旭区・瀬谷区版【5月29日(木)号】
活動を推進する橋本さん(右)と小松さん

瀬谷区のケアマネ組織 処遇改善や人材確保訴え 署名2千筆、国に要望へ

 瀬谷区のケアマネジャー(介護支援専門員)で組織される「瀬谷ケアマネット」が、成り手不足が懸念されているケアマネジャーの処遇改善や人材確保、介護サービスの維持を求める署名活動を4月から続けている。5月20日までに集まった署名は2000筆超。今後は国に要望書を届ける予定という。

 ケアマネは、要介護・要支援認定を受けた人が心身の状態や希望に応じた適切なサービスを受けられるよう、さまざまな役割を担う。その業務はケアプランの作成、介護サービスを提供する事業所との連絡・調整、給付に必要な事務手続き、相談対応、利用者への定期訪問など多岐にわたる。

 全国的に人手不足が叫ばれており、「都市部においては、その傾向が顕著。利用者の増加に人員が追いついていない」と同団体の小松巧さん。「ケアマネが足りないと、介護サービスを受けたくても受けられない待機者が発生する」と危機感を募らせる。

業務負担大きく

 同団体の要望書によると、成り手不足の要因は事業所の閉鎖や賃金水準の低さ、5年ごとに必要な資格更新研修の負担の大きさ、現場における暴言や理不尽な要求「カスタマーハラスメント」など複合的だ。買い物や公共料金の支払い、家の修繕・清掃、行政手続きなど、業務範囲外の「シャドウワーク」も大きな負担になっているという。

 こうした背景を受けて要望書では主に、【1】介護報酬の引き上げとケアマネの賃金改善、【2】資格更新研修の見直し(廃止・短縮・負担軽減)、【3】主任ケアマネ必須の管理者要件の見直し、【4】カスタマーハラスメント対策の強化、【5】業務過多・制度負担の軽減と現場支援の5点を提言している。

 署名はケアマネや介護事業所、医療従事者、地域ケアプラザなどに呼びかけながら展開。当初は50〜100筆ほどを想定していたそうだが、大きく上回る反響があった。同団体の橋本あかねさんは「幅広い立場の方から温かい声が寄せられました。ケアマネの働く環境や現場の課題に関心を寄せていただき、心より感謝しています」と手応えを感じている。

 同団体では6月20日まで署名を受け付けた上で、国会議員に要望書を届ける予定。橋本さんは「ケアマネが安心して働き、専門性を発揮できる環境づくりのため、制度改善に向けて声を上げ続けていきます」と話している。活動に関する問い合わせは居宅介護支援事業所みずのと【電話】045・303・5070。

横浜市営バス 25年度春は減便回避 運転手の採用拡大が奏功

 運転手の不足が主因で、2024年度に大規模な減便を余儀なくされた横浜市営バス。対策として打ち出した給与アップや住居手当の増額が後押しとなり、100人近く採用できたことなどから25年度春の減便は免れた。

 法改正による時間外労働の規制が昨年4月に始まったことや、退職者が相次いだことなどから運転手が不足し、市営バスは24年度に大幅減便となった。1年間の減便数は677便に上った。

 市交通局人事課によると、採用拡大のため全国の幅広い年代からの応募を促す対策を展開。月額1万9600円の住居手当を5万円に増額し、5年間支給する計画を打ち出した。大型二種免許所持者の年齢制限も49歳を60歳まで引き上げ、女性枠も新設。また、過去最大級という平均7・72%の給与ベースアップを実施した。

 24年度は一連の対策が功を奏し、同免許の養成コースから正規職員になった19人を含めて合計99人を採用。前年度から60人増えており、12年度以降で最多だった。住居手当が応募の決め手になった人がおり、北海道や沖縄からもエントリーがあったという。

 春の減便を回避し、現在の市営バスは8543便で運行されている。その一方で、年度内の見通しについて同局路線計画課の職員は、運転手の確保などの面から、「引き続き予断を許さない状況」と説明する。

今後10年、更なる不足懸念

 将来的な運行維持には課題も多い。特に大きいのが年齢構成で、およそ1000人の運転手の半数は50歳以上(24年度末)。現在の公務員の定年は62歳で、今後10年で多くの人が退職を迎えるため、人事課の担当職員は「人手不足が今の比では無くなる」と危機感を募らせる。再任用制度や65歳までの段階的な定年引き上げが計画されているものの、「視力低下など体調面の理由で、定年前に辞める人もいる」と話す。

 人事課では24年度、若年層の応募を促すため、同免許の資格要件を緩和する「受験資格特例教習」の受講費用を助成する制度も立ち上げた。今後も若い世代の採用を強化していく方針だ。

4月に聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の院長に就任した 明石 嘉浩さん 旭区矢指町在勤 54歳

地域医療最後の砦に

 ○…「専門の循環器内科だけでなく、病院全体を知れるいい機会だと思った」。多くの人と関わることになる業務の大変さは認識しつつも、就任要請を快諾。20年ほど前に一度勤務し”元気で風通しの良い”印象を持つ院へ、院長として戻ってきた。「楽な道でなく大変な道を選んできたのが私なんです」

 ○…3月までは、川崎市の聖マリアンナ医科大学病院の副院長を5年間務めた。力を入れたのは”地域医療連携”と”医療安全”。患者の受け渡しをスムーズにするために、近隣の医療機関やケアマネジャーなどとミーティングを積極的に行い、意思疎通の円滑化に奔走。医療安全に関する情報収集などを通じ、医療ミスの再発防止にも注力した。「腕の良い医者がいればいいというわけではないのが病院」

 ○…勉強が難しく”とっつきにくい”ことなどから、専門とする医師が減っているという循環器内科学だが「丁寧に教えてくれた医学部の先輩のおかげで、ハマっていった」と進路を定めた。心停止をなんとしても防ぐ、シビアな治療を求められるが、「危篤な状態からなんとか蘇生し、元気に帰っていく姿を見るとたまらなく嬉しい」。息抜きとなっているのが、2人の子どもとのカラオケ。自らも熱唱し、採点では93点を挙げるほどの腕前だ。「私が代金を払ってくれるからと、連れていかれるんだけどね」と苦笑い。

 ○…就任後は、病院職員が参加する形でビジョン策定を進めた。”人と地域のいのちを支え、確かな医療で未来を築く”という文言には「この病院が地域医療最後の砦。患者を断らない医療を提供したい」という思いが込められている。「1つのチームとして同じ方向を向き、スタッフ一丸で地域医療を支えていく」

横浜市 緊急輸送路下の水道管「異状なし」 京都の漏水事故を受けて調査

 横浜市水道局は5月28日、市内の緊急輸送路下に埋設されている水道管の調査結果を公表し、管路の漏水は確認されなかったと報告した。

 調査は4月30日に京都市で発生した水道管の漏水事故を受け、国交省が全国の水道事業者に要請していたもの。この事故では、布設から60年以上が経過した鋳鉄管(ちゅうてつかん)が漏水し、道路が広範囲にわたり冠水していた。

 緊急輸送路は、災害時に応急活動のために緊急車両が通行する道路。市は5月9日から27日まで、緊急輸送路下にある鋳鉄管(約33Km)とマンホール437カ所を調査し、道路上の目視とマンホール内を点検した。その結果、「管路の漏水などによる道路上の異状やマンホール内の漏水は確認されなかった」と発表した。

 市は古くなった鋳鉄管を耐久性や耐食性に優れたタイプのダクタイル鋳鉄管に取り替える作業を続けており、今後も緊急輸送路などを優先して取り組んでいくという。

山中市長、再選出馬報道を認める 自民一部市議と面会

 横浜市の山中竹春市長は5月28日の市会本会議で、次期市長選(7月20日告示、8月3日投開票)へ出馬の意思を固め、25日に自民党の一部市議に報告したとされる報道について「報道は事実」と認めた。しかし、市長選への態度表明を求める質問には明言を避けた。

 本会議の一般質問で井上桜氏(鶴見区)が「週明けから市長が2期目出馬(の意思)を固め、自民党の一部市議に報告したとの報道が相次いでいるが、報道は事実か」と質問。これに対し、山中氏は「新聞報道は事実」とした上で「(一部市議との)面会のきっかけは、議員の方から声掛けがあったため」と説明した。井上氏は改めて立候補の意思を質問したが、山中氏は「残り3カ月、しっかりと一日一日を頑張っていきたいという思いでいっぱい」と述べるにとどまった。

 各社の報道では、山中氏が25日に自民党市議団の約10人と面会し、再選出馬の意向を伝えたとされている。

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全員野球で戦った選手たち※チームより写真提供

瀬谷区の中学生軟式野球チーム 8年ぶりの全国大会へ 堅守で県2位に輝く

 瀬谷区を拠点としている中学生軟式野球チーム「横浜K―CLUB」(飯島裕章代表、庄司勝監督)が、全国中学生野球大会の県予選(5月4日、5日/平塚市大神スポーツ広場ほか)に出場。粘り強い守備を武器とする全員野球で準優勝となり、8年ぶりの全国切符をつかんだ。

 同チームには現在、瀬谷中学校と下瀬谷中学校の1年から3年まで23人が所属。選手は各校の野球部にも所属しているため、土曜日や日曜日に練習に励む。

 庄司監督によると、今年のチームは突出した選手こそいないが、全員による「守りの野球」を武器としている。少ないチャンスをつかむ勝負強さで戦う。8チームがグループリーグとトーナメントで優勝を争った県予選は、そのスタイルを体現した大会となった。

接戦を制す

 秦野クラブとのグループリーグ初戦を3対2で制した横浜K―CLUB。花水BBCとの2試合目は1アウト満塁から始まる特別延長戦に突入し、9回表に先制。その裏の相手の攻撃を、先発の大塚優翔(ゆうと)投手(2年)を中心とする守備陣がしのぎ切り勝利した。

 岡野中学校と対戦した決勝トーナメント初戦は、初回に1点を取り合うも、無得点が続く展開になった。試合が動いたのは6回裏の攻撃で、轟木長陽(ながはる)選手(2年)がライト前に打ち返し、ランナーがホームに帰り、1点をもぎ取って2対1で勝利した。花水BBCと再戦した決勝戦は、3人の継投で相手打線を2点に抑えるも、最後まで点を奪えずに敗れた。

 「選手たちは全国出場を目指して戦い、1試合ずつ強くなった。粘り強い守備が光った」と庄司監督。諏訪間(すわま)優聖キャプテン(3年)は「伝統的な大会で決勝まで進めてうれしい。1、2年生も含めて、みんなでつかんだ全国だと思います」と喜んだ。

 全国大会は岩手県で8月2日から開催される。諏訪間キャプテンは「優勝を目指して、練習に取り組みます。神奈川県代表としてのプライドを忘れずに挑みたいです」と意気込んでいる。

老後の身辺整理考える 川井ケアプラ 6月に講座

 川井地域ケアプラザ=旭区川井本町57の8=で、「〜エンディングノート講座シリーズ〜将来や老後に向けた大切なお話」が行われる。第1弾の「成年後見制度と家族信託について」は6月3日(火)、第2弾の「相続や遺言について」は6月17日(火)に、いずれも午前10時から11時30分まで。

 セミナーの講師を務めるのは、相続専門の司法書士として東京などで活動しているという長谷川泰且さん。当日は、個別相談についても別途時間を設けているとのことだ。

 参加費無料で、誰でも参加可能。定員各回30人。参加申し込みは、同ケアプラザ【電話】045・955・1111。

詐欺を防止した職員(左)と木暮署長

城南信用金庫瀬谷支店 特殊詐欺を未然に防止 瀬谷警察署から感謝状

 特殊詐欺の被害を未然に防止したとして5月22日、瀬谷警察署(木暮勝署長)が城南信用金庫瀬谷支店に、感謝状を贈呈した。

 同署生活安全課によると、事件が発覚したのは5月8日。7日に自動音声の電話が70代女性宛てにかかってきて案内された番号に電話すると、経済産業省を騙る人物が出て「あなたの携帯から大量の迷惑メールが送信されている」と電話番号を教えるように言われた。

 教えると、愛媛県警を騙る人物からビデオ通話をうけ、「捕まえた犯人があなたの通帳を持っている。使い込みがないか確認したい」と言われ、口座名と預金額を教えてしまった。調査費用として1000万円を渡すように要求された。

 それを受け被害者の女性から「1000万円をおろしたい」と同店窓口に電話があり、金額が大きいため対応した女性職員が細かに確認を取ったところ、挙動不審な様子に気づき通報したという。

 木暮署長は「日頃から詐欺の手口に関心を持っていただけている証」と述べた。詐欺を防いだ職員は「特殊詐欺の情報をアップデートし、社内で周知して防止したい。どの年代も気にかけ注視している」と話した。

 同課によると、今回のようなケースはよくあるという。最近はスマートフォンでアプリなどを使った非接触型の詐欺も増加している状況もあり、同店としてもお金の動きのモニタリングを強化していきたいという。

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展示されている石アート

聖マリ横浜市西部病院 医師発案のアート企画 ”触れる”に着目 8月まで

 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(旭区矢指町1197の1・明石嘉浩院長)の地下1階渡り廊下で、同病院の腎臓・高血圧内科の町田慎治医師が主導したアート企画の第1弾「ひかりの庭にて」が8月29日(金)まで開催されている。

 「病院が治療を行うだけでなく、地域のアート文化を育み発信する拠点となる」ことを目指した企画。町田医師の、アートや文化の力に着目し病院の空間の中で新たな価値を創造する「Hospicuration(ホスピキュレーション)」という活動の一環で、病院でもアートを感じてもらおうと立案された。

 今回の企画は、関東圏で美術展示を行ってきた渡邉光子さんの個展。神奈川県大磯町などで拾ったという石に短歌を書き込むなど装飾が施され、石のアートとして芝の上に並べられている。開催スペース前の中庭に光が差し込む様子を見て着想し、”ひかりの庭”を表現しているという。

 作品には自由に触れたり持ったりすることができ、それぞれの”個性的な形”や重さを感じられる。渡邉さんは「普段病院でアートを感じられる機会はほとんどない。石アートは触れる作品で、五感をフルに使って楽しんでほしい」と語る。

 町田医師は「医療現場において、患者さんの診察やケアなどの手段となる『触れる』という行為は大切なコミュニケーション。みなさんにも、触れることの本来の意味や私たちの間の温もりについて、思いを馳せる機会になれば」と思いを述べる。

 今後も、彫刻や絵画、写真など多様なジャンルでの企画展を開催していく予定とのこと。「アートは個人の感性を刺激し、日常の風景に新たな視点や気づきをもたらす力を持っている。文化的な交流の場となることを目指し、地域に文化の萌芽を育んでいきたい」と町田医師は話した。

 同院の担当者は「ご来院の際はお立ち寄りください」と呼びかける。土曜午後と日・祝は休み。

横浜市会 所属委員会が決定

 横浜市会は5月15日、委員会の構成を決定した。旭区、瀬谷区選出議員の所属は以下の通り(敬称略)。

旭区

▽大岩真善和(立憲)/こども青少年・教育委員会(委員長)、未来のまちづくり推進特別委員会

▽佐藤茂(自民)/脱炭素・GREEN×EXPO推進・みどり環境・資源循環委員会、未来のまちづくり推進特別委員会

▽増永純女(自民)/健康福祉・医療委員会、減災対策推進特別委員会

▽木内秀一(公明)/健康福祉・医療委員会、減災対策推進特別委員会(副委員長)

▽串田久子(維新)/国際・経済・港湾委員会(委員長)、次世代活躍推進特別委員会、市会運営委員会

▽小粥康弘(国民)/脱炭素・GREEN×EXPO推進・みどり環境・資源循環委員会、減災対策推進特別委員会

瀬谷区

▽川口広(自民)/政策経営・総務・財政委員会(委員長)、特別市・大都市行財政制度特別委員会、市会運営委員会

▽花上喜代志(立憲)/脱炭素・GREEN×EXPO推進・みどり環境・資源循環委員会、次世代活躍推進特別委員会

▽久保和弘(公明)/脱炭素・GREEN×EXPO推進・みどり環境・資源循環委員会、未来のまちづくり推進特別委員会、神奈川県後期高齢者医療広域連合議会議員

会見で抱負を述べる渋谷議長(右)と尾崎副議長

横浜市会 新議長に自民・渋谷氏 副議長は公明・尾崎氏

 横浜市会は5月15日に本会議を開き、新たな市会議長に渋谷健氏(66)=自民党、5期・南区=、副議長に尾崎太氏(59)=公明党、4期・鶴見区=を選出した。

 同日午後の就任会見で渋谷氏は「批判を恐れず勇気を持ってチャレンジし、しっかりとした経済基盤を築いて市民の暮らしの安心、安全を守り抜きたい」、尾崎氏は「さまざまな立場の方が活躍できるよう、多様な視点を持って市民の皆さまの信頼や期待に応えたい」とそれぞれ述べた。

 会見では、市会本会議場の傍聴席に防犯カメラを設置する計画が進んでいることについても質問が及び、渋谷氏は「セキュリティ対策として市庁舎内に設置されている防犯カメラと同等のものだと考えている。傍聴人や来庁者が安心して傍聴できる環境を整えていくために設置するもの」と説明した。

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初夏彩る開港祭 31日から3日間

 「第44回横浜開港祭」が5月31日(土)から6月2日(月)までの3日間、臨港パークやみなとみらい21地区、新港地区、その他周辺で開催される。主催は横浜開港祭協議会。

 ステージイベントや一般公募で集まった横浜市民による合唱、花火など、70を超えるコンテンツで開港を盛大に祝う。

 今年の注目は、各国のブースが並び、世界の魅力に触れることができるワールドストリートやさまざまな仕事に挑戦できる職業体験エリア。最大30mの高さの水と音楽、光が調和する噴水ショーも開かれる。コンテンツの詳細は同祭ホームページで随時公開される。

横浜出身の落語家2人が出演する

関内ホール 寄席に5組10人招待 旭区出身の昇羊さん出演

 横浜出身の二つ目による落語会シリーズ「関内寄席 ここらの4人〜真打への道〜二人会」が6月11日(水)、関内ホール・小ホール(JR関内駅北口6分)で行われる。

 今回は「全国若手落語家選手権」で大賞に輝いた三遊亭ごはんつぶさん=緑区出身=と、春風亭昇羊さん=旭区出身=の2人が出演する。

 午後6時開場、6時45分開演。入場料は全席指定で前売り2000円、当日2500円(未就学児入場不可)。購入・問合せは、同ホールチケットカウンター【電話】045・662・8411へ。

6月2日必着で応募

 この寄席に5組10人を招待。希望者は、はがきに〒住所、氏名、年齢、感想を明記し、〒231―0033横浜市中区長者町2の5の14タウンニュース社「関内寄席係」に郵送を。6月2日(月)必着。

出馬について語る田中氏

横浜市長選 田中康夫氏が出馬へ 「みどり税」撤廃訴える

 任期満了に伴う横浜市長選(7月20日告示、8月3日投開票)に元長野県知事で作家の田中康夫氏(69)が無所属で立候補することを表明した。

 田中氏は5月22日に戸塚区で行った支援者集会で、「『脱お役所仕事』で市民のために尽くす行政を目指す」と話し、「横浜みどり税」の撤廃などを訴えた。6月2日に中区で会見を開き、具体的な政策を発表する予定。

 田中氏は2000年から06年に長野県知事、07年から09年は参議院議員、09年から12年は衆議院議員を務めた。横浜市長選への出馬は21年の前回選に続いて2回目。

 市長選には青果卸「つま正」会長の小山正武氏(76)と市議の高橋徳美(のりみ)氏(56)が立候補の意思を示しており、山中竹春市長(52)は態度を明確にしていない。

横浜市の瀬谷本郷公園 大輪のユリで彩り 6月上旬からはアジサイと”共演”も

 横浜市にある瀬谷本郷公園=瀬谷区本郷1の70の2=でユリが見ごろを迎え、来園者を楽しませている=写真。

 境川沿いにある同公園はチューリップや桜、アジサイなど四季折々の花を楽しめることで知られている。スタッフによると、5月19日頃に開花したユリの品種は、オレンジ色の花びらに茶系のまだら模様が印象的な「ロングウッド」。園内にはピンク色の「キャリー」、オレンジ色の「ティーガール」も植えられており、この2品種は5月末から6月初旬にかけて開花する見通しだという。

 ユリの見ごろは雨量や風など気候にもよるが、6月中旬ごろまで。「迫力ある大輪をぜひ楽しんでください」と呼びかけている。

 園路に植えられているアジサイも6月上旬から色づく見込み。「時期によっては、ユリと一緒に楽しめます。アジサイは雨の日に映える花。梅雨の気分転換に来園してもらえれば」と話す。開花状況などは同公園【電話】045・304・3633。

ホンモノとニセモノを見分けるクイズに参加する来場者

ブランド品「ホンモノ」と「ニセモノ」を見分ける 横浜市役所でイベント、「ももクロ」高城れにさんも

 偽ブランド品などの不正商品を知り、知的財産権の重要性を学ぶイベント「ほんと?ホント!フェア in 横浜」が5月25日、市役所1階アトリウムなどで行われた。映像や音楽などのコンテンツに関係する団体によって組織される不正商品対策協議会の主催。

 会場では、バッグや財布の偽ブランド品やCD、DVD、ゲームソフトなど、約100点の「ホンモノ」と「ニセモノ」が比較展示され、違いを見分けるクイズがあった。

 ステージでは「ももいろクローバーZ」のメンバーで西区出身の高城れにさんの「不正商品撲滅キャンペーン1日応援隊長」任命式とミニトークショーがあった。ももクロとの共演も多い、アナウンサーの清野茂樹さんが進行し、盛り上がりを見せた。

昨年の同イベント

横浜市の旭公会堂で6月7、8日 生け花と茶道で日本文化に触れよう あさひ茶花道協会がイベント ワークショップも

 日本の伝統文化を味わえる「第38回あさひ茶花道協会 いけ花展お茶会」が6月7日(土)、8日(日)に横浜市の旭公会堂(旭区役所4階)で開催される。午前10時から午後4時。入場無料。

 旭区内で文化芸術活動を行う、あさひ茶花道協会主催の同イベント。当日は生け花の展示を楽しめるほか、茶道と生け花のワークショップ(1人300円)やお茶席(1席500円・午後3時受付終了)への参加も可能だ。

 同協会の担当者は「生け花は、ワークショップでの学びをもとに家でも生けてほしい。茶道ワークショップでは、おもてなしの心の作法を感じてもらえれば」と話す。

 

出馬について語る田中氏

横浜市長選 元長野県知事の田中康夫氏が出馬へ 「みどり税」撤廃訴える

 任期満了に伴う横浜市長選(7月20日告示、8月3日投開票)に元長野県知事で作家の田中康夫氏(69)が無所属で立候補することを表明した。

 田中氏は5月22日に戸塚区で行った支援者集会で、「『脱お役所仕事』で市民のために尽くす行政を目指す」と話し、「横浜みどり税」の撤廃などを訴えた。6月2日に中区で会見を開き、具体的な政策を発表する予定。

 田中氏は2000年から06年に長野県知事、07年から09年は参議院議員、09年から12年は衆議院議員を務めた。横浜市長選への出馬は21年の前回選に続いて2回目。

 市長選には青果卸「つま正」会長の小山正武氏(76)と市議の高橋徳美(のりみ)氏(56)が立候補の意思を示しており、山中竹春市長(52)は態度を明確にしていない。