神奈川区版【1月1日(水)号】
活躍が期待される宮本選手、酒井選手、中野選手(左から)

神奈川大学が2年連続55回目の箱根路へ 「速さよりも強さ」で台風の目になれるか 箱根駅伝 あす号砲

 神奈川大学陸上競技部駅伝部が1月2日、3日の第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する。中野剛監督体制1年目での本選出場。昨年の総合21位の雪辱を果たすべく、「速さよりも強さ」を武器に10人一丸となり襷をつなぐ(12月21日起稿)。

 2年連続55回目の出場となる神奈川大学。総合5位だった2017年以来となる、トップ10のシード権獲得を目指す。12月11日には、横浜キャンパス=六角橋=で記者会見を開催。今季からチームを指揮する中野監督は、神大の選手として箱根駅伝の出場経験もある。「監督として箱根駅伝に戻るのが夢だった。箱根駅伝は人生そのもの」と思いを語る。

”強さ”で台風の目に

 前回大会では、10人中7人が当時の4年生。現チームは3年生を中心として中野監督の下、「速さよりも強さ」を意識して取り組んできた。練習からメンバー同士で競うトレーニングを取り入れたり、集団走の回数を増やしたりしてチーム力を底上げ。1年目から箱根駅伝と全日本の予選会を勝ち抜いた。特にトラックではなくロードに強みを持つ選手も多く、「1万m・5千mのタイムには表れない力を持っている選手も多い」と語る。総合力でシード権争いの台風の目となれるか。

 当日のレースプランについて「駅伝は先手必勝が定石」と中野監督が語る中、1区への出走が予想されるのが酒井健成選手(3年)。チームの盛り上げ役でもあり、箱根駅伝の予選会ではチームトップタイムを記録した。「ダークホースとして、自分がチームに勢いを与えたい」と切り込み隊長として期待される。

 続く各校のエースが揃う「花の2区」には、宮本陽叶選手(同)が出走予定。予選会では体調不良で棄権となったが「連れてきてくれた部員やマネジャー、監督らのために自分の走りをして恩返しをしたい」と話す。

 今年頭角を現して、メンバー入りした副主将の中野蒼心選手(同)は中野監督の甥。さらに父・幹生さんは98年の74回大会で、7区区間賞を記録し2連覇に貢献した。「個人の感情としては父と同じ7区を走りたい。特徴としては4区、9区が向いているかな」と笑顔を見せる。

区内では2区・9区

 神奈川区内では新子安駅〜横浜駅の国道15号沿いを2区と9区で駆け抜ける。「昨年は下位に沈む中、途切れない大声援が印象に残った」と中野監督。「選手たちは持てる全てを出してくれると思う。声援が大きな追い風になるのでぜひ沿道で応援を」と呼びかける。

 往路・復路ともに午前8時に号砲。共催の読売新聞社によると、神奈川区新町歩道橋の通過予想時刻は2日午前9時18分、3日午前11時56分頃とされる。

取材に答える山中市長

人にやさしいまち、横浜へ 山中市長が新年の抱負

 本紙では新年を迎えるにあたり、山中竹春横浜市長に2025年の抱負を聞いた。山中市長は、子育て支援や防災・減災対策、防犯対策などの取組を積極的に進める姿勢をみせるとともに、市民の声を大切に「人にやさしいまち」の実現に向け力を尽くす考えを示した。質問に書面と対話で答えた。(聞き手/木曽祐司・添田守男)

「子育てしやすさ」実感を

 ――市長就任時より、子育て支援に力点を置いてきました。

 「一昨年は子どもの医療費を無料化し、長年市民の皆様から望まれていた中学校での全員給食の導入を決定しました。全員給食は2026年4月の開始に向けた準備が着実に進んでおり、小学生の保護者向け試食会のアンケートでも75%の方に『良い印象を持った』と回答いただいています。

 昨年は、出産や妊婦健診に係る費用への市独自の助成を新たにスタートさせました。出産費用については、国の出産育児一時金50万円に加えて最大9万円を市独自で助成することで、市内公的病院での出産に係る基礎的費用を100%カバーできるようになりました。妊婦健診の助成額は5万円を上乗せし、政令市トップの水準となりました。46万人もの子ども(中学生以下)が暮らす『日本最大の子育て支援都市』として、皆様が安心して子育てをしていただけるよう取り組んでいます」

 ――子育て支援では公式アプリのリリースや保育の負担減、いわゆる「小1の壁」対策等にも取り組んでいます。

 「10月にリリースした全国初の総合的な子育て支援アプリ『パマトコ』は、現在5万人以上の方にご利用いただいています。例えば出産費用助成の申請は、ほぼすべての方が『パマトコ』から申請されています。また、アプリには母子手帳機能や予防接種のスケジュール管理、イベント情報のプッシュ通知など、さまざまな機能を搭載しています。ユーザーの皆様のお声を聞きながら、これからもどんどん進化させていきます。また、保育園に持参するおむつなどの準備や持ち帰りの負担を減らす『にもつ軽がる保育園』も、導入する施設が広がっています。さらに、『小1の壁』の代表例である夏休み中のお弁当づくりの負担を軽減するため、すべての学童等での昼食提供をモデル実施し、95%以上の保護者から『ゆとりを感じた』との満足の声をいただきました」

市民目線の地震防災戦略

 ――防災・減災対策は、横浜市にとって喫緊の課題です。

 「能登半島地震など大きな災害の経験を、横浜でもいつ起きてもおかしくない大規模地震への備えに生かすため、地震防災戦略を刷新し、災害対策を大幅に強化します。

 【1】市民や地域の"発災前からの備え"の強化【2】誰もが安心して避難生活を送ることができる仕組みの構築【3】救援活動や緊急物資輸送の要となる横浜市初の広域防災拠点の整備【4】上下水道の耐震化や緊急輸送路の整備などを加速化する災害に強いまちづくり――の4つの柱に沿って徹底的に『市民目線』に立った取組を進め、市民の皆様の命と暮らしを守るための災害対策を進めていきます」

 ――地域の防犯対策も急務です。

 「地域での平穏な暮らしを守るためには、行政と地域の皆様が連携して取り組むことが必要です。地域からいただいたLED防犯灯の設置要望について、当初予定を拡充し、設置基準を満たすものは全て年度内に整備するなど、スピーディーに対応します。

 また、市内すべての不審者情報をGoogleマップで確認できる市独自の『こども安全・安心マップ』の活用や、学校と家庭との連絡アプリ『すぐーる』を活用した適切なSNS利用の情報発信など、ハード・ソフトの両面から地域防犯の取組を強化します」

市民・企業の脱炭素行動促す

 ――脱炭素社会の実現に向けた取組みについてお聞きします。

 「気候変動を食い止め、環境にやさしい循環型の社会にしていくためには、市民の皆様の行動変容が鍵になります。横浜市は、市民の皆様の身近なアクションを後押しし、環境にやさしい社会につながっていることを実感していただけるような取組を進めています。

 プラスチック資源のリサイクルを拡大するため、昨年10月に先行9区でごみの分別ルールを変更しました。今年4月からは、全18区で新たな分別ルールがスタートします。他にも、消費期限が近くなったパンをお得な値段で販売するロッカーを設置して食品ロスを減らす取組や、ご家庭で揚げ物などに使った油(廃食油)を回収し、飛行機の燃料に生まれ変わらせる取組も進めています。

 昨年12月には、『地球1個分で暮らそう STYLE100』プロジェクトを始動し、地球にやさしい新しい暮らしを市民や企業の皆様と一緒に発信していく取組がスタートしました。

 市内企業の99・6%を占める中小企業の皆様の行動変容につなげるため、『脱炭素取組宣言』制度を昨年6月に創設し、環境に配慮した経営、脱炭素経営に取り組む中小企業の皆様のチャレンジを、積極的に後押ししていきます」

「環共」テーマの国際博覧会

 ――旧上瀬谷通信施設で開かれるGREEN×EXPO 2027まで、いよいよあと2年です。

 「『GREEN×EXPO 2027』は、環境と共生し、皆様と共につくる『環共』がテーマの世界で初めての国際博覧会です。

 会場では、まず、皆様を圧倒的な花と緑でお迎えします。脱炭素技術を体験したり生物多様性への理解を深めたりできるエリアをはじめ、農と食が近い暮らしの体験や、子どもたちが自然の大切さを楽しみながら学べるエリアなど、国内外のあらゆる世代の皆様にお楽しみいただける場所となるよう、着実に準備を進めています。

 今後、各エリアの出展内容など、会場計画についてタイムリーに市民の皆様にお伝えし、開催への期待感を高めていきたいと考えています」

 ――会場周辺交通への影響について、対策は。

 「会場および周辺の整備は、地元の皆様の生活に影響がでないことを大前提に、多くの皆様が安全・円滑に来場できる環境を整えていきます。会場周辺の道路整備や主要ルートの交通円滑化をはじめ、環境にやさしいシャトルバスの導入など環境に配慮した対策を関係者と連携して進めています」

 ――2025年度予算編成の方向性を聞かせてください。

 「地震防災戦略を刷新し災害対策を大幅に強化するとともに、子育てしやすさを実感できる更なる取組の推進、医療・福祉の充実などあらゆる世代の暮らしを支えてまいります。

 また、地域交通の拡充に本格的に着手するほか、公園や学校のトイレの洋式化、学校体育館の空調整備など、市民の皆様からの改善要望が多かった身近な環境の整備を大幅に加速させます」

再選出馬、明言せず

 ――今夏の市長選について再選出馬の考えは。

 「市民の皆様から託された任期の中で、成果をしっかりとお返ししていくことに全力を尽くしていきます」

 ――市民へのメッセージをお願いします。

 「地域に足を運ぶといろいろなお声をいただき、その一つ一つがとても大切なものです。今年も、市民の皆様の『声』を第一に、人にやさしく、誰もが安心してくらせるまちの実現に向けて、力を尽くしてまいります」

東日本大震災を経験し、昨年は能登半島地震の震災シンポジウムを企画した 藤原 佳枝さん 神奈川大学4年 22歳

助け合いの輪、広めたい

 ○…昨年10月、参加するゼミの主催で、被災地の最前線に立ってきた岩城慶太郎さんをゲストに迎えた講演会を行った。「いつか呼びたいと思っていた。復興が進んでいない能登の実情を同世代にも知ってもらいたい」といい、自身や学生が企画運営を担当。能登とゆかりのある市内の銭湯を巡りチラシを配るなど、広報にも汗を流した。講演会開催に合わせ、学食で金沢カレーの提供や売上の寄付も実施されるなど支援の輪も広がった。

 ○…宮城県出身で、小2の時に東日本大震災で自身も被災。祖父母も津波で亡くした。避難所での生活も経験し、「叔母とは3日目に何とか再会できて。夜空に輝く星空が苦しさを紛らわせてくれた」と振り返る。辛さを人一倍知るからこそ、昨秋には災害ボランティアとして能登へ。「助けてもらったから、今度は自分が助ける番」と3日間にわたり、泥や瓦礫の撤去作業を行った。一番伝えたいのは「震災は誰もがいつでも体験しうる」ということ。だからこそ「他人事にせず、助け合いの心を持って」と呼びかける。

 ○…大学進学を機に、「知らない世界を見てみたい」と横浜へ。中2で本を読んで魅せられた「矢沢永吉さんの影響もあったのかも」と微笑む。著書は今も持ち運ぶほどのバイブルだ。2年次には、講演会で感銘を受けた『ハマのドン』こと横浜港振興協会の藤木幸夫会長と座談会も実現。「とても腰が低くて。人を惹きつける人柄を肌で感じた」と貴重な体験を回顧する。

 ○…電車での旅行が好きで、47都道府県制覇までもあとわずか。卒業後には、京急電鉄へ就職する。「利用者さんを笑顔に。いずれは地域でのイベントや街づくりにも携わりたい」。夢に向かって出発進行だ。

木組みの工法で手作り

六角橋の総鎮守杉山大神 初詣に合わせおみくじ掛けを新設

 年始から寺社仏閣へ初詣に行く人も多いはず。神奈川区内の神社や寺院でも参拝者を受け入れる準備が進む。

 六角橋地域の総鎮守である杉山大神では、毎年三が日に行っているおみくじの頒布に合わせて、紙を結ぶ「おみくじ掛け」を一新。「物干し竿みたいなものだった」という従来のものに代わる形で、氏子総代会の森勤会長が手作りした。高さは3mで、釘を使わない宮大工の木組みの構造。

 「孫が来て『じいじが作った』と言われたらうれしいじゃん」と森会長。「まちの氏神としてこれからも自分たちで神社を維持していきたい」と話した。

声楽家団体アンフィニ 声楽家・声楽愛好家のための「CoCoRoコンサート Vol.7」1月19日㈰、横浜市鶴見区民文化センターサルビアホールで

 声楽家団体アンフィニ=新子安=は1月19日(日)、声楽家・声楽愛好家のためのコンサート「CoCoRoコンサート」の第7弾を開催する。会場は鶴見区民文化センターサルビアホール。

 出演は、大山友美さん、小野愛子さん、北村祐子さん、衣笠愛子さん、成岡喜久乃さん、平松由美子さん、目代好美さん、山本澄子さん、若林佳江さん、松岡幹夫さん。『赤蜻蛉』(山田耕筰)、『おお、愛しうる限り愛せ』(リスト)、『神よ、平和を与えたまえ』(歌劇『運命の力』より/ヴェルディ)などを披露する。さらに今回は、ドイツ国立デトモルト音楽大学卒の実力派ピアニスト魚住幸正さんも出演する。

 午後6時半開演。入場無料(要整理券、全席自由)。問い合わせは、アンフィニ【電話】045・433・5510/090・9368・2386へ。

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2025年は創建1301年、地域とのつながり継続への新たなスタート【横浜市港北区・師岡熊野神社】
2025年は創建1301年、地域とのつながり継続への新たなスタート【横浜市港北区・師岡熊野神社】
師岡熊野神社(石川正人宮司)は2024年、創建1300年を迎えました。その大きな節目には宮神輿の奉納やそのお披露目、例大祭、そして創建千三百年奉祝大祭、奉祝大祭... (続きを読む)
「ドッキリヤミ市場」が「第6回横浜・人・まち・デザイン賞」の地域まちづくり部門を受賞した

前回巳年の神奈川区は? タウンニュース紙面から振り返る

 今年は巳年。干支ひと回り前の2013年は、神奈川区でどんなことが起こっていたのか。当時の本紙紙面から振り返る。

 1月には神奈川新町駅近くの国道15号出田町入口交差点の歩道橋架け替え工事が行われた。バリアフリー化を願う住民の要望に応え、車いすや自転車も通行できるようになった。2月には福田進市議の死去に伴う市議会議員補欠選挙が実施された。

 3月19日には神奈川区内とみなとみらい21地区をつなぐ全長約1・3Kmの「みなとみらいトンネル」が周辺の交通量増加に伴い供用開始。同月には東急線・副都心線・西武線・東武線・みなとみらい線の相互直通運転も始まった。

 5月には六角橋商店街の名物イベント「ドッキリヤミ市場」が「第6回横浜・人・まち・デザイン賞」の地域まちづくり部門を受賞。同時期には東急線の相互直通運転開始を契機に、白楽駅の名称を「六角橋商店街」を含むものに改称しようと地元が動き出した話題を報じている。

 夏には横浜創英高校サッカー部が創部初となるインターハイに出場。9月には富家町の済生会神奈川県病院が開院100周年を迎えた。

 秋の訪れを告げる杉山大神の例大祭で町内を回る宮神輿も、この年に大修繕を実施。10月にはテレビでおなじみの料理人森野熊八さんが母校の神橋小学校で食育の講演会を行った。11月に行われた「ゆるキャラグランプリ」には神奈川区のマスコットキャラクター、かめ太郎が参加。1580体中377位と健闘した。

数量限定で販売される「駅伝ハーバー」

神奈川大×ありあけ 駅伝ユニをパッケージ化 数量限定販売

 「横濱ハーバー」などで知られる株式会社ありあけ=中区=が現在、「『駅伝ハーバー』〜神奈川大学限定パッケージ〜」と題した神奈川大学駅伝チームのユニフォームをパッケージ化した商品を限定販売している。ありあけの直営店や一部の駅売店、同社のオンラインショップなどで数量限定で販売している。

 昨年度人気を博した駅伝ハーバーの第2弾。同大学が長年愛用しているプラウドブルーのユニフォーム型となっており、駅伝の代名詞である「襷」も取り入れている。内側には、同大学の沿革や駅伝チーム活躍の軌跡などを載せている。中には同社定番の「横濱ハーバーダブルマロン」が5個入っている。商品価格は税込1188円。

 問い合わせは、同社「お客様相談室」【フリーダイヤル】0120・421・900(土・日・祝除く)へ

笑顔で接客を行う学生

学校法人三幸学園 横浜スイーツ&カフェ専門学校 製菓・カフェ実習で能登半島地震の被災地支援 中学校へ売上寄付や焼菓子を贈る

 能登半島地震の発生からちょうど1年が経過した。現在も復興が遅れ苦境が続く現地へ、神奈川区内からも支援が送られている。

 学校法人三幸学園 横浜スイーツ&カフェ専門学校=西神奈川=の学生が運営するカフェ「Café & Patisserie POUSSIN」もその一つ。同校1階のカフェスペースを使い、毎年2年生が授業の一環としてオープンしているもの。メニュー開発、調理、接客などを学生が担当している。

輪島中学校へ

 12月12日と19日には、クリスマスランチを提供。この2日間の売り上げ全額となる33万3545円を、輪島市立輪島中学校に寄付。また終業式に合わせて焼菓子もプレゼントした。同法人が運営する関西の姉妹校で約30人の生徒が災害ボランティアを実施したことをきっかけに、同じ学園内の同校でも何かできないかと今回の売り上げ寄付が決まった。

 未明に横浜市の初雪を観測した19日は、厳しい冷え込みにも関わらず、開店の午前11時半前から店先には長い列ができた。”店長”を務めた須山あすかさんは、「地理的に離れているが、何か自分たちが力になれるのは意義深く思う」と話した。中学校への寄付について、「私たちと同じ夢を持つ生徒たちもいると思う。元気を届けられたら」と被災地への思いを口にした。

 クリスマスシーズンの2日間は、サンタやトナカイの格好で接客。店内では、クリスマスツリーを描いたポタージュを提供、テイクアウトではチュロスやビーフシチューなどが人気を集め、多くの地域住民が足を運んでいた。

選手らを乗せてハンマーヘッドを出発するパレードのバス(11月30日撮影)

横浜DeNAベイスターズ 「リーグ優勝で価値を本物に」 萩原チーム統括本部長インタビュー

 横浜DeNAベイスターズは昨季、26年ぶりの日本一に輝いた。リーグ3位から厳しいクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がっての日本一は「最大の下克上」とも呼ばれたが、それゆえに「リーグ優勝」は今季の大きな宿題だ。編成トップのチーム統括本部長・萩原龍大さんに話を聞いた。(聞き手/本紙・岩田潤)

26年ぶり「日本一」の熱狂

 ――日本一の優勝パレードは30万人もの人が沿道に駆けつけました。

 「パレードの日は早朝から準備のためにハンマーヘッドに向かったのですが、すでに会場に向かう多くのファンのみなさんの姿を目にしました。その後、沿道がすべて人で埋まっている光景には圧倒されましたね。

 我々は球場スタッフも含めて500人くらいの中小企業。こんなことが起こせるのかというのは、想像をはるかに越え、泣きそうになりました。あれを知ったら毎年やりたくなる。選手スタッフみんなにとって大きかったと思います」

 ――一方でビールかけの時ですが、日本一を喜びながらも牧秀悟主将は「来季はリーグ優勝」と引き締めていました。

 「私の立場でも、少なくともリーグ優勝をしていない段階で手放しで喜ぶことはできないです。来季も全力ですね」

 ――日本シリーズ出場は17年以来でした。

 「今でも覚えているのが、その翌18年の春のキャンプです。選手、コーチ、スタッフみんな一言でいえば浮足立っていました。あの時もリーグ3位で、結果を出せなかったのですが。

 当時を知る選手がベテランとして在籍しているのは大きく、秋のトレーニングも、全員が何をすべきか、リーグ優勝に何が必要かを考え、取り組んでいました。今年リーグ優勝してはじめて、昨年の日本一の価値が本物になると思います」

絞り尽くした1年

 ――とはいえCS、日本シリーズでは勢いや力強さを見せました。

 「『意図をもって勝つ』という取り組みが実を結んだと思います。本当はリーグ終盤に発揮できればよかったですが。ただ、チームとして『最高の準備をする』とはどういうことかがわかってきたと思います。

 例えばCSからの戦いは、初日にピークを合わせることを徹底して共有しました。全員が意思統一を図り、そこからは日々を全力で。息切れしてもいいから、乗り切ろうと心を揃えたんです。

 だから日本一のビールかけが終わった後は、みんな疲弊していたので飲みにも行かずに帰っていきました。余力なく絞り尽くした1年でした」

仮説と検証を積み重ね

 ――中川颯投手(戸塚区出身)ら新戦力も躍動しました。

 「うちのノウハウ、技術環境なら伸びるはずという選手を獲得していますが、戦力外から加入した選手たちは想定以上の活躍でした。補強の形として新しい引き出しを増やせたと感じています。

 またベテランがチームを引っ張ることに目覚めてくれた1年でもありました。うちは優勝を経験していないメンバーがほとんどで、強い文化がなかった。『勝ち切る覚悟』というスローガンを掲げた頃から、遠慮せずに力を発揮してくれました。

 牧が主将として引っ張ってくれましたが、さらにベテランの中心にゴウ(筒香嘉智選手)がいたのは大きかった。相当いろんなことに腐心してくれたと思います」

 ――編成トップとして現状の手応えは?

 「チームの究極のゴールは世界一のチームですから、やらなきゃいけないことは山ほどある。破綻しないように、緩まないように、仮説と検証を繰り返して着実にゴールに向かっている手応えは感じています」

わが町かながわとっておき 神奈川区内に潜む

 わが町かながわとっておき実行委員会では現在、神奈川区内を舞台にした「謎解きラリー 玉手箱と6つの謎」を実施している。開催は2月2日(日)まで。協力は、かながわなぞとき仕掛人。

6カ所を巡る

 わが町かながわ「散歩ガイド」に掲載されている、とっておき散歩コースを巡りながら、6つの謎を解くとプレゼントが当たる抽選に参加できる。謎解き用紙=写真=は、区役所や地区センターで配布しているほか、HPからダウンロード可能。

 謎解きの舞台となるコースは、「松見・西寺尾・大口」と「三ツ沢・反町」の2エリア。西寺尾の丘公園、大口通商店街、神の木公園、東横フラワー緑道、反町公園、慶運寺が謎解きスポット。各所の景色や看板に、謎を解くヒントが隠されている。

豪華景品も

 景品は、(株)ガトーよこはまの「よこはまチーズケーキ」や横浜FC選手サイン入りグッズなど、7種58人。応募は、謎解きで見つけたキーワードと一緒に、用紙についている景品応募用紙を郵送(〒221-0824広台太田町3の8神奈川区役所区政推進課なぞときラリー担当)。横浜市電子申請届出システムでも受付中。応募は2月7日(金)まで。

 問い合わせは、神奈川区役所区政推進課【電話】045・411・7027。

9党県代表が年頭所感 経済政策などで抱負

 2025年の年頭にあたり、神奈川県内に組織基盤を持つ国政9政党の県代表・責任者がタウンニュースにコメントを寄せた。

 昨年の衆議院選挙でも争点の一つとなった政治とカネをめぐる問題に対する対応や物価高対策をはじめとする経済政策、安全保障・外交政策、能登半島地震被災地への支援策、福祉・教育政策、与野党伯仲下の国会運営のあり方、今年夏の参議院選挙に向けての決意など、各党それぞれの重点政策や新しい年を迎えての抱負や意気込みが語られている。

 9政党の県代表・責任者のコメントは以下の通り。

(敬称略)

自民党神奈川県支部連合会 会長 小泉 進次郎

 衆院選での自民党への厳しい結果は、「国会で丁寧な議論をすべき」という皆さまの声です。

 国政では少数与党となりましたが、かながわ自民党の強みは、国・県・市町村の連携による政策実現力です。皆さまの声を聞いて、政策にする力はどの党にも負けません。

 本年も政治の信頼回復、そして経済の回復に全力を尽くします。

立憲民主党神奈川県連 代表 青柳 陽一郎

 立憲民主党は昨年の衆院選で県内14議席を獲得、自公過半数割れという歴史的結果となりました。能登半島地震対応はじめ国民に寄り添わない自民党政治と裏金による不信の表れ。与野党伯仲の熟議による新しい国会で期待に応えて参ります。本年は参院選や横浜市長選の決戦の年、県連代表として多くの皆様に私達の政策を届ける、その先頭に立つ覚悟です。

神奈川維新の会 代表 松沢 成文

 あけましておめでとうございます。

 日本維新の会は、減税とタブーなき規制改革、首相公選制の統治機構改革によって経済推進と行政改革を実現します。「次世代につなぐ社会を創造する」ために、古い永田町政治から脱却をし、新しい政策決定のもと、教育の無償化をはじめ、次世代のための社会保障改革を神奈川から推し進めます。

公明党神奈川県本部 代表 三浦 信祐

 新年おめでとうございます。

 公明党は政治改革の先頭に立ち、結果を出す政治に邁進してまいります。激動する世界情勢の中、日本の平和と安定を徹底的に追求するとともに、県民の皆様の生活と経済の向上へ、物価高騰対策を強力に推進し、神奈川が持つ力を引き出す政策を通して、景気経済の向上が実感できるように全力を尽くします。

国民民主党神奈川県連 代表 小粥 康弘

 国民民主党は、「手取りを増やす」という約束を果たすため、今年も全力で取り組みます。所得税の減税や社会保険料の軽減、生活費の引き下げなど、皆さまの日々の暮らしに寄り添った政策を実現し、まじめに働けば、安心して暮らせる社会を築きます。「対立よりも解決」の姿勢で、皆さまと共に新しい政治を動かす一年にしていきたいと思います。

日本共産党神奈川県委員会 委員長 藤原 正明

 新年おめでとうございます。日本共産党と「しんぶん赤旗」の徹底調査、そして国民のみなさんの声で、「政治とカネ」問題にメスが入りました。問題の本丸である企業・団体献金の禁止へ、国会で法案を提出して成立をめざします。今年は夏の参院選など政治を変えるチャンスの年。くらしと平和を守り「国民が主人公」の政治めざし全力をつくします。

れいわ新選組元神奈川県第2区 総支部長 三好 諒

 能登半島地震発災から1年が経過しました。しかし、今なお復旧が殆ど進まず苦しむ人が多数存在しています。能登をはじめとする地方の未来を守るためには、今の古い政治からの脱却が必要です。国民に寄り添い、地方を見捨てない政治の実現のためにも、れいわ新選組を中心とする政権交代を目指していきましょう。この国を変えるのは、あなたの一歩です。

参政党神奈川県支部連合会 会長 島津 勝仁

 昨年は県下の党員の下支えがあり、比例代表の衆議院議員として鈴木あつしを国会に送り込む事ができました。世界では、自国の国益を大事に、自国民を大切に考える政治の支持が、拡大しています。揚げ足取りのような政治話題が多い中、私共は国民の命を護り、経済的豊かさを実現し、国柄を護る政策実現に向け、国民主体の政治創りを促して参ります。

社民党神奈川県連合 代表 福島 みずほ

 政治はあなたを応援するためにあります。軍事費年間10兆円を目指すのではなく、その半額でしかない教育予算をもっと増やし、介護や年金、福祉を応援する、そんな政治をしっかりやっていきます。すべての子どもが自分のなりたいものに挑戦し、やりたいことができる社会、安心して働くことができ、安心して歳をとることができる社会を作ります。

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初夏に園路で出会ったアオダイショウ

金沢動物園のヘビ 金沢動物園 干支コラム

 令和7年は巳年。金沢動物園では身近ないきもの館で、アオダイショウ・シマヘビ・ジムグリという日本産のヘビを飼育しています。冬の間は冬眠しているためほとんど動きませんが、園内では1月5日(日)まで巳年にちなんだ撮影スポットの設置や、1月13日(月・祝)までヘビに関するパネル展示を行ったりしています。記念撮影をして楽しみつつ、ヘビについて知るきっかけにしていただけましたら幸いです。

 暖かい季節でお客様が少ない日には、園路を悠々と蛇行している野生のヘビと出会うことがあります。緑豊かな金沢動物園の園内にはアオダイショウ、シマヘビ、ジムグリの他、ニホンマムシ、ヤマカガシなど本州に生息する8種のヘビすべてが生息しています。出会ったときは驚かさないようにそっと見守ってくださいね。こちらから驚かさなければおとなしい生き物ですし、観察するのも楽しいものです。

 ※毒のあるヘビ、気性の荒いヘビも中にはいますので、種類がわからない場合は近づき過ぎないようにお気を付けください。

■金沢動物園【電話】045・783・9100/金沢区釜利谷東5の15の1、元日は休園日