戸塚区・泉区版【5月22日(木)号】
金賞のたすきをかけ笑顔の鈴木代表

戸塚区内醸造所 世界的ビール大会で金賞 「独自の味」を突き詰め

 世界最大のビール審査会「ワールドビアカップ2025」の授賞式がこのほど、アメリカ・インディアナ州で開催され、戸塚区上倉田町や関内に醸造所を置く横浜ベイブルーイング(株)の「ベイピルスナー」が金賞を、「ゆずヴァイス」が銀賞を受賞した。同社の鈴木真也代表(44)は「ビールをつくり続けて20年分の喜びがあふれた瞬間でした」と話す。

 アメリカの業界団体・ブルワーズアソシエーションが毎年開催している同大会は、製法ごとに約100の部門に分かれて審査が行われる。今年は37カ国から8375銘柄が出品され、日本からは13銘柄が受賞した。

 今回金賞を獲得した「ベイピルスナー」は世界で最も普及しているチェコ生まれの「ピルスナー」と呼ばれる製法でつくられている。すっきりとした飲み口ながらも、奥にしっかりと苦みを感じるような深い味わいが特徴だという。

 昨年「ゆずヴァイス」で同大会初入賞を果たした同社。「今年こそは看板商品のベイピルスナーで入賞したい」と前回大会後に大きなレシピ変更を行い、試行錯誤を重ねてきた。

 「6週間の醸造期間を繰り返し、販売を続けながら毎回微量の調整を加えていきます」と鈴木代表。調整した回数は合計で100回を超えたというが、1回の醸造で2000リットルつくるため毎回が「一発勝負」だと話す。

各国で修業を重ね

 もともと趣味として様々な酒を楽しんでいたという鈴木代表がビールづくりに興味をもったきっかけは23歳の時。テレビ番組でドイツのビール醸造所を紹介していた。「飲みたいビールを自分の手でつくれることに魅力を感じた」

 その後、24歳でクラフトビールを醸造する(株)横浜ビール醸造所に入社。特に好きなスタイルだったピルスナーの開発に着手した。

 30歳で独立後も開発を続け、そのなかでピルスナーの本場であるチェコで修業を積んだほか、以前同審査会で金賞を獲得したアメリカの醸造所でも学んだ。

 そんな各地の良いところを取り入れた独自の風味を追求していったという鈴木代表。「この業界は仲間意識が強く、どの醸造所に行っても快く受け入れてくれるので助けられた」と話す。

販路拡大目指す

 受賞後からは、飲食店などから問い合わせが多く寄せられ、供給が間に合わない状態になるなど反響は大きいという。

 現在は出荷するほとんどが業務用の樽だが、今後は営業専門の部門を立ち上げ、6月から販売予定の缶ビールをコンビニなどの小売店に流通させていきたいという。「今後も設備拡充などを続けながら、商品のブラッシュアップを続けたい」と話した。

花の手入れをする木村会長(上)/憩いのまほろばで清掃活動を行うメンバー(提供)

泉区水辺愛護会 長年の活動に功労者表彰 「みんなが続けてきた結果」

 泉区の「憩いのまほろば水辺愛護会」がこのほど、日本河川協会から「河川功労者表彰」を受賞することが決定した。阿久和川沿いにある同名の水辺拠点と周辺の清掃や環境整備など、長年の活動が評価された。

 同表彰は河川に対する国民の理解を深めるため、自然保護や環境整備、人命救助などで功績のあった個人・団体を対象に贈られる。今年度は、個人44人と36団体が表彰を受けた。

 同会は2001年に設立。現在15人ほどのメンバーで、月に1度活動している。阿久和川沿いにある水辺拠点「憩いのまほろば」を中心に、堂山橋から新橋までの約2900平方メートルが活動範囲。休憩所となっている東屋や周辺の草花の手入れ、隣接するトイレの清掃活動と管理など、継続的な活動が評価された。

交流の場にも

 木村潔会長によると、活動日にはほとんどのメンバーが集まり、会話を楽しみながら作業することで交流の場にもなっているという。同会は女性が多く「男女別のトイレもあり、清掃で助かっている」と話す。一方で、機材を使った樹木の剪定など力仕事は全員で協力して行っているという。

 木村会長は「みんながやってきたことが認められた証。これからも怪我に気をつけて活動を続けていきたい」と笑顔で受賞の喜びを語った。

大学生と大人が働き方や生き方について対話する「ジョブヨク」を企画、運営する 工藤 紘生さん 戸塚区深谷町在住 73歳

人生を味わい尽くす

 ○…2011年、当時の内閣府データで就活の失敗を契機に自殺した大学生が200人強いた。これに衝撃を受け、13年に設立したのが「職欲(ジョブヨク)」だ。母校の立教大学で講師を務めていた関係から、学生や大学教授のほか、企業人、定年退職者にも声をかけ開始。「こんな人と働きたい」「人生の豊かさとは?」など、毎回異なるテーマを設定し、ディスカッションを続けてきた。「学生と大人が意見をぶつけ合い、特に若者が固定観念から解き放たれることが狙い」と明快だ。

 ○…東大生を数多く輩出する都内の高校に通学していたことから、自身もその道を思い描く。2年間浪人し挑んだものの、かなわなかった。「大きな転機でね。発想が自由になり、思い切りがついた」。大学卒業後、大手広告代理店に就職。CM制作、イベント企画などに若い血をたぎらせた。しかし、物足りなさから逃れられなかったという。「大組織なので歯車の一つでしかない。自分ですべての業務をやりきりたかった」。39歳で退職。フリーのイベントプロデューサーに転身する。

 ○…退職金で数か月間かけてアメリカを横断、同時に結婚も。「無茶だよね。でも不安はなかった」。帰国後、培った人脈をフル稼働し、鳥取や徳島などの地方開催の博覧会の企画を担当。さらに新宿区や渋谷区など行政との仕事も増える。「振り返ると、まち・人づくりに携わってきた。充実した日々だった」

 ○…「ジョブヨク」は、全国・海外展開も視野に入れつつ、80歳まではやり続ける覚悟。「”人に会え・本を読め・旅に出ろ”が座右の銘。自分の気持ち次第で人生は味わい尽くせる。そうやって生きてきたし、これからもそうやって生きていく」とほほ笑んだ。

戸塚区八坂神社境内 親子が交流できる場を フリースペースを開所

 戸塚第一地区社会福祉協議会は4月から月1回、戸塚町の八坂神社境内に親子が気軽に交流できるフリースペース「もちもち」を開所した。

 畳敷きのスペースにはボールプールやおもちゃが置かれ、親子で楽しむ様子や、その場で出会った保護者同士で談笑する様子が見られた。

 今回の開所に携わった同会の武田りつ子さんは民生委員として赤ちゃん訪問などを行うなかで「近隣に子どもが集まれる場所が少ない」と思い設立を決意。ケアプラザやボランティアらと協力し、1年をかけて準備してきた。

 実際に訪れた生後5カ月の子を持つ参加者は「実家のようなアットホーム感があり来やすい」と話す。またスペースの利用を通じて近い月齢の子を持つ参加者との親交が生まれたと笑顔をみせた。

 原則第2水曜日開所(次回は6月11日)。午前10時〜正午。対象は0歳から未就学児。参加費無料。
リングを身に付け、ポーズをとる芦田さん

グリーンエクスポ リングで広げる”応援の輪” 市民参加型の新PJ

 旧上瀬谷通信施設で2年後に開かれるGREEN×EXPO 2027に向け、(公社)2027年国際園芸博覧会協会は5月16日、腕に付けるリングを通じて”応援の輪”を広げる参加型プロジェクト「Blooming RING Action」を立ち上げた。市民にグリーンエクスポを身近に感じてもらい、参加を促すという。

 都内で行われた発表会には公式アンバサダーの芦田愛菜さんが登場し、「リングを身に付けて、多くの人とつながったり、仲間としてグリーンエクスポを盛り上げて応援できるというのは、一体感を感じてワクワクします」とコメント。

 また「このアクションをきっかけに、グリーンエクスポへの関心がもっと広がって欲しい」と期待を込めた。

イベントで配布

 同協会では今後、主催のイベント会場や首都圏のさまざまな場所でリングを配布予定。配布時には、協力してくれる人を対象に、リングを身に付けながら人差し指と親指でハートを形づくる「Blooming ポーズ」などをとったポートレートも撮影。写真は特設ウェブサイトやポスターなどで広報に活用され、開催500日前を迎える今年11月には記念グラフィックの発表も予定している。

 リングを配布するイベントは公式サイトで順次公開していくという

戸塚区歴史の会 古道・鎌倉道を巡る 6月14日 参加者募集

 戸塚見知楽会が6月14日(土)、歴史探訪ウォーキングを開催。現在、参加者を募集している(定員40人)。

 「戸塚の古道『鎌倉道』」がテーマ。午前9時15分から30分までに戸塚区役所3階・情報コーナーに集合、10人ほどが集まり次第順次出発。俣野公園、八坂神社、東俣野中央公園などを巡り俣野別邸庭園で解散。

 参加費500円(中学生以下は無料)。申し込みははがきかメール。いずれも「第1回歴史探訪ウォーキング参加申込」と記載し、【1】氏名(フリガナ)【2】連絡先(電話)【3】郵便番号【4】同行者氏名(フリガナ)を。郵送先は〒244―0003 戸塚区戸塚町4018の1交流広場とつか、または【メール】tana@qb3.so-net.ne.jp。定員になり次第締切。断りの連絡がない場合は直接集合場所へ。問合せは【携帯電話】080・5970・7589。
返還前の深谷通信所跡地には鉄塔も(2013年12月14日撮影・泉区の雲じいじ中丸定昭さん提供)

深谷通信所の過去・未来【1】 動き出した時計の針 「どんな花を咲かせるか」この連載では深谷通信所跡地の過去・未来について関係者の話を紹介します

 戸塚区に隣接し、泉区の中田町・和泉町にまたがる約77万平方メートル・直径約1キロの円形の原っぱ=「深谷通信所跡地」。その名の通り、かつて軍の通信施設があった場所だ。戦時中には旧日本海軍の通信施設「東京海軍通信隊戸塚分遣隊」があり、これが地元では「深谷通信隊」と呼ばれていたこともあって、今なおこの場所をそう呼ぶ人も多い。

 戦後、米軍に通信用地として接収され、利用されてきたが、2014年6月30日に返還。「それは突然のことだった」と泉区深谷通信所返還対策協議会のメンバーだった日並勇さん(84)は振り返る。

 「地元として返還運動をしないといけないねと、連合町内会長らで協議会が発足したのが2010年。意見交換をして13年に跡地利用計画案をまとめてすぐのタイミングと重なったのはたまたまだった」

「富士山の見える温泉」

 跡地を巡っては当時、スポーツスタジアムやコンサートホール、ゴルフの練習場、「富士山の見える温泉」など、さまざまな未来図が意見として挙がったという。そんな中、日並さんは「計画案を作っていたのは11年の東日本大震災もあった頃。防災面でも有効活用するのは大きなテーマだった」と語る。

 参考にしたのが厚木市「ぼうさいの丘公園」。同園は「防災公園」として飲料水を確保するための耐震性貯水槽や資機材を保管する備蓄倉庫、非常用トイレを備えている。現地を視察し、深谷の計画にも盛り込んだ。

防災機能を重視

 ただ実際には、返還後の土地は国有地となっており、市として利活用する上では莫大な整備費用が課題となる。そんな中「墓地であれば、駐車場整備も含めて、国は無料でやってくれる。周辺町内会の了解も得て、それを盛り込む案が現実的な落としどころだった」。

 住民意見を取りまとめ、行政を動かすのは一筋縄ではいかず、日並さんも「かつて、この土地の所有者は日本海軍に安く買い上げられた。それを取り戻したい思いもわかるし、墓地ができることにうれしくない人がいるのも事実」と語る。

 18年に取りまとめられた深谷通信所跡地利用基本計画では38年頃の完成を見込んでいた。だが今年2月に行われた説明会では27年に都市計画決定、そこから約19年後の46年頃完成としている。日並さんは「どうにかして土台は作った。あとはどんな花を咲かせるか」と未来に思いを馳せる。

横浜市 12年ぶり待機児童ゼロに 保留児童は1511人

 横浜市はこのほど、4月1日時点の保育所等利用待機児童数が12年ぶりに0人になったと公表した。一方で、特定の園を希望しているなどの理由で待機児童から除かれる保留児童数は過去最少となったものの、1511人だった。

 市の待機児童は2010年に1552人と全国最多だったが、施設整備などを推し進めて13年には0人を達成。その後、少子化を背景に就学前児童数は減少し続けるも、共働きの家庭が増加するなど利用ニーズは高まり、待機児童は2〜63人で推移していた。保留児童も増加傾向にあった。

 今年度の待機児童は昨年度比で5人減り、12年ぶりに0人を達成。要因として市は、ニーズの高い1歳児の受入枠拡大、送迎支援の推進、医療的ケア児の受入推進、園選びサポートの4つの取組みをあげている。今後もさらにそれぞれの対策を拡充していく方針だ。

1歳児受入拡大に重点

 今年度の1歳児の受入枠拡大については、認可保育所等の定員構成の見直しや保育所整備で、新たに404人分の受入枠を確保。既存施設の受入枠拡大に対する補助や、新設のための補助基準額の増額なども継続して行っていく。

 送迎支援では、保育所等に入所できず保留となった1、2歳児が、自宅から遠距離の小規模保育事業所を利用する際、駐車場にかかる費用やタクシー代の補助を行う。

 医療的ケア児の受入推進については、看護職員を複数配置し、常時受入れが可能な「医療的ケア児サポート保育園」を前年度から7カ所増設し、医療的ケア児の受入れ人数を26人増加させた。

 園選びのサポートについては、保護者向け園選びサイト「えんさがしサポート★よこはま保育」を充実させ、情報発信や保育・教育コンシェルジュによる個別フォローを実施していく。

 こども青少年局保育対策課の担当者は「これまで各区の保育・教育コンシェルジュを中心に一人ひとりに寄り添った対応をしてきた。今後も継続してニーズの分析などを行い、待機児童数ゼロの継続、保留児童数減にも努めたい」と話した。

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活動するメンバー

科学の魅力 子どもに NPOがスタッフ募集

 県内で実験や工作で子どもに科学の楽しさを伝える活動を行う認定NPO法人「おもしろ科学たんけん工房」が理科推進スタッフ体験講座の受講生を募集している。

 同NPOは理科好きの子どもを育てながら、科学の面白さを一緒に楽しもうと活動。講座は主に高齢者や主婦が対象。

 6月22日(日)、8月17日(日)、9月21日(日)によこはまユース横浜市青少年育成センター(関内ホール地下2階)で行われる集合研修で、活動内容や子どもとの接し方を学ぶ。別日に個別実習も行い、アシスタントの役割を現場で経験する。申し込みは6月15日(日)まで。受講料3千円。事前説明会は6月1日(日)、よこはまユースで午後2時から。同法人は「あなたの経験を次世代に伝えられる活動です」と参加を呼びかける。

 問い合わせは【電話】050・3577・5829(横崎さん)。サイト(https://www.tankenkobo.com/)からも申し込み可能。

同館の鈴木さんと展示コーナー

はまぎん こども宇宙科学館 宇宙を旅した「旗」 展示 横浜出身・古川さんと飛行

 磯子区洋光台の「はまぎん こども宇宙科学館」はこのほど、横浜市出身の宇宙飛行士・古川聡さんから市に返還された宇宙飛行記念品の展示を始めた。記念品は古川さんが2023年から24年にかけて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した際に持参した旗で、旗が宇宙を飛行した証明書などと一緒に同館5階で展示。貴重な資料を間近で見ることができる。

◇    ◇

 横浜市出身の古川さんは11年に約5カ月半、23年8月から24年3月までの約6カ月半にわたりISSに滞在。展示が始まった旗は、23〜24年のISS長期滞在ミッションに参加する際に市が古川さんへ提供したもの。市を代表する風景としてみなとみらい21地区の風景がプリントされ、199日間にわたって古川さんとともに宇宙を飛行してきた。

 展示場所は5階宇宙船長室の一角で、NASA発行で古川さんの署名が付いた旗の「宇宙飛行証明書」と、ISS滞在中にクルーとともに撮影した写真なども展示。他にも宇宙飛行士に関する品を集めたコーナーが完成し、期限は設けず当面展示を行うという。

 同館事業課ディレクターの鈴木啓子さんは「横浜出身の方が、記念品と一緒に誇りを持って宇宙を旅したことを知ってほしい。今後、横浜から新たな宇宙飛行士が誕生してくれたらうれしい」と話す。開館時間は午前9時30分〜午後5時(入館は〜4時)。休館日は第1・第3火曜日。

演奏を披露したリュビモフ氏

緑園都市音楽祭 巨匠の演奏を間近に リュビモフ氏が公演

 ピアノの修理・調律から輸入販売まで行う泉区緑園のピアノクリニックヨコヤマでこのほど、昨年に続いて緑園都市音楽祭が開かれた。

 今年の音楽祭には現代ロシアを代表する音楽家の一人ともいわれるアレクセイ・リュビモフ氏も出演。リュビモフ氏によると、生涯最後のコンサートの場として同所を選んだという。

 コンサートでは観客のすぐ目の前で、シューベルトやショパンの楽曲を演奏。またドイツ・ブリュートナー製など3台のピアノで同じ曲を弾き比べる場面もあった。

 スタッフの佐古奈穂子さんは「息づかいや指先の動きまで間近に感じられ、歴史的演奏に震えるような感動を味わえた」と感想を話していた。

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あいさつする中丸さん(右から2人目)

戸塚間税会 恒例BBQで親睦 泉区・中丸さん宅で

 戸塚間税会(新福総一会長)がこのほど、泉区新橋町にある中丸定昭副会長の自宅裏山で恒例の交流会を開き、会員やその家族ら約80人が参加して親睦を深めた。

 戸塚区、泉区、栄区の会員からなり、税に関する啓発活動などに取り組む同会。交流会では青空の下、バーベキューやタケノコ掘りをしながら和やかにすごしていた。中丸副会長は「楽しんで結束し、また活動を発展していけたら」と話した。

戸塚区・川上公園 改装完了で記念イベント 5月31日

 戸塚区の川上公園(平戸町394の2)で5月31日(土)、「リニューアル・フェスタ」が開催される。午前11時から午後2時まで。雨天中止。主催は同公園愛護会。

 同公園では昨年秋ごろから、再整備工事を実施。園内には新しい遊具と、幼児用のエリアが設置された。同イベントは今年3月末に工事が完了し、リニューアルオープンを記念して開かれる。

 模擬店コーナーでは、揚げパンや焼きそばなど多数の飲食が楽しめるほか、フリーマーケットやヨーヨー釣りなども並ぶ。また、パトカーや消防車の乗車、AEDの模擬演習などが体験できるコーナーも。

 さらに平戸中学校の吹奏楽部による演奏、戸塚区のマスコットキャラクター・ウナシーとの写真撮影も楽しめる。1時半頃からは、50連凧をあげる特別企画も実施する。

今季で引退のキヤノン一筋、嶋田直人選手

プレーオフ進出逃す ラグビー横浜キヤノンE(イーグルス)

 NTTジャパンラグビーリーグワン1部の2024―25レギュラーシーズンが5月11日で全日程を終えた。横浜市をホストエリアとする横浜キヤノンイーグルスは6勝12敗で12チーム中8位となり、上位6チームによるプレーオフトーナメント進出を逃した。

主力離脱の影響大きく

 昨季リーグ4位のイーグルスは今季「共に超える」をスローガンに頂点を目指しシーズン入り。序盤は4連勝を飾るなど好調な滑り出しを見せたが、主将の梶村祐介選手や南アフリカ代表でもプレーしたファフ・デクラーク選手が3月に負傷離脱。勝ち切れない試合が続いたほか、シーズン全体でも後半に逆転を許した展開が5試合に上るなど、終盤の試合運びが課題に残った。

昨年の展示販売会

横浜市が女性起業家販売展示会の出展者募集 9月開催、百貨店出店のチャンスも

 横浜市は9月4日(木)に市役所で行う百貨店や商業施設のバイヤーらが来場する展示販売会「横浜女性起業家コレクション2025」の出展者を6月12日(木)まで募集している。

 展示販売会は女性起業家の販路拡大支援を目的に開催。展示会を通じてマッチングが成立すれば、10月以降に百貨店や大型商業施設で開催予定の「輝く女性起業家プロモーションウィークス」に参加できる。

 出展対象者は、現在横浜を拠点に事業運営をしている、または予定している女性起業家で、販売実績と商品などのサイトを持っていることが条件。募集は約50事業者程度。サイトを通して申し込む。

 市経済局によると、昨年は114事業者から応募があり、審査の上、50事業者が販売会に参加。その後、マッチングが成立した42事業者が百貨店などに出店した。

 問い合わせは輝く女性起業家プロモーション事業事務局【電話】045・307・4847(平日午前9時〜午後5時)。

舞岡柏尾CP恒例のまつり 6月1日

 舞岡柏尾地域ケアプラザ(舞岡町3705の10)で6月1日(日)、「舞柏ケアプラザまつり」が開催される。午前10時〜午後1時。雨天決行。

 模擬店出店やステージでのパフォーマンスのほか、フードドライブなども実施。(問)【電話】045・827・0371

昨年度の企業マッチング会の様子(横浜市提供)

女性向け、Webマーケティング・サイト制作の就職支援プログラム 横浜市が7月から、オンライン中心

 横浜市はデジタル分野で働きたい女性向けの就職支援プログラムを7月に開始する。

 女性の就業や所得向上を目的とし、「Webマーケティングキャリアスクール」として行う。昨年度までのSEOやWeb広告について学ぶ「Webマーケティングコース」に加え、今年度は、インターネットの仕組みなど、Webサイトを作るための基本的な知識を学ぶ「Webサイト制作入門コース」を新設した。

 両コースとも、参加者は7月から11月までオンライン授業などを受ける。12月以降は企業とのマッチングがあり、市側が就職までをサポートする。

 希望者は6月15日(日)までに申し込む。参加無料、定員はマーケティングコースが50人、サイト制作コースが20人。書類とオンライン面接で選考の上、受講者が決まる。両コースともZoomとオフラインの説明会が行われる。説明会に参加しなくてもプログラムへの申し込みは可能。

 市は昨年度も同様のスクールを開き、45人の受講者のうち、3月末までに36人が就職などの進路決定につながったという。市男女共同参画推進課は「デジタル分野が未経験の人でも、スキル取得から就業までを伴走型で支援します」と呼びかける。

 詳細は専用サイト(https://work-school.city.yokohama.lg.jp/)で。

プレゼントされる限定ステッカーのイメージ

「パウ・パトロール」のステッカープレゼント 5月24日から、横浜市内162店舗で

 横浜市は人気アニメ「パウ・パトロール」のキャラクターが描かれたオリジナルステッカーを5月24日(土)から6月2日(月)まで、市内162店舗で配布する。

 期間中、MARK IS みなとみらいや横浜中華街などの各エリアにある対象店舗で、指定商品を購入したり、サービスを利用すると、横浜限定デザインのステッカーがもらえる。エリアごとに異なるデザインで全8種類が用意され、「チェイス」や「マーシャル」など、パウ・パトロールのキャラクターが描かれている。

 同期間中はオリジナルフォトスポットも8カ所に設置される。MARK IS みなとみらいや横浜赤レンガ倉庫、横浜人形の家などで、パウ・パトロールのキャラクターと記念撮影が楽しめる。各場所のフォトスポットデザインは異なる。

 ほかにも、5月25日(日)の「ハマフェスY166」や31日(土)の「横浜開港祭」でパウ・パトロールのステージショーが開催される予定。

認定企業が対外的に使用できるロゴマーク

横浜市「よこはまグッドバランス企業」募集開始へ 働きやすい職場づくり推進

 横浜市は働きやすい職場づくりを推進する市内企業を「よこはまグッドバランス企業」として認定し、今年度の募集を5月26日(月)に始める。

 認定は女性の活躍やワークライフバランスの推進を目的にしており、今年4月時点で284社が認定を受けている。

 認定企業はロゴマークを対外的に使用できるほか、市から女性活躍やワークライフバランスに関するセミナー開催などの情報提供、中小企業融資制度「SDGsよこはま資金」で金利優遇などの支援が受けられる。

 応募資格は市内に本店か本社を置く企業。募集期間は7月25日(金)まで。経営者の理念表明と推進体制、長時間労働の是正と休暇取得などが審査項目。認定期間は2026年4月から4年間。

 応募は市のサイトから応募申請書をダウンロードし、電子申請で提出する。問い合わせは市男女共同参画推進課【電話】045・671・2017。

取材に応じる小泉氏

日産の県内工場閉鎖報道に小泉進次郎氏「労働者全力で守ること必要」

 経営再建を進める日産自動車=西区=が追浜工場=横須賀市=と子会社「日産車体」の湘南工場=平塚市=の閉鎖を検討していると5月17日に報じられたことを受け、同日、自民党神奈川県連会長で横須賀市を含む衆院11区選出の小泉進次郎元環境相が「働いている人を全力で守ることが必要」との認識を示した。

 小泉氏は中区で行われた参院選立候補予定者の事務所開きに参加し、あいさつの中で報道に触れ「決まっているものは何もないということを聞いている」と前置きし、必要なこととして「働いている方を全力で守ること」を挙げた。さらに、「下請けを含め、サプライチェーン(商品が生産から消費者に届くまでの流れ)に大きな影響が出る問題であり、県内自治体にも影響が及ぶ」と述べた。

 その後、小泉氏は記者団の取材に応じ、「しっかり状況を見て、先手先手で対応していく」と話し、党と政府が一体となって取り組むべきとの考えを示した。

泉区 隊員が二輪車指導 戸塚自校で6月7日

 オートバイを安全に乗ってもらおうと泉区の戸塚自動車学校(新橋町2138)で6月7日(土)、二輪車講習会が開かれる。午後1時から3時まで。

 当日は県警女性白バイ隊「ホワイトエンジェルス」の隊員が講師となって指導。参加費は無料だが、傷害保険料100円。事前予約制で問い合わせは泉警察署交通課【電話】045・805・0110へ。

会見で抱負を述べる渋谷議長(右)と尾崎副議長

横浜市会 新議長に自民・渋谷健氏、副議長に公明・尾崎太氏

 横浜市会は5月15日に本会議を開き、新たな市会議長に渋谷健氏(66)=自民党、5期・南区=、副議長に尾崎太氏(59)=公明党、4期・鶴見区=を選出した。同日、昨年5月から議長を務めていた鈴木太郎氏(58)=自民党、6期・戸塚区=、2023年6月から副議長を務めていた福島直子氏(68)=公明党、6期・中区=がそれぞれ辞職し、その後の選挙で渋谷氏が第55代議長、尾崎氏が第62代副議長に選ばれた。

 渋谷氏は菅義偉元首相の秘書を務めた後、07年の市議選で初当選。23年から今年4月まで自民党市議団の団長を務めた。尾崎氏は建設会社勤務などを経て11年の市議選で初当選。

 同日午後の就任会見で渋谷氏は「批判を恐れず勇気を持ってチャレンジし、しっかりとした経済基盤を築いて市民の暮らしの安心、安全を守り抜きたい」、尾崎氏は「さまざまな立場の方々が活躍できるよう、多様な視点を持って市民の皆さまの信頼や期待に応えたい」とそれぞれ述べた。

本会議場の傍聴席カメラ設置は「安心のため」

 会見では、市会本会議場の傍聴席に防犯カメラを設置する計画が進んでいることについても質問が及び、渋谷氏は「セキュリティ対策として市庁舎内に設置されている防犯カメラと同等のものだと考えている。傍聴人や来庁者が安心して傍聴できる環境を整えていくために設置するもの」と説明した。