大和版【11月28日(金)号】

インフルエンザ 今季初の学校閉鎖 各校へ警戒呼びかけ

 大和市は25日、文ヶ岡小学校(小林美紀校長/児童数376人)で26〜28日まで、インフルエンザ感染症等による学校閉鎖を実施すると発表した。インフルエンザによる学校閉鎖は、今シーズン初めて。

 市保健給食課によると同校で25日、108人が風邪の症状を訴え欠席し、このうち51人がインフルエンザと診断された。全学年でインフルエンザが確認されたことから、最終的に市教育委員会の判断で、学校閉鎖が決定された。

 同日、深見小学校(新井隆校長/児童数534人)の3学年(73人)で16人が、引地台小学校(岡田弘美校長/児童数321人)の1学年(49人)で10人がインフルエンザと診断され、それぞれ26日〜28日まで学年閉鎖が決まった。

 市内の小中学校で、インフルエンザによる学校閉鎖は、2023年9月に柳橋小学校で実施されて以来、およそ2年2カ月ぶり。

 市では9月17〜19日、深見小学校でインフルエンザによる今シーズン初となる学級閉鎖があった。市の発表によると、市内の公立小学校(19校)・中学校(9校)では11月25日までに25校・延べ175クラスでインフルエンザによる学級閉鎖があった。さらに、学年閉鎖も延べ7校で出ている。

 同課によると、24年度は学校閉鎖、学年閉鎖は実施されなかった。こうした状況をうけ同課担当者は「保護者に感染症への警戒を呼びかける通知を出すなど、感染拡大を防ぐよう努めたい」としている。

中央林間ボクシングスタジオの会長を務める 太田 茂さん 中央林間在住 55歳

挑戦を続けていく

 ○…中央林間駅そばのビル4階、エレベーターの扉が開くとミット打ちの音が聞こえてくる。約130人が日々ボクシングに打ち込んでいるスタジオの会長を務める。今月行われた「全日本マスボクシング選手権大会」に選手たちを送り出し、5人が表彰台に上がった。「競技化された5年前に比べ、選手人口も増え、年々レベルが上がっている。そんな中選手たちは頑張ってくれた」とたたえる。

 ○…大分県大分市の出身。日本チャンピオンも輩出しているボクシングジムに生まれた。ボクシングを始めたのは高校生の時。個人競技で大学の推薦を取りたいと決めたことがきっかけだった。「何としてでも東京に行きたかった」と笑う。1年生で九州大会優勝、2・3年生でインターハイに出場するなど活躍した。「ジムではプロ選手と打ち合っていたので、同年代には負けるわけがないと思っていた」。無事進学し上京した。

 ○…大学卒業後は会社員を経て、中央林間のスポーツクラブで働いた。「ここでの経験がスタジオの経営に活きている」。「プロを目指している人だけでなく、たくさんの人がボクシングを楽しめるジムを作りたい」という思いから、35歳の時にスタジオをオープンした。「マスボクシングは、誰でも試合の緊張感や勝った時の達成感を味わえるので、ぴったりの競技」と魅力を語る。

 ○…会長としてだけでなく、マスボクシング普及強化委員としての顔も持つ。週末は試合やイベントなど忙しい日々を送る。つかの間のリフレッシュは温泉に入ること。「実家に帰ると必ず温泉に行く」という。「県内の選手登録数を100人にするのが目標。お世話になったボクシング協会に恩返しができたら」と意気込んでいる。

大和市 市長や議員給与増額議案を撤回

 古谷田力市長は21日、25日の第4回定例会の本会議で上程する予定だった市議会議員と市長ら特別職の期末手当(ボーナス)を引き上げる条例改正案を撤回した。

 条例改正案は月額の議員報酬や給与は据え置き、期末手当を増額するもの。議案が可決されれば、議員と特別職を合わせ約95万円増える見通しだった。増額方針を巡っては、市の厳しい財政状況から市議の間で否定的な声もあった。
ひ孫から花束を受け取る綾子氏=23日・スカイビルで

大和興業株式会社 創業者の綾子氏が百寿 駅前のシンボル、次代へ

 大和駅前の商業施設「大和スカイビル」を運営する「大和興業株式会社」(片山政明代表取締役社長)の創業者である片山綾子氏(100)の百寿を祝う会が23日、同施設で開かれ関係者らおよそ100人が出席した。

 祝う会には古谷田力市長、大和商工会議所の本田誠一会頭をはじめ、綾子氏にゆかりある経営者や知人らも駆けつけた。出席者の拍手に迎えられた綾子氏は笑顔でこれに応じ、その後は綾子氏の半生を振り返るDVD上映などが行われた。

 綾子氏は1925年(大正14年)11月26日、東京都に生まれた。47年(昭和22年)にまだ焼け野原だった大和駅前に根を下ろし、その後、大和洋裁女学校を設立し文化の発展に寄与。夫の政男氏と大和マーケットを作ったのが、大和スカイビルの礎となった。

 71年(昭和46年)10月23日には地上5階、地下2階の大型ショッピングビル・大和スカイビルを竣工。大和駅前のランドマークとして今に至る。綾子氏は大和商工会議所では女性初となる副会頭も6年間務めた。

 同社は、今年75周年を迎え、スカイビルは27年春に大規模改修工事を予定。「大和スカイビル100年計画」と銘打ち、駅前のシンボルを次代につなぐ道中にある。

 祝う会の最後に綾子氏は「これからも変わりないお力添えを」と力強く呼びかけた。
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2025年3月に設立された一般社団法人「やまとカルチャーカレッジ」(福原広代表理事)では同年4月、大和市文化創造拠点シリウス・メインホールで同法人として初とな... (続きを読む)
かながわキンタロウも駆け付けた

地産地消で笑顔の交流 (株)安田物産

 給食事業などを手がける(株)安田物産(安田幹仁代表取締役社長/深見西)は13日、綾瀬市の春日幼稚園を訪れ、園児たちに弁当を届けた。

 この取り組みは、県の地産地消月間に合わせて行われたもの。県のPRキャラクター「かながわキンタロウ」も駆け付ける中、園児たちはキャベツやニンジン、白米など神奈川県産の食材がふんだんに使用された弁当に舌鼓を打った。

 教室では園児たちがキンタロウと笑顔で交流するなど、束の間のひと時を楽しんだ。
古谷田市長に優勝を報告した小池さん(右)と百瀬会長(中央)

全国大会優勝を報告 リフレック小池隼斗さん

 フィットネスキックボクシングジム「Refre‘K」(百瀬竜徳会長/大和南)に所属する小池隼斗さん(文ヶ岡小6年)がこのほど、大和市役所で古谷田力市長を表敬訪問した。

 これは8月に後楽園ホール(東京都文京区)で開催された「アマチュアキックボクシング全国大会2025in後楽園ホール」で優勝したことを受けて行われた。小池さんは「練習を頑張った結果が出せて良かったです」と話していた。
自治会館で配布された

「防災意識高めて」 善光明自治会自主防災会

 善光明自治会自主防災会(保田完次会長)がこのほど、同自治会に加入している約750世帯を対象に「防災ボトル」を配布した。

 当日配布された防災ボトルの外側には、大和市イベントキャラクター「ヤマトン」と同会名が印刷されている。

 昨年には災害時に安否を確認することができる「安否確認タオル」も配布するなど、いつどこで遭うかわからない災害に向けて備えている同自治会。保田会長は「これをきっかけに、皆さんの防災意識が高まることを願っている」と話した。
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地域福祉活動計画パレット策定時のヒアリング調査では、今ひとり暮らしの人、または近い将来ひとり暮らしになる可能性がある人の不安は家事や書類管理を自分が行えるかどう... (続きを読む)
コンサートの様子=写真提供

約2500人訪れる やまとみらいまつり

 合同イベント「やまとみらいまつり」がこのほど、シリウスや学習センターなど市内にある7つの文化施設で開催された。

 各施設では市文化芸術顕彰授賞式やコンサートなど、様々な企画が用意された。親子連れなど約2500人が来場し、イベントを楽しんでいた。

 担当者は「全スタッフの協力のおかげで実施することができた。来年は10周年なので、喜んでもらえる企画を考えていきたい」と話した。
熱心に耳を傾ける参加者ら

被災地との関わり学ぶ セミナーに40人

 ライオンズクラブ国際協会330B地区8R―2Z主催のセミナーが15日、シリウスで開かれた。大和リバティLCに所属しゾーンチェアパーソンを務める山岸真樹さん(53)が企画した。

 市民ら40人が参加し、能登半島地震の際に被災地で支援活動を行ったLCの関係者から被災地との関係性づくりなどについて説明を受けた。

 60回以上にわたり能登半島で支援活動をした山岸さんは「被災地支援に少しでも関心をもってもらえたら」と話した。
石見 邦夫さん(76)株式会社ミトリ 代表取締役会長

大和商工会議所 新副会頭の横顔 地域活性の道筋つくる 株式会社ミトリ 代表取締役会長

地域活性の道筋つくる

 昨年4月、大和商工会議所は創立30周年の節目に合わせて、大和市に産業活性化にむけた提言書を提出。周年式典の場で本田誠一会頭から古谷田力市長に手渡された。「市が商工業とどう関わるのか。見える形にするべき」。そう手を挙げて提言書の作成に携わったのが、石見副会頭だ。

 約700社が所属する大和商工会議所のサービス部会の部会長を務めてきた。副会頭に就任した今、「本田会頭をサポートしていきたい」と気持ちを引き締めながら、「(3年間の任期中に)地域活性化の道筋を作ることができれば」と意気込んでいる。

 東京都出身。中央大学理工学部を卒業後、精密部品の製造会社に勤務。40歳を前にソフトウェア開発などを手がける(株)ミトリへ。40歳で社長に就任した。同社は現在67期目を迎えた。

 180センチの長身で、36歳の時には大和市の卓球大会で優勝するなどスポーツマンの一面も。横浜市瀬谷区在住。
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糖尿病と目の話 12月6日にオンライン講座

 大和市と相模原市南区にある、かねしろ内科クリニック(金城瑞樹理事長)のオンライン健康講座「やまと糖尿病を知る会」が12月6日(土)に開催される。午後2時30分から4時まで。

 今回は「見える毎日のために〜糖尿病と目のおはなし〜」がテーマ。金城理事長や同クリニックの國分孝道眼科医、佐藤亜希菜理学療法士が見る力を守るポイント、目の病気や予防策としての眼科受診の必要性などを分かりやすく解説する。

 目の疲れや視力の低下が気になる人やその家族などが対象。参加希望者は同クリニックのLINEへ「糖尿病を知る会 参加希望」と送信するか、専用フォームで申し込みを。後日、詳細が案内される。(問)やまと糖尿病を知る会担当【電話】090・1270・6221
シクラメンの花を渡す児童

日頃の感謝伝える 聖セシリア小学校

 聖セシリア小学校(上田義和校長)の米山結衣さん(6年)と松山愛さん(同)が14日、南林間駅前交番を訪れ、勤務中の警察署員にシクラメンの花と手紙をプレゼントした。

 これは同校が「勤労感謝の活動」として毎年実施している取り組み。児童たちは「いつも私たちの安全を守ってくださり、ありがとうございます」と日頃の感謝を伝えた。

 その後、児童たちは「登下校中に気をつけることは何ですか」と質問。花を受け取った飯島一博さん(30)は「車や自転車を運転している人が歩行者を見落としてしまう場合もあるので、横断歩道の前では一回止まって渡るようにしてください」と説明した。

子どもの成長祝う

 大和天満宮(大和南1の8の1)では恒例の七五三詣を執り行い、子どもの成長を祝っている=写真。

 11月22日には、桃色の着物を身にまとった漆谷茜ちゃん(3)の七五三詣が行われていた。「緊張した」と話す茜ちゃんを見守る母親・晶子さんは「この日を無事に迎えることができてよかった」と笑顔を見せた。

匠による特別指導 カナイスタイルで

 相模大塚駅そばのカナイスタイルで12月27日(土)、スペシャルレッスンを開催する。

 当日はテレビでも取り上げられるなど、庭の匠として知られている金井良一さんが「盆景と迎春の花」をテーマに登壇する。

 午前10時と午後2時からの2部制で、午後の部はオンラインでも受講可能。参加費は5500円(材料費込み)で、12月20日(土)まで受け付けている。問い合わせ、申し込みはカナイスタイル【電話】046・262・7808へ。
フィナーレの様子=提供写真

母校愛深める 大和立教会

 第9回「立教大学 神奈川県校友の集い」がこのほど、アパホテル&リゾート横浜ベイタワー(横浜市中区)で開かれ、同大学の卒業生ら230人が参加した。

 今回の校友の集いは、大和立教会(白銀良三会長)が幹事会として運営に携わった。当日、卒業生らは学生時代の思い出を語り合い親睦を深めた。現役の応援団やチアも駆け付け、最後は肩を組んで校歌を合唱するなどして母校愛を深めた。

「選挙に関心持って」 大和商業で生徒会選挙

 大和商業高等専修学校(窪田正仁校長)で21日、「令和8年度新生徒会役員選挙」が開催された=写真。

 同校では、選挙で実際に使用されている投票箱と記帳台を使って生徒会選挙を実施している。

 当日は市選挙管理委員会の職員も訪れ、市内の投票率などについて説明。その後は立候補者たちによる演説や応援演説が行われ、生徒たちは真剣に耳を傾けていた。

 投票した石井遼翔さん(3年)は「投票箱などが設置され、緊張感があった。17歳なのでまだ選挙に行ったことがないが、選挙の雰囲気を感じることができた」と話した。

 生徒の様子を見守っていた窪田校長は「本番と同じ環境で選挙ができることがとてもありがたい。この経験を通じて選挙に関心を持ってもらえれば」と語った。

サクソフォーン 第12回演奏会 11月30日 シリウスで

 大和市内を中心に活動する「YWOサクソフォーンアンサンブル」の第12回演奏会が11月30日(日)、シリウスメインホールで開かれる。午後2時開演。

 15人のサクソフォーン奏者がクラシックの名曲から昭和歌謡、ジャズなど幅広い選曲でサクソフォーンの魅力をお届けする。曲目は「ヴァイオリン協奏曲『四季』より」(A・ヴィヴァルディ)、「また逢う日まで」(筒美京平/尾崎紀世彦)など。全席自由500円。

 問い合わせは【携帯電話】080・9030・8561(前嶋さん)へ。