さがみはら緑区版【9月4日(木)号】
大屋根リングで河内家菊水丸師匠(右)と共に笑顔を見せるのりんご☆さん(本人提供)

緑区在住ダンサーのりんご☆さん 万博版盆踊りを振り付け 約8000人と大舞台に

 大阪の夢洲で10月13日(月)まで開催中の「2025年日本国際博覧会(略称:大阪・関西万博)。『なにわの日』の7月28日には約8000人が参加して「大屋根リング盆踊り〜大阪から世界をつなぐ〜」が行われ、大きな話題を呼んだ。参加者が一つの輪になり河内音頭に合わせて一斉に踊った盆踊り。この振り付けを担当したのは緑区在住のダンサー・のりんご☆(本名/前山善憲)さんだった。

 ダンス教室を主宰、ストリートダンス協会の専門委員長やムーンウォーク世界大会実行委員長、ダンス教育振興連盟JDACの実行委員長のほか、相模原市商店連合会会長や商連かながわの副会長も務めるのりんご☆さん。10年ほど前、JDACの活動で大阪の学校を訪れた際、初めて河内家菊水丸師匠と出会った。日本のダンス、日本舞踊も習っていたことから、意気投合。菊水丸師匠から「盆踊りを学校や後世に伝えてほしい」と言葉を掛けられ、より活動に熱が入ったという。2019年8月、JDACの久岡厚美会長の推薦を受け、河内音頭をはじめ、ダンス教育における功績が認められ、菊水丸師匠より『河内家菊舞丸』を襲名。ともに河内音頭を盛り上げ、河内家一門として伝統文化を広めることを誓った。

 昨年6月に開催された「河内家菊水丸 ダイナミック盆踊りツアー2024出陣式」で吉村洋文大阪府知事が「万博で菊水丸さんに河内音頭を歌っていただきたい」と正式に依頼。大阪・関西万博版の盆踊りを創作することになった。菊水丸師匠から振り付けという重責を任された、のりんご☆さんは「5分くらいでできた」と笑顔。実は、菊舞丸を襲名した時から準備をしており、5年の間にほぼ形ができていたという。

「世界は一つ」を表現

 振り付けのポイントは大屋根リングをイメージした大きな輪を手でつくり、そのままその手を重ね、「世界は一つ」を表現する部分。「ここは絶対に入れようとこだわった」。ついに、5年越しの盆踊りが完成した。

 なにわ(728)の日の大舞台。ステージに立つと「圧巻でした。大屋根リングの高さと大きさに圧倒された。緊張よりワクワク感の方が強かったですね」と振り返る。

 河内音頭に合わせ、菊水丸師匠と一門、山原シスターズ、黒法被軍団、スターダスト河内らと、思いきり踊りを楽しんだのりんご☆さんは「襲名してからの集大成。すごく感動した。終わったんだなーと、感無量」と述べた。今後は「日本全国、未来へ、河内音頭と盆踊りを継承していきたい。そして『BONダンス』を世界に広げていくのが私の使命」。さらなる夢を描く。

鳥屋地震峠 関東大震災 5秒で明暗 被災の手記見つかる

 鳥屋の地震峠を守る会の小島信彦会長の自宅から関東大震災の手記を綴った書がこのほど発見された。鳥屋では地震による土砂災害(山津波)で16人が亡くなっており、その時の様子の一部が記載されている。小島会長は「聞いてきた話と違うことも書いてあった。このことを多くの人に知ってもらえたら」と話す。

 発見された書は、小島会長の叔母・邦子さんが1989年に発表した自作の詩集『くさ笛』に掲載されていた。今年7月に小島会長が自宅の本棚を整理していたところ、封筒に入った詩集が見つかったという。その中の『地震の覚』というページが目に留まり、読み進めると関東大震災の様子が記載されていた。

 この『地震の覚』は、小島会長の祖父・壽夫さんが書いたもの。書によると「関東大震災から67年、父の没後33年目」の年に発見したメモ書きを邦子さんが『くさ笛』に掲載した。手記は「半紙を二つ折にした二枚に筆でびっしり走り書きされています」とくさ笛に記載されている。

天地一度に覆へらむ

 書によると、地震発生時に壽夫さんは自宅の庭にいた。地震の様子は「天地一度に覆へらむかと愕かれたり」「山岳鳴動し岩は崩れ、大木は根抜きとなり、見る見るうちに石も、岩も、木も、土も団子になりて押寄する」と表現されている。

 当時、母屋には壽夫さんの妻・ハツさんと次男の信幸さん(2歳/小島会長の父)がおり、ハツさんが信幸さんを抱え、外に出た。さらに、南側の道を挟んだ隠居家には壽夫さんの父・久太郎さん(同曽祖父)と母・イトさん(同曽祖母)、長男の寛さん(5歳/同伯父)がいた。壽夫さんが避難を呼び掛けるも隠居家の裏に位置する南山が崩れるのを確認すると、壽夫さんと我が子を抱えたハツさんは急いで西側の竹やぶに逃げた。しかし、その約5秒後に押し寄せた山津波に久太郎さん、イトさん、寛さんは流されてしまう。久太郎さんは体の半分が土砂に埋まるも自力で脱出。残る二人はその後、イトさんが寛さんを抱いた姿で土砂の中から見つかったという。イトさんと寛さんの名は、現在も地震峠の標柱に刻まれている。

教訓を忘れずに

 小島会長はこの文章を初めて読んだ時、「びっくりした。すごいものを見つけたと思った」と振り返る。数日後に会員と共有したという。

 この書で明らかになったのは避難について。「家の北側に川があり、南山が崩れて山津波が起きた。避難は東か西の二択だった。竹やぶがあったことで3人は西へ逃げて助かっている。まさに一瞬の判断だったと思う」と想像する。「昔は地震が起きたら竹やぶへ逃げろと言われた。竹は根を張るので崩れにくいと教わった」という。

 ここから得た教訓は「避難は数秒を争う。助かるためには即時に正しい判断をしなくてはならない」ということ。「西ではなく東に逃げていたら私もここに居なかったかもしれない」と息を飲む。そして、「日本では昔から地震が繰り返し起きている。先輩の教えや過去の歴史を正しく知り、その教訓を忘れてはいけない。まずは私たちが若い人たちにこの事を伝えていかねばならない」と話した。

開館25周年を迎えた市立男女共同参画推進センター/ソレイユさがみの館長を務める 加藤 由美子さん 町田市在住 

思い描く「生きやすい社会」

 ○…2000年のオープン前から、市の職員として施設の開館に尽力してきた。「女性団体の皆さんが本当に一生懸命に頑張ってきた。それが思い出される」。全国の女性センターを視察し施設づくりを真剣に考えた。「今もあの気持ちは変わらない」としみじみ。女性トイレの広さや調理室のガラス張り、車椅子でも使いやすい設計など、施設には当時の人たちの思いが刻まれている。

 ○…ソレイユのトイレ表示の色は緑。一般的に女性は赤、男性は青だろう。開館当時はランドセルの色が議論され始めた頃だった。当時からジェンダーレスに取り組むも「同色は間違えやすい」「痴漢の犯罪を助長する」など、厳しい意見が寄せられた。「私たちの取り組みは『うん、そうだね』では進まない地道な活動」と悔しさを吐露する。トイレ表示は直すことも考えたが、「女性用」「男性用」と文字を足すことで解決させた。

 ○…生まれ育ちは町田市。長く勤めやすいと相模原市役所で働き始めた。主に児童福祉や女性行政の部門を歴任。仕事を通して「女性も男性と同じく活躍できるように」という思いでいそしんできた。定年後、館長の話を持ち掛けられ、「困っている女性の力になりたい」と快諾した。趣味は韓流ドラマの鑑賞。「夫と一緒に見て、一緒に話すの」と息抜きにもなっている。

 ○…25年を振り返ると「開館当時は女性政策に力を入れた。でも、女性が変わるためには男性も変わらないといけない」と話す。そのため、近年は男性視点の事業も取り入れ、今年も講演会を予定する。リニアで大きく変わる橋本のまち並みについて触れると、「その頃には一人一人が生きやすい社会だと良い。そのためにソレイユがこれからもあり続けてほしい」

相模湖湖畔で行われた撮影でポーズを決めるパティントンさん(撮影/吉川幸次郎)

「一緒にバレエを広めたい」 パティントンさん アトリエヨシノで撮影

 世界最古のバレエ団で知られる「パリ・オペラ座バレエ団」に所属するパティントン エリザベス・正子さん(21/中央区出身)が8月20日、バレエのレンタル衣装を手掛ける株式会社アトリエヨシノ(与瀬)で衣装モデルの撮影を行った。

 当日は、同社のラインナップから約10着を選び、相模湖湖畔や同社スタジオで撮影を行った。パティントンさんは「小さい時からアトリエシノの衣装はずっと着ていた。ガールズコレクションに出た時もグリーンの衣装で出演したのを覚えている」と振り返る。

 今回の撮影は、同社がモデルを募集していたところ、相模原市出身のパティントンさんが市内でバレエを広める活動をしている同社の思いに賛同し、「一緒に日本でバレエを広めていけたら」と意気投合し行われた。パティントンさんの母は「娘はアトリエヨシノさんの衣装を着て育ってきた。踊る度に衣装を着て、バレエを仕事にしようと思うようになり今がある。恩返しの気持ちもあって話が進んでいった」とも話す。

着実にステップアップ

 パティントンさんは、12歳で単身パリに渡り、2023年7月に19歳でパリ・オペラ座バレエ団に正式入団。5つあるうちの最も低い階級である「カドリーユ」からスタートし、3カ月後には「コリフェ」に昇格。今年1月に「スジェ」へとステップアップした。

 入団後すぐにコリフェへ昇格した時のことを振り返ると、「正式入団のうれしさもあって、コンクール(審査会)のプレッシャーを感じていなかったのが良かった。審査員からは公演を見ているようでナチュラルでうれしそうだったと評価された」と話す。さらに、「スジェ」へは「たまたまコンクールがなかった年で普段からの踊りが認められて」と笑顔を見せる。

 ここまでは順調にキャリアを積み上げているが、「ここからが1つの山」だと捉えている。「正直、スジェまでは実力で行ける。この先はソリストとしていかに個性を出していけるか」と話す。

 パティントンさん自身はテクニックを重視し、踊りをきれいにしたいというモチベーションでここまで来た。ここからはいかに自然に踊れるかがカギになると自身の踊りを分析している。しかし、表現しようとすればするほど、自然さは失われる。「練習しすぎるのも良くないのかもしれない。そんなことを思いながら自分にできることを見つけていきたい」。夢は最高位である「エトワール」になること。「いつその話が来ても良いように練習を頑張っていきたい」と意気込む。

「いつか相模原で」

 また、今年10月には相模湖でバレエフェスティバルが開催される。「このようなイベントが相模原で企画されていてとてもうれしい。いつか相模原でも踊れたら」と話した。

篠崎さんの作品 「あの凧を越えろ!」

大凧写真コン 「勢いと情熱」収めて最優秀 南区在住 篠崎さん

 「相模の大凧まつり」の写真コンテストの表彰式が8月に相模の大凧センター(南区新戸)で行われた。

 同コンテストは相模の大凧文化保存会(八木亨会長)が主催し、同会のメンバーらが審査員を務めている。「凧揚げ」と「まつり風景」の2部門があり、今年の応募総数は36点だった。

撮り続けて20年

 「凧揚げ」部門で最優秀賞を受賞したのは、篠崎功さん(南区在住)の作品「あの凧を越えろ!」。篠崎さんは毎年自転車で会場に駆け付け、20年間写真を撮り続けている。篠崎さんは「大凧が揚がる時の勢いや情熱が作品に出るといいなと思いシャッターを切っている。見る人が凧が揚がった時はうれしく、揚がらない時は寂しさを覚える。そうした場を毎年作る皆さんに感謝いたします」と思いを口にした。

 「まつり風景」部門で最優秀賞を受賞したのは吉澤公将さん(緑区在住)の「皆のノリがいい阿波おどり」。吉澤さんは「自信が無かったので『まさか』と驚いた。これからも元気に大凧を撮り続け自己研鑽していきたい」と語った。

 主催する同会の副会長を務める西山和秀さんは「作品を見ると、全体的に風が弱かった今年の祭りの様子が表れている」と話した。

相和会の高橋統括部長

あじさいメイツ 「最大の良さは共済」 医療法人社団相和会に聞く

 市内事業所の福利厚生の一翼を担う(公財)相模原市勤労者福祉サービスセンターのあじさいメイツ。健康診断、地元商店のクーポン券、慶弔見舞金など、さまざまな形で福利厚生をサポートしており、1439事業所、約2万人が加入している(8月1日時点)。加入して40年超の医療法人社団相和会(中央区淵野辺)の高橋治彦統括部長にその魅力を聞いた。

恩恵行きわたる

 相和会は渕野辺総合病院や、健診ステーションさがみはら、介護老人保健施設青葉の郷など相模原や横浜で12の施設を運営している医療法人社団。約1200人の職員が「医療・保険・福祉」に取り組んでいる。

 その内、730人ほどがあじさいメイツに加入している。高橋統括部長は「最大のメリットは共済給付金」と話す。永年勤続や冠婚葬祭などの幅広い給付があるため、福利厚生の恩恵が行きわたるようになっている。「『会費を払ったけど使いませんでした』ではなく、共済がある」

 サービスには横浜での体験メニューなども含まれており、同法人のように相模原以外のエリアに拠点がある場合もサービスを利用できる。健診などへの助成があり、健康面のケアができる点も特徴だ。

キャンペーン中

 あじさいメイツでは現在、加入キャンペーンを実施中。11月30日(日)までに加入すると加入人数に応じて最大8万円分の商品券がもらえる。さらに紹介者にも特典がある。

 担当者は「従業員への健康サポート、雇用の確保、職場の活性化などで福利厚生を重視する事業所が増えています。福利厚生を委託することで業務の効率化を図れますので、見直しや拡充の際はぜひご検討ください」と呼び掛ける。

 キャンペーンの問い合わせは同センター【電話】042・775・5505。

最新キーボードを体感 9月23日 相模大野でイベント

 ゲーマーやプログラマーに人気のハイスペックキーボードが相模原市で作られていることを知っていますか?--。ユニコムプラザさがみはら(相模大野)で9月23日(火・祝)、「さがみはらキーボードフェス2025」が開催される。全国にファンを持ち、ふるさと納税の返礼品としても人気のキーボードに触れることができるほか、eスポーツ関連のイベントも同時開催。参加無料。一部事前予約制。午前10時〜午後4時。相模原市主催。

 市内で生産しているキーボードの試し打ちやeスポーツ体験など、子どもから大人まで楽しめる催しが盛りだくさん。

 JAXA制作の月面ワールド「ルナクラフト」を使った子ども向けのマインクラフトワークショップや小中学生対象のタイピング大会、相模原産の平飼い有精卵「さがみっこ」を使った料理の試食会もある。

さがみ湖MORI MORI 竹ぱらとコラボ 10月11日はライブ

 「オモロカワイイで世界を染め尽くす」をコンセプトに活動する原宿クリエイターアイドル「竹下☆ぱらだいす(竹ぱら)」がアドベンチャーリゾートさがみ湖MORI MORI(若柳1634)とコラボする=写真。期間は9月5日(金)〜10月28日(火)まで。

 今回のコラボイベントは「竹下☆ぱらだいすの MORI MORIぱらだいす‼ inさがみ湖MORI MORI」と題して開催。期間中は2つのアトラクションが特別バージョンで登場。5階建ての巨大迷路「立体迷路カラクリ砦」では、メンバー3人の特別アナウンスが流れ、コース内に設置された等身大パネルを探しながらスタンプラリーを楽しめる。ゴール地点には、記念撮影ができるスペシャルフォトパネルが用意される。さらに、回転型アトラクション「ティーパーティー」では、カップが「竹下☆ぱらだいす」デザインにデコレーションされ、乗車中は彼女たちの楽曲が流れる仕様となる。

スペシャルライブ

 10月11日(土)には、園内でスペシャルライブを開催。ライブは【1】正午〜、【2】午後3時〜の2部制。チケットはフリーパスとライブ観覧入場券がセットになっており、料金は大人5200円、3歳〜小学生4200円。

 同施設では、「この秋は、竹下☆ぱらだいすの『オモロカワイイ』に染め尽くされた、さがみ湖 MORI MORIにご注目を」と来場を呼び掛ける。チケットのお求め、詳細は特設ウェブサイト(https://www.sagamiko-resort.jp/takepara/)から。

相模原市内で熱中症の搬送数増加 消防局が注意喚起「#7119活用を」

 相模原市消防局は、市民に対し熱中症への警戒を呼びかけている。

熱中症のサインと応急処置

 熱中症はめまいやだるさ、頭痛といった初期症状から始まるが、意識がぼんやりする、けいれん、まっすぐ歩けない、38℃以上の体温などの症状がある場合は重度な熱中症を疑い、涼しい場所へ移動させる、衣服をゆるめて首筋や脇の下など太い血管が通る部分を冷やす、意識があればスポーツドリンクなどを少量ずつ飲ませる(自力で飲めない場合は無理に飲ませない)などの応急処置を行う。

相談窓口と救急要請

 熱中症が疑われるものの救急車を呼ぶべきか迷う場合は、救急安心センター「#7119」に電話をすれば看護師等の専門家に相談ができる。

 消防局の担当者は「ただし相模原市を含む「042」で始まる市外局番の固定電話からだと、東京消防庁につながる場合があるため、固定電話からは【電話】045-232-7119または【電話】045-523-7119に電話して、県の「かながわ救急相談センター」に相談してほしい」と話す。

 ただ、消防局の担当者は「意識がない、呼びかけに応じない、けいれんが止まらないなど緊急性が高い場合は、迷わず「119番」に通報してほしい」と話す。

9月も暑さ続く

 相模原市消防局によると、今年6月から7月の熱中症が疑われる救急搬送者数は247人。区別では中央区97人、南区88人、緑区62人となった。

 気象庁が8月19日に発表した9月以降の3カ月予報では、関東甲信地方の平均気温は「高い見込み」であり、熱中症への警戒が必要と思われる。

市民ギャラリーアートスポットに展示中の作品(9月9日まで)

描き続けた 反戦への想い 没後10年、上條明吉作品展 

 戦争を憎み、反戦への想いを生涯描き続けた作家、上條明吉さん(享年80)の作品展「没後10年 上條明吉-人間存在の不安-」が9月9日(火)まで、相模原市民ギャラリー(中央区相模原1の1の3 セレオ相模原4階)のアートスポットで行われている。同ギャラリーで開催中の「第34回相模原芸術家協会展」の関連展示として企画されたもの。どちらも鑑賞無料。

 上條さんは1934(昭和9)年、長野県松本市生まれ。幼少期に戦争の残酷さを目の当たりにし、戦争をひどく憎むようになったという。晩年まで、反核や反戦へのメッセージを自身の絵に込めた。妻で作家の上條陽子さんは「まさに今、この状況ですよ」と声を荒げ、「彼はどんな思いで見つめていることか」と、ウクライナやパレスチナなど世界で起きている戦争や紛争を憂いた。

 問い合わせは相模原芸術家協会事務局【電話】046・255・8304。

プロに学ぶ 寄せ植え 9月21日淵野辺で教室

 相模原市淵野辺公園(中央区弥栄3の1の6 サーティーフォー相模原球場入口付近)で9月21日(日)、「季節の寄せ植え教室」が行われる=画像。開始時間は【1】午前10時15分【2】11時15分【3】午後1時15分【4】2時15分、雨天決行。

 Hibiya―Kadan Styleアグリス成城店の佐々木隆弘店長が講師となり、丁寧に分かりやすく寄せ植えのコツを伝授する。

 定員は各回10人(予約優先・当日参加可能)。参加費は花(5ポットほど)、リボン、ピック、道具使用料込み3000円(税込)。予約・詳細は同園管理事務所【電話】042・753・6930。 

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県内3政令市長らが意見交換で「特別市」へ連携強化確認 相模原市長は市民への周知・理解の重要性を強調

 横浜市、川崎市、相模原市の神奈川県内3政令市の市長と市議会正副議長が8月26日、相模原市内で懇談会を開催し、新たな大都市制度である「特別市」の法制化に向けた連携について意見を交わした。

 今回座長を務めた相模原市の本村賢太郎市長は、今年5月、6月に超党派の国会議員、指定都市市長らで14年ぶりに開催された「指定都市を応援する国会議員の会」で、「次期地方制度調査会に特別市制度の法整備を含めた大都市制度の在り方の調査審議について諮問し、議論を進めること」を求める決議があったことを報告した。

 横浜市の山中竹春市長は、この3年間で国への要望などを通じて「機運が盛り上がってきている」と述べ、川崎市の福田紀彦市長も、総務省に研究会やワーキンググループが立ち上がったことを「大きな成果」だとした。3市の市長と正副議長は意見交換の後、今後も連携を深め、特別市制度の早期法制化を目指すことを確認した。 

 懇談会後の共同記者会見では、黒岩祐治県知事が特別市に懸念を示していることについて質問され、本村市長は「特別市の法制度化は必要と国に訴えていく」と述べた。

 横浜市や川崎市に比べて市制施行・指定都市移行からの歴史が浅いという指摘に本村市長は「指定都市としての熟度が不足している」との認識を示し、特別市が市民生活に与える効果などを市民に粘り強く伝えていく必要性があるとした。

橋本駅すぐに位置するソレイユ

会議やサークル活動に ソレイユのセミナールーム

 橋本駅北口のシティ・プラザはしもと(イオン橋本店6階)にある相模原市立男女共同参画推進センター(ソレイユさがみ)では会議やサークル活動など、用途に合わせてセミナールームを使用できる。

 使用区分は午前、午後、夜間、全日の4区分。定員24人のセミナールーム3なら午前は800円で使用できる。調理器具の付いた部屋(食工房)もある。

 なお、団体登録をすると施設使用料が半額になる。10人以上の団体で同センターの活動目的に賛同するなどの要件を満たしていれば登録が可能。

 問い合わせ、詳細は同センター【電話】042・775・1775。

 

LCA国際小学校北の丘センターに設置された『地産ガチャ』

地産ガチャ 新商品「繭」を発売 糸引き解説書も同封

 藤野エリアを中心に特産品やローカルな情報を発信する『地産ガチャ』の第15弾「繭」が、このほど発売となった。販売価格は1回200円。

 カプセルの中には神奈川県に伝わる蚕の品種「相模」の繭がもれなく一つ入っており、繭から糸を引く方法が記された解説書も同封されている。『地産ガチャ』を手掛けるアートディレクターの武笠太郎さんは「蚕への興味、理解が地産ガチャで広がるといいなと思います」と話す。

 藤野観光案内所ふじのね、スーパーまつば、藤野やまなみ温泉、LCA国際小学校北の丘センター、相模原市立博物館などで購入可能(場所によっては売り切れの場合あり)。詳細は『地産ガチャ』のホームページ(https://www.chisangacha.com/)へ。