(木)号】
「ハヤブサ」のポーズで県優勝の喜びを表現する選手たち

横浜隼人女子バレー部 3年連続の春高決める 県選手権を連覇

 「春の高校バレー」(第77回 全日本バレーボール高等学校選手権大会)の県予選を兼ねた大会(11月3日〜16日/トッケイセキュリティ平塚総合体育館ほか)の女子部門で、横浜隼人高校=瀬谷区阿久和南=が連覇を達成。1年生が活躍する若いチームで、3年連続となる春高出場を決めた。

悔しさバネに

 隼人の女子バレーボール部は2023年、初の県4冠を達成。前回の春高でも過去最高のベスト8まで勝ち進んだ。

 当時の3年生が引退し、始動した新チーム。新人戦、関東とインターハイの予選でいずれも県優勝を逃すなど、思うような結果が出ない時期が続いていた。

 「悔しい思いをバネに『春高を目指そう!』とみんなでミーティングを重ねて、厳しいトレーニングを積んできました」と三澤杏佳キャプテン(3年)。夏は走り込みなどフィジカル強化に力を注ぎ、ハードな練習を乗り越えることでメンタルにも磨きをかけた。

強豪を連続撃破

 約140校が出場した春高の県予選。隼人の攻撃は、日本代表(U―17)の一員として世界2位に貢献したマクアリスター アイリーン 心寧選手(2年)が牽引。守備はともにリベロの川嵜美涼選手(1年)と杉原南美選手(同)が要だ。

 トーナメントをストレート勝ちで進んだ隼人は、春高切符のかかる準決勝で市立橘と対戦。今年に入って県3冠の強豪で、関東とインターハイの予選で敗れた相手だ。第1セットは先取するも、第2セットを奪われる展開。最終セットは中盤まで12対17とリードを許していたが、マクアリスター選手のスパイクや佐々木結愛(ゆあ)選手(1年)のサーブなどで9連続得点を上げて、勝利を引き寄せた。

 続く大和南との決勝戦は、その勢いのままにストレート勝ちし、2年連続で頂点に立った。「若いチームならではの強みを出せた。夏のハードなトレーニングを乗り越えた点も大きい」と佐藤喜一郎監督。マクアリスター選手は「とても嬉しい。チームみんなの気持ちが一つになったから、勝ち進むことができました」と喜んだ。

 春高は1月5日に開幕。三澤キャプテンは「チャレンジャーの気持ちで、先輩たちを越えるベスト4を目指します」と力強く目標を話した。

旭区役所に設置された優先駐車区画

旭区総合庁舎 「優先駐車区画」を設置 市内の区役所で初

 旭区役所は11月18日、妊産婦や障害者、高齢者、けが人など歩行が困難、または移動の際に配慮が必要な人を対象とした「優先駐車区画」を同区総合庁舎に設置した。横浜市内の区役所では初めてであり、地域住民の生活を支える施設として、一層利用しやすくなることが期待される。

制度開始受け

 横浜市では、車いす使用者をはじめとした歩行困難な人が駐車場を利用しやすくなることを目的として、対象者に利用証を交付し、「車いす使用者用駐車区画」などに駐車しやすくする「パーキング・パーミット制度」を7月から導入していた。11月からは県全体に制度が拡大された。

 これは、同区画などに駐車する際にルームミラーなどに掲げることで、利用対象者ではあるが外見だけでは分かりにくい障害者などが安心して利用できるようになるという。

 同制度の導入にあたって市は、「優先駐車区画」の設置を推進する方針を表明していた。「車いす使用者用駐車区画」ほどの幅は必要とせず、施設の出入り口付近に設けられるという。

 旭区役所の担当者は「公共施設として率先したいという考えがあった」と語る。設置場所は区役所の地下入口の目の前。「これを機に、安心安全に手続きで来所できるようになれば」と担当者は期待する。

スペース確保が課題

 その上で横浜市健康福祉局の担当者は、「駐車場のスペースが限られているほか、一般利用者の区画を転換した場合、利用待ちが新たに発生しうる」と課題を説明する。旭区役所では公用車の駐車スペースを転用したが、他のケースでの導入へのハードルになりうる。

 現状、横浜市の区役所での順次導入を進めているが、西区役所ではスペースの関係から設置できないという。「市営の駐車場も含めて、可能な場所から整備していく」と市の担当者は話す。

 同制度や優先駐車区画に関する問合せは市福祉保健課【電話】045・671・2443。

プロ野球ドラフト会議2024で福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けた 庄子 雄大さん 神奈川大学4年 22歳

ハマっ子から鷹の韋駄天へ

 ○…ドラフト会議の様子は、監督や部員とともに横浜キャンパスで見守った。前巡で指名された選手の紹介映像が終わると、突如画面には自身の名前が。「周囲の声で気づいた。予想より上の指名で驚き」と安堵の表情を見せる。神奈川大学野球連盟のリーグ戦では遊撃手で4季連続ベストナインを受賞。俊足を武器にプロでも1年目からの活躍を誓う。

 ○…旭区出身。幼少期は自宅前の公園で父とキャッチボールをしていた。小学校の同級生に誘われて、野球を始め、中学時代は中本牧リトルシニアで汗を流した。「野球がうまいだけじゃダメ」との村上林吉監督の言葉を受け、人としても大きく成長した。高校は名門横浜高校へ。現在もプロで活躍する選手たちとプレーを共にした。卒業後のプロ入りを目標に神大に進学。岸川雄二監督とともに、一から打撃を強化してきた。今秋のリーグ戦では、5季ぶりの優勝を達成。「一番の思い出。いい仲間と巡り合えた」と4年間を振り返る。

 ○…自慢の足は小中学校時代から健在で、「運動会や徒競走では負け知らず」とはにかむ。希望が丘中の外周はランニングを繰り返した思い出の場所だ。大学での寮生活も、オフの日は「ほとんど寝ていた」と野球漬けの日々。たゆまぬ努力の先で夢を掴んだ。

 ○…チームには横浜高校の先輩の近藤健介選手が在籍。首位打者を獲得するなど日本を代表する強打者は、バットも同じモデルを使用する憧れの存在。「打撃や体のケア、私生活のことなど話を聞きたい。早く一緒に野球をやりたい」と目を輝かせる。プロでは、盗塁王のタイトル獲得を目標に掲げる。「足で名前を知ってもらい、将来は日本を代表する選手になりたい」

瀬谷区音楽協会 25日にXmasフェス 歌いながら国際交流

 クリスマスソングやミュージカルが体感できる「クリスマスフェスティバル2024」が12月25日(水)に瀬谷公会堂で開催される。午後1時〜4時(30分前開場)。

 瀬谷区音楽協会が主催するフェスティバル。同協会は今夏にユニバーサル音楽ワークショップを行っており、今回は冬編という位置付けだ。

 第1部(1時〜2時15分)はピアノ連弾や声楽アンサンブルによる世界のクリスマスソングが披露されるほか、ファミリー・ミュージカル「ブレーメンの音楽隊」が上演される。入場料は大人700円、高校生まで300円、6歳以下無料。

 第2部(2時30分〜4時)のテーマは「音楽でつながろう!みんなDE瀬谷の国際交流!」。国際交流に関する話や、「イッツ・ア・スモールワールド」などを歌い、楽しみながら多文化共生への理解を深める。参加費無料。

 第1部のチケットは瀬谷公会堂や瀬谷区民文化センターあじさいプラザ、タカミネスポーツで販売中。問い合わせは同協会【携帯電話】090・4592・0369、【メール】onmachiseya@gmail.com。

阿久和小の運動会で使われた法被を身にまとって配布した

横浜瀬谷こども食堂こころ 思い出の「あくわパン」提供 メニュー復活に喜びの声

 ボランティアグループ「横浜瀬谷こども食堂こころ」(相原和行代表)が11月14日に開いた同食堂で、今年4月にいずみ野小学校=泉区=と統合した阿久和小学校の伝統メニュー「わくわくあくわパン」を当日限定で提供した。

 この試みは、昨年同団体が阿久和小の児童からメニューのレシピ提供を受けた際、「思い出のパンを残していきたい」という思いを受け、それを実現するために実施したもの。筒井京子副代表は「子どもたちとの約束で、同じ時期に提供していくことになったんです」と話る。開催に向けて味を再現するため、レシピ通りの素材を手配するなど工夫したという。

 当日は、多くの子どもたちが食堂に来訪。大きなひき肉の入ったカレー味のあくわパンに喜びの声をあげた。

 また、現在はいずみ野小に通う元阿久和小の児童8人も運営に協力。来場者へのパンの配布などを担当した添田櫂生(かい)さんは、「思い出がよみがえり嬉しかった。これからは、いずみ野小の友だちとパンを楽しみにしたい」と復活を喜んだ。

 同グループの佐藤康副代表は「子どもたちの笑顔が見れてとても嬉しい」と語った。

12月は通常開催

 同食堂の12月開催は4日(水)と25日(水)。午後5時から7時まで。県営阿久和団地ショッピングセンターで実施(6時30分ラストオーダー、70食限定でなくなり次第終了)。メニューは未定で、子ども無料、18歳以上は300円。小学生以下は保護者同伴、または送迎を。

 (問)同グループの佐藤副代表【携帯電話】090・8500・5070

スポフェスで健康チェック 12月4日 瀬谷センターで

 瀬谷センター=瀬谷区瀬谷3の18の1=で12月4日(水)、「第6回せやシニアスポーツフェスティバル」が開かれる。午後1時から4時。

 瀬谷区シニアクラブ連合会が主催するイベント。当日は、大きな網を床に敷き、それを踏まないように慎重に歩く「ふまねっと」や、専用のボールをマットに投げて落ちた場所の点数を競う脳トレ運動「マットス」、自身の血管年齢や脳年齢、骨密度などを測れる健康測定体験コーナー(先着で粗品をプレゼント)が開かれる。

 担当者は「参加の際は、スリッパ以外の内履きと、外靴を入れる袋を持参してください」と呼びかける。

 事前予約は不要。参加費無料。問い合わせは同連合会事務局【電話】045・303・2845。

中屋敷地区セン 1日にXmasマーケット 体験WSや映画上映も

 瀬谷区の中屋敷地区センター=中屋敷2の18の6=で12月1日(日)、恒例の「クリスマスマーケット」が開かれる。午前10時から午後3時。

 同地区センターが主催するイベント。当日は地域の飲食店や団体が出店し、クリスマスにちなんだ菓子や生花、小物などを販売。また、ミニキャンドルやお菓子のリース作りなどを体験できるワークショップ(有料)も予定している。

 ロビーステージでは午前10時30分から大道芸人がパフォーマンス。午後0時30分からはガリレオシリーズ(東野圭吾著)を原作にした映画、「沈黙のパレード」が上映される(参加費300円プレゼント付/希望者は30日(土)までに同施設窓口または電話で申し込み)。

 入場無料。問い合わせは同地区センター【電話】045・304・3100。

準優勝を果たした選手たち

瀬谷シニア 粘りの野球で関東2位 先輩の強み受け継ぎ

 瀬谷リトル・シニア野球協会のシニアチームが「2024 ミズノ旗杯 関東連盟秋季大会」(10月13日〜11月10日、S&D昭島スタジアムほか)で準優勝に輝いた。

 この夏に中学3年生が引退し、新体制となっている瀬谷シニア。星雄一郎監督によると、エースの小林隼英(はやぶさ)キャプテン、浅野陽向選手、平野奏選手など投手陣が揃い、守備が安定している。また、夏に全国3位になった3年生から受け継いだという、接戦をものにする粘り強さも大きな特徴だ。

 48チームがトーナメントで優勝を争った同大会。初戦(対・練馬)を9対1と大勝した瀬谷シニアは、2回戦(浦和)も6対2で勝利。3回戦(武蔵府中)は劣勢をひっくり返して8対3と逆転勝ちすると、準々決勝(浦安)と準決勝(取手)も4対3、4対2と接戦を制した。決勝は世田谷西に0対7で敗れたが、準優勝となった。

 浅野選手が敢闘賞を受賞。中田大智選手(捕手)、篠田琳太選手(遊撃)、小林キャプテン(外野手)がベストナインに選ばれた。

 「3年生のようなチームになれるよう、みんなで話し合いながら練習してきました」と小林キャプテン。準優勝を喜ぶ一方で、「世田谷西との決勝は力負けでした」と悔しさを滲ませる。チームは来年の全国選抜大会に出場予定で、「関東決勝での悔しい気持ちを晴らせるよう、鍛錬を積んで優勝を目指します」と意気込んでいる。

左から斉藤さん、五十嵐さん、佐藤さん

旭おはな ねんりんピックで初の金 ソフトバレーの部で圧倒

 10月に鳥取県で行われた「ねんりんピック はばたけ鳥取2024」のソフトバレーボールの部で、横浜市代表として出場した、旭区を拠点とするチーム「旭おはな」が金メダルを獲得した。3回目のねんりんピック出場で初の快挙を成し遂げた同チーム。監督兼選手で旭区在住の五十嵐裕子さん(75)は「選手間の声掛けを徹底できた」と要因を説明する。

 今回の大会は全国から64チームが参加。7ブロック各3組ずつに分かれ総当たり戦を行い、各ブロックの同順位チームがさらに総当たりし、1位グループでは金メダルを争う。

 旭おはなは計4試合を戦い、全てストレート勝ちと圧倒。メンバーで旭区在住の斉藤美智子さん(63)は「自分の大きく通りやすい声が武器になったのでは」と話す。

 それでも1位グループでの「Let津 桜華夢」(三重県代表)戦では、第1セットを落としそうに。「高い技術を持ち、背も高いチーム。意思疎通の徹底を再確認して乗り越えた」と五十嵐さんは振り返る。

楽しく、でもしっかり

 旭おはなは、五十嵐さんが約16年前に創設したチーム。「元々ママさんバレーをやっていて、また体を動かしたいと思い、知り合いに声をかけた」という。その後は紹介などでメンバーが増え、現在は21人が所属。「楽しく、でもしっかり練習」をモットーに活動を続けている。

 旭区在住の佐藤篤子さん(65)は「バレーを長く続けたいし、その中で良い成績が出せたら嬉しい」と語る。

今宿ケアプラで発表会・作品展 12月6、7日

 今宿地域ケアプラザ=旭区今宿町2647の2=で12月6日(金)と7日(土)、「利用団体発表会&作品展」が行われる。

 発表会では「今宿ギターサークル」などが登場。作品展では「あみあみ会」などが日頃の成果を披露する。

 発表会は午前10時40分から午後2時50分(0時20分〜1時除く)、作品展は午前10時30分から午後5時(7日は3時30分まで)。(問)同施設【電話】045・392・0309

高齢者の収穫を手伝う子どもたち

旭区中白根町内会 サツマイモ堀りで賑わい 子どもも収穫手伝い

 旭区中白根の齋藤農園で11月16日、中白根町内会(金平光雄会長)の会員を対象にしたサツマイモ収穫体験が開かれた。

 この催しは同町内会の金子純副会長が、農園の持ち主の齋藤良彦さんに協力を依頼したことで実現したもの。サツマイモの収穫体験は昨年に続き2回目となる。

 当日は、用意された700株を町内会の住民が収穫。大きな芋が穫れると、参加者から歓声が上がった。

 また、今回の催しでは高齢者の代わりに収穫を手伝う「キッズお助け隊」が同町内会の子どもを対象に募集され、当日は11人が参加。「困った人たちの助けになりたい」とお助け隊に加わった塚田一稀さんと莉心(りこ)さんは、依頼を受けると丁寧に芋を掘り高齢者に手渡し。「昔はどういう遊びをしていたの」と、高齢者に質問するなどして交流を楽しんだ。

 収穫を依頼した小梁くに子さんは、「代わりに掘ってくれて助かった」と感謝を述べた。

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小浦副会長(右から2人目)から高岩実行委員長(中央)に感謝状が贈られた

灯篭祭り実行委員会 能登の伝統祭事を支援 現地神社奉賛会から感謝状

 瀬谷区で毎年7月に開かれる「七夕灯篭祭り」の実行委員会(高岩敏和実行委員長)が11月16日、石川県能登で開かれる宇出津(うしつ)八坂神社の「あばれ祭」に約100万円を寄付し継続開催に貢献したとして、同神社奉賛会(藤田長寿会長)から感謝状を贈られた。

 当日は、同奉賛会の小浦肇副会長が灯篭祭り実行委員会の事務局になっている瀬谷区の長屋門公園に来訪。あばれ祭の特徴や開催に至るまでの経緯を高岩実行委員長や植木八千代瀬谷区長らに語るなど交流した。

灯篭通し繋がり

 同実行委員会は、毎年寄せられた支援金の一部を各地で発生した災害の復興支援として寄付している。これまでは現地の社会福祉協議会などに寄付金を渡していたが、今回は七夕灯篭祭りと同じく灯篭を使用する「キリコ祭り」を支援しようと同実行委員会の酒井剛副実行委員長が提案。話し合いを経て支援が決まった。

 実行委員会事務局の担当者が能登町の役所に連絡したところ、職員から能登のキリコ祭りの先陣を切って開かれる「あばれ祭」を紹介され、交流が生まれたという。

 高岩実行委員長は、「未曽有の災害に、現地の人たちは心を痛められたと思う。義援金を送ることで、『応援している』という思いが伝えられたら」と話した。

 小浦副会長は、「これほどの支援をいただきありがたい。繋いだ縁を大切に、今後も交流を続けていきたい」と感謝を述べた。

(株)安田物産 お弁当を無料配布 日本一記念で限定260個

 プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」のオフィシャルスポンサーを務める「株式会社安田物産」(安田幹仁代表取締役社長)が12月7日(土)、瀬谷医院駐車場(横浜市瀬谷区瀬谷4の8の8)で子ども用の弁当を無料配布する。正午から。雨天中止。

 同球団が26年ぶりに日本一に輝いたことを受け、同社の給食センターで作られた限定260食を配布する。なくなり次第終了。開始時間より前に並ばないようご協力を。

 問い合わせは同社【電話】046・261・9700へ。

操法を披露する参加者=瀬谷消防署写真提供

「市民防災の日」瀬谷区推進委 訓練で地域連携強化図る 区内から11チーム参加

 瀬谷区の二ツ橋公園で11月10日、火災時の被害軽減や地域連携強化を目的とした「町の防災組織初期消火合同訓練会」が開かれた。

 「市民防災の日」瀬谷区推進委員会が主催する同訓練会。1チーム4人で資機材を活用し、火点に見立てた的を放水で倒すまでに費やした時間や、安全に訓練が行われているかという点から順位を決める。

 当日は、各連合自治会町内会長から推薦を受けた防災組織や、連合未加入で参加を希望する防災組織など11チームが参加。植木八千代区長らが見守る中、日ごろの訓練成果を披露した。

 同消防署の細川直樹署長は、「このような訓練会などを通して、災害に強い瀬谷区につなげていきたい」と話した。

 順位は以下の通り。

 ▽最優秀/瀬谷北部町内連合会 マークスプリングス自治会▽優秀/相沢町内連合会 選抜チーム▽優良/宮沢連合自治会 ふれあい会

特別市について説明する山中市長(左から2人目)

「特別市」の必要性、山中市長が市民に力説 原日出子さん招いてシンポジウム

 横浜市が実現を目指す「特別市」のシンポジウムが11月23日、港南区民文化センター「ひまわりの郷」で行われ、約250人の市民が参加した。

 特別市は、市が県の区域外となり、原則として県の仕事を担い、権限や財源を市に一本化する制度。横浜市は実現することで、二重行政解消による無駄の削減やきめ細かい行政サービスが提供できると主張している。実現には法制化が必要で、他の政令市とともに実現を目指している。

二重行政解消で市民にメリット

 シンポジウムは市民に制度を知ってもらおうと市が企画した。前半は自治制度に詳しい一橋大学教授の辻琢也さんが講演。現在は県が幼稚園、市が保育所を管轄している状況を挙げ、「特別市になれば、業務を市が全て行うようになり、窓口が一本化されてより便利になる」などとメリットを説明した。

 後半は俳優の原日出子さんと山中竹春市長、辻さんが座談会を行った。山中市長は、交通安全対策に関する「スクールゾーン」の標識やガードレールなどは市、「一時停止」の標識や横断歩道、信号機などの規制に関係するものは県(警察)の所管になっている二重行政の例を示し、「市民からすれば、一本化してほしいというのが当然」と述べた。

 原さんは「今まで特別市について知らなかったが、市民の未来を考える上で、特別市になる選択肢があるのは良いこと」と語った。山中市長は特別市になることのデメリットについて「基本的には生じないと考えている」とし、「横浜市が成長し、周辺自治体も成長を享受してもらうことが可能になる」と必要性を力説した。

横浜市役所(資料写真)

横浜市職員の給与引き上げへ 人事委勧告受け、条例改正案提出

 横浜市職員の給与と期末手当・勤勉手当(ボーナス)を引き上げる内容を盛り込んだ条例の一部改正案が11月29日開会の市会第4回定例会に提出される。

 10月に市人事委員会から、民間給与との格差を埋めるための給与引き上げが勧告されていた。

 案では、初任給に関し、大卒で2万3800円、短大卒で2万2600円、高卒で2万1400円をそれぞれ引き上げる。ボーナスは現行の年間4・5カ月から4・6カ月に引き上げる。

高さ10mのツリーの前で横浜の思い出を語る神田愛花さん

赤レンガ倉庫に高さ10mの巨大ツリー 横浜市出身・神田愛花さんが点灯

 横浜赤レンガ倉庫に高さ約10mの巨大なクリスマスツリーが登場し、11月22日には横浜市出身のフリーアナウンサー・神田愛花さんが参加して点灯式が行われた。

 ツリーはモミの木を約2万球のLEDで装飾している。セレモニーに白のドレス姿で登場した神田さんは、ボタンを押してツリーを点灯させた。光り輝く様子を見て「幹から枝の先まで光り輝いていて、とってもきれい」と感激した様子だった。

 神田さんは横浜のお気に入りの場所として、横浜DeNAベイスターズが横浜スタジアムのそばで運営しているショップ「+B(プラス・ビー)」を挙げ、「レンガ造りで、アメリカの雰囲気も感じられる」と語った。

 ツリーの点灯は12月25日(水)までの午後4時から11時。12月7日(土)からはデビュー35周年を迎えた「DREAMS COME TRUE」とのコラボレーション企画として、メンバーの中村正人さんが監修した特別なイルミネーションが30分に1回実施される。

 問い合わせは横浜赤レンガ倉庫【電話】045・227・2002。

桜木町駅前で演説を行った(左から)吉村氏、空本氏、金村氏、松沢氏

維新代表選 4人が桜木町駅前で演説 党再生など訴える

 日本維新の会の代表選挙に立候補している4人が11月23日、JR桜木町駅前で街頭演説を行い、10月の衆院選で議席を減らした党の再生へ向けた取り組みなどを語った。

 代表選は衆院選の結果を受けて代表を退くことを表明した馬場伸幸氏の後任を決めるもの。届出順に吉村洋文大阪府知事、金村龍那衆議院議員(比例南関東)、空本誠喜衆議院議員(広島4区)、松沢成文参議院議員(神奈川選挙区)の4人が立候補。告示の17日以降、全国で街頭演説会を行っている。

 桜木町駅前で吉村氏は「次世代のための党であるべき」、金村氏は「党員の声を聴く体制作りが重要」、空本氏は「地方の声を国へ伝えていく」、松沢氏は「皇居の関西移転など、東京一極集中の打破を進める」とそれぞれ訴えた。

神奈川県関係の2人出馬

 今回の代表選には、神奈川県に関係する松沢氏と先の衆院選で神奈川10区(川崎市川崎区、幸区)から立候補していた金村氏の2人が出馬。両候補の推薦人には県内の地方議員が名を連ねており、ある議員は「2人から推薦人の依頼を受け、対応に困った」と語り、代表選後の党県組織の行方を心配していた。

 投票は党所属の国会議員、地方議員などと一般党員によって行われ、12月1日の臨時党大会で新代表が決定する。

11月27日瀬谷駅北口で パトカーや白バイ、県警マスコットも来訪 瀬谷警察署が交番の日にキャンペーン

 瀬谷警察署は11月27日(水)の「交番の日」制定記念日に合わせ、同日瀬谷駅北口広場でキャンペーンを開く。午後2時から3時。

 当日は、闇バイトなど犯罪予防を呼びかけるチラシなどを配布。また、パトカーや白バイなどの乗車体験もできる。さらに、県警マスコットの「ピーガルくん」と「リリポちゃん」も登場する予定。

 同警察署担当者は「ぜひ来てください」と呼びかけている。

 参加無料。雨天時は瀬谷駅改札前通路で実施(パトカー・白バイの乗車体験は中止)。問い合わせは同警察署【電話】045・366・0110。

講師の水谷さん※写真は合同例会の様子

空調付きテントやコックの料理 防災先進国イタリアの避難所とは 奉仕団体、12月14日に横浜市で講演会

 防災先進国と言われるイタリアの避難所運営などを専門家から学ぶ講演会が12月14日(土)午後2時から4時まで、神奈川近代文学館=横浜市中区山手町110=で開催される。主催は奉仕団体の横浜旭ロータリークラブ(北澤正浩会長)。

 イタリアの避難所はシャワー付きトイレや、空調が設けられた家族単位のテントが設けられ、コックの作る料理が提供される。発災後の避難所生活などが原因で亡くなる、いわゆる災害関連死もゼロとされている。

 講師は避難所・避難生活学会の常任理事で、工学博士の水谷嘉浩さん。水谷さんはイタリアの避難所を10回以上訪問しており、その仕組みについて研究している。災害関連の取り組みに注力している同クラブでは今年3月、水谷さんを横浜瀬谷ロータリークラブとの合同例会に招き、防災・減災について学んでいた。

 参加無料。事前申込制で、先着200人。希望者は専用フォーム(二次元コード)、または【FAX】045・362・0024(名前・連絡先・参加人数を明記)から申し込みを。

イベントに参加した関係者(IFAD提供)

貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立

 パシフィコ横浜内の横浜国際協力センターにある国際農業開発基金(IFAD)がこのほど、IFADの活動に賛同した若者が主体となり立ち上げたボランティア組織「IYCJ」の設立を記念するイベントを同センター6階で行った。

 IFADは、ローマに本部を置く国連の専門機関かつ国際金融機関。世界各地に40カ所の事務所を構え、開発途上国に暮らす人々の栄養改善などに取り組んでいる。2021年11月にIFAD日本連絡事務所が同センター内に開所。市民に食糧問題について考えてもらうイベントを企画するなど、身近な社会問題への関心を高める活動を多面的に進めている。

 同センターで行われたイベントには、同事務所の加藤真理子代表やIYCJの関係者らが参加。IYCJは食料安全保障と持続可能な農業に関する啓蒙活動を紹介し、展示ブースで取り組みの成果などを発表した。IYCJのリーダーを務める永田理華さんは「IYCJの設立は、日本のユースが飢餓や貧困などの地球規模の課題に対して強い関心と決意を持っていることを示している。これらの課題は加速する気候危機により、さらに悪化している」と述べた。

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る 投票受付中、抽選でプレゼントも

 横浜市は市内で起きた出来事などから市民に今年の大きなニュースを選んでもらう「2024年横浜10大ニュース」の投票受付を11月21日に開始した。

 「10大ニュース」は毎年行っており、出来事や市政ニュースの中から市民投票で決めるもの。今回は横浜BUNTAIの開館や横浜DeNAベイスターズ日本一、映画「帰ってきた あぶない刑事」公開など、29のニュースから5項目以内を選ぶか、項目にないものを記入して投票する。

 投票資格は市内在住者で、1人1回限り。市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/kocho/10_news/202410news.htm) から12月12日(木)まで投票できるほか、市役所市民情報センターや区役所広報相談係、行政サービスコーナー、地区センター、図書館などで配布するチラシに付いている専用はがきでの投票も可能。

 投票者の中から抽選で合計600人に横浜ゆかりの企業・施設から提供されるプレゼントが当たる。問い合わせは市民局広聴相談課【電話】045-671-2335。