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公開日:2025.09.26
インフルエンザ
小学校で学級閉鎖
昨年より2週間早く
大和市は16日、深見小学校(新井隆校長/児童数533人)で同日、インフルエンザによる学級閉鎖を決定したと発表した。市内の小中学校でインフルエンザによる学級閉鎖は、今シーズン初めてとなった。
市の発表によると、対象となったのは5年生クラス27人。このうち8人が風邪症状などを訴えて欠席し、3人がインフルエンザと診断されたため、17日〜19日まで学級閉鎖となった。
これをうけて、市教育委員会では各校に手洗いやうがいなど感染予防の指導を強化するなど現在、警戒を強めている。
大和市と綾瀬市を管轄する県厚木保健福祉事務所大和センターによると、インフルエンザの感染者数は、定点あたりの報告数が37週(9月8日〜14日)は県下が0・66だったのに対し、大和市・綾瀬市では同時期が2・86だった。
定点あたりの報告数は、県内およそ250カ所、同センターの管内では7カ所の医療機関が、保健所に報告した週ごとのインフルエンザの患者数から算出する。
同センターによると、その数値の推移からインフルエンザの流行時期などを判断するという。
両市の37週の報告数が県下を大幅に上回ったものの、34週(8月19日〜25日)〜36週(9月1日〜7日)はいずれも1未満で県を下回っていた。
昨年は、インフルエンザによる最初の学級閉鎖は下福田小学校の10月4日〜6日で、今季はそれより2週間ほど早まったことから、担当者は、「週ごとの推移を見守りながら、手洗いやうがい、マスク着用など標準予防策の徹底と継続を」と呼びかける。
昨年は52週(12月23日〜29日)に管内で65・92を記録し感染者数のピークを迎えた。これからの時期にむけ担当者は「重症化を防ぐ意味でも予防接種も(対策の)選択肢の一つになる」と話す。
予防接種を開始
市では、10月から65歳以上の市民らを対象に、季節性インフルエンザの予防接種を開始する。昨年より期間を延長し、翌1月末まで受け付ける。
市内の小中学校では、昨年度に延べ33校・36クラスでインフルエンザによる学級閉鎖があった。
(9月24日起稿)
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