4月に聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の院長に就任した 明石 嘉浩さん 旭区矢指町在勤 54歳
地域医療最後の砦に
○…「専門の循環器内科だけでなく、病院全体を知れるいい機会だと思った」。多くの人と関わることになる業務の大変さは認識しつつも、就任要請を快諾。20年ほど前に一度勤務し”元気で風通しの良い”印象を持つ院へ、院長として戻ってきた。「楽な道でなく大変な道を選んできたのが私なんです」
○…3月までは、川崎市の聖マリアンナ医科大学病院の副院長を5年間務めた。力を入れたのは”地域医療連携”と”医療安全”。患者の受け渡しをスムーズにするために、近隣の医療機関やケアマネジャーなどとミーティングを積極的に行い、意思疎通の円滑化に奔走。医療安全に関する情報収集などを通じ、医療ミスの再発防止にも注力した。「腕の良い医者がいればいいというわけではないのが病院」
○…勉強が難しく”とっつきにくい”ことなどから、専門とする医師が減っているという循環器内科学だが「丁寧に教えてくれた医学部の先輩のおかげで、ハマっていった」と進路を定めた。心停止をなんとしても防ぐ、シビアな治療を求められるが、「危篤な状態からなんとか蘇生し、元気に帰っていく姿を見るとたまらなく嬉しい」。息抜きとなっているのが、2人の子どもとのカラオケ。自らも熱唱し、採点では93点を挙げるほどの腕前だ。「私が代金を払ってくれるからと、連れていかれるんだけどね」と苦笑い。
○…就任後は、病院職員が参加する形でビジョン策定を進めた。”人と地域のいのちを支え、確かな医療で未来を築く”という文言には「この病院が地域医療最後の砦。患者を断らない医療を提供したい」という思いが込められている。「1つのチームとして同じ方向を向き、スタッフ一丸で地域医療を支えていく」
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