戸塚区・泉区版【5月29日(木)号】
県4強入りで関東へ駒を進めた松陽高女子バスケ部

松陽高女子バスケ部 14年ぶり関東大会へ 県予選で公立唯一の「4強」

 県立松陽高校の女子バスケットボール部がこのほど、関東大会の県予選会でベスト4になり、14年ぶりの関東大会出場を決めた。関東大会は6月7日に埼玉県立久喜高と初戦。夏のインターハイ予選(県総体)も始まる。

 関東大会の県予選会で松陽は、初戦の大磯を84対58、続く湘南工大附を88対53で破ると、3回戦の相手は冬の新人大会で敗れた横浜清風との再戦。練習から取り組んできた対策のかいもあり、60対56で勝利して4強入りを決めた。

 松陽は準決勝で東海大相模に70対62で敗れたが、関東大会の切符は手にした。県予選は鵠沼が優勝し、3位は星槎湘南。松陽は公立校で唯一4強に食い込んだ。

 主将の重松樹音さん(3年・ガード)は「関東大会出場は目標の1つだったのでうれしい。ただ、個人としても試合内容には課題があり、今後に向けて一層がんばりたい」と気を引き締める。

1年生が「エネルギー」

 冬の新人大会では県ベスト16だった同部。2年生4人に1年生2人という少ない部員で活動してきた。新人大会では、2人がファウルで退場し、交代要員がいないため5人対4人の数的不利に。ケガ人も交代できず、悔しい敗戦も経験した。

 そんな中、この春に新1年生が8人加わり、活気を増している。顧問の岡野晃教諭は「うちは高さがないので、ハードに走るチーム。レギュラーの選手が疲れてきた時に、1〜2分でもカバーできればチームとしても大きい」と1年生たちに期待を寄せる。

 重松主将も「1年生は明るい子が多くてエネルギーになっている。今までなかった試合中の応援歌も歌って盛り上げてくれてる」と笑顔で語る。

男子も10年ぶり県大会

 かつて全国の常連だった同高の男子バスケ部は近年、新部員がゼロの年も。だが今年は、10年ぶりに地区予選を勝ち上がって県大会へ。松陽バスケ部が男女ともに盛り上がりを見せている。

横浜市 町内会補助金 引き上げ 1世帯200円増、活動後押し

 横浜市は今年度から自治会町内会の活動に対する「地域活動推進費補助金」の上限をこれまでの加入1世帯当たり700円から900円に引き上げた。2006年に助成金制度が導入されてから初の引き上げで、物価高や活動のデジタル化が背景にある。市は引き上げにより、担い手不足やコロナ禍で停滞した町内会活動の後押しにつなげたい意向だ。

 補助金制度は、1962年に始まった「地域振興協力費」が起源。2006年に町内会が行う防災・防犯活動やまつりなどの公益的な活動に対する「地域活動推進費補助金」と町内会所有の防犯灯の維持・管理のための補助金に分離された。

 同補助金の上限は制度開始以降、1世帯当たり700円で据え置かれていた。横浜市市民局によると、23年度は約2600団体から申請があり、約8億3千万円が交付された。今年度、初めて上限が引き上げられ、1世帯当たり900円となった。同局は「物価の推移などを考慮して200円増とした」と理由を説明する。

加入率低下続く

 同局によると、24年4月時点で市内には約2800の自治会町内会がある。市内約180万世帯のうち、3分の2にあたる120万世帯が加入。加入率は14年に比べて約10ポイント低下しており、減少傾向に歯止めがかからない状況だ。

 町内会活動は防災・防犯から子育て支援、高齢者の見守りなど、住民ニーズの多様化に伴い、扱う範囲が広がっている。活動の担い手の高齢化が進んでいることに加え、コロナ禍で活動停止を余儀なくされたこともあり、組織自体が弱体化している側面もある。

 神奈川区連合町内会自治会連絡協議会の岐部文明会長は「高齢化で加入世帯が減る中、上限引き上げは助かる」と語る。

 同局は「事務作業などの町内会運営をデジタル化するなどの方法もあり、補助金を有効に活用してほしい」と話す。同補助金は6月末までに申請する仕組み。市は今年度から、これとは別に防犯活動に関する補助金を新設したり、上限を引き上げたりしており、多方面から町内会を支える方針という。

5月31日から6月2日まで行われる第44回横浜開港祭の協議会実行委員長を務める 永井 嵩久さん 中区在勤 36歳

世界が広がる開港祭に

 ○…毎年約75万人が来場し、今年で44回目を迎える市民祭。「多くの方が築き上げてきた歴史を誇りと責任をもって継承していく」と顔を引き締める。掲げたサブテーマは「〜OPEN×HEART OPEN×WORLD〜」。多様な文化に触れたり、新たな体験を通して心を開き、自分の世界を広げてほしいという思いを込めた。「来場される皆様、特に子どもたちにとっての人生の転換点になれば幸いです」

 ○…「閉じた世界にいた」自分を変えたのは大学時代。メディアサークルやベンチャー企業でのアルバイト、学生団体での活動を通し、他大学の学生や様々な業種の社会人と出会った。多様な価値観を知り、「何に対しても抵抗がなくなった」という。卒業後は何らかの形に残る仕事で地元に貢献したいと横浜銀行に就職した。その後、そこで出会った妻の父が経営するセメント・生コンクリート商社という新たな世界への挑戦を決めた。

 ○…4歳の息子との公園巡りが息抜き。「横浜市内には無料とは思えない充実した公園がたくさん。子どもと楽しめる公園ベスト5が作れるくらい行っています」とにっこり。今は家族と神奈川区に住むが、幼少期から社会人3年目まで過ごした綱島への愛は強い。地元を離れた同級生も多いが、今でも年に2回は会って綱島の街巡りを楽しむという。

 ○…人生を50m走に例える。「目の前のことに全力で取り組むと、その経験や出会いからおのずと次の50mが見えてくる。その道を全力で駆け抜けての繰り返し」と話す。横浜開港祭の主催者団体の一員である横浜青年会議所に所属して6年目。「この経験や人とのつながりを40歳の卒業後にどのように生かしていくか、今から楽しみです」と先を見据える。

横浜市 緊急輸送路下の水道管「異状なし」 京都の漏水事故を受けて調査

 横浜市水道局は5月28日、市内の緊急輸送路下に埋設されている水道管の調査結果を公表し、管路の漏水は確認されなかったと報告した。

 調査は4月30日に京都市で発生した水道管の漏水事故を受け、国交省が全国の水道事業者に要請していたもの。この事故では、布設から60年以上が経過した鋳鉄管(ちゅうてつかん)が漏水し、道路が広範囲にわたり冠水していた。

 緊急輸送路は、災害時に応急活動のために緊急車両が通行する道路。市は5月9日から27日まで、緊急輸送路下にある鋳鉄管(約33Km)とマンホール437カ所を調査し、道路上の目視とマンホール内を点検した。その結果、「管路の漏水などによる道路上の異状やマンホール内の漏水は確認されなかった」と発表した。

 市は古くなった鋳鉄管を耐久性や耐食性に優れたタイプのダクタイル鋳鉄管に取り替える作業を続けており、今後も緊急輸送路などを優先して取り組んでいくという。

山中市長、再選出馬報道を認める 自民一部市議と面会

 横浜市の山中竹春市長は5月28日の市会本会議で、次期市長選(7月20日告示、8月3日投開票)へ出馬の意思を固め、25日に自民党の一部市議に報告したとされる報道について「報道は事実」と認めた。しかし、市長選への態度表明を求める質問には明言を避けた。

 本会議の一般質問で井上桜氏(鶴見区)が「週明けから市長が2期目出馬(の意思)を固め、自民党の一部市議に報告したとの報道が相次いでいるが、報道は事実か」と質問。これに対し、山中氏は「新聞報道は事実」とした上で「(一部市議との)面会のきっかけは、議員の方から声掛けがあったため」と説明した。井上氏は改めて立候補の意思を質問したが、山中氏は「残り3カ月、しっかりと一日一日を頑張っていきたいという思いでいっぱい」と述べるにとどまった。

 各社の報道では、山中氏が25日に自民党市議団の約10人と面会し、再選出馬の意向を伝えたとされている。

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パパ向けトーク企画 家族円満の秘訣学ぶ 泉区・すきっぷで31日

 泉区地域子育て支援拠点・すきっぷで5月31日(土)、父親向けのトーク企画が開催される。午前10時40分から1時間(10時30分受付開始)。

 対象は未就学児を子育て中、またはこれから子育てが始まる父親。

 講師には現役の医師で、一児の父である古谷正幸さんが登壇。勤務する病院で、男性医師として初めて育休を取得した経験談を踏まえながら、参加者同士でパートナーとの関係がより良くなるコミュニケーション術について話し合う。

 参加費無料。定員10人。申込は同施設のHPから。

小山内署長(左)と感謝状を持つ栗原さん

泉警察署 認知症女性の保護に貢献 栗原さんに感謝状

 泉警察署は5月16日、捜索願が出されていた80代認知症の女性の保護に貢献したとして、区内タクシー会社に勤務する栗原路子さんに感謝状を贈った。

 4月12日の午後7時頃、栗原さんが新橋町をオートバイで通過中に、熊のぬいぐるみをかかえて歩く80代女性を発見。栗原さんは気になりつつも、そのまま目的地に向かったという。

 その帰り、同じ場所に女性が立っていたため、違和感から帰宅後に泉署に通報。近隣のグループホームから通報を受けていた認知症の女性であることが判明し、警察とともに捜索に協力、保護につながった。

 感謝状を受けた栗原さんは「当時は『女性に何かあったらどうしよう』という思いだけ。次はもっと早く通報できたら」と話す。

 小山内章署長は「認知症で徘徊される方の中には電車で区外まで出てしまう方も。早期発見につなげるためにも少しでも気になることがあれば通報してほしいです」と話した。

「歯医者さんに気軽に足を運んで」と渡瀬歯科医師

泉区歯科医師会 「かかりつけ」で定期検診を 歯と口の健康週間

 6月4日から10日までの1週間は「歯と口の健康週間」。歯と口に関する正しい知識の啓発などを目的に各地でさまざまな催しが行われる。泉区歯科医師会も、泉区役所で6月8日(日)に行われる健康イベント「親子deわくわく!げんきまつり」の中で子どものフッ素塗布(予約制)と個別歯科相談を実施する(10時〜13時)。

 泉区歯科医師会・地域保健理事の渡瀬秀彦歯科医師(渡瀬歯科医院/和泉町)に話を聞いた。

食事を大切に

 「最近は保護者の意識も高く、子どものむし歯は従来より少ないです」と渡瀬医師。「子どもの頃に特に大切なのはやはり食事。しっかりご飯を食べないと甘いおやつばかりになってしまう悪循環に。『ダラダラ食べ』は、口の中がずっと酸性になってしまうため、虫歯になりやすいんです」と警鐘を鳴らす。

 また大人が気を付けたいのは歯周病。きちんと歯磨きができていれば良いものの、一般には30〜40代からそのリスクは高くなっていくという。「むし歯は痛くなるのに対して、歯周病は自覚なく進み、気づいた頃には大変なことに」と渡瀬医師。「だからこそ、定期的に歯科医に見てもらう機会を設けていただければ」とよびかける。

 とはいえ、病院に足を運ぶのがおっくうという人も少なくない。「最近は歯をきれいにするクリーニングの利用も増えています。治療や診察だけでなく、気軽に出かけてもらえたら」

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租税講話に耳を傾ける新入社員

オセアン大洋建設G(グループ) 新入社員に租税講話 戸塚税務署が協力

 オセアン大洋建設グループが5月19日、戸塚町の研修室で新入社員に向けて初めて「租税講話」を行った。

 新たに会社の一員として働く若い世代に、納税の意味や税金の役割などを理解してもらうことを目的に、研修の一環として実施。講師には、戸塚税務署の職員が登壇した。同署の職員によると、新入社員向けに租税講話が行われることは珍しいという。

 講話では、身近な税や日本の財政状況、給与明細に書かれている税金の種別などが解説された。参加した新入社員19人は、講師の話に耳を傾け、熱心にノートを取る姿も見られた。

「お金の大切さ知って」

 さらに自分のスマートフォンを使って、e―Taxによるふるさと納税後の確定申告などを体験した。

 参加した社員の一人は「正直これまで給与から引かれる税金に納得いかないこともあったが、今後の自分自身のためであることがわかった」と話した。

 戸塚税務署の職員は「自分の財産のために、身近なところにある税のことだけではなく、お金の大切さを知ってもらうきっかけになれば」と語った。

開港を祝う花火=提供

初夏を彩る開港祭 5月31日から3日間

 毎年恒例の「第44回横浜開港祭」が5月31日(土)から6月2日(月)までの3日間、臨港パークやみなとみらい21地区、新港地区、その他周辺で開催される。主催は(一社)横浜青年会議所などからなる横浜開港祭協議会。

 ステージイベントや一般公募で集まった横浜市民による合唱、花火など、70を超えるコンテンツで開港を盛大に祝う。

 今年の注目は、各国のブースが並び、世界の魅力に触れることができるワールドストリートやさまざまな仕事に挑戦できる職業体験エリア。最大30mの高さの水と音楽、光が調和する噴水ショーも開催される。

 同祭実行委員長の永井嵩久さん=人物風土記で紹介=は「ぜひ会場で、みなとまち横浜の開港をお祝いしましょう」と呼び掛ける。

 詳細は公式サイトで随時公開される。

横浜市会 今年度所属委員会決まる 戸塚区・泉区選出議員

 横浜市会の定例会本会議で5月15日、今年度の常任委員会、特別委員会、運営委員会など所属委員会の構成が決定した。戸塚区・泉区選出議員の所属は次の通り(敬称略・括弧内は会派)。

戸塚区

 ▽鈴木太郎(自民)…こども青少年・教育委員会、減災対策推進特別委員会▽山浦英太(立憲)…健康福祉・医療委員会(副委員長)、基地対策特別委員会、市会運営委員会(副委員長)▽伏見幸枝(自民)…国際・経済・港湾委員会(副委員長)、基地対策特別委員会▽中島光徳(公明)…建築・都市整備・道路委員会、特別市・大都市行財政制度特別委員会、神奈川県内広域水道企業団議会議員▽坂本勝司(民主)…国際・経済・港湾委員会、基地対策特別委員会(副委員長)▽大和田章雄(共産)…健康福祉・医療委員会、次世代活躍推進特別委員会

泉 区

 ▽麓理恵(立憲)…下水道河川・水道・交通委員会、市民活躍・地域コミュニティ活性化特別委員会(委員長)、議会選出監査委員▽横山勇太朗(自民)…こども青少年・教育委員会(副委員長)、減災対策推進特別委員会(委員長)、神奈川県内広域水道企業団議会議員▽梶村充(無所属)…下水道河川・水道・交通委員会、未来のまちづくり推進特別委員会

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「今はこの辺りに観覧車がある」と北條さん

和泉町・北條さん 街を描き続けて30年 フォンテで2日まで展示

 「この絵のみなとみらいの景色は30年前に描いたもの。今はまるで違うんですよね」――。

 泉区和泉町在住の北條怜さん(82)が5月27日から、泉区民文化センターテアトルフォンテで水彩画展を開いている。北條さんは絵画教室「こもれび」を主宰しており、同展では生徒作品と北條さんの作品がギャラリーに並んでいる。

遠足気分で

 北條さんが絵画教室を始めたのは50代の頃。テレビCMの絵コンテを描く仕事をしてきたが、徹夜が続くなどの激務だった。「そろそろ描かされるのではなく、好きな絵を自由に描きたい」とセカンドキャリアをスタートした。

 活動の中心は屋外。生徒と市内や県内の各地に赴き、街を描いてきた。集合場所は毎回手描きの地図で示し、「お弁当もって、遠足気分ですよ」。絵を通じた交流を長年続けてきた。

 近年は会員も高齢化し、「昔はみんなリュックを背負っていたけど、今はキャリーを引いてる。年をとったなぁってね」と笑顔で語る。

 同展には30年前の横浜を描いた絵もずらり。展示は6月2日(月)まで。

過去に開催された講座の様子

上矢部地区センター 気軽に漫画の基礎を学ぶ 小中学生向け講座を開講

 上矢部地区センターは6月7日(土)から月1回、小中学生を対象とした漫画講座を開講する。講師は、戸塚区で障害者向けの造形教室を主宰する白瀬綾乃さん。

 講座は全3回に分かれ「漫画とは何か」や「ストーリーの組み立て方」「絵の基礎」などを学べるほか、漫画に使う画材の紹介も行う予定。白瀬さんは「初心者さん向けの講座なので、お気軽に来てください」と話す。

 今回で4年目となる同講座。これまでは全3回のなかで、基礎から実際に漫画を描き上げるまで指導してきたが、前回までのアンケートをもとに講座を再編成。基礎指導を行う講座と、秋から開講する経験者向けの講座に分割することで、ひとつひとつの手順を丁寧に指導できるようになったと話す。

 自身も小学生の頃に漫画を描いていたという白瀬さん。当時はネットも普及しておらず、漫画雑誌を読みながら独学で学んできたという。

 「近所のお姉さんとかに教えてもらえたら良かったんですけどね」と振り返り、本講座をそんな気軽に質問できる場にしたいと話す。

 定員10人。参加費2100円(3回分)。申込、問合せは同センター【電話】045・812・9494まで。

ホンモノとニセモノを見分けるクイズに参加する来場者

ブランド品「ホンモノ」と「ニセモノ」を見分ける 横浜市役所でイベント、「ももクロ」高城れにさんも

 偽ブランド品などの不正商品を知り、知的財産権の重要性を学ぶイベント「ほんと?ホント!フェア in 横浜」が5月25日、市役所1階アトリウムなどで行われた。映像や音楽などのコンテンツに関係する団体によって組織される不正商品対策協議会の主催。

 会場では、バッグや財布の偽ブランド品やCD、DVD、ゲームソフトなど、約100点の「ホンモノ」と「ニセモノ」が比較展示され、違いを見分けるクイズがあった。

 ステージでは「ももいろクローバーZ」のメンバーで西区出身の高城れにさんの「不正商品撲滅キャンペーン1日応援隊長」任命式とミニトークショーがあった。ももクロとの共演も多い、アナウンサーの清野茂樹さんが進行し、盛り上がりを見せた。

県大会初戦を突破した松陽高男子バスケ部

県立松陽高男子バスケ部 10年ぶり県大会で初戦突破 市立桜丘との接戦制す

 県立松陽高校の男子バスケ部が5月24日、インターハイ県予選で横浜市立桜丘高と対戦し、67対64で勝利した。同部は今年、10年ぶりに地区予選を勝ち上がって県予選に駒を進めたが、接戦を制して初戦を勝ち上がった。

 試合は序盤から松陽がリードする展開。リズムよくシュートが決まり、第1クオーターから差をつけると、第2クオーター終了時には41対23とリードを広げた。

 だが第3クオーターは一転して桜丘ペースになり、リードを縮められて3点差にまで詰め寄られる。さらに第4クオーターでは一時逆転を許したものの、松陽が粘り強さを見せて3点差で競り勝った。

 松陽の主将・森蓮乃介選手(3年・ガード)は「練習試合もやってきた相手で五分五分だった。攻撃が単調になって差を詰められたのは苦しかった」と試合を振り返った。一方で「エースの大西陽君(2年)がよく決めてくれて、頼もしかった」と後輩の活躍を称えた。

ナースキャップを「戴く」同校の学生

戸塚区・看護専門学校 戴帽式で新たな門出 「感動、感激忘れないで」

 横浜未来看護専門学校(戸塚区矢部町365の2)が5月15日、12期生の戴帽式をさくらプラザ・ホール行った。

 戴帽式とは、看護学校や看護学科の学生が初めて病院実習に臨む前に、職業意識を高めるためにナースキャップを「戴く」儀式のこと。

 同校の2年生70人を対象に、女性にナースキャップ、男性にチーフが授与された。学生一人ひとりが聖火をろうそくに灯して壇上に整列し、全員で看護の道を進むにあたって「誓いの言葉」を唱えた。

 同校の横川秀男理事長は「ナースキャップは看護師の象徴。今日の感動、感激を忘れずに責任感とともに看護の道を進んでほしい」とエールを送った。

   

出馬について語る田中氏

横浜市長選 元長野県知事の田中康夫氏が出馬へ 「みどり税」撤廃訴える

 任期満了に伴う横浜市長選(7月20日告示、8月3日投開票)に元長野県知事で作家の田中康夫氏(69)が無所属で立候補することを表明した。

 田中氏は5月22日に戸塚区で行った支援者集会で、「『脱お役所仕事』で市民のために尽くす行政を目指す」と話し、「横浜みどり税」の撤廃などを訴えた。6月2日に中区で会見を開き、具体的な政策を発表する予定。

 田中氏は2000年から06年に長野県知事、07年から09年は参議院議員、09年から12年は衆議院議員を務めた。横浜市長選への出馬は21年の前回選に続いて2回目。

 市長選には青果卸「つま正」会長の小山正武氏(76)と市議の高橋徳美(のりみ)氏(56)が立候補の意思を示しており、山中竹春市長(52)は態度を明確にしていない。

明治学院大学横浜キャンパス 学生と地域つながる大学祭 5月24、25日 入場無料   

 明治学院大学・横浜キャンパス(上倉田町1518)で5月24日(土)と25日(日)に、大学祭「戸塚まつり」が開催される。入場無料。

 同イベントは学生が主体となり、地域とのつながりを重視して毎年実施しているもの。今年のテーマは「祭光(さいこう)〜次世代へと繋ぐ、地域と学生の輪〜」。

 学生たちのステージパフォーマンスや屋台での飲食販売のほか、同大近くの横濱アイス工房と協力して製作した、オリジナルフレーバ―のアイスを販売する。

 さらに同大の卒業生で、戦場カメラマンとして活躍する渡部陽一氏を招き、講演会を開催する。実際に戦場での体験談やそこから見えてくる世界の現状などについて語る。

今年度初の試み

 今年度初めての企画として、能登半島の復興支援を実施する。石川県輪島市からのゲストによる講演会や、能登の特産品販売ブースなどが並ぶ。また、地域の防災意識を高める目的で、防災グッズの展示やクイズなどが行われる。

 さらに、江ノ電バスとの初コラボ企画も実施する。大型EVバスの乗車体験や子ども向けの記念撮影スポットなどを設置。地域社会における交通安全とバリアフリーの周知を図る。

 24日は午後1時30分から6時まで。25日は午前10時から4時まで。同所の来場者駐車場は利用不可。公共交通機関での来場を呼びかけている。

 詳細は戸塚まつり準備会が運営するX(旧Twitter)またはInstagramから。