大和版【1月31日(金)号】
2部優勝を祈願する選手たち=25日・公所浅間神社

大和シルフィード 2部リーグ優勝目指す 浅間神社で必勝祈願

 大和市をホームタウンに活動する女子サッカーチーム「大和シルフィード」(高橋和幸監督)の選手・関係者が1月25日、下鶴間にある公所浅間神社(樋田誠宮司)で3月から始まる新シーズンの必勝を祈願した。

 神社本殿で執り行われた必勝祈願の神事には、選手や監督ら22人が参列した。樋田宮司によるお払いに続いて選手たちは神前に玉串を奉納し、一戦必勝を誓った。最後には一人ひとりが厄除け太鼓を叩き、気合いを入れる姿も。樋田宮司は「今年は巳年。へびのように粘り強く勝ちを狙ってほしい。応援しています」とエールを送った。

 同チームは昨季、なでしこリーグの2部を戦い、8勝9敗5分けで12チーム中6位だった。今季は新加入の9人を加えた23選手で挑み、高橋和幸・元監督(50)が再び指揮をとる。

 神事を終えた高橋監督は「今シーズンが始まったと身が引き締まる思い。2部リーグ優勝を目指して頑張ります」と語った。北田琴理選手(MF)は「いよいよ始まるなという気持ち。2部で優勝し、1部への昇格を目指して頑張りたい。チームとして自分たちのサッカーを表現できたら」と笑顔を見せた。

 なでしこリーグ2部は3月15日(土)・16日(日)開幕。大和シルフィードを含む12チームが計22試合を戦う。

大和マイスターズクラブのメンバーら(前列右から2人目が高下会長)=1月27日・北京飯店で

大和マイスターズクラブ 「オンライン商店街」始動 インスタ活用で地域活性

 市内に店舗を構える商店主や事業者の有志団体「大和マイスターズクラブ」(高下ユキエ会長)が今年1月から、インスタグラムを活用して情報発信を開始した。SNS上の「オンライン商店街」を標榜し、各店舗のお得情報を消費者に届けるだけでなく、各店を動画で紹介したり各店のコラボ企画なども発信することで、地域活性化を目指す。

 大和マイスターズクラブは、「大和市に店舗を持つプロ集団」の名の下に18店が加盟している。「POLA ALICE」(南林間)の高下ユキエさん、「4DELI」(同)の橋本奈義さんが正副会長を、「葛西施術院」(中央林間)の葛西明広さんが会計を務め、同クラブの「三役」としてプロジェクトをけん引している。

 「ここに来れば魅力あるお店が見つかる」。そんな「オンライン商店街」の構想は、高下会長の思いがきっかけだった。

 高下会長は、8年ほど前から南林間でエステサロンを営んでおり、顧客から「エステ後にどこかでランチをしたい」といった声をよく耳にしていた。そこで高下会長は、地域の飲食店のチラシを自店に置き、顧客に紹介するようになった。

 「市外からのお客様も多く、『大和の魅力を多くの人に届けたい』と考えるようになった」。そんな会長の思いに賛同する商店主や事業者の輪が次第に広がり、自店のチラシを配架し合う動きが加速していった。

 集まった有志で意見交換などを重ね、今から1年ほど前に大和マイスターズクラブが発足した。現在は小売店やサービス業などが加盟しており、飲食業がおよそ半数を占める。

市の補助金を活用

 インスタグラムの運用にあたっては、商店街の活性化や販売促進を支援する市の「連携型チャレンジ事業費補助金」を活用。すでに数本の記事や動画が投稿されており、今後は2日に1回の頻度で発信していく予定。

 「フォロワーの方だけでなくクラブメンバーも楽しみながら活動していきたい」と高下会長が話すように、会員同士が互いの店を紹介したり、業種を超えた「料理対決」など、老若男女が楽しめるような企画も発信していく方針だという。

 今後、同クラブではSNSを通じ、コロナ禍で打撃を受けた地域の商業活性や大和のにぎわい創出を目指していく。

2月19日から絵画展を行う「湘南水彩スケッチ会」の代表を務める 池田 利範さん 福田在住 82歳

縁の下の力持ちに

 ○…湘南や横浜を拠点に活動する「湘南水彩スケッチ会」。3年前、前身となる「湘南会」の講師から「会を引き継いでほしい」と打診を受けた。「絵を教えることはできないが仲間から背中を押され、一部を引き継いだ」と笑顔。「いなくてはならない縁の下の力持ちになりたい」という目標を胸に、16人の仲間と透明水彩によるスケッチを楽しんでいる。

 ○…栃木県で生まれ、幼い頃に東京都大田区へ引っ越した。羽田空港が近く、子どもの頃から大空を見上げては「飛行機に関係する仕事に憧れていた」と目を輝かせる。その夢を叶え、高校卒業後は航空機の整備作業に携わる管理業務に就いた。子どもの誕生を機に新居を構えるため大和市に移り住んだのは、20代後半の頃だった。「大和の空で飛行機を見かけると、今でも子どものころを思い出す」と話す。

 ○…2014年、湘南会に所属していた友人に誘われ、展示を見に行った。「こんなに爽やかで素敵な絵があるのかと驚愕した」。自分も学んで同じような絵を描けるようになりたいと思い、入会を決意した。遠近法などが分からず悪戦苦闘したというが「透明水彩の持ち味である独特の透明感やにじみは、描き続ける努力と過程で覚えて行く必要がある。その難しさや奥深さにのめり込んだ」と魅力を語る。

 ○…昨年、自宅の近くに絵画展を開ける施設があることを知った。代表として慣れてきたこともあり、会として3回目となる絵画展を市渋谷学習センターで開催することに。「地元に恩を返すことができれば」と意気込んでいる。個人としても「ぷらっと高座渋谷」で定期的に自作の絵画を4点ほど展示している。「作品が100枚になったら、個展を開きたい」と夢を描く。

豊かな心集まる「美術館」に 南林間で「みんなで文化祭」

 南林間地区家庭・地域教育活性化会議(森園廣子会長)がこのほど、大和市コミュニティセンター南林間会館で「みんなで文化祭」を開催した=写真。

 コロナ禍で自宅待機を余儀なくされた子どもたちに作品を応募してもらい、展示して地域の人々に見てもらうことで豊かな心を育もうと、5年前から始まった催し。

 今回はポスターの部や標語の部、俳句の部のほか、「転んだ人を助けた」「一人だった子に声をかけて一緒に遊んだ」などの善行を自ら申告してもらうハートフル善行賞の部が設けられた。南林間中学校と南林間小学校、西鶴間小学校、緑野小学校のほか、地域の人々にも声をかけ、書道や写真、版画、鎌倉彫などの作品も含め、210点を超える応募があった。

 文化祭は2日間開催され、初日には同会議が審査した作品の表彰式が実施された。入賞者には表彰状が贈呈され、一人ひとりに温かい拍手が送られていた。文化や芸術に触れてもらおうと、中国の無形文化遺産の「変面」や和楽器、尺八、筝による演奏も披露され、会場は盛り上がりを見せた。2日目は集まった作品を地域の人々に見てもらおうと、展示会が開かれた。

 森園会長は「豊かな心が詰まった、ここだけの美術館になりました」と笑顔を浮かべた。

 各部門の入賞者数は以下の通り。▽ポスターの部/17人(応募総数17点)▽標語の部/23人(応募総数78点)▽俳句の部/5人(応募総数20点)▽ハートフル善行賞の部/14人・1団体(応募総数56点・1団体)▽作品の部/様々な種類の作品が応募されたため、入賞者選定は実施せず(応募総数40点)
大和駅周辺で行われた=1月28日

団体長会 「e―Tax」利用を 確定申告を前に呼びかけ

 大和税務署管内の関係団体で組織される「大和税務署管内団体長会」(吉川精一会長)による街頭広報活動が28日、大和駅周辺で実施された。

 広報活動は、2月17日から始まる「確定申告」に先がけて行われた。大和税務署・大和署管内納税貯蓄組合連合会・大和青色申告会・大和法人会・県央小売酒販組合大和地区・大和間税会・東京地方税理士会大和支部・大和税務署管内農協税務連絡協議会・大和管内小規模事業指導協議会の関係者に加え、女子サッカーチーム「大和シルフィード」の選手らおよそ30人が参加。

 インターネットを通じて自宅からも手続きができ、事務の省力化にもつながる「e―Tax」による確定申告などを呼びかけた。

大和市消防 コンロからの出火が最多 24年火災発生件数

 市内で2024年に発生した火災件数は37件で、前年より12件減少した。市消防本部によると、コンロからの出火は増加していることから、同本部では注意を呼びかけている。

 24年の火災件数を原因別にみると、コンロからの出火が8件で全体の21・6%と最も多く、過去5年間で最多となった。次いで放火・放火の疑いが6件(16・2%)、ストーブからの出火が4件(10・8%)と続いた。

 前年と比べるとコンロからの出火は3件増加し、放火・放火の疑いは3件減少した。配線器具からの出火は0件だった。

 同本部の担当者は、コンロ火災の増加を受け、「火を使っているという意識を持ち、目を離さないようにしてほしい」と注意を呼びかける。配線器具からの出火減少については、市民の防火意識の高まりが要因の一つとみる一方「最近はスマートフォンなどに使用されるモバイルバッテリーなどの電子機器からの出火も増えている」とし、新たな火災リスクへの注意も喚起している。

 市消防では現在、乾燥注意報が2週間続いた場合に市内を消防車でパトロールするなど、火災予防の啓発活動に力を入れている。
右から松本煌晟選手、小池隼斗選手、松本風翔選手

Refre'K アマチュアキックで好成績 3選手が上級生に健闘

 フィットネスキックボクシングジム「Refre'K」(百瀬竜徳会長/大和南)に所属する松本煌晟選手(深見小学校6年)と小池隼斗選手(文ヶ岡小学校5年)、松本風翔選手(深見小学校3年)が、1月11日に新宿FACE(東京都新宿区)で行われた「RISE Novaジュニア全日本トーナメント」で、それぞれ健闘を見せた。

 同大会は30kg、35kg、40kg、45kg、50kg、55kg以下の6階級で行われ、煌晟選手と小池選手が40kg以下級に、風翔選手は30kg以下級に出場した。

リベンジ誓う

 3選手は1回戦、2回戦と得意の右ストレートを武器に勝ち進んだ。

 迎えた準決勝では、3選手ともに2学年上の選手と対戦した。身体が一回り以上大きい相手に苦戦を強いられ、惜しくも決勝進出を逃した。

 煌晟選手は「頭の中で試合展開を考えながら攻撃できたけど、相手選手の身長が高く前に出られなかった。気持ちを強くしてリベンジしたい」と話していた。

 小池選手は「過去4回負けている相手に今回は接戦だった。負けたけれど成長できていると感じた」と振り返った。

 風翔選手は「スタミナが切れて押し込まれてしまった。体力をつけて優勝をめざしたい」とリベンジを誓った。

 百瀬会長は「それぞれが持ち味を発揮した結果が出たと思う。学年が上の相手によく戦ってくれた」と健闘を称えた。
社殿で演奏を披露

大和天満宮 神様に雅楽奉納 14日には左義長祭も

 大和天満宮(平賀あずさ宮司)で1月12日、雅楽の奉納演奏が行われた。「学問の神様」とされる菅原道真公が祀られる社殿で小学生2人、大学生1人、専門学生1人の計4人が学業成就と雅楽上達を祈念しながら演奏を披露した。

 様々な日本の伝統文化を学んでもらおうと、市が開催している「やまと子ども伝統文化塾」。この一つである雅楽体験教室を受講している学生4人が今回、天満宮を訪問した。一行は、神職が祈祷を行った後、体験教室で講師を務めている「大和市雅楽協会」の松永耕作会長らと共に神前で2曲を奏でた。松永会長は「神様の場で演奏することで、清々しい気持ちになりました」と話した。

無病息災願う

 14日には左義長祭が行われた。同祭は、昨年身につけていたお守りや祀っていたお札を返納し、感謝の気持ちを込めてお焚き上げするもの。

 新しい年も健やかに過ごせるよう、地域の人々が持参したお札やお守り、おみくじなどの厄祓いが行われた。平賀宮司は「小さいお守りやお札は社務所の受付時間であれば、お返しすることができます」と話している。

描いた作品を持つ池田代表

45作品がずらり 湘南水彩スケッチ会

 「湘南水彩スケッチ会」(池田利範代表=人物風土記で紹介)が2月19日(水)から25日(火)まで、大和市渋谷学習センター1階ギャラリーで絵画展を開催する。午前10時〜午後4時(初日は午後1時から、最終日は3時まで)。入場無料。

 「親睦と健康で生き生きとした生活」を目標に、会員16人で活動している同会。今回は、透明水彩で描いた四季折々の風景画が45点ほど展示される予定。「会員が厳選した作品を鑑賞できる」と池田代表。「ぜひ見に来ていただければうれしい」と話している。

 問い合わせは池田代表【携帯電話】090・9390・9588へ。

だるま購入者に願掛けを行う

鶴林寺で初不動祭り だるま市も開催

 下鶴間にある鶴林寺(曽我高順住職)の境内で1月28日、恒例の「初不動祭り」と、併せてだるま市が開催された。

 1月28日は「初不動の日」と呼ばれ、各地の寺院では1年間の無病息災を祈って護摩焚き供養などが執り行われている。同寺では下鶴間連合自治会と大和商工会議所下鶴間支部、鶴林寺世話人会などの協力のもと、祭りが実施されている。

 当日は多くの人が訪れ、古いだるまなどがお焚き上げされていたほか、だるまを購入すると学業祈願や商売繁盛、家内安全など、その人に合わせて願掛けが行われていた。

 下鶴間連合自治会の高橋一雄会長は「幼稚園や保育園の子どもたちも見に来てくれた。やっぱり子どもの声が聞こえると華やかになる」と話していた。

大会の様子=提供

市剣道連盟 実力を出し切り健闘 市剣道大会に380人

 第66回「大和市剣道大会」が1月19日、大和スポーツセンターで開催された。主催は市剣道連盟(戸塚義孝会長)。市内外45チーム約380人が参加し、日頃の鍛錬の成果を出し勝敗を争った。

 この大会は大和市近隣の地域を対象にした招待試合で、地域間の交流も目的としている。一般(1チーム7人)18チーム・少年の部(1チーム5人)27チーム、市内からは一般の部に2チーム、少年の部に7チームが出場。予選リーグを勝ち抜いたチームが決勝トーナメントに駒を進めた。メンバーには実績のある選手らが選出され、約1年間を通して月に1〜2回の強化練習を実施してきたという。大和市剣道連盟チームは健闘したが入賞を逃した。

 戸塚会長は「初戦から熱い試合内容で見ごたえのある素晴らしい大会だった。真冬の寒さが厳しい中での開催だったが、活気にあふれ親睦の輪は一層広がった」と大会を振り返った。

 大会の結果は一般の部は相模原光武館道場、少年の部は茅ヶ崎市剣道連盟がそれぞれ優勝した。

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ボランティア募集 高齢者の生活支援に力を

 大和市南林間地区たすけあい協議会では、高齢者の「生活支援ボランティア」として1月24日時点で176人が登録し、日々活動している。

 40〜70代以上の幅広い世代の有志が、庭木剪定・電池交換・ゴミ出しなど身の回りの支援や、通院付き添い、家事代行など、生活行動支援を行っている。支援活動は累計7304件(1月24日時点)にのぼり、社会の高齢化を背景にニーズは年々高まっている。

 同協議会ではボランティアを募集している。

 (問)同協議会【電話】046・206・5310(月水金の10時〜15時)。

桜の名所を巡るツアー 2月から受付

 大和市観光ウォーキング「〜さくらの名所巡りツアー2025春〜」が3月28日(金)に開催される。午前9時30分〜午後2時。雨天中止。市イベント観光協会の主催。

 高座渋谷駅西口に集合。引地川沿いの千本桜、引地台公園、ふれあいの森を巡り大和駅で解散する全長およそ7・5Kmのコース。花見をしながら楽しく散策する。

 参加費は無料。定員は20人程度。グループで申し込みの場合は2人まで。昼食・飲み物は各自で持参する。

 申し込みは2月1日(土)〜3月7日(金)。ハガキか電話で応募を。

 (問)市イベント観光協会【電話】046・260・5799。

 

園児たちの厄を払う獅子舞

宮下太鼓連 園児の健康を願う 幼稚園で獅子舞披露

 中央林間幼稚園(横森司園長)で1月22日、宮下太鼓連(青木正始会長)による獅子舞の演舞が披露された。園児約155人が太鼓や笛の音に合わせた舞を楽しそうに見ていた。

 これは、同園が毎月開いている誕生日会内のイベントとして初めて行われた。獅子舞の演舞が始まると泣き出してしまう園児もいたが、ひょっとこが出てくると会場は笑顔に包まれていた。

 青木会長は「獅子舞は無病息災を祈り、厄を払うもの。園児たちが1年を健やかに過ごし成長してくれたら」と話していた。