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青葉区 人物風土記

公開日:2025.09.25

10月11日の台湾・スペシャルステージにドラマーとして出演する
北沢 大樹さん
荏田北在住 34歳

ジャズで世界へ羽ばたく

 ○…今年は横浜でジャズが演奏されてから100年の年。10月11日、12日のジャズプロムナードではさまざまな企画が用意されている。そんな中、11日の台湾・スペシャルステージにバンド「Elektrikkkk5」のドラマーとして出演。同バンドが日本でライブを行うのは今回が初めて。「歴史の長い横浜のジャズに関われるのはとても光栄。多くの方に来ていただき、ジャズの歴史を聞いて、感じていただければ」

 ○…出身は愛知県豊明市。4歳から始めたピアノは指導者と折り合いが悪く「ずっと辞めたかった」と苦笑する。12歳のころ、母に相談。辞めたい理由を聞かれ、とっさに目に入ったメンバー募集のチラシを見て「ドラムがやりたい」--。「辞める理由に使うだけのつもりが、こんなに長い付き合いになるとは」

 ○…高校在学中もドラムを続ける中、ぼんやりと音楽に携わる仕事がしたいと思い描くように。「洋楽も好きで、英語も得意だったから」。上京を視野に入れるが、「せっかく英語を学ぶなら海外へ」と母から助言をもらい、18歳で単身渡米。「手続きも何もかも自分でやるので大変でした」。入学した短大では恩師と巡り合い、その厳しくも情熱のこもった指導でさらにドラムにのめり込んだ。その後、現地で教員になるべく動いていたが、コロナ禍で頓挫。30歳で帰国した。

 ○…久しぶりの日本は知らない国のようだった。「最初は文化や言語の違いに苦労しました」。帰国して始めたのは、ライブなどで訪れる地域について調べること。「十数年いなかったから、勉強と観光のついでのつもりで」とはにかむ。「しばらくは日本にいる予定。日本を拠点に世界中、飛び回りたい」と白い歯をのぞかせた。

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