さがみはら中央区版【1月23日(木)号】
大賞受賞が決まった「エスニック料理アニタ」(写真上)・「昔の味たまご直売所」(同下)

相模原お店大賞 市民の「推し店」決まる 中央区からは3店が入賞

 相模原商工会議所が1月10日、個性的で魅力ある店づくりをしている店舗を消費者投票で決める「相模原お店大賞」の受賞店を発表した。21回目となった今回、飲食業部門はネパール料理店「エスニック料理アニタ」(南区相模大野)、小売・サービス業部門は鶏卵を販売する「昔の味たまご直売所」(南区麻溝台)がそれぞれ大賞に選出された。

 「お店大賞」は市内で飲食店または中小小売・サービス業を営んでいる店舗の中から、消費者投票で支持を受けた店舗を表彰する取り組みで、2004年にスタート。同商議所実行委員会が毎年実施しており、今回は8月20日から10月20日までの約2カ月間、投票を受け付けていた。

 SNSからの「いいね!」を含めた6467票が集まった一次審査の投票で、上位に位置した店舗に審査員が臨店審査を行い、各賞候補店を選定。その後、最終選考会が開かれ大賞・準大賞の受賞店舗が選出された。

 飲食業部門大賞に選ばれた「アニタ」のマナンダール・アニタさんは「地域の皆様に支えられ24年間相模大野で頑張ってきた。これからも温かい笑顔と心のこもった料理を楽しんでいただきたい」と消費者の「推し店」に選ばれてなお謙虚な姿勢を示した。定番のダルバートや蒸し餃子、焼きそば、カレーなどネパールの家庭料理を提供する同店。「ネパールという国を身近に感じてもらいたい」。提供する品々にはそんな祖国への思いが込められている。

 小売・サービス業部門で大賞となった「昔の味たまご直売所」は、35年ほど前に開業して以来、こだわりの鶏卵を販売している。餌に高価な魚粉を使うことで「コクのある卵」を生産。同店の田中亮さんは「トラックのコンテナを利用した小さな店。このような店構えでも受賞させていただけたことは驚き。品質を気に入ってくださっているお客様のおかげ。これからも胸を張って提供できる卵を作り続けたい」とコメントした。

 中央区内からは飲食業部門の準大賞にもんじゃ焼き・お好み焼きを提供する「てっぱん」(相模原)とラーメン店「麺処 韋駄天」(相模原)、小売・サービス業部門の準大賞に美容サロン「JOYS VIOLUS」(横山)の3店がそれぞれ選ばれた。

 コロナ禍の2020年3月にオープンした「てっぱん」。翌月には緊急事態宣言となった。厳しい中での経営を乗り越えたうえでの受賞に、柴田喜文さんは「初心を忘れず、地域から愛されるお店作りに尽力し、相模原と言えば『てっぱん』と言われるように邁進していきたい」、創業18年目を迎える「韋駄天」の長谷川公基さんは「お客様は当然の事、関わった全ての方々に感謝したい」とそれぞれ思いを語った。また、「JOYS VIOLUS」の杉内まるみさんは「これからも皆様に喜んでいただけるよう頑張りたい。そして相模原を盛り上げていきたい」と話した。

全国発表会で林野庁長官賞を受賞した同部のメンバー(1・2年生)

上溝南校生物探究部 林野庁長官賞を受賞 生物保護活動の全国大会で

 神奈川県立上溝南高校の生物探究部が「第58回全国野生生物保護活動発表大会」で林野庁長官賞を受賞した。相模川支流の八瀬川の調査を通じてホトケドジョウの保全を目的とした活動が評価された。昨年11月27日に環境省で受賞式と発表会があった。2月15日には市内で開かれるシンポジウムに参加し、活動を発表する。

 同部がエントリーした「全国野生生物保護活動発表大会」は、環境省と公益財団法人日本鳥類保護連盟が主催し、文部科学省と林野庁が後援する全国大会。今回は全国の小中高の学校から23校の応募があり、環境大臣賞3校、文部科学大臣賞2校、林野庁長官賞2校、日本鳥類保護連盟会長賞2校が選出された。神奈川県内では今回の大会で同部が唯一の受賞となった。

 「環境省で発表する当日になって受賞の実感がわいた。本番は程よい緊張感を持って発表することができた。様々な人たちと意見交換をしたり、考え方を共有したりでき、新しい発見があった」と話すのは部長の矢田芭琉さん(2年)。

 同部が発表したテーマは「ホトケドジョウの保全活動〜ホトケドジョウをほっとけない‼〜」。部員を代表して矢田さん、栁谷歩さん(2年)、新舘千広さん(2年)、秋田晴香さん(2年)の4人が登壇し、同校の近くを流れる相模川支流・八瀬川で2021年度からモニタリング調査を続けてきた活動内容を発表した。

 同部では当初、採取した生物の同定とデータの取得に取り組んできた。22年度からは神奈川県の河川モニタリング調査の県民調査員にエントリーし、県環境科学センターの協力を得て遺伝子情報を用いた「環境DNA調査」にも取り組み始めた。23年度は環境DNA調査を活用し、八瀬川の10地点でホトケドジョウの生息密度分析を実施。24年度は生息密度が高いと予測された地点で実際に採集調査も行った。

 今回の受賞を受け、メンバーたちは「専門家の人の協力を得て活動できることは本当に貴重。何気なく活動するのではなく、日々の活動を大事にしていきたい」「1年生の頃は先輩から教わりながらだったが、今では主体的に取り組むようになった」などと話した。

 顧問の丹美祐紀さんは「受賞してから生徒たちは刺激を受けたようで、より積極的に取り組むようになった」と話した。

 同部は2月15日に相模原教育会館で開かれる「さがみはら生物多様性シンポジウム」(主催=さがみはら生物多様性ネットワーク)に参加し、活動を発表する。

一般社団法人相模原市高齢者福祉施設協議会の会長を務める 大久保 祐次さん 南区在住 67歳

逆境も前向きに未来描く

 ○…会長に就任するのは4年ぶり2度目。「各施設の人材不足、経営難と課題は山積。コロナで積極的な活動が出来なかった分何とかしていかないと」と、腹を決めた。危機感を募らせるのは近隣自治体と比べた相模原市の介護報酬の低さだ。就任してすぐに地域区分の等級見直しを市議らに強く訴えた。「地域格差は人材流出に大きな影響が出る。現状を伝えていかないといけない」と厳しい表情で語る。

 ○…大野小、大野南中を卒業した生粋の相模原育ち。中学生の頃は映画に夢中になった。「授業をサボって新宿まで見に行ったり。SF好きでスター・トレックが大好き」と懐かしむ。大学卒業後マーケティング会社へ。ゴーダチーズ、アボカド、米国米など、海外農産物の日本市場参入を手掛けた。食べ方を広め、広告を仕掛けアイディア勝負の日々。だが市場に広める一番重要なことは「問屋のおじちゃん、おばちゃんとの人間関係」。それは現在の施設運営にも生きている。

 ○…昨年、10年以上ぶりに登山を再開。剱岳に1人で登頂した。鎖やはしごを伝い垂直の岩峰を登る難易度の高い山。「後ろを振り返り、ビビビビと来る危機感が最高なんだよ」とイキイキと語る。海外旅行好きでペルー、アメリカ、イギリスなどさまざまな国を訪れてきた。中でもニュージーランドが一番好きだという。「大自然の中で自分ひとりだけ。あの世界が忘れられない」

 ○…「未来を想像し、課題を先取りして考えていくことをしていきたい」。介護福祉施設を立ち上げて27年。自身の施設でも少ない人数で運営できるよう、新たな技術を積極的に取り入れている。「AIやロボットの進化を想定して今できることは何か」。課題解決の未来を描いていく。

生物多様性テーマにシンポ 参加者募集 2月

 生物多様性をテーマにしたシンポジウムが2月15日(土)に富士見の相模原教育会館で開かれる。午後1時30分から4時30分まで(午後1時開場)。主催は市民、団体、事業者、行政が連携して生物多様性の保全に関する取組を行う任意団体「さがみはら生物多様性ネットワーク」(事務局/相模原市環境経済局水みどり環境課)。

 当日は一般社団法人山岳環境研究所理事でNPO法人Green Works顧問の泉健司さんが「窓辺から始める自然回復 ビオトープガーデンのススメ」をテーマに基調講演した後、県立上溝南高校生物探究部が「ホトケドジョウの保全活動」について発表。さらに青山学院大学シビックエンゲージメントセンター藤野プロジェクトのメンバーが「緑区の里山保全」について紹介する。

 定員は申込順で80人。左記二次元コードを読み込むか、電話で申し込む。問い合わせは同ネットワーク事務局【電話】042・769・8242。

SC相模原の西谷社長

SC相模原 「優勝できるだけの編成」 2月15日開幕戦 西谷社長インタビュー

 相模原市をホームタウンとするサッカーJ3・SC相模原の2025シーズンが2月15日に開幕する。2月22日のホーム開幕戦を前に、今季の方向性について西谷義久社長に話を聞いた。(1月7日取材)

 ――「J2昇格」を掲げて始まった昨季、結果は9位。シーズン途中の監督交代も含めて、どう捉えているか

 「スタッフを充実させ、若手選手を軸にチーム構成を進めた23シーズンは、リーグのレベルにチームの成長が追い付いておらず、シーズン途中で補強を行って持ちこたえたような状況だった。その結果、18位という悔しい結果になった。

 昨季は前年のベースを生かしながら、外国人選手や経験豊富な選手を加えてチーム作りに取り組んだが、データを分析すると、昇格には厳しい内容だった。監督交代はクラブとして非常に大きな決断だったが、本気で昇格を目指す中で必要があると判断した。新監督のもとで補強を進め、後半戦は昇格プレーオフ(PO)出場を目指したが、勝つべき試合で勝ちきれず届かなかった。ただ、新監督のもとでトレーニング方法を見直し、特に守備ラインの強化に注力した結果、シーズン終盤は失点が減少するなど成果が見られ、手ごたえはあった」

 ――今季がいよいよ2月15日に開幕する

 「今年は勝負の年。人件費=戦力がチーム力に直結する現実を踏まえ、今季はJ3の他クラブと比較してもトップクラスの投資を行った。昨季の課題だった【1】得点力不足【2】セットプレーでの失点の多さ【3】後半15分以降の失点の多さ――をクリアすること、選手層を厚くすること、センターラインに質の高い選手を配置することなどを重視し、外国人枠をフル活用できる編成を進めている。オフには監督と平野孝スポーツダイレクターが海外に足を運び、視察と面談を重ねた。クラブが掲げる『エナジーフットボール』を体現できるクオリティの高い選手を揃え、優勝できるだけの選手編成ができたと思っている」

――地域課題を解決する「ジモトアイプロジェクト」について

 「昨年はフードドライブや森林保全活動、子育て支援と、地域課題の解決に向けてトップパートナーと共に行うオリジナルの取り組みが形になった年だった。地域のサッカーチームとして、スポーツエンターテインメントとしての直接的な役割だけでなく、『地域の子どもたちに何が残せるのか』を考えながら、持続的な未来をつくるために必要な取り組みを年間を通じて進めていく」

――昨年発表があった天然芝の練習場整備の状況や、「駅前スタジアム実現」に関する計画(相模原駅北口地区土地利用計画)については

 「練習施設に関しては、J2ライセンスや選手獲得に直結する問題で、クラブとしても早く実現したいこと。すでに具体的な検討に入っている段階だが、コストの高騰や経済的な課題で時間がかかっている。スタジアムについてはクラブだけで実現できるものではない。3月公表予定の土地利用計画骨子を注視していきたい」

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ホーム試合「全緑」で
ダイナボアーズ
ホーム試合「全緑」で
9日は小中高生無料
三菱重工相模原ダイナボアーズは1月12日、チーム史上初めて強豪・神戸に公式戦での勝利を飾り、ディビジョン1(最上位リーグ)の中で存在感を高めている。2月1日(土... (続きを読む)
道保川での過去の活動の様子

道保川で里山管理学ぶ 25日、竹林除伐など

 道保川の中流「東沢」で1月25日(土)、里山の管理を実践し、考える「里山デザインプロジェクト」が開催される。年齢は問わず誰でも参加可能(小学3年生までは大人同伴)で参加無料。

 相模川さがみ地域協議会が主催するイベントで、「緑地管理ボランティアの会」(日野市)代表の小太刀智明さんを講師に招く。

 道保川河岸段丘の特徴を学び、竹林の除伐を行う。地域にとって理想の里山のデザインについて話し合う時間もある。同協議会の白鳥淳子さんは「湧水が豊富に流れる素晴らしい環境。自然の恵みを感じ、生き物と一緒にいる感覚を体験してほしい」と話している。

 午前9時30分に原当麻駅改札または10時にセブンイレブン相模原下溝店集合で午後2時まで。汚れてもよい服装で、持ち物は軍手、長靴、昼食、レジャーシート。左記二次元コードから24日までに要申込。

23台が圧巻の一斉放水 新年恒例の出初式

 恒例の市消防出初式が1月12日、淵野辺公園隣接地で行われ、消防職員・消防団員合わせて584人、消防車両46台が参加した。

 コロナ禍を経て、昨年は能登半島地震の緊急消防援助隊活動もあったため、5年ぶりの本格開催となった。

 消防団ラッパ隊の吹奏、消防部隊による車両分列行進のほか、藤野方面隊による民謡「八木節」を脚色した「消防八木節」も披露され、活気のあるかけ声と演技、太鼓が会場を盛り上げ、観客から大きな拍手が送られていた。

 最後を飾る消防演技は地震災害が発生した状況を想定して実施され、消火や救出活動の後、ポンプ車やはしご車、在日米軍の消防車両など23台による一斉放水を披露。放水の高さは25m近くまで達した。

国立競技場で行われた準決勝の様子(読者提供)

冬の選手権大会 東海大相模サッカー部 ベスト4の快進撃 初の旋風に市民も興奮

 第103回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が1月11日、国立競技場で行われ、神奈川県代表の東海大相模(南区相南)は0対1で敗れた。ただ、初出場ながらベスト4まで勝ち進んだ「快進撃」は様々なメディアで取り上げられ、全国にその名を轟かせるとともに、イレブンの奮闘ぶりは多くの市民を魅了した。

 「みんなうまくて、自分たちのときよりすごく強くなっている」。そう話すのは市内在勤20代のOB。男性は2年生のとき、現在指揮を執る有馬信二監督が着任したという。現在はABCDEとレベルによって5チームで編成しているが、男性在籍時はABの2チームと規模は小さかった。それでも有馬監督は当時から「全国へ連れていく」と語っていたそうで、男性は「(選手権大会出場について)遂に実現したという感じで嬉しかった。チーム一丸となって戦っている印象があります」と話す。準決勝は国立のスタンドから後輩たちの姿を目に焼き付けた。「私自身、有馬先生の二期生で、環境も異なりますが、得意なパスサッカーで全国の舞台で、国立の舞台で闘っている姿は感動しました」とコメントした。

 子どもの影響でサッカーに親しむようになったという30代の女性は「サッカーの中でも高校サッカー自体が好きです。選手権初出場での初優勝に期待し、今回は東海大相模を応援しました」と話した。トーナメントを振り返り東海大相模の戦いぶりについて、「時間の経過とともに体力的には厳しくなっていくにもかかわらず足が止まるどころか試合を支配するほど」とし、走り込みやウエイトトレーニングに力を入れた「フィジカル面の向上が生んだ成果だなと感動しました」と述べた。国立を駆け抜けるイレブンの姿については「試合には負けてしまいましたが、何よりPKでの失点のみで抑えたのは素晴らしい。今年の東海大相模は強かったと胸を張って言えると思います」と話した。

 川崎市で行われた準々決勝を見守った40代女性は地元校の戦いということで初めてスタジアムで観戦したといい、「応援の勢いがあり、さすが野球なども強い、全国レベルの高校だと感じました。相模原にそのような学校があるのは誇らしい」と話した。

 東海大相模は創部62年目で選手権初出場。神奈川県代表としては10大会ぶりに準決勝進出を果たした。

ポニー乗り場の柵を塗装する同社のスタッフ陣

塗装で地域に恩返し 首都圏ハウスメンテナンス

 株式会社首都圏ハウスメンテナンス(鈴木隼人社長/本社=水郷田名)が12月30日と1月6日にボランティア活動の一環として麻溝公園・ふれあい動物広場の塗り替え作業に取り組んだ。同社の職人ら8人が作業にあたり、ポニー乗り場の柵を無償で塗り替えた。

 同社は住宅の屋根補修や外壁塗装、防水工事などの住宅改修を手掛ける企業。「さがみはらSDGsパートナー」に登録し、改修工事を通じて地域貢献・社会貢献にも積極的に取り組んでいる。

 同広場の塗り替えは「自分たちの技術やサービスを地元に還元したい」とボランティアとして続けている活動の1つ。市民、特に子どもたちに親しまれている施設を大切に使い続けられるようにと、経年劣化で傷んだ設備を塗り替えてきた。

 鈴木社長は「地元の企業として地域に貢献することは大切なこと。自分が生まれ育った相模原の子どもたちが地元で楽しく暮らしてもらえるといい。他にも相模原市のためになるボランティア活動を行っていきたい」などと話している。

市立図書館 動物の骨格標本など並ぶ 「いのちの博物館」と連携

 鹿沼台の市立図書館2階に1月15日からツキノワグマやタヌキなど、動物の骨格標本やはく製が展示されている=写真。開館50周年記念事業の一環として行われているもので淵野辺の麻布大学内にある「いのちの博物館」と連携。これまでも大学図書館と関係はあったが、博物館との協力は今回が初だという。

 展示スペースにはハクビシンやニホンジカ、アナグマなど、相模原市内に生息する野生動物の骨格標本が並ぶほか、3D模型で製作したシロサイの骨や生物の水分と脂肪分をプラスチックなどの合成樹脂に置き換えることでそれを保存可能にする技術「プラスティネーション」で作られた気管支や肝臓など、近代技術による標本の世界をのぞくこともできる。

 関連書籍もまとめられ、企画展期間中にも貸出可能だという。展示は2月28日(金)(2月13日から25日は臨時休館)まで。問い合わせは同図書館【電話】042・754・3604。

相模原市 市税支払いネット銀行も 利用者増を背景に

 相模原市は市税などの支払いに利用できる金融機関として、一部のネット銀行を新たに追加し、1月15日から申し込みの受付を開始した。▽楽天銀行▽イオン銀行▽住信SBIネット銀行▽UI銀行--4行で口座振替の利用が可能となった。

 これまでは市内に店舗を有する金融機関としてきたが、インターネット銀行の利用者の増加を背景に市民の利便性や収納の向上を図るのが目的。市は取り扱い金融機関を拡大したい考え。

 対象は次の通り。▽市県民税・森林環境税(普通徴収)▽固定資産税・都市計画税(土地・家屋)▽固定資産税(償却資産)▽軽自動車税▽国民健康保険税▽保育所保育料▽公立認定こども園保育料▽峰山霊園・柴胡が原霊園管理料▽介護保険料▽児童クラブ育成料▽後期高齢者医療保険料▽高度処理型浄化槽使用料▽農業集落排水施設使用料▽母子福祉資金償還金▽寡婦福祉資金償還金▽父子福祉資金償還金▽学校給食費

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所信表明に立つ八木理事長

「挑戦し想い繋ぐ60周年に」 相模原JC賀詞交歓会

 今年創立60周年を迎えた(公社)相模原青年会議所(JC)の新年賀詞交歓会が1月16日、杜のホールはしもと(緑区橋本)で行われた。同JC会員をはじめ、県内外のJC会員、姉妹JCである韓国釜山海雲台青年会議所のメンバーやOB、来賓など総勢約260人が出席し、一年の始まりに思いを新たにした。

 所信表明に立った八木貴弘理事長は「創立から今日まで人やまちに積極的な変化を創造し未来を創ってきた相模原JCには可能性が溢れている」と語り、「先人たちが築き上げ紡いできたこの歴史に感謝し、この想いを繋ぎ、心を燃やしてひたむきに挑戦していこう」と呼びかけた。

 今年度は▽未来を創る若者の心を育む青少年運動▽誰もが笑顔で暮らせる共に生きるまちづくり▽感謝の心と想いを繋ぐ60周年――の3つの柱を掲げ、中学生を対象とした「さがみはらジュニアハイスクール議会」の継続や、学生の想像力と行動力を生かしたまちづくり運動などに取り組んでいくという。

 節目を迎えるにあたっては「60周年という大きな節目に、全市民を巻き込んで魅力ある相模原、一人ひとりの挑戦を後押しできる未来を描く。歴史に感謝し、その想いを繋ぎ、新たな可能性と繋がりを地域に生み出す」と意気込んだ。

 結びには「見通しが困難な変化の激しい時代。今こそ真正面から挑戦する青年の力が求められている。勇気があればなんでもできる。誰もが人を想い自分らしく夢を描けるまちに向けて、共に一歩踏み出そう」と笑顔で語った。

壇上に上がる各団体の代表者ら

「品質確保と安全管理を」 建設関連団体が賀詞交歓会

 相模原市建設関連団体連絡協議会の賀詞交歓会が1月15日、けやき会館(富士見)で開かれた。関連企業の代表者や地元選出の国会議員、地方議員ら約150人が参加し、建設関連業界の発展を誓った。

 同協議会は▽一般社団法人相模原市建設業協会(篠崎栄治会長▽相模原市管工事協会(野崎徹会長)▽相模原市電設協会(大野桂会長)▽相模原造園協同組合(小山重樹理事長)▽相模原測量事業協同組合(関田利治理事長)▽相模原塗装協同組合(市村努理事長)▽相模原市津久井地区建設業連絡協議会(小島美徳会長)--の7団体で構成される。

 あいさつにたった同連絡協議会の篠崎会長は「建設関連の現状は人材確保のため、防衛的賃上げに迫られる状況。建設資材の高騰や燃料費の値上がりで企業は疲弊している。労働環境の改善を進める中でDX推進やICTの導入など新たな取組に時間をかけなければならず業務改善を図るのは一筋縄に行かない」と訴えた上で「建設関係業界は、社会基盤整備確立のために様々な課題に率直に取り組み、品質確保とさらなる安全管理を図った上で安全な施設の施工に力を入れていきたい」と話した。

仕掛けが楽しい布絵本

布絵本テーマに催し 市立図書館で25日・26日

 フェルトやボタン、ひも等を材料に手作りした「布絵本」をテーマにした催しが1月25日(土)、26日(日)の2日間、鹿沼台の市立図書館で開かれる。25日は午後1時〜4時、26日は午前10時〜午後3時。参加費無料。

 布絵本のお話会や、舞台に見立てたエプロンのポケットから人形を出したり付けたりしながら物語を展開する人形劇「エプロンシアター」が予定されているほか、作品も展示される。

 お話会は25日は午後1時30分から、26日は午前11時からと午後1時30分から。会場は2階の視聴覚室で、各回定員は当日先着順40人(各回開始15分前から受付)。問い合わせは同館【電話】042・754・3604。

散策絵図を手に説明する原さん

広域散策地図が完成 商議所副会頭の原さん企画

 広域観光のきっかけとなる1枚の地図が昨年、販売された。相模原市の旧津久井4町から道志川、桂川(相模川)を上り富士山までのエリアを1枚にまとめた「奥さがみ・道志・桂川散策絵図」。企画したのは相模原商工会議所の副会頭を務める原幹朗さん(北辰企業株式会社/代表取締役)だ。

 そもそものはじまりは、数年前に原さんが相模原商工会議所の飲食宿泊部会の担当になったこと。相模原の観光振興を考える中で、このエリアの魅力と首都圏からの近さ、先には富士山がある特徴に「大きな強みがある」と再認識した。「丹沢、奥多摩、高尾の間にある山塊を中心としたこのエリアは道志川、桂川とともにクローズアップできる。それを皆さんにお伝えする際にこのエリアの地図がなかった」と地図の作成に着手していった。

 この地図には県内の相模原市、愛川町、山北町、清川村、東京都八王子市、山梨県上野原市、大月市、都留市、富士河口湖町、西桂町、道志村、忍野村、山中湖村の5市4町4村が描かれている。「地図ができあがったのがまず大きかった」と振り返る。

 そして、原さんらが発起人となり、昨年の11月には広域連携協議会が発足し、上野原市で初となる「奥さがみ・郡内広域連携事業勉強会」が開催された。当日は地域の有志、行政関係者らが60人ほど集まり、連携事業の在り方や地域づくりなどについて意見交換、見識を深めた。「山や川を主役にゾーニングしたが、それぞれに土地柄や歴史がある。互いに足し算、掛け算していけば、何度でも来たくなるようなエリアになる。それを全体でブラッシュアップしていきたい」と意欲を見せる。

各分野ごとにも

 今年は、引き続き親睦会や勉強会の開催を念頭に置く。そして、地域ごとのネットワークだけでなく、自転車やグランピング、トレッキング、キャンプといった各分野のブラッシュアップについても同時に考えている。

 「例えば、富士山へ向けての新しい縦走路があるといい。相模原エリアのキャンプ場は下流域にあり、サウナができるかもしれない。サウナ好きな人はすぐに川に入りたいという人もいるので、そこに相模原のキャンプ場のアドバンテージがある。数多くあるキャンプ場もこのボリューム感を生かしたら他にはないものが生まれる。道志山塊は低山だし、その両側の桂川、道志川沿いを歩くのもいい。ただ国道413号はバイクが多くて交通量も多い。歩く道は別にしないとダメかなと思う」と構想が浮かぶ。

 「こんな風にいろいろな新しい動きをそれぞれが話し合いながらつくっていければいい。ただ、全てがいっぺんにできるわけではない。一つ一つできることから取り組んでいきたい」

相模原市 SDGs EXPO開催 25日、26日に

 相模原市は1月25日(土)と26日(日)、今年で3回目となる「相模原SDGs EXPO」を開催する。入場無料。25日はアリオ橋本で午前10時30分から午後4時まで、26日は相模総合補給廠一部返還地と相模原スポーツ・レクリエーションパークで午前10時から午後3時30分まで行う。

 「さがみはらSDGsパートナー」などによるブースが両日併せて100以上並ぶほか、ステージ企画やスタンプラリー、ワークショップなどが予定されており、楽しみながらSDGsについて学ぶことができる。

 25日はテレビや雑誌などで活躍している相模原市出身のおうち料理研究家「みきママ」さんによるトークショーなどが行われ、「食」からSDGsを考える。

 26日は空飛ぶクルマの展示・VR飛行体験や、次世代モビリティ体験試乗会、3時のヒロインなどが登場する「よしもと×SDGs」特別ステージなどが行われる。

 担当者は「今年は空飛ぶクルマなど未来技術を体験できる企画を用意しています。将来の相模原市に思いを馳せ、楽しい未来を思い描いていただきたい」と話している。

 詳細の確認は左記二次元コードから。問合せはみんなのSDGs推進課【電話】042・769・9224へ。

淵野辺でパレード 青学陸上部

 第101回箱根駅伝で2年連続8度目の総合優勝を果たした青山学院大学陸上競技部を祝う優勝報告会とパレードが1月26日(日)、JR淵野辺駅付近で開かれる。「にこにこ星ふちのべ商店会」など地元団体で構成する実行委員会が主催する。

 淵野辺の相模原キャンパスを拠点とする青学大は、同駅伝を新記録となる10時間41分19秒で制した。午後2時から同駅北口の県道淵野辺停車場線で報告会が行われ監督や選手らが挨拶。その後、3時からオープンバスで駅入口交差点までの約300mをパレードする。

展示される池田さんの作品

児童・市民の絵手紙300点 1月30日から

 元郵便局員で絵手紙に魅せられたという池田京子さんが主宰する絵手紙展が1月30日(木)から2月2日(日)まで、杜のホールはしもと多目的室(ミウィ橋本8階)で開かれる。「みんな笑顔の絵手紙展」と題し、池田さんや指導する生徒らの作品およそ300点を展示する。中央小学校や南大野小学校の児童の作品も並ぶ。池田さんは「みんながスマホを使うようになって手紙文化がなくなってきている。現物が残る手紙の良さを伝えたい」と話している。

 時間は各日、午前10時から午後5時(最終日は3時30分)まで。入場無料。問い合わせは池田さん【携帯電話】090・8644・1652へ。

恒例のフリマ開催 26日、メイプルホールで

 メイプルホール(千代田2の2の15)は1月26日(日)、フリーマーケットを開催する。午前10時から午後3時まで。

 1990年の創業当初から30年以上続く恒例のイベント。地域住民の交流の場として人気を集めている。

 また同ホールは現在、フリーマーケットへの出店者を募集している。メール(【メール】maple.sagamihara@gmail.com)またはFAX(042・751・5041)から申し込むことができる。

 問い合わせは同ホール【電話】042・751・5011。