多摩区・麻生区版【11月21日(金)号】
チラシを持ち協力を呼びかける市担当者

リチウムイオン電池 集積所で分別収集開始 市、11月から「小物金属」で

 川崎市は、市内の協力店や生活環境事業所で回収していたリチウムイオン電池やモバイルバッテリーなどの使用済み充電式電池について、「小物金属」として地域の集積場所での分別収集を11月から開始した。普通ごみに混入されたリチウムイオン電池などによる火災が全国的に発生していることなどを受けての対応。

 リチウムイオン電池などの充電式電池は、電子タバコや小型扇風機、スマートフォン、ワイヤレスイヤホン、電気シェーバーなどの電化製品に幅広く使用されている。

 市は11月から、家庭で使った充電式電池と、それらが内蔵された小型家電製品について、地域の集積所での収集を月2回の「小物金属」の日に始めた。充電式電池の端子部に透明なテープを貼り絶縁した上で、透明な袋に入れ貼り紙をして資源物集積所に出す。膨張・変形などしている場合は、ほかの電池と分けて袋に入れ貼り紙をする。

 小物金属は「30cm未満の金属製品(全部または一部が金属製のもの)、かさ・針金ハンガー」が対象。鍋などの調理器具やアイロンなどの電気器具類もここに分類される。今回は新たに対象が追加された形だ。ただし自動車用バッテリー、パソコン本体、ポータブル電源は対象外となる。

車両火災など受け

 これまで、使用済みの充電式電池は、市内の電気製品販売店などの「回収協力店」で引き取っていた。一方、膨張や変形、破損した電池などは協力店では回収対象外のため処分できなかった。

 近年、普通ごみなどに混入されて集積所へ廃棄されたリチウムイオン電池などが収集車の中で発火・発煙する事案が全国的に問題となっている。今年1月には埼玉県川口市で、一般ごみに交じっていたリチウムイオン電池の発火が原因とみられるごみ処理施設の火災が発生。復旧のため約9カ月間にわたりごみの受け入れができなくなった事例がある。川崎市でもリチウムイオン電池などが原因と推測される収集車火災が毎年のように起き、昨年度も4件発生。こうした事例を受けて市は、今年4月から地域を所管する生活環境事業所の窓口で、リチウムイオン電池などの受け入れを始めた。加えて、今回、市民の利便性の一層の向上を図り、地域の集積所での収集を開始した。

 なお、11月以降も取り外した充電式電池などは回収協力店と生活環境事業所へ持ち込めるが、協力店では膨張・変形しているものは回収しない。

 市によると今年6月時点で政令市では8市が集積所での回収を実施。横浜市は12月に開始予定。

 市は今後、市民まつりや環境イベントなどで周知していく考えだ。担当者は、「適正な分別にご協力いただければ」と呼びかけている。詳細は市減量推進課【電話】044・200・2580。
ポスターを手に笑顔を見せる関係者ら

登戸周辺地域 公共空間活用を探る 11月23日 イベント開催

 土地区画整理事業が進む登戸地域で、公共空間の活用などを考える「のぼりとチャレンジフリマ×登戸まちなか遊縁地」が、11月23日(日・祝)に開催される。市民や団体、民間企業や行政によって設立された「登戸・向ヶ丘遊園エリアプラットフォーム」が主催する初のイベントとなる。

 登戸・向ヶ丘遊園エリアプラットフォームは、町内会や商店会、地元企業や行政など地域のさまざまな主体が連携し、同エリアのまちづくりや未来について話し合う場として今年1月に設立。市を含め23団体が参加し、地域の未来像やまちづくり活動の指針となる「未来ビジョン」の策定を目指してさまざまな取り組みを進めている。イベントは「まちをもっと魅力的にしたい」というアイデアを形にしようと企画されたもの。都市計画道路や市の管理用地などの公共空間を、地域住民らとともに活用していく可能性を探り、参加者の声を今後のまちづくりに生かそうと開催される。区画整理によって生まれた空き地で、まちのにぎわいを取り戻そうと2016年からさまざまな取り組みを行ってきた「登戸まちなか遊縁地」実行委員会も協力する。イベントを運営する合同会社登戸そだて隊の高山康司さんは「たくさんの人がまちに興味、関心を持ち、少しでもまちに関わっていくきっかけになれば」と思いを語る。

住民の声を反映

 イベントでは、オープンミーティングで寄せられたアイデアの実現の場として「のぼりとチャレンジフリマ」を開催。向ヶ丘遊園駅と登戸駅を結ぶ都市計画道路登戸2号線を会場に、子どもも出店できるフリーマーケットやフードマルシェを開催。また小田急電鉄と市が協働で行ってきた「ミライノバ」の空き地活用の取り組みを継承したキッチンカーエリアも設けられる。「登戸まちなか遊縁地」としては、区域内に点在する市の管理用地5カ所で子供広場やヘルスケアブース、ピクニックエリアなどを設置。管理用地を知ってもらおうと、5カ所を巡るスタンプラリーも行う予定だ。「現状のまちづくりに満足しているか」「どんなまちだったら暮らしやすいか」など参加者に向けてアンケートも実施。寄せられた住民らの声を、未来ビジョンや今後の公共空間活用計画に反映させていく。エリアプラットフォームの三平雅美会長は「ハード面だけではなく、住民同士のつながりをつくるのもまちづくりの一つ。新しい住民の方にも住みやすく良いまちだと思ってもらえるような橋渡しができれば」と話している。

 時間は午前11時から午後4時まで。小雨決行、荒天中止。詳細は川崎市のウェブサイト。問い合わせはメール(50nobori@city.kawasaki.jp)。

「サントリー ザ・バーテンダーアワード2025」の頂点に輝いた 若林 将太さん 高津区在勤 32歳

一息つける場所目指して

 ○…「バーはお酒を楽しんでいただくのはもちろん、笑ったり、静かに一息つける場所。その空気を作り出すのが、自分の役目だと思っています」と、強い信念を持つ。10月に、全国から腕利きのバーテンダー約500人がエントリーした、「サントリー ザ・バーテンダーアワード2025」の最終審査に参加。客と空間との調和を大切にする姿勢や、12年のキャリアをもとに生み出したカクテル「鳳鳴(ほうめい)」が評価され、大会の頂点へと駆け上がった。

 ○…バーテンダーを志したきっかけは、酒場を舞台にした映画や漫画を見て、「自分も同じ仕事をしてみたい」と思ったこと。20歳でその夢を叶えるが、「始めて3日で辞めたくなるほど大変でした」と振り返る。仕事を続ける中で、もてなした客から、感謝の言葉を贈られるうちに、意識が磨かれていった。その後、ホテルニューオータニ東京での勤務時には今も師匠と仰ぐ人との出会いがあり、「仕事をする上で大切なこと、そのすべてを教えてもらった」と、感謝を述べる。

 ○…八王子在住。ゲームや映画が好きで、作品の登場人物やセリフから発想を得てカクテル作りに活かすことも。家族は妻と3歳になる娘。仕事柄、夜の時間が主となるため、昼間は子育てにも積極的にかかわっている。「娘も私の仕事を理解してくれているのか、シェイカーのおもちゃで遊んでいますよ」と笑みを浮かべる。

 ○…今年の9月からは、高津区末長のバーで店長を務める。人々が抱く「バーはお酒が飲める人だけの場所」という誤解を解きたいと願っており、「ノンアルコールカクテルなど、要望に合わせた一杯を提供します。地域の人たちに、楽しいひと時を届けたい」と語った。
にぎわいを見せるブース

「食の祭典」 第10回記念

 多摩区の秋のグルメイベント第10回「食の祭典」(同実行委員会主催)が11月15日と16日、生田緑地中央広場で開かれ、秋晴れの下、来場者は地元の食を堪能しながらイベントを楽しんだ(写真は15日の様子)。

 15日の開会式は、横山達朗実行委員長や佐藤直樹多摩区長、警察、消防、観光協会、町内会の代表者や議員らがあいさつに登壇。会場では市北部を中心とした40超の飲食店舗や団体が中央広場を囲むように軒を連ね、ステージでは2日間で14組のパフォーマーがダンスや歌などを披露した。

 横山実行委員長は「天気も良く、無事に記念の第10回が終わり、感謝の気持ちでいっぱい」と振り返った。

シニア向けスマホ教室 受講者を募集中

 来年1月から麻生市民交流館やまゆり(麻生区)で「シニア向けスマホ教室」が開催される。川崎市と認定NPO法人かわさき創造プロジェクトが主催する。

 対象は、スマホの操作に意欲のある市内在住、在勤、在学のいずれかで40歳以上の人。iPhoneコースは1月9日から1月30日までの毎週金曜、全4回。Androidコースは2月20日から3月13日までの毎週金曜、全4回(2月12日(木)に事前講座)。各コース2千円(資料代)、午前10時から正午で12人(応募多数の場合、抽選)。

 申し込みは、氏名、住所、年齢、電話番号、希望コース、スマホ歴を記載の上、往復はがきは、〒210-8577川崎市川崎区宮本町1番地川崎市健康福祉局高齢者在宅サービス課。12月16日(火)消印有効。抽選結果は、返信用はがきで通達。二次元コードでも受付。(問)【電話】044・200・2638
児童にドリブルを教える石川さん(右から2人目)

クーバー多摩宿河原校 サッカーで地域貢献 稲田小「わくわく」で教室

 多摩区の稲田小学校わくわくプラザで11月12日、「わくわくサッカー教室」が開かれた。地元のスクール「クーバー・コーチング・サッカースクール多摩宿河原校」代表で麻生区在住の石川洋平さんが、サッカーの楽しさを伝え、地域に貢献したいと企画。2回目の今回は1年から4年の児童19人が参加した。

 基礎から指導し、サッカーになじみのない児童も楽しくプレー。グループに分かれドリブル練習などに励んだ。年長児童が「(相手が)1年生だから優しくパスしよう」などと声をかける姿も。1年生女児は「楽しかった。また参加したい」と笑顔を見せた。石川代表は「取り組みをいろいろな場所で実施できれば。運動能力向上のきっかけにしたい」と語った。

冬のボウリング大会 12月6日 コパボウル

 川崎市ボウリング協会麻生支部主催の冬季ボウリング大会が12月6日(土)、午後3時から永山コパボウル(小田急永山駅徒歩1分)で開かれる。対象は麻生区在住か在勤の人。参加費3500円。貸靴別途350円。

 申込み・詳細は同支部。ファクス【FAX】044・966・3639、かショートメールで【携帯電話】090・6008・1561。11月27日(木)必着。
登壇する若者

「若者の本音」率直に語る 麻生区地ケア講演会

 「若者と居場所」をテーマとした麻生区地域包括ケアシステム講演会が11月9日、麻生市民館で開催された。当日は約150人の参加者が会場に集まり、講演した学生たちの率直な思いや悩みに耳を傾けた。

 講演会は、麻生区が毎年開催している地域包括ケアシステム講演会の一環として実施され、運営を麻生区ソーシャルデザインセンター(あさおSDC)が担当。若者支援に取り組んできた多摩区ソーシャルデザインセンター(多摩SDC)が、3年間の活動を通じて得た「若者の困りごと」について発表した。

 参加者からは、「多くの若者が抱える悩みを正直に語っていたことに驚いた」といった声が聞かれた。また若い参加者からは「子ども食堂などで活動しているボランティアの方々にも自分たちと同じような悩みがあることを知り、親近感を持てた」という感想があった。あさおSDCの俵隆典代表は「若い参加者はこれまで『ボランティア活動をする人は特別な存在』というイメージを持っていたようだが、同じような悩みや迷いがあることを知り距離を縮めるきっかけになったようだ」と話した。

 あさおSDCは12月21日(日)、「進路と向き合う若者の思い」を伝える「進路相談説明会」を開催する予定。また、今回の講演会の学生らの発表を、来年3月7日(土)に多摩区役所で行われる多摩SDC活動報告会の中で午後1時30分から30分程度行う予定。

傾聴ボランティア講座 全3回 麻生区社協

 麻生区社会福祉協議会ボランティア活動振興センターは、12月5日・12日・19日(いずれも(金)、全3回)に実施する「傾聴ボランティア講座」の参加者を募集している。

 講師は傾聴たかつの中里良三代表。会場は福祉パルあさお、2回目のみ新百合トウェンティワンホール。午後1時30分から3時30分。参加無料。20人先着順。11月30日(日)申込み締切。申込み・詳細は同協議会【電話】044・952・5500。
昨年の様子=提供

こだわり農産物を販売 エルミで明大マルシェ

 明治大学農学部の学生らの「明大マルシェ」が、11月22日(土)、23日(日)に上麻生の新百合ヶ丘エルミロード1階吹き抜け広場で開催される。

 同学部の本所靖博准教授のゼミと、同館を運営する(株)小田急SCディベロップメントとの産学連携の取り組みの一環として行われる。同ゼミでは「つくる人と食べる人をどうつなぐか」をテーマに、援農活動や商品開発などに取り組んでおり、今回は全国7カ所の生産者の農産物や加工品などを販売する。エルミロードとコラボして学生が考案したメニューを館内のレストラン3店舗で11月末まで提供しており、その食材も一部販売予定。午前10時から午後6時まで、売り切れ次第終了。詳細は同館サイトへ。

子どもの教育考える 11月30日 高津小で集会

 子どもの教育とより良い未来を語り合う「第34回子どもの未来をひらく川崎集会」が11月30日(日)、高津小学校(高津区溝口)で開催される。午前10時から午後4時。

 午前は児美川孝一郎氏(法政大学教授)の講演。午後は分科会ほか。

 参加費は一般600円(高校生まで無料)。問い合わせは事務局【電話】044・434・4290。
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栄養士が離乳食を解説 11月26日 白山愛児園で

 白山愛児園(麻生区白山)地域交流スペースで11月26日(水)、「乳幼児のための離乳食のおはなし」をテーマとした講座が開催される。就学前の児童と保護者のための子育てサポート事業「子育てスペースママン」の中での企画。午前10時から正午まで。

 離乳食の進め方や献立などについて、栄養士が解説する予定。

 事前予約制。参加費無料。申込み・問い合わせは【電話】044・712・4073。

発達障害当事者の講演会 1月31日 オンラインで

 川崎授産学園主催のオンライン福祉講演会「発達障害でぐちゃぐちゃの私が見つけた人生を輝かせる方法」が、1月31日(土)に開催される。午前10時から正午まで。

 講師は発達障害当事者で、ナレーター、声優、作家として活動している中村郁さん。小さな工夫で毎日を楽しく過ごす方法などを講話する予定。参加無料。Zoom配信で定員100人。申込みはメールentry@seiwa-gakuen.jpで、件名「福祉講演会申込」とし、氏名、電話番号、講師への質問(任意)を記載。詳細は同学園【電話】044・954・5011。

いこいの家で交流祭 上麻生 演技と作品の発表

 麻生老人いこいの家(麻生区上麻生)で11月29日(土)、「交流祭」が開催される。午前9時30分から午後0時15分まで。

 地域にいこいの家を知ってもらう機会として、利用団体の日ごろの取り組みの成果を発表する。18回目。麻生区社会福祉協議会が主催。

 内容は、楽器演奏、民舞、詩吟などの「演技の部」と、麻生こども文化センターと合同で書道や工芸品を披露する「展示の部」の2本立て。誰でも観覧可。無料。問い合わせは同施設【電話】044・953・9870。
(上)カマカさんと野橋さん(下)教室の子どもたちの演技

フラダンス講師・野橋さん ハワイのフラ大会で優勝 「次世代のために挑戦」

 フラダンス教室「Yukino Hula Studio LINOHANA」 (宮前区)を主宰する野橋潔乃さん(44)が、今年9月に米国のハワイで開かれたフラダンスの大会「カウアイ・モキハナ・フェスティバル」に出場し、フィオハナ部門で優勝した。「次世代のために」と挑戦した舞台で、「まさかの連続」だったという。

 同フェスティバルは、ハワイ文化の継承を目的に1985年からカウアイ島で開催されてきた。2020年には予選大会「カウアイ・モキハナ・フェスティバルジャパン」 が始まり、国内各地を会場に続いている。

 野橋さんは10年ほど前にフラダンスに出合い、20年に独立し、3つの拠点を持つ「LINOHANA」を開業した。野橋さんの方針で、ただ踊りを覚えるのではなくハワイの文化を学び、曲や動きの意味について理解してもらっている。

 野橋さん自身も技術を磨くため「クムフラ」(フラの師匠)に師事。現在も年に3〜4度、ハワイ在住の「クムフラ」であるカマカ・クコナさんを訪ねて踊りをチェックしてもらい、逆にカマカさんを日本に招いて教室のメンバーも指導してもらった。

 大会に向け、カマカさんの教え子たちでメンバーを組み、猛特訓。「挑戦のつもりで予選にのぞんだ」(野橋さん)ところ、まさかの優勝で本大会へ。本大会ではエントリー時に演目の解釈や歴史背景などに関するレポートなどを提出するが、こうした部分も高く評価され、最高賞を受賞した。

 野橋さんは「教室では特に次世代育成に力を入れているので、若いメンバーがいつか世界に挑戦する時のために、経験を積むことが目標だった。『まさか』の連続だったけれど、この貴重な経験を、教室の学びに生かしたい」と語る。

 「LINOHANA」は12月6日(土)、国際交流センター(中原区)で「フラダンスで文化交流」に出演する。問い合わせは教室【電話】080・4434・7901。
AIについて学ぶ皆さん

区民記者が走る! vol.52 2025年 November 「シニアだって、AIを使いこなそうよ!」

 最近のAIの進歩は著しく、強い関心を持たれている方が多い。それに対応して、昨年の市民館「目指そう新しいご隠居スタイル」10回連続講座から生まれた「げんきかい」のメンバーを中心に「シニアAI俱楽部」が立ち上がり、平本一雄さん(東京都市大学・名誉教授)の指導のもと研鑽につとめている。その成果として、来年1月26日(月)午後〜1月29日(木)午前に麻生市民館のギャラリーで、「高齢者のAI活用事例展示会」を開催する準備を進めている。

 シニアであってもAIを使うと、こんなに便利なことができる、こんな面白いことができるという事例を紹介するとともに、データを持参された方には、要望をお聞きし、その場でAI対応を実感してもらえたらと考えている。この機会にAIの世界を味わっては、いかがでしょうか。

あさお区民記者とは?

地域活動が盛んな麻生区で活動する団体にスポットライトをあてるために、麻生市民交流館やまゆりを運営する認定NPO法人あさお市民活動サポートセンターが中心となって、文章を書くことが好きな区民で活動しています。
選手会会長の安藤駿介選手と副会長の大関友翔選手

GO!GO!!フロンターレ

選手会が慈善オークション

 川崎フロンターレの選手会は、ベトナムの児童養護施設や小児病棟の子どもたちを支援するプロジェクトを始動した。資金を募るためのチャリティーオークションを、11月30日(日)まで開催している。

 同クラブは2013年の親善試合をきっかけにベトナムとの交流を深め、21年にはビンズン省にサッカースクールを開設。今回の企画は、クリスマスに選手たちが水色のサンタクロースに扮し、小児病棟を訪れて子どもたちに笑顔を届けてきた社会貢献活動「ブルーサンタ」を、海を越えてベトナムにも広げようというもの。現地での経済格差や孤児の増加といった課題に対し、選手たちが「自分たちにできることはないか」と発案したという。

 オークションには全選手が参加し、スパイクなどを出品。収益はサッカーシューズや文房具などの購入費や輸送費に充てられ、現地の子どもたちにプレゼントとして届けられる。

 選手会会長のGK・安藤駿介選手は「選手とファン・サポーターが一体となって取り組むプロジェクト。温かい活動にしていきたい」と話している。入札は特設サイト「スポオク」から。

画像は川崎フロンターレ