八王子版【5月15日(木)号】
温かい朝ごはんを提供するボランティアスタッフ(左)と利用者

朝食提供で地域交流 下恩方町の調理師専門学校

 下恩方町にある萠愛(ほうあい)調理師専門学校(園田京子校長)が、地域住民に温かい朝食を提供する「萠愛朝ごはん食堂」を4月にオープンさせた。園田校長の発案でスタートしたもので、現在は同校の講師が食堂の厨房で腕をふるう。園田校長は「いずれは生徒たちにも協力してもらい、調理や配膳の練習の場になるのが理想」と話している。

 萠愛朝ごはん食堂は、月曜日から水曜日の午前7時30分から8時30分まで。授業が始まる前の営業となる。メニューは、おにぎり、味噌汁、そして日替わりのおかず一品。栄養バランスも配慮されており、健康的な一日をスタートできると評判だ。

 きっかけは、園田校長の「食事」に対する思い。近年、朝ごはんを食べない子どもたちや、家で一人で食事を済ます高齢者が増えていることを受け、「食堂でみんな一緒に食べることで地元の方たちに元気になってもらえないか」と考えた。

厨房、食器そのまま活用

 昨年秋頃からの構想を経て、今年3月下旬にはプレオープンとして近隣住民を招いて料理を振る舞った。調理師専門学校の特色でもある厨房や食器をそのまま使用。あえて子ども食堂とは名乗らず、地域の人なら子どもを含め誰でも利用可能にした。

 オープンして約1カ月。「まだまだ(利用者は)多くない」というが、近隣住民の中にはすでに常連もいるようだ。朝ごはん食堂が休業していたゴールデンウィーク明け、初めての開店日である5月7日に下恩方町から来校した75歳の男性は、「味噌汁が具だくさん。やっぱり温かいのがいいね」とうれしそうに汁をすすった。同校周辺がもともと散歩コースで、4月のオープン当初から利用しているという。また、食堂には近隣小学校で朝の登校を見守る「学校安全ボランティア」を終えた高齢者の姿なども見られた。

9割が外国籍

 同校は今年創立37年。約60人の生徒が在学しており、地域イベント「元八マルシェ」への出店や地元の子どもたちを招いたクリスマス会、町会が行う運動会への仕出し弁当など、地域とのつながりを大切にしてきた。

 また、朝ごはん食堂の配膳を手伝うスタッフは同校の近隣に住むボランティアたち。「クリスマス会に子どもが参加させてもらっていた恩返しに」「地域貢献をしたくて」など、地域との二人三脚で食堂を運営する。

 園田校長によると、現在の生徒の約9割が外国籍。彼らにも朝ごはんを食べに来てほしいと願うが、「(生活費を稼ぐため)夜遅くまでバイトしていて朝起きられない生徒も多い」と慣れない日本での生活を心配する。

 同食堂はオープンしたてということもあり、現在は同校の講師陣が輪番で料理をつくるが、園田校長は「理想としては生徒たちにも手伝ってもらいたい」と展望する。実際に厨房に立ち、人のために調理や配膳を行うことで、技術だけでない人と人との交流を深める場としても機能することを願う。

 朝ごはん食堂の利用料金は中学生以下100円、大人200円。

A街区の外観イメージ(同社提供)

八王子IC北イオンモール 商業街区が着工 開業は2026年春予定

 イオンモール(株)とイオンネクスト(株)は8日、滝山町で進めている複合商業施設「(仮称)八王子インターチェンジ北」開発計画でB街区の建築工事に着手したと発表した。A街区は昨年5月に着工済み。2026年春の開業に向けて地域の期待も高まっている。

 計画では八王子インターチェンジに近接する広大な敷地を活かした複合商業施設を新たな都市スタイルを発信する「八王子北部の拠点」と位置付け。AとBの二つのエリアで構成され、A街区にはイオンネクストの顧客フルフィルメントセンター(CFC)と商業機能、B街区には商業施設を設置する。具体的な店舗構成は今後発表される見込みだがシネマコンプレックスやライフスタイル提案型店舗、飲食店などが計画されている。

初のCFC併設型

 CFCは、最新のAIとロボットを駆使した最先端の物流拠点。ネットスーパーのサービスを担い、幅広い品揃えの生鮮食品や日用品を迅速に顧客へと届けることができる。徹底した温度管理が可能なコールドチェーンや24時間稼働するロボットにより、最大5万品目の中からわずか6分間で50品目の商品のピッキングができるという。CFC自体は千葉県に続く2カ所目だが、商業施設との併設は同社初。

 今回着工したB街区は敷地面積約2万9千平方メートル、延床面積約1万8千平方メートルの地上3階建。300台の駐車場を備え、26年春の開業を目指す。一方のA街区は敷地面積約6万5千平方メートルのうち、CFC棟(地上4階建)の延床面積が約4万平方メートル、商業棟(地上6階建)は約1万6千平方メートル。駐車台数40台。商業棟は26年春、CFC棟は同年秋の稼働開始を予定している。

 オンラインとオフラインの融合による新たなライフスタイルの提案を掲げている同施設。「モノ・コト・トキ」の提供をキーワードにしており、B街区の中心に広場を設け、地元の行事や近隣の道の駅と連携したイベントなどを開催することで地域住民が集う公園としての機能も提供する。A街区の敷地内にはバスロータリーを整備し、八王子駅と施設を結ぶ路線バスの運行も計画されている。

建設費高騰が影響

 21年の計画発表当初は23年春に着工し、25年春に第1期開業、26年に第2期開業としていたが、資材費の高騰や建設業界の人手不足などの影響で時期がずれ込んだ。イオンモールの広報担当者は「B街区も着工し、A街区の工事も順調に進んでいる。地域の皆様には完成を楽しみにお待ちいただき、開業の際にはぜひお越しいただければ」と話している。

NPO法人ダットッチホームの事務局長を務める 田口 直美さん 八幡町在住 46歳

志高く、みんなで進む

 ○…昨年冬から子育て支援を中心に活動するNPO法人ダットッチホームの事務局長を務めている。小学生の放課後の居場所づくりや子ども食堂など、同法人が運営する6つの事業のまとめ役だ。「メンバーと報告・連絡・相談を密に行うことを心がけている。関わってくれる人と力を合わせて、皆で協力して運営していきたい」

 ○…活動をはじめたのは2014年。子ども連れやベビーカーでも参加しやすいイベントを地元で開催しようと「ファミリーフェスin八王子」の実行委員を務めたのがきっかけ。その後も困っている人を助けたいという「想いのこもった活動」に同志と取り組むうちに、NPO法人立ち上げにたどり着いた。「行政ではフォローできない部分があると気付いた。子どもたちにほっとする温かい居場所を作りたい」と思いを込める。

 ○…地元の老舗乾物専門店「埼玉屋本店」の長女として生まれる。六中時代、学校指定の運動靴以外を認めない厳しい校則を、正攻法で訴え変えた生徒会長の先輩に憧れた。「すごく格好いい。影響を受けた。先輩に勧められてボランティア活動にも参加して。視野を広げる大切さを教えてくれた」。持ち前の責任感を活かし、高校の生徒会で書記議長を、大学では学祭実行委員の副委員長を務め、「みんなで何かを作り上げる」のを楽しむ日々が今に繋がる。

 ○…最近の息抜きはドラマ鑑賞。国内ドラマが好きで脚本家別に作品をチェックしている。活動開始時3歳だった娘も今はもう中学生。母や女性としての経験が、細やかな気遣いを感じる運営に繋がり、団体の個性になっている。「ここまで続くとは考えていなかった。たくさんの協力に感謝。今後も時代に合わせて運営していきたい」

パイナップルコンポートを食す黒須理事長(左から2番目)と生徒たち

給食に台湾産パイン 友好の架け橋に

 市内38校の市立中学校と義務教育学校などで、台湾・高雄市の特産品「金(きん)鑚(さん)パイナップル」が、給食の献立として提供された。今年で3回目の取り組み。

 八王子と台湾の市民交流を推進する「NPO法人八王子・台湾友好交流協会」(黒須隆一理事長)から、台湾産パイナップル約1500kgの寄贈を受けた市が実施したもの。給食を通じて台湾の魅力を知り関心を高めてもらおうと、現地で親しまれている献立と一緒に提供された。

 提供校の1校である第五中学校(明神町)には5月9日、黒須理事長が訪れ生徒たちと一緒に喫食。「子どもたちが喜んで食べてくれる様子をみて、とてもうれしくなった。高雄市を知るきっかけとなってほしい」と話した。生徒たちからは、「(パイナップルが)とにかく甘くておいしい。香りも強くていい香り」「(食べたことで)台湾に行ってみたくなった」などといった感想が聞かれた。

戦地での貴重な経験を語る久保田さん

東京八王子RC 戦地の現実に理解深め 報道写真家が特別講演

 東京八王子ロータリークラブ(内田栄会長)が4月25日から27日まで、旭町の学園都市センターギャラリーホールで2024-25年度のロータリーデーを開催した。同クラブの歴史や奉仕活動を紹介するパネル展示やビデオ上映、書道や写真などの各同好会による作品展示が行われたほか、フォトジャーナリストの久保田弘信さんを招いた特別講演が催され、多くの来場者が訪れた。

 久保田さんは1998年からアフガニスタンを取材し、2003年のイラク戦争では戦火のバグダッドから日本のテレビ局に向けてレポートを届け続けた。危険を顧みず戦地へ赴き難民キャンプに通い、その悲惨な現実と戦争に巻き込まれてしまった罪なき人々の姿を追い続けてきた。

 特別講演では自身の撮影した写真をスクリーンに映しながら、時折ジョークを交えつつ現地での貴重な経験談を語った。久保田さんは「カメラを向けることが辛い瞬間もあったが、撮らなければ伝えられない。一枚の写真によって国連が動き、難民の支援につながったこともあった」と振り返り、「足腰が立つ限り、取材を続けていきたい」と力強く語った。質疑応答の時間も設けられ「戦地や難民の写真なのに笑顔の写真を撮るのはなぜ」という質問に、「悲惨なものをそのまま写すよりも、人々が笑顔であるほど却って悲惨さが伝わる」と答えた。

 講演後、あいさつに立った内田会長は久保田さんに感謝を述べ、「世界の今を知ることができた。国際RCが進めているポリオ根絶もあと少し。これからも活動に尽力していきたい」と思いを語った。

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フリマのポスター

初開催のキッズフリマ 北野町 あったかホール

 子どもが主役のフリーマーケット「KIDSフリマ」が、5月24日(土)にあったかホール(八王子市北野環境学習センター)1階のこもれび広場で初開催される。午前9時から午後2時まで。

 出店者は親子で参加して、子どもが店主となって接客。もう着ない子ども服や使わない子ども用品などを必要としている人に販売する。主催の同センターは「フリーマーケットを通じて、子どもたちに廃棄物の発生を少なくして資源をできるだけ再利用することを学んでもらい、循環型社会の実現につなげたい」と企画の狙いを説明する。

 申し込み先着順で出店者も募集しており、残り区画数はわずか。1区画1・8m×1・8mで、出店料650円。対象は市内在住の小学生までの子ども(要保護者同伴)。出品物は子ども用品、家庭での不要品で1品あたりの売価は3000円以下に限る。手作り品や動植物、医薬品、骨董品、食品、コピー品などは不可。問い合わせは同センター【電話】042・645・0025。

使用エネルギーが再エネ100%に切り替わる高尾の森わくわくビレッジ

学習施設が再エネ100%に 京王グループ運営施設で初

 市内川町にある体験型学習施設「高尾の森わくわくビレッジ」が4月20日から、ビレッジで使用している全てのエネルギーを「実質再生可能エネルギー」に順次切り替えを始めた。京王グループで初の試みとなる。

 同施設は、京王電鉄(株)(多摩市/都村智史代表取締役社長)のグループ会社である京王ユース・プラザ(株)(同市/浅原瑞貴代表取締役社長)が運営している。一昨年から東京ガス(株)(港区/笹山晋一代表執行役社長)が提供するカーボンオフセット都市ガス地球環境貢献型を導入しており、ガス使用に伴うCO2排出量の実質ゼロに取り組んできた。

 今回さらに「電気」に着手し、高圧については東京電力エナジーパートナー(株)(中央区/長崎桃子代表取締役社長)が提供するグリーンベーシックプラン、低圧については東京ガス(株)が提供するさすてな電気ビジネスに切り替えを行った。

 これにより、削減される年間CO2排出量は高圧が332トン、低圧が3トンの削減になることが見込まれている(2023年度基準)。

自然の中の複合施設

 高尾の森わくわくビレッジは、自然豊かな西部地区に20年前に誕生した複合施設。テントサイトも兼ねそろえた宿泊施設や、スポーツができる体育室、ビジネス利用しやすい研修室のほか、大浴場などがある。キャンプなどで利用できる炊さん場やキャンプファイヤー場、屋外遊具のツリーハウスなども整備されている。

水資源の削減も

 同施設ではほかにも、環境負荷軽減に対する取り組みを行っている。

 一昨年11月から、大浴場や宿泊室内のシャワー合計47カ所に節水装置を装着。シャワーの使い心地は損なわず、水資源の削減を図った。その結果、毎分4〜16リットルを節水。年間2773立方メートルの水資源の削減に成功している。

 京王グループでは、CO2排出量の削減目標として2050年度に実質ゼロを設定し、中間地点となる2030年度には19年度比30%削減(連結)の目標を掲げている。

4月25日に実施した寄附受領式

青梅信金、子育て支援 八王子市に20万円の寄附

 青梅信用金庫(本店=青梅市/あおしん)が4月25日、「あおしんTASUKI寄附金」として八王子市に20万円を寄附した。

 同信用金庫が地域貢献の一環として行っている「あおしん”TASUKI”寄附金」制度に基づくもの。2023年度に創設され、八王子市への寄附は今年で3回目。未来を担う子どもたちへの支援を目的に、子ども育成事業を対象とした贈呈を行っている。

 25日に市役所特別応接室で行われた寄附受領式には、八王子市役所前支店の市川洋之支店長や八王子支店長、恩方支店長などが出席。「八王子市ではさまざまな子ども施策を展開していることと思う。ぜひとも地域の子ども達にとって有意義となるようなものに役立ててほしい」と目録を初宿和夫市長に手渡した。

 初宿市長は「八王子の未来をつくる子ども達の育成が非常に重要。今回いただいた寄附金は、青少年の健全育成のため大切に活用させていただく」と感謝を述べて受け取った。

 今回の寄附金は、子どもの意見発表会や緑化活動など青少年の健全育成全般の活動に活用する予定だ。

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主催団体の加々美理事長(右)と榊原さん

「障害児が気楽に遊べる場を」 工科大でクローバーフェス

 障害児だけで気兼ねなく遊べる空間を――。そんなテーマで2年前に始まった「クローバーフェスティバル」が5月18日(日)、東京工科大学八王子キャンパスの体育館で行われる。観覧・参加無料。主催するのは市内を拠点に活動するクローバープロジェクト。

 「誰にも遠慮せずボールを使って体を動かしたり、絵を描いたり。いろんな体験を通して自分の好きなことを見つけてほしい」と話すのは理事長の加々美太一さん。元プロサッカー選手の加々美さんは知的障害を伴った肢体不自由の子を持つ父親でもある。子育て中、自身が安全面や人の目を気にし、子どもの遊び場を見つけることに苦労した経験からこの活動を開始。今回で5回目の開催となる。

 プロスポーツ選手だった加々美さんの人脈を生かし、豪華なゲスト陣が今回も集合。元サッカー日本代表の内田篤人さんや元バレーボール女子日本代表の大友愛さん、柔道五輪メダリストの杉本美香さん、柔道家でYouTuberのドンマイ川端さんらが子どもたちと一緒に体を動かす。また、協賛企業である猿田彦珈琲のドリップバッグのパッケージづくりにグラフィックアーティストのTAMOさんと一緒に挑戦するなど、盛りだくさんの企画を用意した。

 「障害児は同伴者がいないと現場に来れないことが多い。障害児を持つ家族同士のコミュニティづくりもテーマの一つ」と加々美さん。保護者の不安を少しでも取り除くため、保育士、看護師などの専門家やオムツ換えの個室なども用意。スタッフの榊原辰巳さんは「参加者が安全に過ごせるよう準備しています。手伝ってくれる人も募集中」と話している。

 午後1時から4時まで。対象は障がいがある未就学児から高校生まで(家族の同行歓迎)。動きやすい服装で室内履きや水分補給用の飲料などは持参すること。定員は200人。申込締切は16日(金)だが、当日も受付可。問合せは同事務局【メール】fbsl@depois-japan.com

遊び場に集まれ 放課後の居場所だっとっち

 新学期が始まり、横山町にある「遊び場だっとっち」が新たな児童を迎えている。特定非営利活動法人dattochi home(田口直美事務局長=人物風土記で紹介)が運営する放課後児童クラブで、近隣の小学生らが放課後に大人の目がある場所で、宿題に取り組んだり、折り紙やダンボール工作など、様々な遊びを体験している。

 各学年の授業が終わった後から午後5時(冬季は4時)まで不定期で開放されている。特徴的なルールとして、学校帰りに直接寄ることは出来ない。「一度家に帰ってから、公園に行くような感覚で遊びに来てほしい。子どもたちが気軽に立ち寄れる雰囲気を大切にしています」と話すスタッフ。5月と6月の開放予定は遊び場前(横山町18の7)に掲出されるチラシをチェック。

 同法人は遊び場のほか、子ども食堂、ファミリーフェスティバルなど、子育て支援を中心に活動している。詳細はホームページへ。

ビートレインズ 新ポスター完成 掲出協力者を募集

 東京八王子ビートレインズは今季を終え、来場者数大幅増と新B2リーグである「B.ONE」参入条件クリアを記念し、オフシーズンポスターを制作=写真。地域への感謝を込め、掲出に協力してくれる市民・企業を募集している。

 今季、4万4千人超の来場者数を記録し、債務超過も解消したビートレインズ。完成したポスターを通じて、更なる地域との連携を目指す。

 掲出場所は自由。希望者は公式サイト、メール、SNSから申し込みを。郵送費はクラブ負担。問い合わせは同事務局 【電話】042・649・4440【メール】info@trains.co.jp

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植樹から2年―― 肥沼博士の桜が開花 ヴリーツェン市から便り

 第二次世界大戦後のドイツで医療活動に尽力し、現地で没した八王子出身の医師・肥沼信次博士。博士が眠るヴリーツェン市のカーステン・イルム市長から八王子の市民団体「Dr.肥沼の偉業を後世に伝える会」の塚本回子代表に、両市の友好の証として2年前に植樹した桜が開花したと写真付きのメッセージが届いた。

 この桜は「日本の桜を見せたい」と言い残し37歳で他界した肥沼博士の遺志を受け、同会が中心となって行った募金活動で日本中から寄せられた寄付金を用いて2023年の6月に植樹したもの。関山やしだれ桜などの苗木23本の購入費や植栽にかかる費用、3年間のメンテナンス費に活用した。

 肥沼博士が働いていた病院が今の市庁舎となっていて、そこから博士の墓地までの道が「Dr.肥沼通り」と名付けられている。桜の苗木は通りから墓地に入る前の広場に植えられた。その傍らには博士の功績を伝える銘板も設置されている。

日独友好の一助に

 イルム市長のメッセージには「寄贈いただいた桜が美しく咲き誇り、その素晴らしい光景を市民が楽しんでいる。また訪れるすべての人が肥沼博士の功績に触れることができている」と感謝の言葉が綴られている。塚本代表は「植樹は日本各地からの温かい支援があって実現できたこと。桜を通じて日独の温かい交流が今後も続き、肥沼博士の偉業を後世に伝えていければうれしい」と話し、「桜の樹が大きく育ち、日独の人々が楽しくお花見をする日が来ることを願っている」と語った。

連休明けから徐々に開花 =5月9日撮影

庭園に500株のバラ香る 鑓水の八王子日本閣

 40種500株のバラが植栽されている鑓水の結婚式場「八王子日本閣」で、5月の大型連休明けからバラが開花し始めた。見頃を迎えると教会や駐車場に甘く上品な香りが漂い、白や真紅、オレンジ、ピンクなど色とりどりのバラが楽しめることから例年、多くの人が花を楽しみに訪れる。

 半八重咲きの白い花をいくつも咲かせる「ペネロープ」や重厚感のある赤紫色が特徴の「ウィリアム・シェイクスピア2000」などさまざまな品種が観賞できるほか、ガーデンチャペルのガゼボを覆うように咲く白バラ「サマースノー」なども楽しめる。

 同施設担当者は「今年は5月15日から10日間ほどが見頃になりそうです」と話す。月末頃までは花が楽しめそうだ。挙式中以外は自由に見学可能。ガーデンチャペルでアフタヌーンティー(要予約)やランチを楽しめる期間限定のプランも提供しているという。問い合わせは同施設【電話】042・676・4128。

賑わう会場(写真は過去)

200組出展クラフトの祭典 24日・25日 アートムーチョ

 都内最大級の屋外アートマーケット「第42回アートムーチョin八王子」が、5月24日(土)・25日(日)にJR八王子駅北口の西放射線ユーロードで開催される。両日とも午前11時から午後5時まで。雨天中止。

 200組にのぼるアーティスト・クラフト作家が出展して、個性豊かなアート作品や手づくり雑貨などを販売する。横山町公園では午後1時から3時まで迫力のライブステージも。出演者は24日がラスラビータス(フラメンコ)、ちゃもろ(シンガー)、わがし(腹話術)、獅子道(津軽三味線)、25日がSPARK RUBY&Dream Star(ダンス)、阿部静華(ギター弾き語り)、JUN(同)、ティアレアペタヒ(タヒチアンダンス)。

親子でコースターづくり クラフトバンド講座

 「親子でつくるクラフトバンド講座」が、6月14日(土)午後2時から4時まで市生涯学習センター南大沢分館の第2創作室で開催される。

 紙紐を使ってさまざまな創作をするクラフトバンド。今回はクラフトバンド作家の今井麻紀子さんの指導で、オリジナルコースターづくりに親子で挑戦する。

 対象は小学4年生から中学生までとその保護者。費用は500円(材料費)。定員8組16人で応募者多数の場合は市内在住者を優先に抽選。

 参加希望者は講座名「クラフトバンド」、住所、氏名(ふりがな)、学年、年齢、保護者の氏名(ふりがな)、電話番号、緊急連絡先電話番号を記入して、【メール】kouza-minami@city.hachioji.tokyo.jpへ。5月22日(木)必着。

 問い合わせは同館【電話】042・679・2208。

省エネに緑のカーテン 参加無料 育て方講座

 クールセンター八王子(八王子市地球温暖化防止活動推進センター)主催の講座「みどりのカーテンを育てるコツ」が、5月18日(日)午前10時〜10時45分と11時〜11時45分にスーパービバホーム八王子多摩美大前店(鑓水2丁目108の1)で開催される。参加無料。

 みどりのカーテンはつる性の植物を窓際に這わせ、夏の日差しを遮る自然のカーテン。部屋の温度上昇を抑えて省エネに繋がるだけでなく、花の鑑賞や実の収穫も楽しめる。講座では講師の下村毅さんが苗や道具を紹介し、みどりのカーテンの育て方をわかりやすくレクチャー。質疑応答の時間も設けられている。

 会場は同店生活館内のガーデンコーナー。定員は申し込み先着順で各回20人。問い合わせはクールセンター八王子【電話】042・656・3103。