逗子・葉山版【1月24日(金)号】

逗子市 高橋さんに市民栄誉賞 詩や俳句で文化勲章受章

 逗子市は桜山在住で2024年度文化勲章を受章した詩人の高橋睦郎(むつお)さん(87)=写真・人物風土記で紹介=に市民栄誉賞を贈ることを決めた。2月2日(日)には授章記念講演会と贈呈式が逗子文化プラザなぎさホールで開催される。

 高橋さんは昨年11月、長年にわたる詩、短歌、俳句などの創作活動の実績が認められ、文化勲章を受章した。

 北九州市生まれ。中学生のころから詩・短歌・俳句などの創作を始め、大学卒業後、上京し、広告会社に勤務しながら詩集などを刊行。谷川俊太郎や三島由紀夫などとも交流を深め、主な著作に詩集『兎の庭』(高見順賞)、句歌集『稽古飲食』(読売文学賞)、句集『十年』(蛇笏賞・俳句四季大賞)、台本修辞『王女メディア』(山本健吉賞)などがある。

 市民からの「功績をたたえたい」との声をうけ、前逗子市立図書館長の安田清高氏を委員長とする高橋睦郎文化勲章受章記念講演会実行委員会が立ち上がり、開催の運びとなった。

 「『逗子に住んで』―こしかたゆくすえ―」と題した記念講演会では、初めに高橋さんが詩の朗読を行った後、約40年にわたる逗子での生活と創作活動を振り返るとともに、これからの人生を語る。講演会終了後、市民栄誉賞贈呈式が行われる。ロビーや図書館では著作などを展示するコーナーも設置される。

 講演会は既に定員に達し、当日入場はできない。

 逗子市の市民栄誉賞は2人目。同賞は2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会で、監督として日本代表チームをベスト16に導いた、岡田武史氏の栄誉をたたえるために創設された。

小中一貫教育の理念をまとめたスクールガイド

葉山町 小中一貫教育を導入 南郷中学校区で4月から

 葉山町は2025年4月から南郷中学校区で施設分離型小中一貫教育を開始する。学習の流れをスムーズに進め、中学進学時に新たな環境になじめない「中一ギャップ」を引き起こさないように、9年間を前期(小1〜小4)、中期(小5〜中1)、後期(中2・3)の3つのステージと捉える。小中一貫の強みである「つながり」を生かして誰一人取り残すことのない学びの場を目指し、26年度からは葉山中学校区での開始も予定する。

 対象は南郷中学校(同町長柄)と長柄小学校(同)の生徒児童と、葉山小学校(堀内)の堀内地区の一部の児童。

 カリキュラムは各教科と関連した総合的な学習の時間で9年間をつなぎ、「自ら考えて行動する力」を探究的な学びで育む。英語教育では小1から外国語を母国語とする指導助手と接点を持つことで、外国の人・文化への興味を伸ばし、後期には英語を活用した自己表現やプレゼンテーション力の習得を目指す。探究活動では農家の協力を得て野菜を種から育てたり、車いす体験などで障害者の生活を知り、その問題解決を考えたりすることで、教科横断的な視点を持って学習を進める。生活面では「施設分離型」の間は校舎はそのまま使用し、校名や校歌、校則、中学校の標準服などに変わりはない。

 町は先行きの見通しが難しく、社会や経済が縮小する時代を生き抜く子どもたちに「自分で考え、スキルを生かして行動できる力」をつけるために、20年度から小中一貫教育の検討を重ねてきた。PTAの会議などを通し、1000人以上の町民と対話を行い、浸透が図れたとし、25年度から開始する。

 教育委員会の担当者によれば、施設一体型に向けては今年度中に基本計画をまとめる予定だという。今後、設計・建設には7、8年はかかる見込み。「よりよい教育を早くという思いもある一方で、今できることを積み重ねていこうというのが分離型の考え。施設ができた時に、新しい時代の葉山の教育をつくれたら」と展望を語った。

昨年文化勲章を受け、逗子市から市民栄誉賞が贈られる 高橋 睦郎(むつお)さん 逗子市桜山在住 87歳

気取らぬ詩人、一生現役

 ○…詩人・歌人・俳人として昨年、文化勲章を受章した。「自分が賞にふさわしいのかという思いはあるが、今後の創作活動への励みにはなる」と話す。市民栄誉賞に関しては「嬉しいことだが、顔が知られて悪いことが出来なくなるね」といたずらっぽく笑う。飾らない人柄が印象的だ。

 ○…中1の時に友人に誘われ文芸部に。そこで『ギリシャラテン抒情詩集』を読み、「ビリビリっと走るものがあった」。詩への目覚めだった。毎日中学生新聞に作品を投稿し続け、入賞の数は群を抜き、知られる存在となった。詩・短歌・俳句全てに興味があり、周りからは八方美人と言われたりもしたが、好きだからどれも続けてきた。「言葉は向こうからやってくる。それを常に受け取る用意が必要。でも大概捉え損なう。その記録が詩集。一生捉え損ないですね」と創作活動を語る。

 ○…北九州市出身。大学時代に結核を患い、教師になることを諦め上京。先輩のつてで広告関係の仕事をしながら詩を書き続けた。自ら働きかけ、谷川俊太郎に跋文(ばつぶん)を書いてもらった詩集が三島由紀夫に認められるなど、「僕は人に恵まれているんです」と感謝する。一方で長いスランプも経験した。30代はほとんど「書けなかった」。42歳の時、交通事故で入院。病院の天井をずっと眺めるうちに「俺が書かなくても誰も困らない」と思い至り、急に気持ちが楽になったことで再び書けるようになった。

 ○…縁あって38年前から逗子に居住。故郷の門司も海と山のまちだった。「歩行と思考は密接で、言葉は歩いているときに降ってくる」そうで、逗子海岸があることは「ありがたく、仕事がはかどる」という。蛍の見られる名越緑地や池子の森もお気に入りだ。

躍動感あふれる剣道の試合

気迫あふれる演武を披露 葉山警察署で武道始式

 日頃の訓練の成果を地域住民らに披露する新年の恒例行事、武道始式が1月17日、葉山警察署道場で行われた。

 逮捕術試合演武、剣道・柔道の署員選抜選手による勝ち抜き戦の高点試合、神奈川県警の高段者に挑む5人掛けが実施され、署員らは気迫あふれる演武を見せた。

 来賓としてあいさつした葉山地区警察官友の会顧問の守屋大光(ひろみつ)さん(82)は「葉山は住み続けたい街ランキングで全国1位だが、安全安心に住めるというのが重要な要素。今日の演武で日ごろから鍛えている技を見て、これなら今年も安全だという思いを強くした」と署員をたたえた。

映画PRのポスター

『ここにいる、生きている。』 逗子も舞台の環境映画 2月に地元上映会

 逗子市在住の映画監督、長谷川友美さんが磯焼け問題の実情に迫ったドキュメンタリー映画『ここにいる、生きている。〜消えゆく海藻の森に導かれて〜』が2月8日(土)、逗子文化プラザのさざなみホールで上映される。

 長谷川さんはコロナ下に逗子に移住してきた頃、あるイベントで磯焼けについて初めて知り、自分同様に知らない人もいるはずだと思い、「映画にする価値がある」と取材を開始。全国を回って自らも海に潜り、約2年の制作期間をかけ完成した。

 急速に進む海の”砂漠化”―。地球温暖化が肌で感じられ、気候変動が刻々と進む今、「どんな未来」を次の世代に手渡していくのかを考えるドキュメンタリー。

 逗子では磯焼け対策としてボランティアが行うウニの駆除活動や、地元サーファーへの取材を行っている。昨年4月には逗子海岸映画祭でダイジェスト版の上映会を行っていた。

 2月8日は午後6時45分上映開始、8時30分上映終了。8時45分からは長谷川監督とゲストによるトークイベントも開催。休憩時間には天然真昆布だしの味噌汁の試食も予定している。

 参加費は大人1800円、学生1000円、未就学児無料。申し込みは【URL】https://umimori.peatix.com/から。

 CINEMA AMIGO(逗子市新宿)でも2月16日(日)から3月1日(土)まで上映される。詳細は同店【電話】046・873・5643。

店舗前で笑顔の関さん

「誰でも楽しめるお菓子を」 葉山町一色在住 関慎子さん

 食物アレルギーのある人も楽しめる「グルテンフリー」の菓子店「そかろsweets!」が昨年12月、葉山町一色の住宅街にオープンした。

 オーナーの関慎子さん(45)は自身もアトピー性皮膚炎など、アレルギーで悩みを持っていた。約10年前に保育グループの集まりで誕生日会を開く際に、アレルギーのある子どもが食べる菓子を探すのに苦労した経験から「好きなものを選べるようしてあげたい」との思いを強くするようになった。その頃、グルテンフリーという言葉を知り、小麦製品の摂取をやめたことで、自身の体調が良くなったことを機にグルテンフリーの菓子作りを始めた。

 ベジタリアンレストランやマクロビオティックの店で働きながら「アレルギーがある人もない人もおいしく食べられるお菓子を作ろう」と研究に励んだ。5、6年前から地域イベントへの出店などをするようになり、「子どもだけでなく大人もアレルギーで悩んでいる人が多くて驚いた」という。

 当初は製造場所を間借りしていたが、「子どもとの時間を大事にしたい」と自宅1階を改造しキッチンに。レストランへの卸や通販の仕事が増える中、客からの声を直接聞きたいと思い、店を構えることにした。

 「グルテンフリーやヴィーガンといっても健康志向の一部の人のためではなく、誰でも生活の中で楽しんでもらえるお菓子にしたい」と、季節のミニマフィンが1個200円からと、価格も抑えている。

 営業日時は木・金・土曜日、午前11時から午後4時。

 詳細は「グルテンフリーそかろ」で検索。

 (問)【携帯電話】070・4330・4653

商工会長賞(手前)、女性部長賞(右奥)、青年部長賞(左奥)に選ばれた商品

逗子の暮らしセレクション 26商品を新たに認定

 逗子の魅力ある商品を新たな地域ブランドとして認定する「逗子の暮らしセレクション」の審査会が1月14日、逗子商工会館で行われた。

 第4期目となる今回は26品目が認定された。逗子市商工会の山上良会長、同会の齊藤晞今女性部長ら10人の審査員が品質、意匠、市場性、逗子らしさ、味覚・機能性、総合評価の点から30点満点で採点。平均点26点以上の金賞には7商品、24点以上26点未満の銀賞には4商品が選ばれた。事業所名と商品名は以下の通り。

 ▽金賞=NPO法人地域魅力(新宿稲荷)、逗子地域資源利活用(逗子竹活グッズ 竹細工)・女性部長賞、冨士屋牛肉店(同店特製選べるカタログ)、(お肉屋さんの贅沢ビーフシチュー)・商工会長賞、TAC21(あかもく7種セット逗子小坪産)、合同会社こつぼ(あかもく・めかぶ乾麺シリーズ)、ふじの蜂牧場(逗子のはちみつ)・青年部長賞▽銀賞=マイハンズミカミ(逗子さくら包丁)、TAC21(披露山ビューティ潤いカラーリップ)、(逗子小坪産ウニ殻カルシウム入りぬか床)、逗子彩香堂(オリジナル健康茶「棗花局」)

 山上会長は認定事業者に対し「逗子のイメージアップをともに考えてくれることに感謝するとともに、趣向を凝らし工夫された取り組みに敬意を表したい」と語った。

 今回、認定された商品は3月下旬更新の「逗子の暮らしセレクション」ウェブサイトやパンフレットで紹介される。

謎解きアドベンチャーのポスター

3月2日まで 三浦半島で謎解き冒険 地場産品の景品も

 4市1町(逗子市、葉山町、鎌倉市、横須賀市、三浦市)を巡りながら謎を解く「三浦半島謎解きアドベンチャー」が、3月2日(日)まで開催されている。

 謎解きを通して4市1町の特産品や観光スポットを知ることができる冒険イベント。問題は小学生向け難易度で、謎の答えを集めてイベントサイトから応募すると、各市町の地場産品や土産品などの景品が抽選で当たる。

 景品は、謎解きの答えを3つ集めた「3スポット賞」と、5つすべて集めた「コンプリート賞」の2種類。マリブホテルも利用可能なリビエラ逗子マリーナのギフトカード3万円分や、角車の葉山牛サーロインステーキ・ローストビーフ約1kg、スイッチスタンスのSUP体験、THE HOUSE FARMの食事券5千円分などが用意されている。

 参加無料で、市役所、町役場、図書館などで配布中の台紙を受け取って開始。

 主催するのは4市1町と神奈川県、各市町観光協会、京浜急行、JR東日本で構成する三浦半島観光連絡協議会。

 (問)横須賀市観光課【電話】046・822・8567

三浦半島農漁業者 環境変化にどう向き合う 現場の声きくトークイベント

 気候変動をはじめとする環境の変化が三浦半島の一次産業にどうような影響を与えているか。それに対して、生産者や漁業者はどんな対応を迫られているのか。現場の生の声を聞きながら、私たちにできることを考えるトークイベント「環境変化に対峙する三浦半島の農漁業者たち」が1月26日(日)、横須賀市小川町のコワーキングスペース、16スタートアップ(横須賀市役所裏)で開かれる。

 地域の「食」に携わる農漁業者や食品加工業者などで組織する「三浦半島 食彩ネットワーク」の主催。現状を嘆くのではなく、打つべき手立てなど未来志向の議論を発信していく。

 4人がパネラーとして登壇する。葉山真名瀬漁港で季節ごとの漁を営みながらアマモ(海藻)を増やす活動にも取り組む「桜花丸」の長久保晶さん。1963年に猿島地先に自生する天然わかめの種苗から養殖を始めた「佳栄丸」の3代目である栗山義幸さん。三浦市初声町で環境配慮と少量多品目の栽培で年間150種類の野菜を生産し、そのすべてを直売する農業モデルを築いている「高梨農場」の高梨雅人さん。農業研修でドイツに渡り、環境保全型農業技術を学んだ後、実践者として農林水産大臣賞を受賞した経歴の「ながしま農園」の長島勝美さん。進行役を同ネットワーク事務局長の桑村治良さんが務める。

 時間は午後1時から3時。参加費1千円。定員50人。

 申し込みは「食彩ネットワーク」(【URL】https://miura-shokusai.net/)ホームページから。
講師を務めるミュータントウェーブの3人

「ジェンダー、何でも聞いて」 2月2日 福祉文化会館で

 葉山町の地域住民を中心に子どもの学び、学校支援活動を展開するNPO法人葉山子どものための人材バンク(坂本直子代表)は2月2日(日)、マナビノツドイVol・4「世界一なんでも聞いていいジェンダーの話」を開催する。

 講師を務めるのは元なでしこリーグの女子サッカー選手で現在は「男性」としてジェンダーや多様性について発信する3人組「ミュータントウェーブ」(Asahi・Ochan・Masa)。

 坂本代表は「性教育は学校で行うが、ジェンダーやLGBTQについては授業では取り上げにくいという話を聞いた。自分や友だちの『性』への違和感について悩む子どもたちに、自分らしさを身につけて生きていっていいということを伝えたい」と今回のテーマを掲げたという。

 時間は午前10時30分から午後1時(受付は10時)。会場は葉山町福祉文化会館大会議室(葉山町堀内)。参加費は無料。定員70人。

 参加希望者は同法人ウェブサイトの申込フォームから。1月30日(木)締め切り。

 (問)【メール】hayama.jbank@gmail.com

防災について学ぶ 町民大学の参加者募集

 葉山町は関東学院大学と連携で防災について学ぶ講座を2月27日(木)、28日(金)、3月7日(金)に開催する。各回テーマは町ウェブサイトで確認。葉山町立図書館2階ホールで時間はいずれも午後2時から4時。定員は各回30人(抽選)。参加費は無料。希望者は申し込みフォームからか、はがきFAXで生涯学習課へ。

 (問)同町生涯学習課【電話】046・876・1111

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昨年の定期演奏会=なぎさマンドリンアンサンブル提供

逗子でマンドリン演奏会 2月9日 なぎさホールで

 逗子を拠点に活動する「なぎさマンドリンアンサンブル」が2月9日(日)、逗子文化プラザなぎさホールで第9回定期演奏会を開く。午後2時開演(1時開場)。入場無料。

 30人による編成で、2部構成の公演。1部では『亜麻色の髪の乙女』『展覧会の絵』などの、クラシックの名曲を演奏。2部は『ユーミンメドレー』『スクリーン名曲メドレー』などポピュラーな曲を披露する。

 同団体は2007年に結成。逗子小学校内の施設を練習拠点に月3回活動し、年1回の定期演奏会に向け日々励んでいる。

 代表の加藤准一さんは「皆さんが知っている親しみやすい曲を選曲していますので、ぜひ聞きに来てください」と来場を呼び掛ける。

 同団体は随時会員も募集している。

 (問)大橋さん【携帯電話】090・8442・6158

思い出を語る栁さん(右)と高木さん

葉山町100周年記念映画上映会 懐かしの映像に感嘆 栁商工会長も登壇

 家庭で撮影された古い映画フィルムを地域で上映するホームムービーデーを開催してきたシネマチェルキオ葉山(高木雛代表)が1月18・19日、葉山町制施行100周年記念記録映画「葉山の記憶の記録」の上映会を葉山町福祉文化会館で行った。6回の上映で、延べ532人が観賞した。

 冒頭は一色小学校6年生が「100年後の人たちに見せたい葉山」を取材・撮影した『100年後のあなたへ HAYAMA MOVIE』が流された。

 本編は1960年代から80年代にかけての映像が主で、古いものでは1936年のある家族の子どもたちの様子の記録もあった。花の木公園でのつつじまつり、幼稚園や小学校・中学校の運動会、長柄・イトーピアの変遷、元町商店街の様子など、当時を知る人たちには懐かしい場面がスクリーンに映し出された。

 18日2回目の上映の後には、葉山町商工会長の栁新一郎さんと高木さんによるトークイベントも実施。栁さんは葉山御用邸の影響で別荘が多く建ち、その人たちの生活を支える商店などが葉山の商業の原点だと語った。

 鎌倉市から見に来ていた土屋茂子さん(82)は「25歳まで御霊神社(長柄)の近所に住んでいた。きょうだいがいるのでよく葉山には帰ってきている。昔と今の違いを思い出しながら見ていた」と懐かしそうに感想を語った。

初鹿野裕樹氏

参院選 参政が初鹿野氏擁立へ 47歳、元警視庁勤務

 参政党は今夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)で新人の初鹿野(はじかの)裕樹氏(47)を公認候補予定者にすると発表した。

 初鹿野氏は横浜市港南区出身。23年間警視庁で勤め、2024年の衆院選に神奈川11区で出馬し落選。現在は会社顧問を務める。24年12月の会見で「消費税の減税や社会保険料を下げて、国民の可処分所得を増やしたい。また、警察官など公安職の待遇改善を求めたい」と述べた。

星座にまつわるエトセトラ 「冬の星」

 シリウス・ベテルギウス・リゲル・アルデバラン・カペラ・ポルックス・プロキオン。冬を代表する星座にある一等星の名前です。冬は空気も澄んで明るい星が多いので、美しい星空を楽しめます。そんな冬の星を俳句の季語ではどんな呼び方をするのか調べてみました。冬の星=晴れた冬の空に寒々とした鋭い光を放つ星。凍りついたように輝く様子から「凍星(いてぼし)」。木枯らしの吹くような冷たい夜に輝く星は「荒星(あらぼし)」。冬星(ふゆぼし)寒星(かんぼし)冬北斗(寒北斗)冬昴(寒昴)冬星座(ふゆせいざ)星冴ゆ(ほしさゆ)など。どれもキンと冷えた空気の中の星を表します。星だけではなく、冬月、冬満月、冬月夜、月氷る、冬の夕空に鎌のように鋭くかかる月を寒三日月(かんみかづき)などと呼び、冬の冴えた夜空にかかる天の川を、冬銀河とも呼ぶようです。