港南区・栄区版【3月13日(木)号】
ゆめおおおかオフィスタワー

横浜市不登校対策 上大岡に新支援拠点 専門的人材を集約へ

 横浜市教育委員会が今夏、市内の不登校児童生徒支援のための新拠点を上大岡駅直結の施設に開設する方針であることが分かった。新拠点には専門的な人材を集約し、オンラインなども活用しながら支援を行う。

 市教委が来年度の当初予算案に盛り込んだもの。2023年度で年間30日以上欠席している不登校児童生徒は9775人(市立小中)いた。市教委によると不登校児童生徒は増加傾向にあるという。

 現在通常の授業に参加できない児童生徒のうち、登校自体はできるケースでは小学校は学校独自の取り組みとして、また中学校は市の校内ハートフル事業として、別室での対応を行っている。一方、登校が難しい場合には校外での支援として、14カ所にあるハートフルスペース、ルームで、必要に応じてカウンセラーなどの相談を受けられる体制がある。

 このうち、上大岡に近い4カ所のハートフルスペース、ルームの機能を今年の9月頃から上大岡駅直結のゆめおおおおかオフィスタワー13階に集約。専門的人材を集め、より充実した支援を行えるようにする。

 新拠点に配置されるのは教員経験者、カウンセラー、不登校児童支援コーディネーター(ソーシャルワーカー)など。対面での学習支援、進路相談などに加え、オンラインでの授業配信、ドリル学習やバーチャル空間を利用した情操教育なども行う。再登校は目的の一つだが、卒業後の自立も目標とし、個人の特性に合わせて対応する。

 市は年間300人の利用を想定している。

保護者の孤立も課題

 不登校児童生徒を抱える保護者の孤立解消も目的の一つ。2月27日の市会予算特別委員会で都筑区選出の市議が「孤立支援が必要ではないか」と質問。下田康晴教育長がオンライン上での対応を念頭に「当事者同士が悩みを相談し合える環境が必要」との見解を示した。新施設の運用が始まれば当事者が集まれ、保護者間のコミュニティーが構築でき「悩みを相談し合える空間」が生まれることが期待される。市教委担当者は「不登校に関する講演会などを開き、情報を伝えることも案の一つ」とした。

バーチャルは研究段階

 新拠点での支援について市は予算概要の中で「学びの三層空間(リアル・オンライン・バーチャル)を活用した多彩な支援」と説明している。このうちリアルは対面、オンラインは授業配信などだ。しかし、検討段階なのがバーチャル。市教委担当者はアバターなどを用い、「誰もが学びを保障される環境を作る」とするが、まだ具体的な活用方法は見えていない。子どもたちへのアンケートなどを取りながら、有効な活用についての研究を進めるという。

 また、取り組み全体として『民間との協力も模索したい。

 今後、3月25日に市会で予算案が可決されると正式に決定する。
災害用トイレトレーラー=横浜市提供

横浜市 機動的な避難設備導入へ 全国初「TKB」で環境改善

 横浜市は災害時の避難生活支援策として来年度、全国の自治体として初めて、トイレ・キッチン・ベッドの「TKBユニット」を導入する。公園などでの設置を想定し、今後、運用方法を検討していく。

 市は昨年の能登半島地震の状況などを踏まえ、地震防災対策を大幅に強化するため、3月中に「新たな地震防災戦略」を策定する予定。市民から避難所のトイレやプライバシー、就寝環境を心配する声があることを受け、誰もが安心して避難生活を送ることができるようにする備蓄品などの購入のため、25年度予算に9億7412万円を盛り込んでいる。

 災害時の避難所に必要とされる「トイレ・キッチン・ベッド」を略したTKBユニットは、従来の地域防災拠点とは別に、新たな避難生活支援策の一つとして取り入れる。25年度はトイレトレーラー5台、キッチンカー1台、簡易ベッド(コット)300台を購入する。市担当者によると、被災状況に応じて公園や競技場などでの設置を想定している。

 能登半島地震では、災害後の避難生活による体調悪化などが原因で亡くなる「災害関連死」が300人を超えた。市は避難所の環境を改善する一環として、全国の自治体に先駆けてTKBユニットの導入を決めた。電源や居住用テントなど付随する資機材も併せて購入、試験的に導入する。これらの予算額は3億2千万円。

能登での支援実績も

 市総務局によると、ユニットを使う対象者や具体的な運用方法は「イタリアなどの先進事例を基に、今後検討していく」としている。市は「災害用トイレトレーラー」を約1年間、輪島市の避難所に派遣し、支援活動を行った実績もある。トイレトレーラーは、水洗用のタンクや手洗い場が備え付けられた移動式の仮設トイレで、洋式便器が備わっている。仮設トイレは和式が多いため「きれいで使いやすい」という声もあったという。

 同局の担当者は「これまでの取り組みと併せて、市民の皆様が安心して避難生活を送ることができる仕組みを構築していきたい」と話した。

今季からサッカーJFLを戦うYSCC横浜の新監督に就任した 長嶺 寛明さん 中区在住 44歳

「あっ」と驚くサッカーを

 ○…昨年末の入れ替え戦に敗れJリーグからアマチュアのJFLへ戦いの場を移すことになったYSCC。主力選手も去る中、クラブが掲げる理念に共感。未経験ながら監督就任のオファーを受けた。本拠地のニッパツ三ツ沢球技場は19年前、横浜FCのテクニカルスタッフとして指導者キャリアを始めた地。開幕戦では、監督として三ツ沢のピッチに立った。

 ○…「ミシャ式」と呼ばれる独自の攻撃的戦術でJリーグを沸かせたミハイロ・ペトロヴィッチ監督の参謀を浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌で10年間経験。分析・練習・コーチングで全幅の信頼を寄せられた。W杯に出場した名選手でも「もっとサッカーを上手くならないといけない」と名将からの「ブラボー」欲しさに切磋琢磨していた姿が心に残ると語る。選手と監督のそうした信頼関係は、自身の指標でもある。

 ○…宮崎県出身。県立高校サッカー部でメンバー外だった青年は、ビッグクラブや海外チームでコーチングをするまでになった。「子どもたちに指導者になれる夢を与えられたら」と語る。30人を超える選手に戦術を落とし込む日々。「サッカーに魔法はない」と独自の共通言語でイメージを伝えながら一つひとつそのメソッドを共有させる。

 ○…「サッカーに集中したい」と練習場がある中区に引っ越した。YC&ACのグラウンドから見えるホームタウンの風景を「エネルギーを持っている街」と表現する。その街の人々に届けたいのが、ボールを奪い、ゴールを奪い、観客の心を奪う攻撃的サッカー。「『あっ』と驚いて声が出るようなサッカーを、ぜひスタジアムで体感してほしい」。「ミネ式」のもと、YSCCの新たな航海が始まる。

今季からサッカーJFLを戦うYSCC横浜の新監督に就任した 長嶺 寛明さん 中区在住 44歳

「あっ」と驚くサッカーを

 ○…昨年末の入れ替え戦に敗れJリーグからアマチュアのJFLへ戦いの場を移すことになったYSCC。主力選手も去る中、クラブが掲げる理念に共感。未経験ながら監督就任のオファーを受けた。本拠地のニッパツ三ツ沢球技場は19年前、横浜FCのテクニカルスタッフとして指導者キャリアを始めた地。3月9日の開幕戦では、監督として三ツ沢の地に立つ。

 ○…「ミシャ式」と呼ばれる独自の攻撃的戦術でJリーグを沸かせたミハイロ・ペトロヴィッチ監督の参謀を浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌で10年間経験。分析・練習・コーチングで全幅の信頼を寄せられた。W杯に出場した名選手でも「もっとサッカーを上手くならないといけない」と名将からの「ブラボー」欲しさに切磋琢磨していた姿が心に残ると語る。選手と監督のそうした信頼関係は、自身の指標でもある。

 ○…宮崎県出身。県立高校サッカー部でメンバー外だった青年は、ビッグクラブや海外チームでコーチングをするまでになった。「子どもたちに指導者になれる夢を与えられたら」と語る。開幕に向け、30人を超える選手に戦術を落とし込む日々。「サッカーに魔法はない」と独自の共通言語でイメージを伝えながら一つひとつそのメソッドを共有させる。

 ○…「サッカーに集中したい」と練習場がある中区に引っ越した。YC&ACのグラウンドから見えるホームタウンの風景を「エネルギーを持っている街」と表現する。その街の人々に届けたいのが、ボールを奪い、ゴールを奪い、観客の心を奪う攻撃的サッカー。「『あっ』と驚いて声が出るようなサッカーを、ぜひスタジアムで体感してほしい」。「ミネ式」のもと、YSCCの新たな航海が始まる。

賞品総額150万円

商店街巡りで豪華賞品 デジタルスタンプラリー

 (一社)横浜市商店街総連合会(石川清貴会長)が主催する「よこはま あっち!こっち!商店街ウォーク デジタルスタンプラリー」が、3月31日(月)まで開催中だ。

 同事業に参加する約150の商店街に一つずつ設置されたスポット店舗の店頭ポスター内二次元コードを読み込むと、スタンプを貯めることができる。スタンプ数に応じて、横浜の人気ホテルのペア宿泊券(10万円相当)やペアランチ券(1万円相当)、5000円相当の共通商品券が抽選で126人に当たる。参加は無料でアプリのインストールも不要だ。

 港南区では5団体(丸山台いちょう坂商店街、野庭団地ショッピングセンター、野庭サブセンター、上大岡駅東口商店会、横浜港南台商店会)、栄区では3団体(本郷台駅前商店街、本郷台駅前アーケード商店街、飯島上町商店会)が参加。港南区商店街連合会の本間泰輔会長は「スタンプを貯めながら遊びに来てほしい」、栄区商連の田鹿曜二会長は「来店のきっかけにしてほしい」と話している。詳しくは市商連のホームページで確認を。

感謝状を手にする高橋さんと徳原署長

港南署 コンビニ店員に感謝状 セブン横浜東芹が谷店 特殊詐欺防止

 高齢者を特殊詐欺の被害から守ったことに対し、港南警察署(徳原太朗署長)は3月7日、高橋聖さん(31)に感謝状を同署で贈呈した。

 空いた時間に短期・単発などのアルバイトを探せる「スキマバイトアプリ」を活用してセブンイレブン横浜東芹が谷店で勤務していた高橋さん。2月1日、来店した高齢男性が電子マネーを購入しようとした際、用途をたずねたところ「プレゼントのため」「自分でコンビニで使うため」など話が二転三転。特殊詐欺被害にあっていることを感知し、それを男性に伝えるとともに、警察に相談するよう助言した。

 高橋さんは「レジ対応中だったが、声をかけて良かった」と笑顔。徳原署長は「勇気ある行動で特殊詐欺を防いていただいた。警察も対策をさらに強化する」と語った。

「おばちゃんくらぶ」の旗を持つ藤井さん

栄区在住 藤井さん 「大槌の海に魅せられて」 名産品販売続ける

 「友達を作る――。ただそれだけのことが支援になる」。そんな活動を行っているのが「大槌を応援する会」の藤井照子さん(76)だ。港南台タウンカフェやイベントで岩手県大槌町の名産品を販売している。

  ◇  ◇  ◇

 藤井さんを中心とした約10人から成る「大槌を応援する会」。主な活動は名産品である海藻、昆布、ふのりなどをフリーマーケットなどで販売すること。大槌の市民団体「おおつちおばちゃんくらぶ」に商品の購入を依頼し、買い取る形で仕入れている。

 藤井さんと大槌の関係は2012年に大槌の団体が港南台フリマにブースを出したことに始まる。以前からフリマに参加していた藤井さんはこの時の縁で翌年、初めて大槌を訪問。その後「応援する会」を設立し、フリマでの名産品販売を始めた。

 藤井さんの原動力は船で大槌湾に出た経験。「海がキラキラしていた」。岡山の山間部出身で海への憧れを持っていたことも、海を魅力的に感じさせた。「海は津波を引き起こすが、同時に豊富な海産物ももたらす。この海の魅力を知ってもらいたい」。現在では「第二の故郷」というほど思い入れが深まっている。

「自己満足ではないか?」

 ただ、藤井さんの活動は大きな金額を動かすものではない。「自己満足なんじゃないか」と思うこともあるという。それでも続けるのは「おばちゃんくらぶ」が「友達」だからだ。「信頼関係ができ、会話するうちに元気になってきているのを感じる」とコミュニケーションが復興の基礎にあることを実感を持って語った。「集まり、しゃべることが人を元気づける」。経済活動だけでなく、「人のつながり」も大切な支援だ。

「デコ鮭」でも支援

 また、16年頃からは「デコ鮭」にも携わっている。この取り組みは「おばちゃんくらぶ」が無地の布に綿を詰めた「白い鮭」を作り、購入した全国の人がデコレーションし「デコ鮭」として返送。「くらぶ」が再度販売するもの。鮭が川に帰るように、人の気持ちが「デコ鮭」と共に帰るとの思いが含まれている。「応援する会」はデコレーションに加え、販売も担当。これまで数百匹を扱った。「今後は大槌の食品を使った料理教室もやりたい」と藤井さん。「一年一年続けてきた」と話す通り、少しずつつながりを深める。

身の守り方を教わる参加者

栄消防署 本郷台駅で啓発イベント 防火・防災を呼びかける

 栄消防署(家田昌利署長)はこのほど、本郷台駅前広場で「防火・防災フェア」を開催した。

 3月1日から7日の「春季全国火災予防運動」に合わせて毎年実施される同イベント。当日は、栄火災予防協会や消防団などの協力のもと、初期消火体験や、道端に倒れている人が描かれた絵から、消防士に対して状況を伝える模擬通報体験などの企画を実施。参加者は楽しみながら防火・防災に関する学びを深めた。

 なかでも、子ども連れを中心に人気だったのが地震体験。参加者は地震の揺れが再現できる起震車に乗り、消防士から身を守るための姿勢などを教わった。起震車に乗った区内在住の女性は「揺れの大きさに驚いた。地震が発生した時に自分の身を守る行動が取れるように準備したい」と語った。

 また、普段はやまゆり幼稚園(鍛冶ケ谷町)の職員として働く消防団員が中心となって行われた紙芝居や、今回が初参加で、防災関連の本を展示した横浜市の移動図書館「はまかぜ号」にも多くの人が集まった。

 家田署長は「暖かい日も増えてきたが、空気が乾燥している時など引き続き、暖房器具の取り扱いには十分に気をつけて、春を迎えてほしい」と区民に呼びかける。

 栄消防団の加藤正基団長は「今回の取り組みをきっかけに、防火・防災に対する意識を高めてもらいたい」と同イベントの趣旨を語った。

三好諒氏

参院選 れいわ 三好氏擁立へ 39歳、消費税廃止訴える

 れいわ新選組は夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に元外務省職員の三好諒氏(39)を擁立することを決めた。

 三好氏は2013年に外務省入省、21年退職。22年から山本太郎参議院議員の秘書を務め、24年の衆院選で神奈川2区から立候補していた。3月11日の会見で「しがらみのない政治で消費税廃止や社会保険料の減免などを訴えたい」と述べた。

<PR>
『Amazonギフト券1,000円分』など読者プレゼントはこちら
『Amazonギフト券1,000円分』など読者プレゼントはこちら
メール版タウンニュース、タウンニュース for LINEの読者それぞれ毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼントします。ギフト券の進... (続きを読む)
「おやこフロア」のイメージ(市提供)

中央図書館に「おやこフロア」 4月22日オープン

 横浜市は中央図書館=西区=の一部を親子向けのフロアにしリニューアルし、4月22日にオープンすることを発表した。

市は同館や野毛山動物園がある野毛山地区全体でまちづくりを進める「のげやまインクルーシブ構想」を掲げており、同館のリニューアルはその第一弾となる。

 計画では、同館1階全体を「のげやま子ども図書館」とし、喫茶店が入っていたレストランフロア部分を「おやこフロア」として改装する。同フロアは約300平方メートルで、未就学児と保護者を対象としている。

AIで絵本探し

 白木の本棚が並び、絵本のほかにおもちゃも置かれ、本を読むだけではなく、休んだり話したりできるようになっており、同構想の理念である「誰もが分け隔てなく、学び、楽しみ、やすらげる」を実践する場となる。AIを活用した絵本推薦システムを導入し、子ども向けの端末では、ロボットと連動して楽しく本を探せるようにする。フロアに設置する自動販売機では、紙おむつや液体ミルクを扱う予定で、「楽しく過ごせる場」を目指す。

 同館の担当者は「『赤ちゃんが声を出すので、図書館に行けない』と思っていた方にも安心して来ていただきたい」と話す。

 「のげやま子ども図書館」全体の完成は2026年度中の予定。「おやこフロア」のオープンと同日に野毛山動物園のふれあいコーナーや屋内休憩棟も新しくなる。

議論する(左から)山中市長、古川政務官、辻教授

大都市制度考えるシンポジウム 山中市長は「特別市」早期法制化訴える

 新たな大都市制度について考えるシンポジウムが3月8日、戸塚区民文化センター「さくらプラザ」で行われた。指定都市市長会の主催で横浜市の共催。

 前半は一橋大学大学院の辻琢也教授が横浜市などが目指す、道府県から権限や財源を得て政令市が独立する「特別市」について解説。後半は辻教授に山中竹春市長と古川直季総務大臣政務官を交えたディスカッションがあった。

 山中市長は県と市の二重行政の例を挙げ、「都市の活力を高められる」と特別市の早期法制化を訴えた。古川氏は「住民への影響があるかという視点で丁寧に議論を積み重ねるべき」と話した。

山中市長(前列中央)と両校の選手ら

高校野球 センバツ出場の横浜と横浜清陵が山中市長訪問

 第97回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園球場)に出場する横浜高校=金沢区=と横浜清陵高校=南区=の選手や監督らが10日、横浜市役所を訪れ、山中竹春市長を訪問した。

 6年ぶり17回目の選抜出場となる横浜の阿部葉太主将は「全力で最後まで一生懸命戦いたい」と述べ、村田浩明監督は「窓から見える富士山のように日本一を目指す」と勝利を誓った。

 「21世紀枠」で春夏通して初の甲子園出場となる横浜清陵の山本康太主将は「甲子園で勝つという目標へ向けて頑張りたい」と話し、野原慎太郎監督は「今まで通りの野球で横浜市を盛り上げたい」と語った。また、村田監督とは以前から親交があり、「横浜高校と一緒に甲子園に出場できるのは、言葉では表せない思い」と感激した様子だった。

 山中市長は「横浜市民の期待を背負い、大暴れする姿を楽しみにしている」と活躍を願った。

 横浜は大会2日目の第2試合で市立和歌山と、横浜清陵は4日目の第1試合で広島商業とそれぞれ対戦する。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)
小山正武氏

つま正・小山正武会長が横浜市長選に出馬の意向

 横浜中央卸売市場で野菜卸売業を営む(株)つま正の小山正武会長(76)が、任期満了に伴う今夏の横浜市長選挙に出馬する意向を3月8日に行われた自身のパーティーで発表した。次期市長選への立候補表明は小山氏が初めて。現職の山中竹春市長は同日現在、態度を示していない。

 小山氏はつま正やガトーよこはま・こまつな保育園などを展開するつま正グループを率いるほか、ライオンズクラブ国際協会330-B地区第47代ガバナーや各種団体の会長を歴任している。

 小山氏は「経済人や地域活動の経験・人脈を活かし、377万人都市の先頭に立って横浜を育てていきたい」とし、「横浜市民ファーストで市民の命を守る」として市民債を活用して防災拠点を兼ねた自校方式の給食室を公立小中学校に作ることなどを政策に挙げた。

横浜(上)と横浜清陵の部員ら(ともに1月24日の出場決定時)

センバツ高校野球 横浜は市立和歌山、横浜清陵は広島商業と対戦 組み合わせ決定、3月18日開幕

 横浜市内から横浜高校=金沢区=と県立横浜清陵高校=南区=が出場する「第97回選抜高校野球大会」(3月18日から甲子園球場)の組み合わせが3月7日に決まった。

 6年ぶり17回目の出場となる横浜は、大会2日目の第2試合で市立和歌山と、「21世紀枠」で初出場となる横浜清陵は4日目の第1試合で広島商業とそれぞれ対戦する。広島商業は横浜が優勝した昨年11月の明治神宮野球大会で準優勝している。

 大会が順調に進めば、横浜は19日、横浜清陵は21日に初戦を迎える。

満開の花にスマートフォンを向ける通行人

横浜市港南区の平戸永谷川沿い 河津桜 ちょっと遅れて満開に 「毎年の楽しみ」

 港南区の平戸永谷川沿いの河津桜が満開を迎えた=3月7日撮影。

 同河川周辺の河津桜は平戸永谷川水辺愛護会が16年前に植樹したもの。約150本が川岸に並んでいる。例年2月中に満開を迎えるが、今年は寒さの影響か、開花が進まず、2月22日に行われた「さくらまつり」の際も2分咲き程度だった。

 しかし、気温の上昇に伴い次第に開花が進行。3月3日頃から一気に開き、枝が濃いピンクで覆われた。

 桜花をスマートフォンで撮影していた人は「毎年楽しみにしている。今後、散っていくが、花びら舞う風景もまた素敵だ」と楽しみ方を語ってくれた。

各地の名物が販売される(横浜市提供)

東北・北関東の特産品が勢ぞろい 横浜市庁舎で3月13日・14日

 横浜市と再生可能エネルギーの創出や利用拡大などを目的とした連携協定を締結している東北・北関東の自治体の名産品などを販売する交流物産展が3月13日(木)、14日(金)に横浜市役所1階アトリウムで行われる。

 市は脱炭素社会の実現に向け、これまでに再エネ資源を豊富に有する17市町村と協定を締結。現地で発電された再生可能エネルギーを市内の事業者が購入している。

 昨年に続いて今年も交流物産展を開催し、青森、岩手、秋田、福島、茨城の12市町村が参加。神栖市の野菜、岩手くずまきワインなどの特産品が一堂に会する。

 13日は午後1時から6時、14日は午前10時から午後5時まで。詳細は脱炭素・GREEN×EXPO推進局カーボンニュートラル事業推進課【電話】045・671・2636へ。

展示されている児童の作品

市会議事堂に児童の絵 「未来のまち」などテーマに

 横浜市会は市会議事堂に市内の児童が描いた絵画を3月25日まで展示している。より多くの市民に市会への関心を持ってもらうのが狙い。

 展示されている全55作品を描いたのは、議事堂見学や本会議を傍聴するために来庁した市内の小学生。「大人になった自分」「未来のまち」をテーマに自由な発想で描いている。展示された作品は、5月中旬に始まる第2回市会定例会のポスターにも掲載される予定。

 展示場所は市会議事堂3階受付前。 開庁時間は平日午前8時45分から午後5時15分(土日祝日は休み)。開庁時間外でもガラス越しに見学できる。問い合わせは横浜市会議会局【電話】045-671-3040。

作成したチラシを手にする下水道河川局の職員

「水辺愛護会」をもっと知って 横浜市がチラシ作成

 水辺の清掃活動などを行うボランティア団体「水辺愛護会」の制度を知ってもらおうと、横浜市はチラシを作成し、3月から駅などで配架を始めた。水辺愛護会は現在、市内に99団体あるが、会員の高齢化などで活動継続が難しいという課題を抱えており、市は「まずは制度を知ってもらいたい」としている。

 水辺愛護会制度は市民が水辺とふれあい、親しめるようにと市が1997年に創設。現在は市が維持・管理する水辺施設がない中区、西区、南区の3区を除く15区で99団体が活動。自治会町内会や商店会、学校、企業などに所属するメンバーが河川や水路、せせらぎ緑道などで清掃や除草活動を行う。団体の特色に合わせ、花壇づくりや生き物調査、小学校の学習に協力する団体もある。清掃や除草活動には水辺の規模や回数に応じて市から補助金が交付される。

高齢化・担い手不足課題

 制度を所管する市下水道河川局によると、団体の中には会員が高齢化し、活動の担い手が不足しているところも多いという。新たな会員や団体を発掘しようと、市は制度を知らせるA4判のチラシを作成し、駅などに配架した。また、今年度から水辺愛護会の活動を支援する専門職員を配置。市内公園の約9割に設けられている「公園愛護会」と同様に、愛護会が整備されていない水辺にも活動を広げられるように取り組んでいる。

 同局は「まずは水辺愛護会について知ってもらい、多くの河川に活動が広がれば」と話す。水辺愛護会に関する問い合わせは同局【電話】045・671・4215。

 

 

 

神奈川県 6〜29歳向け掲示板を運用 子ども・若者の声を反映へ、意見募集中

 神奈川県は、子どもや若者の意見を施策に反映させることを目的に、6歳から29歳までを対象にしたオンラインプラットホーム「みらい☆キャンバス」((https://mirai-canvas.liqlid.jp/)を運営している。

 「みらい☆キャンバス」では、掲示板、意見箱、WEBアンケート、オンラインワークショップの4つの手法から、ユーザーが好きな方法を選んで自分の意見を発信することができる。寄せられた意見は「こどもまんなか社会」の実現に向けて様々な施策を考えるための参考にするという。

 ニックネームを登録するだけで簡単に利用できるといい、現在もさまざまなテーマでアンケートや意見募集が実施されている。県は「日頃考えていることや、神奈川県の未来について、自由に意見を発信してほしい」と呼びかけている。