戸塚区・泉区版【2月6日(木)号】
映画上映会&講演のチラシ

泉区異業種交流会アイディーズ 映画で「認知症理解を」 3月開催へ協賛よびかけ

 泉区の異業種の経営者らからなる「地域創造チームアイディーズ」が3月9日(日)に認知症をテーマにした映画の上映会を企画している。「認知症の人も地域の一員として暮らし続けられるように」との思いで、広く理解を深めてもらおうと準備を進めている。

「泉区をみんなで」

 アイディーズは福祉、不動産、子育て、運送、建築関係、弁護士など業種を越えたメンバーからなり、「泉区を暮らし続けられる街に」と地域振興などに取り組んできた。2021年に発足し、22年4月にはコロナ禍の影響が続く中で「子どもたちに思い出を作れたら」との思いで150発の花火を打ち上げた。

 23年秋には「もう一度みたい」との声を受けて再び花火を打ち上げた。毎回、協賛や寄付を募る形で実施しているのは「泉区の力を集めて、みんなで作ることに意味がある」と代表の山出貴宏さんは思いを語る。

モデル当事者の講演も

 そんな中、今回企画したのは認知症をテーマにした映画「オレンジ・ランプ」の上映会。39歳で若年性認知症と診断された丹野智文さんの実話に基づく作品で、今回の上映会には丹野さん本人も駆けつけて講演する。

 区内で介護事業所を営む山出代表は「認知症にはまだまだ誤った理解が多い。正しく理解し、地域全体で支えていける街になったら」と話す。

 開催日時は3月9日(日)午後2時〜4時30分。会場は泉区民文化センターテアトルフォンテ。入場無料で事前チケット制(定員200人)。

 アイディーズでは今回の企画について協賛を呼びかけており、1口1万円(3口まで)。チケット・協賛の申込みはいずれも事務局【メール】idesmtg@gmail.comへ。

戸塚区 弓道団体が40周年 スポセンで活動続け

 戸塚区唯一の弓道団体「横浜市戸塚弓友会」(伊藤律郎(のりお)会長=今号中面・人物風土記で紹介)がこのほど、活動40周年を迎えた。戸塚スポーツセンター完成と同時期に発足した同会は、現在も10代から90代まで200人以上が汗を流している。

 同会は1984年に戸塚スポーツセンター弓道場を本拠地として発足。当時は「戸塚区弓友会」だったが、区外の入会希望者が増えたこともあって、のちに現在の名称に変更したという。

 戸塚区体育協会(現・スポーツ協会)に加盟すべく、戸塚区弓道協会も創設。その後、分区に伴って泉弓友会、栄弓友会も生まれていった。

 戸塚弓友会の現在の会員は200人超。これは栄区に次いで市内2番目の規模という。伊藤会長は「駅から近い立地と、夜もあいていることで若い会員も多いのが特徴」と話す。平均年齢は49・5歳で10代から90代までが所属している。

初心者にもやさしく

 伊藤会長によると、武道の世界にあっては礼儀を重んじるがあまり、敷居が高くなることもあるという。「新しい人や若い人にやさしく」――。その思いが同会の文化になり、多世代の笑顔につながっている。

 「部活じゃなくて、ここで弓道を始めて良かったかも」。そう話すのは戸塚区在住の渡部千央さん(高2)。1年生の時に初心者教室を体験して弓道を始め、すでに弐段の腕前。「おじいちゃんくらいの先輩たちがやさしく教えてくれるので楽しく続けられています」と笑顔で語った。

40周年を迎えた横浜市戸塚弓友会の会長を務める 伊藤 律郎(のりお)さん 戸塚町在住 67歳

日々の中に「弓」引く緊張感

 ○...戸塚スポーツセンターが開設し、遊水池の有効活用として弓道場が併設された1984年。弓道に親しむ戸塚弓友会も発足し、今年度40周年を迎えた。会員数は近年増加傾向で、10代から90代まで200人を超す。駅から近く、夜の時間帯も弓道ができる環境は市内でも珍しいが、「みなさんが良い雰囲気を作ってくれているから、新しい人が入ってきてくれる」と笑顔で語る。

 ○...栃木県大田原市出身。弓の名手として歴史に名を残す「那須与一」の出生地だ。弓道は盛んで「祖父が道具を持っていたから」と中学から始めた。高校時代にはインターハイ出場を果たし、大学でも主将を務めた。社会人になって離れていたが、アテネ五輪のアーチェリーで山本博選手がメダルを獲得したことが刺激に。自身も挑戦したが、「自分には弓道の方が合ってるな」とスポセンに通い始めた。

 ○...現在は錬士六段。的に当たるかどうかだけでなく、「気持ちや呼吸も澄んでいるか。よい『射』ができることの方が価値がある」と語る。「大人になって緊張する場面っていうのは、そうない。矢を放つ瞬間にはそういう魅力もある」。一方、会の普段の雰囲気は幅広い世代が和気あいあいとしている。「弓道は生涯競技。学生時代の経験者がそのまま続けられるような環境を整えられたら」。若者たちを温かく見守ってきた。

 ○...戸塚弓友会の活動が活発な一方、市内弓道場は9カ所だけで、弓道愛好家が増加する中では環境が十分に整っているとはいえないと指摘する。横浜市弓道協会の会長としての立場もあり、念願の一つは「市内に弓道場を新設すること」という。「いずれは横浜市内で全国大会を」――。そんな思いも胸に後進の育成を続ける。

来庁者に冊子を手渡す児童

倉田小4年2組 水害対策の冊子を配布 戸塚区役所来庁者に向け

 戸塚区の倉田小学校4年2組の児童たちがこのほど、水害に関する冊子を作成し、戸塚区役所で来庁者たちに手渡しで配布した。

 同クラスでは、昨年4月から防災についての学習を進めており、そのなかで区役所と協力し、今回のパンフレット制作が実現。11月にはより区民に需要のある情報を届けるため、来庁者にアンケートを実施した。

 当日は児童たちが来庁者に積極的に話しかけ、クイズ形式でパンフレットの中身を説明。実際に冊子を受け取った来庁者から褒められる場面も見られた。

 担任の白井光教諭は、配布に向けて「子どもたち自身で話し方を考え、どうしたら皆さんに足を止めてもらえるのかを話し合いました。今後も適切な情報発信ができるようになってくれれば」と話した。

賞状を手にする坂井さん(右)と小川君

泉区・清流館 剣道県大会で3位入賞 小1・小2の部で

 泉区剣道連盟に所属する「清流館」(本村正英館長)の小学生2人がこのほど、第52回神奈川県剣道道場連盟剣道大会で各々3位に入賞した。

 入賞したのは1年生の部に出場した小川維織(いおり)君(中田小)と、2年生の部に出場した坂井紅巴(くれは)さん(葛野小)。本村館長は「2人とも兄や姉がいて、幼い頃から通っている。しっかり実力を発揮してくれた」と称える。

うれしさも悔しさも

 小川君は大会を振り返り、「優勝したかったので悔しい。次は負けないよう練習したい」と思いを語った。坂井さんは「兄たちにもこれで少し認めてもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。

 清流館は設立5年目。選手2人から始まったが、今では25人ほどが週4〜5回、戸塚中学校で汗を流している。

ひなまつりのねりきり作り 西が岡コミハ

 西が岡コミュニティハウスで3月1日(土)、「ひなまつり ねりきり和菓子作り」が開かれる。午前10時から正午まで。

 男雛と女雛のねりきりを作る。持ち帰り可能。講師からのおまけ和菓子も。参加費1500円。抽選15人。往復はがきに返信用宛先、住所、名前、【電話】を書いて2月13日(木)必着で応募。

多種多様な参加者が笑顔で乾杯

とつもり会 ”つながり”つくる新年会 多様な参加者でにぎわう

 地域のイベント企画や運営などの支援を通じて、戸塚区を盛り上げる会「とつもり会」(山崎正博会長)が1月20日、初の主催イベントとして新年会を行った。

 会場に集ったのは、同会メンバーを含むおよそ140人。企業・団体の代表者らを始め、行政や消防、警察関係者らなど多種多様な参加者でにぎわった。山崎会長は「イベントを実施する時はいつでも、さまざまな人・団体との連携が不可欠。新年会でそんなつながりができれば」と話した。

 同会は2021年、戸塚区内の複数の商店会員などが垣根を越えて協力し、地域を盛り上げることを目的に発足。コロナ禍でイベント中止が相次ぐなか、地域を活性化するために、さまざまな企画運営などに尽力してきた。

 山崎会長は「あくまでも自分たちの仕事は、下支えすること」と話す。未来の戸塚を担う子どもたちが、「楽しいまちと思えるように、大人も『オール戸塚』で協力しながら、楽しんで地域を盛り上げていけたら」と意気込んだ。

表彰状を持ち笑顔の中丸さん

新橋町在住・中丸さん 緑十字金章を受章 交通安全の功労称え

 泉区新橋町在住の中丸定昭さんが1月15日、長年の交通安全活動への尽力を称えられ「緑十字金章」を受章した。

 (一財)全日本交通安全協会と警察庁から贈られる同章は、長年の交通安全功労者、優良安全運転管理者および優良運転者を表彰するもの。

 中丸さんは長期にわたって交通安全協会の副会長を務め、現在も会計監査として尽力。活動歴は45年以上にもなる。「受章するとは思わず驚いた。交通安全が守られれば、犯罪抑止などにもつながるはず」と中丸さんは話した。

泉区の魅力語って交流 2月22日

 泉区役所4階の4D会議室で2月22日(土)、「泉くみん交流会2025」が開催される。午後1時から3時半まで。

 泉区の魅力を語るトークやグループワーク、クイズなどを実施。参加者にはいっずんのオリジナルシールをプレゼント。入賞者にはマグカップの贈呈も。区内在住・在学・在勤の人が対象。先着20人で、20日(木)まで申込受付。(問)【電話】045・800・2331

泉区内の商店街 プレゼント当たるスタンプラリー 2月28日まで ベイ選手サインボールや商品券など

 泉区内の商店街をまわる「わたしの町の商店街 応援ありがとうスタンプラリー」が、2月28日(金)まで開催されている。

 専用のスタンプ台紙は、参加店舗や泉区役所、区内の地区センターおよびコミュニティハウスで入手できる。専用ウェブページからダウンロードも可能。

 各商店街の参加店舗で200円以上の買い物や食事1回につき、スタンプを1つ獲得。異なる3つの店舗でスタンプを集めると、プレゼント抽選に応募できる。

 プレゼントは、横浜DeNAベイスターズ選手のサイン入りボールや、そうてつローゼンの商品券のほか、商店街店舗が提供する和菓子や酒、タオルなどさまざま(選手や色の選択は不可)。

 複数回応募可能だが、プレゼントは1人につき1つまで。問い合わせは区地域振興課【電話】045・800・2391。

「ヨコハマeアンケート」新規メンバーを募集 市政に市民の声を生かす目的

 横浜市はインターネットを通して市政に関するアンケートに答える「ヨコハマeアンケート」の2025年度新規メンバーを募集している。

 市はアンケートの回答結果を事業の企画や効果測定、改善に役立てている。今年度は、防犯や都市農業、青少年の地域活動拠点づくり事業、熱中症に関するアンケートが実施された。

 募集対象は25年4月1日時点で市内在住・在勤・在学の15歳以上で、インターネットと電子メールが利用可能な人。 アンケートは月2回程度の実施で期間は1年間。

 メンバーには、対象施設の入場料金割引や市政情報などを掲載したメールマガジン配信などの特典がある。

 応募は3月11日(火)までに市サイトの「ヨコハマeアンケート メンバー募集」ページの応募フォームから行う。問い合わせは、市民局広聴相談課ヨコハマe アンケート担当【電話】045・671・2333。

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   泉区・岡津町 異世代サロンで交流 永明寺別院

 子どもからシニアまで、みんな集まれ--。

 異世代交流サロン・永明寺(ようめいじ)別院サロン(泉区岡津町)。子育て中の保護者やシニアなど、誰でも参加できる”地域のコミュニケーションの場”として、親しまれている。

 毎月第3火曜日の午前10時〜11時50分まで開設。予約の必要はない(直接会場へ)。参加費100円(茶菓子代)。主催者は「ゲームをしたり、お茶を飲んだり、楽しく過ごしましょう」と呼びかける。問合せは【電話】045・813・6845中川地区社会福祉協議会の石田さん。

 アクセス:神奈中バス岡津橋バス停から徒歩1分。

オンラインで長崎県の平戸小児童と会話する

戸塚区の平戸小児童 給食でちゃんぽん舌鼓 長崎の平戸小は サンマーメン

 戸塚区の平戸小学校で1月29日、給食で「ちゃんぽん」を食べる取り組みが行われた。

 同校5年3組は、校名が同じ長崎県平戸市にある平戸小、平戸市の特色を年間を通して学習。集めた情報をパネルにまとめ、3月4日(火)からは西武東戸塚S.C.で展示する。給食は、この授業が全学年に広がったもの。互いの名産品に親しもうと、戸塚区の平戸小は「ちゃんぽん」を、長崎県の平戸小は「サンマーメン」を楽しんだ。両校の児童が作り方を互いの栄養士に質問、レシピを伝えて実現した。「ちゃんぽんはとてもおいしかった。今度は長崎で食べてみたい」と児童の一人は笑顔を見せていた。また、同組と長崎県の平戸小5年1組がオンラインで会話もし、交流を温めていた。

グランプリ作品の「Miyajima,s Deer 宮島の鹿」(シハブ・アルファヒームアラブ首長国連邦大使館特命全権大使作)

外交官撮影の写真一堂に 横浜赤レンガ倉庫で2月5日から

 「にっぽん─大使たちの視線2024」と銘打つ写真展が2月5日(水)から9日(日)まで、横浜赤レンガ倉庫1号館2階で開催される。

 テーマは「Inspiring Japan」で42の国と地域から62人の外交官の作品を展示。外交官が独自の視点で捉えた一枚が並ぶ。8月に横浜で開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に向けた取り組みとして、アフリカにゆかりのある絵本作家・沢田としきさんの原画作品なども披露される。

 午前11時(5日は午後1時)から午後6時まで。入場無料。詳細は横浜市国際局グローバルネットワーク推進課アフリカ中東担当【電話】045・671・4719へ。

高円宮妃久子さま ご寵愛の人形展示

 「にっぽん─大使たちの視線」写真展実行委員会の名誉総裁を務められている高円宮妃久子さまがご寵愛されている人形2体を2月4日(火)まで横浜市庁舎3階に展示している。

 平日のみ。午前10時から午後4時(4日は2時)まで。詳細は横浜市にぎわいスポーツ文化局観光振興・DMO地域連携課【電話】045・671・3940へ。

渡邉仁史院長

お口の健康塾 5th Vol.11 認知症と歯科訪問診療【1】

 認知症の症状はさまざまで、決まった治療や対応があるわけではありません。それは外来診療でも同じこと。「出来ることを出来るときに」が当院の基本方針です。

1.アルツハイマー型認知症

 学習と記憶障害が一般的ですが、歯科治療は比較的問題なく行える印象です。「言葉が出てこない」→「喋らなくなった」など歯科治療の方針と、社会生活への障害も気にしなくてはなりません。しかし、初めての入れ歯など新しいものを受け入れるためには周囲の協力が必要です。

原宿わたなべ歯科診療所

戸塚区原宿3-8-6二八五番館1階

045-443-5519

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