さがみはら南区版【1月16日(木)号】
11日の試合の様子(読者提供)

高校サッカー選手権東海大相模 「感動」「誇り」 ベスト4 市民を魅了

 第103回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が1月11日、国立競技場で行われ、神奈川県代表の東海大相模(南区相南)は0対1で敗れた。ただ、初出場ながらベスト4まで勝ち進んだ「快進撃」は様々なメディアで取り上げられ、全国にその名を響かせるとともに、イレブンの奮闘ぶりは多くの市民を魅了した。

初出場で快進撃OB現地応援

 「みんなうまくて、自分たちのときよりすごく強くなっている」。そう話すのは市内在勤20代のOB。男性は2年生のとき、現在指揮を執る有馬信二監督が着任したという。現在はABCDEとレベルによって5チームで編成しているが、男性在籍時はABの2チームと規模は小さかった。それでも有馬監督は当時から「全国へ連れていく」と語っていたそうで、男性は「(選手権大会出場について)遂に実現したという感じで嬉しかった。チーム一丸となって戦っている印象があります」と話す。準決勝は国立のスタンドから後輩たちの姿を目に焼き付けた。「私自身、有馬先生の二期生で、環境も異なりますが、得意なパスサッカーで全国の舞台で、国立の舞台で闘っている姿は感動しました」とコメントした。

 子どもの影響でサッカーに親しむようになったという30代の女性は「サッカーの中でも高校サッカー自体が好きです。選手権初出場での初優勝に期待し、今回は東海大相模を応援しました」と話した。トーナメントを振り返り東海大相模の戦いぶりについて、「時間の経過とともに体力的には厳しくなっていくにも関わらず足が止まるどころか試合を支配するほど」とし、走り込みやウエイトトレーニングに力を入れた「フィジカル面の向上が生んだ成果だなと感動しました」と述べた。国立を駆け抜けるイレブンの姿については「試合には負けてしまいましたが、何よりPKでの失点のみで抑えたのは素晴らしい。今年の東海大相模は強かったと胸を張って言えると思います」と話した。

 川崎市で行われた準々決勝を見守った40代女性は地元校の戦いということで初めてスタジアムで観戦したといい、「応援の勢いがあり、さすが野球なども強い、全国レベルの高校だと感じました。相模原にそのような学校があるのは誇らしい」と話した。

 東海大相模は創部62年目で選手権初出場。神奈川県代表としては10大会ぶりに準決勝進出を果たした。

要望書を提出した組合役員と奈良副市長、市の職員ら

市環境事業協同組合 市に契約見直し要望 物価高騰でゴミ収集「危機」

 市の委託を受けて一般廃棄物処理業務を担う相模原市環境事業協同組合が12月19日、市に緊急要望書を提出した。物価高騰や人材不足の影響から、委託契約の見直しと週休2日制実現のため月曜日〜金曜日収集の検討を求めた。

 市内の廃棄物処理事業者で構成される同組合は、市の委託を受けて資源分別収集運搬業務、一般ごみ等収集運搬業務、資源中間処理業務を担っている。これらの業務は市の処理責任であり、委託した場合も同様の責任を負うものとされる。

 要望書では、近年の物価高騰や人材不足が組合員の経営環境を圧迫しており、限界を超えていると訴えた。委託契約期間中に最低賃金が956円(17年)から1162円(24年)に改定され、軽油代や電気料金が5年前と比較して約40%値上がりしているという。委託料の見直しも十分でなく、現状のままでは業務が崩壊の危機にさらされているとし、安定した受託契約締結のため、価格競争のみに委ねる一般競争入札の見直しと、長期継続契約中であっても業務遂行に足りる委託料変更契約の検討を要望した。

週5日回収へ

 また働き方改革が叫ばれる中、市内の収集業務が月曜日〜土曜日の週6日に設定されている現状が、組合従事者の週休2日制と若年層の就労確保に大きな支障をきたしていると主張。週休2日制の実現のため、月曜日から金曜日の週5日収集体制を検討するよう求めた。

 藤田哲也専務理事は「政令市で週6回収を実施しているのは相模原市のみで、東京は週4。時代の変化に対応していく必要がある。収集ができなくなれば迷惑を受けるのは市民」と強調した。

 そのほか、現在は地区ごとに業務を請け負う企業が異なるが、収集効率を上げてコストを削減するためには市内全体で収集コースを組むことができるようにする必要があるとし、システムの改善を提案した。

 原正弘代表理事は「組合員の高齢化もあり人材不足は深刻。このままだと持続不可能。安定して業務を遂行できないとなると大勢の人に影響が出る。長年委託を受けている中で施設の修理や修繕も必要だが、現在の委託料では厳しい。組合は組合員の生活を守っていかなければいけない」と窮状を訴えた。

 本村賢太郎市長に代わり要望書を受け取った奈良浩之副市長は「収集業務は行政の責任で行うべきことで、本来は実態を見て主体的に改善すべきところ。要望をいただいたことを受け止め、社会経済情勢の変化に対応して、すぐにできるところから具体的に取り組んでいきたい」と話した。

相模原三田会の会長を務める 森 多可示さん 68歳

つながりが人生を豊かに

 ○…慶應義塾大の卒業生で構成される相模原三田会。6月の総会で会長に就任した。就任の打診があった時、「ほかの塾生と比べて母校を愛する気持ちが強いのか」と自問自答し戸惑いもあった。しかし、前会長からの「みんなで心地良い場所を作っていけば良い」という思いに共感し快諾。半年が経過し「会の運営に多くの人が動いているのがよく分かった。感謝です」と話す。

 ○…1979年に卒業。法学部政治学科に4年間在学した。いくつか選択肢がある中で慶應を選んだのは「ガツガツしている感じではなく、自分に合っている」と思ったから。しかし、入学してみると「空気の違いを感じた」と苦笑い。勉学とともに映画や音楽に夢中になった学生時代。青春の日々を懐かしむと、「自由さやお互いに干渉しすぎず、適度な距離感で尊重し合える」と慶應愛を語る。「卒業してからの方が好きになっているかな」と照れ笑い。

 ○…生まれも育ちも相模原市。大学卒業後は相模原市役所に入庁。地域での仕事に奔走した。定年後の63歳で副市長に就任。「台風とコロナの対応に追われた4年間だった」。特にコロナ対応は緊急事態宣言などの制限が掛かる中で「きつかった」と振り返る。昨年5月に退任し、現在はいくつもの団体に関わり、地域活動を続けている。

 ○…会では「地域間の交流を深めていきたい」と意欲を見せる。いろいろな人とつながり、世代間の交流が生まれることで、「自分とは違う人生を学べるし、気付きがある」。それが人生を豊かにすると確信している。これまでの人生でも出会いから多くのことを学んできた。「三田会に入って良かった。多くの会員にそう思ってもらえる場にしたい」。力強く語った。

相模原商工会議所 脱皮、再生し挑戦を

賀詞交歓会に200人

 相模原商工会議所の令和7年新年賀詞交歓会が1月9日、けやき会館で行われ、およそ200人の商工業関係者らが集まり新年を迎えた喜びを分かち合った。

 あいさつに立った杉岡芳樹会頭=写真=は昨年の相模原市制70周年を「この節目は、市の歴史や文化、自然、そして産業の価値を再確認する機会となった」と振り返り、「この経験を踏まえ、地域のさらなる発展に向けて力強く進んでいく年としたい」と話した。国内外の経済情勢にも触れ「ウクライナや中東問題などの地政学的リスク、そしてエネルギー価格や原材料費の高騰など、中小企業を取り巻く環境は依然として厳しい」とし、補助金の活用やDXの推進、さらには人材確保・育成を目的とした支援策を積極的に展開し、会員の成長を後押していくとも述べた。また、2025年の干支である「巳」にちなみ、「蛇は脱皮と再生の象徴と言われる。今年は新しい挑戦を恐れず取り組むべき」と呼びかけた。

 本村賢太郎相模原市長をはじめ地元選出の衆議院議員、県議会議員らも来賓として訪れ、壇上であいさつをするとともに来場者と交流を図っていた。

講座を主催する北里大学病院

医療市民講座 飲み込みの悩み 2月1日 北里大学病院

 北里大学病院(北里)は、2月1日(土)午前10時から第51回市民公開講座を開催する。今回は「嚥下(えんげ)(飲み込み)」に焦点を当て、飲み込みにくさや誤嚥(ごえん)、誤飲を防ぐ方法を専門家が解説する。

 同病院の医師、清野由輩氏をはじめ、摂食・嚥下障害看護認定看護師の伊藤友恵氏、リハビリテーション部の長谷部雅康氏らが講演を行う。「楽しく美味しく食べたい!嚥下の工夫」や「誤嚥予防の体操」など、実生活に役立つ知識と実践方法が紹介される。

 会場は同大学臨床教育研究棟3階「IPEホール」。参加費は無料で、事前申し込みが必要。問い合わせは北里大学病院トータルサポートセンター【電話】042・778・8233。

相模原の未来を語る本村市長=2024年12月5日

元旦号続き 多くの人に「選ばれるまち」に 本村市長インタビュー

投資的経費10%へ

 ――2025年以降に市政が取り組むべき優先課題について、どのように考えていますか?

 「行財政改革の終盤を迎えるにあたり、積極的な施策の推進が不可欠と考えています。特に、投資的経費(道路・橋りょう、公園、学校、公営住宅の建設等社会資本の整備に要する経費)の確保と効果的な活用が重要です。令和6年度予算では一般会計のうち投資的経費の占める割合は7・4%ですが、適切な予算の組み換え等によって新たな財源を確保し、将来的には10%程度まで投資を増やしていきたいと考えています。老朽化が進む道路や下水道などのライフライン整備をはじめ、必要な大型事業への投資を着実に進める必要があります」

 「同時に、『子育てするなら相模原』というビジョンを掲げる以上、子育て支援施策も充実させなければなりません。東京都では0〜18歳への年額6万円給付や保育料の一部無料化、学校給食費の無償化など積極的な政策が進められています。相模原市としても隣接する自治体の動向を意識し、競争力のある政策を展開することが急務です」

夢ばかり語らない

 ――市長になられて6年目をむかえます。改めて本村市長の基本姿勢はどのようなものでしょうか?

 「市長としての基本姿勢は、『事実を伝えること』と『率直な意見を受け入れること』です。行政運営においては、現状を正確に伝えることで、市民や議会、職員が課題を共有し、共に解決策を見出すことが重要だと考えています。夢や理想ばかりを語るのではなく、現実的な課題に向き合い、市民と行政が力を合わせて乗り越える体制を築くことが不可欠です」

 「ただし、経済人や市内中小企業の声が行政に届きにくい現状も認識しています。『行政に何か言うと仕事に影響してしまうかもしれない』と懸念し、意見表明をためらう方もいるかもしれません。そのような声を拾い上げるためにも、もっと意見交換の場を設け、話しやすい環境を整える必要があると感じています」

 「職員に対しても、『都合の良い話だけを報告するのではなく、厳しい意見や批判も必ず上げるように』と指示を徹底しています。現場の声が届かなければ、リーダーは『裸の王様』になってしまうため、常に率直なフィードバックを受け入れ、改善策を講じることが重要だと考えています」

市民と対話し

 ――最後に今後10年間で、相模原をどのようなまちにしたいと考えていますか?

 「これからの10年間で、相模原市を『子育てするなら相模原』『教育を受けるなら相模原』『起業するなら相模原』と多くの人に選ばれるまちに育てていきたいと考えています。そのためには持続可能な社会基盤を確立し、思い切った政策を積極的に打ち出していく必要があります。まちづくりの中心には、やはり市民の皆さんとの対話があります。市民の声を聞き、一緒に未来を描きながら、選ばれるまちを目指して前進していきたいと思います」

※元旦号のインタビューはタウンニュースさがみはら南区版の公式サイトで確認することができます

看護職の復職相談会 2月2日 病院協会主催

 「また看護の仕事がしたい」そんなあなたの思いを応援--。看護職の復職支援を目的とした「潜在看護職復職相談会」が2月2日(日)、ウェルネスさがみはらA館5階(中央区富士見6の1の1)で開かれる。午前9時から午後1時まで。参加費は無料。現在、参加者を募集している。

 主催は(公社)相模原市病院協会。共催は相模原市。市内の医療機関で看護職員が慢性的に不足している状況に対し、保健師や看護師、准看護師、助産師の効率的な採用と効果的な定着を図るため、復職を支援するのが目的。ナースコンシェルジュ(市内病院の看護部長)が復職に向けた個別の相談に応じる。

 対象は市内か近隣に在住する看護職(看護師・准看護師・保健師・助産師)の有資格者で相模原市内の医療機関への復職を考えている人。看護補助者の就職相談にも応じる(資格は問わない)。幼児・児童の同伴も可能(事務局関係者が対応)。事前申し込み制。

 申し込みや相談会の詳細は同協会事務局(【電話】042・755・0531)。

溶接した鉄の部品をハンマーで叩くことで強度を伝える社員と見学する児童たち

大野台小 建築鉄骨の世界を体験 池田鉄工で工場見学

 大野台小学校(大野台)の5年生がクラスごとに12月3日から5日までの3日間、学校近隣にある鉄骨造・池田鉄工(株)相模原工場を見学した。体験も交えながら建物の構造や鉄骨造の工程を学び、工業都市として発展した相模原の歴史について理解を深めた。

 初日に見学に訪れたのは5年3組の児童たち。池田和隆代表取締役から相模原の工業の歴史や鉄骨がどのように建物に使用されているのかなどの説明を受けた後、グループごとに作業を体験した。組立作業では、柱・梁・ブレースを模した鉄の部品を道具を使用して組み立て、建物の構造を確認。クレーン作業ではリモコンを操作したりインパクトドライバーを使ってボルトを締めたりと、実際に使用されている道具を使って作業を行った。さらに溶接やガス切断も見学し、手作業で鉄が接合・切断される様子を熱心に見守っていた。

 質疑応答に入ると「実際の建物には何個くらいボルトが使われているのか」「クレーン操作では、なぜ方向を東西南北で表すのか」などの質問が飛び交い、見学後には「組立の順番や名前を知れた」「クレーン操作がおもしろかった」と感想を話していた。

「地域の工業知って」

 1957年に創立し、東京都内に本社を置く同社は、大野台に構える工場を活用し地域貢献の一環として2年前から工場見学を実施している。池田代表取締役は「相模原は工業都市として発展した歴史がある。実際に手を動かして体験してもらうことで子どもたちに業界や仕事を知ってもらうきっかけになればと思っている。これからも続けていきたい」と話した。

来廊者に絵や画家たちの近況を説明する上條さん(左)

18日まで、最初で最後の展示販売 ガザの画家を支援

 PHAP(パレスチナのハートアートプロジェクト)による「パレスチナ・ガザの画家三人展」が1月18日(土)まで、フクヤマ画廊で開催されている。今なお続くイスラエル軍によるガザへの侵攻。今回、PHAPが管理していた現地の画家が手掛けた作品を展示販売し、売り上げを全額送金する「最初で最後」の取り組みが行われている。

 PHAPの代表を務めるのは「パレスチナ支援の画家」と呼ばれる、現代美術家の上條陽子さん(南区在住)。上條さんは「屋根のない刑務所」とも称されるパレスチナ自治区・ガザで1999年に開かれたグループ展への参加をきっかけに仲間と「パレスチナのハート アートプロジェクト」を立ち上げ、難民キャンプでの絵画指導など、支援活動を20年以上続けている。2019年には国際的に活躍するガザの画家、ソヘイル・セレイム(Sohail Salem)、モハメド・アル・ハワジリ(Mohammad Al-Hawajri)、ライエッド・イサ(Raed Issa)、3人の来日を実現し、巡回展も成功させた。以降、幾度も作品展を開催し、その都度、現地の状況を伝えてきた。

 23年10月のイスラエル軍による侵攻で、ガザの状況は激変。今も爆撃は続き、戦況は悪化の一途を辿っているという。上條さんは「ソヘイルとライエッドはガザでテント生活を強いられ、親族を25人亡くしたハワジリはドバイに逃れたものの苦しい生活を送っている」と沈痛な表情を浮かべる。彼らが経営していた画廊も破壊され、ほとんどの作品を消失。来日時に持ち込んだ作品のみが戦禍を逃れた。

「作品を売りたい」

 3人から「生活費を工面するために日本にある作品を売りたいので、送ってほしい」と相談があったのは昨年の秋頃。作品を送る前に「日本でも販売会を開こう」と今回の展示販売会を企画した。作品は全部で48点。購入者へわたった作品以外はドバイのハワジリの元へ送り届けるため、彼らの作品が一堂に介すのは今回で最後となる。

 10日現在、14点の購入があり、一度送金を実施した。手続きを行った事務局の福山茂さんは「心配でしたが無事に送金できたのでほっとしています」と胸を撫で下ろす。

 画廊には来日時の様子をまとめた記録集(1500円)の販売や支援募金箱も設置。上條さんは「彼らの作品を直接見ることができる最後の機会なので、ぜひ足を運んでほしい」と来廊を呼び掛ける。

 鑑賞無料。午前11時から午後7時まで。問い合わせはフクヤマ画廊(橋本2の24の4)【電話】042・703・0002。

生徒たちとハイタッチしながら校舎をまわった真壁選手

ストップ闇バイト! 真壁選手が防犯教室

 相模原市出身のプロレスラー、真壁刀義選手が12月18日、相模原城山高校(緑区城山)で防犯教室を行った。

 年末年始特別警戒期間中であるこの日、津久井警察署の一日署長に就任した真壁選手。「STOP闇バイト!真壁刀義の熱血教室」と題し、今、社会問題になっているSNSによる犯罪実行者募集への加担防止や危険性について訴えた。

 授業は1、2年生約600人を前に実施。同署員と共に闇バイトや詐欺被害の状況を、時折クイズなども交えて説明。「怪しいSNSには興味をもたない」「即日、高額、即金、などが記されたサイトを見付けてもメッセージのやり取りをしない」などと注意喚起した。

 授業を受けた大貫美璃愛さんは「私たちの世代の情報源はSNSが多い。これからの使い方に気を付けていきたい」と感想を述べた。

親子で陶芸楽しむ

けんぶん講座に20人

 麻溝台にある相模原市民健康文化センター(けんぶん)で12月26日、親子で陶芸を体験できる「はじめての陶芸教室」が開催された=写真。

 この教室は、今年度展開されている地元講師による文化講座の第6弾。今回講師を務めたのは、南区相模大野で陶芸教室「亜月工房」を運営する三上洋司さん。当日は7組20人の親子が参加した。

 教室では、子どもたちが粘土遊びを楽しむような感覚で土を練り、自由に形作りを楽しんだ。一方、大人たちは三上さんの丁寧な指導を受けながら、一つひとつの形に思いをのせて作品作りに取り組んでいた。

 完成した作品は2月中旬に完成予定。「思い描いた通りの茶碗に仕上がるのか、今から楽しみです」と参加者は話した。

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開花が始まったクリスマスローズ(1月9日撮影)

寒さに耐えて クリスマスローズ咲き始め

 相模原麻溝公園(麻溝台2317の1)ではクリスマスローズが咲き始めている。

 クレマチスやあじさいと並ぶ、同園の三大名花のひとつ。咲く花が少ない冬の時期に、まるで寒さに耐えるように上を向かず、下を向いてひっそりと咲くのが特徴だ。

 見頃は3月まで。開花期間が長いことでも知られる。様々な種類があり、白のほかにも黄色やピンクの花が段階的に開花する。

 海老名観測所で最低気温氷点下と冷え込んだ1月9日、中央区から同園を訪れた和田弘子さん(78)は、「今の時期に花が咲いていることを知らなかった。新年のプレゼントみたい」と声を弾ませた。

 園内の管理事務所前の花壇やアスレチック付近などで見られる。

餅つき盛況

 リフォーム会社「アイテリアナカムラ」(相模台)による餅つき大会が昨年12月28日、村富線沿いにある同社ショールーム(新磯野)前で行われた=上写真。

 1年間の感謝を込めて毎年この時期に行っており今回で6回目。当日、来場者にはつきたての餅が提供されたが、用意した350人分が午前中になくなる盛況ぶり。餅つきには子どもらも参加し、終始にぎやかな雰囲気となった。

 なおショールームは今年、オープン10周年を迎え、8月に記念イベントの開催を予定している。

相模原駅伝 ギオンス周辺交通規制 1月19日

 相模原駅伝競技大会の開催に伴い、相模原ギオンスタジアム(下溝4169)周辺では1月19日(日)に交通規制が行われる。

 一部の路線バスに経路変更がある。コース周辺は混雑する場合も。相模原麻溝公園の第1・第2・第5駐車場は使用不可となる。コースを横断するときは係員の指示に従う。

8時半から正午

 規制時間は午前8時30分から正午の予定。競技の進行状況により、規制時間が延びる場合がある。問い合わせは公益社団法人相模原市スポーツ協会【電話】042・751・5552。

新年のあいさつに立つ本村市長

「次の世代へ確かなバトンを」 市賀詞交換会 本村市長が新年の抱負

 相模原市賀詞交換会が1月7日、相模原市民会館で開催された。当日は約500人が会場に訪れ、新年のあいさつを交わした。

 本村賢太郎市長は「市民と対話をしながらワクワクする相模原を創造していきたい。すべての皆さまが主役の相模原でありたいと思っている。私自身は地に足をつけてこの1年間チャレンジしていきたい。ぜひとも29年後の(市制)100周年に向けて、次の世代に確かなバトンをつないでいきたい」とあいさつ。

 さらに、1月2日、3日に開催された箱根駅伝で総合優勝を果たした青山学院大学、全国高校サッカー大会で健闘した東海大相模高校の活躍に触れ、「大変幸先の良い話」とたたえると、「相模原市民の皆さんとともに未来に向かって歩んでいく」と誓いを述べた。

 来賓のあいさつの後にはトークセッションが行われ、昨年開催されたパリオリンピック・スケートボード女子ストリートの金メダリストである吉沢恋選手とコーチの寺井裕次郎さんが登場。吉沢選手はオリンピックについて、「緊張はなかった。初めてで自分は挑む側だったので、自分の滑りを見せてやろうという気持ちの方が大きかった」などと当時の心境を振り返った。

 今後については、2028年のアメリカ・ロサンゼルスで行われるオリンピックを見据えて、「体を壊さないようにしっかり練習して臨んでいきたい」と決意を誓った。