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公開日:2025.08.21
市内一輪車クラブ
全国大会で準優勝
手づくり衣装で観客魅了
市内の一輪車クラブ・UC町田のチーム「アンムット」が先ごろ、群馬県で行われた全日本一輪車競技大会のグループクラスS(中学生以上の5・6人の部)で準優勝と好成績を収めた。会場となる体育館全体を使い切る構成力と、個々の技術力を生かした演技が評価された。
同大会のグループクラスSは、中学生以上の5・6人で構成されるチームが日本一を競うカテゴリーで、審査は「技術」「表現」「演技構成」「作品の魅力度」の4項目が対象となる。社会人1人と中学生4人で編成されるアンムットは、ビデオ審査を通過して、初の全国の舞台となる今大会への出場権を得た。
当日はメンバーの母親たちが手作りした衣装を身につけ、神話をテーマにした楽曲に合わせてパフォーマンスを披露。広い会場を大きく使う動きや、正確な技術で観客を魅了し高い評価を得た。予選で上位に入り、目標を「出場するだけ」から「メダル獲得」に切り替えてきたというアンムット。リーダーの長谷川菜穂さん(中学3年)は本番に向けて技の安定感や表現力を高めることに注力し「手の動きや表情まで細かく確認を重ね、チームとしての完成度をあげてきた」という。彦坂紗羽さん(中学3年)は「前日の練習では失敗が多く不安だったが、最後まで一丸となってがんばれた」と笑顔をみせる。チーム最年少の富岡のばらさん(中学2年)は「途中加入でついていけない時もあったが、支え合って結果に結びつけられた」と安堵の表情。高堰蘭さん(中学3年)は「全日本のレベルを肌で感じ、みんなで描いた『メダル』という目標を達成できた」と喜びを語る。
今回、予想以上の成績を収められたというアンムット。昨年4月の結成当初は、年齢や通う学校などが異なることもあり、動きが揃わず、チームとしての一体感を欠いていたという。しかし、練習を重ねるうちに、「互いの動きを見て声を掛け合い、技を合わせる姿勢が根付いていった。少しずつチームらしくなった」と長谷川さんは振り返る。唯一の社会人メンバーである近藤充花さん(24)は「一生懸命取り組むみんなの姿に心を動かされてきた。5人で出場できたこと自体に意味があると考えている。準優勝は今までのご褒美だと思う」
森田亜矢子コーチは「最初は技術もやる気も足りなかった。それが1年半でここまで成長した。子どもたちの可能性は本当にすごい」と称える。来年度は進級に伴いメンバーが入れ替わる見通しというが、「来年も上位を狙う」と次の挑戦を見据えている。
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