多摩区・麻生区版【5月9日(金)号】
都内のホテルで働きながらワインの知識を磨く三竹さん=本人提供

多摩区出身 三竹さん ソムリエ競技で1位に 6月 各国勝者集う仏国へ

 多摩区宿河原出身の三竹桃果さん(25)が昨年10月、国内の優秀なソムリエを見出すコンペティション(競技会)「ルイナール ソムリエチャレンジ2024」で優勝した。この結果を受けて、三竹さんは各国の優勝者が集うイベント「ルイナールソムリエウィーク」に参加するため、6月中旬にフランスへ向かう。

 この競技会は、世界最古のシャンパンメゾン(製造・販売業者)「ルイナール」が2010年から世界各国で開催しているもの。日本では東京都、大阪府で開催され、優勝者が2人選ばれる。

 都内の外資系ホテル「アンダーズ 東京」(5月より「ホテル虎ノ門ヒルズ」在勤)に勤める三竹さんは、入社2年目でソムリエ資格取得の試験に合格。3年目となった昨年、初めて競技会に挑戦した。三竹さんは「ワインの知識や価値を知り、どう伝えるかという力を鍛える手段。目標があると集中的にトレーニングができる」と出場の意義を語る。

香りを「探す」

 参加者たちは、銘柄を伏せられた4種のスパークリングワインの特徴をコメントし、名前を当てる「ブラインドテイスティング」で実力を競った。これは、香りや味わい、見た目を適切に表現する力に加え、造られた国や製造方法、原材料のブドウ品種などを識別する知識が求められる方法。三竹さんは「考察が的を射ていないと、得点にはならない」と難しさを説明する。

 ベテランも多く参加した中で初挑戦ながら優勝を飾った三竹さん。勝利を掴んだ要因として、「職場のサービススタイル」が関係していると分析する。三竹さんが勤務するホテルのレストランでは、原産国やブドウの品種を限定せず、幅広い種類のワインを提供しているという。三竹さんは「テイスティングは香りを『探していく』という感覚に近い。多様なワインにふれていたことも結果につながったのでは」と真剣な表情を見せる。

 さらに、今回は日本語だけでなく、英語での記述も行われた。就職してから語学に注力したという三竹さんは、「会話する前はまだ怖さもあるが、しゃべらなくてはいけない今の職場だからこそ鍛えられた」と軽やかに笑う。

 6月中旬には、各国の優勝者が集まり、シャンパンの見識を深める「ルイナールソムリエウィーク」に、日本代表の一人として招待され、参加する予定だ。三竹さんは「自分にとってもプラスになる。楽しみ」と声を弾ませながらも、「高いレベルでコミュニケーションをとるためにはもっと勉強しないといけない。現地で学んだことを持って帰ってきたい」と意気込んだ。

外国人市民意識実態調査 「ネット上の攻撃」不安増 入居拒否 25%が経験

 川崎市が外国人市民を対象に実施した意識実態調査の結果が公表され、4人に1人が外国人であることを理由に賃貸物件などの入居を断られた経験がある一方で、「ヘイトスピーチ」などの差別的な暴言への不安は、2019年の前回調査よりは減少した。

 川崎市では、日本国籍を持たない外国籍の人々が市民生活で感じる不便や不安などを行政として解消するため、5年に1度、実態を調査している。今回の調査は昨年6月28日から7月31日に実施され、川崎市在住の18歳以上の外国人市民5千人を対象に、郵送方式で実施。1031人から回答があり、回収率は20・6%だった。

 国籍・地域別の内訳は、中国籍28・4%、韓国籍とベトナム籍が11・9%、フィリピン籍が10・6%と続き、その他アジアが20%を占めた。居住地域は川崎区が最も多く31・8%、中原区15・4%、高津区11・6%と続いた。

 市内で住居を探す際に「外国人を理由に入居を断られた」は前回と同じ26・1%。「外国人であることを理由に物件を紹介してもらえなかった」は17・7%と前回の14・2%より3・5ポイント増加し、不動産業者の段階で拒否されている可能性がある。

感じた不安や危険は

 直近の1年間で感じた不安や危険に関する質問では、「住んでいる地域の治安についての不安」は前回の17・7%より大幅減の10・9%。外国人であることを理由に「暴力をふるわれる不安・危険」は6・8%(0・3ポイント減)、「脅迫や差別的な暴言を受ける不安」は14・7%(3・3ポイント減)といずれも減少したが、「外国人を攻撃するようなインターネットやSNSの書き込みを見て感じる不安・危険」は13・2%で前回の12・4%より微増した。市は「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例の効果は表れているものの、条例の運用を一層、推進していく必要がある」としている。

 国籍に関係なく全国的な課題である災害への備えでは、「飲み水や食料を準備している」は7・8ポイント増の51・7%と5割を超えたが、「特に何もしていない」は27・7%(前回32・5%)と3割近く、「防災訓練に参加している」は16%(前回16・7%)にとどまった。

 市担当者は「この結果を関係部局に共有の上、施策に反映していく」と話している。報告書は市のウェブサイトで公開しており、ルビ付きの日本語を含め、10カ国語で閲覧できる。

プロバスケットボール、Bリーグ1部の川崎ブレイブサンダースに所属する 飯田 遼さん 市内在住 30歳

心動かす存在目指して

 ○…さまざまな事情で試合会場に来ることが難しい人のために、観戦の機会を作りたい--。そんな思いから、ひとり親家庭をホームゲームに招待する「飯田遼シート」企画を始めて約5カ月が過ぎ、招待者は100人を超えた。「お土産」には一枚ずつ手書きした手紙も同封する。子どもたちと観戦を終え、手紙を見た親たちから届く感謝の言葉にも目を通し、「たくさんの家族に楽しんでもらえてうれしい」と目を輝かせる。

 ○…2023年に川崎に移籍する以前から、観戦が容易ではない人々に心を寄せていた。「バスケットボールの迫力に触れて何かを感じてくれたら、ささやかでもその人の力になるかもしれないと思って」。大好きな「劇団四季」の舞台に感動し、何度も心を動かされたことからも着想を得た。「僕たちも、誰かの『劇団四季』のような存在になれると思うので」

 ○…長野県富士見町出身。拓殖大学外国語学部に進学し、バスケに打ち込みつつ勉学にも堅実に向き合い、ネイティブ並みの英語力を身に付けた。卒業後はB2所属の長野のクラブに加入し、山形、香川と移籍を経てB1クラブの川崎へ。移籍のたび新たなチームで関係性を築いた経験と、語学力も相まって、柔軟なコミュニケーション力への期待値も高い。

 ○…川崎市の印象を問うと「すっごい都会」と即答し、「田舎育ちなので」と謙遜する。昨年9月に開かれたラゾーナ川崎(幸区)での出陣式では、会場を埋め尽くしたファンの熱量に圧倒された。その一方で、不遇の時代を知るベテラン選手から「昔は違った」とも聞き、考えた。「支えてくれるファンの方々が、『応援してよかった』と思えるプレーをしなくては」という決意を胸に、シーズンを戦った。

昭和音楽大学 子ども向けの演奏会

 昭和音楽大学吹奏楽団による「ファミリー定期演奏会」が6月28日(土)、同大テアトロ・ジーリオ・ショウワで開催される。入場無料。

 麻生区が共催する同コンサートは「麻生区こども関連大学連携事業」の一環で開催されており、今回で3回目を迎える。

 午前11時開演の部は50分間、午後2時開演の部は60分間の公演で、どちらも0歳から入場可能。

 各公演先着700人で完全入れ替え制。希望者は、5月15日(木)の午前10時以降に同大学のウェブサイトから申込みを。

 問い合わせは同大学チケットセンター【電話】044・953・9899。

市産業振興会館内の市中小企業サポートセンター

川崎市 特別経営相談窓口を開設 トランプ関税に対応

 米国による一連の関税措置がもたらす影響を考慮し、川崎市は市内の中小企業向けの「特別経営相談窓口」を開設中だ。

 米国のトランプ政権が日本を含む各国の輸入品に対して関税の引き上げ措置を明言していることを受け、市は4月4日、市内の中小企業などへの影響が懸念されるとして、川崎市信用保証協会などと連携の上、市内5カ所に中小企業診断士などが常駐する「特別経営相談窓口」を開設した。

 融資に関する相談窓口は、川崎市経済労働局経営支援部金融課(川崎市産業振興会館5階、【電話】044・544・1846)と、川崎市経済労働局経営支援部中小企業溝口事務所(てくのかわさき3階、【電話】044・812・1112)。

 経営に関する相談窓口は、川崎市中小企業サポートセンター(川崎市産業振興会館7階、【電話】044・548・4141)。

 信用保証に関する相談窓口は、川崎市信用保証協会企業支援課(川崎区日進町1の66、【電話】044・211・0501、川崎・幸・中原区対象)と、同協会北支所企業支援課(かながわサイエンスパーク西棟407号、【電話】044・850・0055、高津・宮前・多摩・麻生区対象)。いずれも窓口対応が可能だが、事前連絡が必要。

報告書を手にする堀田会長

川崎市看護協会 「サマリー」の記載情報共有 交流会報告書が完成

継続看護の実現へ 

 公益社団法人川崎市看護協会(堀田彰恵会長)はこのほど、看護連携推進委員会の4年間の活動内容をまとめた報告書を作成し、市内の関係機関に配布を始めた。報告書には、療養者の病歴や、治療・看護内容などの記録をまとめた「看護サマリー」に記載してほしい情報などが集約されている。同委員会では「今後の継続看護につなげてほしい」と話している。

 全国で唯一、市単独で法人格を持つ同協会。同協会看護連携推進委員会では、より安全で安心な看護ケアの提供を目指して、地域の病院、訪問看護ステーションなどの看護職同士の連携を目的に、年に一度交流会を開催している。コロナの流行期には、医療現場で対面できず、コミュニケーション不足による情報共有が課題となる中、看護サマリーの重要性に着目。交流会で2020年度から看護サマリーの在り方について、意見交換を行ってきた。

病院と在宅 相互に

 当初は、看護サマリーのひな型を「川崎モデル」として作成することを検討していたが、各病院や施設で使用するシステムが異なることから、統一様式は難しいと断念。ただ、病院、訪問看護ステーションのそれぞれの立場で必要な情報が異なることがわかったため、各施設のサマリーの備考欄に、記載してほしい情報をまとめた。

 例えば、訪問看護ステーションから病院へは、生活の自立度や、患者本人を理解するための趣味や特技、後見人の有無など。病院から訪問看護ステーションへは、家族の情報、代理意思決定者、一部介助が必要かなどの情報が記載されている。堀田会長は「看護サマリーは、読む人が確実にわかることが重要。全ては患者さんのため。看護職同士がお互いの状況を知り、情報の受け手の側に立って記載することが大事」と話す。

 報告書は、市内の病院、訪問看護ステーション、地域包括支援センター、区役所、訪問診療所などに配布。また、同協会のウェブサイトにもアップされている。

 堀田会長は「良い意見交換会だった。参加者が気づきを持ち帰ってくれたと思う。報告書は委員会メンバーの熱い思いも詰まっている。看護職の双方理解にもつながり、皆の気持ちが市内に広がっていくことを期待したい」と思いを語った。

AED体験など用意=昨年

学んで体験「看護フェスタ」 5月10日 武蔵溝ノ口駅前

 公益社団法人川崎市看護協会が主催する「看護フェスタ」が、JR武蔵溝ノ口駅南北自由通路(JR改札口正面)で5月10日(土)に開催される。午後0時30分から3時30分。参加無料。

 近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日である5月12日の「看護の日」に合わせ、毎年開催されている同フェスタ。現役看護師によるAED体験、妊婦ジャケット装着や新生児の抱っこ体験、子ども向けのナース体験ができる。介護や病気の相談などを受け付ける「まちの保健室」、看護師を目指す人に向けた進路進学相談コーナーなども用意されている。来場者にはヘルスチェックカードを進呈。

 問い合わせは同協会事務局【電話】044・711・3995。

指揮/野平一郎

神奈川フィル  ラヴェル作品と現代音楽 5月24日 県立音楽堂

 神奈川フィルハーモニー管弦楽団は5月24日(土)、「音楽堂シリーズ Classic Modern」を開催する。神奈川県立音楽堂(JR・市営地下鉄桜木町駅徒歩10分)で午後3時開演。

 今回は、作曲家・ピアニスト・指揮者・教育者と今も多彩な活躍を続ける野平一郎(東京音大学長)を指揮者に迎える。

生誕150年のラヴェル「クープランの墓」、日本初演となる野平自身の作品「廃墟の風景」、ヤン・マレシュ「ジグザグ・エチュード」等古典と現代音楽の対比や、指揮者・ゲスト演奏者の独創的な演奏が楽しめる。S席4500円、A席3500円※65歳以上各席種10%引。チケット申込みは神奈川フィル・チケットサービス【電話】045・226・5107。

20組40人を招待

 この公演に読者20組40人を招待。希望者は二次元コードの申込みフォームから。5月16日(金)必着。当選はメールで。

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利用者の前で構える西岡選手

川崎新田ジム 西岡選手 就労支援施設でレッスン 商店会交流の一環

 川崎新田ボクシングジム(多摩区登戸)に所属する西岡伶英選手(24)が4月28日、就労支援事業所「たまフレ!」(同)を訪れ、利用者にボクシングエクササイズを指導した。民家園通り商店会の会員交流の一環。

 同事業所では、知的・精神障害などのある利用者が軽作業や就労に向けた技術の習得などを行っている。今回、プロボクサーが目の前に登場すると利用者は大喜び。練習用のグローブを手にはめて打ち方を教わると、西岡選手が構えたミットに勢いよくパンチを打ち込だ。練習の時間や方法など西岡選手への質問も次から次へと飛び出した。

 同ジムの新田渉世会長は「プロボクサーに会う機会はなかなかないと思う。それぞれ何かを得てもらえたら」と述べ、同事業所の黒木順平施設長は「想像以上に楽しんでいて驚いた。商店会とつながりができ、障害のある人がますます住みやすいまちになる。利用者が社会に出る自信にもなったのでは」と話した。

麻生区観光協会 戦後80年、歴史を辿る

 麻生観光協会は6月27日(金)、麻生の歴史散策「旧栗木・古沢村をめぐる」を開催する。

 午後1時に栗平駅南口集合。「防空壕きくらげ」など、約4Kmを徒歩で巡り、平和の碑が建立されている「探照灯基地跡」で午後4時頃解散。

 荒天中止。参加費500円。定員30人(抽選)。申込みは6月13日(金)までに同協会のウェブサイトか往復はがき(麻生区地域振興課宛)で。応募時の記載事項など、詳細は同課【電話】044・965・5113。

「書と教育」に情熱を注いできた68年間の思いを展示に込める笠原さん

麻生区高石在住の書家 笠原秋水さん米寿記念展 5月14日から 21ホールで

 麻生区高石在住の書家・笠原秋水(88)=本名・笠原登=さんの米寿を記念した個展「書と教育 二刀流展〜こころを言葉に ことばを書に」が5月14日(水)から18日(日)まで、新百合トウェンティワンホール(新百合ヶ丘駅徒歩2分)で開かれる。主催は秋水書道会。

 教員として中原小学校や今井小学校に勤めた笠原さん。就職と時を同じくして立ち上げた秋水書道会では「自分らしさを言葉と書で表現する」を掲げ、「だれにでも読める・だれにでもわかる」書作に取り組んできた。

 今回の個展は、「ことばが奏でる書作 68年の回顧展」「ことばの教育実践 68年の軌跡展」とし、笠原さんが半生を捧げてきた書と教育への思いを込めた45点の作品を展示する。「お誘いあわせの上、ぜひご来場ください」と笠原さん。

 全日午前10時から午後4時。入場無料。17日(土)午後2時から笠原さんがギャラリートークを行い作品『故郷』などについて思いを語る。問い合わせは笠原さん【電話】&【FAX】044・966・3038。

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川崎市役所

「子どもの権利」意識調査 川崎市 自己肯定感は過去最高

 川崎市は、「川崎市子どもの権利に関する実態・意識調査」の結果をまとめ、4月16日に公表した。9回目の今回、「川崎市子どもの権利に関する条例」の認知度が全体的に前回の調査より下がった一方で、子どもの自己肯定感を示す数値は過去最高だった。

 市では、「子どもの権利」の状況を確認するため、ほぼ3年に1度の頻度で実態・意識調査を実施。今回は昨年9月〜10月に、市内居住の10歳〜17歳の「子ども」2100人(回収率39%)、18歳以上の「大人」900人(同44%)、市立施設などの「職員」500人(同73・8%)を対象に実施した。

 調査結果では、市の「子どもの権利条例」について「名前も内容も知っている」「名前だけ知っている」と答えた人は子ども49%(前回59・7%)、大人33・1%(同42・3%)、市職員91・3%(同97・9%)と、全対象で下回った。

自分が「好き」約8割

 「家で気持ちを大人に話せているか」を子どもに尋ねたところ、82・9%が「できている」と回答した一方で、16・5%が「できていない」と回答。できていない理由は「どのように話していいか分からない」が41・5%と最多で、「大人が話を聞いてくれない」は11・1%だった。

 子どもたちが困った時に「相談したい」と思う相手を尋ねた設問(複数回答)では、「親」が77%、「友達」が62・1%、「学校の先生」が26・1%。児童相談所などの専門機関に「相談したいと思うか」の設問では、「思う」40・4%に対し「思わない」が46・9%。相談しようと思う対象は全世代で「知っている人」の割合が多く、中学・高校生はチャットやSNSなど対面以外の方法の希望が高かった。

 「自分が好きか」を尋ねる設問では、「好き」「だいたい好き」と答えた子どもは計76・8%で、この設問を調査に入れた2011年以降では最も高かった。「周囲の大人から大切にされていると思うか」の設問では、「そう思う」「だいたいそう思う」の合計が95・4%で、やはり質問項目に入れ始めた11年以降で最高となった。

 市の担当者は、「子どもの権利条例」の認知度の低下について「選択肢の内容を変更したことが影響した可能性はある」とする一方で、自己肯定感の上昇に関しては「条例の概念が浸透した結果ではないか」と話した。

金子豊貴男氏

参院選 社民が金子氏擁立へ 75歳、元相模原市議

 社民党は夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に元相模原市議の金子豊貴男氏(75)を擁立することを決めた。

 金子氏は1991年から2023年まで相模原市議を8期務め、基地問題などに取り組んできた。4月25日の会見で「日本は平和を維持できるか、戦争国家に進むかの岐路に立たされている。平和なくして福祉、文化はない」と述べた。

牧舎に立つ福田さん

「川崎市畜産まつり」開催 酪農にも物価高の影響 5月18日農業フェスタも

 59回目となる「川崎市畜産まつり」が5月18日(日)、等々力緑地(中原区)で開催される。ポニーの乗馬体験やウサギなどのふれあい体験といった企画がもりだくさんだが、畜産業界にも物価高騰の影響は及び、業者は「なんとか踏ん張っている状況」という。

 市内唯一の酪農家である福田努さん(70)が経営する「福田牧場」は、高津区新作の住宅地の中にあり、乳牛12頭とヤギ30匹、ヒツジ16匹などを飼育している。18日の「畜産まつり」にはウサギやポニーなど、同牧場が市内の幼稚園や保育園、小学校で毎年250回ほど開催する「移動動物園」でおなじみの動物たちが登場する。

 福田さんの親の代から酪農を始め、一日200〜300リットルの牛乳を搾乳し、県内の乳業会社に出荷する。「昔はこのあたりの農家は借りた牛から毎日搾乳し、牛乳を納めて日銭を稼いでいたけれど。今はうちだけ」と福田さん。当初は近隣の乳牛業者から牛を借りていたそうだ。

 市の統計によれば、2006年には市内で酪農家5軒が計93頭の乳牛を飼育していたが、23年には福田さん1軒に。酪農以外の畜産業者も減少傾向が続き、23年の時点で養豚業2戸、養鶏業が5戸となっている。

 もとは「見渡す限り田んぼだった」という牧場の周辺はすっかり住宅地だ。家畜の臭いや鳴き声が迷惑にならないよう、気を使うことも増えた。さらに物価高騰の影響で飼料代などの経費も高騰している。福田さんは「ぎりぎり赤字にならないよう踏ん張っている」と語る。

 毎年恒例の「畜産まつり」では、子どもたちの笑顔が楽しみという。福田さんは「まつりに来て、動物に触れてほしい」と呼びかけている。

 18日はまた、「花と緑の市民フェア」が新たに農業従事者主体型の「かわさき農業フェスタ」として開催され、飲食ブースなども多数、出店する。いずれも会場は等々力緑地内で、畜産まつりは野球場インフォメーション前広場、農業フェスタは催し物広場で、午前9時から午後3時まで。荒天などにより開催中止の場合もある。

雨でも安心してプレーができる

GO!GO!!フロンターレ

Anker フロンタウン生田パートナーゾーン紹介

 Anker フロンタウン生田には、地域の人々の健康や生活をサポートするさまざまなパートナーゾーンがある。

 リオクリニックは、リハビリテーションと運動療法の観点から、地域の人々の健康を支える整形外科。日本代表チームドクターやオリンピックに携わるスタッフも多数在籍している。

 サリュートインドアテニスガーデンは、天候に左右されずにテニスを楽しめる全天候型コートを備えたテニススクール。初心者から上級者まで、レベルに合わせたクラスがある。

 キッズ大陸フロンタウン生田園は、スポーツを通じて子どもたちの心技体知を育む、認可外保育園・学童クラブ。国際バカロレア(IB)認定施設として、幼児期に必要な体の機能を引き出すカリキュラムを提供する。

 バルコランドリープレイスフロンタウン生田は、次世代型の新感覚セルフランドリー。最新のマシンとオリジナル洗剤で、羽毛ふとんやスニーカーまですっきりと洗い上げる。

 どの施設も、快適で充実した時間を提供してくれるはず。ぜひ一度、足を運んでみては。

画像は川崎フロンターレHPより