中区・西区・南区版【2月27日(木)号】
「D」のポーズを決めるメンバー

学生団体DIVE 関内の未来 AIで構想 3月1日にイベント

 関内を拠点に活動する学生団体「DIVE(ダイブ)」によるイベントが3月1日(土)に行われる。画像生成AIを使い、2040年の理想の関内と、それに向けて今できるアクションを考える企画。現在、参加者を募集中だ。

 「DIVE」は、中区弁天通にあるコミュニティラウンジ「benten103」を拠点に活動する有志の学生団体。現在は、神奈川県内の異なる大学から5人が集う。それぞれが関心を持つ分野から街に飛び込み、若者が関内に関わるきっかけを創出している。例えばあるメンバーは、大好きなクラフトビールを切り口にイベントを発案。2月には、横浜ファンカンパニー(株)=西区=をゲストに、関内周辺をクラフトビールとまちづくりの観点から考える企画を行った。

 今回は、画像生成AIを用いた都市の新たな姿を模索するプロジェクトチーム「NESS」と共催する。テーマは「画像生成AIを使って2040年の関内を考えてみよう」。馬車道、関内桜通り、日本大通りのチームに分かれ、街の写真を撮影。キーワードと写真をAIに学習させ、生成された画像を見ながら2040年の理想の関内を構想する。そのために今できそうなこと、やってみたいことを発表し合う。イベントは「第1回 Kannai Future Lab」と銘打った。シリーズ化し、この場で生まれたアイデアを今度の活動で具現化していく構想だ。

若者と街つなぐ

 DIVE代表の落合佑飛さん(横浜国立大学都市科学部4年)は、関内を「歴史や文化を感じる場所、港町の雰囲気、広い通りが徒歩圏内に揃い、いろいろな面を持つ街」といい、「名前は知っていてスタジアムにも来るが、若者のイメージはない。この街を面白いと思ってくれる仲間を増やしたい」と話す。

 イベントは、3月1日の午後1時から4時まで、benten103で開催される。社会人500円、学生無料。定員は15人ほどを想定する。落合さんは「『関内』『AI』『街づくり』に興味がある人は絶対に楽しめる。街に住む人、働く人、学生の新たなつながりができたら嬉しい」と参加を呼びかける。

横浜市教委 いじめ対策部を新設 専門部署で迅速支援へ

 横浜市教育委員会は、不登校やいじめ対策を強化するため、専門部署「不登校支援・いじめ対策部」を新たに設置する。情報共有を強化し、いじめの未然防止と児童生徒に対する迅速な対応、支援につなげることが主な狙い。

情報を一元化

 市教委ではこれまで、いじめに関する対応は、人権健康教育部人権教育・児童生徒課が担当していたが、多様な情報を一元化し、迅速な支援につなげるため組織を再編。専門部署を設けることにした。

 新設される「対策部」では、「いじめ対応情報管理システム」を導入。これまで学校現場がエクセルベースで入力していた「いじめ認知報告書」をシステムで一元管理し、いじめの未然防止や早期発見・対応につなげる。市教委の担当課長は「現場の教職員の業務負担軽減にもつながるはず。児童生徒と向き合う時間増につなげたい」と話す。

 横浜市の「いじめの状況調査結果」によると、2023年度のいじめ認知件数は小学校で1万3261件で19年度の3倍超、中学校も2913件で、19年度と比較して2・3倍に増加している。昨年には、20年にいじめを理由に自殺した中学生の事案に関する第三者検証で、学校が基本調査の段階で、いじめを認知していなかったことなどが明るみになっている。

ソフト・ハードで不登校支援を強化

 不登校支援では、昨年9月から全中学校に拡充している校内ハートフル事業を通年運用とするほか、スクールソーシャルワーカーをチーム制とし、各区や民間のフリースクール、児童相談所などとの連携を強化する。さらに港南区上大岡の「ゆめおおおかオフィスタワー」に支援拠点を新設。リアル、オンライン、バーチャルの3層を活用した学びの空間を用意するなど「安心できる居場所と学びの機会」を確保する。

 市教委では「対策部」の他に、学校現場や市教委事務局に対し、客観的に助言指導を行う「法務ガバナンス室」も新設する。担当課は「学校現場でのリスクを軽減し、教育の質の向上が狙い」と話した。

今季からサッカーJFLを戦うYSCC横浜の新監督に就任した 長嶺 寛明さん 中区在住 44歳

「あっ」と驚くサッカーを

 ○…昨年末の入れ替え戦に敗れJリーグからアマチュアのJFLへ戦いの場を移すことになったYSCC。主力選手も去る中、クラブが掲げる理念に共感。未経験ながら監督就任のオファーを受けた。本拠地のニッパツ三ツ沢球技場は19年前、横浜FCのテクニカルスタッフとして指導者キャリアを始めた地。3月9日の開幕戦では、監督として三ツ沢の地に立つ。

 ○…「ミシャ式」と呼ばれる独自の攻撃的戦術でJリーグを沸かせたミハイロ・ペトロヴィッチ監督の参謀を浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌で10年間経験。分析・練習・コーチングで全幅の信頼を寄せられた。W杯に出場した名選手でも「もっとサッカーを上手くならないといけない」と名将からの「ブラボー」欲しさに切磋琢磨していた姿が心に残ると語る。選手と監督のそうした信頼関係は、自身の指標でもある。

 ○…宮崎県出身。県立高校サッカー部でメンバー外だった青年は、ビッグクラブや海外チームでコーチングをするまでになった。「子どもたちに指導者になれる夢を与えられたら」と語る。開幕に向け、30人を超える選手に戦術を落とし込む日々。「サッカーに魔法はない」と独自の共通言語でイメージを伝えながら一つひとつそのメソッドを共有させる。

 ○…「サッカーに集中したい」と練習場がある中区に引っ越した。YC&ACのグラウンドから見えるホームタウンの風景を「エネルギーを持っている街」と表現する。その街の人々に届けたいのが、ボールを奪い、ゴールを奪い、観客の心を奪う攻撃的サッカー。「『あっ』と驚いて声が出るようなサッカーを、ぜひスタジアムで体感してほしい」。「ミネ式」のもと、YSCCの新たな航海が始まる。

横浜市内の20代女性がはしか感染 東急東横線、京王バス利用 市が注意呼びかけ

 横浜市は2月26日、市内の20代女性がはしか(麻しん)に感染したと発表した。市内の感染例は2022年以来3年ぶり。今年は19日時点で全国で3人の感染が確認されている。

 女性は2月上旬にタイから帰国。17日に発熱し、21日にはのどの痛みや咳が出て市内の医療機関を受診。24日に発疹が現れ、25日にはしかと診断された。予防接種歴はないという。

 帰国後、感染の可能性がある期間に公共交通機関を利用しており、同じ時間帯に利用した人に市が注意を促している。

 女性が利用したのは、16日の東急東横線(午前6時57分綱島駅乗車→7時18分渋谷駅下車、午後10時頃渋谷駅乗車→10時30分頃綱島駅下車)と京王バス(午前7時29分渋谷駅乗車→7時47分幡ヶ谷駅下車、午後9時30分頃幡ヶ谷駅乗車→10時頃渋谷駅下車)、17日の東急東横線(午前6時48分綱島駅乗車→7時21分渋谷駅下車、午後10時頃渋谷駅乗車→10時30分頃綱島駅下車)と京王バス(午前7時30分頃渋谷駅乗車→7時50分頃幡ヶ谷駅下車、午後9時30分頃幡ヶ谷駅乗車→10時頃渋谷駅下車)、21日の東急東横線(午前10時台綱島駅乗車→菊名駅下車、午後1時台菊名駅乗車→綱島駅下車)。市はこれらの交通機関を利用し、利用後10日前後経ってから発熱などのはしかを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、受診するように呼びかけている。

 はしかは非常に感染力が強く、空気感染、飛沫感染、接触感染し、患者と同じ空間にいるだけで感染することがある。抗体がない人が感染するとほぼ100%発症する。

 夜間・休日の医療機関案内は、かながわ救急相談センター(♯7119)(直通ダイヤルの場合は【電話】045-232-7119または【電話】045-523-7119)へ(24時間、年中無休)。

「ふくい名水サーモン炒飯弁当」(左・冷凍タイプ/右・通常タイプ)を手にする野並社長(左)と福井県東京事務所の萩原雅広所長

崎陽軒 北陸新幹線開業1周年祝い、福井の名産詰まった「炒飯弁当」を販売 2月27日から予約受付

 崎陽軒は福井県と共同で、北陸新幹線 福井・敦賀(つるが)開業1周年を記念した「ふくい名水サーモン炒飯弁当」(1200円)を、3月7日(金)から16日(日)まで販売する。

 崎陽軒は、2022年7月に福井県と相互協力協定を締結。これまでも福井県産食材を活用した弁当や菓子の開発販売を通じて、同県の魅力を発信してきた。

 3年目のコラボレーションとなる今回の弁当は、崎陽軒でシウマイ弁当に次ぐ人気商品「炒飯弁当」をベースに開発。メインの炒飯には、福井県を流れる九頭竜川源流の名水で育てられた「ふくい名水サーモン」を使用した。おかずには郷土料理「へしこ」のぬかをアレンジしたポテトサラダや、硬めに炊き上げた煮豆も入り、福井県の魅力が詰まった一品になっている。また、掛け紙には恐竜王国である福井県にちなんでカラフルな恐竜のイラストが描かれ、裏には福井県の名産や名所が紹介されている。 

 杉本達治福井県知事はビデオメッセージの中で「福井の食材を生かして大変美味しく仕上げていただいた。大人気になること間違いなし」と太鼓判を押し、「崎陽軒ファンをはじめ多くの方に福井の魅力を味わっていただき、北陸新幹線で福井に足を運んでほしい」と話した。

 同社の野並晃社長は、「その土地の名物を盛り込むのが駅弁。(コラボレーションは)新たなチャレンジの機会にもなっている。今後も崎陽軒の知見を生かし、それぞれの地域が盛り上がるような取組を行っていけたら」と話した。

 2月27日(木)10時から同社公式サイトと神奈川・東京エリアを中心とした約150店舗で予約販売がスタートするほか、3月7日から一部直営店舗では店頭販売も行われる。また同社の通信販売では期間限定で、冷凍商品「おうちで駅弁シリーズ」バージョンの「ふくい名水サーモン炒飯弁当」(830円)を販売。

 

横浜アリーナで歌うゆずの北川悠仁さん(左)と岩沢厚治さん。昨年7月に発売された18枚目のオリジナルアルバム『図鑑』を引っ提げて行われた約2年ぶりとなる全国アリーナツアーは、昨年10月から全国12カ所30公演が行われた©SENHA

ゆず 横浜アリーナの「歴代最多公演アーティスト」に 84回の記録更新

 横浜出身のアーティスト「ゆず」の全国ツアーファイナルとなる『YUZU ARENA TOUR 2024‐2025 図鑑 Supportedby NISSAN SAKURA』の公演が2月18日から5日間にわたり、地元・横浜アリーナで行われた。24日の最終日をもって同会場での公演日数が84回目となり、横浜アリーナにおいて「歴代最多公演アーティスト」の記録を更新した。ゆずの北川悠仁さんは、初めて横浜アリーナ公演を行ったのが1999年だったと振り返り「こんな広い会場で俺たちにできるのかな、とドキドキしていたのを思い出す。今もステージに立つ前は相変わらずドキドキする」と話した。

 ライブの中では「『栄光の架橋』の曲ができた時は、いい曲ができたなぁと嬉しくなって、(デビュー当時路上ライブを行っていた)伊勢佐木町にギター1本持って歌いに行った」と、地元ならではのエピソードが語られたり、メンバー紹介の間奏で「横浜市歌」のメロディーが挟み込まれる場面もあった。

日産ギャラリーで特別展も

 西区の日産グローバル本社ギャラリーでは、同ツアーファイナルを飾るコラボレーション企画として「ゆずサクラ展」を3月31日(月)まで実施している。会場では全国の公演会場の最寄り駅で掲出されたポスターを1つにつなげて展示しているほか、ゆずや松たか子さんも登場する特別映像の放映、10カ所に隠されたステッカーを探す企画など、ファン以外も楽しめる内容が盛りだくさんとなっている。

 

 

ジャズ喫茶型のリスニングルーム

ジャズ喫茶 「ちぐさ」の記憶つなぐ場に 関内にリスニングルーム誕生

 現存する日本最古のジャズ喫茶「ちぐさ」の所有するLPレコードや音響機器を次世代につなげようと「ミュージッククロニクルYokohama」=中区常盤町2の10常盤不動産ビル2F=が2月にオープンした。レコードを聞きながら時間を過ごすジャズ喫茶型のリスニングルームで、リクエストもできる。

 ジャズ喫茶ちぐさの建て替え工事は2023年5月から始まったが第1期工事終了後、建築資材の高騰や運用面などで土地所有者との交渉が難航。未だ再開のめどはたっていない。その間、ちぐさが所有する3千枚を超えるLPレコードや音響機器は野毛の地下倉庫に保管されていた。日本のジャズの歴史を伝える貴重な文化遺産だが、保存状態は良いとは言えず、一部劣化が見られたという。

 こうした現状を憂い、レコードや音響機器を保護しようと有志7人で立ち上げたのが、ミュージッククロニクルYokohamaを運営する「ちぐさ保存会」。メンバーの一人、新村繭子さん(46)は「ジャズ喫茶ちぐさが正常に稼働できるまで、保管支援のため一時お預かりをしている形です」と話す。

後世に残すために

 店内の棚には歴史を感じさせるレコード約3500枚を収納。ちぐさの歴史を物語るアンプなどの音響機器や店頭看板なども活用している。新村さんは「この機会に、歴史を伝える貴重な品々、文化・芸術の記録、街の景観などにも目を向け、データ化やリスト化などをすることで次世代に繋げていくことができれば」と話す。ミュージックチャージ500円+ワンドリンク制(セルフ)で、3月末まで営業は不定休。営業日時はホームページ【URL】https://mcy-yokohama.studio.site/で確認できる。また、イベントスペースとしての貸出も行っている。

 そのほか、ジャズを通じた様々な企画や交流イベントも実施予定。「この場所以外でも、ちぐさのレコードを聞くイベントなどを積極的に行っていきたい」。(問)【メール】mcy.yokohama@gmail.com

3月1日〜7日 春の火災予防運動

 全国一斉の「春の火災予防運動」が3月1日(土)から7日(金)まで実施される。横浜市内の2024年の火災による死者(放火自殺を除く)は24人で2016年と並び過去10年間で最多だった。

 南区では4日〜6日、横浜橋通商店街の空き店舗に南吉田小学校の3年生が作成したポスターや絵本、クイズ、動画などを展示。あわせて、同小児童と南消防署が協働でチラシなどを配布する。

 そのほか、1日11時〜14時は横浜駅のジョイナスB2広場で市消防音楽隊による演奏など、5日13時30分〜16時30分は横浜ワールドポーターズでポケモンぼうさいきょうしつクイズ体験などが行われ、火災予防を呼びかける。

児童の熱演に会場から大きな拍手が送られた

西区 地域とつながる発表会 宮谷小児童が音楽劇を披露

 西区地域福祉保健計画「にこまちプラン」や区民の地域活動を紹介する「にこまちフォーラム」が2月15日、西公会堂で行われた。

 フォーラムでは、宮谷小学校6年3組の児童が人と人とのつながりをテーマにしたミュージカル「にこまちの光」を披露した。元劇団四季俳優の星潤さんのアドバイスを受けながら練習を重ねてきた。小島緋依子さんは「みんな笑顔であいさつをする、西区の人の優しさ、温かさが地域の方に伝われば」、内川誠大さんは「意見がすれ違う時もあったが、全員が同じ方向を向いて進む大切さを実体験として感じられた」と話した。

 にこまちプランの振り返りでは、6地区それぞれの取り組みを動画で発表。地域活動の担い手不足や高齢化が課題となる中、学校と連携し、多世代が交流できるイベントを行った事例などを紹介した。同プランのアドバイザーを務める西尾敦史さんは「活動に参加するきっかけや情報を提供し、地域のつながりを『自分ごと』化することが大切」と述べた。

 ロビーでは、西区で活動する団体が雑貨や菓子を販売し、子どもから高齢者まで多くの人が会場を訪れていた。

リユースきものを手に池田さん

「価値あるきもの」次世代へ 呉服のプロがリユース品提供

 きものをもっと気軽に着て、好きになってもらえたら―。

 中区のシルクセンターで3月13日(木)と14日(金)10時〜17時(14日16時)、「きものフェア」が行われる。会場に並ぶのは、訪問着から久米島紬や大島紬、黄八丈といった日本の伝統工芸まで全て「リユースきもの」だ。

 同イベントを企画する池田喜政さん(73)=中区上野町=は、大手百貨店の呉服担当として長年活躍し、現在は「きもの相談処 いけ田」を主宰。近年様々な相談を受ける中で、多くの「価値あるきもの」が自宅のタンスに眠り「不要なきもの」として扱われている現状を目の当たりにしてきた。「一番は自身で着てもらうこと」と考えアドバイスしているが、今回のイベントでは「着てくれる方に譲りたい」と引き受けたきもの、帯、羽織を1000円〜と、できるだけ購入しやすい値段設定で提供するという。

 そのほか呉服のプロの目利きで厳選したリユース品を新品価格の8、9割引きで販売するほか、きもの初心者に楽しみ方を伝える無料講座を開催。13日「きものの種類とTPO」、14日「リユースきものをお得に楽しむ」(各日10時30分と15時)。洗いやしみ抜き、寸法直しでよみがえらせる「リボーンきもの」も。入場無料。「日本の伝統文化を次世代へ繋いでいきたい」と池田さん。同日会場で「かながわシルクフェア」が開催されている。(問)【携帯電話】080・6585・9563

卒業生で作編曲家・ギタリストの奈良さんが同校の校歌をアレンジし、6年生たちと一緒にお祝いの合奏をした

本町小120周年、盛大に祝う 児童が企画、卒業生らも参加

 中区の本町小学校(田川斉史校長)で2月21日、創立120周年記念イベントが行われた。

 前半の式典では、同実行委員長の高橋忠彦さんや来賓らによる挨拶のほか、地元店舗の協賛で作られたエコバッグなどの記念品が贈呈された。

 後半の祝う会は児童が企画運営を行い、セレモニー用に工作した巨大バースデーケーキが登場。6年1組が制作したお祝いムービーでは、ヘレンケラーの来校や日本初のガス会社の跡地に建つ同校ならではの歴史、地域の人や離任した先生らへのインタビューの様子も紹介された。

 卒業生も式典に参加し、油彩画を寄贈した絵本作家の藤島由美さんは「小学校の頃、野毛山動物園で描いた絵を先生に褒められたことが絵本作家になったきっかけ」と話した。また作編曲家・ギタリストとして活躍する奈良悠樹さんと6年生が合奏を披露。最後に全校児童が心を一つにして歌い上げ、体育館は感動的な空気に包まれた。

 周年記念事業として行っていた教室ロッカー購入のクラウドファンディングは約360万円(ロッカー11台分)の寄付金が集まり、今夏を目途に設置を進める予定だという。

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保護猫とふれあう来場者たち

イエローハット新山下店 「保護猫知って」 譲渡会に約300人

 イエローハット新山下店で2月20日から22日まで、保護猫100頭を集めた譲渡会が行われた。これはカー用品を扱う同社が、猫の日(2月22日)にあわせて2019年から行っている「全国交通にゃん全運動」の一環。今年は交通事故に巻き込まれやすい外猫自体を減らす取組として譲渡会が初めて企画され、期間中約300人が来場した。保護猫との触れ合いブースも設けられ、11頭が里親と出会うことができた。保護猫活動を行う(株)にゃんこ亭の畔栁敬一代表は「イベントを通して保護猫や譲渡会を多くの人に知ってもらえた」と感謝した。

 猫はクラクションなどの音や光に敏感で車の前で身動きが取れなくなるため、交通事故にあいやすいという。昨年道路上で亡くなった猫は全国で推定約22万3400頭とされ、その数は殺処分の約24倍に上るという。

西区 こんにちは区長です。

防災力を高める消防団の活動

 西区では昨年12月に5件の火災が発生しました。消防署と協力し、迅速に消火活動を実施してくださったのが西消防団の皆様。区内に在住、在勤、在学の様々な年代、職業の方が活躍中です。消火活動の他、イベントや学校での防災指導、地域防災拠点訓練での災害対応のアドバイスやAED講習など、地域の方に知識を伝えています。

 「顔の見える関係づくりを大切にしている」という菊地克明団長の言葉通り、災害時には地域で協力して助け合う「共助」が重要です。学校と連携した訓練など、多世代が顔を合わせ、防災への意識を高める場を作っていきたいです。今後も身近な消防団の皆様と共に、防災力向上を推進していきます。

金賞受賞者(左から北口さん、野村さん、谷内さん)

中区選挙作文コンクール 子どもたちの声、未来へ 小・中18人が受賞

 第44回「中区明るい選挙推進作文コンクール」の入賞作品が発表され、2月14日に中区役所で表彰式が行われた。

 同コンクールは小中学生を対象に、まちへの愛着や選挙への関心を高めてもらうことを目的として毎年開催している。小学1〜3年生部門は「わたしのまちのすきなところ」、小学4〜6年生部門は「より良いまちをつくるために私たちにできること」、中学生部門は「選挙について考える」をテーマに作文を募集。941人から応募があり、18人が入賞した。

 各部門の金賞受賞者には、北口大翔さん(北方小3年)の「歴史を身近に感じる街」(中区長賞)、野村桜來子さん(立野小5年)の「言葉と行動で広げるやさしさの輪」(中区選挙管理委員会委員長賞)、谷内心優さん(大鳥中2年)の「1票の重要性」(中区明るい選挙推進協議会会長賞)が選ばれた。谷内さんは、学校の生徒会選挙のエピソードを基に、1票の重みについて力強く論じ、「若い人の投票率の向上につながれば」と話した。

 そのほかの入賞者は以下のとおり(敬称略)。【銀賞】神足拓海(北方小3年)、元屋地衣都(大鳥小2年)、田村星南(立野小6年)、糟谷紗保(大鳥小4年)、成田彩夏(港中3年)、浜田湊(仲尾台中1年)【銅賞】柴崎海陽(大鳥小2年)、高松希羽(本町小3年)、植木康介(間門小1年)、鈴木啓太(立野小5年)、河野杏奈(立野小6年)、上関麗太(間門小6年)、淺野陽音(港中3年)、三角真優 (港中3年)、速水玲愛 (仲尾台中3年)

チーム学年経営のイメージ

横浜市 全市立小で教科分担制 児童と教員の交流機会増

 横浜市は2025年度から、全市立小学校(義務教育学校含む)で教科分担制の「チーム学年経営」を実施する。全国に先駆け18年度に8校で試験的に始まった取り組み。児童の学校生活への支援の充実や、教材研究の効率化による教育の質の向上が期待される。

 チーム学年経営は、学校生活における「児童の心の安定」を主題に18年度にスタートした。従来の体制では児童が学級担任以外の教員と関わる機会が少なく、「担任には言いづらい不安や悩みを抱えたまま通学するケースもあった」と市教育委員会の担当者は話す。そこで、思春期に入り他者意識も大きくなる5・6学年で、児童が複数の教員と関わる機会を増やし心の安定を図ろうと生まれたのが教科分担制だ。

 この仕組みでは、学級を持たず当該学年を統括する「チーム・マネジャー」という役職を新設し、各担任がこれまで個々で担当していた教科を分担して受け持つ。チーム・マネジャーは主にこれまで教務主任や学年主任などを担当していた教員が務める。

 18年度に市内8校で開始し、これまで286校で実施。来年度には全339校で導入される。市教委によると、22年の調査では、学級担任とうまく関われない児童の半数以上が、他の教員との関わりで学校生活に安心感や楽しさを持てていることが分かった。また分担制による教員の負担軽減から、教材研究に充てる時間も増え、教育の質も向上。教員同士の意見交換もより活発になり、児童理解も深まったという。チーム学年経営を実施している神奈川区の小学校の教諭は「教員同士でも相談がしやすく、児童のこともより見守りやすくなった。チームとして方向性をしっかり定めることが大切」と話す。

 一方で若手教員が、担当外の教科を経験する機会が減るなどの課題も挙がったが、学期や単元ごとに教科担当を入れ替えるなど、各校の状況に応じて柔軟な役割分担を導入している。細かい分担などは現場での判断となるが、市教育委員会では「各校の好事例などを随時共有しながらサポートしていきたい」とする。
過去の展示作品

書道展 SDGsテーマに200作 吉野町市民プラザで

 「SDGs書道展」が、2月28日(金)から3月2日(日)まで、吉野町市民プラザ=南区吉野町=で開催される。入場無料。

 環境・SDGsへの思いを表現した約200作品が展示される。市内と愛知県岩倉市の学生の作品のほか、タレントの石塚英彦さんら各界からの特別出品も。会場内には、書道の体験コーナーも設けられる。参加は無料で、作品は持ち帰ることができる。

 同展の開催は今回で6回目。南区蒔田町の書道家で、同展実行委員会の粟津紅花さんは「参加者が書でSDGsを表現し、深く理解すること、観覧者が自分事として考えるきっかけを作ることを目的にしている。書道の魅力を再確認していただく機会にもなれば」と話す。

オーディエンスを盛り上げるMummy―Dさん=2月9日、横浜Reny Beta、©Yuta Ito

横浜出身Mummy-Dさん 「歩みを止めない」 初の凱旋ソロライブ

 日本のヒップホップシーンを黎明期から牽引してきた「ライムスター」のメンバーで、ラッパーのMummy―Dさんが2月9日、生まれ育った横浜でソロ初の凱旋公演を行った。昨年リリースした初のソロアルバム『Bars of My Life』を引っ提げて開催中のライブツアーの一つ。

 南区で生まれ、学生時代を磯子区、港南区、金沢区で過ごしたMummy―Dさん。ライブ当日は、全国から集結したファンに加え、地元の仲間たちも参戦するとあって、特別なセットリストが用意された。シークレットゲストとして登場したのは、同じくラッパーとして活躍する弟のKOHEI JAPANさん。兄弟ならではの地元トークやビートに合わせた印象的なフレーズで観客を沸かせた。

 さらに、「ゴダイゴ」のメンバーで横浜出身のミッキー吉野さんも登場し、コラボ曲に加え、名曲「銀河鉄道999」を披露。マイクを握ったMummy―Dさんは、「僕の音楽人生に影響を与えてくれた大先輩との共演。うれしい。これからも歩みを止めずに頑張っていきたい」と目を潤ませながら語った。

 今後の公演スケジュールや最新情報は、公式ホームページで確認を。

優勝した間門イーグルスのメンバー=提供

間門イーグルス 中区ソフトボール大会で三連覇 心一つに大逆転

 中区の軟式少年野球チーム「間門イーグルス」が、2月16日に行われた中区少年少女伊波杯争奪ソフトボール大会で三連覇を果たした。

 中区少年野球連盟所属チームによるトーナメント戦。各チーム女性の保護者が1人参加する10人制のローカルルールで実施された。

 シード権で準決勝からスタートした間門イーグルス。本牧元町北部少年野球部との準決勝は、ピッチャーの好投でリズムよくアウトを取ると打線もつながり、22対1で快勝した。

 決勝は上野町ニュースターズと対戦。1回表でリードを許すも2回裏に逆転する。しかし、4回表に8点の大量失点。主将の空気を変えるタイムアウトで心を一つにして最終回を迎えた。怒涛の攻撃で、11対15で三連覇を遂げた。

 キャプテンの宮部湊さん(11)は「相手チームに8点取られ7点差になった時は不安になったが、最終回にワンアウトからランナーが出た時はまだいけると思い、みんなで声を出して、諦めずに戦った。優勝でき、三連覇できて嬉しかった」と話した。

村上さんの作品「Known Unknown」から

写真コンテスト「ZOOMS JAPAN 2025」グランプリは村上賀子さんの作品 2月27日からパシフィコ横浜「CP+」で展示

 パシフィコ横浜で2月27日から3月2日まで行われるカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」(一般社団法人カメラ映像機器工業会主催)が日本の写真家の国際的な活躍を応援するコンテスト「ZOOMS JAPAN 2025」のグランプリに村上賀子(いわうこ)さんの作品「Known Unknown」を選出した。

 村上さんは1986年宮城県仙台市生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了後、コンセプチュアル・フォトのパイオニアとして知られる写真家・山崎博氏に師事。記憶やアイデンティティーを社会的出来事や生活環境と関連付けて捉える写真プロジェクトを展開している。

 受賞作「Known Unknown」は、女性の日常空間を捉えたポートレート作品。被写体の顔を写していないのが特徴で、審査員のサイモン・エドワーズ氏は「感情は顔の表情で表現されることが多いが、本作では体の動きや仕草がその役割を果たしている」と評した。村上さんは「この受賞を励みに、今後も制作に邁進する」とコメントしている。

 準グランプリには竹腰隼人さんの「寂として」が選ばれた。受賞作品は「CP+ 2025」の会場で展示される。

シュウマイ潤さん(左)と服部さんの次男、染谷さん

日本シュウマイ協会 シュウマニストに「服部先生」 生前、崎陽軒への想い語る

 本紙でコラムを連載中のシュウマイ潤さんが代表理事を務める(一社)日本シュウマイ協会が「シュウマイの日」(2月26日※)を前に2月21日、シュウマイ界を社会的に盛り上げた人やモノを表彰する「ベストシュウマニスト」と「シュウマイオブザイヤー」の表彰式を都内で行った。

 「ベストシュウマニスト」は、料理評論家の故・服部幸應(ゆきお)さんが、「シュウマイオブザイヤー」は、浜福=福島県=の「タコシウマイ」が受賞した。

無類のシュウマイ好き

 服部さんは、服部栄養専門学校の校長として後進の育成にあたったほか、90年代の人気テレビ番組『料理の鉄人』の解説や審査員として登場し、「服部先生」の愛称で広く知られるように。長年食育の普及にも尽力していたが、昨年10月、78歳で逝去した。

 また、無類のシュウマイ好きで日本のシュウマイの歴史や特徴にも詳しく、シュウマイ潤さんのシュウマイ活動を知った時に資料提供を行ってくれたことも。シュウマイ潤さんは当時の様子を「崎陽軒のシウマイ弁当のすごさと自分がどれだけシュウマイを愛しているかを熱く語られていた」と振り返り、著書『シュウマイの本』の帯のコメントを書いてもらったことは「駆け出しのシュウマイ研究家の力強い後押しになった」と感謝。亡くなった後、日本シュウマイ協会の名誉顧問に就任している。

 表彰式に登壇した服部さんの次男で、日本シュウマイ協会の理事を務める染谷百彦さんは「こうした賞を受賞できたこと、本人も喜んでいると思います」とあいさつ。また、横浜中華街では必ずシュウマイと春巻き、麻婆豆腐を注文していたこと、新幹線で移動の際には崎陽軒のシウマイ弁当1個とポケットシウマイ2個を購入して同行者にも渡す習慣や、自宅に人を招いた時には大量(約100個)のシウマイをせいろで蒸して提供するなど、「崎陽軒愛」に溢れるエピソードが披露された。

 実は2023年2月、崎陽軒が「第1回シュウマイオブザイヤー」に選ばれた時の表彰式会場にも顔を出していた。その時、服部さんは本紙のインタビューに「崎陽軒のシウマイ弁当は好きでよく食べている。弁当として全体のバランスがいいし、シウマイは冷めたままで美味しい。(弁当の中の)シウマイをもう1個増やしてくれたらもっといいよね」と、シウマイ愛を語っていた。

ご当地シュウマイが人気

 浜福のタコシウマイ(8個入・1242円)は、東日本大震災で被災した福島県の地域振興を願い、地元漁港で水揚げされた新鮮なタコを使って22年に開発されたもの。ねじりはちまきをしたタコの愛らしいパッケージが特徴だ。

 昨年「ジャパン・フード・セレクション」で、福島県初のグランプリを受賞したことが評価された。シュウマイ潤さんは近年のシュウマイ業界の傾向として「シュウマイがご当地グルメの地位を確立してきた」と説明する。

 同社では受賞にあたり「震災や困難を経験した地域に、ご多幸(タコ)が訪れますようにと願いを込めて開発した商品。タコシウマイを通じて地域の魅力を全国に伝えられたら」と話している。

ノミネートに崎陽軒も

 同賞は約25社が加盟する日本シュウマイ協会がノミネートを選出し、会員や理事による投票で決定した。テレビ番組『町中華で飲(や)ろうぜ』を通じてシュウマイの普及に貢献したお笑いタレントの玉袋筋太郎さん、メディアの露出が多くシウマイの認知を全国的に広げ、海外観光客など国外内の人気も獲得しているとして「崎陽軒」、飲食店やホテルバイキングなどに多数採用され、シュウマイ人気拡大に寄与したとされる佐賀県「呼子」のご当地シュウマイ「いかげそしゅうまい」(萬坊)もノミネートされていた。

 表彰式後には会場となった新宿中村屋で、関係者やシュウマイ好きの「シュウマニスト」が集い、「おいシュウマイパーティ」が開催された。シュウマイ潤さんは「今回で3回目の開催となり、1年に1回、シュウマイを盛り上げる場として定着してきたと感じている。今後は、百貨店の催事場などで一般の方が様々なシュウマイを食べ比べられるようなイベントを企画できたら」と話している。

シュウマイメルマガ創刊

 同協会では、シュウマイに特化した有料メールマガジン「読むシュウマイラジオ」を2月3日に創刊した。シュウマイ潤さんがシュウマイの最新情報やトレンド、コラムなどをメルマガ読者限定で情報発信していくという。詳細は【URL】https://www.mag2.com/m/0001698430

 ※日本シュウマイ協会ではシュウマイの活性化を目指し、毎年2月26日を「つ・つ・む」の語呂合わせからシュウマイの日(R)と制定している

横浜市内外国人「生活に満足」7割超 意識調査で明らかに

 横浜市が行った外国人意識調査の結果が2月20日に発表され、回答者の7割以上が生活に満足していると回答したことがわかった。

 調査は市内の外国人人口が12万人を超え、今後も増加が見込まれる中、外国人住民の生活意識やニーズを把握するために行った。18歳以上の市内在住外国人5千人を無作為抽出し、郵送とインターネットで調査。1512件の回答があった。

 結果によると、現在の生活について「満足している」(31・6%)、「やや満足している」(39・4%)と回答した人の合計は71・0%に達した。この数値は前回の2019年度調査の64・1%から約7ポイント上昇した。

 大地震などで自宅が使えなくなった際に避難する「地域防災拠点」について、「知っているし、場所もわかっている」と答えた人は38・5%にとどまり、前回調査(43・9%)から5・4ポイント低下した。「知らない」と回答した人は30・7%で前回調査(25・8%)から増えた。

 市は「今後、外国人の地域での活躍に向けた後押しや、災害時の外国人支援などの課題に取り組み、外国人材の受入・共生を一層推進していく」としている。

ランチの玉子炒め

町中華へGO!【16】 南区若宮町の「酔園」で玉子炒め 本紙記者がランチ紹介

 どの町にもある、古くから地元に愛される中華料理店。「町中華」が注目を集める中、地域を回るタウンニュース記者が中区、西区、南区にある中華料理店で食べるランチを紹介。さあ、町中華へGO!

 南区の地下鉄弘明寺駅と蒔田駅の中間にある鎌倉街道から一本入ったところにある「酔園」。2021年に移転し、駐車場も完備されているのは嬉しい。

 数種類のランチメニューの中から玉子炒め(800円)を注文。シンプルだが、ご飯に合うのは言うまでもなく、ザーサイもアクセントに。コーンスープもこの店ならでは。ラストは杏仁豆腐で大満足。

■南区若宮町2-10【電話】045-731-5779(メニュー、価格は取材時のものです)

キャンペーンのイメージ

「東方神起」横浜キャンペーンの追加企画で特別セレクト楽曲 3月1日から元町やマリンタワーなどで

 横浜市は韓国の人気アーティスト「東方神起」の日本デビュー20周年を記念した「東方神起×横浜 ZONE キャンペーン」の追加企画を発表した。

 キャンペーンは3月5日(水)、6日(木)に横浜アリーナで行われる「東方神起 20th Anniversary LIVE TOUR〜ZONE〜」に合わせ、3月1日(土)から9日(日)まで行う。

 期間中、キャンペーンのために特別に選んだ楽曲「東方神起×横浜セットリスト」が横浜元町ショッピングストリート(4日から)や横浜マリンタワー、横浜港大さん橋国際客船ターミナル、横浜赤レンガ倉庫、よこはまコスモワールド(6日は休園)の5か所で流れる。

 また、ファンクラブ公式キャラクター「TB」と一緒に撮影できるフォトスポットが横浜マリンタワー2階のアートギャラリースペースなど6カ所に設置され、各施設で異なるデザインの「TB」と記念撮影ができる。

 問い合わせは、市にぎわいスポーツ文化局にぎわい創出戦略課【電話】045・671・4851。

地下鉄関内駅に掲示されているポスター

アフリカの魅力に触れるデジタルスタンプラリー 横浜市内23カ所で

 市営地下鉄、みなとみらい線沿線などを巡るイベント「会いたい!アフリカデジタルスタンプラリー」が行われている。3月23日(日)まで。

 これは今年8月に横浜で開催される第9回アフリカ開発会議「TICAD9」の機運醸成を図ろうと、横浜市が企画した取り組み。市民に遊び感覚でアフリカの知識を深めてもらおうという意図がある。

 市営地下鉄とみなとみらい線の17駅のほか、パシフィコ横浜やよこはま動物園ズーラシアなど、アフリカにゆかりのある6施設に掲示されているチラシやポスターにある二次元コードを読み取り参加。アフリカにちなんだクイズに正解するとスタンプがもらえる。集めたスタンプの数に応じて特典に応募でき、抽選で賞品が当たる。

 イベントに関する問い合わせは市国際局グローバルネットワーク推進課アフリカ開発会議担当【電話】045・671・4888へ。

大会のポスター

ドラゴンゲートが3月5日、横浜ラジアントホール大会 ストロングマシーン・J選手ら出場

 プロレス団体「ドラゴンゲート」が3月5日(水)午後6時から横浜ラジアントホール=中区長者町=で大会を行う。

 横浜出身のストロングマシーン・J選手や保土ケ谷区出身のKAI選手らが出場予定。同団体は3月2日からタッグリーグ戦「Rey de Parejas 2025」を開催。12チームが2つのブロックに分かれて戦い、3月30日の決勝戦を目指す。ラジアントホール大会では、ストロングマシーン・J選手がKzy選手とのタッグでBen-K選手・望月ジュニア選手組と戦う。

10組20人を招待

 同大会に10組20人を招待。メールに〒住所、氏名、年齢、ドラゴンゲート選手への応援メッセージを明記し、件名を「ドラゲー」として編集室(yoko-d@townnews.co.jp)へ。2月27日着分有効。当選者にはメールで連絡。

最新機器に触れることができる(昨年の様子)

カメラと映像の祭典「CP+2025」パシフィコ横浜で2月27日から 過去最多の出展者、新製品展示など

 カメラと写真映像の展示会「CP+(シーピープラス)2025」が2月27日(木)から3月2日(日)までの4日間、パシフィコ横浜で開催される。一般社団法人カメラ映像機器工業会の主催。

 同時開催のオンラインイベントとのハイブリッド形式で、過去最多の125の企業・団体が出展し、会場スペースも例年より拡大する。

 「Visualize Your Story あなたの物語をイメージにのせて」をテーマに、各メーカーの新製品が展示される。そのほかに、人気写真家らが参加するトークステージ、写真・動画撮影ワークショップなども開催される。プラレールの巨大ジオラマや「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」のフォトスポットなど、ファミリーで楽しめるイベントも用意されている。

 午前10時から午後6時(初日は正午から、最終日は午後5時まで)。入場無料(要事前登録)。登録は公式サイト(https://www.cpplus.jp/)から。

横浜市委託事業 管理体制などの問題指摘 包括外部監査人が報告書提出

 横浜市が行った事業をチェックする包括外部監査人による2024年度の監査報告書が2月19日、山中竹春市長に提出された。

 今年度は「委託に関する財務事務の執行」をテーマに、11部局・2区の138の委託事業を監査。その結果、24事業に何らかの措置が必要な「指摘」、118件に改善を要望する「意見」が付いた。

請求書受理日が不明

 報告書によると、経済局が行った大学研究室の起業を支援するイベントや相談支援事業では、委託先の企業が発行した請求書の日付から44日後に支払いがあった。規定では請求を受けた時から30日以内に支払うことになっている。監査時に請求書受理日が不明で、30日以内に支払われたか確認できなかった。そのため、受理簿を設けることや、請求書に受理日付を押印するなどの対策が必要と指摘した。さらに、報告書の完成直前に同局が請求書受理日が分かる資料があったと連絡したことに対しても、「業務に対する管理体制に問題があると考えられる」と指摘した。

オープンキッチンでライブパフォーマンスが楽しめるバンケット会場

アニヴェルセル みなとみらい横浜 「街に開かれた」施設へ 10周年の節目にリニューアル

 2014年に日本最大級のゲストハウス様式のウエディング施設として誕生した「アニヴェルセル みなとみらい横浜」は、10年の節目を迎えた昨年9月にリニューアルオープンした。

 2月17日にはリニューアルレセプションが行われ、関係者や周辺施設・企業の約400人に披露された。運営するアニヴェルセル(株)の松田健一代表取締役社長が、これまでの歩みや今後の展望を説明した。

 リニューアルのコンセプトは「Brand New Scenery(ブランド ニュー シーナリー)-ウェディングの新しい景色を創る―」。コロナ禍以降に増加する少人数スタイルのウェディングや、一般宴会や会議などのMICE需要に対応するべく、メインエントランスや4つのバンケットを刷新した。

 メインエントランスは、開港の街・横浜らしさを意識した洋館の佇まいに。歴史を感じさせる豪華客船の丸窓ミラーなどを配置した。バンケットの改装は、企業や団体のイベント、試乗会、商品展示会などの利用も見込んでのものだ。7つの会場すべてにキッチンや前室を併設しており、人数や目的に応じた様々な利用ができる。

 市と連携した取組や、子どもを対象とした「はじめてのフレンチ」、「いい夫妻の日」イベントなど、みなとみらい21地区を訪れるきっかけ作りにも力を入れる。これまで以上に多様なニーズを反映し、「街に開かれた施設」を目指す。

連載コーナー47 横浜とシュウマイと私 「シュウマイの日にシュウマイチャレンジ」

令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?

 2月26日、私たち日本シュウマイ協会が制定した「シュウマイの日」が3回目を迎えました。

 2月21日には、前年に最もシュウマイを盛り上げた人=べストシュウマニストと、盛り上げたモノ・商品=シュウマイオブザイヤーの表彰式、また関係者を中心にシュウマイの日をお祝いする「おいシュウマイパーティ」を新宿中村屋で開催。なぜ新宿中村屋でシュウマイ?と思うかもしれませんが、実は新宿にまだ飲食店が数軒しかなかった時代からシュウマイを出していた希少な存在で、この日限定の3種のシュウマイと特別コースを提供いただきました。この様なお店の歴史と共にシュウマイを知り、味わえるパーティは非常に喜ばれました。

 来年以降、チャンスがあれば横浜の飲食店でもぜひ検討したいです。まずは崎陽軒でしょうか?

 さて、3回目となるシュウマイの日は、協会や私個人が情報を発信する前から、この日を取り上げたいというメディアからの依頼が複数あり、何事も3年続けると変化があるのだなあと実感しました。一方、企業から「シュウマイの日を活用したい」というお話も。ほっかほっか亭の川崎の1店舗限定で、シュウマイの日から期間限定で「シュウマイ弁当」の提供が決定しました。神奈川の弁当といえば、崎陽軒ですが...いい意味でのライバル出現?企業の「シュウマイチャレンジ」のきっかけとして、シュウマイの日が活用されることも、今後は期待したいです。