平塚・大磯・二宮・中井版【11月28日(金)号】
「50周年のあゆみ」でアンケートの結果を発表する実行委員児童

平塚市立松が丘小 創立50周年祝う 児童が学校自慢を発表

 平塚市立松が丘小学校(中野美紀校長)は11月20日、「創立50周年記念式典」を体育館で開催した。式典には全児童、教職員に加え、PTAなど約300人が参加し、半世紀の節目を祝った。

松林が由来

 同校は1976年4月に中原小学校から分かれ、市内21番目の小学校として開校した。

 小高い砂丘地帯の随所に点在した松林が校名の由来となっており、78年に制定された校歌にも「みどりの風」や「松ぼっくり」などの言葉が並べられている。校庭から眺めることができる富士山や、校内の木に多くの種類の鳥が飛来することから「自然から学び楽しむ」が校風。現在282人の児童が通い、これまでに4887人の卒業生を送り出してきた。

 式典の第一部では、児童らがくす玉を割り「松が丘小五十周年おめでとう」の垂れ幕が現れると、会場から大きな拍手が沸き起こった。

 校歌斉唱後、中野校長は「これまで支えてくださった方々に感謝するとともに、これから先の学校をつくるのは私たちであるという思いを強く持ち、未来を担っていくことを願っております」などとあいさつした。

学校のあゆみ語る

 式典の第二部では児童実行委員らによる企画「50周年のあゆみ」を実施した。校章や校歌、校舎などの歴史を紹介すると、「知らなかった」と驚く児童の姿もあった。

 また事前に、全校児童に募ったアンケート、学校の「お気に入り」や「自慢」を募り、ランキング形式で発表した。走ったり寝転んだりできる芝生の校庭「まつしば」や、1年生から6年生までが協力して遊んだり給食を食べたりする「たてわり活動」が人気を集めた。

 音楽団体「フラワービート」によるコンサートでは、アニメ「となりのトトロ」の曲が披露されると、児童らは立ち上がって足踏みをしながら一斉に歌い出し、体育館内に歌声が響き渡った。

 実行委員を務めた児玉史香さん(6年)は式典を終え「今まで知らなかった松が丘小学校の歴史を知ることができて、改めて関心をもった」と話し、小野田絆利(ばんり)さん(同)はコンサートを振り返り「50周年記念にフラワービートさんが来てくれて、児童全員が参加する音楽遊びなどができ、最高でした」と喜んだ。
神奈川大学湘南ひらつかキャンパス跡地

神奈川大跡地 トレセン移転が破談 敷地面積など指摘

 2023年3月に閉鎖した神奈川大学湘南ひらつかキャンパス(土屋)跡地の優先交渉権事業者である神奈川県川崎競馬組合が、移転を断念する考えであることが11月17日、複数の関係者から明らかになった。

 競馬組合は小向きゅう舎と練習馬場(トレセン)について、狭く過密な環境や建物の老朽化の課題から、県内外への移転を検討してきた。24年5月に同キャンパス売却の優先交渉権事業者に決定し、市や地元住民も含め、移転実現に向けた協議を重ねてきた。今年8月4日には競馬組合の平田良徳管理者と神奈川大学の石渡卓理事長が落合克宏平塚市長を訪問し、移転について「着実に進めていく」と確認したばかりだったという。

 同市では8月に、都市計画に関する基本的な方針を定める都市マスタープラン(第2次)の西部地域に位置する同大の移転に伴い、跡地に新たな土地利用を誘導するため、マスタープランの一部改訂を策定していた。

 しかし、10月29日に競馬組合の平田管理者が落合市長を訪問した際、「神奈川大学湘南ひらつかキャンパス跡地へのトレーニングセンター移転を断念する」と伝えられたという。これを受け市は、11月10日に移転断念の申し入れ撤回の要望書を競馬組合へ提出するも、11月19日に「再考しかねる」との回答があった。11月20日開かれた定例記者会見で落合市長は、「誠に遺憾。神大跡地の利活用については、土屋で協議会をつくってまちづくりを進めてきた。いきなり『断念したい』というのは大変失礼な対応」と憤りを露わにした。

 競馬組合は断念の理由として、敷地面積が狭いこと、当初の想定に比べ、地区計画の策定の遅れや「強い馬づくり」の実現が困難であることなどを挙げ、「総合的に勘案した上での経営判断」としている。

 11月16日に土屋公民館で開かれた地元住民主催の協議会(安池敏晴会長)には、協議会メンバーをはじめ競馬組合や神奈川大学、落合市長・市職員らが出席。協議会メンバーへ、競馬組合から断念の申し入れがあったことなどが伝えられた。安池会長は「地元として受け入れるために協議会をつくったばかりだったが断念となり、これまでの協議は何だったのだろうという思い」と率直な感想を話した。

 同大では「競馬組合からの撤退の申し入れは突然のことであり、大変困惑している。急に何が起こったのか理由が知りたい」と吐露する。11月10日には同大も、白紙撤回の再考、移転実現に向けた協議の継続、基本協定の契約期間の延長を求める要望書を提出。11月24日現在、競馬組合からの回答はないという。

 競馬組合は同大跡地への移転は断念したものの、「トレセン移転を断念したわけではない。今後も他の候補地の検討を深め、早期に移転できるよう取り組んでいく」としている。

11月21日に軽便鉄道の歴史を紐解いた『湘南軌道物語』を出版した 山崎 朗さん 平塚市中里在住 61歳

模型愛から広がる歴史

 ○…二宮と秦野を結び、地域産業の発展を支えた軽便鉄道を運営した「湘南軌道」の誕生から廃止までの歴史を一冊にまとめた。「二宮町生涯学習課や、秦野市教育研究所、歴史好きの有志の人の協力があったからなんとかできた」と感謝を口にする。二宮町図書館に寄贈したほか、今後一市一町の学校にも寄贈予定で、「幅広い人が楽しめるようになっているので多くの人に読んでもらって湘南軌道を知ってほしい」と呼びかける。

 ○…平塚市出身。富士見小、春日野中、大磯高校、横浜国立大卒業後、江陽中に理科の教員として勤務。趣味で湘南軌道の鉄道模型を展示会に出品したことをきっかけに出版の打診があり、湘南軌道により向き合うことを決意した。「最初は情報が少なく難しいと思った」と振り返るも協力機関に残っていた資料を読み解きながら2年かけて発刊にたどり着いた。

 ○…昨年定年を迎え、現在は非常勤講師として江陽中で生物理科を教えている。授業では絶滅危惧種のトウキョウサンショウオのふ化、放流などに取り組む。「生徒たちが理科を面白いと思ってくれて、将来先生になりたいと言ってくれたらいいな」とやりがいを感じている。バドミントン部の顧問として関東大会に導いた経験もあり、「子どもの成長は本当に嬉しい」と目を細める。

 ○…釣りや旧車、ビートルズのレコード集めなど「夢中になると、とことんやってしまう性格」。書籍の発刊にあたっても1日6時間資料の読み込みに没頭したことも。「それでもまだ不明なことが多い湘南軌道なので、この本を読んでさらに情報が集まれば」と期待を込める。「来年の軽便鉄道開業120周年に向けてなにかイベントもできたら良いな」と構想を膨らませる。
過去の大会の様子(提供写真)

2万人が湘南をマラソン 12月7日号砲 交通規制も

 西湘バイパスと国道134号をコースに駆け抜ける第20回湘南国際マラソンが12月7日(日)、開催される。フルマラソンとファンラン(10Km、2Km)、ラン&ウォーク(1・4Km)の4種目に2万人がエントリーした。

 約1万9500人が参加するフルマラソンは、午前9時に同バイパス大磯西ICをスタート。江の島入口で折り返し、西湘二宮ICで再び折り返して大磯プリンスホテルでゴールする。

一部通行止めも

 マラソン当日は周辺道路が通行止めになる。▽西湘バイパス西湘二宮IC〜国道134号江の島入口間の上下線=午前8時頃〜午後3時45分頃▽新湘南バイパス茅ヶ崎西IC〜茅ヶ崎海岸ICの下り線=午前8時頃〜午後2時頃▽大会会場(大磯プリンスホテル)付近及び西湘バイパス大磯西IC〜国道1号国府本郷交差点=午前6時頃〜午後4時30分頃。また、大会会場付近の太平洋岸自転車道に一部区間規制あり。

 西湘バイパス橘IC〜西湘二宮IC、新湘南バイパス茅ヶ崎JCT〜茅ヶ崎西IC、国道1号二宮〜藤沢は渋滞が予想される。同マラソン公式ホームページでは、迂回路を案内している。

 大会当日は、西湘バイパス上、スタート地点付近、各歩道橋上での観戦、応援は不可。大磯プリンスホテルへの応援者の入場開始は午前9時からを予定している。問い合わせ、詳細は大会ホームページ。

平塚市 産業功労者を表彰 商議所優良従業員も

 平塚市は11月12日、地域産業の発展に貢献した人を「平塚市産業功労者」として表彰した。平塚市美術館ミュージアムホールでの表彰式では、受賞した6部門21人が、落合克宏市長から表彰状と記念品を贈呈された=写真。

 合わせて平塚市商工会議所優良従業員・永年勤続従業員表彰も行われ、40人が表彰を受けた。

 表彰部門と被表彰者名(カッコ内は所属や業種)は以下(敬省略)。

▽工業界功労者表彰/美坂嘉一(日東造機(株))、八田直人(神田鉄工(株))

▽優良中小工場経営者表彰/山口一樹(神鋼商事(株))

▽農水産業界功労者表彰/秋山修、松井孝城、尾崎勉、杉山武

▽優良永年商店経営者表彰/小巻賢一(小巻屋)

▽技能功労者表彰/牛川陽一(塗装工)、秋山和彦(配管工)、小原康志(板金工)、石井康博(左官職)、国分久一(大工職)

▽優秀技能者表彰/松田浩二(塗装工)、栁田茂(塗装工)、石川和弘(理容師)、鈴野猛(板金工)、大竹敦史(配管工)、大浦恭典(大工職)、小川稔(大工職)、今井政晃(電気工事士)

▽平塚商工会議所優良従業員表彰/吉野雅也((株)神奈中商事)、酒井優介(相模石油(株))、寺西康裕(同)、田口雅也(同)、守屋伽恋((株)玄)、金井凌(同)、倉島涼介((株)モンサンミッシェル)

▽永年勤続従業員表彰【50年以上】相原進一(高砂産業(株))【40年以上】服部新一(神奈川中央交通(株))、星裕美(同)、細谷敏行(同)、遠藤一悦(相模石油(株))【35年以上】石井繭樹((株)足立機械製作所)、石川琢也(神奈川中央交通(株))、稲葉琢也(同)、近藤均(同)、佐藤弘康(同)、清水克之(同)、清野直樹(同)、高橋健吾(同)、袋野豊(同)、松本大造(同)、三武直裕(同)、譲原弘明(同)【30年以上】田中利美(江南交通(株))、渡邊晃((株)古賀電子)、石川和雄(相模石油(株))【25年以上】稲葉祐樹(関東冶金工業(株))、薗井篤三(同)、細野めぐみ(江南交通(株))、大塚あけみ(高砂産業(株))、戸川雅一(神奈川中央交通(株))【20年以上】柏木達也((株)古賀電子)、天野早希子((株)神奈中商事)、植田聖也(同)、大久保一夫((株)足立機械製作所)、佐野文則((株)古賀電子)、須藤洋二(相模石油(株))、早野友教((有)湘南平スポーツ企画)、佐々木秀信(小林運輸(株))、横倉正文(同)、仲出川健(江南交通(株))、本田利幸(小林運輸(株))、酒井謙(江南交通(株))【15年以上】小松京子((株)アクアテック)、相原みゆき(同)【10年以上】齋藤公平(平塚商工会議所)
高座に座る江島さん(右)

マルシェで城島を活性 小学生が落語披露も

 平塚市城島地区の魅力を発信する交流型体験イベント「第5回きじまルシェ」が11月8日、城島公民館隣で開催された。

 「地域資源活用による交流型体験の里づくり事業」の一環で、主催は城島地区地域活動推進会議(里づくり事業実行委員会/石塚崇会長)。最新農業トラクターの展示や平塚生まれの米・はるみの販売、ヤギとのふれあいなどが行われ、城島エリア内外から来場者が集まった。

 今年は初めて、城島小学校3年の江島(えじま)恵空(えくう)さんが小松亭たぬきという芸名で「こども落語」を披露。江島さんは『まんじゅうこわい』『モンキードライブ』などの演目で、同世代から大人まで、大勢の観客から笑いを誘っていた。

 江島さんは「城島を盛り上げたいと思って挑戦した。緊張したけど、喋るのが好きなのでまたやりたい」と感想を話し、石塚会長は「落語をきっかけに、他のこともできたら」と意欲を示した。
万博訪問で学んだことを報告する様子

大磯町 大阪・関西万博の学び報告 ダンスの披露も

 大磯町万博国際交流プログラムとして、事前学習や大阪・関西万博訪問などを実施してきた小学5年生から高校3年生21人が11月15日、ノジマ大磯スクウェアでこれまでの学習の成果を報告した。

 関連事業として大磯町では昨年12月、駐日ウガンダ共和国大使も参加した「大磯こどもサミット」を大磯プリンスホテルで開催。今年5月から学習会を重ね、7月に2泊3日で万博を視察し、ウガンダ共和国のパビリオンなどを見学した。

 今回の報告会で子どもたちは、「ウガンダの手洗いの方法を教わったのが印象深かった」「2050年には、魚よりもプラスチックごみの量が上回ると聞いてプラスチックごみを減らしたいと思った」など、万博訪問での気づきや感想を発表した。

 同日、閉幕パレードに出演した町内のダンスチーム「アースダンスカンパニー」のほか、町内のsakurayaキッズダンスのメンバーが特別ステージを披露した。
講演中の森清範貫主

平塚市仏教会 清水寺の森貫主が講演 約200人が耳傾け

 平塚市仏教会主催の第23回湘南説法会が11月19日、カルチャーBONDS 平塚で開催された。

 戦没者を慰霊する平和祈念法要のほか、京都・清水寺の森清範貫主(かんす)を招いた記念講演「言葉に、たましいが宿る」が実施され、約200人の来場者が耳を傾けた。

 森貫主は、例年12月に発表される「今年の漢字(R)」を揮毫している。北朝鮮のミサイル発射や、九州北部豪雨などの理由から2017年に選ばれた「北」という字を振り返り、「字の形が、人が背を向け合っているように見えた。向かい合って、相互理解することの大切さを感じた」と話し、「漢字文化を発展させることは、日本の文化を豊かにするということ」と呼び掛けていた。
表彰された受彰者ら

納税表彰 23の個人・団体が受彰

 平塚税務署と平塚県税事務所による納税表彰式が、11月13日にひらしん平塚文化芸術ホールで開かれた。今年度は23の個人・団体が受彰。受彰者は次の通り。敬称略。

▽平塚税務署長表彰/赤澤秀之(一般社団法人平塚青色申告会監事)、飯田博之(公益社団法人平塚法人会理事)、今井実(同)、栁川朗(同)、山田清一(同)、夛田嚴(平塚地区納税貯蓄組合総連合会会長)▽平塚税務署長感謝状/青木文司(一般社団法人平塚青色申告会)、秦講記(同)、吉川栄治(公益社団法人平塚法人会理事)、中村直純(同)、野津昇義(同)、長澤弘幸(平塚間税会副会長)▽税務功労等平塚税務署長感謝状/イオンモール株式会社THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA、平塚信用金庫▽租税教育推進校等平塚税務署長感謝状/秦野市立大根中学▽平塚県税事務所長表彰/沓掛由美子(東京地方税理士会平塚支部)、米谷政久(平塚地区納税貯蓄組合総連合会)、栁川正人(公益社団法人平塚法人会)▽中学生の「税についての作文」署長賞受賞/五十嵐育人(伊勢原市立中沢中学校第3学年)、本田媛璃(神奈川県立平塚中等教育学校第2学年)▽東京国税局長納税表彰/荒井寿一(公益社団法人平塚法人会会長)▽神奈川県知事納税功労表彰/鈴木重俊(一般社団法人平塚青色申告会)、柳川信男(東京地方税理士会平塚支部)
音遊びをした片山どんぐりさん(左)=提供写真

自然遊びに500人 馬入水辺の楽校賑わう

 自然遊びなどを通して環境保全活動を行う、湘南いきもの楽校(臼井勝之理事長)が11月16日、自然遊びイベント「湘南ピクニック 土手の下のSDGs」を馬入水辺の楽校(平塚市)で開催した。

 自然の素晴らしさとSDGs運動の促進を目的に今年で4回目の開催。

 会場では、クズのつるを使った輪投げやリースづくりなど、自然の素材を活用した手作りの遊び企画が行われ約500人が来場した。

 また市内の若手酪農家団体「角笛会」(内田明光会長)による搾乳体験や、生きものたちと触れ合うミニ自然ガイドツアーのほか、おもちゃコンサルタントの片山どんぐりさんによる音遊びなどで会場は賑わった。

 臼井理事長は「外で遊ぶ機会が減っている今、自然と触れ合うことが大事。もっとここに遊びにきてほしい」と話した。
学生たちが発表する様子

東海大学×ユーミーらいふ 学生が「住まい実態」調査 分析結果をプレゼン

 東海大学文化社会学部広報メディア学科3年生の板倉舞さん、今井咲来さん、岡田未来さん、森美由那さんが11月17日、東海大学生約400人を対象にしたアンケート結果などから分析した「東海大学湘南キャンパスにおける住まい実態調査」を不動産業のユーミーらいふグループ(藤沢市)に報告した。

 同事業は広報メディア学科のメディアプロジェクトチーム「spinach(スピナッチ)‼」と同社との連携事業の一つ。「生活者本人の実感、本音を把握するのが難しい」という企業の声を受け、学生たちが実態調査を実施した。

 報告では、一人暮らしと実家暮らしの分布をマップで示し、「通学可能圏」と「通学困難圏」の境界を提示。「将来的に一人暮らしに移行する可能性を持つ遠方実家層」へのプロモーションの可能性を提案した。

 同席した同グループの(株)丸山アーバン代表取締役社長の西山和成さんは「とても興味深かった。親御さん目線のニーズについても深掘りしたい」と話していた。

 また、もう一つの連携事業として11月2日、3日に東海大学建学祭で行われた同グループのキャッチコピーコンテストの結果は、12月に同グループ運営のカフェ「you‥and,me」に掲示され、発表となる。
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調査を行う参加者ら=提供写真

町民がウィキペディア更新 中井町の魅力発信に

 中井町で「ウィキペディアタウン㏌里都(さと)まちなかい」が11月15日に開催された。

 世界中で利用されているインターネットサイト「ウィキペディア」内の中井町の情報を更新し、魅力を発信することが目的。古い情報が残る状況を改善しようと、町内外から10人が参加した。

 講師によるサイトの更新の仕方を学んだ後、参加者らは五所宮方面に歩きながら町役場の外観写真の撮影や八幡宮を取材、調査を進めた後、ページ情報を更新した。

 参加者は「より深く町のことを知ることができた」と話した。主催した町地域防災課職員は「継続的に更新していってほしい」と期待した。

平塚市 広島の被爆体験者が講演 12月20日 参加者を募集

 平塚市が核兵器廃絶平和都市を宣言してから40年を迎える12月20日(土)、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が派遣する被爆体験証言者による講演会が行われる。場所は旧横浜ゴム平塚製造所記念館(八幡山の洋館/浅間町1の1)で、午前10時開演(9時30分開場)。参加無料。

 今年は平塚空襲・終戦から80年、核兵器廃絶平和都市を宣言してから40年の節目にあたる同市。さまざまな平和事業を通じ、平和の尊さや大切さを訴えている。担当の市行政総務課では「広島の被爆体験者等から被爆体験や平和への思いを聞かせていただく貴重な機会」と参加を呼びかけている。

 定員60人(先着順)。参加希望者は電話(【電話】0463・21・9754)、ファックス(【FAX】0463・23・9467)、メール(somu@city.hiratsuka.kanagawa.jp)、窓口(行政総務課)などから申し込みを。

 問い合わせは同課【電話】0463・21・9754。
発刊された「湘南軌道物語」

湘南軌道の歴史一冊に 未発表資料も掲載

 二宮町の発展のきっかけとなった軽便鉄道を運営した湘南軌道の歴史を一冊にまとめた書籍を平塚市中里在住の山崎朗さん(61)=人物風土記で紹介=「湘南軌道物語」が11月21日に発刊した。

 軽便鉄道は1906年に湘南馬車鉄道(株)が秦野町と吾妻村(現在の二宮町)間に軌道を敷設した馬車鉄道が始まり。

 その後13年に湘南軽便鉄道(株)となり、21年には二宮駅の運行を開始し、秦野からたばこ製品などの輸送を担い、町の発展に貢献した。

 同書では同鉄道の誕生から廃止までの歴史を紐解いているほか、これまで未発表だった資料や写真を多数掲載している。

 著者の山崎さんは「中高生にも理解しやすいように作っているので、ぜひ多くの人に読んでほしい」と話した。

本をプレゼント

 本紙読者にこの本5冊をプレゼント。希望者はメールの件名を「湘南軌道チケットプレゼント」とし氏名、〒住所、年齢、【電話】を明記し【メール】hiratsuka@townnews.jpへ。12月12日(金)締切。

 A4版120頁。Amazonで2200円(税込)で発売中。

大磯ガイド協会 「左義長」を解説付きで 1月17日 参加者募集

 NPO法人大磯ガイド協会は「国指定重要無形民俗文化財 左義長をたずねる〜左義長ゆかりの道祖神を巡る〜」を、2026年1月17日(土)に開催する。小雨決行。

 約2時間、3Kmのコース。大磯町図書館で受付(午後3時〜)後、七所参りの道祖神、避難タワー、山王町、長者町を経て、北浜海岸入口で解散。サイト点火(午後6時30分)まで北下町福祉会館で休憩可能。

 参加費は1人5百円。定員は先着50人。申し込みはHPから。締切は12月27日(土)。(問)同会【電話】070・3855・8341(平日・9時〜17時)

大磯町 本に親しむ図書館まつり 12月14日 古本市など

 第24回大磯図書館まつりが12月14日(日)、大磯町立図書館本館で開催される。午前9時〜午後2時。

 古本市・キッズ古本市のほか、工作教室、図書館クイズ、スペシャルおはなし会(【1】午前10時30分〜【2】11時10分〜・定員各回15人)、書庫見学(午前11時30分〜50分・定員5人・10分前に整理券配布)などが予定されている。また、主催者は児童書購入のための「いそちゃん募金」の協力を呼び掛けている。

(問)大磯町立図書館【電話】0463・61・3002
落合市長に報告する吉井さん(右)

湘南龍拳吉井さん ボクシンング日本一 国民スポーツ大会で

 湘南龍拳ボクシングフィットネスジム(平塚市宮の前/川端龍也会長)に所属する吉井康介さん(武相高3年)が、9月から10月にかけて滋賀県で行われた「第79回国民スポーツ大会ボクシング競技」で優勝し、11月14日、落合克宏平塚市長に報告した。

 最軽量クラスのピン級(46kg)に所属し、相手との距離を取り戦うアウトボクシングスタイルを得意とする吉井さん。初出場で、全国から集まった15人の頂点に立った。

 5日間で4試合を戦い、初めの2試合は納得がいく動きができなかったというが、「戦い方や会場に慣れてきた準決勝では、動きが良くなり試合が楽しめるようになった」と振り返る。

 決勝の相手は距離を詰めて戦うインファイターで、今年のインターハイで敗れていたライバルでもある。「前回は相手に流されて、自分も距離を取らなかったことが敗因。自分の方が身長が高く攻撃できる範囲が広いので、近づきすぎないようにした」と勝因を分析し、喜びを噛み締めた。

 平塚市立松原小学校6年生の時に全国大会優勝で表敬訪問をしたこともあり、落合市長は、「今も雰囲気が変わらない。高校でも優勝してすごいね」と成長した姿に目を細めた。川端会長は「ずっと高校日本一を目指していたので夢が叶って良かった」と喜んだ。

 日本体育大学に進学予定の吉井選手は、「次はインカレで優勝したい」と意気込んだ。
自分たちの手で柿をもぎ、満足気な園児

「あま〜い柿取れたよ」 新藤学園の園児が収穫

 学校法人新藤学園(新藤正樹理事長)が保有する柿畑(平塚市下島)で11月17日、美里・柿の実こども園と大神美里幼稚園の幼児クラスの園児が柿もぎを行った。

 毎年同柿畑で収穫を行っている同園。柿は寒さにあたると甘くなるといい、今年は急に冷え込んだ影響から、甘い柿ができたという。

 柿もぎを行う前に新藤理事長から「くるくると回しながら取ってください」と指導されると、園児らは一つひとつ手で柿をもいでいった。

 オレンジ色に染まった大きな柿を収穫した園児は、「難しくなかった。柿が大好きなので、食べるのが楽しみ」とうれしそうに話した。大神美里幼稚園の平野眞由美園長は、「成りものを収穫するというのは貴重な体験。みんな楽しんで柿もぎをできたのでは」と感想を話した。

 この日収穫した柿は、一人一つずつ家庭に持ち帰ったという。
だるまの制作を進める荒井さん

「来年はきっとウマくいく」 干支だるま制作進む

 平塚市東八幡の「荒井だるま屋」で、毎年恒例の干支だるまの生産が進んでいる。

 同店では2004年以降毎年、干支にちなんだだるまを制作しており、来年の午年を控えて馬のデザインを施しただるまが店頭に並んでいる。

 平塚市で作られている伝統的な相州だるま2号に和紙で装飾しており、高さは12〜13cmほど。金色のたてがみは金運を呼び、手綱を表したヒモは顔の横でハート型に結ばれていて良縁を呼ぶ願いが込められている。今年は約3000個ほどを制作する予定だという。

 4代目店主の荒井星冠さんは「買った人はきっとウマくいく。駆け上がるような年になってほしい」と話した。
物資を運ぶドローン

平塚市 ドローンで初の防災訓練 平塚市のウラノスと

 平塚市は11月13日、(株)ウラノス(平塚市中原/田中秀明樹代表取締役)と連携し、同社が保有するドローンを使用した防災訓練をびわ青少年の家宿泊管理棟中央広場(平塚市土屋)で初めて実施した。

 市内で大規模な地震・風水害などが発生した場合に備えた訓練で、当日は土砂崩れの発生を想定。上空からドローンで付近の被害状況をリアルタイムで把握し、その場で映像を確認したほか、本庁で待機する市災害対策課の職員にも共有できるように配信した。

 同課の岡崎肇課長は「このエリアは崖崩れの被害が想定される。実際の撮影方法を知ることができた。今後も協力してもらいたい」と話した。

 地域が孤立した場合を想定し、ドローンに物資を吊るして運搬する実演も行われた。ドローンは晴れた風のない日に使用することが勧められているため、災害発生時すぐに飛ばすことができない可能性があるが、今回使用した運搬用ドローンは30kgの物資を吊るして約20分間飛ぶことができるとあって、避難が長期化した際の生活支援など、今後の活用が期待されている。

 田中代表は「リアルタイムで災害情報を共有することが一番大事。今日の経験をもとに、今後の対策を平塚市と考えていきたい」と話した。

 平塚市と同社は昨年3月に、「災害時等におけるドローンを活用した活動支援に関する協定」を締結している。

「ありがとう」と「横浜ゴム」がコラボ 万両と百両の苗木30セットを頒布 12月3日10時30分〜平塚市役所

 ひらつか障がい者福祉ショップ「ありがとう」と横浜ゴム株式会社平塚製造所のコラボレーション企画「苗木頒布会」が12月3日(水)、平塚市役所本館1階「ありがとう」で行われる。午前10時30分から、苗木がなくなり次第終了となる。

 当日は、横浜ゴムが丹精込めて育てた「万両と百両」の苗木30セットを頒布。正月の縁起物として知られる万両と百両。ひらつか障がい者福祉ショップ「ありがとう」運営協議会の高橋眞木会長は、「緑を育てることは街を育てること。皆様のお越しを心よりお待ちしています」と呼びかけている。

平塚の大地から歴史探る 12月13日 参加者募集

 平塚市観光協会では現在、12月13日(土)に開催する「我がまち誕生の秘密を探ろう」の参加者を募集している。午前9時15分から午後2時30分頃まで。参加費2千円。

 「プレート境界の近く」という特異な位置にある平塚市の大地の歴史を、湘南平山頂からの眺めなどから探る。市民活動センター(見附町1の8)で解説を受けた後、湘南平と高麗山を約2Km歩く。昼食あり。

 同会HPから申し込み。締め切りは12月1日(月)。定員20人。雨天中止の場合は開催前日午後5時までにHPに掲載し、メールか電話で連絡。問い合わせは同会【電話】0463・20・5110。

災害時のボラ講座 12月6、13日 福祉会館

 「ボランティア養成講座(災害時編)」が12月6日(土)、13日(土)に平塚市福祉会館第二会議室(追分1の43)で開かれる。午前10時〜正午。平塚市社会福祉協議会、ひらつか災害ボランティアネットワークの共催。

 市災害対策課や社協担当者らが講師を務める。6日は、平塚市に想定される災害についてを知り、災害ボランティアセンターについて学ぶ。13日は、被災地での活動や災害ボランティアセンター運営訓練を学ぶ。参加費無料。

 市内在住、在学、在勤の先着20人が対象。持ち物は筆記用具。

 受講の申し込み・問い合わせは、平塚市社会福祉協議会ボランティアセンター【電話】0463・33・0007。来館でも受け付け(午前8時30分〜午後5時、土日祝日休み)。

12月3日〜9日は「障害者週間」 理解促進図る「啓発パネル展」を開催 ららぽーと湘南平塚1階で

 12月3日(水)〜9日(火)の「障害者週間」にあわせ、障害への理解を促進し、心のバリアフリーを推進するための啓発パネル展が、ららぽーと湘南平塚1階UMI西エリア(平塚市天沼10の1)で開催される。時間はららぽーと湘南平塚の開館時間に準ずる。

 市内の障害福祉事業所や団体の活動紹介をはじめ、平塚支援学校・湘南支援学校の生徒の作品や障害者福祉団体の紹介パネル・リーフレットなどもあわせて展示される。(問)市障がい福祉課【電話】0463・21・8774

二宮町 町民ゴルフ大会で熱戦 283人が参加

 第33回二宮町町民ゴルフ大会が、11月10日に平塚富士見CCで開催された。

 29歳から90歳までの老若男女283人が参加し、平塚コースと大磯コースに分かれて熱戦を繰り広げた。

 前半9ホールのスコアで成績を決め、菅谷正義さんがグロス(G)39、ネット(N)33・0で優勝した。準優勝は八木達雄さんG41、N33・8、3位は関口由美子さんG52、N34・0だった。

 後半プレー終了後に賞品や参加賞が贈られた。

軟式テニス始めよう 無料教室参加募集

 「初心者向け軟式テニス教室」が2026年2月21日(土)に平塚市立軟式庭球場(平塚市田村9の25の1)で開かれる。午前11時〜午後3時(休憩時間含む)。現在、参加者を募集している。

 テニス経験者の施設管理スタッフがコーチを務め、初心者10人程度を対象に開催。内容はラケットの握り方、正しいフォームでの打球、ルールの解説など。

 参加費無料。ラケットなど必要な用具は無料貸し出しあり。シューズ(ギザギザのない運動靴)、水分、軽食は参加者各自が用意。レジャー保険適用。申し込みは軟式庭球場管理事務所【電話】0463・55・9997へ電話または直接受付。