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與瀬神輿保存會裸神會 『粋』な神輿渡御を披露 4月13日 與瀬神社「春季例大祭」

文化

公開:2025年4月3日

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60度近い急な石段を「ヤヨー、キヨー」の掛け声で下りるさまは圧巻(裸神會提供)
60度近い急な石段を「ヤヨー、キヨー」の掛け声で下りるさまは圧巻(裸神會提供)

 相模湖湖畔にほど近い山の麓に佇む『與瀬(与瀬)神社』(与瀬1392)。その山は通称「権現山」と呼ばれ、地域の人は「与瀬の権現様」と親しみを込めて呼ぶ。

 神社の創立年代は不詳だが、1682(天和2)年頃に現在の地に遷座されたと推定される。神社の祭事の中でも4月13日の祭礼日に合わせて行われる例大祭は「権現様のお祭り」として県外にも広く知られている。

八与、喜与の伝説

 例大祭の見どころは神輿渡御。拝殿を出た神輿は社殿を3周し、勾配が60度近い50段の石段へ。急な石段を「ヤヨー、キヨー」の掛け声と共に下りるさまは圧巻で、手に汗握る瞬間だ。

 「ヤヨー、キヨー」の掛け声には言われがある。昔、八与と喜与という二人の若者が相模川で漁をしていると、網に御神体が掛かった。二人がその御神体をお祀りしたことが始まりと伝わる。

神輿保存會 裸神會

 例大祭で使われる神輿は1760(宝暦10)年に江戸麹町の商人8人から奉納されたもの。以後絶えることなく、例大祭で渡御が行われている。

 その神輿を守り、祭りを継承するため、35年前に発足したのが『與瀬神輿保存會裸神會』だ。現会長の小峰均さん=人物風土記で紹介=は「若い担ぎ手を増やしたいという思いと、地域をもっと盛り上げたいという気持ちが大きかった」と当時を振り返る。幼馴染みの福島徹さんに声を掛け、「言い出しっぺ二人」で会を立ち上げた。当時は白の短パンと半袖シャツといういでたちから、神輿を担ぐことを「ハダカ」と呼んでいた。そこから「裸神會」と名付け、白のイメージはそのままに半纏を作り、仲間と祭りを盛り上げる。

 小峰さんは「地域の皆さんの理解と協力、応援してくださる方々に感謝し、期待に応えられるよう、今年も『粋』な神輿渡御を披露します。ぜひ、足をお運びください」と呼び掛ける。

 今年の春季例大祭は4月13日(日)に開催。与瀬神社氏子総代会主催、自治会祭典委員および与瀬自治会連合会協力。

 宵宮(山車運行)は12日(土)の午後6時、甲州街道の鳥居出発。神輿渡御は13日の午後1時、與瀬神社本宮を出発、甲州街道や相模湖、御供岩などを経て神社へ戻る。

初代会長の福島さん(左)と現会長の小峰さん
初代会長の福島さん(左)と現会長の小峰さん

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