港南区・栄区版【10月30日(木)号】

港南区・栄区基準地価 最戸1丁目が住宅最高値 両区、駅近が高評価

県はこのほど、「令和7年神奈川県地価調査結果」のなかで「基準地価格一覧」を発表した。港南区・栄区の合計31地点における住宅地の最高値は昨年に引き続き、「港南区最戸1の20の20」で、40万4千円となった。

基準値価格は毎年7月1日時点での各地点の価格を不動産鑑定士が判断し、発表されるもの。

今回の基準地は港南区の住宅地が14、商業地が4の合計18地点。栄区は住宅地が11、商業地が2で合計13地点だった。

港南区の住宅地で最も高額なのは上大岡駅の北側に位置する「最戸1の20の20」。1平方メートル当たり、40万4千円を記録した。商業地では「上大岡西1の14の6」で170万円だった。栄区の住宅地では本郷台駅近くの「小菅ケ谷1の12の15」の33万1千円が最も高く、商業地では「公田町字中耕地497番7(地番)」の31万7千円だった。昨年と比較して、両区共に最高値の住宅地・商業地に変わりはなかった。

10年前から堅調に推移

港南区の住宅地の平均値は約21万2千円(100の位以下は四捨五入)、商業地は75万5千円(同)。栄区の住宅地は20万3千円(同)、商業地は28万8千円(同)となっている。両区の値は10年前の平均と比較するとそれぞれ、2万円から4万円ほどの上昇がみられ、堅調に推移していることが分かる。

一方、港南区の商業地だけは10年前の平均値と比べて、約2倍の値となっている。原因として「上大岡西1の14の6」が2024年から基準地に追加されたことがあげられる。同地点は同年に150万円を記録しており、2年連続で両区の商業地で1番高い値を記録している。

また、上大岡西は駅周辺の再開発事業の対象であるC北地区が含まれている(2026年着工予定)ことから、今後も高値を記録することが予想される。
チラシを持つ左から君野さん、熊川さん、村井さん

庄戸小6年2組 焼き菓子で「浜なし」PR 栄区の果樹園、店舗が協力

栄区の横浜市立庄戸小学校の6年2組児童が校舎近くで栽培されている「浜なし」の魅力をPRするために区内の洋菓子店らと協力し、焼き菓子を考案した。児童らは11月、地域イベントなどで開発した商品を販売する。

横浜市内で生産されたナシのブランド名「浜なし」--。栄区、港南区でJA横浜果樹部に加盟し、「浜なし」を育てているのは同小学校から約1Kmの場所にある森果樹園だけ。6年2組の児童27人は「総合的な学習の時間」で浜なしの魅力を伝えるにはどうすればよいのかを学んでいた。

7月下旬頃に小学校から相談を受けた森果樹園の森和美さんが、8月下旬に児童に対して出前授業を実施。栽培工程や、廃棄される規格外品を使用し、洋菓子店などで新たに加工販売していることを児童に話すと「私たちも、そのナシを使ってみたい」という展開に。

児童らは桂台南の洋菓子店「ラ コリーン アトリエ カフェ桂台」に連絡し、協力を得た。9月上旬同店の久留美登里さんらが来校し、「規格外浜なし」を使ったパイとマドレーヌを作ることが決定した。

森さんは廃棄予定の浜なし約37kgを同店に提供。甘いコンポートなどに加工し生まれ変わった。児童はそれぞれ、実行委員、新聞係、看板製作などと役割を分担し、現在、商品販売のPR活動を実施中だ。

児童らは11月11日(火)、森果樹園(午前10時半頃)でパイとマドレーヌを販売。共に1個350円税込。また、15日(土)には上郷地区センターで開催される「キラキラフェスタ」でも販売予定だ。実行委員の熊川詩万さんは「皆に美味しく食べてもらいたい」と笑顔で話す。

同カフェでは11月1日(土)〜3日(月)(午前10時〜)にパイとマドレーヌに加え、浜なしクレープ、浜なしゼリーを限定販売する。

横浜市 インフルエンザの流行注意報発令 栄区が感染最多 15歳未満が約8割

 横浜市は10月29日、インフルエンザ流行注意報を発令した。

 市の感染症発生動向調査によると、10月20日から26日までの1週間で、市内の定点医療機関あたりの患者報告数が11・07人となり、注意報発令の目安となる10・00人を超えた。13日から19日の週は5・44人で1週間で倍以上に増えた。昨シーズンの市内の注意報発令は12月19日だった。

 年齢別では10歳未満が全体の51・5%、15歳未満が79・1%を占めており、子どもを中心に感染が拡大している。学級閉鎖は小学校を中心に47施設、患者数は625人に達している。

 区別では、栄区が37・00人で最多。瀬谷区の25・33人、鶴見区の20・14人と続く。最少は中区の2・50人。

 市は、咳エチケットやこまめな手洗い、十分な休養とバランスの良い食事、室内の適切な湿度(50〜60%)管理と換気を呼びかけている。重症化予防のためのワクチン接種も推奨し、高齢者向けの予防接種は10月から始まっている。

11月1日 こうなん子どもゆめワールド 港南ふれあい公園

 次世代を担う子どもたちの健全な成長と地域における異世代・国際交流の推進を目的とした「こうなん子どもゆめワールド2025」が、11月1日(土)午前10時から午後3時まで、港南ふれあい公園で開催される。港南区の子どもたちと地域住民などが、主体となり企画・運営する、区内最大級の地域交流イベント。主催はこうなん子どもゆめワールド実行委員会(古屋文雄委員長)。

多彩な企画

 イベントでは、子どもたちによるステージ発表や、区内のさまざまな団体、企業、地域住民によるブースが50店以上並ぶ。ステージ司会やブーススタッフを子どもたちが務める点が特徴。横浜ビー・コルセアーズのチアリーダーズ「B-ROSE」のパフォーマンスも披露され、トップスポーツチームとのコラボレーションが実現する。ステージプログラム詳細は左記参照。

メタバース会場も

 リアル会場に加え、メタバース会場も11月1日(土)から11月30日(日)まで公開される。スマートフォンやパソコンから誰でもアクセスでき、AI83太郎(港南ひまわり83運動のマスコットキャラ)による会場探索、ミニゲーム、プロサッカー選手の応援メッセージ動画、作品展、スタンプラリーなど、多彩なコンテンツが用意されている。

「ひまわりフェスタ」

 港南中央駅周辺施設では「ひまわりフェスタ2025」も同時開催。スタンプラリーで記念品が配布される。来場には公共交通機関の利用が推奨されており、「自家用車、自転車での来場は控えてほしい」と主催者。
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11月2日 栄区民まつり 県警察学校グラウンド

 栄区最大級のイベントである「第26回栄区民まつり」が11月2日(日)、神奈川県警察学校グラウンド(栄区桂町22の2)で開催される。時間は午前10時から午後3時まで。栄区民まつり実行委員会(細田利明会長)が主催する同イベントは、地域のつながりを深め、世代を超えた交流を育むことを目的とする。

 今年は初めて神奈川県警察学校を会場とする同イベント。広々とした敷地の中で多様な企画が展開される。

60団体が出展

 当日は60のブースが出展。区内の企業・団体に加え、栄区の友好交流都市である長野県栄村(キノコ汁など)や山形県高畠町(芋煮など)、青森県南部町(りんごなどの農産物)も参加する。

 会場北側の「こどもの笑顔満開ゾーン」ではミニSLへの乗車体験、スポーツ体験を実施。さらに横浜建設業協会栄区会、栄消防団・栄消防署などによる、工事用車両や消防車などが展示される。

 また、会場では「タッチーくんスタンプラリー」も実施される。会場で配布されるプログラムにあるスタンプカードを持って、会場内の「タッチーくんスタンプラリー協力ブース」を回ると先着800人で景品との引き換えが可能だ。

多様な団体がステージ披露

「笑顔と花の輝きステージ」では、午前9時40分に開会式が行われた後、神奈川県警察音楽隊や本郷中学校吹奏楽部による演奏、地元団体によるダンスなどが披露される。加えて、午前10時40分からは「栄区こども青少年スポーツ・文化活動表彰」が行われる。

 会場には駐車場・駐輪場が無いため、主催者は公共交通機関での来場を推奨している。雨天時実施の有無については栄区ホームページで確認を。
防犯寸劇で手口を紹介

栄警察 公会堂で防犯よびかけ 寸劇で詐欺の手口を伝授

 栄警察署と栄防犯協会は10月11日、栄公会堂で防犯意識の高揚を目的としたイベント「栄防犯のつどい」を開催した。

 当日は、防犯に取り組む市民・団体に対して、(公社)神奈川県防犯協会連合会長と県警本部長から連名で贈られる感謝状などを含む、表彰伝達が行われた。

 また、詐欺被害にあうまでの過程を表現した防犯寸劇が防犯指導員によって披露された。警察官を偽る詐欺グループが「事件の調査の一環」などといってSNSで連絡を取るように求め、個人情報を聞き出したりする手口を軽快な演技で紹介。寸劇の後、防犯指導員は「警察官がいきなり金銭を要求することはない」と来場者に呼びかけた。
1グループ貸切でゆったり過ごせる

快適な空間で競馬を楽しもう ウインズ横浜 プライベートエリアに招待 11月〜12月の応募受付中

 ウインズ横浜内に12月までの期間限定で「プライベートエリア」がオープン。「UMACA会員」限定で1日1組を招待する。UMACA会員(当日入会OK※入会金・年会費永年無料)が対象。現在11月15・16・22・23・24日(GI開催週)全5日間の応募を11月2日まで受け付けている。

 広々としたプライベート空間で、レース実況とオッズ用モニター、馬券購入機を完備。アルコールなど飲食の持ち込みも自由で、グループみんなでわいわい楽しめる。冷蔵庫や電子レンジ、ポットも完備。競馬専門紙、スポーツ紙も数部用意されており、至れり尽くせりの内容だ。

 4〜6人のグループ(参加者全員20歳以上)で参加。応募は専用サイトで。希望者多数の場合、月ごとに抽選。
檀上で方針を語る竹前理事長

市シルバー人材センター 設立45周年祝う記念式典 高齢者の働き方が変化

 10月に設立から45周年を迎えた公益財団法人横浜市シルバー人材センター(竹前大理事長)は同月16日、中区の県民共済みらいホールで周年記念式典を開催した。会場には200人以上が訪れ、会員の表彰やゲストによる講演などが行われた。

 1980年に中区で設立された同法人。1997年から今年3月まで上大岡に本部が置かれていたが、4月からは横浜市技能文化会館に本部機能を移している。これまで企業や行政などから委託された仕事を会員に紹介。現在の会員数は約1万人となっている。

 式典冒頭、竹前理事長は「ITスキルや語学力を備えた高齢者が増えていることから、オフィスワークを希望する会員が増えている」と近年の傾向に触れ、「今後はこれまで扱ってきた剪定などに加え、多様な仕事を紹介できるようにしていく」と今後の方針を述べた。

 その後は25年以上同法人で仕事を続け、顕著な貢献が見られた会員に向けて、表彰状の授与があった。続いて、公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団の石橋智昭研究部長が「高齢期の就業と健康維持効果」、芥川賞作家で神奈川近代文学館の荻野アンナ館長による両親の介護体験についての講演が行われた。

 また、式典の最後には山中竹春市長が駆けつけ、「会員の皆さんの活躍が地域の活性化につながる。これからも元気に活動して欲しい」と呼びかけた。

会見で共同メッセージを発表する黒岩知事(中央)と右から山口会長、吉田会長、(1人おいて)鈴木会長(10月27日、県庁)

病院経営危機で神奈川県と医療関係団体が共同メッセージ 「このままでは立ちゆかない」

 神奈川県と県内の医療関係3団体は10月27日、県内の病院が深刻な経営危機に直面していることを訴える共同メッセージを発表した。

 メッセージは「『いのち』を守る病院を、地域のみんなで支えるために〜『Save Our Hospital!』」と題したもので、県と県病院協会、県医師会、県精神科病院協会の4者が連名で出した。

 同日、県庁で記者会見があり、黒岩祐治知事は「病院の約7割が赤字経営で病院の経営は苦しい状況」と現状を説明。県病院協会の吉田勝明会長は「病院は内部留保が少なく、銀行からの融資で経営がつながっている状態。最新の医療機器を買えず、県民に迷惑がかかってしまう」と苦しい状況を訴えた。県医師会の鈴木紳一郎会長は「診療報酬が上がらず、このままでは地域の病院も診療所も立ちゆかなくなる」、県精神科病院協会の山口哲顕会長は「物価高で経営危機が加速している」とそれぞれ危機感を示した。

 高市首相は24日の所信表明演説で診療報酬の改定に賃上げや物価高を反映させるのと同時に、改定を待たずに医療機関へ補助金を出す方針を明らかにしている。

 黒岩知事は「診療報酬改定の議論が大詰めということもあり、メッセージを出した」と意義を説明。県民に▽病院は経営危機に直面し、医療資源には限りがあることへの理解▽救急医療の適正利用とかながわ救急相談センター(♯7119)の活用▽医療事務職や看護補助者としての勤務――への協力を求めた。
啓発グッズを配る山本さん

フリーアナ・山本さん 上大岡で詐欺撲滅 訴え 県警、LPガス協会がキャンペーン

 神奈川県警と(公社)神奈川県LPガス協会は10月14日、上大岡駅近くのエンターテイメント施設アカフーパーク内イベントスぺ―スにて、「サギ撲滅キャンペーン」を行った。

 当日は、横浜市出身のフリーアナウンサー山本萩子さんが登場。港南警察署の徳原太朗署長からサギ撲滅大使に任命され、その後はステージ上で防犯をテーマにフリートークを行った。県内の特殊詐欺の被害件数が昨年と比較して急増していることに触れ、「知らない番号に出ないことが大切」と来場者に呼びかけた。キャンペーンの最後には自ら啓発グッズを配布。多くの来場者が受け取っていた。

 県警と県LPガス協会はこれまで啓発チラシ作成や県内各所での防犯イベントの実施などで、協力してきた。今回のキャンペーンは、10月11日から20日にあった「安全・安心まちづくり旬間」にあわせた取り組み。

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「ケルヒャー」の高圧洗浄機

横浜市のふるさと納税返礼品に「ケルヒャー」追加

 横浜市は、ふるさと納税の返礼品として、市内に本社や開発拠点を持つ企業の家電製品を新たに追加した。

 日本法人の本社が港北区にある「ケルヒャー」の収納一体型の高圧洗浄機「K Mini」(寄付金額9万円)や家庭用ハンディクリーナー「CVH 3 Plus」(同4万7千円)、神奈川区に本社を構えるJVCケンウッドが展開する「Victor」ブランドのワイヤレスイヤホン「HA-NP1T」(同5万円)などが追加された。

 市は「最先端の技術と洗練されたデザインが融合した高品質な製品をふるさと納税で手にしませんか」と呼びかけている。

退任する大久保副市長

横浜市 大久保副市長が退任へ 後任に鈴木都市整備局長

 横浜市の大久保智子副市長が10月31日付で退任し、後任に都市整備局長の鈴木和宏氏が11月1日付で就任することになった。10月23日の市会本会議でいずれの人事案も同意された。

 大久保氏は西区長、総務局長、水道局長を経て2022年4月に副市長に就任。任期は来年3月末までだったが、本人からの申し出によって退任となる。

 11月以降の副市長は、平原敏英氏、伊地知英弘氏、佐藤広毅氏に鈴木氏を加えた体制となる。

4人全員男性に

 4人の副市長が全員男性となることに関し、23日の本会議で共産党の白井正子議員=港北区=から「なぜ女性副市長にしなかったのか」との質問が出た。山中竹春市長は「適材適所となるよう、ふさわしい人材を選出した」と答弁。続けて白井氏は、山中市長就任時の22年に10人いた女性区長・局長が現在は9人である点に触れ、市が中期計画で掲げている女性管理職登用の加速をどう実現させるかを聞いた。山中市長は、区長・局長の候補となる部長級の女性職員が就任時の39人から80人に倍増しているとし、「経営責任職への女性の登用は大きく進んでいる」との認識を示した。

会見に臨む山中市長

山中市長、高市内閣誕生で大都市制度の議論推進に期待

 横浜市の山中竹春市長は10月23日の定例会見で、高市内閣の誕生によって「副首都構想」が今後の国会で議論される見通しであることに関し、「硬直的な地方自治を今後も続けるのかを議論してほしい」と述べ、横浜市などの政令市が導入を訴える「特別市」を含む大都市制度に関する議論を進める契機との認識を示した。

 副首都構想は、自民党と連立を組んだ日本維新の会が主張している。山中市長は新内閣が発足した21日に「副首都構想を含む大都市制度に関する国民的議論の推進を期待する」とのコメントを発表していた。

 会見で山中市長は、「東京一極集中の是正に向け、多極分散社会と力強い地方都市を実現することが必要」と従来の考えを述べた。続けて「そのための方法として、副首都構想や特別市、その他の方法がある」とし、「硬直的な地方自治を今後も続けるのか。それが日本の成長を妨げることにならないか。国会などを通じて国民の中で議論してほしい」と語った。

日産スタジアム命名権問題 日産が10月中に回答へ

 港北区の横浜国際総合競技場(日産スタジアム)の命名権(ネーミングライツ)契約に関し、横浜市の山中竹春市長は10月23日の定例会見で、交渉を続ける日産自動車から10月中に回答があるとの見通しを示した。

 命名権契約を巡っては、日産が契約が切れる来年3月以降、年間5千万円の1年契約を市に求め、一度は市が応じる方針を示した。しかし、9月26日の会見で山中市長が「手続きに問題があった。見通しが甘かった」と担当局に再検討を命じたことを明らかにしていた。

 市と日産の協議は続いており、23日の会見で山中市長は「今月中に日産から正式回答をいただけることになっている。まずはその回答を待ちたい」と述べた。

蝶野さんを起用したポスター

詐欺被害防げ 蝶野正洋さんがポスターで啓発 横浜市、市内に8千枚掲出

 横浜市は悪質商法や特殊詐欺の被害を防ぐため、プロレスラーの蝶野正洋さんを起用した啓発ポスターを制作し、市内に約8千枚掲出する。

 この取り組みは神奈川県警と連携したもの。ポスターは高齢者向け、若年層向け、全年齢向けの3種類を用意。世代別に多い被害事例を紹介している。いずれも、蝶野さんの写真が大きく使われ、「恥ずかしがらずにすぐに相談を」などと注意を呼びかけている。

 ポスターは商店街や薬局、学校、福祉施設、公共施設など、約2200カ所に約8千枚が掲出される予定。市のサイトからダウンロードも可能。

 蝶野さんはこれまでも、認知症啓発や防犯、防災に関する市や県警のイベントに数多く参加している。ポスターを作った市経済局は「親しみやすい蝶野さんのポスターで消費者トラブルを防げれば」としている。

egaoフェスティバルのチラシ

10月25日 本郷台駅前でegaoフェス テーマは「心踊る 体踊る ダンス ダンス ダンス」

 「心踊る 体踊る ダンス ダンス ダンス」をテーマとしたイベント「egaoフェスティバル」が10月25日(土)、本郷台駅前広場と本郷台駅前公園で開催される。さかえegaoプロジェクトと本郷台駅前アーケード商店街協同組合の共催。

 イベントは午前9時半から午後4時半まで。春日一番太鼓がフェスティバルの口火を切る。パフォーマンスステージではフラダンスやギター演奏、キーボードの弾き語りなどが予定されている。また、プロダンサー「タムタム」によるへんてこダンス教室(午前11時〜、午後2時45分〜)も開催。午後3時45分からは、ねんねん&スペシャルゲストの「お笑いライブ」が予定されている。雨天時は翌日、26日(日)に延期。