青葉区版【9月25日(木)号】
千住氏(上)Kiyotaka Saito (SCOPE)、宮坂氏(下)

横浜文化賞 青葉区から2氏が受賞 贈呈式は11月20日

 今年度の「横浜文化賞」の受賞者が9月10日に発表された。区内からは青葉台出身のバイオリニスト・千住真理子氏(63)、桐蔭横浜大学医用工学部(鉄町)の特任教授・宮坂力氏(72)が同賞に選ばれた。

 横浜文化賞は、横浜市の最高顕彰で今年度で74回目。芸術、学術、教育、社会福祉など各分野の発展に対する功績が顕著な人に贈られる。

千住真理子氏

 千住氏は、6歳の頃から青葉台で育ち、演奏家としての礎を築いた。全日本学生音楽コンクール全国1位、日本音楽コンクール最年少優勝、12歳でNHK交響楽団との共演など早くから頭角を現し、国内外で高い評価を得る。地域に根差した音楽活動にも熱心で、ストラディヴァリウス「デュランティ」の初演奏は地元・フィリアホールで行うなど音楽文化の発展に寄与。若手時代からボランティアとして被災地や福祉施設で演奏するなど社会貢献活動にも精力的に取り組んでいる。

宮坂力氏

 宮坂氏は桐蔭横浜大学の特任教授として、次世代型太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の研究開発を世界的にけん引し、科学技術の発展に大きく貢献。軽量、高効率、低コストな同技術は、都市部の持続可能なエネルギー活用として注目されている。ベンチャー企業との取り組みや、市庁舎での実証実験を通じて社会実装を加速。JAXAとの共同開発にも尽力する。また、桐蔭学園や市と連携した普及啓発や科学番組出演など、教育者としても活躍する。

 両氏のほか、市内からは、世界に種子供給を行う「株式会社サカタのタネ」代表取締役会長の坂田宏氏(73)、株式会社横浜DeNAベイスターズ取締役オーナーの南場智子氏(63)が同賞に選ばれた。

 文化・芸術分野で現在活躍中の若年・中堅層で、今後の活躍が期待される人に贈られる「横浜文化芸術奨励賞」には、市内から2氏が選出。直木賞作家の永井紗耶子氏(48)、バイオリニストの東亮汰氏(26)が選ばれた。

記念コンサートも

 賞の贈呈式・記念コンサートは11月20日(木)、横浜みなとみらいホール小ホールで開かれる。出演は昨年度の横浜文化芸術奨励賞受賞者で、バイオリニストの橘和美優さんとピアニストの浅野貴美子さん。贈呈式・記念コンサートは抽選で市民250人を無料招待。(問)市横浜文化賞担当【電話】045・671・3714
市が行った模擬実施の様子=市消防局提供

横浜市消防局 マイナ救急10月開始 保険証携行を呼びかけ

 傷病者を迅速に救急搬送するため、救急隊員が「マイナ保険証」を活用する「マイナ救急」の取り組みが横浜市でも10月1日に始まる。同日から全国一斉に開始され、搬送先の選定やより適切な措置につなげる狙いがある。各地の先行実証では搬送時にマイナ保険証を持っていなかったケースも多く、市消防局は「万が一に備え、マイナ保険証の携行を」と呼びかける。

搬送先選定などに活用

 マイナ救急は、救急隊員が傷病者のマイナ保険証を専用端末で読み取り、受診歴や処方された薬などの情報を閲覧、病院選定などに活用する。

 閲覧する情報は氏名、生年月日、住所、受診歴、薬剤情報、診療実績など。傷病者の同意を得て行うが、意識がないなど、同意を得ることが困難な場合は同意を得ずに閲覧することもある。

 全国67消防本部660隊が参加した昨年度の先行実証事業では、マイナ救急による情報閲覧数は1万1398件で、複数の活用事例が発表された。息苦しさにより十分な症状の説明が困難だった60代男性は、マイナ保険証の提示により、薬剤情報から慢性腎不全ということが判明。かかりつけ病院への円滑な搬送につながったという。

 一方、全マイナ救急未実施件数のうち、マイナンバーカードの不所持やマイナ保険証としての利用登録がされていないことによる未実施の件数は、全体の91%に上った。同局の担当者によると、マイナ保険証を保有していても、普段持ち歩いていない人が多いという。総務省によると、2025年8月末時点でのマイナンバーカードの人口に対する保有率は79・4%(横浜市は79・3%)。携行率はマイナンバーカード保有者の約6割(25年4月時点)。

 横浜市は昨年10月から12月にかけて、救急隊が傷病者の名前や症状をタブレット端末で病院と共有する独自の取り組みも進めており、本格的な実施は来年度以降の予定。マイナ救急と合わせて迅速な措置につなげようとしており、同局の担当者は「マイナ保険証が自分の命を守る可能性があるということを知ってほしい」と呼びかけた。

10月11日の台湾・スペシャルステージにドラマーとして出演する 北沢 大樹さん 荏田北在住 34歳

ジャズで世界へ羽ばたく

 ○…今年は横浜でジャズが演奏されてから100年の年。10月11日、12日のジャズプロムナードではさまざまな企画が用意されている。そんな中、11日の台湾・スペシャルステージにバンド「Elektrikkkk5」のドラマーとして出演。同バンドが日本でライブを行うのは今回が初めて。「歴史の長い横浜のジャズに関われるのはとても光栄。多くの方に来ていただき、ジャズの歴史を聞いて、感じていただければ」

 ○…出身は愛知県豊明市。4歳から始めたピアノは指導者と折り合いが悪く「ずっと辞めたかった」と苦笑する。12歳のころ、母に相談。辞めたい理由を聞かれ、とっさに目に入ったメンバー募集のチラシを見て「ドラムがやりたい」--。「辞める理由に使うだけのつもりが、こんなに長い付き合いになるとは」

 ○…高校在学中もドラムを続ける中、ぼんやりと音楽に携わる仕事がしたいと思い描くように。「洋楽も好きで、英語も得意だったから」。上京を視野に入れるが、「せっかく英語を学ぶなら海外へ」と母から助言をもらい、18歳で単身渡米。「手続きも何もかも自分でやるので大変でした」。入学した短大では恩師と巡り合い、その厳しくも情熱のこもった指導でさらにドラムにのめり込んだ。その後、現地で教員になるべく動いていたが、コロナ禍で頓挫。30歳で帰国した。

 ○…久しぶりの日本は知らない国のようだった。「最初は文化や言語の違いに苦労しました」。帰国して始めたのは、ライブなどで訪れる地域について調べること。「十数年いなかったから、勉強と観光のついでのつもりで」とはにかむ。「しばらくは日本にいる予定。日本を拠点に世界中、飛び回りたい」と白い歯をのぞかせた。

書籍を手に、笑顔の大河原さん

老人ホームに移動書店 地域に楽しみを配達

 地元で50年以上続く老舗書店「昭和書房」(奈良町1670の221/【電話】045・961・4333)がこのほど、移動書店を始動させた。初出店日の9月7日には、奈良町にある介護付き有料老人ホーム「ヒルデモアこどもの国」を訪問し、書籍や文具を展示・販売した。

 発端は、同施設からの「定期購読も良いけれど、移動書店にしてイベント感を出せないか」という相談。同店の2代目店主・大河原賢司さんは「自由に出歩くことが難しい入居者さんが多い一方で、読書好きが多い世代でもある。日々を楽しむ手助けができればと思った」と語る。

 当日は、同施設の一室に、小説や週刊誌、地図、歴史書、パズル雑誌など約100冊が用意された。入居者が買い物を楽しむ中、予想外に好評だったのが文具。「便せんや封筒、筆記具が人気。品ぞろえを増やす予定」と大河原さん。「外出できないから助かる」「次はいつ来るの」と期待の声も寄せられ、「本屋冥利に尽きる。今後も続ける価値があると感じた」を笑顔を見せた。

 普段から地域の人のだんらんの場になっている同店。大河原さんは「書店が減っている時代。ゆくゆくは学童など訪問先を広げたい。気軽に相談してほしい」と語った。

自身の仕事を紹介する岩崎さん(右)

青葉台中で職業講話 横浜田園ロータリー

 青葉台中学校で9月10日、現役の社会人が講師となり、2年生に職業講話を行った。

 生徒たちが働く意義や価値を考え、多様な職業があることを知るきっかけになればと行われている同講話。健全育成を目的に、奉仕団体「横浜田園ロータリークラブ」の会員が講師として毎年協力している。

 当日は証券会社や生命保険、不動産開発、司法書士、医師など8業種の講師がそれぞれ30人ほどの生徒の前で講話した。講師として参加した三井住友信託銀行青葉台支店の岩崎誠さんらは、信託銀行と一般の銀行の違いや相続などのライフイベントに関わる仕事であることを中心に紹介。岩崎さんは「必要とされていない職業はない。この講話を通じて私たちの仕事のやりがいを知ってもらい、育ててくれている保護者への感謝の思いも抱いてくれれば」と話した。

 同クラブ職業奉仕委員会の小島喜一副委員長は「20年近くこの活動を続け、社会人となった生徒もいる。色々な職業人がいるロータリークラブならではの活動として、長く続けていければ」と思いを語った。

ゲーテ座、横浜 (『The Far East』 Vol.I, No. XIV より) / 1870年(明治3年) / 横浜美術館蔵

日本オペラの原点・横浜 思い継ぎクオーレ・ド・オペラが公演

 日本人による初のオペラは1903年、東京の奏楽堂で東京音楽学校(現東京藝術大学)学生による公演だが、日本初の本格的オペラの上演はそれから30年以上も前の横浜だった――。オペラに詳しい横浜市立大学の岩崎徹准教授と、横浜でのオペラ上演にこだわるクオーレ・ド・オペラの公演監督の藪西正道さん、同音楽監督の西野薫さんに話を聞いた。

◇   ◇

 日本のオペラ発祥の地については諸説あるが、本格オペラ上演であれば、1870年の横浜だという。イギリス人アマチュア団体が横浜外国人居留地にあった中華劇場でオペラ『コックスとボックス』を上演した。これ以降、本町通りにあった本格的西洋劇場「横浜ゲーテ座」で同作品が度々、上演されるようになる。岩崎准教授は、「1911年に東京に帝国劇場ができるまで、横浜が日本におけるオペラ文化の発信の中心だったことは間違いない」と話す。

 当時、ゲーテ座で公演されていたオペラは、少人数で音楽構成もシンプルなものだった。内容もコメディが多く、娯楽の一つとして愛されていたという。「ファンのすそ野を広げる意味でも大きな影響を果たした」と岩崎准教授は指摘する。藪西さんや西野さんが立ち上げたクオーレ・ド・オペラも、大がかりな舞台装置や衣装、オーケストラを極限までシンプルにし、公演のハードルを下げて若手が出演する機会を創出している。藪西さんは「当時のゲーテ座のやり方に近かったんですね」と感慨深げだ。

 現在では、高尚で敷居が高いイメージが強いオペラだが、「身近で親しみやすい作品もあるということを知ってほしい」と西野さんは話す。

『ラ・ボエーム』20組40人を招待

 オペラの神髄を目指す「クオーレ・ド・オペラ」が10月8日(水)に公演する演目は、若き芸術家の夢と友情と愛を描いたプッチーニ作曲の『ラ・ボエーム』だ。西野さんは「出演者とリンクする内容なので、稽古場はリアル・ボエームです」と笑う。特に若い人たちに見てほしいと呼びかける。横浜市市民文化会館関内ホール=中区=で午後6時15分開演。

 チケットは全席指定で一般7000円、25歳以下2000円。チケットぴあのPコードは296406。

 抽選で読者20組40人を招待する。Eメールで件名に「ラ・ボエーム招待」とした上で〒住所、氏名、年齢、電話番号を記載し、【メール】opera@cuoredopera.comへ。当選者にはメールで通知。締め切りは9月30日(火)午後6時。(問)【電話】080・9561・7451

林家ひろ木さん

真打・林家ひろ木さん出演 10月12日 秋の落語会

 真打の落語家・林家ひろ木さんらが出演する「でんえん落語会」が10月12日(日)、デンエン葬祭(もえぎ野1の22)で開かれる。木戸銭500円。

 区内在住のひろ木さんの他に、全国女性落語大会ファイナリストの遊馬亭保育さん、花伝亭長太楼さんが出演。午後1時30分から3時。申込は事務局【携帯電話】090・4221・6119へ。

昨年の様子

プロレスラーが防犯啓発 安全安心まちづくり旬間

 神奈川県では、犯罪のない安全・安心まちづくり推進条例により、毎年10月11日から20日までを安全安心まちづくり旬間と定め、防犯活動の活性化や防犯意識の向上に取り組んでいる。

 青葉区でも同旬間の出陣式が、10月10日(金)午前10時30分から午後0時30分まで青葉公会堂で行われる。主催は青葉警察署、青葉防犯協会。

 当日はプロレスラーの蝶野正洋さんと武藤敬司さんによる対談や、地元劇団「劇団さつき」による特殊詐欺防止を呼び掛ける公演などを実施する。申し込み不要で当日先着順。入場無料。公共交通機関での来場を。

講演会のチラシ

能登地震から防災学ぶ 10月19日に講演会

 桐蔭学園と青葉区が連携し、能登半島地震からの復興をテーマにした防災講演会を10月19日(日)に青葉公会堂で開催する。午前10時30分から午後2時まで。参加無料。

 同講演会では、二度の大地震に見舞われた石川県珠洲市を舞台にしたドキュメンタリー映画『凪が灯るころ〜奥能登、珠洲の記憶〜』を上映。その後は能登半島地震の記憶から地域防災を考えるパネルディスカッションが行われる。登壇者には同作品監督・有馬尚史さん、同市在住の写真家・松田咲香さん、災害ボランティアを行った桐蔭横浜大学2年生の遠藤晄希さんを迎える。区総務課から在宅避難などの備えについても解説される予定だ。

 さらに、会場では能登半島の被災状況や復興の過程を記録した写真展や、桐蔭能登プロジェクトの活動報告コーナー、同市の特産品を販売する「能登ふるさと市」も併設。桐蔭学園小学校合唱団の合唱動画『HANABI』も上映される。

 申し込み制定員500人。10月15日(水)締切。(問)市コールセンター【電話】045・664・2525

青葉区 「国勢調査」ネット回答促進 2郵便局が支援ブース

 10月1日時点で国内に住む全ての人、世帯を対象にした5年ごとの統計調査「国勢調査」を国が今秋実施。インターネット回答の利用を促進するため、10月8日(水)まで各地の郵便局に回答を支援するブースを設置している。

 青葉区では、青葉郵便局(荏田西1の7の5)と横浜美しが丘郵便局(美しが丘2の21の10)の2カ所に支援ブースを設置。青色のユニフォームを着たスタッフがインターネット回答をサポートする。ブースにはタブレットも準備されているので、各世帯に配布される調査書類を持参すればその場で回答することができる。

 開設時間は平日の午前9時〜午後4時。郵便局によって異なる可能性があるので事前の確認を。利用者にはオリジナルグッズの配布も。区総務課は「便利で手軽なネット回答。この機会に多くの区民に利用してもらえれば」としている。

(問)国政調査コンタクトセンター【電話】0570・02・5901

横浜市会議事堂(左)(資料写真)

横浜市会 委員会資料を開会と同時にネット公開

 横浜市会は9月9日に始まった第3回定例会から、常任委員会や特別委員会などで使用される資料を委員会開会と同時に市会ホームページで公開することにした。

 委員会資料は市側が市議への説明用として作成している。これまで傍聴席には紙の資料が配布されていたが、ホームページへの資料公開は早くても委員会の翌日となっており、インターネット生中継の視聴者は審議中に資料を確認することができなかった。資料には写真や図が掲載されることもあり、ネット視聴者からは「資料が手元にないと議論の内容が理解しづらい」との声が上がっていた。

 今後は原則として委員会の開会時刻に市会ホームページで資料が公開される。当面の間、傍聴席への紙資料の配布は継続されるという。

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昨年の街角ライブの様子

10月11日・12日 日本最大級のジャズフェス 区内在住ドラマーも出演

 毎秋恒例・日本最大級のジャズフェス「横濱ジャズプロムナード」が10月11日(土)、12日(日)に開催される。主催は横濱 JAZZ PROMENADE 実行委員会。

 今年は横浜で初めてジャズが演奏されてから100年にあたる年。これを記念し、さまざまな特別企画(一部有料)が用意されている。

 当日は、市内のジャズクラブ16カ所で「旬のジャズ」が鑑賞できたり、160のアマチュアバンドが街の公共空間や商業施設で演奏する無料公演「街角ライブ」が行われたりと横浜の街がジャズ一色に。また、両日とも横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホールと関内ホール(小ホール)でライブが実施される。

㏌赤レンガ倉庫

 11日は、横浜市のパートナー都市であるフランクフルト市と台北市から海外バンドを招聘。午後1時からアンケ・ヘルフリッヒ トリオさんによる公演。4時30分からはユーイン・シューさん率いるElektrikkkk5と他1組が出演する。Elektrikkkk5には、区内在住のドラマー・北沢大樹さん=人物風土記で紹介=も登場する。12日は、午後1時から大西順子トリオ、5時からbohemianvoodooが出演。

㏌関内ホール

 関内ホールでは11日、1時30分から薗田憲一さんとデキシーキングスさんの公演、5時からは中村誠一クインテットが出演する。翌12日は3時から井上銘カルテット、6時から板橋文夫ジャズオーケストラ、細井徳太郎・結が公演する。

 ホールライブはチケット制。各日、ステージごとにチケットが必要。

 前売り券の事前購入はカンフェティチケットセンター【電話】050・3092・0051または関内ホールチケットカウンター【電話】045・662・8411(同ホール公演のみ取扱)へ。(問)同実行委員会【電話】045・211・1510

煌めく「絵画の宝石」 あざみ野でガラス絵展示

 若草ガラス絵会による「ガラス絵の仲間たち展」が、アートフォーラムあざみ野 ミニギャラリー(あざみ野南1の17の3)で10月4日(土)まで開催中だ。入場無料。

 ガラスの裏から絵を描く「ガラス絵」は、13〜14世紀にイタリアで生まれ、江戸時代の日本に伝来した。絵具の表面がガラスに覆われ、美しさ、鮮やかさが長く保たれることから「絵画の宝石」とも呼ばれている。同展示会では、天然石を使った作品も含め、50点以上が展示されている。

 開場時間は午前9時から午後9時(日曜5時まで、最終日3時まで)。22日(月)休館。

講師の話を聞く参加者(9月17日、保土ケ谷区公会堂)

「防災をツールに人材スカウトを」 横浜市が町内会担い手確保へ講座

 横浜市は、町内会活動の新たな担い手確保につなげてもらうことを目的にした「自治会町内会担い手発掘・仲間づくり講座」を行っている。

 講座はこれまでに3回実施。9月17日に保土ケ谷公会堂で行った3回目には町内会長ら約90人が参加。東京都三鷹市の町内会長で、住民同士の交流で防災力向上を進めている竹上恭子さんと子育て世代に響く防災企画を行うNPO法人「M―plug」理事の冨川万美さんが実例を語った。

 竹上さんは「防災をツールに活動できそうな人をスカウトしてほしい」と述べ、町内会に加入していない人へのアピール策として、「お茶会に誘うこともある」と自らの取り組みを語った。

 最終の4回目は9月30日(火)午前10時から正午まで、市役所1階の市民協働推進センターで開催。参加無料。申込受付中。問い合わせは市市民局地域活動推進課【電話】045・671・3624。

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鶴見区の「BARDUHN ドイツ デリカテッセン」が販売するソーセージ

横浜市内の商店街12店舗が高島屋に出店 9月24日〜30日「LOVE YOKOHAMA」

 横浜市内の商店街で販売されている菓子や惣菜が販売される企画「LOVE YOKOHAMA」が9月24日(水)から30日(火)まで、横浜高島屋で行われる。

 市経済局が行う「繁盛店づくり支援事業」の一環で、商店街の活性化と販路拡大を目的にしている。24日から27日までの前半は5店舗、28日から30日の後半は7店舗が参加する。

 市は2016年度から同事業を行っており、過去の参加店舗からは「普段とは違う客層にアピールできた」「商品開発の経験値が上がった」などの声が出ている。

 営業時間は午前10時から午後9時。同局は「身近な商店街の店舗の味を楽しんでほしい」と呼びかける。参加店舗と主な販売商品は次の通り。

 ▼24日〜27日▽BARDUHN(バルドゥーン)ドイツ デリカテッセン(鶴見区・鶴見銀座商店街)…無添加ソーセージ食べ比べセット▽黒滝洋菓子店(保土ケ谷区・和田町商店街)…レーズンサンド▽横浜大飯店(中区・横浜中華街発展会)…エッグタルト、中華胡麻団子、マーラーカオ(中華風カステラ)▽スカイキング(保土ケ谷区・天王町商店街)…カツサンド▽南粤(なんえつ)美食(中区・横浜中華街発展会)…南粤翡翠雲呑冷麺▼28日〜30日▽メリハリベイク(保土ケ谷区・星川商店会)…バスクチーズケーキ▽ブランケットドーナツ横浜元町(中区・元町クラフトマンシップ・ストリート)…ドーナツ▽炭火焼とりあえず(保土ケ谷区・星川商店会)…熊本あか牛トモサンカク重▽横浜 反町 ダ・ホーリー(神奈川区・反町駅前通り商店街)…ポルチーニ茸のクリームラザーニャ▽la colline factory(ラ コリーン ファクトリー)(磯子区・洋光台駅前商店街サンモール)…シューラスク▽MAGICAL RELEASE(マジカル リリース)(中区・元町クラフトマンシップ・ストリート)…オーガニックローズ・ハニー▽こまちカフェ(戸塚区・戸塚宿ほのぼの商和会)…こまちカフェのクッキー缶

収穫した稲を手にする前田選手(左)

横浜FC 田奈の田園で稲刈り ホームゲームで限定販売

 J1リーグに所属するサッカークラブ「横浜FC」は、JA横浜、(株)ミツハシと共同で田奈の水田で稲刈りを行った。同クラブは今年5月にも田植えを行っており、今回はその収穫となる。

 同クラブは4年前から横浜市産の米、通称「ハマ米」の生産に着手。地産地消や農業の活性化を目指し、同JAやミツハシの協力の下、田植えや稲刈りに取り組んできた。そうして生産された米は「横浜FC応援米」としてホームゲームなどで販売されている。

 収穫当日はクラブの若手、前田勘太朗選手が参加。作業着に身を包み、関係者らとともに汗を流した。前田選手は初の稲刈りにも関わらず、手慣れた様子で鎌を使い、稲を収穫。紐でまとめて稲を干す「稲架掛け」まで行った。

 作業を終えた前田選手は「力もいるし、腰に負担がくるし、思った以上に大変だった。収穫したハマ米をサポーターの方にも美味しく食べていただければ」と話した。

9月20日、新潟戦

 同クラブは9月20日(土)、ニッパツ三ツ沢球技場でアルビレックス新潟と激突する。現在、降格圏に入っている横浜FC(19位)と新潟(20位)。残留争いに向けて熱戦が期待される。

 また、試合当日は(株)ミツハシ協力の下、「わくわく米米広場」が登場。クイズやミニ脱穀体験、横浜FC応援米の限定販売もある。