中区・西区・南区版【4月24日(木)号】
杉島さん(左)と古澤監督

市民活動描いた映画完成 キーマンは元町杉島さん

 横浜の多様な市民活動とそのつながりをリアルに描いたドキュメンタリー映画『The Spirit of Yokohama』が完成した。中区元町で生まれ育ち、長年横浜の街を見つめてきた杉島和三郎さん(97)が出演する。初の披露は5月5日(祝)、横浜国際映画祭で行われる。

 監督を務める古澤敏文さん(66)=神奈川区在住=は、神奈川大学在学中から映画に携わり、制作やプロデューサーとして映画業界で活躍してきた。市民活動を行ってきた視点から、今回は制作の過程を通して各団体の横のつながりを醸成することを主軸に置き、台本なしに撮影を進めた。

 作品のキーマンは、横浜大空襲後の復興を見守り、発展に貢献してきた”生き証人”杉島さん。映画には杉島さんへのインタビューで出てきた団体やそこからの紹介など「わらしべ長者」のように出会った約50団体が登場。船劇場を拠点とする劇団・横浜ボートシアターやサンバチーム・サウーヂ、(一社)横浜市自閉症協会、寿町健康福祉交流センター周辺で活動する人々が活動内容や歴史、思いを述べる。

 合間に杉島さんが語る自身の経験や横浜の歴史が深みを持たせ、作品の転換点となる。「市民活動という縦糸それぞれが風になびくのではなく、杉島さんという横糸で布にして、全体で風を受けられるようになればと考えた」と古澤さん。

 市民活動が活発な横浜。杉島さんは「多様な意見がある中で、合意形成が大事。その指揮を執る人が出てくれば街も良い方向に変わっていくと思う」と話す。

5月5日に初の一般上映

 映画は「横浜国際映画祭」に出品され、5月5日に初の一般公開を行う。かながわ県民共済シネマホール=中区元浜町=で午後4時55分から。上映後は杉島さんと古澤監督が舞台挨拶を行う。一般2000円。チケット購入の詳細は、4月25日までに「チケットぴあ」のウェブサイトで公開予定。

 その後、5月24日(土)にお披露目上映会を開港記念会館ホールで、6月14日(土)からシネマ・ジャック&ベティで上映を行う。古澤さんは「上映を1つの材料としてコミュニティの場を作れたら」と話す。(問)同映画制作委員会【メール】supiyoko2024@gmail.com

新任役員研修会の様子(昨年)

市P連、全国組織から退会 組織の改善見込めず

 横浜市立の小・中・高・特別支援学校のPTAで構成される「横浜市PTA連絡協議会」(市P連/東隆幸会長)は3月末で全国組織「日本PTA全国協議会」(日P)から退会した。日Pは不明瞭な経理処理や不適切な運営をめぐり内閣府から勧告を受けており、退会は「改善が見込めなかったため」としている。

 日Pは都道府県や政令市のPTA協議会で構成される。元役員の逮捕やずさんな運営体制などを理由に昨年12月、内閣府から勧告を受け、組織改編が求められている。

 市P連は当初、「政府や関係機関に現場の要望を伝える全国組織は必要」と考え、1年半以上前から関東ブロックの他の協議会と臨時総会などで問題提起や、責任の所在を明らかにするための日P役員解任要求を働きかけてきた。だが改善の姿勢は見られず、「加盟継続は難しい」と判断。1月の理事会決議で「日Pからの退会」を可決。それに伴う書面による臨時総会(WEB評決方式)で、出席票667人のうち承認561票を得て、3月末で退会した。

 日Pへの加盟で、これまで会費約230万円のほか、大会分担協力金など年間200〜300万円が経費としてかかっていた。ほとんどの事業は市P連自主企画のため、退会による実質的な影響はないとしている。

 時代の変化に伴い、市P連や区P連からの退会や解散を選ぶPTAは増加傾向にある。それでも現在、約95%の学校が市P連に加盟するという。市P連は、日Pからの退会で、PTA離れが加速するのではと危惧する。

 市P連は「少しずつでも魅力ある組織に」との思いで、23年度に「在り方検討委員会」を立ち上げ。その意義や目的を根本から話し合い、今後の事業方針を検討した。24年度は「改革推進委員会」として、具体的な取り組みに着手。これまでHPや研修会で周知してきた活動の意義や任意団体・任意加入である旨などを記した「PTAハンドブック」を作成。5月に行う学校PTA役員向けの研修会から活用する。東会長は「PTA活動は一度無くしたら復活は難しい。持続可能な内容に変えながら、子どもたちを温かくサポートしていければ」と話した。

(一社)日本カラーパレット協会の代表理事を務める 水島 ひろ子さん 西区岡野在勤 59歳

「色の力」で人生を豊かに

 ○…視覚色彩心理学などで「自分色」を導き出すオリジナルのカラーガイド「サクセスカラーパレット」を提唱。各地でセミナーを開くほか、多くの経営者やアスリートを支援してきた。このほど銀座から地元・横浜に移転したサロンで、地域向けた講座を初開催する。「色の持つ力を多くの人に知ってもらい、人生を豊かなものにしてもらえたら」と願う。

 ○…旭区在住。旅行好きが高じて旅行会社に就職するも、趣味だったエアロビクスにはまり、インストラクターに転身。「天職だと思った。毎日が楽しくて」。延べ約20万人を指導する人気講師に。第2子出産を機に退職。その後夫と始めた事業がリーマンショックで傾き、生活が困窮。その時出会った「自分色」を日々の生活に取り入れると、銀座にオフィスを構えるほど経営が回復。「色の力で人生が変わった」。そんな実体験が今の原動力になっている。

 ○…「以前の服はベージュや茶色ばかり。ブルー系なんて絶対無理って思っていた」。しかし、自分色と診断されたブルーの服を半信半疑で着ると、驚くほど周りの人に褒められたという。「似合わないと思っていた色が、実は自分を輝かせる色だった」。すっかり色の力に魅了され、今ではその日の予定や目的にあわせてカラフルに服を着こなし、自宅もオフィスも色に囲まれる生活。夫婦共通の趣味であるゴルフのスコアも「ウエアの色の力に頼っています」とにっこり。

 ○…横浜が拠点となり改めて見渡すと「近くの川にごみが沢山落ちていてショックでした」。地域の美化活動に関心を持ち、何か貢献できないかと模索中。「光を照らす存在であれ」をモットーに、「大好きな横浜のまちをカラフルに彩りたい」と思いを語った。

憲法の源流を考える 4月28日、県民センター

 「2025憲法を考える5・3県民集会」が4月28日(月)、かながわ県民センター2Fホール=神奈川区鶴屋町=で開催される。かながわ憲法フォーラムが主催。午後6時30分開会(開場は15分前)。申し込みは不要で資料代が500円。

 「生活の場から憲法を考える」をキーワードに、年2回の県民集会を開いている同フォーラム。今回は、東京都立大学で憲法学を専攻する木村草太教授を講師に招き、講演を行う。

 主な著書として『平等なき平等条項論』や『憲法の急所』などがある木村教授の講演テーマは「憲法の源流」。憲法の家族規定や学校に関する権利規定、平和主義の規定がなぜ生まれたのかをさかのぼり、現在どういう意味がある規定なのかを考える。また、高校生平和大使からの「アピール」もある。(問)かながわ憲法フォーラム【メール】kanagawa.kenpo.forum@gmail.com

子どもたち手作りのチラシと鈴木さん

子ども主役の「縁日」 弘明寺商店街で初の試み

 弘明寺商店街の観音橋で5月5日(祝)、こどもの日に合わせて「こども縁日」が初めて開催される。近隣の小学校に通う4年生から6年生までの6人が企画・運営を担う。横浜弘明寺商店街協同組合のイベント担当である鈴木正宏さんの呼びかけにより実現。開催時間は、午後1時30分から午後5時まで(景品がなくなり次第終了)。

 商店街運営を担う人手の確保が難しい中でも「イベントを重ね商店街を盛り上げたい」という思いを持つ鈴木さん。自身も小学5年生の娘がいることから「子どもたちが主体的にお店を体験してもらえるような企画をしたい」と6人の小学生の企画を見守りながら開催にこぎつけた。当日は、小学生以下の子どもたちを対象とした射的や輪投げ、ヨーヨー、スーパーボールすくいのコーナーを準備している。

 問い合わせは、同商店街イベント担当鈴木さん【携帯電話】090・3103・2794。

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生誕150年ラヴェル作品と現代音楽を堪能  神奈川フィル 5月24日(土) 神奈川県立音楽堂で
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「困り事があれば相談を」と森川隊長

鉄道警察隊 「痴漢・盗撮許さない気運を」 森川大隊長インタビュー

 日々多くの人々が行き交う駅や列車内の利用者の安全を最前線で守る神奈川県警察鉄道警察隊。痴漢・盗撮をはじめとする犯罪の抑止・検挙、鉄道事業者との連携など、多岐にわたる活動について、約80人の隊員を束ねる森川大隊長に話を聞いた。

 ―主な任務は。

 「鉄道施設や列車内を私服や制服で警戒警備しています。横浜駅東口に本隊があるほか、分駐所が新横浜駅、川崎駅、小田原駅、海老名駅にあります。隊員は交代制で24時間、各種犯罪に目を光らせています」

 ―どのような事案が多いのでしょうか。

 「昨年の同隊の検挙数は473件。そのうち痴漢・盗撮は約半数を占めています。その他に、不正乗車やすり、駐輪場での自転車盗などの犯罪が多目立ちます」

 ―春は痴漢や盗撮が増えると聞きます。

 「新入学・新入社シーズンは電車利用に慣れていない人も多く、被害が増える傾向にあります。小型カメラをバッグに仕込む、傘の先端にピンカメラを付けるなど、手口も巧妙化しています」

 ―被害に遭わないため、また遭ったらどうすればよいのでしょうか。

 「エスカレーター乗車時や列車内では周囲をよく見て警戒を。また、被害を目撃したら『大丈夫ですか』と声をかけたり、情報提供をお願いします。本隊には、電車内痴漢等迷惑行為相談所を24時間体制で開設、女性隊員も常駐しています。列車内や駅で困ったことがあればご相談ください。また、電話(【電話】045・461・0110)でも受け付けています。社会全体で痴漢・盗撮を許さない、という気運を高めていきましょう」

 ―各鉄道事業者との連携もされていますね。

 「横浜駅では地震発生時に津波の被害が予測されます。鉄道事業者と連携して避難訓練を行ったり、犯罪や事故の共有、痴漢・盗撮防止対策を進めています」

 ―任務にあたり大切にしていることは。

 「被害者の無念を晴らせるのは我々しかいません。誰のための何のための組織なのか、考えて任務にあたるよう、日々隊員に伝えています」

本社1階入口に展示されている「セリカ1600GT」

ウエインズトヨタ神奈川 「セリカ」里帰り展示 4月27日まで

 ウエインズトヨタ神奈川の本社=中区山下町=に、「セリカ1600GT」(通称ダルマセリカ)が4月27日(日)まで展示されている。

 これは鹿児島に住むオーナーが横浜勤務時代の1971年に同社から購入したもの。約50年間ほぼ改造せず、ワンオーナーで維持してきた。特徴的な外観と自分好みに仕立てられるフルチョイスシステムを採用し話題になった昭和の名車だ。

 「いつか購入した横浜にこのセリカで訪ねたい」というオーナーの夢を実現すべく今回の展示に至った。「当時セリカのキャッチフレーズは 『未来からやってきた車』。その『未来』である現在においても魅力的なデザインで、大事に乗られているため車体が大変キレイです。貴重な車をぜひご覧ください」と同社。1階入口で、午前10時から午後6時まで、自由に見学できる。

プレーオフを控える選手ら

バスケB3横浜EX 初の首位でプレーオフへ 4月28日から横浜武道館で

 プロバスケットボールクラブB3の横浜エクセレンス(EX)は今季、45勝7敗という強さでレギュラーシーズンを1位で終えた。4月28日(月)からは悲願のB2昇格をかけたプレーオフのトーナメント戦が始まる。初戦はシーズン8位の山口パッツファイブ。

 8チームで争い、上位2チームに入る(決勝まで進む)ことが昇格の条件だ。今季からヘッドコーチを務める河合竜児さんは「短期決戦のプレーオフではレギュラーシーズンの成績は関係ない。『絶対に負けられない』という思いの強いチームに勢いがつく」と気を引き締める。また「ファンの皆さまには、圧倒的なホームを作ってほしい。選手たちも力以上のものが出せるはず」と呼びかける。

横浜移転4年目悲願の昇格目指す

 エクセレンスは「東京エクセレンス」(本拠地・東京都板橋区)として12年にプロクラブ化。18-19シーズンにB3のレギュラーシーズンで1位となりB2昇格を果たしたが、ホームアリーナの収容人数など本拠地要件を満たせずに降格を余儀なくされるという悔しい思いも経験した。

 21年に横浜へ本拠地を移転。横浜武道館をホームとすることで、本拠地要件もクリアしている。22-23シーズンにはプレーオフで3位に。昇格まであと一歩届かなかった。それだけに、横浜エクセレンスとして初めてシーズンを首位で終えた今季に期待がかかる。

 B1の島根スサノオマジックから移籍し、主将を務める大橋大(ひろ)空(たか)選手(26歳・PG)は「タレントの多いチーム。それがうまくまとまって今季の結果になっている」と振り返る。

 泉区出身の西山達哉選手(36歳・PG)はエクセレンスで3年目。ベテランとして冷静に「首位ではあっても、レギュラーシーズンにも課題はあった。それを練習で払拭して臨みたい」と力を込めた。

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もくりの庭と運営メンバーら

まち普請で「もくり」改築 より開かれた居場所へ

 2024年1月にヨコハマ市民まち普請事業の整備施設に選ばれた「リトルファームHOMMOKUもくり」=中区本牧満坂=が今年1月にリニューアル。近いうちに手伝ってくれた人たちと慰労会をする予定だ。

 今回整備したのは、老朽化した水回りの修繕やスロープ。また、旗竿地で分かりにくかった入り口から続く小道に、廃材を活用した園内案内板やイベント告知板、地域の小学生たちが描いた50枚近いアイコンを設置した。「皆さんに安全安心に来ていただくための設備は、前から整えたいと思っていたこと。これからも改善は重ねていきたい」と代表の今関喜代子さんは話す。

 同所は2018年に誕生。約30坪の庭に畑や花壇を作り、野菜や花を育てている。また、レンタルスペースとしても機能しており、複数の地域団体が、「子ども食堂」「おやつタイム」「発酵部」など様々なイベントで活用している。まち普請への応募は、改めて「やりたいこと」「目指していること」を考え、原点に返るきっかけになった。今後は、さらに地域の人に開かれた居場所を目指す。今関代表は「第二ステージに入った感がある。立ち上げ時とはまた違うワクワク感がある。新しいものと出会える場所であればうれしい」と話した。

講師を務めた日下部診療教授(提供)

横浜信用金庫新本牧支店 「もしも」家族で話して 終活セミナーに約60人

 横浜信用金庫新本牧支店で3月26日と4月2日、地元ゆかりの講師を招いた終活セミナー「大切な人との絆と資産を守るハートフルセミナー」が開催された。

 1日目は、横浜市立大学の日下部明彦診療教授が登壇。自身が提唱する「もしも手帳」を使って延命治療など人生の最終期を考える講演や元横浜ベイスターズの細見和史さんとのトークショーが行われた。2日目は、本牧神社宮司の當麻洋一さんが自身の介護経験を語ったほか、(株)こころ代表で心理カウンセラーの但野真実子さんによる人生を振り返るワークや司法書士の佐伯啓輔さんが講演。中区役所からは「エンディングノート」の説明があり、2日間で約60人が参加した。

 企画した石場靖浩支店長は「エンディングノートの書き方や相続知識を伝えるだけのセミナーだと実践する人が少ないと感じていた。もしもに備えてまずは家族と話すことが大切だと知ってもらい、終活を進めるきっかけづくりになるようなセミナーを今後も開催していけたら」と話した。
友達同士や夫婦での参加も可

参加無料 「自分色」を知る講座 5月13日、横浜で開催

 一般社団法人日本カラーパレット協会の「ハッピーカラー診断入門講座」が、5月13日(火)に横浜で初開催される。会場は、同協会の横浜サロン(西区岡野1の1の5カーサアストレア1105)。参加無料。

 同協会では色本来が持つ特性や一般的なパーソナルカラーとは異なり、視覚色彩心理学などを基に導き出す「自分色」を提唱。代表理事の水島ひろ子さん=今号人物風土記で紹介=が講師を務め、ハッピーカラー簡易診断や小物や服など日常生活に色を取り入れる手法を伝授する。「自分を輝かせたり良い影響をもたらす色を知ってもらえたら」と水島さん。13時〜、14時30分〜、16時〜の全3回(各1時間)。

 各先着10人。メールinfo@jcpa.clubで件名に「セミナー参加」、本文に【1】住所【2】氏名【3】年齢【4】電話【5】希望時間を記入の上、申込を。(問)【携帯電話】080・3506・5069

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日本伝統の和装を体験

5月4日〜6日 きものフェス シルクセンターで

 GW恒例の「きものフェス」が5月4日(日)〜6日(火)にシルクセンター(山下公園前)で行われる。10時〜17時半(6日は〜16時)。入場無料。

 プロが目利きした「リユースきもの」が市場価格の80〜95%引きで販売されるほか、「きもの何でも相談会」を開催。

 5・6日の「きもの撮影会」では七五三や十三参、振袖、小紋、紬、袴、男性用きものなどを用意。レンタル・着付け込で一律7千円の格安で体験できる。家族の記念や卒業式の前撮りにも人気だ。30日までに要予約【電話】03・5875・8812(平日10〜17時)。

撮影会に招待

 家族1組を5月6日13時30分〜の撮影会に招待。4月27日まで件名に「きもの撮影会応募」、氏名、住所、年齢、連絡先を記しnaka-nishi@townnews.co.jpへ。

南区 こんにちは区長です。

きれいな街に尽力環境事業推進委員

 「環境事業推進委員」は、ごみの分別・リサイクル、発生そのものの 抑制・減量、街の美化の向上、脱温暖化を推進していただく地域のリーダーです。

 現在、南区内では244人の環境事業推進委員が活動しており、ごみ集積場所や地域行事での分別排出やごみ出しマナーの啓発を行っています。ほかにも、南区主催の「つながり清掃ウォーク」や、みなみ桜まつり期間中の大岡川プロムナード清掃など精力的に活動いただいています。

 南区も4月から、新しいプラスチックごみの分別が始まっています。ごみの減量をさらに進める「ヨコハマ プラ5・3(ごみ)計画」を区としても積極的にPRし、環境事業の推進を通じて、皆様と住みよい地域を作っていきたいと思います。

燃料高騰で苦境の中小運送業を支援 横浜市が10万円交付へ 申請受付中

 ガソリン価格の高騰などを受け、横浜市は市内の中小貨物運送事業者を対象に、支援金10万円を交付する事業を始め、4月15日から受付を行っている。

インフラ支える

 地域経済を支える社会インフラである物流業界は、燃料費高騰や人手不足の影響を受けており、市は新制度で支援する。

 支援金の交付対象は、資本金3億円以下か従業員300人以下で、一般貨物自動車運送事業か特定貨物自動車運送事業の許可を受けた法人・個人。市内に営業所があることなどが条件。

 支援金額は1事業者あたり10万円で、申請受付は7月31日までだが、予算の範囲を超えた場合は期間内でも受付が終了する。申請には、交付申請書、自動車検査証記録事項の写し、市が進める「脱炭素取組宣言」の確認書などが必要。申請後2〜3週間で交付決定通知が届き、その後、請求書の提出から約30日で指定口座に支援金が振り込まれる仕組み。

 問い合わせは、受付事務局コールセンター【電話】045・912・2560(午前9時から午後5時、土日祝日除く)。

山中市長(中央)に公演をPRする松永選手(右)と小林選手(左)

フィギュアスケートのイベント主催者に感謝状 児童福祉施設の子ども400人をリハ招待で

 フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド横浜公演」が4月26日(土)から30日(水)まで、KOSE新横浜スケートセンターで開催される。同公演を主催する株式会社テレビ神奈川などが25日に行われる前日リハーサルに横浜市内の児童福祉施設の子ども約400人を招待することから、山中竹春市長から関係者に感謝状などが手渡された。

 プリンスアイスワールドは1978年に誕生した日本初のアイスショーで、毎年全国各地で開催。フィギュアスケートとミュージカルを組み合わせたもので、プロフィギュアスケーターが華麗で力強く繊細なスケーティングを披露する。主催者は例年、前日リハーサルに児童福祉施設の子どもを招待している。

 18日、同公演の主催関係者のほか、出演する松永幸貴恵選手と小林宏一選手が横浜市庁舎を訪問し、山中市長から感謝状などを受け取った。松永選手は「横浜から公演が始まり、良い意味で緊張感がある。子どもたちに『明日から頑張ろう』と思ってもらえるような非日常空間を届けたい」と抱負を語り、小林選手は「今からわくわくしている。芝居で子どもたちを笑わせることができたらうれしい」と話した。

世界大会のコースの一部を走る© Shinji KAWATA Japan Triathlon Media

トライアスロン世界大会のコースを親子で走る 5月17日、横浜市が参加者募集

 横浜市は「世界トライアスロン横浜大会」の第15回記念企画として、5月17日(土)に親子向けの「ファミリーFUNラン」を行う。

 横浜大会は2009年に始まり、5月17日、18日に行われる2025年大会で15回目を迎える。15回を記念し、未来を担う子どもに世界大会を身近に感じてもらおうと、初めてランニング企画を行う。

 コースは横浜大会の一部である、ホテルニューグランド前から赤レンガ倉庫までの約1.25Km。対象は小学生とその保護者。定員は100組200人。参加費1組4000円(オリジナルTシャツ付き)。5月6日まで専用申込サイト(Peatix)で受け付け。大会情報は公式サイトで。

横断歩道の渡り方を指導する鶴見さん

加賀町警察署 鶴見辰吾さんが一日署長 新入学児に交通安全教室

 加賀町警察署(木村一署長)は4月15日、俳優の鶴見辰吾さんを一日警察署長に迎え、横浜公園で春の交通安全運動キャンペーンを行った。

 委嘱を受けた鶴見さんは「大好きなベイスターズの本拠地であるハマスタの近くで任命されて大変光栄。春は生活環境が変わる時でもあるので、時間に余裕を持って、交通安全を心掛けましょう」と呼びかけた。

 キャンペーンでは、鶴見さんが近隣の小学校に通う新入学児を対象に交通安全教室を開催。「道路では遊ばない」「道路には飛び出さない」ことをイラストを使って説明した。また、横断歩道では手を挙げて「右・左・右」の確認をしてから渡ることを子どもたちに教えていた。

 その後、署員や加賀町交通安全協会、加賀町安全運転管理者会のメンバーらとともに通行人らに啓発物品を配布。交通ルールの順守を訴えた。

NewOPEN&Renewal 記者が発見!初めまして厳選2店

食べログ百名店の極上焼肉 新鮮な黒毛和牛に舌鼓

 食べログ百名店7年連続選出の名古屋の人気焼肉店「李昇」が首都圏初上陸!自慢は黒毛和牛の最高ランクの部位と食肉センター直送の鮮度抜群なホルモン。上質な肉質感とその盛りの良さに思わず歓声を上げた「李昇盛り」(馬車道店限定/8800円)は同店の実力が分かる一皿。生塩タンや黒毛和牛カルビなど人気の部位6種を一度に食べ比べでき、焼肉愛好家の舌を唸らせること間違いなし。サッと炙っておろしたての本わさびでいただく「特選ロースのわさび焼き」や鮮度が良いからこそ提供できる刺身「トロ赤」など、和モダンの落ち着いた店内で極上の焼肉体験を。

不二家の「ミルキー」がふんわりドーナツに!

 おなじみ「ミルキー」をイメージしたドーナツが楽しめるお店が横浜初オープン。生地やクリームにミルキーと同じ北海道産練乳を使用し、素朴でどこか懐かしい味わい。米油で揚げたふんわり軽い食感で、つい2、3個と手が伸びちゃいます。私の一押しはミルクを一番感じるプレーン。チョコや季節限定味、可愛いキャンディー包装のクリーム入りなどお土産にもぴったり。濃厚なミルキー味のソフトクリームが乗った「milkyドーナツソフト」はイートイン限定。「のむmilky」(アイス・ホット)はゴクゴク飲めるすっきりとした甘さでドーナツとの相性も抜群です。

国宝 曜変天目(稲葉天目)レプリカ 八聖殿所蔵

本牧 気まぐれ歴史散歩 89  国宝 曜変天目(稲葉天目)

 小野光景(みつかげ)は、横浜正金銀行・横浜商工会議所・横浜商業・神奈川新聞の設立に寄与し、生糸売込商としても財を成し、横浜の発展に尽くした中心人物の1人です。光景が所有していた土地の一部は、現在、八聖殿が建つ本牧臨海公園となっています。

 曜変天目とは、12〜13世紀の南宋のうち現在の福建省で作られたとされる天目茶碗のうち、最も高価なものとして室町時代から記録が残るものです。完全な形で現存する曜変天目は3点で、3点とも日本にあり、すべてが国宝に指定されています。そのうちのひとつが、江戸時代に稲葉家に伝えられていた稲葉天目です。稲葉氏は、徳川三代将軍・家光の乳母を務めた春日局(稲葉正成の妻)を輩出した一族であり、稲葉天目は家光が春日局に煎じ薬を飲ませるときに使った茶碗と伝えられています。

 光景の後継者・哲郎は、その稲葉家から妻を迎えました。その後、稲葉家は稲葉天目を手放すことになりました。しかし、大正7年(1918年)に競売にかけられた稲葉天目は16万8000円(現:4億4千万円くらい)という破格で光景が競り落としたのでした。光景没後に稲葉天目を相続した哲郎も維持しきれなくなり、昭和9年(1934年)に三菱財閥の岩崎小彌太に売却され、現在は静嘉堂文庫美術館の所蔵となっています。

 光景の碑がある公園から、本牧大里町の住宅街に入っていきます。(文/横浜市八聖殿館長 相澤竜次)