茅ヶ崎・寒川版【1月24日(金)号】
昨年、地域住民が応援メッセージを記した旗を田中選手に寄贈した

パラ水泳田中映伍選手 「後援会」今春発足へ 遠征費用などサポート

 茅ヶ崎市東海岸南在住で、昨夏開催されたパリ・パラリンピック水泳競技に出場した田中映伍選手(20)=東洋大学2年生=の後援会組織が4月をめどに発足することになった。現在、会員を募集している。

 「田中映伍選手を応援する会」発足の中心となっているのは、海岸地区まちぢから協議会や自治会の関係者ら。同地区の住民は、パラリンピック出場決定を受けて、応援メッセージを記した横断幕を大会前に田中選手に手渡したほか、茅ヶ崎市が主催したパブリックビューイングにも40人以上が参加するなど、応援してきた。

 パラリンピック本番で田中選手は出場した全種目で入賞し、50m背泳ぎと50mバタフライでは自身が持つ日本記録を更新するなど大活躍し、帰国後の昨年10月には市の特別表彰も受賞した。

 「次のロス大会では、世界記録と金メダルを目指したいという力強い言葉を聞き、ぜひ応援を続けたいと考えた」と話すのは東海岸南六丁目自治会の会長を務める西村和明さん。海外遠征の費用など、田中選手の負担が大きいと聞いたことから、後援会組織を発足することにしたという。田中選手は「地元の応援・支援は本当にありがたい。より一層頑張ります」とコメントした。

会員を募集中

 同会では会員を募集中。会費は1年ごとに1口3000円(複数口も可能)。資金は事務費用等を除いて田中選手に手渡され、活動費用として活用される。活動期間は2028年までの予定。4月には田中選手本人も出席して発起会が開催されるほか、年1回程度、激励会を予定している。

 入会希望者は左の二次元コードから申し込むか、申込書を海岸地区コミュニティーセンター(東海岸北5の16の20)とうみかぜテラス(中海岸3の3の9)に設置しており、記入して施設スタッフに手渡すと後日連絡がある。詳細は西村さん【携帯電話】090・7417・4508へ。

左/アプリのイメージ画像、右/利用可能店舗に掲出されるマーク=ともに公式ホームページより

寒川町 デジタル通貨で地域活性 「さむペイ」2月3日開始

 寒川町内の加盟店で利用できるデジタル通貨「さむかわPay(さむペイ)」の運用が、2月3日(月)から始まる。現在、寒川町商工会が主となり事業者や利用者向けの説明を行っており、「地域の魅力向上につながる可能性を秘めている。説明会にぜひお越しください」と呼び掛けている。

 さむペイは、専用アプリで買い物時にキャッシュレス決済が可能で、地域内の経済循環を促進し、中小企業の販路拡大や売上増加、町民の生活の利便性向上を目指す。

 運用開始にあたり、購入額の3%をポイント還元するキャンペーンを2月3日(月)から3月31日(月)まで実施予定。

限度額は1日10万円

 決済のほかに、店舗検索やキャンペーン情報などを確認することも可能で、1日の利用限度額は10万円。利用者同士で送金もできる。

 また、次年度からは、ボランティアやイベント参加などでポイントがたまるようになり、ポイントを買い物に使用することが可能となる。

 利用するには、「さむペイ」アプリをスマートフォンにダウンロードし、コンビニATMや専用チャージ機などからチャージする。アプリは2月3日からダウンロードすることができる。

 残高は最終利用から3年後の月末まで、ポイントは付与から1年後の月末までが有効期限となる。期限を過ぎると失効となり、払い戻しなどはできないため、「期限内でのご利用を」と呼び掛ける。支払い対象外の品もあるため、詳細は公式ホームページで確認を。

 問い合わせは、相談窓口【電話】050・1721・9620(平日午前10時から午後5時)へ。

公益社団法人茅ヶ崎青年会議所の理事長に就任した 金子 遥さん 茅ヶ崎市今宿在住 35歳

自ら汗かき地域と向き合う

 ○…「明るい豊かな社会」の実現を掲げ、20〜40歳の青年経済人がさまざまなまちづくり活動に取り組んでいる(公社)茅ヶ崎青年会議所(JC)の理事長に1月1日付で就任した。活動スローガンは『勇往邁進』。「決めた目標に向かって一直線に進むという決意を込めた。時代が大きく変化するなか、自ら先頭に立って汗をかきながら、地域課題の解決に取り組んでいきたい」

 ○…「活動の一丁目一番地」と語るのが「会員の拡大」だ。地域で大きな存在感を示してきたJCも、近年は会員減が続く。その要因の一つが、「家族や仕事よりもJC活動を優先しなくてはいけないのでは、という従来のイメージ」にあると見て「時代に合わせた変化が必要」とする。会員には昨年のうちに1年間のスケジュールを提示しており、事前の引き継ぎさえあれば、事業や会合を休んでも家族との旅行等を優先しても構わないことにした。また、研修事業や情報発信にも力を入れていく考え。「どのような声かけをすれば人が動くのかなど、JCの活動を通して学べることは本当に多い。その魅力をもっと多くの人に知ってほしい」と話す。

 ○…中学卒業後に社会へ。その後、親族の経営する葬儀会社に入社し、今は同社の代表取締役を務める。また2022年に行われた茅ヶ崎市議会議員選挙に立候補し初当選。今年は「3足の草鞋」を履くことになる。「大変じゃないと言ったらうそになるけれど、より地域の人と密に関われることをプラスに変えていきたい」と意気込む。

 ○…プライベートでは2011年に結婚し、現在は1男2女の父親だ。「子どもたちにもっと誇れる茅ヶ崎を残していきたい。そのためにも、自分自身が頑張っている背中を見せられたら」

音貞ゆかりの作品朗読 長谷川楽器で2月2日

 かつて茅ヶ崎に居を構え、近代演劇を世に広めた明治期の俳優・川上音二郎の妻・貞奴ゆかりの作品などを取りあげる「聞楽ちがさき朗読会」が2月2日(日)、長谷川楽器3階Cサイドサロンで開催される。午前11時から午後0時30分。

 湘南シレーネの読み手ら4人が、『彼 山田耕筰と彼女 川上貞奴』やオスカーワイルド原作の 『幸福の王子』などを朗読する。観劇サポートで台本の貸し出し可能(要予約)。予約や問い合わせは長谷川さん【携帯電話】080・6729・8008へ。

好評を博したのぼり旗

のぼり旗をお披露目 茅ヶ崎市萩園の道祖神

 茅ヶ崎市萩園在住の石井政幸さんは、地域の道祖神を守る活動を行っている。

 石井さんらは小正月の行事の1つであるどんど焼きに合わせて、毎年約20mののぼり旗を設置していたが「1人で建てることが難しくなった」ため、このほど新たな旗を制作。1月14日にお披露目された。石井さんは「生地もよく、軽くて簡単に出し入れできて満足」と話した。

タウンニュース社で製作

 のぼり旗はタウンニュース社で製作したもの。当社では、レイアウト作りから印刷までワンストップで製作している。詳細は左記へ。

(問)同社【電話】045・913・4141

昨年の様子=寒川神社提供

寒川神社で災厄祓う節分祭 2月2日 午前11時と午後2時

 寒川神社で2月2日(日)、「節分祭」が開催される。午前11時からと午後2時からの2回。

 古くから、「季節の変わり目には邪気(鬼)が生じる」と考えられており、同社ではその年の邪気災厄を祓うため「節分祭」を実施。当日は、年男年女の参列者が本殿で追儺板(ついないた)を打ち鳴らし、その後、境内に設置された特設櫓の上から太鼓の音と共に福豆撒きを行う。

 また、授与所では「福桝」を数量限定で配布中。初穂料は1500円から。配布期間は2月2日まで。(問)寒川神社【電話】0467・75・0004

M's Beauty Walk

◆活動内容

 オトナ女性が光を放つウォーキングレッスンです。

◆メッセージ

 日常の姿勢と歩き方を整えることで、年齢を重ねても、美しく健康であり続けられます。"歩くことは生きること"。歩く姿勢は、生きる姿勢です。身体を美しくコントロールすることで気持ちも前向きになり、身体と心の軸が整うことを体感して下さい。

家庭系可燃ごみ 有料化導入は21% 県内自治体アンケート

 家庭系可燃ごみの有料収集(※1)を行う神奈川県内の自治体は2024年11月14日時点で6市1町あり、県内33自治体に占める割合は21%であることが、タウンニュース社のアンケート調査で分かった。国は有料化を推進しており、22年時点で全国の実施率は62%(※2)。

 アンケート調査は、昨年の11月1日から11月14日までの期間で実施。家庭系可燃ごみの有料収集の実施状況や開始時期などを問い、全ての自治体から回答を得た。

「排出量減少した」

 県内で最も早く有料化に踏み切ったのは、二宮町で1997年。2006年以降は有料化を始める自治体が増え、近年では、茅ヶ崎市が22年に「将来にわたり安定的にごみ処理を継続していくためには、更なるごみの減量を推進していく必要がある」として、有料収集を開始した。7自治体はいずれも指定のごみ袋を使い、有料化で得られた収入を指定ごみ袋の製造や処理施設の運営費などに活用している。

 また、今回のアンケート調査では有料化導入後のごみ排出量は、全自治体が「減少した」と回答した。しかし茅ヶ崎市では、事業者による家庭系ごみのなりすまし排出などの課題も出てきているという。

「予定ない」48%

 有料化していない26自治体のうち、10自治体が「有料化を検討中」と回答。寒川町も同様で「ごみ処理施設やごみ処理にかかわる経費が年々増加しており、その財源の捻出と、排出者である町民の意識を高め、更なるごみの減量化につなげる必要がある」としている。ほか検討理由について「ごみの減量化・資源化を進めるための効果的な施策の1つ」(相模原市)、「ごみ減量が想定通りに進まない場合の対応策の1つ」(松田町)などが上がった。

 一方、「導入予定はない」と回答したのは16自治体で、全体のほぼ半数の48%だった。「ごみの排出量が計画どおり、減少しているため」(厚木市)、「ごみ減量対策の最終手段ととらえているため」(綾瀬市)などを主な理由としている。

 ごみ問題に詳しい東洋大学の山谷修作名誉教授(経済学)は神奈川県内の状況を「総排出量が減っている模範的な例」とした。その上で有料収集については「近年開始した自治体も多いが、導入前の審議や調整に壁を感じている場合もあるのでは」と分析している。

(※1)ごみの有料収集とは、自治体へ処理手数料を支払っていることを指す。単に自治体がごみ袋を指定している場合とは異なる。

(※2)全国の家庭系可燃ごみの有料収集率は「一部有料」としている自治体を除く。

【アンケート調査の詳細は次のURLまたは二次元コードからご確認ください】

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1gd4m5mdaf-S6BLZP49HHxgtiRkhd_ZCi74mhenRhBK8/edit?gid=516651857#gid=516651857

昨年の一般観覧=茅ヶ崎市提供

湘南花の展覧会 藤沢市長久保公園で

 茅ヶ崎・寒川・藤沢産の花が集う「湘南花の展覧会」が長久保公園(藤沢市辻堂太平台2の13の35)で、2月8日(土)・9日(日)に行われる。

 会場では、色とりどりの花を楽しめるほか、ゆるキャラやキッチンカーがイベントを盛り上げる。8日は展覧会とクイズラリーが午前10時から午後4時まで。先着200人が投票できる来場者投票は3時まで。投票結果は9日の販売会会場で発表される。

 中学生以下の子を含む親子が参加できる「親子で寄せ植え体験」は午前10時30分から11時10分頃と11時30分から午後0時10分頃の2部制で、どちらも10時15分から受け付け。各回先着10組、無料。誰でも参加できる「苗物寄せ植え体験」は午後1時30分から2時30分頃で、受付は1時15分から。先着20組、参加費千円。9日は出品物販売会が午前11時から午後1時まで行われ、売り切れ次第終了。

 雨天時はゆるキャラとのふれあいとキッチンカーの出店は中止となる。問い合わせは茅ヶ崎市農業水産課【電話】0467・81・7145/寒川町農政課【電話】0467・74・1111へ。

ニュートンを手にする科学部の部員とクラブのメンバー

茅ヶ崎グリーンライオンズクラブ 「ニュートン」梅田中に寄贈

 茅ヶ崎グリーンライオンズクラブ(原田裕介会長)の会員が昨年12月11日、梅田中学校を訪問し、同校科学部に科学雑誌「Newton」1年分を寄贈した。

 この取り組みは、同クラブメンバーの田中興一さんが、創刊以来愛読していた同誌を2006年に同部に寄贈したことがきっかけで始まった。田中さんが4年前に亡くなった後は、同クラブが寄贈を継続している。

 原田会長は「面白いことが分かりやすく書いてあるので、皆さんの科学に対する興味の入り口になれば。ぜひこの中から未来のノーベル賞受賞者が出てほしい」とあいさつ。受け取った科学部部長の湯浅圭太さん(2年)は「実験を決める時などに参考させてもらっている。円周率を覚えることがはやった時は、50桁まで覚えた部員もいた。先輩たちが読んでボロボロになっているものもあるけれど、これからも大切にしていきたい」と話していた。

茅ヶ崎市みずき3丁目で目撃されたサル=提供

サル出没 各所で目撃 茅ヶ崎市は注意喚起

 茅ヶ崎市内で12日夕方からサルの目撃情報が相次いでいることから茅ヶ崎市は13日、ホームページで注意喚起した。

 市は「サルの出没について」とする項目をアップ。「もしサルを見かけても、目を合わせない、近づかない、触らない」よう呼び掛けた。

 加えて、「サルに対する心得」として、市街地に出没した際は移動中が多く、「かまわず見過ごすように」と勧告。それでも、もし出会ったときは不慮の事故などの危険を回避するため、「エサをやらない」「近づかない」「目をみつめない」「からかわない」「大声を出さない」といった点を指摘している。

 市担当課によると、「(1月21日時点で)被害の報告は入っていないが、引き続き注意してほしい」としている。

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ハピネスキーコンサート

 小川幸子さんの指導を受ける3団体がコラボレーションする「ハピネスキーコンサート」が1月26日(日)、茅ヶ崎市民文化会館大ホールで開催される。午後1時開場、1時30分開演。

 「劇団湘南山猫」によるオリジナル音楽劇『100万回生きたねこ』の上演、「コーロ・明音」の女声合唱組曲『夢から覚めても』や「コーロ・アマービレ」の『イタリア歌曲集』の合唱のほか、小川さんとマリンバ・グロッケン奏者の佐々木葉子さんのコラボ演奏、全員によるディズニーソングの披露も。

 チケットは1000円で茅ヶ崎市民文化会館で販売中。問い合わせは【携帯電話】090・3337・2954へ。

新年会

◆茅ヶ崎ロータリークラブ

 コルティーレ茅ヶ崎で1月9日に新年例会を開催した。

 諸事お祝いなどの報告があり、杉田祐一会長は「フランスからの青少年交換留学生の受け入れや、海外の姉妹クラブ・友好クラブとの国際交流を図り、子ども食堂や茅ケ崎駅南口植栽事業を通じて、地域奉仕を実現できた」と半期を振り返り、「下半期も地域の奉仕事業が目白押しなので、引き続きクラブ一丸となって進めていきたい」と抱負を語った。

◆茅ヶ崎中央ロータリークラブ

 茅ヶ崎市のルアンホールで7日、新年最初の例会を開催した。

 特別にお祝い膳やお屠蘇が振舞われる中、倉知克則会長があいさつに立ち、「下半期、残された事業を各委員会、そして会員の皆さまと共に精一杯取り組んでいきたい」と意気込みを示した。

 会の後半では、各委員会が対抗してジェスチャーゲームなどで親睦を深め合い、盛り上がりを見せていた。

◆茅ヶ崎湘南ロータリークラブ

 1月8日、茅ヶ崎商工会議所で新年例会を開催し、会員ら約30人が参加した。青少年交換学生やロータリー米山記念奨学生らをゲストに迎え、参加者全員が直近の報告や新年の抱負を語った。脇卓光会長は「厳しい目標にも果敢に挑戦していきたい」と述べ、さらなる結束を求めた。

◆寒川ロータリークラブ

 寒川神社参集殿で1月6日、新年賀詞交歓会を開催した。

 フランスからの青少年交換学生カミーユ・コワフィエさんやホストファミリーらが来賓として招かれ、小澤千明会長は、「昨年はインクルーシブなスポーツ体験イベントを実施し、参加者からも評価いただいた。これからも奉仕活動を通して地域社会に貢献していきたい」とあいさつ。その後、鏡開きが行われた。

◆国際ソロプチミスト茅ヶ崎

 トランキリテで1月16日、新年例会を開催した。会長を務める長谷川由美さんは「まずは3月1日に行われるチャリティー事業である古楽コンサートを成功させましょう」と呼び掛けた。また2026年で創立40周年を迎えるにあたり、「記念事業の準備が始まるなど忙しくなる。活動を充実させ、さらに仲間を増やしていけたら」と抱負を語った。

音楽で楽しく健康目指す

音楽で認知症予防 2月14日、うみかぜテラス

 音楽とリズムで楽しく頭と体を動かし、認知症やフレイルの予防を目指す「音楽レクリエーション」を学ぶ健康講座が2月14日(金)、茅ヶ崎公園体験学習センターうみかぜテラス多目的室Aで開催される。午前10時から11時30分まで。参加無料、事前予約も不要。

 音楽を通じて高齢者を元気にすることを目的に活動する日本音楽レクリエーション指導協会(JMREC)の音楽療法士・堀越美和さんと健康運動実践指導者・松林純子さんから、歌いながらの脳トレや手話歌、声や嚥下のためのオーラルオトフレなどを学ぶ。家族健康チェックシートの「おみやげ」も。

 「認知症やフレイルの予防に興味のある人、地域のリーダーとして家族や地域を元気にしたい人、介護・教育の現場で音楽を生かしたい人はぜひお越しください」と主催者。問い合わせはJMREC事務局【電話】03・6915・8535へ。

各首町に目録を手渡す水落支部長(左)

2市1町の緑化に貢献 宅建協会湘南支部が寄付

 神奈川県宅地建物取引業協会湘南支部(水落雄一支部長)は17日、管轄地域の茅ヶ崎、藤沢、寒川の2市1町の緑化基金に寄付を行った。寄贈式は、湘南鎌倉クリスタルホテルで開かれた新春賀詞交歓会で行われた。

 「湘南エリアが緑豊かで魅力あふれるまちになれば」と水落支部長は、佐藤光茅ヶ崎市長、鈴木恒夫藤沢市長、木村俊雄寒川町長それぞれに目録を贈呈。各首長は日頃からのまちづくりへの協力に感謝の意を述べ、浄財の有効活用を誓った。

 また会場には、能登半島地震・大雨被害の復興に向けた募金箱も設置された。この日集まった寄付金は今後、同支部から被災地の石川県に届けられるという。

湘南ベルマーレ新体制発表会 「フジタ」帰還に歓声 新ユニのメインスポンサーに

 サッカーJ1湘南ベルマーレが1月11日、ひらしん平塚文化芸術ホール(平塚市見附町)で新体制発表会を実施した。新ユニフォームやロゴマーク、新加入選手の紹介などが行われ、来場した約1000人のサポーターを前に選手、監督らは躍進を誓った。

 新しくユニフォームのメインスポンサーになったのは(株)フジタ(本社=東京都渋谷区)。フジタ工業サッカー部はベルマーレの前身であり「生みの親」としてサポーターからも親しまれてきた。1999年のメインスポンサー撤退後、2017年に袖部分のロゴスポンサーとして復活していたものの、今回の発表に会場からは驚きと喜びの声が上がった。

 またクラブ創設以降30年使用されていたロゴマークを初めて更新。スマートフォンなどのメディア環境の変化、印刷やモニター技術の進化に対応することと、表現色の統一のため、これまでより視認性、再現性が高いデザインに仕上げた。

可能性に挑戦

 今シーズンのスローガンは昨年に続き「一戦必勝」。山口智監督は15位で終了した昨シーズンを振り返り「昨シーズンは選手たちのスペシャルな部分が出始めた。良い部分は継続させて選手、チームの可能性にチャレンジしていきたい」と力強く語った。

 新加入選手はゼ ヒカルド、田村蒼生、石橋瀬凪、永井建成、本多康太郎、渡邊啓吾、藤井智也、松本果成の8人。下部組織からの昇格となったDF本多選手は「アカデミーの選手たちに勇気と希望を与えられる選手になりたい」と抱負を話した。スピードに乗ったドリブルが武器のMF藤井選手は「湘南のために走れる選手になりたい」と話した。

新10番は鈴木選手

 新ユニフォームは「変化と成長」をイメージしたデザインが施された。背番号10番をつける鈴木章斗選手は「10番として覚悟と責任感を持ってプレーしたい」と新エースの意気込みを語った。

歓声があがったはしご乗りの妙技=茅ヶ崎市消防提供

災害ゼロ願い消防出初式 はしご乗りなどに歓声

 茅ヶ崎市消防出初式が1月12日、茅ヶ崎市役所本庁舎ふれあいプラザと市総合体育館前庭で開催された。

 永年勤続消防団員や消防団の表彰などの式典が行われた。また車両行進や救助部隊演技、消防団第16、17分団による一斉放水、茅ヶ崎古式消防保存会によるまとい振り込み、はしご乗り演技も行われ、歓声があがっていた。

それぞれのスポーツに取り組んだ親子ら

GDOでスポーツ体験 家族連れ29人が参加

 GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスで19日、親子を対象とした「スナッグゴルフ」と「フットゴルフ」の体験会が開催された。NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブとJリーグが主催。

 スナッグゴルフは未経験者でも楽しめる簡易版のゴルフで、フットゴルフはサッカーとゴルフを融合させた新スポーツ。それぞれを親子10家族29人が体験し、休日のひとときを楽しんでもらおうと企画された。

 参加者は初めにスナッグゴルフで打ち方のコツを学習。体がほぐれてきたところで別のホールに移動してフットゴルフに取り組み、各コーチのサポートを受けながらフットゴルフの専用カップ2つと、スナッグゴルフの簡易ホール3つを合わせた5ホールを日没まで回った。参加者からは「親子一緒に体を動かすいい機会になった」などの声が聞かれた。

 (一社)湘南スナッグゴルフ協会の石塚かれん代表は「GDO、湘南ベルマーレ、湘南スナッグゴルフ協会の3者が協力して楽しいイベントを開催できた。子どもたちには今後もさまざまなスポーツ体験の場をつくっていきたい」と話した。

メンズクッキング教室 2月16日 参加者募集

 寒川町北部文化福祉会館(宮山2820の1)実習室で2月16日(日)、「メンズクッキング教室」が開かれる。午前10時から午後1時。現在、参加者を募集している。

 当日は、水餃子(スープ)、付け合わせ、ごはんを実習する。

 対象は寒川町内在住・在勤の男性12人。申し込み先着制。参加費は500円(材料費)。持ち物は、エプロン、三角巾、布巾。希望者は、費用を持参して同館まで直接申し込みを。問い合わせは同館【電話】0467・74・1515へ。

17団体・個人が出演

1年の感謝込め演奏会 太陽の会が主催

 NPO法人太陽の会が主催するチャリティコンサートが昨年12月14日、ホテルサンライフ・ガーデンで開催された。

 同団体は県内の障害者施設や高齢者施設の支援を行っている。この日は普段、団体の活動に参加している音楽団体によるコンサートで、障害者施設の子どもたちも招待された。

 水島誠司理事長は「普段からお世話になっている皆さんと交流できることがうれしい。ぜひ楽しい時間を過ごしてほしい」とあいさつ。

 その後は3部に分かれて、17団体・個人が民謡やクリスマスソングなどを演奏した。途中、オカリナ奏者の小山京子さんと南台湾陶笛藝術発展協会理事長の張晏誠さんによるスペシャルコラボステージも行われ、張さんは「この素晴らしい場所でのチャリティコンサートに参加できてうれしい」と話していた。

清掃を続ける左から櫻井さん、佐藤さん、金子さん、岡田さん

まちの「玄関口」きれいに 辻堂駅前で清掃活動15年

 通勤・通学でJR辻堂駅を利用している人は、毎朝同駅西口改札付近を清掃している高齢女性のグループを目にしたことがあるのでは。約15年にわたってほぼ毎日、活動を続けてきた4人。「私たち自身が楽しんできたからこそ、長く続いてきた」と笑顔を見せる。

 4人は金子早苗さん(76)、佐藤智娃兒(ちえこ)さん(85)、岡田栄子さん(81)、櫻井眞琴さん(84)。いずれも茅ヶ崎市赤松町に住み「ご近所さん」として長い付き合いを続けてきた。

 清掃が始まったのは2010〜11年頃。辻堂駅周辺で再開発が進み「まちが見違えるように明るくなったころ」(金子さん)だ。ある日「跨線橋から富士山がきれいに見える」と聞いて訪れた4人。タバコの吸い殻などゴミが散乱していることにショックを受け「誰からともなく、だったら自分たちできれいにしようという話になった」

 こうして夏は午前6時30分から、冬は7時30分から約30分、三が日や風雨の日を除いて、ほぼ毎日続けてきた。

 「寒さや暑さがきつい日もある」(岡田さん)が、支えは道行く人々からの声だ。「たくさんの人が『いつもありがとう』と声をかけてくれる。散歩中に仲良くなったワンちゃんも多くて、名前を覚えきれないくらい」と櫻井さんは笑う。

 活動を始めた当初、タバコの吸い殻が多く、1人で30本ほど拾う日も。しかし「値上がりするたびに少なくなっている」という。東日本大震災の直後には募金箱の落とし物を発見したこともあった。また、10年ほど前は小銭や財布の落とし物も多かったが「最近はキャッシュレス化でほとんどない」と社会の変化も感じている。

仲間の危機救う

 5年ほど前のある日。佐藤さんが「今日は体調が悪いから休む」と言ってきた。「その時の表情が気になった」という3人は清掃を終えると、再び家を訪ねた。そこで異変を感じてすぐに救急車を要請。佐藤さんはその後、脳梗塞を発症していたことが判明した。

 麻痺が残り杖が手放せない生活になったものの、今も元気に清掃活動に参加している佐藤さん。「私にとっては最高のリハビリです」と笑顔を見せる。

 「たまに仕事で清掃している思って『時給はいくら』と聞いてくる人がいる。けれど、お金のためだったらこんなに長くは続かなかった。朝の空気を吸って、掃除が終わったらみんなと大声で笑い合う。私たち自身が楽しいから続いてきた。だからできるだけ長く続けたい」と金子さんは話している。

父・政彦さん(左)と息子・大地さん

プロテイン入り和菓子が人気 老舗の店主親子が開発

 茅ヶ崎市美住町の和菓子店「野中屋」が昨年末、「プロテイン大福」と「プロテインプリン」を発売し、話題となっている。創業70年に迫る老舗に新たな風を吹かせているのは、2代目店主と3代目として修行中の親子。開発の経緯などを聞いた。

プリンが人気に

 野中屋は1956年創業。大粒の栗を練り切りで包み、海に映る月と舟に見立てた「茅の月」は第23回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞するなど、茅ヶ崎を代表する和菓子店の一つとして知られている。

 そんな老舗で一風変わった挑戦が始まったのは昨年。現店主・野中政彦さん(58)の息子・大地さん(29)が店を継ぐことを決め、修行を始めたことがきっかけだ。

 「和菓子にはもっと可能性がある」という大地さんは、SNSでの発信に力を入れるなどの改革を続けており、「当店を知ってもらうきっかけづくり」に洋菓子メニューの充実を考えた。

 そこで取り掛かったのが「和菓子店が本気で考えたプリン」だ。まだ修行中の大地さんに代わり、開発を担うのは政彦さん。「もともとプリンが大好きで関東一円の有名店の商品を食べてきた」とさっそく試作に取り掛かった。

 試行錯誤の末、たどり着いたのは寒天や葛を使い、カラメルの代わりに黒蜜を別添えにするなど「和菓子屋らしさ」にもこだわった「なめらかプリン」。昨年9月から店頭に並ぶと、瞬く間に「トップ3に入る人気商品」となった。

格闘家に優しい菓子

 そんな大地さんのもとにあるオファーが届いたのが昨年11月ごろ。実は現役のキックボクサーで、所属する格闘ジムで後進の指導にも当たっている大地さんは、先輩選手から「減量後に食べやすい、プロテイン入りの和菓子がほしい」と持ちかけられた。

 「すぐに出来ますって答えていた」と大地さん。店に戻り、政彦さんと開発に取り掛かった。

 そこで生きたのがプリンで培ったノウハウ。さまざまな製品を試し、ダマになりづらいカフェラテ味の植物性プロテインを使ったプリンと大福を完成させた。

 大地さんが先輩選手に渡したところ「減量で疲れた内臓にも優しく食べやすい。甘いものなので食べるとホッとする」と大好評。評判を聞きつけた格闘家の仲間からも注文が入るようになった。

 昨年12月中旬から店頭での販売を始めたところ、ランニング中に店に立ち寄ってその場で食べていくランナーもいるなど、徐々に評判が広まっているという。

 「今後はネット通販なども検討したい」と大地さん。政彦さんは「お客さんにおいしいと言ってもらえることがなによりうれしい。これからも挑戦をつづけたい」と話している。

ミスSAKE神奈川2023の山田琴子さんもセレモニーに出席し、来場客をもてなした

ラスカ茅ヶ崎 日本酒で地域活性 3日間で900缶完売

 ラスカ茅ヶ崎で1月17日、地域活性化第1弾「日本酒プロジェクト」のオープニングセレモニーが行われ、茅ヶ崎市の佐藤光市長や(株)JR横浜湘南シティクリエイトの田村修代表取締役社長ら10人が登壇した。

 同プロジェクトは、昨年4月に湘南ステーションビル(株)と(株)横浜ステーションビルが合併し、新会社となったことをきっかけに、新たな視点で地域活性化の取り組みをするもの。

 神奈川県内に13ある酒蔵のうち第1弾として、熊澤酒造(茅ヶ崎市)、泉橋酒造(海老名市)、黄金井酒造(厚木市)と日本酒1合缶の企画・販売を行う(株)Agnavi(茅ヶ崎市)に協力を仰ぎ、持ち運びに便利な日本酒缶を制作。缶のデザインは茅ヶ崎市在住のRYU AMBEさんに依頼し、ポップでキュートな仕上がりになった。

 ラスカ茅ヶ崎では19日までの3日間、催事販売が行われ、用意した900セットすべてが完売。初日の10時に訪れた女性客は、試飲すると「普段から日本酒をよく飲む。缶の日本酒は初めてみた。濃厚で爽やかな味わい」と舌鼓を打った。

 田村社長は「地域に愛される駅ビル事業を展開するだけでなく、今後は地域活性化にも貢献していきたい」と話した。

公民館と防災パネルで展示

 茅ヶ崎市役所市民ふれあいプラザでパネル展「公民館ウィーク×防災」が1月27日(月)〜31日(金)に行われる。午前9時から午後5時まで。

 小和田、鶴嶺、松林、南湖、香川の5公民館の連携事業で、公民館の紹介と過去に行った防災講座の取り組みについて展示する。

HPにつながる二次元コード

地元企業で働こう 2月3日 合同説明会

 茅ヶ崎市勤労市民会館(茅ヶ崎市新栄町13の32)の6階A研修室で2月3日(月)、茅ヶ崎市を中心とした企業による「ちがさき合同企業説明会」が開催される。当日は2部構成で午前の部は10時〜11時30分、午後の部は2時〜3時30分。各13社が参加して行われる。

 製造業、福祉、建設業、林業、運輸業、教育、警備、技術、サービス、郵便、小売業と多種多様で幅広い業者が参加。希望する仕事に対して、企業の採用担当者から直接話を聞くことができるチャンスだ。同館の担当者は「茅ヶ崎で働きたい方、このすばらしい街で共に働きましょう。履歴書は不要、就職活動、または転職活動中の方にとってもお勧め。多くの来場をお待ちしています」と話す。60歳以上の人の求人も予定されている。

 同イベントの詳細および問い合わせは茅ヶ崎市産業観光課【電話】0467・82・1111(内線2393)、または【電話】0467・81・7144(直通)。

パン好きなら必見のイベント

「街のパン屋さん」フェア 2月1日 スイーツも

 茅ヶ崎市勤労市民会館(茅ヶ崎市新栄町13の32)で2月1日(土)、「街のパン屋さんフェア」が開催される。時間は午前11時から(売り切れ次第終了)。

 同館が主催する「地元起業家応援企画」の第1弾。「country cakes」「kei’s pan」「thym to bake」「たわわや」の4つの小さなパン店が手づくりのパンとお菓子の販売を行う。同館の担当者は「店ごとに異なるパンとお菓子の風味をぜひ味わってもらえれば。人気のため、買い求めはお早めに」と来場を呼び掛けている。

 同イベントの詳細については同館ホームページまたはインスタグラムで確認を。問い合わせは【電話】0467・88・1331へ。

中嶋さん=茅ヶ崎市提供

心のバリアフリーが社会を変える 車いすインフルエンサーが講演会

 茅ヶ崎市が2月6日(木)、心のバリアフリー講演会を開催する。茅ヶ崎市役所分庁舎6階コミュニティホールで午後3時から午後4時15分まで。

 「一歩踏み出す勇気〜心のバリアフリーが社会を変える!〜」と題し、車イスインフルエンサーの中嶋涼子さんを招く。中嶋さんは「障害者の常識を『ぶち壊し』、日本の社会や日本人の心をバリアフリーにしたい」と、テレビ出演やユーチューブ制作、講演活動などさまざまな分野で活躍している。

 申し込み不要で入場無料。「どなたでもお気軽にどうぞ」と市都市政策課担当者。会場には手話通訳者・要約筆記者も。参加にあたり託児が必要な際は事前に相談を。

 問い合わせは同課【電話】0467・81・7181または【メール】toshiseisaku@city.chigasaki.kanagawa.jpへ。

日本美術史を読み直す 美術館長による連続講座

 茅ヶ崎市美術館の小川稔館長による連続講座「よみなおし日本美術史」が高砂コミュニティセンターで開催されている。何となく知っている日本美術の歴史を学び直そうという企画で、今年は江戸末期の浮世絵師を特集。今後の予定は1月26日(日)「葛飾北斎II―木版画の最高峰『冨嶽三十六景』」、2月2日(日)「 歌川広重I―眼で旅する国土『東海道五十三次』」、2月9日(日)「歌川広重II―都市景観の変遷『名所江戸百景』」、2月16日(日)「歌川派の絵師たち―スーパースター国芳を中心に」。1回のみの参加も可能。

 各回午後2時から3時30分で先着50人。直接会場(同センター3階ホール1・2)で受付。無料。問い合わせは同美術館【電話】0467・88・1177へ。

講座のチラシ

ワクワクする生き方講座 2月23日 寒川町民センターで開催

 寒川町民センター(宮山165)で2月23日(日)、「毎日がより楽しくワクワクする生き方講座〜アドラー心理学で自分の本音を見つける〜」が開催される。

 オーストリアの医師アルフレッド・アドラーが1900年代前半に提唱した心理学・思想の「アドラー心理学」通じ、自分の本音や目的を見つけ、毎日が楽しく充実する方法を学ぶ。

 時間は午前10時から11時30分。対象は寒川町内在住・在勤の申し込み先着30人。講師はライフコーチで作家の小泉健一さん。参加費無料。

 申し込み、問い合わせは、同センター【電話】︎0467・74・2333へ。