海老名・座間・綾瀬版【9月12日(金)号】
旧保健医療センターに移転した児童相談所

【綾瀬市】「児童相談所」10月運営開始へ 旧保健医療センターに開設

 旧綾瀬市保健医療センター(深谷中)への移転工事が進められてきた綾瀬児童相談所がこのほど完成し、10月1日(水)から運営が始まる。9月7日には黒岩祐治知事らが出席し、竣工式が行われた。

相談件数は急増

 政令市と児童相談所設置市の横須賀市を除く、神奈川県所管域には児童相談所が6施設ある。県所管域で2024年度に受け付けた虐待通告件数は、8023件(前年度比574件増)。概ね年々増加しており、17年度の4190件から倍増している状況だ。

 相談件数の急増を受け県は21年4月、中央児童相談所(藤沢市)が所管していた大和市と厚木児童相談所が所管していた綾瀬市を再編し、大和綾瀬地域児童相談所を新設した。綾瀬児童相談所は、大和綾瀬地域児童相談所が移転したもの。

 大和綾瀬地域児童相談所は県所管域での相談件数の急増に対応するため、緊急的に新設されたこともあり、開設時に中央児童相談所内に置かれた。県は開設と合わせ、所管域内の大和市・綾瀬市で移転先を模索する中、綾瀬市から旧保健医療センターの利活用が提案され、移転に至った。

 移転に伴い綾瀬市は約1億6000万円かけ、旧保健医療センターの建物の基本設備を改修。県は移転に係る費用として23年度から25年度にかけ約5億8700万円の予算を計上している。

竣工式に黒岩知事ら出席

 7日の竣工式には黒岩知事、橘川佳彦綾瀬市長、古谷田力大和市長、谷口和史県議会副議長や地元選出の綱嶋洋一県議、藤代優也県議、野内光枝県議らが出席。黒岩知事は「この40年経ったと思えない建物が生まれ変わり、子どもたちと向き合い相談できる部屋もたくさんできた。すばらしい施設になるように、皆さんとともに育てていきたい」と話した。

 橘川市長は「児童相談所が身近なものとなり、子どもたちや保護者にとって、より安心できる存在になると感じている。市では(仮称)総合教育支援センターの早期開設を目指して整備を進めているところであり、児童相談所との連携、地域との連携をさらに深めていきたい」と語った。
座間高校PTAの古川会長(左)と講師の佐藤さん、相武台東小の児童

【座間市】広がるヒマワリ染 相武台東小の児童が体験

 座間市の花、ヒマワリを使った染色が市内で広がり始めた。草木染め体験の活動を続ける座間高校のPTAや非常勤職員などが協力し、9月4日には相武台東小学校の5年生の児童が、黄色いハンカチ作りに挑戦した。

 ヒマワリ染めは総合的学習の一環で行われた。素材の花びらを袋に入れて煮ると教室に紅茶に似た香りが充満。児童が代わる代わる鍋に入れたハンカチは、クエン酸や炭酸カリウムなどの効果で鮮やかな黄色に。色を定着させる作業は「媒染」と呼ばれる。黄色いハンカチは廊下にずらりと干され、さながら花畑のようになった。

染色の専門家も

 同小学校ではこれまでも相武台南口店会や高齢者学級「あすなろ大学」などと共同でヒマワリ油の採取や種で作ったキャンディ作り、茎から作った和紙での凧の製作などに取り組んできた。

 ヒマワリは以前から同小学校の児童と同商店会が協同で栽培しており、児童が種まきから雑草取りなどの世話を続けてきた。今回は学校関係者が「育てて終わりではなく咲いて先もあることを伝えよう」とヒマワリ染め体験を企画。草木染めに本格的に取り組む座間高校のPTA(古川斐香(あやか)会長=人物風土記で紹介)と、非常勤職員で社会科を教える佐藤栄介さんが協力することになった。

 佐藤さんは以前京都国立博物館の文化財修復に携わった経験があり、掛け軸の「古色」を出す染色の知識があった。同高校では2009年ごろから草木染めを指導している。今回の体験でも染物の歴史などを解説した。

 同高校の「染め」の取り組みは2002年ごろ教員が授業などで始めた藍染めが由来。その活動をPTAが受け継ぎ、文化祭で草木染め体験をするようになった。

 昨年、メンバーの間から「座間のヒマワリを使ってみては」とアイデアがあがり、試し染めを実施していた。佐藤さんは「薬品を工夫し、試し染めより美しい。これが初成功です」。体験した児童の一人は「完成したら普段使いしたい」と笑顔を見せていた。

座間高校PTA会長として、小学生に向けてヒマワリ染め教室を開いた 古川 斐香(あやか)さん 座間市入谷西在住 40歳

「やってみよう」の先に進む

 ○…座間高校PTAで長く取り組んでいる「草木染め」に3年前から携わる。その楽しさを伝えようと小学生に向けて体験教室を開いた。「せっかく座間でやるのだから」と市内で採れたヒマワリの花びらを原料に使った。当日、布に染まったのは鮮やかな黄色。「色が出て喜ぶ子どもたちの様子がかわいかった」と優しく話す。

 ○…鎌倉市出身。中学2年の時に海老名に移った。幼い頃から手先が器用で、人形の洋服を自分で作り遊んでいた。長らく海老名に住んだが、新たな住居を探す中で、「せっかくPTA会長になったのだから」と昨年、座間へ引っ越した。新たなまちでの暮らし。「この前、思いがけず入った和菓子屋さんの柏餅が美味しかった」。日課の散歩で日々、新発見に出会う。

 ○…元々は人付き合いが苦手で、目立たない様に過ごしていた。子どもが中学生の頃に不登校になり、周りの目を気にする姿が自分と重なった。「子どもに自由に生きてもらうために、自分も自由に生きよう」と心機一転。PTA活動や日商簿記などの資格取得にも取り組み、髪色も変え、「やってみたい」と思うことを体験する様になった。思いが伝わってか、子どもは高校では病欠以外欠席なし。「失敗しても周りは大して気にしない。挑戦した方がいい」

 ○…前任者の転居により、PTA加入2年目の昨年から会長を務めた。当初は急な抜擢に戸惑ったが、周囲の支えもあり、ヒマワリ染めや制服リサイクルなど、新たな取り組みにも挑戦した。「2年間あったから活動の幅を広げられた」と振り返る。子どもが巣立った後にやりたいことは、夫とキャンピングカーで日本一周。「やってみよう」の先には、新しい世界が広がっている。

9月20日 ハーモニカ公演 30周年記念で名曲披露

 いずみハーモニカアンサンブルによる「ありのまま30周年コンサート」が9月20日(土)、綾瀬市オーエンス文化会館小ホールで開かれる。時間は午後1時30分開演。午後1時開場。

 15人ほどのメンバーが複音ハーモニカやクロマチックハーモニカ、バスハーモニカなどを使い、『夜のタンゴ』や『長崎の鐘』、『ユーアー・マイサンシャイン』『チキチキバンバン』などの曲を披露する。「Bom×Boa」がゲスト出演。

 (問)毛利さん【電話】0467・77・0630

志澤勝さん---(有)ブライトピック会長。元日本養豚協会会長で、減りつつある国内の畜産を活性化するため長年活動を続けている。

食を考える① 外国産米も並ぶスーパーの光景 地元の生産者に聞く 令和の米騒動

 秋の収穫シーズンを前に米価格が注目されている。『令和の米騒動』で、あたり前の「食」が危うくなったが、この事態を地元の生産者はどう見るのか。綾瀬市吉岡で畜産業を営み、飼料米を育てる志澤勝さんに聞いた。

 --米は自給率が100%だったが、新米の収穫時期でも値段が下がる気配が見えない。輸入米なども着目され、当たり前のように並ぶが、どう見るのか。

 いま日本人が食べる「カロリーベース」の自給率はたった38%だ。中国やロシア、北朝鮮などに囲まれて、仮に台湾に関する紛争や海上封鎖などで台湾海峡付近のシーレーンが通れなくなったら食料危機になる。もっと深刻なものとして考えねば。

 --飼料も輸入が多い。国は米余りの頃に飼料米づくりを推奨してきた。志澤さんも自身で飼料米を育て、養豚の現場で与えてきた。(食用米の)米騒動の影響はどうか。

 綾瀬市で育てる豚には、千葉県や綾瀬市などで収穫した飼料米を与えてきたが、千葉県では飼料米の作付が3分の1に減ってしまった。それでもまだ一部の農家が飼料米を作ってくれている。ただ飼料米の在庫には限りがあり、養豚の現場で与え続けられるのも今年いっぱい。これまで国の方針に沿って飼料米を育て、米を粉砕する装置や倉庫を建設してきた。人が食べる米が足りなければ、食料用を育てるのは仕方がないが、今も飼料米を育てる農家を、ねぎらって欲しい。

 --7月の参議院選では各党が農業政策を打ち出した。どのように農を守り育てるべきか。

 全国の田んぼは平野部が3分の1。残り3分の2は中山間地域だ。中山間の田んぼの米を国が高く買って、みんなで支援するべき。田んぼは水を蓄えるダムにもなる。スイスでは国民が卵を10個600円で買い、食料自給率を保とうという認識が浸透している。政策としては、やはり所得保障だろう。このままでは賃金の高い職へと人が流れてしまうのではないか。

  (連載 第2回へ続く)

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会見で語る佐々木由子代表(4日)

座間の市民団体 独自に血液検査 地下水、PFAS問題で

 座間市の地下水源の一部で国の暫定目標値を超えた有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、市民団体が9月4日に会見を開き、PFASの血中濃度検査を始めたことを発表した。

 この問題は、座間市に8カ所ある水源のうち第3水源(栗原)でPFASの濃度が国の暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超過したもので、市の調査によると2020年に79ナノグラムを検出、翌年100ナノグラムを検出した。原因は今も分かっていない。

 市民団体は「座間のPFASを考える市民の会」(佐々木由子代表)で生協やデイサービス、子育て支援関連など8団体で母体の「ユニット座間」を結成。市議会にPFAS汚染の原因究明や健康検査を求める陳情を提出(不採択)し、学習会なども実施してきた。

 自主的に検査を受けるのは、座間市民34人と相模原市民2人、大和と横浜市民各1人で費用は1人1万5千円程度になるという。さがみ生協眼科・内科(相模原市南区)で採血し一般財団法人東京保健会病体生理研究所(板橋区)が分析、結果説明会を11月以降に開く。

 会見で佐々木代表は「自己負担でも検査しようという声が集まった。血液検査は汚染実態や健康被害が分かる貴重な手段。もっと活動を広げたい」と語った。

 佐藤弥斗市長は本紙の取材に対し「会見内容は把握している。市は国の方針に基づいて対応し、学識者の意見も聞き、安全な水を供給している。不安を感じる市民のため、より分かりやすく情報発信したい。市民団体の活動や心情も理解できるので見守りたい」としている。

 PFASは有機フッ素化合物の総称。泡消火剤や半導体、コーティングなどに広く使われてきたが、自然界で分解されにくく、人体への影響が指摘されている。

 国はPFASの血中濃度や健康影響について「どの程度で影響が生じるか明らかでなく、血液検査のみで把握するのは困難」としている。

 座間市は水道水の約8割を地下水でまかない、市のセールスポイントとしてきた。市は目標値を超えた第3水源での取水を休止しており、現在は別の水源の地下水や県水を配水して、定期的な検査結果を公表している。

優勝したチームAのメンバー

海老名市・座間市が拠点の卓球クラブ「リトルキングス」が6度目の全国制覇

 海老名市や座間市で活動する卓球クラブ「リトルキングス」(三田村宗明代表)がこのほど、栃木県で開かれた第44回全日本クラブ卓球選手権大会の男子一般の部で優勝し、クラブとして同大会6度目の栄冠に輝いた。

 この大会は、各都道府県の予選を勝ち抜いたチームと前回大会でシード権を獲得したチームの計57チームが出場し、1ダブルス4シングルスの計5戦で勝敗を競った。

 同クラブからは三田村代表が属し前回準優勝だったチームAと、若手主体で前回優勝したチームBの2チームが出場。チームBは惜しくも準決勝で敗退したが、チームAは盤石の戦いを見せ決勝に進出。一進一退の攻防をフルセットで競り勝ち、優勝を果たした。

 MVPを獲得した三田村代表(44)は「強い相手が多く出る中、勝ち切ることができて嬉しい。来年も挑戦者として臨みたい」と喜びを語った。



海老名市中新田の畑で9月14日、ラッカセイの収穫体験

 海老名市中新田の畑で9月14日(日)、ラッカセイの収穫体験が行われる。午前9時から。掘り取ったラッカセイは廉価で販売される。

 これは同市内で毎年実施されている収穫体験イベントの一環。今年はすでにトマトやジャガイモの収穫が行われている。

 当日は会場となる畑(中新田4の16付近・中新田保育園西側)に直接集合。軍手・スコップ・長靴など持参。駐車場はない。問い合わせは市農政課【電話】046・235・4845へ。

段差の少ないバリアフリーの建物と原支店長(右)

JAさがみ 綾西支店新しく 独特な形の旧店舗解体へ

 JAさがみ綾西支店(綾瀬市綾西3の5の2)の新しい建物が完成し、9月16日(火)にオープンを迎える。元々駐車場の広がっていた場所で、段差の少ないバリアフリー仕様になった。

 同店は昨年、貯金業務などに特化した「特定支店」となった。従来の建物は船のようにも見えるユニークな形で地域に親しまれた。今後は解体し、駐車場にする予定。オープン初日は直売会のほか、手芸作品の展示なども。原雅美支店長は「今まで以上に多くの方に来ていただきたい」としている。

 JAさがみは綾瀬市内に5つの支店を有し、営農経済センターやさがみ協同開発(株)の営業所などを構える。

社会福祉チャリティー 「新日」が平塚で大会 10月4日、読者20人を招待

 「新日本プロレス 平塚市社会福祉チャリティー平塚大会」が10月4日(土)午後5時から、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で開催される。主催は(株)創。

 来年1月に引退する棚橋弘至選手の平塚ラストマッチとなる同大会。読者20人に招待券をプレゼント。チケットは1人1枚。希望者はハガキに平塚大会観覧希望・住所・名前・年齢・職業を明記し、〒250-0034神奈川県小田原市板橋881の26(株)創 TN平塚大会読者プレゼント係へ。締切は9月20日(土)(当日消印有効)。(問)同社【電話】0465・23・0905

綾瀬市中央公民館で9月26日、「支え合う社会」を考える講演会

 心の悩みを持つ人と家族を支援する「あがむの会」(工藤松子会長)が9月26日(金)、綾瀬市中央公民館で講演会「支え合う社会」を行う。

 講師は自殺予防活動や福祉施設の運営コンサルなどに携わる、精神保健福祉士・認定精神保健福祉士・介護支援専門員の長見英知氏。精神障害に対する偏見や差別をなくすことについての講演が行われる。開催時間は午後2時から4時(1時30分から受け付け)。参加無料。当日直接会場へ。

 (問)工藤会長【電話】0467・76・3335

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相模三川公園で「ペットボトルプランターの寄せ植え講座」 参加者募集中

 県立相模三川公園パークセンター(海老名市上郷2の1の1)で9月23日(祝)、「ペットボトルプランターの寄せ植え講座・フォーチュンベゴニア編」が開催される。

 身近な材料で花と緑を楽しむ方法を学ぶ。開催時間は午後1時30分から3時30分まで。参加費1000円(材料費)。定員20人。講師は(株)サカタのタネの清水俊英さん。参加希望者は同公園パークセンター【電話】046・235・1790へ。

 同公園へは、海老名駅西口から徒歩約15分。駐車場101台完備(平日は無料、土・日・祝日は有料)。

海老名市中新田で9月21日まで、55体の作品が並ぶ「かかしまつり」

 海老名の秋を彩る「中新田かかしまつり」が9月21日(日)まで、海老名市中新田の田んぼ(海老名総合病院南側)を会場に行われている。33回目となる同まつり。今年は55体のかかしの作品が、会場を訪れる人たちを楽しませている=写真。主催は同まつり保存会(飯島康利会長)。

 収穫前の稲を見守るように並んでいるかかしの作品は、地域住民や企業・団体が手がけたもの。大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」やアニメやゲームの人気キャラクター、トランプ大統領や故長嶋茂雄氏をモチーフにした作品などが並び、暑さが残る中、会場を訪れた人たちは写真を撮るなど楽しんでいる。

 展示されているかかし作品の表彰式は21日午前11時から、中新田コミュニティーセンターで行われる。会場の田んぼの場所などの詳細は、同会ホームページhttps://kakashi.nakashinden.com/へ。

 

 

子ども向けの「英語村」で話す体験 9月14日 綾瀬市で

 子ども向けの英語体験イベント「英語村」が、9月14日(日)のあやせキッズフェスタ2025会場内で開催される。

 会場は綾瀬市立中央公民館の2階ギャラリーで、時間は午前11時から午後4時。英語しか使えないスペースを設け、英語を話せるスタッフを配置し、駄菓子販売やワークショップ、ゲームを通じて、子どもたちに気軽に英語を実践してもらう。小学校低学年向けで、入場無料。

 (問)AIFAあやせ国際友好協会水上さん【携帯電話】090・1804・8103

「健やかな子どもの成長」を考える講座の参加者募集 9月27日、座間市役所

 座間市役所で9月27日(土)に実施される家庭教育推進講座「子どもの元気を掘り起こす!〜現代の暮らしと発達との関わりについて考える〜」の参加募集が行われている。座間市教育委員会主催。

 心身ともに健やかな子どもの成長を促すため、必要なことを学ぶ講座。講師は東洋大学福祉社会デザイン学部子ども支援学科・嶋崎博嗣教授。対象は小学4年生までの子どもの保護者。参加費無料。定員40人(申込順)。詳細・申し込みは市生涯学習課【電話】046・252・8472へ。