鎌倉版【8月22日(金)号】
男女共学化を発表した鎌倉女子大学

鎌倉女子大 29年度から共学化 少子化見据え対策

 学校法人鎌倉女子大学(大船)が8月1日、2029年4月から男女共学大学に移行し、名称を「鎌倉大学」(仮称)に変更すると発表した。少子化で将来的な入学者数の減少が見込まれる中、1943年の建学以来の男女別学を転換して門戸を広げ、対策を図る。

 全国的に少子化が進み、大学の入学者数は急激な減少が予想されている。同大学によると、すでに全国の私立女子大学の約8割が定員割れとなっており、短期大学では24年から27年にかけて50校が募集を停止しているという。

 女子大学には特に厳しい状況だが、同大学では教員や管理栄養士等の免許取得、高い就職率などから25年度も定員充足率は108・1%で「これまでも大学の定員割れはなかった」と入学者数は堅調に推移していた。

 一方で、今後の入学者数減少に対応するため25年度には短期大学部で男女共学の初等教育学科通信教育課程を設置し、26年度からは中等部・高等部を男女共学化するなど対策に取り組んできた。

 29年度は、この共学化した高等部の生徒が卒業する時期と、現在大学に在籍する学生の卒業が重なるタイミングでもある。同大学では「学生の気持ちを一番大切にしたい」と、在籍している学生が卒業する期間まで女子大学の環境を維持することで大きな混乱を避けるとしている。

 既に開催した学生や保護者向けの説明会でも、大きな反対意見はあがっていないという。

 さらに、同大学が過去に行ってきた入学者へのアンケートでも、志望動機について「免許取得による就職率の高さ」や「立地」などが多数を占め、「女子大学だから」という回答は直近4年間の平均で3・8%だったという。同大学では「これからはどの大学でも少子化の影響が大きくなっていく。大学の教育研究では他者との協働や対話を通じて知識や技術を習得する面も大きく、学生数を保ち続けることは重要」と、共学化の意義について語る。

 同大学は1943年に京浜女子家政理学専門学校として設立。89年に名称を鎌倉女子大学に変更した。家政学部や児童学部、教育学部、大学院、短期大学部があり今年5月現在で約2600人が在籍。学部の新入生定員は共学化以降も現在と同じ約500人を予定している。
優勝を喜ぶ加藤さん(保護者提供)

キッズ料理コンテスト 小坂小の加藤さんが優勝 「鎌倉の味」を朝食に

 服部栄養専門学校(東京都/服部吉彦校長)が主催する、全国の小学生を対象とした料理コンテスト「第30回ハットリキッズ食育クッキングコンテスト」が7月30日に同校で開催され、小坂小学校5年の加藤そらさんが「出身地ならではの味を大切にした料理」と評価され、優勝した。

 今年のテーマは「朝からモリモリ 元気な我が家の朝ごはん」。全国から108件の応募が集まるなか、大会当日は書類審査を通過した10人の小学生が、日ごろ培ってきた料理の腕前を披露した。

 出場者は、リンゴの皮むきやキャベツの千切り、アジの三枚おろしといった高難度の実技競技と、60分以内に主食・主菜・副菜・汁物を含む4品を完成させるオリジナルレシピ調理に挑戦。料理の技術だけでなく、段取りや創造性、経済性、後片付けまで、総合的な力が試された。

 加藤さんは、「暑い日こそ元気!色とりどり朝食」と題し、家族が好きな食材や鎌倉の特産品を盛り込んだメニューを考案。コンテスト当日は、実技競技で他の参加者の作業スピードに圧倒されつつも、審査員の「ゆっくりで良いよ」という言葉に励まされ、落ち着いて作業をこなした。オリジナルレシピ調理では、補助の講師や家族からの応援が力となり、時間内に無事完成させることができたという。

 調理後に回りを見渡した加藤さんは、「みんなおいしそう」と不安がよぎったという。しかし、優勝者として最後に名前が呼ばれた瞬間を、「とてもうれしかった」と振り返り、応援者への感謝も口にした。

週4回は一品担当

 3歳頃から料理をはじめ、現在は大船にある子ども食育料理教室にも通う加藤さん。コンテストに向けて練習を重ねたことで、「料理の段取りを考えるのが上手になった」と成長を実感しているという。夏休み期間は週に4回は夕食や昼食の手伝いで主食や汁物等を作っている。

 得意料理はハンバーグやミートソースパスタ、蒸しパンなど。今後は春巻きやメレンゲクッキーなどに挑戦する予定だ。

男声合唱団「御家人合唱団」の発起人 前川 朋子さん 藤沢市在住 53歳

御家人のごとく声合わせ

 ○…鎌倉を拠点とする男声合唱団「御家人合唱団」の今秋始動を目指し、メンバーを募っている。目標は、直垂(ひたたれ)姿で神社仏閣を会場に行う公演だ。歌うのは、日本の抒情歌や男の海の歌、中世の曲など。御家人が活躍したのは、戦の時代。だからこそ平和と鎮魂をテーマに据えている。「あまり知られていないですが仏教讃歌もあるんですよ。オペラもゆくゆくは歌えたら」

 ○…藤沢出身。音楽関係の企画や音楽家のプロデュースもする声楽家としてマルチに活動中。国立音大卒業後、ドイツ、イタリアへの留学を経て、フィンランド歌曲の美しさを届けてきた。10年前から鎌倉で定期的に演奏会を開催し、声楽レッスンの生徒による発表会も市内のサロンで開いてきた。芸術文化に造詣の深い市民が多い鎌倉で何かできないかと思いついたのが「御家人合唱団」。「鎌倉の政の中心を担った彼らも一市民」。市民が団結するイメージが合唱団と重なった。

 ○…歌の道に進んだのは「自然と」。幼稚園から高校まで湘南白百合学園に通い、幼い頃からカトリック聖歌にアニソン、CMソングと歌うのが大好きな子ども時代だった。中高ではコーラス部に入り、部長も務めた。父はハワイアン、おばはジャズ、ジャンルは違えど、音楽好きの血は争えない。

 ○…年明けの公演を視野に7月に旗揚げの会を開いたばかり。だが、まだメンバーは足りていない。初の試みに期待と不安が入り混じるが、「装束を着る楽しいだけの団ではなく、技術も身につく団にしたい。オリジナル楽曲も披露できるように、準備を進めていきます」と笑顔を見せる。かつて御家人が活躍した鎌倉の街に再び”御家人”が集い「声の芸術」を響かせることを目指す。

鶴岡八幡宮 ぼんぼり 艶やかに 約400基が境内彩る

 鶴岡八幡宮で8月6日から9日まで、夏の風物詩「ぼんぼり祭」が開催された。今年で87回目を迎えたこの祭りは、鎌倉にゆかりのある文化人や著名人が手がけた約400基のぼんぼりが境内を彩り、連日多くの来場者で賑わった=写真。

 ぼんぼりには、解剖学者の養老孟司さんや「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズで知られる映画監督の庵野秀明さん、脚本家の三谷幸喜さんといった例年の人気作品に加え、今年は新たにサッカーの長友佑都さん、レスリングの吉田沙保里さんらの作品が披露された。日没後にぼんぼりに火が灯されると、柔らかな光が参道や境内を照らし、来場者はゆっくりと散策を楽しんだ。

最優秀賞を受賞した第一小学校のメンバー(主催者提供)

学童水泳大会 第一小が団体最優秀賞 高校生ボラが運営サポート

 鎌倉市内の小学4年生以上を対象とした「第19回鎌倉市学童水泳大会」が8月12日、こもれび山崎温水プールで開催された。鎌倉水泳協会が主管し、競技の普及と技術向上を目的とした同大会には、市内19校から129人の児童が参加し、日ごろの練習の成果を発揮した。

 自由形や平泳ぎ、バタフライなど白熱したレースが繰り広げられた結果、見事、第一小学校が団体1位に輝き、最優秀賞として賞状と市長杯が贈られた。また、2位には横浜国大附属鎌倉小学校が入り優秀賞を、3位には深沢小学校が入り奨励賞を受賞した。

 個人種目では、1位から3位の選手に賞状とメダルが、参加者全員には記録証が贈られ、これらの賞品は、夏休み明けに学校から手渡される予定。また、各種目の優勝者は、鎌倉市ジュニアスポーツ栄誉表彰の推薦を受けることになっている。大会当日の結果は、鎌倉水泳協会のホームページで確認することができる。

早朝から会場設営も

 今年の大会では、世話役の保護者や教諭に加え、中高生の居場所「COCORUかまくら」のボランティア体験「ボラクエ」に参加した6人の高校生が大会運営をサポート。高校生らは、早朝から会場設営や受付、誘導などさまざまな役割を担い、大会の成功に貢献した。

 参加した高校生は、「大会を運営する大変さや、周囲を見て動くことの難しさを学べた」と感想を話した。

写真と解説文で魅力を紹介する「花の里山 六国見山」

北鎌倉湧水ネットワーク 六国見山の魅力一冊に 25周年で発刊

 六国見山の里山再生に取り組む北鎌倉湧水ネットワーク(野口稔代表)がこのほど、「花の里山 六国見山―知られざる魅力発見の小さな道しるべ―」を出版した。設立25周年を記念して発刊したもので、四季折々の花や紅葉などを多彩な写真付きで解説しており、野口代表は「この本を片手に六国見山を散策していただき、魅力を知ってもらえたら」と話す。

 同書はA5判90ページのフルカラーで、四季をテーマにした春編、夏編、秋編、冬編と、歴史に着目した番外編で構成されている。

 推定樹齢300年以上のシンボルツリーである夫婦桜や、初夏に見頃を迎える千本のヤマアジサイ、鮮やかな紅葉、富士山や大島、箱根まで見渡せる冬季の眺望など、一年を通して六国見山を楽しめる情報が掲載されている。写真の多くは野口代表が撮影したもので、1年かけて執筆してきた。野口代表は「地元に住んでいる方にも読んでいただき、素晴らしさを感じてもらえたら」と語る。発行部数は350部で1冊千円。たらば書房(【電話】0467・22・2492)またはNOPセンター鎌倉(【電話】0467・60・4555)で販売中。

植木リトゥルエコー演奏会 30日 植木小で

 今年40周年の節目を迎えた小学生ジャズバンド「植木リトゥル・エコー・アンサンブル」のサマーコンサートが8月30日(土)、植木小学校体育館で開催される。

 第1部では小学生バンドが、第2部ではOB・OGバンドと共に演奏。開演午後4時30分。入場無料。スリッパ持参、暑さ対策を。

 3月15日の40周年記念演奏会のOB・OGバンドの参加者も募集中。詳しくはホームページへ。

チラシ(上)とホームページの二次元コード

集え、御家人合唱団 装束姿で公演目指す

 鎌倉を拠点に活動する男声合唱団「御家人合唱団」が発足を目指して、現在メンバーを募集している。

 企画したのは、声楽家でテノールの指導なども行っている前川朋子さん(人物風土記で紹介)。鎌倉の政を支えた御家人をイメージし、装束の「直垂(ひたたれ)」を着て、神社仏閣での公演を目指し活動していく。

 対象は男性で、歌の経験、年齢は不問。日本の抒情歌や海の男の歌のほか、ゆくゆくはオペラや仏教讃歌、御家人ゆかりのクリエイターと作るオリジナル楽曲なども歌う予定。稽古は月2〜3回で、活動場所は鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉)など。前川さんと古楽歌手の辻康介さんが指導にあたる。

 詳細は、同団ホームページへ。(問)info@art-prima.com

坂ノ下海岸で地曳網体験 10月18日開催 参加募集

 みらいふる鎌倉(鎌倉市老人クラブ連合会)と湘南漁業協同組合鎌倉支所では、10月18日(土)に坂ノ下海岸(長谷駅から徒歩5分)で行う「第12回多世代交流in坂ノ下(地曳網体験)」の参加者を募集している。

 時間は午前9時受付開始、9時30分開始。荒天中止。参加費500円(小学生以下無料)。

 主催者は「今年も多世代で楽しみましょう。親子、お孫さんとの参加も大歓迎」と話している。

 申し込み、問い合わせは、鎌倉多世代交流事業事務局(毛利さん)【携帯電話】090・7689・4286へ。

盆踊りのやぐらを中心に大勢の人で賑わう境内=8月19日、鎌倉宮

晩夏の夕刻、華やかに盆踊り 鎌倉宮で例祭

 鎌倉宮(二階堂、小岩裕一宮司)で、8月19日、20日の両日にわたり例祭が執り行われ、多くの参拝客で賑わいを見せた。子ども神輿の渡御や夕刻から幽玄な雰囲気の境内で盆踊りが開催され、夏の終わりのひとときを華やかに彩った。露店も立ち並び、一帯は活気に包まれた。

 例祭は、後醍醐天皇の皇子であり、本宮の祭神である護良親王(もりよししんのう)の御霊を慰めるために毎年この時期に開催されている。今年は690年記念大祭となり、より多くの参拝者が詰めかけた。

キッズパティシエの特製ケーキに入刀

子どもたちが仕事を体験 萬屋本店と鎌倉シャツ

 子どもたちへ「働くとは何か」を知ってもらい、仕事への関心を育むきっかけづくりとして、鎌倉市内の事業所で8月19日、子ども向けの職業体験が開催された。

結婚式を企画

 長谷の萬屋本店では、子どもたちが結婚式を作り上げる「キッズフェスタ」が開催された。

 式の演出や音響、司会進行にメイク、写真撮影まで、スタッフのサポートを受けながらすべて子どもたちがプロデュースする恒例企画で、今年も約60人が参加した。

 新郎新婦役を務めた夫婦に好きな色や場所、花、音楽などのインタビューを行い、チームごとに相談をしながらオリジナルの挙式と披露宴を企画。ドレスコーディネーターが選んだ衣装は、夫婦が好きだという海の青と山の緑。花やクッキーを飾ったキッズパティシエ特製のケーキで「門出」を祝った。

 メイクやエスコートを担当した小学2年生は「花嫁さんにマスカラを塗るのが難しかった。最高の思い出になった」と笑顔を見せていた。

服をコーディネート

 雪ノ下のメーカーズシャツ鎌倉 鎌倉本店では、鎌倉インターナショナルFC(鎌倉インテル)とコラボレーションし、同チームのスクール生を対象に体験イベントを実施した。コラボは今年で3回目。

 当日は、低学年の希望者6人が参加。はじめに洋服のたたみ方を学び、続いてシャツとネクタイをコーディネート。子どもたちは思い思いの配色で組み合わせを考えた。

 同店でフィッターを務める井手基文さんは、完成したコーディネートを見て「みんなすごくセンスがいい。私たちも参考になる」と笑顔に。子どもたちは一人一人選んだ理由を話し、「海が好きだから青を選んだ」、「冬をイメージして青を選んだ」という2人がベストコーディネート賞に選ばれた。

 その後は、同社工房を見学。「想像以上」にミシンが速く動く姿に驚き、目を輝かせていた。

 深沢小2年の佐々木想玄さんは、「ミシンで縫うところが楽しかった」と言い、他にも「初めて服を選んで勉強になった」等の感想があった。

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地域テラスゆきのした 31日 参加無料

 カトリック雪ノ下教会レベックホールで集いの場「地域テラスゆきのした」が8月31日(日)に開催される。参加無料。

 音楽とお茶、菓子が楽しめる。午後3時から4時30分まで。(問)【携帯電話】090・4759・8711

鎌倉同人会 「鎌倉のユリ」を学ぶ 9月27日 きらら鎌倉

 鎌倉生涯学習センターきらら鎌倉(小町1の10の5)で9月27日(土)、第31回鎌倉同人会講座「海を渡った鎌倉のユリ」が開催される。時間は午後1時から3時まで。

 当日は、鎌倉のユリについて造詣の深い郷土史研究家・入江麻理子さんが講師を務め、明治・大正期における球根の栽培や輸出等から鎌倉の歴史を紐解く。

 定員は申し込み先着50人。参加費は会員500円、一般1000円。

 申し込みは同会事務局西野さん【電話】0467・61・1930(銀の鈴社)、メールinfo@ginsuzu.comへ。

盛り上がった感謝祭(写真提供=Kazuki Okamoto (ONELIFE))

鎌倉インテル 地域感謝祭に1700人 「さらに愛される存在に」

 鎌倉インターナショナルFC(鎌倉インテル)は8月11日、ホームグラウンドのゴールドクレストスタジアム鎌倉で、地域への感謝を込めたイベント「Cresta Thanks Fes Supported by Goldcrest」を開催した。1700人を超える地域住民や関係者が来場し、大盛況となった。

 同祭は、日頃からクラブとスタジアムを支える地元住民やパートナー企業に感謝を伝えるために企画された。クラブの選手や企業、地元の飲食店が一体となって運営し、会場には縁日や飲食ブースが立ち並んた。

 子どもたちは、ガラポンや輪投げ、スーパーボールすくいといったゲームを楽しんだり、ピザやチュロスなどの地元グルメに舌鼓。また、鎌倉インテルチアダンススクールや徳洲会かまくら体操クラブによるパフォーマンスも披露され、会場を盛り上げた。

 イベント運営委員長の山口愛さんは、「このお祭りが、スタジアムやクラブを知るきっかけになり、さらに地域に愛される存在になればうれしい」とコメントした。

清方の朝涼ができるまで 30日から企画展

 企画展「≪朝涼≫ができるまで-清方芸術の前半生-」が鎌倉市鏑木清方記念美術館で8月30日(土)から始まる。

 「朝涼」は、美人画で知られる清方の転機ともなった作品で、制作されて今年で100年になる。企画展では、清方が努力と模索を重ねた前半生を大正期の作品から知ることができる。10月19日(日)まで。

日本画体験も

 会期中には、予約制の日本画ワークショップを9月20日(土)、10月18日(土)に開催。午後1時からと3時から。詳細は同館ホームページで確認を。

 開館は午前9時から午後5時。月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。一般300円。鎌倉市民は証明書提示で無料。(問)同美術館【電話】0467・23・6405

親子で楽しむ防災運動会 29日 鎌倉市福祉センターで

 防災教室「おやこで防災 みんなでまなぼうさい」が8月29日(金)に鎌倉市福祉センター第1・2会議室で開催される。主催は、かまくら子育て支援グループ懇談会。

 鎌倉で活動する防災普及学生団体Genkaiのメンバーが講師となり、消火器の使い方や毛布担架の作り方、心肺蘇生法などを運動会形式で楽しみながら実技も交えて学ぶ。午後1時30分から3時まで。

 小学生の親子が対象(乳幼児同伴可)。参加無料。50人または親子15組に達し次第締め切り。申し込みは、専用フォームから。(問)同会kamakura.kosodatekon@gmail.com

鎌倉同人会 「鎌倉のユリ」を学ぶ 9月27日 きらら鎌倉

 鎌倉生涯学習センターきらら鎌倉(小町1の10の5)で9月27日(土)、第31回鎌倉同人会講座「海を渡った鎌倉のユリ」が開催される。時間は午後1時から3時まで。

 当日は、地域の昔話を発信するサイト「鎌倉むかし物語」などの運営や、鎌倉のユリについて造詣の深い郷土史研究家・入江麻理子さんが講師を務め、明治・大正期における球根の栽培や輸出等から鎌倉の歴史を紐解く。

 定員は申し込み先着50人。参加費は会員500円、一般1000円。

 申し込みは同会事務局西野さん【電話】0467・61・1930(銀の鈴社)、メールinfo@ginsuzu.comへ。

 

 

川喜多家と映画人 映画記念館が15周年企画

 映画を通して国際交流に尽力した川喜多長政・かしこ夫妻の旧宅跡に開館した鎌倉市川喜多映画記念館が今年15周年を迎えた。同館では、記念企画展として「鎌倉・川喜多邸を訪れた映画人」と題し、11月24日(月・休)まで展示や上映を行っている。

 かつて田中絹代や笠智衆、アラン・ドロン=写真左=、ヴィム・ヴェンダースら、国内外の俳優や監督などが川喜多邸を訪れた。会場では、川喜多家との交流の様子が分かる写真パネル、ポスターや手紙などを展示。観覧料300円。鎌倉市民は証明書提示で無料。

特別上映と別邸公開

 映画上映では、長政制作の作品や鎌倉が舞台の作品などが鑑賞できる。一般1300円。トークイベントつきの特別上映は8月30日(土)が『太陽がいっぱい』、9月28日(日)が『萬世流芳』の予定。一般1900円。

 別邸の公開も日時限定で実施している。

 上映チケットは窓口で販売中。午前9時から午後5時まで。月曜休館。(問)【電話】0467・23・2500