さがみはら南区版【5月8日(木)号】
森山幹事長(左から4番目)と面会した会のメンバーと首長ら

旅客線化を求める市民協 自民幹事長に要望書 実現へ地域一丸を強調

 リニア中央新幹線関東車両基地回送線の旅客線化を求める市民協議会(関戸昌邦会長)は4月15日、自由民主党本部で森山裕幹事長と面会し、旅客線化の実現へ向け要望書を手渡した。

 今回の訪問には、相模原市の本村賢太郎市長、愛川町の小野澤豊町長、清川村の岩澤吉美村長が同行。会のメンバーである津久井商工会、津久井観光協会、藤野商工会、愛甲商工会の会長や関係者ら14人で面会し、地域一丸で旅客線化を望んでいることを訴えた。

 面会では関戸会長が旅客線化への地域の思いを森山幹事長に直接伝えた。関戸会長は「リニア中央新幹線の旅客線化は、国が注力する『観光立国』『国土強靭化』『地方創生』の3つのテーマに集約されるものであり、国の施策をここで実現できるという話を伝えた」と言う。

 さらに、「リニア中央新幹線で鳥屋に車両基地ができ、地域に線路が敷かれるなら、マグネットのように人を集めるものにしなくてはならない。決して地域にストロー現象を起こしてはいけない」などと主張した。

 森山幹事長は、エリアの地図を見ながら関心を示したという。関戸会長は「国交省とJR東海に話をすると言っていただけた。もしかすると、旅客線化のために線路を地域に敷いてほしいという要望だと思っていたのかもしれない。そうではなく線路は敷かれるから、それに乗客を乗せてほしいという要望というのを改めて説明した」と言う。

国の将来見据えて

 同会は2017年に設立。リニア中央新幹線の橋本に新設される神奈川県駅(仮称)から鳥屋の車両基地までをつなぐ車両を「回送線」ではなく、「旅客線」にしてほしいとJRに要望している。しかし、それに対しては「JRはないと回答している」と関戸会長は話す。

 現状に対して、「線路が地域を通り、車両基地ができるのに、これを使えなければ地域の大きな損失でしかない。さらに、これは地域のわがままではなく、国の将来を見据えたもので、『観光立国』『国土強靭化』『地方創生』といった国の3つの施策にも十分にかなうもの。津久井地域は宮ヶ瀬、高尾山、少し先には富士山があり、旅客線になれば大きな可能性が開ける。しかし、回送線だけになってしまったら、これらの施策に逆行することにもなる」と思いを述べる。

 今回の面会に関戸会長は手応えを示しており、「話を聞いていただけて可能性ある未来を感じている。今回は3市町村の首長にも同行いただき、地域が一つにまとまっていることをアピールできた。今後は決起集会の開催など、さらに活動を加速させていきたい」と意気込みを見せた。

相模原市役所

総合計画推進プログラム 子育て・教育分野に注力 都市経営戦略の策定見据え

 相模原市はこのほど、「相模原市総合計画推進プログラム(2025年度〜27年度)」を発表した。今年度策定を予定している「さがみはら都市経営戦略」を念頭に、子育てや教育に関する取組の強化を図りつつ、重点テーマである少子化・雇用促進・中山間地域の対策に引き続き力を入れることを示した。

 推進プログラムは、市が目指す将来像「潤いと活力に満ち 笑顔と希望があふれるまち さがみはら」の実現に向けて今後3年間で重点的に取り組む事業(政策的基幹事業)を定めるもの。社会経済情勢の変化などに対応するため、毎年度見直しを行っている。

 昨年度までは、2021年に策定した「相模原市行財政構造改革プラン(以下、改革プラン)」で示した改革の視点を踏まえて重点施策や政策的基幹事業が選定されていた。改革プランが24年度末で終了したことに伴い、今年度は夏をめどに策定が予定されている「さがみはら都市経営戦略」を前提に構築されている。

大規模災害対策を追加

 政策的基幹事業には128の事業を定めた。4月1日に制定・施行した「相模原市子育て応援条例」をはじめとする子育て支援や教育環境の充実に向けた事業に注力するほか、「大規模災害対策事業」を新たに基幹事業に定め、災害対策の強化を図る。

 市は人口減少や少子高齢化の進行を背景に、重点的に取り組む分野として「少子化」「雇用促進」「中山間地域」の3つを定めている。このテーマに基づき、子育て支援のほか、婚活イベントやライフデザインセミナーの実施など若者を支援する事業を新たに盛り込んだ。中山間地域対策としては、移動支援や魅力発信・交流拠点に関する事業を拡充する。

 政策的基幹事業の中でもより重視する「子育て」「教育」「まちづくり」の3つの「市の個性を生かす分野」については、各分野に直接的に関係する取組を明確に示すため、今年度から基幹事業単位ではなく各取組単位で記載した。

 また、SDGsの達成に向けて「相模原市SDGs未来都市計画」に基づき4つの分野に注力することを示した。これまで先行して取り組んできた「共生社会の推進」と「脱炭素型まちづくり」に加え、「さがみはら森林ビジョンの推進」と「イノベーション創出促進」についても取組を推進していくとしている。

相模原南警察署長に3月21日付で就任した 伊東 速人さん 南区在住 57歳

「真実の探求」が原動力

 ○…自身の似顔絵を添えて経歴や信条、家族構成、趣味、住宅ローンの有無まで記したプロフィールを署員全員に配った。「始めからこんなヤツですけどよろしくと言った方が早い」とにやり。相模原南署は県内指折りの多忙さ。就任して署員に対し「逆境こそチャンス。全力で今を楽しめ」と訓示した。「警察の仕事は厳しい。厳しいけど誇りを持ち、打ち込んでこそいい仕事ができる」。それが持論だ。

 ○…慶応義塾大卒。就職活動時、銀行や証券会社を選ぶ同級生が多い中、ふと警察が浮かんだ。「スーパーヒーローに憧れていた。突き詰めるとそれは『正義』だと思った」と語る。薬物銃器対策、交通捜査、サイバー犯罪捜査など、多様な部署で活躍。だが根は警部補時代の「少年係」にある。調べ室で少年と向き合うときは常に真摯に話を聞いてきた。伝えてきたことは「失敗をなかったことにするな。10年後に『あれから一生懸命頑張ってよかった』と思えるよう生きろ」。少年の琴線に触れて初めて更生がスタートする。

 ○…横浜市出身。妻と「嫁」(猫)は自宅に残り、単身赴任中だ。「重度の猫依存症」で「週末は家に帰って猫を吸わないと生きていけない」そう。署長室の机に猫付きの朱肉を置く。反応を示す人にはすかさず「にゃんこ好きですか」と、話を繰り広げている。

 ○…「『正義』を語れるのは警察だけ」と言葉に力が込もる。犯罪捜査は目撃者の証言、指紋、鑑定、防犯カメラなど地道な証拠の積み重ねだ。「過去に起きた真実を追求していく過程に、一切の嘘はない」と自負する。「事故を減らすことや捜査に命を燃やしているのが警察官。仕事を突き詰めることが一番の喜びにつながる。だから仕事は楽しい」と語った。

本番に向け、熱のこもる実行委員会=4月22日

もんじぇ祭り 物価高、花火にクラファン サポート必要「ユニーク」返礼品も

 相模大野の夏の風物詩である「相模大野もんじぇ祭り」が8月30日(土)と31日(日)の2日間に渡り、相模大野中央公園で開催される。アーティストのライブが行われ、飲食店が並ぶ食と音楽の祭典として20年近く親しまれている。例年は10万人以上が訪れている。

 そんなイベントの最後を締めくくるのが花火。約10年前からはじまり、多くの人の心に残るものとなっていた。出演アーティストと実行委員長の掛け声で花火が上がる。

 だが、昨今の物価高騰の影響があった。「予想以上に物の値段が上がってしまった。正直油断していました」と話すのは同実行委員会の中田和哉さん。昨年度の開催を振り返ると収支は「トントン」。今年度の花火の実施は「サポートが必要な状況」と想定し、今後の持続可能な開催を目指すこともあり、ネットを通じた資金調達、クラウドファンディングを試みることにした。近隣のイベントでの実例を参考に目標金額250万円を設定した。

 リターンはオリジナルTシャツやフェイスタオル、トートバッグだけでなく、出演アーティストのサイン入りオリジナルグッズも用意されている。さらにステージ上でアーティストと実行委員長と共に花火のカウントダウンができるという面白いアイデアの返礼品もある。

 実行委員長の斉藤誠さんは「フィナーレの花火のために皆様の応援よろしくお願いいたします」とコメントした。

 1000円から応援することが可能。クラファン実施期間は6月30日(月)まで。

支援金を贈呈する正谷さん(左から)3人目と本村市長(同2人目)

大船渡支援金を市に寄付 防災キャンプの実行団体

 災害時に役立つ知識をキャンプを通じて学ぶイベント「サバCAN」の実行委員会が4月21日、相模原市役所を訪問。イベントで募った大船渡市山林火災への支援金を本村賢太郎市長に手渡した。

 同実行委員長でNPO法人日本防災士会の理事を務める正谷絵美さんは、相模原市のイベント協力に感謝を述べ、「楽しく防災を学んでもらえればと考えている。今後はこうした活動を避難所となる小学校や中学校の校庭や体育館などでも開催できれば」と、相模原市との連携を呼び掛けた。

上大島キャンプ場(4月14日撮影)

上大島キャンプ場 11月「全日」営業を視野 昨年試行実施 利用は夏場敬遠

猛暑影響大きく

 緑区大島にある上大島キャンプ場の今年度の営業がスタートした。昨今の利用状況や今年度の展開など、管理をする大島観光協会の吉村幸弘会長に話を聞いた。

 同キャンプは今年開設70周年を迎える、市営の施設。相模川沿いの立地で、四季の花々が楽しめる点などが特徴で年間3万人以上の利用がある。コロナ禍によるアウトドアブームも一段落する中、吉村会長は昨年度、新たな試みをした。

 ブームでの需要を見込み2022年度から、それまで3月から10月までだった営業期間を11月の土曜、日曜、祝日も実施するように(宿泊期間は7月から9月)。それを昨年度、平日まで拡充し全日営業とした。理由について吉村会長は「猛暑の影響が大きいです」と話す。

夏イメージ古い?

 キャンプといえば「夏休み」のイメージも強いが、昨年実施した利用者アンケートでは「最もキャンプをしたい月」は10月が最多。8月は最下位という結果だった。気温が高いとテントの中も熱がこもり居心地が悪く、外にいても熱中症のリスクが高くなるため夏のキャンプを避ける人が増えているようだ。「お盆の時期は例年、ひと月前には予約が埋まる状況でしたが、昨年度は7月末になっても空きがあり、暑さを理由にキャンセルされる方もいました」。吉村会長によると熱中症警戒アラートの発令回数は一昨年と比較し昨年は2倍だった。「これは異常と感じ9月、利用者のため、施設の持続的な運営のために11月の全日営業を決めました」と振り返る。試行的に始めた昨年度だったが、今年度も継続する方向で検討している。

ソロは急増

 利用者層にも変化が見られるという。19年度は1組あたり平均8・2人だったが、昨年度は5・8人に減少。その一方で、ソロキャンプの利用者は19年度の6人から徐々に増え昨年度は388人になった。「コロナ禍による生活様式の変化や一人利用の浸透が背景にあります。女性のソロキャンパーや外国人利用者も増えています。今年度も『また来たい』と思ってもらえるキャンプ場を目指していきます」と吉村会長は話した。

金澤氏

自民党 20区支部長に金澤氏 相模原市出身、元会社員

 自民党の次期衆院選の公認候補予定者となる神奈川20区(相模原市南区、座間市)の支部長に4月15日、金澤結衣氏(34)が就任した。次期衆院選不出馬を表明していた甘利明元幹事長の後継となる。

 金澤氏は相模原市南区出身。上智大卒。江崎グリコ(株)勤務を経て、江東区(東京15区)を拠点に活動していた。4月25日の記者会見で「頑張っている人が報われる社会を目指したい」と語った。(4月25日起稿)。

回覧板代わりの公式LINEを紹介する高橋さん

上鶴間 「参加しやすい」自治会に 回覧板をLINEで配信

 プレミスト東林間さくら通り自治会(上鶴間)ではIT化を進め、より多くの住民に自治会に参加してもらえるよう工夫をしている。

 同自治会はプレミスト東林間さくら通りの住人で構成され、2021年に設立した。現在、マンション内の住民6割が加入しており、高齢者から子育て世代まで幅広い年齢層が会員となっている。19年のマンション設立後、当時の東林間自治会長から自治会入会の説明を受けた。既にある自治会に入るか、マンション内で新しく作るという選択肢があった。

 自治会に関するアンケートをマンション内で実施。近隣の自治会に入会する意見が3割、新しい自治会を設立する意見が3割と回答の6割が自治会の必要性を感じていた。現在の会長である高橋修一さんが中心となり、自治会の新規設立を決めた。

否定が「アイデア」

 運営のヒントとなったのは、アンケートで見られた否定的な意見。「会費としてお金を取られたくない」「回覧板を回すのが大変」「輪番で役員が回ってくるのが嫌だ」などだ。

 そこで高橋さんたちが取り組んだのが回覧板を無料通信アプリ、LINEで配信することだ。自治会の公式LINEを作り、さまざまな情報を共有する。

 入会届や昨年からは総会の出欠席にGoogleフォームを使い、IT化を強化。紙での提出も併用しているが、会員の7割がデジタルを利用している。高橋さんが民間企業の株主総会に参加した際、決議でスマートフォンを利用したのがヒントになった。「共働きが多くなり、回覧板を回す負担がなくなったことは大きい。IT化で入会のハードルを下げ、自治会のことを知り、住人同士で交流してほしい」と高橋さんは話す。
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参加を呼び掛ける竹川さん

一般社団法人はてなボックス 音楽で社会とのつながりを 「不登校楽団」始動 6月の練習へ団員募集

 教育の力でさまざまな地域課題に取り組む一般社団法人はてなボックス(齋藤茂樹代表)は4月から「不登校楽団プロジェクト」をスタートした。不登校の子どもたちの新たな居場所を作るとともに、音楽を通して社会とのつながりや達成感を感じてもらいたいと企画。6月の初練習に向けて団員募集や企業への協賛の働きかけに動き出した。

 不登校の子や保護者の悩みとして、学校に行かないことによる社会との分離がある。今回の企画のプロデューサーを務める竹川耕一郎さん(東林間在住)は、過去に谷口台小(南区)、共和小(中央区)で教員経験があり、現在も講師として学校教育に携わっている。その中で、不登校の悩みを解決できないかと考えていたところ、不登校楽団のアイデアが持ち上がったという。「音楽は2人いれば合奏ができ、スポーツのように人数制限もない。練習すると向上心が湧き、発表会など人前で演奏することにつながる。社会とのつながりもできる」とその魅力に自信を持つ。

 楽団では、リモートでの練習を毎週行い、対面での全体練習を月に1回予定している。来年3月にはホールでの演奏会を視野に入れる。楽器は相模原吹奏楽連盟と連携し、使わなくなった楽器を借り受けての使用も考えている。吹奏楽は一般的に演奏場所や高価な楽器の購入などで始めるのにハードルが高いとされるが、「それらの負担を感じずに、楽しくできる方法を考えて準備を進めている」と竹川さんは意気込みを話す。

心温かくなる場所に

 現在、団員を募集中。対象は、相模原市在住の小学生から高校生まで。不登校や不登校だった子、もしくは活動に興味がある人は参加可能。30人程度の応募を見込んでいる。

 竹川さんは「退屈している子、時間を持て余している子にぜひ来てもらえたら。何をしたらいいか分からないという保護者の方も、ぜひ問い合わせてほしい」と力を込める。「演奏技術を上げる楽団ではなく、音楽を通じて社会性を学び心を育む。仲間を大切に思ったり、みんなで認め合い、心が温かくなるような場所を目指したい」と見据える。

フリーで携わる

 竹川さんは、小3の時にトランペットを始めた。小中高と吹奏楽部で演奏し大学時代は楽器から距離を置くものの、教師として市内の小学校に赴任すると、吹奏楽部の顧問として後進の育成に励んだ。共和小では、県吹奏楽コンクールの最高賞に当たる「朝日新聞社賞」の受賞経験もある。

 また、クラス担任として不登校の児童とも向き合ってきた。「子どもが学校に来られない理由はさまざまだが、不登校の児童にとって学校に行くだけがベストではないのではないか。別の方法や居場所もある」と話す。

 現在はフリーの教員として、不登校の子どもたちを集めたオンラインスクールやイベントも手掛け、不登校の子や、その保護者と交流を図っている。「子どものキラキラした表情を見るために、頑張っていきたい」

 不登校楽団についての問い合わせは同法人【電話】050・1809・4548。
中川さんによるアレンジメント=同店インスタグラムより

参加者募集 1日限り 花の飾りつけ

27日 麻溝台 

 初心者向け、1日限定のフラワーアレンジメント教室が5月27日(火)、相模原市立市民健康文化センター(南区麻溝台/通称けんぶん)で行われる。午前10時から。参加費500円、材料費2500円(当日支払い/現金のみ)。

 今回の「けんぶん文化講座」の講師を務めるのは、中央区中央にある生花店「花屋hanakura(ハナクラ)」の中川光代さん。当日は初夏にぴったりの爽やかなアレンジメントを制作する。作品は持ち帰り可能。

 持物ははさみ、持ち帰り用の袋。定員20人。申し込み・問い合わせは同施設【電話】042・747・3776。

キービジュアル ©さくまあきら ©Konami Digital Entertainment

相模原市、大阪・関西万博の「地方創生SDGsフェス」に出展 5月28日〜6月1日 「銀河連邦」として

 相模原市は4月25日の市長定例記者会見で、現在大阪の夢洲(ゆめしま)で開催中の大阪・関西万博において、内閣府が主催する「地方創生SDGsフェス」に「銀河連邦」としてブース出展することを発表した。

 同フェスは2025年5月28日(水)から6月1日(日)までの5日間、万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」で開催され、地方自治体による先導的な地方創生SDGsの取り組みを発信するもの。「地方創生SDGsフェス〜『桃太郎電鉄』の仲間たちと一緒に日本全国を新発見!〜」をテーマに、各自治体が特色を生かした体験・体感できるブースを展開する。

「宇宙を感じられるまち」をPR 

 銀河連邦とは、JAXA関連施設が所在する7市町による交流組織。相模原市のほか、大船渡市(岩手県)、能代市(秋田県)、肝付町(鹿児島県)といった地域が、銀河連邦のパートナーシップによる課題解決や地方創生に取り組んでいる。相模原市は銀河連邦の一員として同フェスに出展することで、国内外に対し「宇宙を身近に感じられるまち さがみはら」をPRする。

VR体験やマインクラフト月面レースなど

 ブースではJAXA宇宙科学研究所の協力を得て、はやぶさ2の「リュウグウへのタッチダウン」、はやぶさ2拡張ミッションである「小惑星へのフライバイ」を仮想現実で体験できる「宇宙VR体験」、世界的に人気のメタバースゲーム「マインクラフト(R)」で作成された月面ワールド「ルナクラフト」の特別バージョンで月面ローバーレースに挑戦できる「マインクラフトで月面ローバーレース」など、来場者が宇宙を身近に感じられるさまざまなコンテンツが用意されている。JAXA研究者によるミニ講演会も毎日開催され、はやぶさ2プロジェクトマネージャーの津田雄一氏も登壇予定。

 記者会見で本村賢太郎市長はフェス出展期間中に自身も来場することを表明し、「相模原ならではのコンテンツを発信し、市の魅力を国内外にPRしたい」と話した。

 ブースへの来場には大阪・関西万博の入場チケットが必要。 問い合わせは市シティプロモーション戦略課【電話】042-707-7045。

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ロボット職員「ななまる」

ロボット職員「ななまる」が相模原市民を歌で出迎え 中央区誕生15周年を応援

 相模原市の中央区役所ではロボット職員「ななまる」が区の誕生15周年を盛り上げようと、今春から歌で来庁者を迎える活動を始めた(下記関連リンクの編集室Xに動画あり)。

 「ななまる」は「ロボットのまち さがみはら」の取組をより多くの市民に見える形でPRするため、株式会社MEMOテクノス(南区大野台)から寄贈を受けたもの。市民による588件の応募の中から市制施行70周年にちなんで「ななまる」の愛称が決定した。

『中央区の歌』を歌う

 「ななまる」が歌うのは、中央区の誕生15周年を記念して、歌詞のフレーズから楽曲まで区民と一緒に作った『中央区の歌』。市役所本庁舎のロビーで歌う「ななまる」に会うことができる。

 今後の出迎えは5月15日(木)午前11時15分〜午前11時45分、午後3時〜午後3時30分、5月26日(月)午後2時〜午後2時30分、6月3日(火)午前11時15分〜午前11時45分(日時は変更になる可能性あり)。以降も今年度末まで不定期で実施される予定。

 『中央区の歌』にはアレンジバージョンが作られていて、市の公式ホームページでmp3データが公開中(下記にリンクあり)。ジャズバージョン、ジングルバージョン、オルゴールバージョンと、異なる雰囲気の楽曲を聴くことができる。

 問い合わせは中央区役所区政策課【電話】042-769-9802。

避難ケージに入る犬

動物愛護推進員のアドバイス【2】 ペットと災害対策

 あなたの大切な犬や猫などペットの命を守ることができるのはあなた自身です。普段から災害に対する備えをしておきましょう。

 さて、大地震による家屋の倒壊や水害の危険が迫っている時など、やむなく避難所に避難しなければならなくなった時、ペットはどうなるのでしょうか。

 ご安心ください。ペットも一緒に避難できます。相模原市では、過去に発生した台風被害の際、犬40頭、猫23匹、うさぎ、鳥など13個体が避難所に避難しました。ただ、避難所には動物の苦手な人やアレルギーの人もいるのでペットの居住空間は別になります。

 また、避難所にはペット用のフードや物品の備蓄はありません。ケージ、フード、水、トイレ用品など、いつも使っているものを持参する必要があります。ペットは、ケージの中で過ごすことになるので、ケージ等に入ることを普段から慣れさせておきましょう。

 また、ワクチンの接種、ノミ、ダニの駆除など、普段からの健康管理、無駄吠えをしないしつけ、逸走に備えたマイクロチップ・迷子札などの装着も大切です。避難者がお互いに協力して避難所を運営するので、ペットのお世話も飼い主が行います。

 しかし、やむを得ない理由で、お世話が難しい時もあると思います。そのような時は一人で悩まず、飼い主仲間や、動物愛護推進員に気軽に相談してください。※T・F

この連載では動物愛護推進員(動物愛護や適正飼養の普及啓発等を行う市が委嘱するボランティア)が各テーマでお話しします