さがみはら緑区版【4月3日(木)号】

相模原市 「道の駅」候補は5カ所に 設置の可能性を含め検討

 相模原市は、設置の可能性について検討している道の駅について、5つの候補地を市議会の3月定例会議で公表した。今後は設置について検討しつつ、5つの候補地の可能性について探っていく。

 相模原市は、総合計画推進プログラムの中で、重点的に取り組むテーマの1つに中山間地域対策を挙げている。その一環として中山間地域の来訪者への魅力発信、交流拠点設置の1つの策として道の駅設置の可能性を調査してきた。昨年8月には市民や観光客を対象にニーズ調査を実施。さらに、商工会や観光協会などの市内団体に意向調査を行い、設置場所や必要性などについて探ってきた。

 その結果を踏まえ、市は道の駅を設置する場合の候補地を発表。候補地は5カ所で、国道20号沿いにある小原の郷(小原711の2)、宮ヶ瀬湖畔にある鳥居原ふれあいの館(いえ)(鳥屋1674)、津久井湖城山公園花の苑地に構える津久井湖観光センター(太井1274)、中央道の相模湖ICから8Kmほどの場所にある藤野やまなみ温泉(牧野4225の1)、圏央道の相模原ICのそばに位置する金原地区とした。

 国土交通省の「道の駅」登録・案内要綱によると、施設の設置条件として、利用需要に対応できる十分な容量の駐車場や便所、乳幼児に対する授乳やおむつ交換が可能なスペースが備わっていることなどが明記されている。さらに、駐車場や便所は24時間利用が可能で、案内・サービス施設には原則として案内員を配置することなどを条件としている。

 市政策課では、「設置するかを踏まえた上で、できるだけ早く候補地を決定し、令和7年度中に基本構想の策定をしたい」と話す。一方で、既存の施設を道の駅にする場合、駐車台数の確保など設置条件をクリアしなくてはならないことから、「道の駅にはしないで既存の施設を良くしていき、継続して利用するということも選択肢としてはあると思う」と見解を示している。

 現在、市内には道の駅はなく、近隣では清川村の「清川」、山梨県道志村の「どうし」がある。

要望活動の様子(写真は県弁護士会相模原支部提供)

横浜地裁へ署名を提出 合議制裁判の早期実現求め

 合議制裁判の実現は市民全体の願い――。横浜地裁相模原支部での合議制裁判と労働審判の導入を求め、47団体で組織される協議会が3月11日、同地裁(横浜市中区)に対して要望書を提出した。7742筆の署名を携え、市民が早期実現を切実に求めていると訴えた。

県内で唯一未実施

 3人の裁判官が事件を審理する「合議制裁判」は、1人の裁判官が審理する「単独制」に比べて「慎重かつ迅速な審理が受けられる」とされる。相模原市と座間市を管轄する横浜地方裁判所相模原支部(中央区富士見)では1994年の設立以来「単独制」が採用されている。そのため、医療過誤や建築紛争などの判断の難しい民事訴訟事件や重大な刑事事件などは横浜市内の同地裁で審理することになる。時間的・金銭的に負担が大きく、同支部での審理中に合議制での審理が必要だと判断された場合には裁判が長引くケースもある。

 市と県弁護士会相模原支部はこれまで20年以上にわたり合議制の実施に向けて活動してきたが、実現には至っておらず、2006年に開始した労働者と雇用主のトラブルを解決する労働審判も実施されていない。

 県内4支部のうち合議制が行われていないのは相模原のみで、全国の政令指定都市の中でも相模原のみ。県弁護士会相模原支部の齋藤守支部長は「誰もがトラブルに巻き込まれる可能性はある。いざというとき他の地域と同等のサービスが受けられないことは市民にとって不利益」と主張する。

署名7742筆

 こうした中、23年に行政と各士業団体や経済団体、住民団体、奉仕団体など47の団体で構成される協議会が発足。早期実現への機運を高めるため、昨年7月に座間市内でシンポジウムを開催するなど周知活動を展開してきた。昨年3月からの約1年間で7742筆(2月末時点)の署名を集めた。

 今回の要望活動には相模原市と座間市の両市長をはじめとする協議会員約20人が参加し、署名と要望書を提出した。要望書では、「管内の人口と取扱件数ともに相模原支部よりも少ない支部で合議制が実施されているにもかかわらず実施されていない」と指摘。「1年余りで多くの賛同を得られたことは本管内の市民が早期実現を切実に求めていることの現れ」と訴え、改めて早期実現を強く要望した。

 齋藤支部長によると同地裁の大竹昭彦所長は当日欠席し、代行人が対応した。大竹所長の欠席理由や現在の検討状況に関する質問に対しては「最高裁へ伝える」「内部のことで返答できない」とされ、未実施の理由については「現時点では合議制に適した人的物的体制になっていない」というものだったという。

 同協議会は今後、最高裁への署名の提出と要望活動を予定しているほか、地域団体への声掛けや市民への周知活動を進めていくとしている。

「與瀬神輿保存會裸神會」の会長を務める 小峰 均さん 与瀬在住 59歳

與瀬神社がパワーの源

 ○…例大祭開催が近付き「遠足前みたいにワクワクが止まらない」と興奮で胸が高まる。「自分にとってはここから一年が始まるという感覚。仲間とは『あけましておめでとう』ってあいさつしたりして」。歴史ある神輿と祭りを継承し地域を盛り上げるため、35年前に保存會を発足。「今年は祭礼日の当日に例大祭が開かれる貴重な年。粋な神輿で祭りを盛り上げたい」と意気込む。

 ○…子どもの頃から慣れ親しんだ祭り。20歳を過ぎた頃「若手を祭りに溶け込ませたい」と幼馴染みに声を掛け、会を発足した。「当時は親世代の担ぎ手が多くて。自分も含め若手も積極的に参加させたかった」と振り返る。発足当初、担ぎ手が少なくて神輿渡御の実施が危ぶまれた年があった。「絶対途絶えさせないと、先輩や仲間30人ほどの少人数でやり切った時は泣きましたね」。今では横のつながりもあり他団体から多くの担ぎ手が集まる。「自分たちの役割は担ぐことだけじゃなく神輿を守ること」。江戸時代から引き継ぐ神輿の保存にも力を注ぐ。

 ○…「一度も離れようと思ったことはない」というほど地元好き。神社へのお参りは30年以上、毎月欠かさず、「元気の源。神様に感謝だね」。バス運転手として働きながら、裸神會だけでなく相模湖地域連合会の役員も務めるなど、地域活動に奔走。4年前に妻と始めたボーリングや日課のランニングが、体力作りにもなっているようだ。

 ○…「急勾配の石段を上り下りする神輿渡御は大迫力。多くの人に生の階段下ろしを観てほしい」と呼び掛ける。そして、「子どもたちが都会に出ても、その日だけは戻ってくる特別な日になるよう、祭りを継承していきたい」。その願いを叶えるため、今年も気合十分で神輿渡御に臨む。

真剣に作業する参加者たち

「収穫が待ち遠しい」 JAでシイタケ植菌体験

 JA神奈川つくい農畜産物直売所あぐりんずつくい(中野)で3月29日、原木シイタケの植菌体験が開催され、約50人が参加した。

 農業への理解促進や食農教育活動の一環として、毎年この時季に実施されている人気のイベント。参加者は、牧野で原木シイタケを生産する黒木竜郎さんやJA職員らの説明を聞きながら、原木にドリルで穴をあけ、その穴にシイタケ菌の付いた駒を慎重に打ち込んでいった。

 参加者からは「シイタケ大好き。出てくるといいな」「今から収穫が待ち遠しい」といった声が聞かれた。

サングラスを掛けたハンターに捕まらないように逃げる児童

当麻田小 逃走中や花火に笑顔 保護者らがイベント企画

 当麻田小学校で3月25日、当麻田小フェス2024〜未来に向かってはばたけ!〜が開催され、卒業、進級を前にした児童が集まりさまざまな企画を楽しんだ。

 このイベントは、保護者を中心とした実行委員会が企画。一昨年、学校生活をコロナ禍が直撃した6年生のために「思い出に残ることをやってあげたい」と保護者らがイベントを開催。好評だったことから、2年ぶりに開催となった。

 当時の実行委員長だった安達裕也さんが今回も実行委員長を務めた。安達さんは「第二弾をやってほしいという声をたくさん聞いたので、『それなら』と企画した」と話す。

 当日は校庭に児童が集まり、ポップコーンやわたがし、フランクフルトなどの縁日、ハンターに捕まらないように逃げ続ける「逃走中」の企画を楽しんだ。最後まで逃げ切った2年の児童は「最後まで生き延びた。楽しかった」と笑顔を見せた。最後にはイベントを締めくくる75発の花火も打ち上げられた。

 安達実行委員長は「2年前は天気が不安定だったので今回は晴れて良かった。子どもたちの楽しそうな姿を見ることができて良かった」と安堵した表情を見せた。

復興支援も

 岩手県大船渡市で大規模な山火事が発生したことを受け、イベント内では復興支援企画も行った。縁日の売り上げを想定して大船渡市の海産物を購入。じゃんけん大会の景品とした。安達さんは「2年前に花火の協賛金を集めている時に、SNSでつながりのあった大船渡市の漁港の関係者から協賛をいただいた経緯があった」と振り返る。その時の感謝の気持ちから今度は逆に支援をすることを決めたという。「東日本大震災の復興の最中に大きな火事が発生して現地は厳しい状況と思う。一日でも早く復興が進んでほしい」と思いを話した。

認定証を手にする村上社長

県を代表する企業に選出 スマートエイム株式会社

 二本松の建設・不動産業「スマートエイム株式会社」がこのほど、(株)IOBI(大阪府)が選出する「神奈川県を代表する企業」に認定された。相模原市内の企業が選ばれるのは初めてのことで、同社の村上翔一代表取締役社長は「積極的にチャレンジしてきたことが実を結んだ」と認定を喜ぶ。

 この認定は▽社会活動への取り組み▽地元の名産や地場産業ビジネスへの参画▽若手の育成▽独自の技術やビジネルモデル▽地域平均より高い給与水準――などの審査基準で選出されるブランド認証。県内では株式会社ファンケル(横浜市)などが選ばれている。

多方面に展開

 同社は村上社長が建設業で一人親方として独立後、2020年に設立した。1つの事業では何かあった時に従業員を守ることができないと考え、同年に不動産業を開業。22年には測量業にも参入したほか、自社での新規製品の開発に取り組むなど多方面に事業を広げている。

 村上社長は相模原青年会議所(JC)で副理事長を務めるなど、地域活動にも積極的に参加。新たなビジネスに挑戦し続ける姿勢と、地元企業としての取り組みが評価され今回の認定につながった。「子どもの頃から夢を諦めず思い続けて行動してきたことが今につながっている。『生まれや育ちに関係なく誰もが夢を叶えられる』ということを体現する会社になりたい」と思いを口にする。

 現在は開発中の自社製品である、新しい形のアロマディフューザーの販売に向けた準備を進めている。村上社長は「これからも相模原の発展のためにどんどん挑戦したい」と話した。

60度近い急な石段を「ヤヨー、キヨー」の掛け声で下りるさまは圧巻(裸神會提供)

與瀬神輿保存會裸神會 『粋』な神輿渡御を披露 4月13日 與瀬神社「春季例大祭」

 相模湖湖畔にほど近い山の麓に佇む『與瀬(与瀬)神社』(与瀬1392)。その山は通称「権現山」と呼ばれ、地域の人は「与瀬の権現様」と親しみを込めて呼ぶ。

 神社の創立年代は不詳だが、1682(天和2)年頃に現在の地に遷座されたと推定される。神社の祭事の中でも4月13日の祭礼日に合わせて行われる例大祭は「権現様のお祭り」として県外にも広く知られている。

八与、喜与の伝説

 例大祭の見どころは神輿渡御。拝殿を出た神輿は社殿を3周し、勾配が60度近い50段の石段へ。急な石段を「ヤヨー、キヨー」の掛け声と共に下りるさまは圧巻で、手に汗握る瞬間だ。

 「ヤヨー、キヨー」の掛け声には言われがある。昔、八与と喜与という二人の若者が相模川で漁をしていると、網に御神体が掛かった。二人がその御神体をお祀りしたことが始まりと伝わる。

神輿保存會 裸神會

 例大祭で使われる神輿は1760(宝暦10)年に江戸麹町の商人8人から奉納されたもの。以後絶えることなく、例大祭で渡御が行われている。

 その神輿を守り、祭りを継承するため、35年前に発足したのが『與瀬神輿保存會裸神會』だ。現会長の小峰均さん=人物風土記で紹介=は「若い担ぎ手を増やしたいという思いと、地域をもっと盛り上げたいという気持ちが大きかった」と当時を振り返る。幼馴染みの福島徹さんに声を掛け、「言い出しっぺ二人」で会を立ち上げた。当時は白の短パンと半袖シャツといういでたちから、神輿を担ぐことを「ハダカ」と呼んでいた。そこから「裸神會」と名付け、白のイメージはそのままに半纏を作り、仲間と祭りを盛り上げる。

 小峰さんは「地域の皆さんの理解と協力、応援してくださる方々に感謝し、期待に応えられるよう、今年も『粋』な神輿渡御を披露します。ぜひ、足をお運びください」と呼び掛ける。

 今年の春季例大祭は4月13日(日)に開催。与瀬神社氏子総代会主催、自治会祭典委員および与瀬自治会連合会協力。

 宵宮(山車運行)は12日(土)の午後6時、甲州街道の鳥居出発。神輿渡御は13日の午後1時、與瀬神社本宮を出発、甲州街道や相模湖、御供岩などを経て神社へ戻る。

山田前住職の話に耳を傾ける参加者

住職から歴史を学ぶ 正覚寺で『湖カフェ』

 認知症の人やその家族だけでなく、地域の誰もが自由に参加できるコミュニティカフェがコンセプトの『湖カフェ』が3月27日、若柳の正覚寺(山田玄軌住職)で行われ、近隣の高齢者ら約30人が参加した。

 今回は600年以上の歴史を持つ同寺の山田正法前住職が、相模湖周辺の歴史や彼岸について講話。昔の写真や新聞を見ながら当時の様子が説明されると、うなずく人の姿も見られた。

 その後、理学療法士・井上耀介さんの指導によるストレッチ体操を実施。体をゆっくり動かした後は、お茶を飲みながら談笑したり、境内を散策したり、それぞれが思い思いに過ごした。参加者からは「知らないことが多くて勉強になった」「皆さんとお会いすることが楽しい」などの感想が聞かれた。

 次回は4月10日(木)、さがみ湖桂寿苑(寸沢嵐)で衣類の移動販売を開催予定。詳細は、相模湖地域包括支援センター【電話】042・684・9065。

<PR>
『Amazonギフト券1,000円分』など読者プレゼントはこちら
『Amazonギフト券1,000円分』など読者プレゼントはこちら
メール版タウンニュース、タウンニュース for LINEの読者それぞれ毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼントします。ギフト券の進... (続きを読む)
80周年となるさがみ美術展(写真は昨年の様子)

日本画と洋画作品を公募 さがみ美術展 中学生以上対象に

 相模原市美術協会が現在、「第80回さがみ美術展」への日本画・洋画作品を公募している。市内外を問わず中学生以上の人は誰でも応募することができる美術展で、講評をする中で市民の画力を伸ばし、文化の芽を育むことを目的にしている。

 5月31日(土)必着で申込書を同協会に要郵送。出品手数料は8号以上80号未満で1点3千円・2点4千円、80号以上150号以下は1点4千円。18歳以下は無料。

 吉田留美会長は「今年は80周年という記念すべき年。先人たちの熱い想いを受け継ぎ未来につなぎたい」と応募を呼び掛けている。

 さがみ美術展は6月20日(金)から24日(火)まで、相模原市民ギャラリー(JR相模原駅隣接セレオ4階)で開催される。午前10時から午後5時(最終日は4時)。入場無料。

 申し込み方法などの問い合わせは同協会の山本さん【携帯電話】090・9369・3727。

川柳募集

 タウンニュース相模原支社では毎月月末号に掲載される「タケシの万能川柳」の川柳を募集しています。投句いただいた作品は毎日新聞「仲畑流万能川柳」などでおなじみの水野タケシさんが選句します。応募方法は枠内に。
出し物を鑑賞する子どもたち

大島こどもの居場所ネット 地域で進級、卒業をお祝い 4団体が連携して企画

 大島団地・上九沢団地周辺で子どもの居場所づくりの活動を展開する4団体によるイベント「大島こどもさくらまつりイベント〜進級・卒業おめでとう大島こども応援団」が3月27日、上九沢集会所で開催された。

 主催の大島こどもの居場所ネットワークは、大島学習教室、くすのき広場、みんなの場てとてと、こども食堂さくらんぼの4団体で構成。地域ではこども会が解散し、こどもの進級、卒業を祝う場が無くなっており、昨年同ネットワークがイベントを初開催。好評だったことから今年も開催となった。

 当日は子どもを中心に約85人が訪れ、出し物やさまざまなゲーム、アトラクションなどを楽しんだ。会場ではおにぎりやから揚げ、わたがしなどが振る舞われ、地域住民らと笑顔の子どもたちがふれあう場面も見られた。

 イベントを振り返り同ネットワークの大貫君夫代表は「思ったより多くの子どもたちが来てくれて、たくさん交流、親睦を深めることができてうれしい。地域の子どもたちには健やかに素直な子に育っていってほしいと願っている。地域として将来を担う子どもたちを大事にしていきたい」と話した。
<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)
大会の様子(スポーツ吹矢振興協会相模原北の丘支部提供)

スポーツ吹矢 的を目指し一吹き 第4回OP大会

 スポーツ吹矢振興協会相模原北の丘支部主催による「第4回スポーツ吹矢相模原OP大会」が3月22日、ほねごりアリーナ(相模原市立北総合体育館/下九沢)および、串川地域センター(青山)で開催された。

 「スポーツ吹矢」は近年、老若男女を問わず幅広い世代が気軽に始められるスポーツとして注目されている。同支部では「楽しくなければ吹矢じゃない」をモットーに活動を続け、40人を超えるメンバーが練習に励んでいる。

 今大会には小学生から80代のシニアまで、支部内外から53人が参加。的を目指し真剣なまなざしで集中する姿に時折笑いが起きるなど、和気あいあいとした雰囲気の中で競技が行われ、参加者は皆、楽しく汗を流した。

 なお、同支部では毎週土曜日の午前9時から正午まで、ほねごりアリーナで練習を実施。「無料で体験できます。気軽にご参加ください」と古川秀秋支部長は呼び掛ける。問い合わせは古川さん【携帯電話】090・1553・4769。

おおさわ桜まつり 4月6日

 第27回おおさわ桜まつりが4月6日(日)、午前9時30分から午後2時30分まで、相模川自然の村公園(大島3853の8)の芝生広場で開催される。

 今年は緑区誕生15周年記念と銘打ち開催。組みひも・竹とんぼ作り、のこぎり体験などの子ども向けイベントのほか、模擬店やキッチンカー、文化芸能のステージ発表なども楽しめる。問い合わせは実行委員会【電話】042・761・2610。

ジモティースポット相模原の外観

相模原市初の「ジモティースポット相模原」オープン リユース促進の拠点に

 家庭で不要になったものを簡単に他の人に譲れる掲示板サイト「地域の掲示板ジモティー」の実店舗、「ジモティースポット相模原」(中央区横山3-24-16)が4月10日(木)にグランドオープンする。相模原市内にジモティースポットがオープンするのは初。

 不要なものの持ち込みは無料で予約不要。持ち込まれた不要品は掲示板サイト「ジモティー」に掲載され、ジモティースポット相模原で販売または無償譲渡される。

ごみ削減にも

 持ち込み対象となるのは家電、家具(サイズ制限あり)、趣味・スポーツ用品、子ども用品、生活雑貨、食器、衣料品、服飾雑貨、本、CD・DVD、ペット用品などで、まだ使えるもの。持ち込みができるのは相模原市民だが、リユース品の譲受は相模原市民以外でも可能だ。

 ジモティースポット相模原を運営する株式会社ジモティーは2022年12月、相模原市と事業連携協定を締結しており、市では市民のリユース意識を向上させるため、市のホームページでジモティーの利用を呼び掛けている。

 ジモティースポット相模原は4月8日(火)からプレオープンし、持ち込みのみ受け付け、10日のグランドオープン以降、販売・譲渡も開始する。営業は午前10時から午後7時まで。定休日なし(年末年始のみ休業)。問い合わせは【電話】080-6517-3247(4月8日から)。 

本村市長(左)、大井支店長(中央)、原田支店長(右)

相模原市、スマホによるデジタル募金箱を導入 キャッシュレス時代に対応

 相模原市は、3月28日からデジタル募金箱による寄附受付を開始した。NTTドコモのスマホ決済払い「d払い」で任意の金額の募金ができる仕組みで、市によると、このようなキャッシュレスの募金は「自治体としては初」という。

若者の現金離れを実感した市長が提案

 受付開始を前に本村賢太郎市長は市役所で株式会社NTTドコモの大井達郎神奈川支店長、株式会社ドコモビジネスソリューションズの原田かおり神奈川支店長と面会した。昨年1月に開催した「はたちのつどい」の会場で能登半島地震への募金を呼び掛けた際、「多くの若者が現金を持っておらず、募金がなかなか集まらなかった」とキャッシュレス募金の導入を決めた経緯を説明。両支社長に協力への感謝を伝えた。

市民桜まつりで二次元コードを設置

 現在受け付け中の募金は岩手県「大船渡市における大規模火災支援金」、「令和6年能登半島地震災害義援金」、「令和6年9月能登半島大雨災害義援金」の3つ。二次元コードは現在、相模原市ホームページで確認できるほか、今後各区役所、各まちづくりセンターに設置される予定。4月5日(土)、6日(日)に市役所前さくら通り周辺で開催される「相模原市民桜まつり」の会場でもデジタル募金の二次元コードが設置される。

 二次元コード、受付期間は募金ごとに異なる。寄附金額は1円から2000円までの任意で、手数料が差し引かれた額が寄附金となり、日本赤十字社などを通して復興支援・生活支援に役立てられる。領収証は発行されない。

 本村市長は「今後、他の携帯キャリアやキャッシュレス決済でも募金ができるようにしたい」と話し、市民からの支援と協力を呼び掛けている。

 詳しくは市生活福祉課【電話】042-851-3170。

 

相模原市役所本庁舎が1日限定で桜色に デフリンピック機運醸成でライトアップ

 今秋開催される「東京2025デフリンピック」に向けた機運醸成キャンペーンの一環として、相模原市は3月30日(日)、市役所本庁舎のライトアップを実施する。

 東京2025デフリンピックは11月15日(土)から26日(水)まで開催される、聴覚障害者のための国際的なスポーツ大会。国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催して4年ごとに開催されており、日本での開催は初。1924年の第1回、フランス・パリでの開催から100周年となる記念すべき大会でもある。

 今回のライトアップは大会のテーマカラーである桜色で市庁舎を彩ることで、市民へのPRと関心を高めることを目的としている。

 ライトアップは日没から午後8時まで、本庁舎本館正面で行われる(天候状況などにより変更される場合あり)。

 問い合わせは市市民局スポーツ推進課【電話】042-769-9245(直通)。

年齢を考慮すると…

動物愛護推進員のアドバイス【3】 高齢者とペットの関わり

 ペットと一緒に暮らし触れ合うことは笑顔が増え、家族との会話も増え、生活に張りもできるという効果があります。特に高齢者は子どもが独立したり、社会との接点が減っていく中でペットと一緒に暮らす効果はより大きいと思われます。

 当然、家で飼われるペットは人のお世話なしには生きていけず、ペットにとってもパートナーである人間がいなくなることは悲しいことです。飼う以上は最後まで責任を持って面倒をみたいと考えるものの、自分の年齢を考慮すると諦めざるをえないのが現状です。

 子犬、子猫ではなく保護犬、保護猫を希望してもほとんどの動物保護団体は譲渡の際に年齢制限を設けているので難しく、かわいさに負けてペットショップで子犬、子猫を購入してしまい最後は面倒が見られず、頼んでいたはずの子どもも親族も引き取れない、という現実があります。

 悩みを解決する手段の一つとして相模原市で実施している「預かりサポーター制度」を利用するのも良いと思います。ペット(現在は猫のみ対応)と暮らすことができ、愛情を注ぐことにより人馴れした保護猫として市の譲渡会へ送り出す事ができます(預かりサポーター制度のお問い合わせは市生活衛生課動物愛護管理班)。また、可能であれば動物保護団体などでボランティア活動に携わるのも自分自身のため、そして犬猫の支援にもなり一石二鳥で良いと思います。※K・D

この連載では動物愛護推進員(動物愛護や適正飼養の普及啓発等を行う市が委嘱するボランティア)が各テーマでお話しします