神奈川区版【3月20日(木)号】
ふれあい通りの一角で長年営業していた

すぺーすろっかく 22年の歴史に幕 一箱店舗が3月末で閉店

 六角橋商店街の一角にある、商店街委託のレンタルボックスショップ「すぺーすろっかく」が3月31日で閉店する。2003年に空き店舗対策として誕生し、個人が気軽に参加できる手作り品ショップとして多くの出店者がいたが、22年の歴史に幕を閉じる。

 いわゆるレンタルボックスと呼ばれる、棚やハンガーラックなど細かく仕切ったブースを主婦や地域の作家などに貸し出し、手作りの小物や洋服、雑貨を販売するのが同店のスタイル。加えて2階部分にはイベントや会議で使えるレンタルスペースも設けている。

 もともとは商店街に空き店舗が増えつつあった2003年に、六角橋商業協同組合の事業としてスタート。アーケードのふれあい通りの一角に誕生した。

 店舗の運営は出店者らを中心とする約10人のボランティアが請け負う。レンタルボックスの先駆けとして話題となり、地名にちなんで作ったオリジナル商品の六角形の箸「六角箸」や、コロナ禍には手作り布マスクなどがよく売れたという。

 現在も近隣に住む主婦をはじめとする約40人の出店者がいるが、20年を超えスタッフも高齢に。商店街としても「別の形で使用したい」との意向があり、この春で閉店となることが決まった。

 出店者の中には、プリザーブドフラワーの出店販売をきっかけに、講師として教室を開いた人も。スタッフの一人は「出来れば出店を続けたかった」としつつ、「素晴らしい手作り品ばかり。お店がなくなっても制作を続けてほしい」と望む。以前自作の服を出店していた女性は「気軽に入って品物を買ってもらえるのが良いところでした」と振り返った。

 閉店日が近づき、現在は一部のブースで割引セールを実施中。営業時間は午前10時30分〜午後6時。水曜定休。

勢いよく発射される手作りのロケット

児童の紙製ロケット空へ 区内2校のPTAが企画

 斎藤分小学校と神橋小学校のPTAが企画した手作りロケット教室が3月15日に神奈川工業高校で行われた。両校の児童60人が手分けして組み立てた全長約1mのペーパークラフトロケット8基は、勢いよく空へ飛んだ。

 子どもたちに「『どうせ無理だ』とあきらめず何事にも挑戦する大切さを学んでほしい」との思いで企画されたこのイベント。小説『下町ロケット』のモデルとされる(株)植松電機の植松努さんの思いに共感し、首都圏でモデルロケット教室の企画・運営を行う「ドリームロケットプロジェクト」を招いて実施し、事前申込みに応募した両校児童60人が参加した。

 子どもたちは植松さんが自身の思いを語る動画を視聴したのち、全長約1mの火薬式紙製ロケットをパーツごとに製作。最後は各パーツを合体させ、完成したロケットをグラウンドで飛ばした。舞い上がったロケットからはパラシュートが飛び出し、回収役の児童がうまくキャッチすると歓声が上がった。

 斎藤分小PTA会長の大木亜矢子さんは「ロケットを飛ばした時の子どもたちの楽しそうな顔を見ることができて良かった」。神橋小PTAの大口真司会長は「ロケットに限らず、好きなこと・興味のあることにチャレンジするきっかけになれば」と語った。

近隣教育機関も協力

 ロケット打ち上げに際しては、両校敷地内で条件を満たす場所がなかったため、神奈川工業高校に協力を打診。グラウンドを提供したほか、機械科の生徒3人がアシスタントとして参加した。神奈川工業高校の瀬尾一幸副校長は「生徒にも良い勉強になった。子どもたちを教える姿に成長を感じた」と話した。このほか神奈川大学宇宙ロケット部のメンバーや、六角橋中学校の生徒有志も手伝いとして参加した。

西神奈川の「くらしの器と自然食品 匣」であんこのお花絞り教室を主宰する 峰 真理さん 保土ケ谷区在住 52歳

笑顔の花を満開に

 ○…羊毛作家や和紙人形作家として展示や講師活動をするなかで、「教室後のお茶の時間に、体に優しくて可愛いお菓子を出したい」と思っていた。そんな昨夏、SNSで知ったあんこのお花絞りに一目ぼれ。認定資格を取得し1月に教室を開き、2月には22年間勤めた保育士を退職して作家活動に専念する。「趣味として楽しむのはもちろん、資格を取って仕事にもできる。ぜひ一度体験してほしい」と微笑む。

 ○…子どもが好きで、短大で資格を取得し保育の世界へ。園での勤務だけでなく施設の託児ルームのアドバイザーなども歴任。在米日本人に住み込みで日本語を教えたことも。「当時1歳の子が大きくなって日本で再会した時は感慨深かった」と回顧する。あんこのお花・羊毛・和紙人形の三刀流での活動の共通点は自由。従来の表現の枠に捉われず、自分自身のやってみたいを形にする。教える時も個性を尊重し「生徒のアイデアに私自身が勉強することも多い」と目を輝かせる。

 ○…体が弱く学生時代は保健室で過ごす日々。家族や友人、教師ら周囲の支えに助けられた。特に母親は自身や親族の介護に勤しむ人生。そんな母の趣味は書道で、和紙人形の作品展では必ず母の書の和紙を作品にする。「ほんの少しは恩返しができているかな」とはにかむ。いつでも笑いで包み込んでくれる関西人の夫や優しい愛娘と新たな家族も増えた。特に愛犬のマロンちゃんは家庭の中心。「お出かけも旅行もいつも犬と一緒」

 ○…活動の原動力は、「人を笑顔にしたい」。自身が病弱だったからこそ、体への優しさも第一に考え、素材にもこだわる。現在は薬膳の資格を活かしたより健康なメニューも試案中。これからも周囲に笑顔の花を咲かせていく。

岡本社長(中央)と富岡町職員

京浜警備保障(株) 福島への支援継続

 京浜警備保障(株)=神奈川=は4年前の創立50周年を機に、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県双葉郡富岡町を支援している。

 岡本誠一郎社長もメンバーの横浜東ロータリークラブが、震災発生直後から双葉郡を支援していたことがきっかけ。2021年には富岡町を含む5町に寄付を行ったほか、同クラブと共に現在も支援を続けている。

 3月13日には富岡町の職員が同社を訪れ、支援への感謝や復興状況を岡本社長に報告した。

 富岡町は福島第一原発事故により一時、町内全域が警戒区域に指定されたが、現在は町面積の約93%が避難指示解除となり、若手起業家などの移住が増えているという。

岡地建工社 境内でマルシェ 3月23日、八幡神社

 株式会社岡地建工社主催の「神社deマルシェ」が3月23日(日)、松見町西寺尾八幡神社で開催される。同神社氏子総代会の協賛。

 境内を舞台にしたマルシェは今回で5回目の開催。当日は、弁当やクレープ、パンなどの飲食のほか、アクセサリーや布小物、耳つぼジュエリー、多肉植物など20店舗以上が出店予定。小学生以下限定で、無料のスーパーボールすくいとお菓子のつかみ取りも行われる。

 午前10時から午後3時まで。雨天時は3月30日(日)に順延。問い合わせは、同社【電話】045・421・2544へ。

佐竹専務理事(左)と古川課長

日産横浜工場 反射材を小学校へ寄贈 神奈川・鶴見の新児童へ

 日産自動車株式会社横浜工場=宝町=が神奈川区と鶴見区の全小学校の新入学児童に反射材ストラップ4700個を寄贈した。3月14日には、横浜市交通安全協会事務所で贈呈式が行われた。

 社員らの募金で交通安全啓発物品を調達し児童の事故防止に貢献するハローセーフティキャンペーンの一環。1972年から続けて行われている。今回は、新学期のスタートと同社の電気自動車サクラを掛け合わせた「さくらさくリフレクター」を特別に製造。地区交通安全協会を通して神奈川区20校、鶴見区23校の新入学児童に配布された。

 同社の古川太総務課長は「事故のリスクを減らして子どもたちの安全を守るため、今後もこうした活動を積み重ねていきたい」と社会貢献への思いを語った。

 同協会からは感謝状を贈呈。佐竹広則専務理事は「学校や児童、保護者からも毎年好評。協会主催の安全教室とこの反射材で児童の事故をなくしていきたい」と話した。

作成したチラシを手にする下水道河川局の職員

「水辺愛護会」もっと知って 市がチラシ作成

 水辺の清掃活動などを行うボランティア団体「水辺愛護会」の制度を知ってもらおうと、横浜市はチラシを作成し、3月から駅等で配架を行っている。水辺愛護会は現在、市内に99団体あるが、会員の高齢化などで活動継続が難しいという課題を抱えており、市は「まずは制度を知ってもらいたい」としている。

神奈川区は3団体

 水辺愛護会制度は市民が水辺とふれあい、親しめるようにと市が1997年に創設した。自治会町内会や商店会、学校、企業などに所属するメンバーが河川や水路、せせらぎ緑道などで清掃や除草活動を行う。団体の特色に合わせ、花壇づくりや生き物調査、小学校の学習に協力する団体もある。清掃や除草活動には水辺の規模や回数に応じて市から補助金が交付される。

 現在は、市が維持・管理する水辺施設がない中区、西区、南区の3区を除く15区で99団体が活動。神奈川区内では現在、砂田川(下村橋〜道慶橋)水辺愛護会、三ツ沢せせらぎ緑道水辺愛護会、菅田町小川アメニティ水辺愛護会の3団体が活動している。

担い手不足課題

 制度を所管する市下水道河川局によると、団体の中には会員が高齢化し、活動の担い手が不足しているところも多いという。

 新たな会員や団体を発掘しようと、市は制度を知らせるA4判のチラシを作成し、駅などに配架した。また、今年度から水辺愛護会の活動を支援する専門職員を配置。市内公園の約9割に設けられている「公園愛護会」と同様に、愛護会が整備されていない水辺にも活動を広げられるように取り組んでいる。

 同局は「まずは水辺愛護会について知ってもらい、多くの河川に活動が広がれば」と話す。水辺愛護会に関する問い合わせは同局【電話】045・671・4215。

教室の様子

自然食品匣 ”あんこの花”を咲かす 花絞り教室

 器と食のセレクトショップ「くらしの器と自然食品 匣」=西神奈川=で、2025年から「あんこのお花絞り教室」が開催されている。

 これはシフォンケーキの上に、袋に詰めたあんこを絞って花の形を造形するもの。金口を変えることで形も自由で、着色で色も幅広く表現できる。ケーキとあんこ、着色素材もすべて体に優しい天然素材を使うので、「作ってよし、見てよし、食べてよし」が魅力だ。講師を務める峰真理さん=人物風土記で紹介=は、「見た目はかわいらしくて、美味しく体にも優しい。自分へのご褒美や大切な家族や友人へのプレゼントにもぴったり」と語る。

 比較的難しい技術は必要ではなく初心者でも楽しみやすいといい、なかには花ではなくて犬の姿を型どった作品を作る人もいる。「正月には干支の巳を作ったことも。自由に何でも表現することができるのが一番の醍醐味」と峰さんは笑顔を見せる。

 教室は1回3人まで。午前11時〜午後1時半。開催日は月ごとに異なる。教室に関する問い合わせは、【携帯電話】090・8881・7186(峰さん)へ。

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ベンチに絵を描く児童

平川町公園ベンチを彩る 二谷小6年2組

 二谷小学校6年2組34人の児童が、学校に隣接する平川町公園にあるベンチに絵を描いた。

 これは同学級の総合学習の授業の一環。これまで美化向上を目的に神奈川土木事務所と園内の清掃を行ったほか、マナー向上を呼び掛けるポスターなどを作成した。

 ベンチへの描画は3月12日と13日に分けて実施。園内に13基あるベンチに「桜」「二谷のまち」などそれぞれテーマを設け、ペンキを使って描いた。児童のひとりは「いろんな世代の人にきれいに公園を使ってほしい」と話した。

ヴァイオリン&ピアノ コンサート情報

 3月22日(土)、タウンニュースホール(小田急線東海大学前南口1分)で開催される「ティータイムコンサート」の来場予約受付中。当日予約可。「ウィーンとパリの薫風」と題し、全国各地で演奏活動を展開しているヴァイオリニストの甲斐摩耶さんと、フランス在住のピアニスト山本亜希子さんが出演。予定曲目は「ヴァイオリンソナタ第3番ト短調D408」(F.シューベルト)、「から騒ぎより4つの小品 作品11」(E.W.コルンゴルト)「ヴァイオリンソナタ第1番イ長調作品13」(G.フォーレ)ほか。

 午後2時開演(午後1時30分開場)。観覧料2500円。予約制・当日払い。自由席。未就学児入場不可。会場は150席のサロン感覚のホールでゆったりと音楽に浸れる。問合せ、予約はコンサート事務局【電話】0463・81・1211へ。

刑事役を演じるはだ一朗さん(右)

劇と歌で詐欺防止 はだ一朗さん 防犯演劇

 演劇と歌による特殊詐欺の防犯啓発イベントが3月14日、神奈川公会堂で行われた。主催は、演劇や歌で社会問題を啓発する「表現のチカラ」。協賛は(株)ココラボ=大口仲町。

 まずは、表現のチカラ代表を務める舞台俳優のはだ一朗さんが2017年に大阪で初演した防犯演劇を披露。神奈川区を舞台に特殊詐欺と戦う刑事とルポライターの2人芝居で、最新の特殊詐欺の被害状況や受け子・かけ子について紹介した。サプライズゲストで鈴木茂久神奈川区長も”本人役”として出演した。

 続いて区内で活動する「かながわウカレレおやじ〜ず」が登場。替え歌の『オレオレ詐欺の歌』を披露した。代表の川澄操さんは「歌を覚えて、詐欺に負けないようにしてほしい」と話した。

 最後は、刑事役のはださんらが再登場し詐欺対策に関する講演を実施。騙しのプロの詐欺集団に”騙されないプロ”になるための3つの秘訣として、「他人事だと思わない」「固定電話に出ない」「お金が絡む内容は一旦(電話を)切って相談する」を挙げ、参加者全員で復唱した。

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3〜5月号の表紙

文化芸術情報を一冊に 県内イベントを紹介

 神奈川県は、県内の魅力的な文化芸術イベント情報をまとめた冊子、「イベントカレンダー」の3月〜5月号をこのほど発行した。

 文化芸術の魅力で人を引き付け、地域のにぎわいをつくり出すマグネット・カルチャー(マグカル)の取組みを推進している県が発行する冊子で、毎号、県内文化施設の公演や展示情報などがカレンダー形式で紹介されている。今号の特集はピアニストで、初代マグカル大使を務める熊本マリさんのインタビューや、音楽やダンス、大道芸などが自由に発表できる空間「マグカル解放区」を紹介。チケットが当たるプレゼントも実施している。冊子は県内各文化施設や一部の商業施設、自治体等で無料で受け取ることができる。

2024年大会のスタート時の様子

「横浜マラソン2025」4月9日受付開始 フル化10周年、新種目「湾岸ハイウェイラン」も

 10月26日(日)に行われる「横浜マラソン2025」のエントリー受付が4月9日(水)に始まる。

 横浜マラソンは2015年にそれまでのハーフマラソンをフルマラソン化し、今年で10周年を迎える。今回はフルマラソン、ペアリレー(約21.8km)、みなとみらい7kmラン、ファンラン(約2.7km)に加え、主に首都高速道路を走る「湾岸ハイウェイラン」(約21.8km)を新設した。

 フルマラソンでは女性ランナー優先枠(6千人)、横浜市民枠(2千人)、神奈川県民枠(1千人)と一般枠(1万600人)など合計2万2300人の枠を用意。優先枠、一般枠の参加費は1万8500円。申し込みはインターネットで受け付ける。

 詳細は公式サイトまたは横浜マラソン組織委員会事務局【電話】045・651・0666。

横浜市役所(資料写真)

横浜市内30代女性がはしか感染

 横浜市は3月13日、市内の30代女性がはしかに感染したと発表した。

 発表によると、女性は6日に発熱し、10日に発疹が出現。12日に医療機関ではしかと診断され、13日に市衛生研究所の遺伝子検査で陽性が確定した。

 感染可能期間中の6日、市営バス326系統(午前8時12分神明社入口乗車→8時21分片倉町駅前下車)と36系統(午前9時30分〜10時10分頃片倉町駅前乗車→神明社入口下車)を利用していた。市保健所は、同じ時間帯にこれらのバスを利用し、10日前後経ってからはしかを疑う症状が現れた場合、事前に医療機関へ連絡した上で受診するよう呼びかけている。

 女性に予防接種歴はない。今年2月以降、市内ではしかの感染確認が相次いでいる。

 はしかは空気感染、飛沫感染、接触感染するウイルス性疾患で、感染力が非常に強い。感染すると10〜12日間の潜伏期間を経て、風邪のような症状から39度以上の高熱と全身の発疹へと進行する。市は、はしかの予防には2回のワクチン接種が有効であり、接種歴が不明または1回のみの場合はワクチン接種をするよう勧めている。

 夜間・休日の医療機関案内は、かながわ救急相談センター(♯7119)(直通ダイヤルの場合は【電話】045-232-7119または【電話】045-523-7119)へ(24時間、年中無休)。

3月17日「2025国際女性デー in 横浜」、住まいテーマに市民と考える 市庁舎1階でイベント

 女性の住まいに関する課題をテーマにしたイベント「2025国際女性デー in 横浜」が3月17日(月)正午から横浜市庁舎1階アトリウムで行われる。3月8日の「国際女性デー」に合わせた企画で、主催は「2025国際女性デー in横浜」実行委員会。横浜市男女共同参画推進協会、横浜市、横浜市会女性議員有志が共催。

 イベントは4部構成。正午からの第1部では開会式と女性議員によるトーク、午後0時40分からの第2部では、後藤晃さんによるフラメンコギターや東京パラリンピック開会式で演奏した岩崎花奈絵さんらによるコンサートが行われる。

 第3部は午後3時から「誰もが住みやすい都市・横浜の実現に向けて〜女性の住まいの困難を考える」と題した基調講演とパネルディスカッションを実施する。認定NPO法人女性と子ども支援センター「ウィメンズネット・こうべ」代表理事の正井禮子さんが「ハウジングファーストから始まる女性の回復支援〜夢を実現!六甲ウィメンズハウス誕生」について講演する。続くパネルディスカッションでは、NPO法人全国ひとり親居住支援機構代表理事の秋山怜史さん、瀬谷区を拠点に活動する認定NPO法人さくらんぼ理事の坂本左織さんが母子ハウスや若年女性の居住支援について報告する。

 第3部終了後にはミモザの苗木が配布され、午後5時30分からは第4部は女性ジャズユニット「Sonance」の演奏が予定されている。

 参加無料。申込不要。当日は各種販売ブースも出展される。

マイスターを紹介する動画もある

熟練技能者「横浜マイスター」を募集

 横浜市は優れた技能を持つ職人を市が認定する「横浜マイスター」の募集を開始した。横浜マイスター制度は1996年度から始まり、これまでに71人が選ばれている。

 対象は、手作業か手作業で制御する機械によってものづくりやサービスを提供する職種。応募には市内在住で15年以上の実務経験があり、その職種で生計を立てていることが条件。技能検定1級や公的資格の保有、各種コンクールでの入賞実績など卓越した技能を持ち、後進の育成や技能振興に意欲があることも要件となっている。

 近年では建具製作、鉄道模型製作、美容師、活字鋳造、表装(壁装)などの職種がマイスターに選ばれている。

3月18日から説明会

 募集説明会は3月18日から28日まで(土日祝除く)横浜市役所で開催。マイスターへの応募は4月1日から18日まで。選定は書類選考、実地調査を経て最終選考が行われる。選ばれた横浜マイスターは技能伝承や体験教室、講演などを通じて手仕事の大切さを広める活動を行う。

 詳細は市のサイトで確認できる。問い合わせは経済局雇用労働課【電話】045・671・4098。

主演を務める森下洋子さん

休館前の県民ホールで松山バレエ団が「新『白鳥の湖』」 3月29日、森下洋子さん主演

 建て替えのために4月から休館する神奈川県民ホール=中区山下町=で3月29日(土)、松山バレエ団が「新『白鳥の湖』」全幕を上演する。

 松山バレエ団は世界的バレリーナの森下洋子さんが団長を務める。県民ホールでは、開館翌年の1976年からこれまで「くるみ割り人形」や「ロミオとジュリエット」など、74公演を行ってきた。

 新「白鳥の湖」は、1994年に松山バレエ団総代表の清水哲太郎さんが新演出、振付をして初演した作品。主演を務める森下さんは、昨年秋に旭日重光章を受章するなど、第一線で活躍を続ける。公演を前に「今、世界中で戦争や災害など、困難な状況が多々起こっていますが、人は美しい未来を描き出すことができる、そのもととなる根源的な魂の美を多くの方が信じることができるよう、全身で命の輝きを奏でたく思います」とコメントしている。

 午後3時30分開演。チケットは学生2千円、一般5千円から各種。問い合わせは松山バレエ団【電話】03・3408・7939。

寄贈された車両と関係者ら

神奈川福祉事業協会ら 日赤に車両寄贈 災害時救護で活用

 県内遊技業界で組織される社会貢献団体・神奈川福祉事業協会(伊坂重憲会長)と県遊技場協同組合(同理事長)は、日本赤十字社神奈川県支部(黒岩祐治支部長/神奈川県知事)に災害救援車両1台を寄贈した。これに対し、3月11日には日赤から同協会に感謝状が贈られた。

 この車両は災害時に医師や看護師ら医療スタッフが乗車し、資器材を搭載して災害現場に急行するためのもの。寄贈は毎年行われ、現在は13台が稼働している。東日本大震災から14年を迎え、発災時刻に合わせ黒岩知事と共に黙祷した伊坂会長は「今後も毎年1台は寄贈を続けていきたい」と話した。