大和市は16日、深見小学校（新井隆校長／児童数５３３人）で同日、インフルエンザによる学級閉鎖を決定したと発表した。市内の小中学校でインフルエンザによる学級閉鎖は、今シーズン初めてとなった。

　市の発表によると、対象となったのは５年生クラス27人。このうち８人が風邪症状などを訴えて欠席し、３人がインフルエンザと診断されたため、17日〜19日まで学級閉鎖となった。

　これをうけて、市教育委員会では各校に手洗いやうがいなど感染予防の指導を強化するなど現在、警戒を強めている。

　大和市と綾瀬市を管轄する県厚木保健福祉事務所大和センターによると、インフルエンザの感染者数は、定点あたりの報告数が37週（９月８日〜14日）は県下が０・66だったのに対し、大和市・綾瀬市では同時期が２・86だった。

　定点あたりの報告数は、県内およそ２５０カ所、同センターの管内では７カ所の医療機関が、保健所に報告した週ごとのインフルエンザの患者数から算出する。

　同センターによると、その数値の推移からインフルエンザの流行時期などを判断するという。

　両市の37週の報告数が県下を大幅に上回ったものの、34週（８月19日〜25日）〜36週（９月１日〜７日）はいずれも１未満で県を下回っていた。

　昨年は、インフルエンザによる最初の学級閉鎖は下福田小学校の10月４日〜６日で、今季はそれより２週間ほど早まったことから、担当者は、「週ごとの推移を見守りながら、手洗いやうがい、マスク着用など標準予防策の徹底と継続を」と呼びかける。

　昨年は52週（12月23日〜29日）に管内で65・92を記録し感染者数のピークを迎えた。これからの時期にむけ担当者は「重症化を防ぐ意味でも予防接種も（対策の）選択肢の一つになる」と話す。

予防接種を開始

　市では、10月から65歳以上の市民らを対象に、季節性インフルエンザの予防接種を開始する。昨年より期間を延長し、翌１月末まで受け付ける。

　市内の小中学校では、昨年度に延べ33校・36クラスでインフルエンザによる学級閉鎖があった。

（９月24日起稿）

　○…トレーナーとして一般の生徒をはじめ、アスリートや芸能プロダクションに所属するタレントたちに筋力トレーニングやストレッチ、体幹トレーニングなどの指導を行っている。一方、スポーツ分野の専門学校で教壇に立つなど、後進育成にも熱心だ。活動の原動力は「健康を社会に広めたい」という強い思い。その実現にむけ「個人では限界を感じた」と２０２３年２月、法人を立ち上げた。

　○…株式会社Ｗｉｌｌｎｅｓｓの代表として、９月21日に大和駅周辺を会場に行われた「家族みんなで健幸イベント」を大和市などと共催した。当日は多くの市民らが来場し、ウェルネスヨガ体験や多彩な健康講座が好評を博した。「無事故でイベントを終えることができ何より」とほっと胸を撫でおろす。来年にむけては「継続が重要。大和市の健康寿命を延ばすことに少しでも貢献できたら」と先を見据える。

　○…体を動かすことが好きで、小学１年生の時に「中央林間一輪車クラブ」（現在）に入った。つきみ野中学校、大和高校に進んでからも競技を続け、高校１年生の時に一輪車の国際大会で準優勝、ペアで挑んだ全日本大会では優勝に輝いた。大学生になるとコーチに重きを置き、監督として18年に同クラブを日本一に導いた。指導者として「子どもたちの心身の健やかな育成を第一に、地域とのつながりも大切にしている」

　○…「一生涯青春」をモットーに生きている。常に楽しんで、自分自身も周囲も幸せにしたい。そんな願いが込められた座右の銘だ。活動が多岐にわたるなか、「夫の理解と協力があってこそ」と感謝を口にする。今後も一輪車クラブの指導を続けながら、「生まれ育った大和に健康を広めたい」という。

　大和市にあるＢＳＣバディースポーツクラブのチアリーディング選抜チーム「ＬＵＭＩＮＯＵＳ」は２０２６年４月、アメリカで開催される海外大会「２０２６ Ｔｈｅ ＳＵＭＭＩＴ ＣＨＡＭＰＩＯＮＳＨＩＰＳ」に出場する。

　「みんなのお手本となるような、輝いているチーム」といった意味を持つ同チーム。バディーチアリーディングクラブに所属する人の中から、「チアが好きで上手くなりたい」「大会で優勝を目指したい」という志を持ち、試験に合格したメンバーで構成されている。同チームについて渡邊柚果ヘッドコーチは、「足が長い子が多くタンブリングが美しいチーム。誰が見てもきれいな演技を目指して、日本のチアを盛り上げたい」と話す。

　同チームは今年３月、幕張メッセ（千葉県）で開催された全国選手権大会「ＵＳＡ Ａｌｌ Ｓｔａｒ Ｎａｔｉｏｎａｌｓ２０２５」に初めて出場し、Ｊｕｎｉｏｒ編成Ｃｈｅｅｒｌｅａｄｉｎｇ部門ＬＥＶＥＬ１ Ｍｅｄｉｕｍで３位に。審査員から推薦を受け、海外大会への切符を手にした。

　初めて出場する海外大会では、所属している21人から参加条件を満たしている18人で挑む。キャプテンを務める村田凛々子さん（14）は「海外大会に出場することができ、とてもうれしい。印象に残るような演技をしたい」と話した。注目選手の上島あずみさん（15）は「誰が見てもきれいと思ってもらえる演技が目標」と意気込みを語った。

　桜ヶ丘気功の会（藤本忠生代表）が主催する令和７年度まなびの輪支援事業「心と体と呼吸が整う 健やか気功 無料体験会」が10月14日、28日、11月11日（いずれも火曜日）に桜丘学習センター３０１集会室（福田１の30の１）で開催される。午後１時30分〜３時30分。

　同会は１９９３年４月、大和市に誕生した。現在は50代〜80代までの会員11人が所属。「健康増進を支援し、心身ともに活力ある生活の維持に貢献すること」を目的とし、毎月第２・４火曜日に同センターを拠点に活動している。

　藤本代表（53）は映像制作という仕事柄、重いカメラを持ったり、編集作業で長時間座っているなど体に負担がかかる場面が多かった。日に日に健康を意識するようになり、７年ほど前から気功を習い始め、23年10月に同会に入会。今年５月、前任の推薦を受けて代表となった。気功について「体を動かしながら、呼吸や身体を整えることができる」と魅力を語る。

　当日は指導歴40年以上の経験豊富な講師陣を招き、「体を緩めるセルフマッサージ」や、「気を整えるオリジナル気功太極拳」などを体験することができる。参加無料で、各日５人まで（申し込み順・要予約）。当日は動きやすい服装で、飲み物とタオルを持参。

　藤本代表は「いくつになっても自分の足で歩いていただき、健康的な生活を長く楽しむきっかけとなれば」と話す。

　申し込み・問い合わせは藤本代表【携帯電話】０９０・９８１４・９１６６へ。

　深見神社（山口恵広宮司代務者）で21日、例大祭が行われ、市内各地から10基を超える神輿が集結した。集まった多くの地域住民らはその様子を温かく見届けた。

　同神社では、15日に本殿で例大祭の式典が執り行われ、この日は神輿渡御のほか、およそ５年ぶりに「例大祭余興」も企画された。

　子どもから大人まで楽しめるゲームやアトラクション、境内のステージではものまねショーやダンスなども披露され、集まった人たちは大きな盛り上がりをみせた。

　「赤い靴」や「七つの子」などで知られ「日本の童謡の父」とも呼ばれる作曲家・本居長世の没後80年記念コンサートが10月８日（水）、シリウス１階サブホールで開かれる。午後１時30分開演。入場無料。主催は「本居長世をうたう会」。

　公演を主催する同会は１９９４年に発足した。代表を務める南林間在住の中新井昌子さん（82）はかつて保育士として勤め、子どもたちに「たんぽぽ」や「霜柱」など本居が手がけた童謡を歌って聞かせていたという。

　そんな名曲の数々を愛し、「日本が誇る童謡を次の世代に渡そう」と、中新井さんは同じく南林間在住で本居の三女・若葉さん（故人）を顧問に迎え、同会を立ち上げた。

　発足の翌年、本居の没後50年記念コンサートが市中央文化会館（当時）で開かれた。

　あれから30年。かつては50人を超えた会員はしだいに減少し、平均年齢は70〜80代になった。

　現在、およそ30人の会員が市内外から集まり、毎月第二水曜日、コミュニティセンター鶴間会館（鶴間２の12の35）で歌手の赤岡綾子さんを指導者に練習を続けている。

　来月に控える没後80年記念コンサートでは、第一部で同会の会員らによる合唱のほか、本居の孫でピアニストの金子典子さんも駆け付け、演奏を披露する予定。

　続く第二部では、赤岡さんの歌唱指導のもと、来場者全員で「四丁目の犬」、「青い眼の人形」など本居の代表曲を楽しく合唱する。

　中新井さんは「若い世代の方もぜひお越しください」と話している。

　問い合わせは【電話】０４６・２７４・４１９１中新井さん

　「家族みんなで健幸イベント」（共催／ウェルネスアース協会、（株）Ｗｉｌｌｎｅｓｓ、大和市）が21日、大和駅前広場、東側プロムナード、シリウスの３会場で開かれた。晴天にも恵まれ、多くの来場者でにぎわいをみせた。

　同イベントは、世界１６０カ国以上で同時開催される健康をテーマにした祭典「ワールドウェルネスウィークエンド」の一環として、大和市で初めて行われた。

　開会式には、古谷田力市長、大和商工会議所の本田誠一会頭のほか、「ワールドスポーツ＆ウェルネスウィークエンド」のジャンギ―・ド・ガブリャック総帥も駆け付けた。

　ガブリャック総帥は、日本におけるワールドウェルネスウィークエンドの開催規模はアジア１位、世界でも３位と紹介。大和市での初開催を祝う意味を込め、古谷田市長に表彰状を贈った。

　駅前会場では、誰でも参加できるウェルネスヨガなどがあり、市民らが体を動かし健康について理解を深めた。

　大和市消防本部（中丸剛仁消防長）は９月７日、イトーヨーカドー大和鶴間店で「救急フェア」を開催した＝写真。

　地域住民ら約９００人が参加し、心肺蘇生法や１１９番通報などを体験した。参加者は「親子で学べて良かった」と話していた。

　大和東にある葬儀社「大和式礼」は10月３日（金）、「大和演芸会」を開催する。午後５時開演。

　当日は「笑いと笑顔でこころをつなぐ」をテーマに、歌手の森京子さんや紙切り芸人の三遊亭絵馬さん、バラエティーショーを披露するあご勇さんなどがステージを盛り上げる。　

　入場無料で予約不要。担当者は「心から笑顔になっていただきたい、という思いを込めた演芸会です。誰でも来場可能ですので、ぜひご家族やご友人と来場してもらえれば」と話していた。

　問い合わせは【フリーダイヤル】０１２０・０３０・９３４へ。

　大和警察署（松本和彦署長）は９月21日、イオンモール大和ライトコートで防犯啓発イベントを行った。

　神奈川県警察広報大使を務める芸人のアホマイルド坂本さんを一日警察署長として招き、特殊詐欺や自転車盗難、万引きの抑止対策、県警アプリの登録などを呼び掛けた。来場者との写真撮影に、笑顔で応える場面も見られた。

　アホマイルド坂本さんは「アプリの登録をお願いしましたが、県警察広報大使として当然のことをしたまでです」と話していた。

　

　

　「ＢＬＵＥＧＲＡＳＳ ＣＯＮＣＥＲＴｉｎ大和」が９月28日（日）、シリウスサブホールで開かれる。午前10時開場、10時30分開演。入場無料。主催は大和ブルーグラスアソシエーション。

　ブルーグラス音楽とは米国発祥のジャンルで、アコースティック楽器による演奏が特徴。当日は「土屋きみやす＆笹部益生バンド」など出演多数。問い合わせはメールsomemura@mug.biglobe.ne.jpへ。　

　大和市内の店舗がその魅力や特徴をＰＲし、市民の一票で大賞店を決める「やまと街中行ってみたいお店大賞２０２５」が11月30日（日）まで、投票を受け付けている。主催は、やまと街中お気に入りお店大賞実行委員会と、大和商工会議所。

　６回目を迎える今回は「飲食業部門」に16店舗、「小売・サービス業部門」に15店舗の計31店舗がエントリーしている。

　投票は大和商工会議所（中央５の１の４）に設置された投票用紙を記入するほか、ファックス（【FAX】０４６・２６４・０３９１）での投票や、ウェブ投票（『やまと街中行ってみたいお店大賞』で検索）でも受け付ける。さらに、Ｆａｃｅｂｏｏｋ、Ｉｎｓｔａｇｒａｍ、Ｔｈｒｅａｄｓ、Ｘなど、ＳＮＳでの「いいね」も１票にカウントされる仕組みとなっている。（問）同会議所【電話】０４６・２６３・９１１２