大和版【11月7日(金)号】
あいさつに立つ藤岡実行委員長(左)=10月29日・大和商工会議所

神奈川大和阿波おどり 半世紀の節目へ始動 次回大会は7月25・26日

 2026年で50周年を迎える神奈川大和阿波おどり(主催/神奈川大和阿波おどり振興協会)の第1回実行委員会が10月29日、大和商工会議所で開かれた。節目となる第50回記念大会にむけた初会合となり、集まったおよそ30人の委員らは日程などを話し合った。本大会は7月25日(土)・26日(日)に開催する方針が固まった。

 第1回実行委員会は、来年の記念大会にむけて例年よりも日程を前倒しして開かれ、栗城健会長((株)ジェー・アール・シー)、長谷川雄一副会長(和興建清(株))、梅澤宏之郎副会長((有)つたや中川)、藤岡博実行委員長((有)ふじや商店)の三役が顔をそろえた。

 栗城会長は冒頭、阿波おどりの本場である徳島や「日本三大阿波おどり」に数えられる東京高円寺などからの出演も打診中と明かし、「第50回記念大会を大いに盛り上げていきたい」とあいさつ。今後、イベントの周知活動にも力を入れ、「『大和の阿波おどり』を市民の共通言語にしていきたい」と集まった委員らに呼びかけた。

 この日は第50回大会の日程やイベント協賛、記念誌の作成などが話し合われた。記念大会を巡っては、猛暑を考慮して秋開催なども検討されたが、実行委員会では他の行事との兼ね合いも踏まえ、暑さ対策を前提に本大会を26年7月25日(土)・26日(日)、プレイベントとなる「ぞめき大和2026」を7月12日(日)に開催する方針を確認した。

良い形で次世代に

 今回から実行委員長を務める藤岡実行委員長は、阿波おどり発祥の地である新橋通り商店街「新橋会」の会長を務める。父の道雄さん(享年58)は新橋連の初代連長を務めるなど、阿波おどりとゆかりがある。

 本紙の取材に藤岡実行委員長は「大和の阿波おどりを支えてこられた先輩方の思いを受け継ぎたい」と述べ、「大和が誇るイベントを良い形で次世代に渡していきたい」と意気込みを語った。
(右から)片倉副会頭、本田会頭、新村副会頭、石見副会頭、栗城副会頭、山下専務理事=4日・大和商工会議所

大和商工会議所 本田会頭、2期目へ 副会頭に新任2氏

 大和商工会議所の臨時議員総会が4日、同会議所で開かれ、任期満了に伴う役員の改選が行われた。会頭に本田誠一氏(75・(有)髪工房ホンダ代表取締役)が再任されたほか、副会頭には石見邦夫氏(76・(株)ミトリ代表取締役会長)と栗城健氏(56・(株)ジェー・アール・シー代表取締役)、専務理事には山下賀津雄氏(62)がそれぞれ新任された。

 臨時議員総会には、54人の議員が出席し、古谷田力市長や山田己智恵市議会議長らも駆け付けた。22年11月、サービス業部会からは初となる会頭に就任した本田会頭は、出席者の支持を受けて2期目に選任された。

 会頭選任後、副会頭と専務理事を選任する議案が提出され、副会頭には片倉忠雄氏(81・(株)日荷倉庫取締役会長)と新村千成氏(54・ロジフォワード(株)代表取締役)が再任。石見氏と栗城氏が新たに選任された。

 総会では今年10月まで副会頭を務めた長谷川賢太郎氏(82・(有)さがみ水産代表取締役)と橋本日吉氏(75・(株)東邦通信システムズ代表取締役)に感謝状が贈られた。

 新体制となり本田会頭は「会員の期待に応える商工会議所、地域になくてはならない組織」の構築に意欲を示した。

 正副会頭、専務理事を除く新役員は次の通り(順不同・敬称略)。

▽監事/宮東悠(88・(株)クドウ取締役会長)、小林貢(73・小林公認会計士事務所所長)、桑原治夫(76・日本エートス(株)代表取締役会長)

 任期は28年10月31日までの3年間。

ガールスカウト神奈川県第19団の団委員長を務める 網野 紀代美さん 西鶴間在勤 66歳

何かを与えられる人に

 ○…市内で唯一のガールスカウトとして、大和駅や鶴間駅、南林間駅前などで、世界の子どもたちを支援するためのユニセフ募金活動を実施した。活動を通じて、「世界中の困っていたり、苦しんでいたり、貧困の中で生活している子どもたちがいることを学んでほしい」と期待を寄せる。同時に「自分たちがどれほど恵まれているかを理解し、周りの人たちに何かを与えられる人に成長してほしい」と願う。

 ○…静岡市清水区の出身。生まれ育った場所は「ちびまる子ちゃん」の舞台で、原作者は小中高の後輩だったという。「日曜日の夕方にテレビを観ていると懐かしく思う」と笑顔を見せる。人生の転機になったのは高校生の時。特別支援学校の「ねむの木学園」を創立した宮城まり子(1927〜2020)の本を読み、感銘を受け、「障がいのある人のために働きたい」と踏み出した。

 ○…大学卒業後は、地元で特別養護学校の教員として勤務した。結婚を機に再び上京。長女の通う幼稚園を探している時に運動会を見学していると、「遊びの中に教育がある理想的な幼稚園」を南林間に見つけた。これをきっかけに大和市に携わるように。長女と次女が卒園後にガールスカウトに入団し、気づけば20年以上団委員長を務めてきた。「続けてこられたのは皆のおかげ」

 ○…普段は、障がいのある人や高齢者の支援を行う「ワーカーズ・コレクティブ想」の理事長としての顔も持つ。家に帰るとアーティストの「推し活」とすき間時間の漫画でリフレッシュ。「学生ものを読むと『こんな青春を送りたかった』と思う」と笑顔。これからも団委員長として「自分で考え行動する『生きる力』を身に付けてほしい」と子どもたちの育成に力を入れていく。

かわいい仮装姿に笑顔 ハロウィーンの催し盛況

 ハロウィーンイベント「HALLOWEEN PARADE」が10月31日、大和駅周辺で開催され、600人を超える子どもたちがかわいい仮装姿で参加した=写真。

 大和駅周辺ハロウィンパレード実行委員会が主催した。集まった子どもたちは商店街などをまわり、各所でお菓子をもらいながら大人たちと交流を深めた。
来場を呼びかける金子会長

大和民謡民舞協会 多彩な演目を披露 9日に「秋の集い」

 今年で創立50周年を迎える「大和民謡民舞協会」(金子直勝会長)が11月9日(日)、シリウス1階のメインホールで第95回「大和民謡民舞協会秋の集い」を開催する。当日は民謡や歌謡、舞踊のほか、フラダンスやキッズダンスなど様々な演目が用意されている。

 金子会長によると、同協会は1974年、大和市の民謡や民舞の発展を図ることを目的に有志らが立ち上げた。現在は民謡や舞踊など、12会派が所属している。

 2022年、同協会の会長が亡くなり会の存続が危ぶまれる中、別の団体で会長を務めていた金子会長に声がかかった。「まずは会の流れを知ろう」と入会し、昨年会長に就任した。

発表の機会を

 秋の集いについて「各会派が独自で発表会を実施することが難しくなっている」と金子会長。「この発表会で大きな舞台に立ち、日頃の練習の成果を披露してもらえれば」と話し、同協会に所属していない人でも参加できる催しとなっている。

 当日は民謡や歌謡、舞踊、フラダンスのほか、キッズダンスなど70以上の多彩な演目が披露される。オープニングとフィナーレの「音頭」では、会場全員で楽しむことができる。

 さらに、創立50周年を記念し、式典では同協会の功労者に感謝状を贈呈する予定だ。金子会長は「多くの方が楽しめる発表会となっている。ぜひお越しいただければ」と呼びかける。

 午前10時10分開演(9時40分開場)で、終演は午後4時を予定。入場は無料(出入自由)。

 (問)早川さん【携帯電話】090・4819・7255
駅前で呼びかける団員たち=提供

世界の子どものために ガールスカウト寄付募る

 ガールスカウト神奈川県第19団(網野紀代美団委員長=人物風土記で紹介)で活動する小学生から高校生までの45人がこのほど、小田急線の大和駅や南林間駅など5カ所でユニセフ募金の呼びかけを行った。

 これは毎年行われている活動で、団員らは毎年世界の子どもがどのような問題に直面しているかなどの世界情勢を学び、募金を呼びかけてきた。

 網野団委員長は「自分たちが、どれだけ恵まれている環境なのかを理解した上で、周りの人たちのために何ができるかを考えてほしい」と話していた。

 この日集まった浄財は15万2775円で、(公財)日本ユニセフ協会に寄託された。

上和田団地でこども食堂を

 こども食堂「ダイニングキッチンひまわり」が11月23日(日)、上和田団地内「ひだまり」で開催される。午前11時30分〜午後1時30分。主催は社会福祉法人多心会特別養護老人ホームひまわりの郷。

 当日はカレーライスが用意され、子ども(中学生以下)は無料で、大人は100円で食べることができる。申し込みは不要で、誰でも参加可能。

 当日のボランティアや食材提供なども募集している。

 (問)ひまわりの郷【電話】046・201・0310。
贈呈式の様子=提供

市が感謝状を贈呈 企業版ふるさと納税に

 大和市は10月28日、市役所で株式会社シンコーワ(古市治希代表取締役・本社/名古屋市)に感謝状を贈呈した。

 これは10月21日に同社が地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用し、地域コミュニティ活動支援事業に対して、350万円を市に寄付したことを受けて行われた。同社は道路交通インフラ企業で、関東営業所が市内福田にある。

 贈呈式で古市代表取締役は「経営理念である『ともに』のとおり、大和市と一緒に地域の発展に貢献していきたい」と話した。

 これに対し古谷田市長は「頂いた寄付金は、地域住民の交流を図ることなどに使わせていただきます」と感謝を述べた。
宮下太鼓連のステージの様子=2日・深見南会館

笑顔の花咲く 「敬老のつどい」

 市コミュニティセンター深見南会館で2日、「敬老のつどい」が開かれ、地域に暮らす多くの高齢者が会場を埋めた。

 市コミュニティセンター深見南会館管理運営委員会の主催で行われた。ステージでは踊りや歌が披露され、来場者は手拍子などで応じ、多くの笑顔が見られた。

 イベントの最後を飾ったのは地元で活動する「宮下太鼓連」。獅子舞などを披露し、会場を盛り上げていた。
来年3月末まで設置予定

紅白の輪で合格願う 大和天満宮

 大和天満宮(大和南)で今年も「智の輪」が設置されている。来年3月頃まで、土・日を主に設けられる予定だ。

 同宮は「学問の神様」として知られている菅原道真公を祀っている。紅白の智の輪には、「受験生や就職試験などに挑む人々が無事に合格できるように」という思いが込められている。

 合格祈願の際のくぐり方は、まず正面で一礼し、「合格できますように」と願いを込め、本殿に向かって一度だけ輪をまたいで進む。「一発、一回で合格」という意味があり、学生だけでなく、幅広い年代の人々が訪れ、輪をくぐっていくという。同宮は「御礼参りに来ていただいた際は、ぜひ絵馬にも書いて文字に残してもらえるとうれしい」と話す。
優勝した大和クラブジュニア(上)と下福田南スターズ(下)

2チームが優勝 コスドンカップ

 第2回「コスドンカップ(令和7年秋季第59回大和市学童軟式野球大会、第45回県央・県北学童軟式野球大会大和市代表決定予選会)」がこのほど、市内の野球場で開催された。(一社)大和市野球連盟育成部の主催。特別協賛は株式会社小菅不動産。Aクラス(6年生以下)で大和クラブジュニアが、Cクラス(4年生以下)では下福田南スターズが優勝した。

 Aクラスの決勝は、大和クラブジュニアと桜森ベアーズが対戦。大和クラブジュニアの打線が爆発し、2回と3回で合計10得点を挙げ、12対1で優勝した。

 この結果を受け大和クラブジュニアは、11月22日(土)に試合が実施される、第45回「県央・県北学童軟式野球大会」に大和市代表として出場する。

 Cクラスの決勝では、下福田南スターズと北大和ドリームスが対戦。下福田南スターズが打線を繋いで点を取り、リードする展開となった。北大和ドリームスの猛追もあったが、あと一歩のところで振り切り、11対9で優勝となった。
<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

出店募集 冬のフリマ 11月18日受付

 「冬のフリマフェスタ」(主催/大和駅周辺商店会会長会)が12月7日(日)、大和駅前の東西プロムナードで開かれる。午前10時〜午後3時30分。

 これに先立ち、11月18日(火)には大和商工会議所(中央5の1の4)でフリーマーケットと手作り市の出店を受け付ける。午前10時〜午後1時。

 フリマは1コマ(2m×2m)1500円で2コマまで。プロは不可。手作り市は1コマ(同)3千円。いずれも16歳以上、駐車場なし。雨天中止の場合、フリマは500円、手作り市は1500円を返金する。

 11月18日(火)〜20日(木)はファックスで受け付ける。大和駅周辺商店会会長会のホームページから申込書をダウンロードし、必要事項を記入の上記載のファックス番号に送信して申し込む。定員に達し次第終了の場合もある。

 問い合わせは内藤さん【携帯電話】090・3810・4892へ。

鶴間駅周辺で音楽イベント

 音楽イベント「つるまにあ2025」が11月8日(土)、9日(日)に鶴間駅周辺で開催される。

 初日は大和にゆかりのあるバンド10組が出演する「つるまにあBAND PARTY」がえちごやきゅーぴー(西鶴間3の1の14)で開かれる。開演は午後2時30分(2時開場)。入場料2千円、高校生以下無料。

 2日目は、ロックやアコースティックなどの音楽を楽しめる「つるまにあTravelingParty2025」が鶴間駅周辺の6店舗で行われる。開演は午後2時(1時30分開場)。当日4千円、高校生以下無料。飲食代別途。(問)Hirocoさん【携帯電話】090・1776・2975

ジャズライブ K-saxで29日

 第12回「マリア・エヴァオンステージ」と題するジャズライブが11月29日(土)、大和駅北口から徒歩1分の所にある「K―sax Music Support」(大和市大和東1の3の12)で開かれる。午後6時30分〜8時30分。6時開場。

 ライブでは本格ジャズを間近で味わうことができ、リスエストにも応えてくれるという。

 マリアさんはフィリピン出身。国内のコンクールなどで活躍し、26歳で来日。現在は各地のライブハウスなどで活動中。

 チケットなどに関する問い合わせは本田さん【携帯電話】080・5873・0638へ。