平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2025.11.28
平塚市
ドローンで初の防災訓練
平塚市のウラノスと
平塚市は11月13日、(株)ウラノス(平塚市中原/田中秀明樹代表取締役)と連携し、同社が保有するドローンを使用した防災訓練をびわ青少年の家宿泊管理棟中央広場(平塚市土屋)で初めて実施した。
市内で大規模な地震・風水害などが発生した場合に備えた訓練で、当日は土砂崩れの発生を想定。上空からドローンで付近の被害状況をリアルタイムで把握し、その場で映像を確認したほか、本庁で待機する市災害対策課の職員にも共有できるように配信した。
同課の岡崎肇課長は「このエリアは崖崩れの被害が想定される。実際の撮影方法を知ることができた。今後も協力してもらいたい」と話した。
地域が孤立した場合を想定し、ドローンに物資を吊るして運搬する実演も行われた。ドローンは晴れた風のない日に使用することが勧められているため、災害発生時すぐに飛ばすことができない可能性があるが、今回使用した運搬用ドローンは30kgの物資を吊るして約20分間飛ぶことができるとあって、避難が長期化した際の生活支援など、今後の活用が期待されている。
田中代表は「リアルタイムで災害情報を共有することが一番大事。今日の経験をもとに、今後の対策を平塚市と考えていきたい」と話した。
平塚市と同社は昨年3月に、「災害時等におけるドローンを活用した活動支援に関する協定」を締結している。
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