港南区・栄区版【11月20日(木)号】

いじめ認知件数が大幅増 市教委「早期対応の結果」

 横浜市教育委員会は10月29日、2024年度の「いじめ・暴力」等の状況調査結果を公表した。いじめの認知件数は2万件超で過去最多を更新。市教委は「これまでの反省を踏まえ、『疑い』の段階から積極的にいじめと認知し、深刻化しないよう取り組んだ結果」と分析した。

 市立学校509校を対象にした24年度のいじめ認知件数は、2万1955件で、前年度(1万6263件)から約5700件増加、20年度と比べると約4倍に増えた。また、いじめが原因で命や心身、財産に被害を及ぼしたり長期欠席を余儀なくされたりするような「重大事態」の発生件数も前年度の2件から59件と大幅に増加した。

 件数の大幅増について市教委事務局不登校支援・いじめ対策担当課は「これまでの反省を踏まえ、『疑い』の段階でいじめと認知したことが件数増につながった」と対応の強化による結果と捉えている。

積極関与で解消率上昇

 横浜市では昨年3月、20年にいじめが原因で自殺した中学生の事案について、学校が基本調査の段階でいじめを認知していなかったことなどを公表。これを受け市教委では「いじめ防止対策推進法」に則った対応を徹底すべく、いじめの未然防止から要調査までを速やかに振り分け、再発防止に取り組むよう各学校に指示。同年8月にはこれまでの対応を強化する再発防止策を策定した。

 いじめの未然防止のため、例えば「ふざけあい」などから発展した「けんか」など、「いじめ」かは疑わしい初期段階の事案であっても積極的に「いじめ」と認知する方針を学校現場で徹底。今回の調査結果では、いじめ発見のきっかけは「当該児童生徒の保護者」および「本人から」の訴えが全体の6割以上を占めており、認知件数の増加は、これらの訴えを「いじめ」と捉え、より深刻化しないよう早期対応を強化した結果とみている。

 実際、児童や保護者がいじめのような「困りごと」が「無くなった」とする解消件数は24年度内で1万3270件に上り、過去5年で最多を記録。解消率も60・4%と上昇している。
認定証を持つ小林代表取締役(左)と黒岩祐治知事=神奈川県提供

神奈川がんばる企業エース 栄区から1社認定 成長と地域貢献を評価

 栄区桂台西のリフォーム会社(株)さくら住宅がこのほど神奈川県から、独自の工夫で成長する中小企業を認証する制度「神奈川がんばる企業エース」に認定された。同制度の開始以降、港南区・栄区での認定は同社が唯一。

 成長を続ける中小企業を認定し、県民などに情報発信をする「がんばる中小企業発信事業」の一環として行われている同制度。今年度は「年率1%以上の経常利益の増加」などの基準をクリアし、独自の取り組みを行っている32社を「がんばる企業」に認定。その中から、さらに地域への貢献などが優れていると認められた11社が「神奈川がんばる企業エース」として認証を受けている。

 10月27日には神奈川県庁で認定式が実施された。同社の小林久祉(ひさよし)代表取締役社長は「とても嬉しい。正直、エースにまでなれるとは思わなかった」と率直な気持ちを語った。

工務課を新設

 同社が県から評価された取り組みは、効率的な人員配置など多数。加えて、3年ほど前に新設された工務課の活躍も評価の対象となった。

 同課には自社職人2人が在籍。顧客から日々寄せられる「水回りのトラブル」や「ドア修理」などに対応している。しかし、これまでは同社が直接雇用する職人がいないことで、顧客からの相談事にすばやく対応することが困難だった。工事部の小林怜史部長は「協力していただいている外部の職人もいつでも対応できるわけではない」と当時の状況を説明した。

 そうした問題に対して、同社は工務課を新設。顧客から寄せられる要望にすぐに対応できるように体制を整えた。現在、毎日3件ほどの依頼があり、評判も上々だという。小林部長は「工務課は顧客と話す機会も多いので、お褒めの言葉をよくいただく」と笑顔で話す。

 また、同社は顧客との関係を深めるため「顧客株主制度」を20年ほど前から導入。長年付き合いのある顧客が株主となり、株主総会やその他のイベントに招待することで、接点を増やしている。それ以外にも「さくらラウンジ」という地域住民が誰でも利用し、交流できる場を本社近くで運営している。

 これらの取り組みに関して小林代表取締役は「当社は創業以来、リフォームを通じて地域住民と顧客の皆さまのお役に立てるように活動してきた。今後もその路線を継続していきたい」と力強く話した。

小中一貫の学びの多様化学校「横浜きりん学園」を開校する森学園理事長の 森 美佐子さん 栄区庄戸在勤 52歳

声なき声に共感を

 ○…「やっとスタートラインに立てた。身の引き締まる思い」。入学を控える児童、保護者らを見据えた入念な準備を進めている。学びの多様化学校は、増加する不登校等児童生徒の受け皿になりうる学びの場。神奈川県内で小中一貫9年間の不登校特例校は、今回設置する横浜きりん学園だけ。「私も道徳を担当する。どの授業も2人以上の職員を配置し、多様な子どもに対応したい」

 ○…10年程前、著名な児童精神科医の講演を聞いて、中高生の不登校が15万人以上いることを知った。「すごい数だな」。同じ頃、校庭の菜園での栽培から調理、食事までを教育の一環として取り入れるアメリカの中学校を視察。「野菜の栽培を通し、目を輝かせる子どもを見て、(食育を)大事にしたい」と感銘を受けた。横浜きりん学園では、学びの土台として「食育菜園」での活動などを重視した。

 ○…「(留学について)自分でもうまく説明できないんです。何でしょうね」。庄戸小、私立小・中を経て、スイスのアメリカンスク―ルで学んだ。慣れない外国での寮生活。「コミュニケーションも苦手で、とりあえずニコニコしていた」とチャーミングに笑う。アメリカの大学で心理学を勉強後に、祖父が設立した「いのやま幼稚園」に勤務しながら幼稚園教諭の資格を取るために、通信教育課程で学んだ努力家だ。多様な価値観を海外で学び、今がある。

 ○…学校関係者や、入学希望者の説明会も始まっている。入学シーズンの4月ではなく、1月開校にしたのは「1日でも早く不登校児らのために学びの場を提供したかった」。来年1月から10人程が入学する。「子どもが説明できない感情や表現できない気持ちを気にかけて、小さな学校を皆で作っていきたい」
マグダラを演じる麻生さん

東芹が谷麻生さん 一人芝居「マグダラのマリア」 12月10日からエリスマン邸

 港南区東芹が谷在住の俳優・麻生瑛子さんが12月10日(水)から12日(金)まで、中区元町のエリスマン邸で一人芝居「マグダラのマリア」の公演を開催する。主催は劇団ジーザスクライスト。

 聖書に登場するマグダラのマリアの一生を、キリストとの出会いからゴルゴダの丘の処刑、そして復活までを一人芝居で演じる。「娼婦とも言われているマグダラのマリア。絶望の人生を歩んでいた彼女がキリストと出会うことで祝福と愛に満ちた人生に変わっていくその姿を是非、見てほしい」と麻生さんは語る。

 大分県出身で大分放送のアナウンサーを経て、蜷川幸雄スタジオの1期生として入団。舞台演劇の第一線で活躍し、NHK大河ドラマや火曜サスペンスドラマにも出演した実績のある俳優。

 公演は各日午後3時から。上演75分。チケットは前売3000円、当日3500円となる。(問)同劇団【電話】045・514・8606/【携帯電話】090・6300・5686
着陸した「はまちどり2」の説明を聞く参加者ら=11月15日撮影

栄区 金井公園 消防ヘリに興味深々

 栄区の金井公園の指定管理者、横浜緑地(株)が主催するイベント「防災スマイリングフェア」が11月15日、同園内で開催された。市消防局、栄消防署、栄消防団、区役所らが協力。

 秋の火災予防運動期間中の取り組みで、多目的広場では市消防局消防航空隊のヘリコプター「はまちどり2」の離着陸訓練などが行われた。普段は金沢区の横浜ヘリポートにある消防ヘリを見ようと着陸前から多くの親子連れなどが集まった。

 午後1時半頃に、上空にヘリが姿を見せると多くの観客はカメラやスマホを手に機体の撮影をしていた。その後、広場にヘリが着陸すると歓声があがった。機体の見学には、多くの人が集まり興味深々の様子だった。

 また、レストハウス周辺では水消火器体験や心肺蘇生法の体験コーナーなどが設置され、参加者はAEDの使用方法などを消防職員から学んだ。
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賞状を受け取る尾出さんと栗原区長

笹下中陸上部 尾出さん 全国優勝で港南区長表彰

 今年8月に行われた「第52回全日本中学校陸上競技選手権大会」の女子800mで優勝を果たした笹下中学校3年の尾出七海さんが、港南区青少年文化スポーツ活動区長表彰を受賞した。

 11月11日には栗原敏也区長が笹下中学校を訪れ、尾出さんに賞状を手渡した。全国優勝の活躍に対して栗原区長は「全国優勝を成し遂げるのはとても難しいこと。お疲れ様でした」とこれまでの努力を労った。

 今回の表彰は尾出さんの全国優勝後に区役所へ寄せられた、笹下中学校卒業生で陸上部だったという女性からの電話がきっかけ。「『後輩にとても頑張っている子がいる』と熱量高く、尾出さんのことを教えてくれた」と栗原区長は振り返る。その後、区はすぐに区役所などで優勝を祝う横断幕を掲出、今回の表彰が決定した。

 尾出さんは「賞状をもらえて嬉しい。高校でも陸上を続けて、1年生のうちからインターハイに出られるような選手になりたい」と今後の抱負を語った。
海老名で開催された前回の感謝デー

感謝デーにバス大集合 11月23日 パシフィコ横浜

 (一社)神奈川県バス協会主催の「バス利用感謝デー2025」が11月23日(日)、みなとみらい(西区)のパシフィコ横浜・展示ホールDで開かれる。午前10時から午後3時まで。入場無料。

 県内14のバス会社や関連企業・団体が参加し、バス車両15両展示、バスグッズの販売、バリアフリー教室などを実施。各企業のマスコットキャラクターも大集合する。子ども向け制服着用の記念撮影や記念スタンプ、おえかきコーナーも。

 同協会企画部長の中野博晋さんは「初の室内開催です。皆様の安全を期してまいりますので、会場内での放送・誘導員の指示に従っていただき、感謝デーをお楽しみください」と呼び掛ける。(問)同協会【電話】045・548・3521
ゲームスポーツで交流する高齢者

ゲームスポーツ 高齢者の「居場所増」に活用 市若手職員がトライアル

 横浜市は、高齢者の社会参加と生きがいづくりの促進に、コンピューターゲーム等を使った対戦をスポーツと捉える「ゲームスポーツ」の活用を始めている。ボッチャやゲートボールのように普及を目指し、誰もがいつでも集まれる居場所の増加につなげたい考えだ。

 市の若手職員のトライアル事業として始まった”ゲームスポーツでシニアを元気にするプロジェクト”の一環によるもので、福祉施設での体験出前講座の実施や機材貸出、イベント出展を通じ、昨年度の開始から延べ700人以上の高齢者が参加した。参加者はほぼ100%が「楽しかった」と答え、「若い頃を思い出した」「久しぶりに大きな声で笑った」といった声を寄せている。

 体験中は初対面同士がハイタッチし、会話が弾む光景が見られる他、耳の聞こえが悪い人や認知機能の低下がある人なども、参加者同士で自然とフォローし合い、助け合いながらゲームを楽しんでいる。多世代交流イベントではシニアとキッズが対等に対戦し、ゲームに世代の「ボーダー」はないと感じられたという。

 若手職員によるプロジェクトは、本務と並行して推進されてきた。体を使うゲームもあるため、安全面への配慮が不可欠と、職員自ら安全マニュアルを作成して施設へ周知。また、講師として現場に出向くことで、参加者の生の声を聞き、プロジェクトの改善に活かす有意義な経験を得たという。目指すのは、ゲームスポーツをボッチャやゲートボールのように、「高齢者を元気にするツール」として地域ケアプラザなどの福祉施設に普及させること。ゲーム機が1台あれば誰でもできるという方法を広め、各施設がレクリエーションとして取り入れることで「誰もがいつでも集まれる居場所」を作ることが最終目標だ。

 昨年度27施設で実施した出前講座に対し、今年度は機材貸出が8施設から16施設に増えるなど、施設側が主体的に取り入れる動きが加速している。担当職員は「シニア世代が新しいことにチャレンジする姿は、周りの人間も勇気をもらえる。この体験が次のチャレンジにつながり、アクティブな高齢者が増えていけばうれしい」と話す。
第1回大会で振舞われた焼きそば

横浜市 栄区 本郷台駅で焼きそば大会 11月24日 200円で販売

 横浜市栄区は11月24日(月・祝)に本郷台駅前広場で「第3回焼きそば祭り」を開催する(小雨決行)。地域活動の担い手の発掘を目的とするイベント。

 当日は栄区内7つの連合自治会町内会のメンバーと今年初参加の港南区商店街連合会が焼きそばを作り、来場者に販売。審査員が味・見た目・アイデアの観点から評価をし、各賞の受賞チームを決める。

 販売は午前11時に開始され、午後1時30分に終了予定。各店舗は1パック200円で200食を販売する。来場者は「名人」たちのさまざまな焼きそばを楽しむことができる。

 豊田は地場野菜を使用、笠間はキーマカレー味、小菅ヶ谷はトッピング豊かで彩り重視。また、本郷中央は沖縄風ピリ辛味、本郷第三は餡かけ、上郷西はレモン香る塩味、上郷東が和風の醤油味など、各地区が工夫を凝らしている。港南区商店街連合会のみ、味付けが明かされていない。当日のお楽しみ。

 問い合わせは【電話】045・894・8936(栄区役所区政推進課地域力推進担当)へ。
賞状や作品を持つ受賞者ら

横浜南法人会が「税の絵はがき」25点を表彰 金沢・磯子・南・港南4区から1000通以上の応募

 公益社団法人横浜南法人会(木田哲朗会長)女性部会の「税に関する絵はがきコンクール」表彰式が11月14日、横浜南法人会研修室で開かれた。

 児童が税について考え、税の役割などを理解してもらうことが目的で、今回で13回目を迎えたコンクール。今年は金沢、磯子、南、港南の4区内46小学校から1032通の応募があり、横浜南法人会長賞は大塚梨桜さん(藤の木小・南区)が受賞した。また、横浜南法人会女性部会長賞に芳須翠さん(関東学院六浦小・金沢区)、横浜南税務署長賞に飯沼侑生さん(能見台小・金沢区)が選ばれ、そのほか22人が優秀賞を受賞した。優秀賞受賞者は次の通り(順不同、敬称略)▽高橋蒼唯(井土ケ谷小)、川崎灯里、櫻木谷結衣(ともに太田小)、佐藤世莉(永田小)、岡本梨花、豊泉寧々、梅原千晴(ともに藤の木小)、勝田珠央、石井楓、福士紗菜(ともに別所小)、志井詩、中村佳歩、和田茉央(ともに南小)、伊藤遥花(南太田小)、桑原さらん、盛田夢歩(ともに芹が谷小)、徳納優宇(野庭すずかけ小)、一瀬爽矢(杉田小)、吉田渚(滝頭小)、尾形柊斗(梅林小)、内山桃花(洋光台第二小)、佐貫藍子(関東学院六浦小)
寄付金を手渡す石田住職(左)と森本会長

曹洞宗 有志団体 県遺族会に寄付金 栄区の寺院が協力

 栄区にある正翁寺が事務局を務める曹洞宗の有志団体「即心会」が11月7日、港南区のかながわ平和祈念館で神奈川県遺族会の森本浩吉会長に寄付金を手渡した。即心会とは曹洞宗の僧侶たちが共に研修を行うための集団。神奈川県と東京都にある寺の住職、約90人で構成されている。

 寄付金は即心会が10月に、曹洞宗の大本山である總持寺(鶴見区)で行った萬燈供養会の参加者から募った志納金の一部。正翁寺の篁(たかむら)保雄住職と、即心会の会長を務める永明寺(泉区)の石田征良住職が企画した。

 今回の取り組みは篁住職が、3月に日刊紙で川崎大空襲で被害に遭った語り部の記事を読んだのがきっかけ。「記事から『平和とは与えられるものではなく、努力して維持していくもの』というメッセージを受け取った。今年は戦後80年でもあるので、語り部が多く所属する県遺族会になにか貢献したいと思った」と当時の心境を明かした。

 その後、供養会を開催し、寄付金を集めるというアイデアを考案した篁(たかむら)住職と石田住職は、多くの人を収容できる会場を確保するため、總持寺に相談。仏殿を使用することになった。

 萬塔供養会には約100人が集まり、それぞれ願い事を書いた経木を焚き上げた。

 寄付の実施に際して石田住職は「本山の仏殿でこのような取り組みをするのは初めてだったので、供養会に多くの人が来てくれて良かった。寄付金は遺族会の方々に自由に使って欲しい」と語る。県遺族会の森本会長は「会員でしっかり検討したうえで、大切に使っていきたい。即心会の皆さまには深く感謝申し上げる」と話している。
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インフルエンザ感染拡大で横浜市内に警報

 横浜市は11月12日、インフルエンザ流行警報を発令した。

 市の感染症発生動向調査によると、11月3日から9日までの1週間で、市内の定点医療機関あたりの患者報告数が35・99人となり、警報発令の目安となる30人を超えた。10月13日から19日の週は5・38人で、3週間で約7倍に急増している。

 年齢別では15歳未満が全体の75・6%を占めており、子どもを中心に感染が拡大している。小学校を中心に学級閉鎖は78施設となり、患者数は2068人に達している。区別では、都筑区が72・00人で最多。保土ケ谷区の54・00人、鶴見区の42・00人と続く。最少は中区の9・50人。

 市は咳エチケットや手洗い、十分な休養とバランスの良い食事などを呼びかけている。重症化予防のためのワクチン接種も推奨し、高齢者向けの予防接種を12月末まで行っている。
表彰式に参加した受賞者たち

横浜南間税会が「税の標語」で児童生徒10人を表彰 金沢・磯子・南・港南の4区から855点の応募

 消費税などの間接税の正しいあり方を考える横浜南間税会(山岸幹夫会長)は11月12 日、「税の標語」の表彰式を横浜南税務署で開催した。

 標語は小中学生を対象に、税について考えてもらおうと毎年募集しているもの。今回は金沢・磯子・南・港南の4区内の24校から総数855点の応募があり、横浜南税務署長賞に金澤慶さん(朝比奈小・金沢区)の作品「税でまもろう命とくらし 未来へつなぐ希望の夢」が選ばれた。

 その他の受賞者は以下の通り(敬称略)。▽横浜南間税会長賞/浅葉美玲亜(大道中)、池谷泰芯(下永谷小)、久貝陽瑠(高舟台小)、高橋遥乃(井土ケ谷小)、行方裕志朗(屏風浦小)、丸吉葵(港南台第一小)、御厨瑛駿(藤の木小)、森一津花(別所小)、田中咲良(六浦小)
パープルにライトアップされた市庁舎

パープルとオレンジの光で訴え 横浜市、DV・児童虐待の根絶へ啓発

 横浜市は国が定める「女性に対する暴力をなくす運動」(11月12日〜25日)と「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」(11月)に合わせ、各所でライトアップなどの啓発活動を行っている。

 市庁舎のライトアップは11月3日に開始。16日までの午後5時から10時まで、北仲通側が女性に対する暴力をなくす運動のシンボルカラーであるパープル、桜木町駅側が児童虐待防止推進カラーのオレンジに点灯している。よこはまコスモワールドの大観覧車は、25日の午後4時から午前0時までパープルに輝く。青葉区の男女共同参画センター横浜北は、11月末まで連日、午後5時30分から9時まで、パープルのライトアップを行う。

 18区役所では、啓発リーフレットやDV相談支援センターに関する情報カードを配布し、タペストリーやパネルを展示している。ほかに、市営地下鉄やバスなどで啓発動画を放映。児童虐待防止では、26日に「こども虐待防止市民サポーター講座」の基礎編を開催するほか、親子心中防止に関する啓発動画を12月1日に市公式YouTubeに掲載する予定だ。