町田版【8月21日(木)号】
大会で披露した演技

市内一輪車クラブ 全国大会で準優勝 手づくり衣装で観客魅了

 市内の一輪車クラブ・UC町田のチーム「アンムット」が先ごろ、群馬県で行われた全日本一輪車競技大会のグループクラスS(中学生以上の5・6人の部)で準優勝と好成績を収めた。会場となる体育館全体を使い切る構成力と、個々の技術力を生かした演技が評価された。

 同大会のグループクラスSは、中学生以上の5・6人で構成されるチームが日本一を競うカテゴリーで、審査は「技術」「表現」「演技構成」「作品の魅力度」の4項目が対象となる。社会人1人と中学生4人で編成されるアンムットは、ビデオ審査を通過して、初の全国の舞台となる今大会への出場権を得た。

 当日はメンバーの母親たちが手作りした衣装を身につけ、神話をテーマにした楽曲に合わせてパフォーマンスを披露。広い会場を大きく使う動きや、正確な技術で観客を魅了し高い評価を得た。予選で上位に入り、目標を「出場するだけ」から「メダル獲得」に切り替えてきたというアンムット。リーダーの長谷川菜穂さん(中学3年)は本番に向けて技の安定感や表現力を高めることに注力し「手の動きや表情まで細かく確認を重ね、チームとしての完成度をあげてきた」という。彦坂紗羽さん(中学3年)は「前日の練習では失敗が多く不安だったが、最後まで一丸となってがんばれた」と笑顔をみせる。チーム最年少の富岡のばらさん(中学2年)は「途中加入でついていけない時もあったが、支え合って結果に結びつけられた」と安堵の表情。高堰蘭さん(中学3年)は「全日本のレベルを肌で感じ、みんなで描いた『メダル』という目標を達成できた」と喜びを語る。

 今回、予想以上の成績を収められたというアンムット。昨年4月の結成当初は、年齢や通う学校などが異なることもあり、動きが揃わず、チームとしての一体感を欠いていたという。しかし、練習を重ねるうちに、「互いの動きを見て声を掛け合い、技を合わせる姿勢が根付いていった。少しずつチームらしくなった」と長谷川さんは振り返る。唯一の社会人メンバーである近藤充花さん(24)は「一生懸命取り組むみんなの姿に心を動かされてきた。5人で出場できたこと自体に意味があると考えている。準優勝は今までのご褒美だと思う」

 森田亜矢子コーチは「最初は技術もやる気も足りなかった。それが1年半でここまで成長した。子どもたちの可能性は本当にすごい」と称える。来年度は進級に伴いメンバーが入れ替わる見通しというが、「来年も上位を狙う」と次の挑戦を見据えている。

カスハラ条例 周知進む 施行5カ月 都 奨励金も

 就業者に対する顧客らによる脅迫などの理不尽な迷惑行為(カスタマーハラスメント)防止を目指す「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」が施行され、9月で5カ月になる。町田市内のコンビニなどの店頭には関連するポスターが掲示され、都は周知を進めるなか、対策に取り組む中小企業に奨励金を支給する。

 カスハラは暴行や脅迫、不当な要求といった顧客による理不尽な迷惑行為を指し、厚生労働省の資料では近年増加傾向にあるとされる。その防止を目指す条例は4月1日に全国で初めて施行され、都は公正かつ持続可能な社会の実現に寄与するためのものとして、条例では顧客や就業者などの責務を明らかにしている。

 周知は進んでいる。町田市内のスーパーやコンビニなどでは店頭に関連するポスターが掲示され、都はカスハラに関する総合相談窓口(【フリーダイヤル】0120・182・276)を開設。事業者、顧客双方の相談を受け、団体や企業に向けた関連するセミナーを随時開いている。

 また、カスハラ対策のマニュアルを作成し、録音・録画環境を整備するなど、防止するための実践的な取り組みを実施した都内中小企業などに対して、都は奨励金40万円を支給。6月に受付を始めた第1回目は予定の千件に想定よりも早く達したという。

 都の担当者は「カスハラという言葉の認知が広がっているのを感じている。奨励金についてはカスハラを受ける可能性が高いサービス業の事業者からの問い合わせが増えているようだ」と話す。

 一方で都は顧客からの正当な要望は業務の改善や新たな商品開発などにつながるものとして不当に制限されてはならないものとしている。

 町田市のトライアル発注認定商品となっている「家に猫がいます」というメッセージが書かれたマグネットステッカーを開発・販売している角尾良太さんは「『家に猫がいます』ステッカーの関連商品を随時、リリースしているが、お客さんの声は開発に役立っている」と語る。顧客の声から、マグネットステッカーが環境によって日光による影響があることが分かり、耐候性の高い素材に変更したことがあるという。

 都は今後も引き続き、条例の浸透に力を入れていく考えで、都内中小企業などに対する奨励金は今年度から3年にわたり実施していく計画という。「第2回は9月を予定している。具体的には関連するHPで発表していく」と担当者はしている。申請に関しては「公益財団法人東京しごと財団」カスタマーハラスメント防止対策推進事業 企業向け奨励金事務局【電話】03・4446・4621(受付/平日・午前9時から午後5時)。

ポイント還元キャンペーン 町田市内商店会 9月15日まで

加盟商店会で

 町田市商店会連合会に加盟する商店会などで現在、決済サービス「d払い」による支払いでポイントが還元されるキャンペーンを実施している。対象の店舗で買い物をするたびにd払いのアプリ上で抽選が実施され、ポイントの還元率が決まるもので、キャンペーンは9月15日(月)まで(還元総額が予算に達した場合はキャンペーン終了)。対象となる店舗にはキャンペーンを紹介するチラシ=写真=などが掲示されているという。

 同会は「この機会に町田市の商店街での買い物を。地域のお店を応援しながら、ポイントもゲットできるキャンペーンになります」としている。詳細、対象店舗などについては町田市商店会連合会のHPなどで。

能登復興支援コンサート 小山ヶ丘のギャラリーで

 小山ヶ丘のギャラリーカフェ「アルル。」で9月20日(土)、能登半島地震復興支援コンサート「彩月〜初秋の煌めくアンサンブル」が開かれる。石川県出身の杉浦美代子さんが企画するコンサート。イベントによる収益金と当日設置される募金箱で集まった金額は、石川県に寄付する計画だ。

 プログラムは、モーツァルトの四重奏曲4番、ハイドンの四重奏Op 5 No.4他。出演はフルート飯塚悠紀さん、ヴァイオリン木村元美さん、ヴィオラ中村翔太郎さん、コントラバス岡本潤さん。

前売り販売

 午後3時30分開演(3時開場)。入場料は前売り3500円、当日券4千円(フリードリンク付き)。定員先着50人。問合せは同店【電話】042・705・5096へ。

榛葉さん

人気ソプラノとテノール初共演 河向来実&榛葉樹人コンサート

 毎週BS日テレ「こころの歌」にフォレスタのメンバーとして出演し好評のテノール・榛葉樹人さんが9月7日(日)、期待のソプラノ・河向来実さんと町田で初共演のデュオコンサートを開催する。

 河向さんは東京藝術大学及び大学院を修了し、特待生として二期会研修生を優秀な成績で終了。コンサートやオペラ等で活躍する若きプリマだ。当日は日本歌曲やオペラアリア、重唱などをたっぷりと披露する。「真摯に歌に向き合う榛葉さんの胸を借り、超美声の河向さんが伸び伸びと歌う最高のステージになるはず。この機会に素晴らしいお二人の歌声をご堪能下さい。お早めのご予約を」と主催の柴田さん。

 午後2時開演(1時30分開場)。チケット3千円。会場は町田市民フォーラム3階ホール。(問)柴田さん【携帯電話】090・1734・8116へ。

まちだガールズ・クワイアと踊る 小学生ダンサー募集

 町田のご当地ガールズコーラスグループ「まちだガールズ・クワイア」と一緒にステージに立つ小学生ダンサーを、まほろ座MACHIDAが募集している。

 「恋まちアイドルプロジェクト」と題して企画され、本番は10月5日(日)、町田市民ホールで開催されるまほろ座10周年を記念した催し「Match the Colors」の舞台。地元のダンスサークル「Function Family」の指導のもと、「ニコニコで元気に踊れる」町田市在住の小学1〜3年生が対象(4〜6年生は応相談)。

 8月31日(日)に顔合わせを行い、9月14日(日)・20日(土)に練習、28日(日)に全体リハーサルを予定。参加費は5千円(本番用の入場パスと保護者チケット1枚付き)。リハーサルごとに別途1500円と衣装代がかかる。

 申し込みはFunction Family公式LINEから。参加者氏名・学年・ダンス歴を明記の上。詳細はまほろ座HPで確認できる。締め切りは8月29日(金)まで。

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