平塚・大磯・二宮・中井版【12月13日(金)号】
シールで投票されたアイデアのボードと、参加する町民ら

中井町生涯学習施設建替事業 町民の声 基本計画に パブコメ12月23日まで

 中井町の生涯学習施設「農村環境改善センター」の建替えに伴い、新たな施設を作るためのワークショップ「わいがやサロン」の最終回が11月23日、同センターで開催された。全6回で、延べ475人が参加。中井町では現在、同センター建替えについての基本計画のパブリックコメントを募集している。

 「農村環境改善センター」の建替えは、同施設の老朽化によるもの。現在の中井町役場の後方、保健福祉センターの隣に建設予定で、図書室や多目的ホールなど既にある機能は保ちながら、新たな施設として生まれ変わる。

 ワークショップは、公共施設のプロデュースなどを行うアカデミック・リソース・ガイド株式会社の岡本真代表取締役がファシリテーターを担当。町内在住者だけでなく、習い事などで同施設に関わる町外からの参加も広く募った。

 これまで、先進事例の視察として東京都多摩地域を訪問したり、美・緑なかいフェスでアイデア投票するなど、今年6月から活動を実施してきた。最終回では、参加者から募った「新しい生涯学習施設で大事にしたいこと」をまとめた56項目を、その場で基本計画に落とし込んだ。路線バスや家族の迎えを待つことができる「待合スペース」や、リラックスして集えるソファなどの設置、サードプレイスとして利用しやすい図書館などが盛り込まれた。

 生涯学習課の担当者は、「町民の熱意を感じられた。想定していたよりもソフト面の充実を求める声が多く、実現できそうなものもたくさんあった」と話す。

 基本計画は中井町HPで公開中。パブリックコメントは12月23日(月)まで受け付けている。同事業の設計者の選定は公募型プロポーザルで実施する予定で、2月15日(土)に誰でも傍聴可能な形で最終審査を行う。次年度に基本設計、実施設計に入り、2027年12月の開館を目指している。

 これまでの取り組みは同サロン公式noteでも確認できる。

自慢のシクラメンを手に笑顔の雅幸さん(12月6日撮影)

平塚市吉川農園 シクラメン出荷始まる 猛暑の影響で3週間遅れ

 冬の贈答品として人気の「シクラメン」に異変が起きている。毎年11月下旬に出荷が始まり、12月上旬にはピークを迎えるが、平塚市万田の吉川農園によると、今年は例年よりも3週間ほど遅れているという。吉川雅幸さん(40)は「夏の猛暑に対応しきれず、花芽に遅れが出た」と原因を話す。

 同園では、雅幸さんと父の尚良さん(68)の2人で作業にあたる。約500坪のガラス温室に、バイカラーが人気のプルマージュをはじめ、シュトラウスやシューベルト、ロマネなどの定番はもちろん、昨年から栽培しているジックスなど、約40品種の赤やピンク、紫など色とりどりのシクラメンを栽培している。

 同園のシクラメンは、昨年11月に種をまき、1年1カ月ほどかけて栽培。雅幸さんによると「シクラメンは暑さに弱く、『夏越し』がテーマと言われている。今年は夜温が25度を下回ることがほとんどなく、夜間に回復できなかったので、花芽に遅れが出た。ただその分、年末まで良い株が楽しめる。時季は遅れたが、出来栄えは例年通り」と太鼓判を押す。

 11月30日から始まった出荷は、年末まで続く予定で、東京や川崎、厚木、小田原、静岡などの生花市場に約5000鉢の出荷を見込む。同園では直売、地方発送にも応じているほか、年末にはJA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」(寺田縄)でも購入することができる。

 問い合わせは吉川農園【電話】0463・31・8064。

平塚市資源回収共同組合の代表理事として県環境整備功労者表彰を受賞した 伊藤 惠久さん 平塚市中原在住 78歳

世のため人のために

 ○…市内14社が加盟する市資源回収協同組合の代表理事として、11月に県環境整備功労者表彰を受賞した。41年前の発足以来、行政と協力しながら循環型社会の構築に貢献する同組合。「受賞が目的だったわけではないが、これからも市民が『何をしたら喜んでくれるか』を大事に行動していきたい」と前を向く。

 ○…平塚生まれ平塚育ち。「学問より手に職を」という考えで、大野中学校を卒業すると、車の部品製造業、運送業などに従事した。40歳の時、リサイクル業を営む夫婦と出会ったことが転機となった。「安く仕入れたモーターから銅線などの資源を取り出して再利用する。ごみをただ捨ててしまうのではなく、活かすという方法を知った」と振り返る。

 ○…2006年、環境保全の機運が高まり容器包装リサイクル法が施行されると、全国の処理施設がパンクし、平塚市でもビンの原料となる「カレット」の引取先が無くなるという事態に。「そんな時、無理を押して助けてくれたのが付き合いのある業者さん。自分も困っている人に恩を返していこう」と心に誓った出来事だった。09年、組合の代表理事就任と同時に資源回収センターを開設。自転車や古紙・金属類、18年には布団などの資源物を無償で持ち込めるようにし、市民サービス向上に尽力してきた。

 ○…代表理事を務めて15年。一番リラックスできるのは同業の仲間たちと酒を酌み交わすひと時だ。「悩みを分け合い、自分の勉強にもなる場。みんな『伊藤さんのやることにはとことん付き合うよ』と言ってくれるのがうれしい」と微笑む。「今後は県養護学校などと連携して実習生の受け入れをより進め、地域福祉にも貢献したい」。世のため人のため、今日も仕事にまい進する。

旧相模小利活用事業者を募集

 平塚市では現在、2022年3月で用途廃止となった旧相模小学校(平塚市田村6丁目9番1号)について、利活用事業を実施する事業者を募集し、一般競争入札で決定する。

 入札参加受付期間は来年2月3日(月)〜2月14日(金)。入札は2月下旬に行われる予定。貸付開始は5月上旬を予定している。

 問い合わせは市資産経営課【電話】0463・21・8763。

応急給水訓練の様子(大磯町提供)

大磯町 津波土砂災害想定し訓練 能登教訓に給水も

 大磯町全域で11月17日、「総合防災訓練〜津波土砂避難訓練〜」が行われた。参加者は、町民、町内会・自主防災組織、民生委員など。

 相模トラフ沿いを震源とするマグニチュード8・2、震度6強の大規模地震発生と前日までに継続的な降雨が続いていた想定で実施された。

 元日に発生した能登半島地震で水不足が課題となったことから、町内の小中高を会場に給水タンクを用いた応急給水訓練も行われた。

<PR>
箱根 神秘の地バスツアー
箱根 神秘の地バスツアー
1月13日 平塚・二宮駅発
芦ノ湖北側に鎮座する九頭龍(くずりゅう)神社は、商売繁盛を願う経営者や縁結びのご利益を求める人が多く参拝する話題のパワースポット。神事「月次祭(つきなみさい)」... (続きを読む)
選手と関係者の記念撮影

大学選手権に向けエール 東海大ラグビー部 応援会

 第61回全国大学ラグビーフットボール選手権大会に出場する東海大学ラグビー部 シーゲイルズの応援会が11月30日、グランドホテル神奈中で開催された。主催は平塚市ラグビーフットボール協会(荻野宏治会長)。

 同部OBからの応援ムービーや現役選手の紹介、チームグッズが当たる抽選会、記念撮影などが行われ、23人の選手と集まった約200人の関係者が交流を楽しんだ。

 同部の木村季由監督(58)は、「これだけ多くの人に来てもらってありがたい。学生にとってこういった場でエネルギーをもらえる」と感謝を述べた。

 同チームは12月14日(土)、秩父宮ラグビー場(東京都)で明治大学と対戦する。

左から窪田さん、露木さん、添田さん、金目ガイドグループ・リーダーの小宮和高さん

金目エコミュージアム 森照吉の著作蘇らせる 遺跡発掘の様子綴る

 五領ヶ台貝塚の発見など、平塚の考古学の発展に寄与した研究者・森照吉(1873―1949年)。その唯一の著作『趣味乃中郡史』を後世に残そうと、金目エコミュージアム(米村康信会長)の有志が集い、このほど出版に至った。

 森照吉は南金目の生まれ。中郡を中心に遺跡の発掘に取り組み、収集物は縄文式土器や弥生式土器など総数434に上る。著作では先史時代の遺跡の状況などに加え、自身の考えやどのような人と行動したかなど日記のような記述も見られる。金目公民館の図書室の奥に保管されていたが、読解が困難で半ば忘れ去られていた。

 編集に携わったのは窪田一夫さん(71)、添田吉則さん(85)、露木正巳さん(71)の3人。元原稿はガリ版刷りのコピー本で、文字起こしは照吉独特の言い回しや造語、読めない箇所などが多く難航した。解釈が分かれる項目も多岐にわたり議論噴出。窪田さんは「原文を尊重するか、正しい情報に直すか判断に苦労した」と振り返る。

 着手から発行まで1年半の大事業。しかし、本書を読むと、当時の照吉の姿が見えてきた。「照吉が私の祖父の家の敷地で発掘したという言い伝えと合致する記述が見つかり、とても身近に感じた」と添田さん。露木さんは「資料的な価値はもちろん、照吉の人柄もにじみ出た一冊になった」と話した。

 同書は市図書館、博物館などに配付。金目公民館で販売もしている(1部500円)。

時代を見極め改革取り組む (株)湘南マツダ小林茂樹さん

 大磯、平塚など湘南エリアを中心に展開する自動車販売業「(株)湘南マツダ」(大磯町高麗)の代表取締役社長を勤める。17年前の就任時から綾瀬、厚木長谷など3店舗を増やし、売上高、従業員数ともに倍増させた。

 生まれは東京だが、第二の故郷とも呼べる大磯町を、「都会でも田舎でもない独特な場所」と評する。「ただ、会社を盛り上げることで地域にも還元できるはず」。新型コロナ流行期には町へ無償で車両を貸与し、PCR検査場への移動手段を持たない人の送迎に役立てた。そのほか、アマチュア・女子サッカー選手を仕事と両立できるような雇用形態で受け入れるなど、地域貢献も忘れない。

 「古い慣習にとらわれない」がモットー。10年ほど前から、レンタカー事業や部品販売の部門など新規事業を立ち上げたことも手掛けた改革の一つだ。「これからは人口減の時代。既存の顧客も含めた自動車の整備事業などにも重点を置き、新車の販売だけに頼らない経営ができれば」と展望を語った。

アイデアで光るものを フルサワ印刷(株)真下美紀さん

 今年110周年を迎えたフルサワ印刷株式会社(二宮町二宮)の4代目。「まちの印刷所」として創業し、今ではJR東日本の販促グッズのほか、駅構内や電車内のラッピングを手がけるなど事業は多岐にわたる。

 事業の発展のポイントはきらりと光るアイデアだ。2021年に長谷寺の本尊造立1300年を記念した「江ノ電」の車内ラッピングでは、床部分にドローン撮影した同寺の枯山水をプリント。五色幕をモチーフにした吊り革など、寺院の厳かさはそのままに、インパクトのあるデザインに仕上げた。「せっかく企業対企業でお仕事させていただくので、地域や文化、環境への配慮を踏まえた良い提案をしたい」と目を輝かせる。

 「ここまで続けられたのは、新しいことを取り入れる時も応援者であってくれた父の存在が大きい」と感謝する。現在、女性初の二宮町商工会副会長を務め、子育て中の女性を積極的に雇用するなど、女性活躍にも心を寄せる。「二宮を女性活躍日本一のまちにしたい」と笑顔を見せた。

「心地いい」を長く届けたい 野崎洋品店野崎優子さん

 学生服や婦人服を取り扱う野崎洋品店(二宮町二宮)で、親身な接客と直しなどのアフターケアを続けている。

 「おしゃれ着ではなく、普段の生活で着る婦人服を扱うお店は減っている」。通院などの帰りに定期的に足を運んでくれる顧客も多く「どんなものが着やすいか、自分でも試しながら販売しています」。介護中の家族のための服を買い求める人もいるといい、着脱しやすいものや、高齢でも扱いやすい大きめのボタンのものをすすめるなど、一人一人の立場やニーズにあった提案を心がけている。

 夫・伸一さんの父が1951年に創業した同店。開店当初は婦人服や紳士服のほか、作業着や子供服など、あらゆる衣料品を販売していたという。

 現在は二宮町内の学校の制服や体操服なども扱い、傷の直しなどアフターケアにも力を入れる。「義父が手縫いで直した制服を持ってきてくれる人が今もいる。お子さんたちが長く気持ちよく着られるように、続けていきたい」と話した。

石井署長(左)と門園さん

タクシー会社が逮捕貢献 特殊詐欺防止に感謝状

 特殊詐欺事件の容疑者逮捕に貢献したとして、平塚市南原のタクシー会社「追分交通(株)」の代表取締役・門園良崇さんに12月5日、平塚警察署から感謝状が贈られた。

 同署によると、11月21日、市内で発生した特殊詐欺事件の容疑者が同社のタクシーを利用しようとした。門園さんが配車依頼を受けた際、地元の人なら簡単に読める地名が読めなかったり、行先に最寄りの駅ではなく遠くの駅を指定した依頼者。さらにタクシーが到着しても依頼者がその場で待っていなかったことなどを不審に思い通報に至った。

 通報後もタクシーの位置情報を警察に提供し、特殊詐欺の被害男性からの通報も手伝って迅速な逮捕につながったという。石井清一郎署長から感謝状を受け取った門園さんは、「間違いも恐れず通報することが大事。これからも協力していきたい」と話した。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)
<PR>
「ご当地ギフト特集」贈り物・ご褒美に
タウン記者が取材
「ご当地ギフト特集」贈り物・ご褒美に
年末年始に贈りたい、地域密着のタウンニュース記者だからこそ知り得る「もらっても・あげても」嬉しい“ご当地ギフト”情報をお届けします。 (続きを読む)
賞状を持つ秋山会長

秋山博さん 総務大臣表彰を受賞

 平塚市金目地区の片岡北自治会会長を務める秋山博さん(87)がこのほど、総務省の「2024年度地縁による団体功労者総務大臣表彰」を受賞した。市内の自治会長では2人目の受賞。

 秋山会長は同自治会のほか、金目地区自治会連絡協議会会長と市自治会連絡協議会会長を兼務している。長年にわたる自治会活動の実績が評価された。秋山会長は「今まで一人で成し遂げたものはひとつもない。みんなの協力があってこそ。ありがたい気持ち」と謙虚に喜ぶ。

 2006年から同自治会の会長を務める。金目川土手の整備や草刈事業の推進をはじめ、金目川河床の掘り下げ整備、国道271号線(小田原厚木道路)沿いバイパスの利用促進、市道6号線の冠水対策などを実施している。

 現在、月2回自治会だよりを発行しているという。秋山会長は「コロナで希薄になった近所付き合いがとぎれないようにしたい」と話した。

平塚市 防火年賀状を募集 来年1月6日締め切り

 平塚市消防本部では現在、市内在学の小学生を対象に「防火年賀状」を募集している。新年の機会に火災予防に関心を持ち、防火意識を育むことを目的に初めて実施されるもの。小学1年生から6年生各学年に消防長賞1人、郵便局長賞1人の計12人が表彰される。結果は1月中旬ごろウェブサイトで公開される。

 応募方法は、年賀はがきに火災予防に関するイラストなどを自由に書き、市消防本部宛てに郵送する。宛先は〒254─8686平塚市浅間町9番1号 平塚市役所3階 消防本部予防課 予防担当。余白に応募者の小学校名、学年、名前を記載する。2025年1月6日(月)必着。

要約筆記の様子

二宮町 要約筆記を学ぼう 全3回の入門編実施

 二宮町では、聴覚に障害のある人などに対する文字で伝える情報伝達方法「要約筆記」を学ぶ講習会を開催する。入門編で、1月24日(金)、31日(金)、2月7日(金)の全3回。二宮町社会福祉協議会第1会議室で午前10時〜11時30分。参加無料。

 対象は手書き・パソコン(タッチタイピングができる人)合わせて12人。二宮町内在住、在勤者優先。

 二宮町の要約筆記サークル「てーくとーく」が講師を務める。難聴についての知識や「伝えるコツ」を学ぶとともに、難聴者の話を聞ける。

 申し込みは二宮町役場福祉保険課【電話】0463・75・9289。1月8日(木)締切。

遊技場3店が清掃活動 駅周辺や黒部丘で

 平塚遊技場組合に加盟するニラク平塚黒部丘店とマルハン平塚店、茅ヶ崎店が、11月30日に平塚駅周辺と黒部丘の清掃活動を行った=写真。

 当日は授業員ら12人が参加。ニラク平塚黒部丘店の永井健太郎店長は「少しでも地域の力になれれば。今後も毎月30日の定例行事にしたい」と思いを話した。

ミニゲームでプレーする市川選手(左)と児童ら

横浜FC市川選手 中井町の母校で授業 中村小児童に「夢」語る

 中井町立中村小学校に12月5日、同校の卒業生でJリーグクラブ横浜FCに所属する市川暉記選手(26・GK)が訪問し、5、6年生37人を対象に夢や目標を持つことの大切さを伝える特別授業「夢で逢えたら」を行った。

 市川選手の授業は昨年に続き2回目。プロサッカー選手を目指した経緯や、「人との出会い」、「楽しむこと」を大切にしてきたことなどを話した。児童や教員の夢を聞いた市川選手は「夢を言葉にすること、自信を持つことが大事」と背中を押していた。

 グラウンドでは市川選手指導のもとボールを使ったドリブルやパス練習、ミニゲームを行った。児童らは身長190cmの市川選手のヘディングなどのプレーに驚きながらも懸命にボールを追いかけていた。

 男子児童は「一緒にサッカーができて良かった。私も夢に向かって頑張りたい」と話した。

マークを紹介する鈴木さん

平塚市 タクシーに新ロゴマーク 民間企業で初めて

 平塚市豊原町の江南交通株式会社のタクシーに11月15日から、市の新ロゴマーク「あったかひらつか」のステッカーが貼られている。同マークと民間企業のコラボレーションは初めて。

 ステッカーが貼られているのは同社の所有するタクシーのうち「セドリック」9台、「プリウス」3台など計17台。広報担当者・鈴木悟さんが11月上旬、市のホームページでマーク使用の公募を知り、すぐに協力したいと申し込んだ。

 同社の女性乗務員は「高校生の娘も市のインスタグラムでマークを知って『かわいい』と言っていた」と話す。

 業務部長の鳥海将也さんは「小さな事かもしれないが、お客様との会話のきっかけにもなる。市のロゴマークの周知に寄与するとともに、利用する際の安心感にもつながれば」と期待を寄せた。

12月15日 スターライトフェス

 「第19回湘南平塚スターライトフェスティバル2024元気いっぱい...湘南よさこい」が12月15日(日)、紅谷町まちかど広場で開催される。午前11時30分〜午後4時。平塚中心商店街イベント実行委員会が主催。

 フェスでは、市内外のよさこいチーム15チームによるパフォーマンスや、日産サティオ湘南と湘南平塚モータースクール提供によるニューカーの展示、お楽しみブースも展開される。

 そのほか、中心商店街によるクーポン券の配布や各商店による販売合戦など盛りだくさんのイベントとなっている。

 問い合わせは米澤松文さん【携帯電話】090・1542・2160。

相談会の様子

平塚市 ららぽーとで空き家相談 専門家が対応

 平塚市主催の「空き家に関する相談会」が11月14日、ららぽーと湘南平塚で初開催され、6組の相談者が訪れた。

 全国的に空き家対策が課題となっている中、市民が気軽に相談できる場を設けようと市まちづくり政策課が企画。

 (公社)神奈川県宅地建物取引業協会湘南中支部、神奈川県司法書士会のメンバーが協力し、相談を受け付けた。

 不動産関連の相談を受けた同支部副支部長で(有)ミナミハウジングの代表取締役・奥山誠さんは、「相談者はみなさん真剣。様々なところに相談に行っているけれど、何がいいのか悪いのか分からないと言われた」と話した。同課の大内田卓望さんは「大勢が来る場所で今後も空き家のことを考える事業ができたら」と話した。

寒空の下、たすきつなぐ 平塚YEG駅伝に78組

 平塚商工会議所青年部(平塚YEG)主催「第34回YEGベルマーレカップ2024小学生駅伝競走大会」が12月8日、レモンガススタジアム平塚と周辺で行われた=写真。当日は78チーム・456人が参加し、5区間を走る対抗戦と個人種目のロードレースを実施。児童は力いっぱい寒空の下を駆け抜けた。

 各部門の1位入賞は以下の通り。敬称略。▽駅伝男子(混合)/BXRC▽駅伝女子/湘南Jr.AC▽ロードレース男子/石崎想太(GoGoファイブーズ)▽ロードレース女子/筒井結月(大野ベル)

ランタンの明かりを楽しむ子どもら

手作りランタン輝く 厳島湿生公園で「あかりの祭典」

 中井町井ノ口の厳島湿生公園で11月30日、手作りランタンの灯りを楽しむ「あかりの祭典」が開催された。

 会場内では地域住民たちの手作りランタンがハート形に並び、ツリー型のイルミネーションも訪れた町民らの目を楽しませた。飲食などの模擬店なども出店され、多くの来場客で賑わった。

 実行委員長の尾上文男さんは「地域の絆を感じる催し。いろんな角度から明かりを楽しんでほしい」と挨拶。訪れた6歳の男児は「ランタンの明かりがとてもきれいだった。来年も来たい」と楽しんでいた。

来年の織り姫募集 2025年 1月15日締め切り

 平塚市は第73回湘南ひらつか七夕まつりの「湘南ひらつか織り姫」3人を、12月16日(月)〜2025年1月15日(水)まで募集する。

 織り姫は、七夕まつりのほか、年間を通して様々な観光行事や公的行事、キャンペーンなどに参加するほか、SNS等で情報を発信し、平塚市の魅力を全国に発信する。

 応募資格は、平塚市に興味があり、七夕まつりが好きな人。観光イベント等をSNS等で主体性を持って情報発信ができる人。2025年4月1日時点で18歳以上(以前織り姫に選出された人以外)の人。選出された場合、勤務先や学校、家族等の了承を得られる人。タレント事務所等と専属契約をしていない人。

 応募方法は、湘南ひらつか七夕まつり公式ウェブサイトからエントリーフォームに必要事項を入力する。

 審査は、エントリー(書類審査)、1次審査(書類審査)、2次審査(面接)で行い、織り姫3人が発表される表彰式は5月下旬を予定している。

(問)湘南ひらつか七夕まつり実行委員会事務局【電話】0463・35・8107

川上さん(左)と横山コーチ

大磯テニスアカデミー コーチ・選手が活躍 秦野市テニス協会主催の大会で

 大磯テニスアカデミーのコーチ、選手が、このほど開催された秦野市テニス協会主催の2大会で好成績を収めた。8月から11月にかけて開催された第1回秦野市テニス選手権大会の男子シングルス一般で、同アカデミーコーチの横山洋一さん(42)が優勝、第15回秦野市ジュニアテニス大会(11月10日〜24日)の10歳以下(男女混合)シングルスで川上史織さん(9)が準優勝した。

コーチの背中見せ

 同大会で3回目の優勝を果たした横山さん。昨年、膝をけがしたことから2年半ぶりの大会出場となり、「優勝という形で復活できてほっとしています」と胸をなでおろす。

 決勝の相手は28歳だったといい、「年齢的にも運動量が上がることはない。技術はあるので、どれだけミスをなくすかに集中して勝ち切ることができた」と振り返る。

 コーチ歴22年。大会に出るのは、教えている皆さんに挑戦する姿を見せたいという思いから。「コーチだから勝たなきゃというプレッシャーがあった。みんな優勝をよろこんでくれてよかったです」と笑顔を見せた。

目指すはプロ選手

 川上さんは「習っていた英語の教材にテニスが出てきて興味を持った」と、小学校1年生の夏からテニスを始めた。「1人でいろんなことを考えながらやるのが楽しい」と笑顔を見せる。「プロ選手になりたい」と週4回の練習を重ねている。

 今大会では得意のフォアハンドが決まったといい、緊張もせず順調に勝ち上がった。「決勝の相手は守りを固めて、チャンスボールがきたら攻めてくるような子で苦手なタイプだった。負けてしまって悔しい」とぽつり。

 バックハンドの深い返しが苦手だといい、「そこを克服できれば次は勝てるはず。練習あるのみ。またチャレンジしたい」と話していた。

元旦に5Kmランニング 大磯運動公園で 完走者にはスープ提供

 大磯運動公園(大磯町国府本郷2126の1)が主催する「元旦Special day『パークラン&ウォーク5Km』」が2025年1月1日(水)、同公園で開催される。参加費無料。

 午前7時45分に管理棟周辺に集合し、8時にスタートする。対象は11歳以上(4歳以上11歳未満は保護者同伴)。

 運動できる服装と靴で参加。記録が必要な人は、バーコードをダウンロードして持参する。申込不要。駐車場は北口(山側)門外駐車場のみ利用可。

 完走・完歩者とボランティアには、お餅スープが提供される(限定50食)。

 問い合わせは大磯運動公園parkrun担当者【携帯電話】080・7783・7937。

澤田政廣氏ら現代作家の作品展 12月23日〜29日 現代具象彫刻研究所

 「澤田政廣と現代作家展」が12月23日(月)から29日(日)まで現代具象彫刻研究所(大磯町高麗2の25の32)で開催される。正午〜午後5時(最終日4時)。入場無料。

 文化勲章受章者の澤田政廣氏や金谷研介氏、波多野安希氏など17人の作家の作品約20点が並ぶ。テレビ番組で400万円の鑑定を受けた澤田氏の作品、『鹿屋野比売』も展示される。

 問い合わせは同研究所小泉正彦さん【携帯電話】080・6606・6375又は同研究所【電話】0463・62・1066。

 

 

全治一年の負傷を負った湘南ユース出身で神戸在籍の齊藤未月選手が試合後、湘南サポーターと旧交を温めた

ベルマガ通信 12月8日アウェー湘南0-3神戸 湘南に足りないものを学んだ最終節 ヴィッセル神戸優勝を見届ける

 思えば、試合前の記念写真撮影から歯車は狂っていたのかもしれない。

 カウントダウンを待たずに陣が解かれてしまうなど、雰囲気に呑まれているのは明らかだった。

 優勝に向けクオリティの高いサッカーを繰り広げる神戸を相手に、経験のなさからミスが生まれてしまう悪循環が湘南を襲った。キムミンテ選手は若い選手に対し「ミスしてもそれは経験になり次につながる」と伝え、後半の修正に繋がった。

 湘南が次のステージを見据えるために必要な経験を積んだのであれば、手も足も出なかったこの試合ですら血や肉にできるだろう。

 残留が現実的な目標となり勝ち続けた時を経て、来シーズンを見据える目標は何か。シーズン最後まで戦い抜くためにも序盤から勝利を積み重ね優勝争いを演じたい。

 湘南がまだ手に入れていない国内三大タイトルは、リーグ優勝のみであることを忘れてはいけない。

(ベルマガ・浜地隆史)