緑区版【1月23日(木)号】
14日に行われた事前試食会終了後、記念撮影

中山小3年3組 ラーメンで「地域を笑顔に」 七志が協力 児童の夢実現

 中山小学校3年3組の児童が総合的な学習の時間を使って考案したラーメンが、とんこつラーメン店「七志 中山店」(中山)で2月28日(金)まで販売されている。その名も「栄養まんてん夢のニコニコラーメン」。込められているのは、「地域の人を笑顔にしたい」、そんな素直な思いだ。

 同クラスが、今年度の総合学習として選んだのは「食」について学ぶこと。大きなテーマとして「地域の人を笑顔にしたい」との思いがあり、その実現のために美味しい「食」について考えることにした。

きっかけはコンテスト

 そんな時、クラスの1人の児童が、七志が実施している「夢のラーメンお絵描きコンテスト」のチラシを持ってきたという。同コンテストは、七志が七夕企画として小学生以下の子どもを対象に、「こんなラーメンがあったらいいな」と思う『夢のらーめん』の絵を募集するもの。子どもたちが食材に興味を持ち、そして「食は人を幸せにする」というイメージを持ってもらうことで、食育につなげていくことを目的にしている。

 チラシを見た児童たちは、理想のラーメンづくりに挑戦することを決意。クラス全員で同コンテストに応募するため、ラーメンについて調査を開始した。各自が自分のアイデアをイラストにして、コンテストに参加。入選はかなわなかったが、「クラス全員の理想が詰まった一杯のラーメンを作りたい」、そんな思いに火が付いた。

 熱い思いを受けた担任の白須沙也香教諭が、七志中山店にオリジナル商品の開発に関する協力を直談判。同店を運営する株式会社ナナシフードサービスの平英樹代表取締役は「私たちが協力することで子どもたちの学びになるなら」と即座にOKしてくれたという。

話し合いで決定

 そこからはさらにラーメンについて探求を進めた。まずは何味が人気なのか、学校内と、七志中山店でもアンケートを実施。校内の約500人、地域の約300人から回答を得た結果、1位に選ばれたのは醤油味、2位は豚骨味だった。

 ただ、協力してもらう七志は豚骨味をメインとする店。児童の中でも1位の醤油派と2位の豚骨派で意見が分かれ、数時間にわたって話し合いが行われたという。

 「七志さんに負担をかけない」、「温まる」、「コラーゲンが豊富」など豚骨派の意見を受け、児童全員が納得。豚骨味のラーメンを作ることが決定した。

こだわりトッピング

 その後はクラスを4グループに分け、トッピング選びに着手した。「地域の人を笑顔にしたい」というテーマに沿って、地元の食材を使いたいとの声も上がり、区役所に相談。旬の野菜などについてレクチャーを受けたという。また卵については、近隣の前田養鶏場(北八朔町)を児童らが直接訪問し、協力を要請した。それらの話し合いを踏まえ、最終的には前田養鶏場のゆで卵、冬キャベツ、小松菜に加え、七志自慢のチャーシュー、同店人気トッピングのキクラゲ、さらにネギの6種類にすることを決定した。メニュー名は「中山小3年3組こだわりの栄養まんてん夢のニコニコラーメン」。イラストと詳細を受け取った平代表取締役はあまりの完成度に驚き、そのまま商品化することを即決したという。

笑顔の試食会

 1月14日には完成したラーメンの事前試食会が七志 中山店で行われ、クラスの児童26人が参加。自分たちが考案したラーメンを目の前にした児童らは「美味しそう」と大興奮。実際に口に運ぶと「めちゃくちゃ美味しい」「いくらでも食べられる」「朝昼晩、全部これでいい」と感激した様子で感想を言い合っていた。児童の一人、松本ちはるさんは「このラーメンを食べたら、絶対にみんな笑顔になってくれるはず。今度は家族で食べに来たい」と味に自信をのぞかせていた。

過去最高の出数

 17日に販売された、子どもたちの夢が詰まったラーメン。ナナシフードサービスによれば売り上げは絶好調で、19日までの3日間で147食が売れたそうだ。平代表取締役は「当店が出してきた限定麺の中でも、今回が過去一番の出数率。1日平均49食は驚異的です。児童の熱意とアイデアにはプロも顔負けですね」と脱帽していた。

2014年10月、台風による大雨で栄区の一部が浸水(市提供)

横浜市 下水道浸水対策を強化 高リスク地区で施設整備

 横浜市が下水道による浸水対策の目標などを定めた「(仮称)横浜市下水道浸水対策プラン」の素案を昨年12月に発表した。素案では気候変動による大雨に備え、排水路や下水道施設の整備を強化する方針やリスクが高いと判断した地区から整備を行い、約20年かけて完了させることなどが示された。市は素案への意見を2月14日まで募っている。

 浸水には大雨で河川があふれる「外水氾濫」と降った雨が河川などに排水できずに起こる「内水氾濫」がある。下水道は雨水(内水)を排除する役割があり、市は河川などに放流する雨水管やポンプ場の整備を行う。

 今回のプランは、下水道の浸水対策の目標や進め方などを定めたもの。市はこれまでも、過去に浸水が発生した地区を優先して施設整備を進めており、2025年度末までに発生地区の約9割で整備が終わる見込み。

 09年〜23年の15年間、市内で最も浸水が多かったのは14年の約240棟。そのほかの年は数棟から100棟以内で推移し、20、22、23年は1棟も被害がなかった。

雨量基準引き上げ

 しかし、13〜22年に市内で1時間あたり50mm超の雨が降った回数は平均で年328回で、1976〜85年の約1・5倍に増加。今後、気候変動によって増加が予測される。国は21年に雨量増を踏まえた整備水準の引き上げを実施。従来より1割増の雨量に対応するよう自治体に求めている。

 この状況を受け、素案では浸水対策の考え方として、下水道から水をあふれさせない「防災」の観点と水があふれても床上浸水させない、浸水しても安全に避難できる環境を整える「減災」の目標を掲げている。

 さらに、市内を6千以上の地区に分け、浸水のシミュレーションを行い、人口や鉄道駅などの状況を考慮してリスクを算出。高リスク地区を含む流域を受け持つ16幹線・252地区の施設を約20年かけて整備する方針を示した。市下水道河川局によると、水が集まりやすい窪地は浸水リスクが高いという。

 市は素案への意見を募っており、プランを3月に公表する見込みだ。

スポーツ推進委員功労者として文部科学大臣表彰を受けた 長崎 清美さん 十日市場町在住 66歳

スポーツ通じ 健康に貢献

 ○…緑区スポーツ推進委員(旧体育指導委員)として28年。十日市場ヒルタウン地区会長職も20年以上続けており、毎年秋に同地区で開催される「健民祭」では審判長も務めている。今回、緑区で唯一、スポーツ推進委員功労者表彰(文部科学大臣表彰)を受けた。「地区のメンバーたちに助けられて活動を続けてこられた。自分だけで取ったものではありません」と謙虚に語る。

 ○…静岡県清水市出身。漫画『ちびまる子ちゃん』の作者の「さくらももこさんと同じ入江小学校に通っていました。アニメに出てくる校舎も山も、昔遊んだ懐かしい場所」と懐古する。高校時代、「話すことが好きだから」と放送部に入部。アナウンス技術などを競う県の大会で入賞した経験も持つ。短大卒業後、観光業に携わる企業に就職すると、添乗員やガイドを兼ねる「ツアーメイト」として勤務。日光や箱根などを訪れる多くの人たちの旅を支えた。

 ○…結婚後、十日市場町に暮らして約40年。「交通の便が良く、子育てしやすい。ここに住んで正解」と語る表情は、息子2人を育て上げた優しくもたくましい母の顔。2022年からは保護司としても活動している。車の運転が楽しくて、時折ドライブをしながら心をリフレッシュ。あえてカーナビを使わず、青い道路案内標識を見ながら走る「冒険の旅が好き」と笑う。

 ○…市内でのマラソンやトライアスロンの大会では、年2回ほど走路員として沿道警備にあたっている。目の前をランナーが力走する姿は「とてもきれいで感動的」。今後は「緑区に限らず、広範囲の人が参加できるスポーツ大会を開けたらいいな」。人の心を揺さぶるスポーツの魅力を、一層発信していきたい。

三保小学校の児童が制作した作品

三保小学校5年4組 ごみ活用し、アート制作 区の啓発イベントで展示

 地域の環境や身近な生き物の生態系を守ることの大切さなどを伝えようと、三保小学校5年4組の児童30人がさまざまな廃材を活用して制作したアート作品が1月16日に完成した。作品は、「ごみと環境について考えよう!」と題した緑区主催の店頭啓発イベント内の展示品として、1月27日(月)まで、中山駅直結のビーンズ中山(寺山町59)3階で展示されている。午前10時から鑑賞可。平日・土曜は午後9時まで、日曜は午後8時30分まで、最終日は3時まで。

 同クラスを担任する内田咲人(さと)教諭によると、子どもたちは総合的な学習の時間を活用し、昨年11月から制作を開始。12月には横浜美術大学の学生らの協力も得て、共に制作を進めた。

 作品は180cm四方で、題名は『5-4 SRI気合いのゴミアートプロジェクト』。Sは「災害」、Rは「リサイクル」、Iは「生き物」の頭文字から取った。

 子どもたちは三保町の形を大きく描き、その中に梅田川や豊かな森林、住宅地などを描写。また、廃材を活用し、同校校舎や町内の公園、神社の鳥居のほか、アゲハチョウ、ミドリガメ、カワセミ、オンブバッタなど、町内で見られるという多様な生き物も表現した。菓子の空き箱やペットボトル、空きビン、ストローなど、日頃ごみとして廃棄されるものが、児童の手でアートとして生まれ変わった。

 内田教諭は「子どもたちが三保町の環境などについて、本気で考えて制作した作品。観る人にそうした思いや三保町の良さが伝わるといいな」と話した。

家内安全、無病息災祈る 区内各地でどんど焼き

新治 どんど焼き

 にいはる里山交流センターで1月14日にどんど焼きが開催された=左写真。

 同センターでは、だんごを刺して焼くための「三つ又」を100円で予約販売。新治町や三保町など近隣のほか、青葉区や町田市からも多くの予約が入ったという。

 当日はそれぞれが手作りのだんごを持参し、おき火でじっくり焼き上げた。あんこや黒蜜などに付けながら、笑顔で頬張る姿があちこちで見られていた。

大石神社 どんど焼き

 長津田の鎮守である大石神社でも14日にどんど焼きが開かれた=右写真。

 御幸通り自治会の主催で、子ども会も協力。訪れた人に無料で竹に刺しただんごを配布していた。受け取った子どもたちは火の熱さに驚きながらも、真剣な表情でだんごを焼いていた。焼けただんごには砂糖醤油をかけてくれるサービスも。焼き芋やみかんの配布もあり、「おいしい」といううれしそうな声が境内に響いていた。

元気にペッタン 寺山町で新春もちつき

 寺山町自治会(臼井孝一会長)が主催する「新春もちつき」が1月12日に寺山町自治会館で行われ、近隣住民らが元気に餅をついた=写真。

 当日はつきたての餅のほか、豚汁や焼きそばも振る舞われ、受け取った住人からは笑顔がこぼれていた。臼井会長は「もちつきは地域の絆と連帯感を高めてくれる。焼きそばには『細く長く』の思いも込めました。多くの方が楽しく参加してくれてありがたい。地域の皆さんの健勝と健康を祈念したい」と話していた。同日には自治会館に隣接する寺山杉山神社境内で、寺山町消防班による出初式も行われた。

白山美術展‐卒業制作‐ 3年間の集大成 力作がずらりと

 白山高校の美術科6期生の卒業制作を中心に、1・2年生や普通科、美術部の作品を展示する「白山美術展」が、1月17日・18日・19日の3日間、みどりアートパークで開催された。

 今年3月に卒業する3年生34人が約半年をかけ、創作した立体造形やデザイン、平面表現など53作品をずらりと展示。生徒の保護者や友人、近隣中学校の美術部など、多くの来場者でにぎわった。来場者には気に入った作品を選ぶアンケート用紙が配布され、皆一様に真剣な眼差しで作品に見入っては「どれも良くて選べない」「楽しくてずっといられる」と口々に話していた。

体験しよう eスポーツ 東本郷で無料講座

 「ゲームスポーツ体験講座」が2月27日(木)、東本郷地域ケアプラザ(東本郷5の5の6)で開催される。午前10時15分から11時15分まで。参加費無料。

 電子機器を使って楽しむ「eスポーツ」を体験する。当日は太鼓ゲームやボーリングゲームを予定。参加者は動きやすい服装で来場を。

 希望者は同地域ケアプラザに電話(045・471・0661)、または受付で申し込む。定員10人。申込受付開始は1月27日(月)。問い合わせも同地域ケアプラザへ。

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表彰を受けた長崎さん(右)と表彰状を手渡した佐藤区長

長崎さんに文科大臣表彰 区のスポーツ推進に貢献

 緑区スポーツ推進委員連絡協議会の副会長で、十日市場ヒルタウン地区会長の長崎清美さん=人物風土記で紹介=がこのほど、令和6年度のスポーツ推進委員功労者として文部科学大臣表彰を受けた。同表彰はスポーツ推進委員などとして、長年にわたり地域のスポーツ推進に貢献した人を称えるもの。スポーツ庁の発表によると、文部科学大臣表彰対象者は全国で81人、神奈川県内で8人、横浜市内で3人、緑区からは長崎さんが唯一表彰された。

 表彰式は昨年11月に宮崎県で開催され、長崎さんも出席したが、衆院選後で第2次石破内閣が発足して間もない時期だったことなどもあり、当日は表彰状の授与が行われなかったという。

 そこで、昨年12月に表彰状が緑区役所に届いた後、佐藤康博区長が1月14日、同区役所内で長崎さんに手渡した。

 佐藤区長は「委員の皆さんは地域のコミュニケーションの中心として活動してくださっている。今回の表彰は緑区役所としても励みになる」と話した。

 区のスポーツ推進委員(旧体育指導委員)になって28年という長崎さん。表彰式から2カ月を経て、この日初めて自身の表彰状を見て「自分が表彰されるとは夢にも思っていませんでした。長年続けてきて良かったという気持ちです」と喜びを語った。

(写真上)演奏を披露するTRIO SR9。(写真下)上野さん(右)と堀尾代表取締役(左)

フランスの打楽器奏者 TRIOSR9 来日公演で観客を魅了 日本人音楽家らが協力

 フランス出身の打楽器奏者3人からなるパーカッショングループ「TRIO SR9」が来日し、1月16日、長津田にある株式会社beatnik(堀尾伸二代表取締役)のスタジオでコンサートを開催した。打楽器演奏を学んでいる人たちなど約40人が来場。目の前で奏でられるマリンバやビブラフォンなどの演奏に聴き入った。

 TRIO SR9は、互いにフランス・リヨンで出会ったというニコラさん、ポールさん、アレクサンドルさんの3人によるグループ。これまでに複数の国際コンクールを制覇した実力者で、フランス国内外で幅広く演奏活動を続けている。

 この日は、クラシック音楽の曲を独自にアレンジするなどして披露。打楽器をときに激しく、ときに繊細に打ち鳴らし、緩急自在の演奏で観客を魅了した。また、水を入れたワイングラスの縁に指を滑らせ、独特な高音を響かせたり、両手で自身の胸や脚などをリズミカルに叩きながら歌声を披露したりする場面もあり、その卓越した演奏に来場者は大きな拍手を送っていた。

 母親らと来場した田奈中学校吹奏楽部1年の男子部員は「きれいな音だった」、同部2年の女子部員は「ビブラフォンのペダルの使い方がすごく上手かった」と話していた。

音楽通じ 文化発信を

 今回のコンサートは、マルチ・パーカッショニストで指揮者の上野信一さんと、beatnikの堀尾代表取締役の協力で実現した。以前、長津田にある田奈中学校の吹奏楽講習会で、共に講師を務めた経験があるという2人。上野さんによると昨年春ごろ、同グループから日本での公演について相談があり、上野さんが堀尾さんを紹介したことなどから、同会場でのコンサート開催にこぎ着けたという。

 公演後、TRIO SR9のメンバーたちは「演奏を聴きに来てくれてうれしい。協力してくれた上野さんたちに感謝です」「この後は台湾と香港にも演奏に行く予定。今夜はとても楽しめました」と笑顔で語った。

 上野さんは「このコンサートは、彼らにとって良いキャリアになる」、堀尾代表取締役は「世界一流の演奏を、これほど間近に聴ける機会は滅多に無い。開催できて良かった。これからも、長津田から音楽を通じて文化を発信していきたい」と話した。

昨年、みどりの家での節分祭に登場した具志堅用高さん

区内各地で節分祭 開催予定の一部を紹介

 2月に区内各地で開催され、豆まきなどが行われる節分祭。その一部を紹介する。

みどりの家

 社会福祉法人キャマラードが運営する「みどりの家」(青砥町220の1)では2月1日(土)午前10時30分から午後2時30分まで、地域交流行事として節分祭を開催する。

 午前11時からはチアリーディングの披露、11時30分からはピアノコンサートを予定。

 豆まきは午後1時30分からと2時からの2回(整理券配布あり先着順)。昨年の豆まきに登場し、好評を博した具志堅用高さんが今年も豆をまくという。

 このほか、フランクフルト、やきとり、コーヒーなどの飲食品の販売もある。問い合わせは、同施設【電話】045・937・6071。

鴨居杉山神社

 鴨居杉山神社では2月2日(日)に第18回節分祭が行われる。主催は鴨居杉山神社奉賛会、節分祭実行委員会。

 福豆(菓子・餅など)をまくのは午後2時(高齢者中心)、3時15分(小学校低学年・幼児中心)、4時30分(子ども中心)の3回。豆まきは各回10分ほどで終わるという。参加無料。

 問い合わせは、鴨居会館の管理人【電話】045・935・1073、または世話人の狩野さん【携帯電話】090・4416・0454。

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申込はこちらから。受付開始は1月24日

学生が指導 科学の不思議 2月、長津田で実験教室

 東京科学大学の学生が指導する「わくわく科学実験教室2025」が2月24日(月)、長津田地区センター(長津田町2327)で開催される。参加無料。

 小学生の部(小学3〜6年生対象)は午前10時15分から11時45分まで。「手作り顕微鏡でミクロな世界を見てみよう」をテーマに実施する。

 小・中学生の部(小学5年生〜中学生対象)は午後1時15分から2時45分まで。テーマは「身近なものから電池を作ろう!」。

 開場時間は、いずれの部も開催の30分前。保護者同伴可能。申込は記事内の二次元コードから。申込受付は1月24日(金)から開始。各回先着16人。

 主催の緑区地域振興課は、公共交通機関での来場を呼び掛けている。問い合わせは同課【電話】045・930・2235、【メール】md-gakushu@city.yokohama.lg.jpへ。

冊子の表紙

デジタルツールを紹介 市、町内会向けに冊子作成

 横浜市は市内に約2800団体がある自治会町内会のデジタル化を支援しようと、活動に役立つアプリやサービスなどのツールを紹介する冊子を作った。

 冊子には、デジタル化支援のために市と協定を結ぶ15事業者・団体によるサイト作成や電子回覧板の機能があるアプリ、デジタル化のアドバイスのほか、大手事業者のSNSサービスなど、合計で22のツール・事業者が紹介されている。

ダウンロードも

 冊子は2月に市内の全自治会町内会に配布するほか、市のサイトからダウンロードできるようにした。サイトは「横浜市 自治会町内会DX」で検索。問い合わせは市市民局地域活動推進課【電話】045・671・2317。

緑区役所で新春の剣舞 24日、ロビーイベント

 今年度の緑区役所 提案型ロビーイベント「新春の剣舞 厄除けの清めの太刀」が1月24日(金)、同区役所1階イベントスペースで開催される。午後0時15分から同45分まで(午前11時45分開場)。

 剣舞一刀流凌雲館館長の梨羽太朗さんと、モデル・パフォーマーのまつながまきさんによるユニット「TAROeMAKI」が登場。国内外で国際文化交流活動を行っている同ユニットが剣舞などを披露する。

 入場無料。椅子席は30席ほど。当日先着順。問い合わせは、緑区地域振興課【電話】045・930・2236。

当日のライブ配信の視聴は上記から

まち普請事業 公開で最終審査 市内10団体が整備提案

 施設整備を伴う地域の課題解決や魅力向上のための提案に横浜市が助成する「ヨコハマ市民まち普請事業」。1月26日(日)には、今年度の最終審査となる2次コンテストが市役所1階のアトリウムで行われる。午前10時15分から午後5時45分まで。会場は入場無料、申込不要で観覧できる。

 当日は、1次コンテストを通過した10団体が整備提案を発表する。南区からは「弘明寺チームNECTA COLLECT」がエントリー。様々な課題を抱える青少年の居場所を作るため、就労支援施設の使用外の時間帯を開放する。またスイーツなどの製造体験を通じて、将来的な就業や自立を目指す。

 他にも、シェアキッチンを備えた多世代交流拠点の整備(保土ケ谷区)や小学校の裏山に多世代が集まる活動拠点広場の整備(金沢区)などの提案がある。

 会場では質疑応答や審査員による投票、観覧者も参加可能な交流会も。当日の様子はまち普請のユーチューブチャンネルでライブ配信される。

冊子の表紙

デジタルツールを紹介 市、町内会向けに冊子作成

 横浜市は市内に約2800団体ある自治会町内会のデジタル化を支援しようと、活動に役立つアプリやサービスなどのツールを紹介する冊子を作った。

 冊子には、デジタル化支援のために市と協定を結ぶ15事業者・団体によるサイト作成や電子回覧板の機能があるアプリ、デジタル化のアドバイスのほか、大手事業者のSNSサービスなど、合計で22のツール・事業者が紹介されている。

ダウンロードも

 冊子は2月に市内の全自治会町内会に配布するほか、市のサイトからダウンロードできるようにした。サイトは「横浜市 自治会町内会DX」で検索。問い合わせは市市民局地域活動推進課【電話】045・671・2317。

犬種別に開催されるドッグラン

横浜・臨港パークで愛犬と楽しむイベント 2月22日から24日

 愛犬と一緒に楽しめる催し「YOKOHAMA GOGO DOG PARTY 2025」が2月22日(土)、23日(日)、24日(月)(祝)の3日間、西区みなとみらいの臨港パークで開催される。主催はYOKOHAMA GOGO FES実行委員会。

 ベイブリッジを臨む広大な天然芝のドッグランでは、愛犬を自由に遊ばせることができるほか、さまざまな種類の犬種別ドッグランも用意されており、同じ犬種の飼い主同士の交流の場としても楽しめる。

 会場内には、愛犬グッズやフード、ウェア、ペットカーなどが揃う多彩なマルシェが出店。イベント限定の割引があり、レアアイテムも手に入る。

愛犬と一緒に乗れる気球が初登場

 パシフィコ横浜では初めてとなる気球「GOGO Balloon」では、愛犬と一緒に気球体験ができる(犬は20kg以下の体重制限あり)。ドッグレースや保護犬の飼い主探しなど、盛りだくさんのイベント。キッチンカーも多数出店し、1日中楽しめる。主催者側は3日間で3万人と9千頭の犬の来場を見込んでいる。

 入場無料(一部有料コンテンツあり)。午前10時から午後5時(最終日は午後4時まで)。イベントの詳細は公式サイトやInstagram(「GOGO DOG PARTY 2025」で検索)で確認できる。問い合わせは、ぴあ株式会社【電話】03-5774-5257 (平日午前11時〜午後5時)。

あいさつする工藤委員長

「子どもたちのための教育を」 県私学団体連合会が「新春のつどい」

 神奈川県内の私立学校や幼稚園、専修学校などによって構成される神奈川県私学団体連合会による「神奈川私学新春のつどい」が1月20日、中区のローズホテル横浜で行われた。

 各校の関係者ら400人以上が集まり、来賓として黒岩祐治知事や山中竹春市長らを迎えた。

 同連合会の工藤誠一委員長(聖光学院中学高校校長)は少子化による学校経営の厳しさに触れた上で「道は平坦ではないが、子どもたちは私たちの背中を見ている。日々、前進していきたい」と述べ、子どもたちのための教育を進めていきたいとした。

会場に展示された横浜ゆかりの作品『めぐり会い』の直筆原画と手塚眞さん(1月15日プレス内覧会で)

手塚治虫 ブラック・ジャック展が横浜・そごう美術館で開催中 1月16日から2月25日まで

 手塚治虫の名作マンガ「ブラック・ジャック」の大規模展覧会が1月16日から、そごう横浜店6階のそごう美術館=西区=で開催されている。2月25日(火)まで。

 ブラック・ジャックは、顔に傷のある黒ずくめの天才外科医が様々な患者と出会う物語で、命の尊さや医療のあり方を描いている。1973年から『週刊少年チャンピオン』で5年間、ほぼ毎週1話完結で連載された手塚治虫の代表作の一つ。連載230話と読み切り13話があり、今も多くの人に愛されている。

 同展は2023年に東京でスタートし、全国を巡回。横浜は6会場目。500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や単行本の200以上のエピソードの直筆原稿を展示する史上最大規模の展覧会となっている。また会場では、作品の誕生秘話や個性豊かなキャラクターたち、印象的なエピソードなどを、貴重な資料や証言映像とともに紹介。医学博士であり、医師免許を持っていた手塚治虫自らの理想の姿を描いた「医療マンガ」としての魅力や、現代に通じる社会性にも迫る。

横浜ゆかりの地が登場

 ブラック・ジャックの初恋を描いた第50話『めぐり会い』は、横浜の「港の見える丘公園」が舞台となっており、ファンの聖地として有名だ。プレス内覧会に来場した手塚治虫の長男でヴィジュアリストの手塚眞さん(63)によると「手塚作品の中で場所が特定できる話は珍しい」という。「兵庫県宝塚市で育ったため、神戸と同じ港町への思いがあったと思う。外国文化を意識したり、ハイカラやモダンを好んでいたので、横浜に憧れがあったのでは」と推測する。同作は中学生の頃にリアルタイムで読んでいたといい、「家族が一番厳しい読者なのですが、第1話を読んだ時に『うまいな』と衝撃を受けた。医療だけでなく、様々なテーマが盛り込まれている」と話す。

 横浜会場限定で、名作『おばあちゃん』を全ページ展示する。ブラック・ジャックが高額報酬を請求する理由など、深いテーマを描いた感動の物語をじっくりと楽しめる。「圧倒的な展示量。2度3度と足を運んでもらえたら」と手塚さん。

 入館は午前10時〜午後7時30分。一般1600円、大学・高校生1400円、中学生以下無料。

 みなとみらい線各駅では、同展とコラボした1日乗車券を2千枚限定で販売している。

賞状を手にする関係者

「横浜環境活動賞」に15者 メダカの保存など評価

 環境活動に取り組んでいる市民や企業を称える「横浜環境活動賞」の表彰式が1月14日、横浜市庁舎で行われた。

 同賞は1993年度から開始し、今年度で31回目。市民の部、企業の部、児童・生徒・学生の部の部門ごとに大賞や実践賞の表彰を授与する。

 今年度は15者を表彰。市民の部では横浜メダカの会、企業の部ではハーチ株式会社 Circular Yokohama=保土ケ谷区=が大賞にそれぞれ選出された。同会は市内全域を活動拠点に横浜固有の黒メダカで絶滅危惧種に指定されている「横浜メダカ」の保存活動など、同社はオンライン講座などを通じ、循環経済について学ぶ機会を提供したことなどが評価された。このほかに表彰を受けた団体・企業は次の通り(順不同)。

▽市民の部実践賞…磯子区3R応援隊、磯子区猫の飼育ガイドライン推進協議会、スパイスアップSOZAi循環Lab、名瀬谷戸の会

▽企業の部実践賞…AGC株式会社 AGC横浜テクニカルセンター(生物多様性特別賞も受賞)、株式会社カツマタ、株式会社kitafuku、株式会社春秋商事、伸光写真サービス株式会社、ストラパック株式会社横浜事業所、三菱電機株式会社神奈川支社、株式会社ヨコレイ

▽児童・生徒・学生の部…林龍平

大会イメージビジュアル ©一般社団法人バスケットボール女子日本リーグ

横浜市民を女子バスケWリーグファイナルステージに無料招待 受付中、先着合計800組1,600人

 横浜武道館=中区=で2月7日(金)から9日(日)に行われる日本女子バスケットボールリーグ(Wリーグ)の優勝チームを決める「大樹生命 Wリーグ ユナイテッドカップ2024-25 ファイナルステージ」に、横浜市が市民合計800組1,600人を無料招待する。

 大会には日本代表選手の所属チームも出場予定。初日の7日は、午後7時からGAME1(シャンソン化粧品シャンソンVマジック対ENEOSサンフラワーズ)が行われ、1階指定席コートサイドベンチ向50組100人、1階自由席コートエンド50組100人、2階自由席200組400人を招待。

 8日(土)は、午後2時からGAME2(デンソーアイリス対トヨタ紡織サンシャインラビッツ)、午後4時30分からGAME3(富士通レッドウェーブ対GAME1の勝者)が行われ、2階自由席250組500人を招待(2試合観戦できる共通チケット)。

 最終日の9日は、午後2時からGAME3の勝者対GAME2の勝者によるファイナルが行われ、2階自由席250組500人を招待する。

 無料招待の申し込みは、横浜市の電子申請システムで、1月31日(金)午後11時59分まで受け付ける。無料招待は、横浜市民が対象で先着順(予定数に達し次第終了)。

 詳細は市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/wleagueunitedcup.html)で確認を。

4駅のスタンプデザイン=市交通局提供

横浜市営地下鉄が「エキタグ」を導入 センター北、関内、上大岡、踊場の4駅から

 横浜市交通局は1月21日(火)から、駅スタンプアプリ「エキタグ」を4駅で導入する。

 エキタグは、(株)ジェイアール東日本企画が提供するアプリ。駅に設置されるNFCタグ(エキタグ)をスマートフォンなどで読み込むことで、設置駅のスタンプをアプリ内のスタンプ帳に集めることができる。今年1月14日時点で全国のJR線や私鉄などの191路線、1214駅、4施設で導入されており、市交通局は地下鉄に乗って横浜の街を楽しんでもらう目的で導入を決めた。

 設置は市営地下鉄のセンター北、関内、上大岡、踊場の4駅。各駅でかつて実際の駅スタンプとして使われていた絵柄が復刻デザインとして登場する。同局担当者によると設置駅は順次増やしていく予定で、「市営地下鉄の全40駅で楽しめることを目指したい」と話した。

冊子の表紙

横浜市が自治会町内会向けデジタルサービスの紹介冊子作成

 横浜市は市内に約2800団体がある自治会町内会のデジタル化を支援しようと、活動に役立つアプリやサービスなどのツールを紹介する冊子を作った。

 冊子には、デジタル化支援のために市と協定を結ぶ15事業者・団体によるサイト作成や電子回覧板の機能があるアプリ、デジタル化のアドバイスのほか、大手事業者のSNSサービスなど、合計で22のツール・事業者が紹介されている。

全町内会に配布、サイトからダウンロードも

 冊子は2月に市内の全自治会町内会に配布するほか、市のサイトからダウンロードできるようにした。サイトは「横浜市 自治会町内会DX」で検索。問い合わせは市市民局地域活動推進課【電話】045・671・2317。