秦野版【5月30日(金)号】
県大会で2位に入った嶋中さん=18日・横浜市

1年生嶋中さんが2位 県高校総体・100mハードル

 夏のインターハイにつながる神奈川県高校総体・陸上競技が5月18日まで三ツ沢公園陸上競技場(横浜市)で開かれ、落合在住の嶋中心優(みゆう)さん(相洋高1年)が女子100mハードルで2位に輝いた。嶋中さんは、相洋高が2位に入った4×100mリレーにも出場し、ハードルと合わせて2種目で全国行きを争う6月の南関東大会へと駒を進めた。

 昨年8月の全日本中学校陸上競技選手権大会・100mハードルで5位に入った嶋中さんが、高校の県大会デビュー戦で上々の走りを見せた。

 「思ったよりも体が動いていなかった」。そう語る予選と準決勝のレースをそれぞれ14秒59、14秒54で通過。迎えた決勝では力のある上級生らに序盤は先行されるも、後半は「がむしゃらに突っ込む形」で168cmの長身ハードラーはぐいぐい加速して2位に入った。

 記録は14秒19。これまでの自己ベスト(14秒26)を更新して安堵の表情を浮かべた一方で、悔しさをのぞかせる。嶋中さんがハードリングで意識するのは、1台1台を「刻む」こと。決勝のレースを挙げ、「前半から後半のような走りができれば13秒台に近づけるかな」。掴んだ手応えは、6位以上が進む南関東大会までに形にしていくつもりだ。

 嶋中さんが所属する相洋高は全国的に知られる陸上強豪校。その中において、県大会4×100mリレーではアンカーとして走り2位に。こちらも南関東へ進んだ。南関東大会は栃木県で6月13〜16日に開催され、嶋中さんはハードルとリレーでインターハイの出場権獲得を目指す。

はだのクリーンセンター

市内可燃ごみ、減量進む 処理施設統合から1年

 秦野市と伊勢原市の可燃ごみが、2024年4月にはだのクリーンセンターでの処理に1本化されて1年が経過した。5月30日の「ごみゼロの日」にあわせ、秦野市の可燃ごみの状況について取材した。

 はだのクリーンセンターでの年間処理上限値は5万6000t(トン)で、伊勢原市と按分して算出した秦野市の可燃ごみ上限値は年間3万3600t。秦野市は「ごみ処理基本計画」を策定し、26年度の目標値を3万3580t、31年度の目標値を3万2540tに定めて減量計画を進める。当初、1施設焼却体制への移行は26年度を予定していたが、順調に減量が進んだため24年4月開始に前倒した。

 市環境資源対策課によると、24年度の可燃ごみの実績値は3万2050t。23年度の3万2690tから600t以上の減量となり、すでに31年度の目標値も達成している。同課は「1施設焼却体制への移行にあたり、ごみの減量を啓発したことや、市民の皆さんの日頃の積み重ねが結果につながったのでは」と話す。

「家庭での努力引き続き」

 しかし、年間処理上限値の3万3600tを1カ月あたりに換算すると2800tだが、毎月安定して2800t処理できるわけではない。「整備の点検などで焼却炉を動かせない月もあるため、可燃ごみが溢れないようにするため引き続き減量にご協力いただきたい」と同課は話す。

 ごみ処理基本計画は5年に一度見直され、来年26年度は見直しの時期となる。市は新たな目標数値を定め、さらなる減量を目指す予定だ。

株式会社ジェイコム湘南・神奈川 西湘局の局長に就任した 原 聡(そう)さん 鎌倉市在住 54歳

地域を支える存在へ

 ○…自然あふれる秦野、伊勢原をはじめ、小田原や南足柄、開成町をカバーする西湘局トップに就任した。4月以降さまざまな地域を巡り、「地元に対する思いを強く感じたのと、ケーブルテレビが受け入れられている風土も感じた。地域の情報を地域に発信し、地域との関係をより強めていきたい」

 ○…インターネット躍進の時期に学生時代を過ごし、プロバイダーとしての役割を果たしていた戸塚のケーブルテレビ局に入社した。営業に技術職も経験し「設備のサポートまで全ての役回りをやっていたので、大変だけど楽しかった。夜半に飲んでいる席からの呼び出しなんてのもよくあったけど」と若き時代を振り返る。4年前に県央エリアの局長に就き、気持ちに変化が生まれた。「営業以外の業務も重なり、インプットからアウトプットする気持ちに変わった。スタッフへの理解なども含め、仕事の向き合い方が変わっていった」。地域メディアとしての貢献の在り方を考え、それを仲間に伝えていく意識が加わった。

 ○…鎌倉暮らしは30年。休日の日課は「妻と2人の娘に朝昼晩の料理を振舞うこと」と笑顔を見せる。結婚後から始めたランニングも、当初は仕事として立ち会っていた湘南国際マラソンにここ数年はランナーとして出場するなど意欲的。「いつかは宮古島のトライアスロンに出ること」と、目標も据えている。

 ○…「そのまちのことを真剣に考えている方々に触れ、どのように支えることができるかを考える」。自分たちが提供できるもので地域との連携を深めようという思いは強い。いつか「ジェイコムがいて良かった、いないと困るって思われる、そんな存在になりたい」。柔和な表情に確かな使命感も宿っている。

多くの来賓が出席した開会式

商工まつりに3万7千人 50回の節目迎える

 第50回秦野市商工まつりが5月24日・25日、秦野市カルチャーパーク第2駐車場で行われた。

 今年は秦野市制施行70周年記念も兼ねた節目の年で、はだのふるさと大使を招いた特別ステージも実施。開会式では、高橋昌和市長が「1976年から始まった市最大の産業イベント。ものづくりはまちづくり、人づくりの原動力です。色んなものを見ていただければ」とあいさつした。

 2日間で3万7千人が訪れ、飲食や物販など、市内の商工業者のブースを楽しんでいた。

万葉の湯 はだの館 6月イベント案内

 万葉の湯・万葉倶楽部9館同時開催「大創業祭」6/13(金)より開始。

 ◎月曜日「レディースデー」女性入館料1850円◎火曜日「シニアデー」60歳以上入館料1850円※年齢確認あり◎水曜日「サウナイベント開催」◎木曜日「ポイント入館優待デー」※1250Pで入館◎金曜日「メンズデー」男性入館料1850円◎土曜日「ちびっこデー」小学生/幼児入館料400円引※価格は全て税込み

 ▽14日(土)/19時〜:マジック&ジャグリングショー▽15日(日)/10〜21時:男女石風呂「フラワーバス」▽18日(水)/14時〜先着15人:みずき小夜子カラオケ教室▽22日(日)/15時〜先着12人:ヨガ体験▽24日(火)/14時〜:歌謡ショー♪三田ひろしさん・織田みさ穂さん▽26日(木)/「風呂の日」ポイント3倍デー▽28日(土)/17時30分〜:男性サウナ「熱風祭ロウリュ隊」▽29日(日)/14時〜14時40分(予約制):新企画「リズム体操」。講師は「Free and Fun Fitness」※各催し状況により中止・変更の可能性あり

 (問)万葉の湯はだの館【電話】0463・85・4126

表彰状を持つ選手ら

ハピネスAC佐藤一志さん 小学生男子80mH(ハードル)で優勝 他の選手も好成績

 秦野市内で活動する陸上クラブHappinessAC所属の小学生選手らがこのほど、第31回ジュニア陸上競技チャレンジカップ東京に出場。男子6年80mH(ハードル)に出場した佐藤一志さん(北小6年)が、今シーズン日本ランキング1位の記録で優勝する華々しい活躍を見せた。

 佐藤さんは男子6年80mHを12秒64のタイムで優勝。「大会には強い気持ちで挑んだ。5年生の時に全国1位になった選手が出ていたけれど勝てて良かった」と喜びを語る。次回の記録会に向けて「12秒5は切って、自己ベストを目指したい」と意気込む。

 また、袴田涼音さん(本町小6年)は、女子6年走幅跳を4m26cmの記録で準優勝となった。「前回大会は3位の記録に1cm届かず、5位だった。今回は表彰台を目標にしていたので、達成できて嬉しい」と話す。

 その他、チャレンジカップで入賞した市内の選手は次の通り(敬称略)。▽男子5年100m・3位/池上鉄生(西小5年)▽男子5年80mH・3位/鈴田悠貴(東小5年)▽女子6年ジャベリックボール投・4位/多田茉奈佳(南が丘小6年)▽男子5・6年4×100mR(リレー)・4位/鈴田悠貴、佐藤一志、池上鉄生▽女子5年100m・5位/米澤美樹(玉川学園小5年・曽屋在住)▽女子5・6年4×100mR・5位/多田茉奈佳、袴田涼音▽女子3・4年4×100mR・6位/高橋星奈(渋沢小4年)、佐藤鈴音(北小4年)、藤本清楓(東小3年)▽混合5・6年4×100mR・6位/米澤美樹、宅見花璃菜(南小6年)

レギュラー出演の秦野観光和太鼓

観覧無料 6月7日はサタフェス 会場は「噴水広場」11時から

 音楽とパフォーマンスを無料で楽しめる地域交流イベント「サタデーフェスティバル」(通称サタフェス)。次回の開催は6月7日(土)。会場はカルチャーパーク内の「噴水広場」(バラ園、テニスコートのそば)。演奏は午前11時から午後1時ごろ。キッチンカーは4台(幸せ餃子、ガーリックシュリンプ、冷やし焼き芋、米粉の唐揚げなど)来場予定。午前10時30分から販売。

 出演予定者は以下の通り。秦野観光和太鼓、はだの冒険倶楽部、ちんどんどってこ座、YOKOバンド、中学生マジシャン大志さんほか。ペット連れOK。雨天中止。問い合わせは、サタフェス事務局【電話】0463・81・1211へ。

こどもタウンニュース ”熱中小学生”を募集 6月10日締切

 タウンニュース秦野編集室で年2回発行している「こどもタウンニュース」。次回7月11日発行の「はだの熱中小学生!」コーナーに載りたい小学生を募集中。

 「○○について他には負けないくらいの知識を持っている」「好きすぎて○○をたくさん集めている」「実は○○博士です」「個人スポーツで優秀な成績をおさめた」など、何かに熱中している小学生大歓迎。保護者からの推薦も可能だ。

 対象は秦野市在住・在学の小学生。応募方法は、【1】応募者の氏名(ふりがな)、【2】小学生の氏名(ふりがな)、【3】どんなものに「熱中」しているのか、【4】住所、【5】メールまたは電話番号を明記し、件名に「熱中小学生」と記載し、秦野編集室のEメールhadano@townnews.co.jpまで応募を。

 募集締め切りは6月10日(火)。

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東家千春さん『仙人のおしえ』

「浪曲」で笑い誘い 市内寺院復興の一助に

 市内文京町の天徳寺(安居院昭道住職)でこのほど、「三可子・千春二人会 浪曲の調べ」が開催された。

 昨年8月の台風10号の影響で、本堂に土砂被害を受けた自興院復旧支援のチャリティーとして行われた催し。主催するKENT OFFICEの長嶋建人さんから打診を受けた安居院住職が快諾し、開催に至った。

 当日は前説を務めた玉川わ太(だい)さんが軽快なトークで会場の笑いを誘いながら、浪曲について説明。玉川さんの一席のあと、東家千春さん、東家三可子さんが登壇し、来場者らを楽しませた。

 この日の入場料の一部と来場者からの募金は、自興院の復興費として5月上旬に寄付された。

講演を行う太田教授

太田嘉英教授が特別講演(定員200人) 秦野伊勢原歯科医師会 知っておきたい口腔がん!

 秦野市保健福祉センター3階で6月7日(土)、(一社)秦野伊勢原歯科医師会(井上泰会長)主催、秦野市共催による特別講演が開催される。

 これは、第55回歯と口の健康週間事業として「美味しく食べて楽しく元気に」をテーマに実施されるもの。当日は、東海大学医学部専門診療学系口腔外科学領域の太田嘉英教授が「美味しく生き抜くために!知っておきたい口腔がんの正しい知識」をテーマに講演。

 時間は午前10時(受付9時30分〜)から11時半まで。定員は200人で参加無料。粗品(口腔ケアグッズ)あり。また、秦野伊勢原地区衛生士会による講演とオーラルフレイル健口推進員によるお口の健口体操の実演も行われる。

 詳細は、秦野伊勢原歯科医師会ホームページか同会事務局【電話】0463・83・3117(月〜金の午前10時から午後4時)へ。

高橋市長(中央)へ要望書を提出した野球団体の関係者=市役所

野球場を人工芝に 関係団体が市へ要望

 秦野市内の野球団体関係者が、5月22日に高橋昌和市長を訪問し、中栄信金スタジアム秦野の整備に関する要望書を提出した。天然芝を人工芝へ変えることにより、「手入れが比較的簡単で、水はけがよくなり利用率も向上する」と訴えた。

 市に対して整備を要望したのは、秦野市野球協会、市少年野球連盟、市内高校野球部、中学校体育連盟軟式野球専門部会、秦野リトルシニア野球協会、THB秦野中井ポニーリーグ、女子中学硬式野球倶楽部西湘フューチャー。現状の天然芝では、芝刈りや水やり、除草の手間がかかり、芝の生育状況によって選手の安全性やプレー環境に支障をきたしていると説明。市野球協会の小菅基司会長(60)は、「(試合や練習の)1番の敵は雨。人工芝なら少しの雨でもできる」と語った。

 高橋市長は要望を受け、「検討していきたい」とした。

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団体戦に出場する秦野総合高のメンバー

ソフトテニス 秦野総合、秦野高が関東へ 総合高女子は県団体3位

 秦野総合高校の女子個人ペアと団体、秦野高校の男子ペアが5月30日(金)〜6月1日(日)に山梨県で開催される関東高等学校ソフトテニス大会に出場する。

 関東大会の出場をかけた県予選は、4月下旬に小田原などで実施。秦野総合は、女子個人戦で山岡沙奈・石山輝莉ペア(ともに2年)がベスト8に入り、上位16ペアに与えられる関東大会への切符を手にした。

 「接戦になっても、勝ち切れるのが強み」と同ペアの石山さん。県予選の16強をかけた試合をセットカウント4-3で制すと、続く試合も4-3で競り勝ちベスト8まで進出。山岡さんは「関東大会で成長したい」と意気込みを語る。

 2人に加え、3年生の安間仁胡さん・室内絢那さん、2年生の米山華恋さん・齋藤桜優さん・折原愛理さん、1年生の杉山優菜さんで挑んだ県予選団体戦は3位に。県代表3校の一角に食い込んだ。部員26人をまとめる主将の安間さんは、「まとめるのが苦しい時期もあったけれど、結果につながってうれしい。関東では食らいつく」。

 一方、男子は秦野高の井上淳斗・佐々木蓮ペア(ともに3年)が県ベスト8となり、関東へ。中学時代は県大会止まりだったという両者。初の舞台へ「つなぐプレーを」「楽しんでやりたい」と口にし、モットーの"2人で1本"を披露するつもりだ。

表彰式に参加したメンバー

あづま会 ゴルフ大会が250回の節目 チャリティー金を市に寄付

 秦野あづまライオンズクラブ(LC、尾谷憲一会長)のゴルフ同好会「あづま会」(門倉美則会長)は5月8日、第250回記念ゴルフコンペを市内柳川の太平洋クラブ相模コースで開催した。コンペで集められたチャリティー金12万5千円は、この日秦野市に寄付された。

 あづま会は、同LCの親睦会の一つとして43年前に発足。現在では隔月で年6回のゴルフコンペを開催し、会員間の親睦を深めている。250回という節目を迎えるにあたり、「未来ある秦野の子どもたちのために何かできることを」との思いからチャリティー企画が実現した。

 当日の表彰式では、集められたチャリティー金の目録が市教育委員会の五味田直史教育部長に手渡された。同会は、「この寄付金が少しでもお役に立てれば幸いです」とコメントしている。

地元クリニックの院長が解説 医学の迷信「常識と非常識」

◆「フケ」が多い人は、不潔なのでしょうか?

 もちろん間違いです。「フケ」は頭皮の乾燥、あるいは汗の刺激などで皮膚表面に炎症を起こし、回復時にフケとなって剥がれ落ち、新しい皮膚に入れ替わるのです。フケを減らそうと指先で強く洗髪すると炎症がさらにひどくなり、フケは益々多くなります。治療は簡単です。ステロイドのローションを使って治療し、炎症を止めればすぐに良くなります。服にフケが目立つ人をみて、不潔と決めつけるのは早計です。ご注意を。

◆円形脱毛症の原因は「ストレス」ですか?

 これは迷信です。ストレスで頭は禿げません。もし、ストレスで髪が抜けていたら、コロナの影響でお客さんが激減した当時、飲食店の店長さんなどの頭髪は大変なことになっていたはずです。また毎年、受験シーズンになると禿げた受験生が散見されることもありますが、この原因はストレスではなく、自己免疫によるものです(詳細は省略します)。

 秦野市大秦町にある「栄枝皮膚科」の院長・栄枝 重典氏(日本専門医機構認定/皮膚科専門医)が、自身の見識を基に健康に関する様々な情報を本紙読者に分かりやすく教えてくれるコーナーです(不定期掲載)