中区・西区・南区版【12月4日(木)号】

本牧和田コミュニティ 防犯カメラを導入 信号柱など5カ所に

 新本牧地区の自治会組織である「本牧和田コミュニティ」の「本牧和田町づくり委員会」は11月28日、本牧通りの交差点の信号柱など5カ所に防犯カメラを設置した。同コミュニティが地域内に防犯カメラを設置するのは初めて。また、自治会組織による信号柱への設置は、山手警察署管内では初だという。

 防犯カメラは山手警察署管内の本牧通りの交差点の信号柱に2台、同コミュニティ所有の防犯灯柱に3台の計5台が設置された。事前に山手警察署員とアドバイザー役も務める設置事業者、町づくり委員会のメンバーで地域を歩き設置場所を決めた。メンバーは、「本牧和田地域への出入口となる地点を意識して選んだ」と話す。

 中心になって設置を進めた町づくり委員会は今年4月に発足。メンバーは40代〜50代の8人で、役職を設けずフラットな関係で防犯や環境など町の課題を話し合う。防犯カメラに関しては、以前から必要性が叫ばれていたが、昨年末に高級車が盗まれる事件が2件発生したことや不審な訪問販売などの報告が相次いでいることを受け、本格的な対策に乗り出した。

 同コミュニティの地域は電線の地中化が進んでおり、防犯カメラを設置できる電柱がないという。信号柱に設置する許可を得るため、山手警察署に申請。要件に合致し許可が下りた。山手警察署の担当者は「防犯カメラは犯罪抑止効果も期待できる。警察でも設置を促進しているのでありがたい」、委員会メンバーは「警察も設置事業者も横浜市も、とても丁寧に対応してくれた。他の地域にも設置の動きが広がれば」と話した。

 約400世帯が暮らす本牧和田地域。会費とは別に、同コミュニティに入っていない住民や地権者からも防犯灯費を集めている。今回の設置費用や電気代はこの防犯灯費の予算から捻出する。

補助申請は急増

 横浜市は、犯罪の起こりにくい安全なまちづくりに向けた地域の取り組みを支援するため、自治会町内会が地域に設置する防犯カメラの設置費用の一部を補助している。同コミュニティもこの補助金を活用した。

 市は、昨年10月に青葉区で起こった強盗殺人事件を受け、今年度から補助上限を28万円に引き上げた。補助金の申請数は、2023年度の78団体122台、24年度の74団体130台から、今年度は133団体243台と2倍近くに急増した。

横浜市 男性専用の電話窓口新設 背景に相談件数年々増

 横浜市男女共同参画センターの「心とからだと生き方の総合相談」で近年、男性からの電話相談件数が増加している。そこで市は、生きづらさを抱える男性が一層相談しやすくなるよう、11月19日、「男性相談員による男性のための電話相談」窓口を新たに開設した。

 新設の背景には、多くの男性が抱えているとみられる潜在化しがちな生きづらさなどの課題がある。市内の男女5千人を対象に市が昨年実施し、今年3月に公表した意識調査の結果によると、「女/男らしさ」を期待されることに不都合さ、不快感、生きづらさを感じると回答した割合は女性が62・8%、男性は40・5%に上っている。

 また、男女間での暴力に関して内閣府が結果を公表した近年の全国調査によると、男性のおよそ5人に1人が配偶者から暴力を受けた経験があるにもかかわらず、被害男性の約6割がどこにも相談していないという実態が分かっている。

 同センターの担当者は「男性は我慢し、一人で悩みを抱え込みがち。まずは話を人に聞いてもらい、悩みを吐き出すという経験をしてほしい」と呼び掛けている。

 専門研修を受けた相談員が対応する市の「心とからだと生き方の総合相談(電話相談)」の利用状況をみると、男性からの相談件数は2022年度が193件(全体の8・1%)、23年度が323件(10・9%)、24年度が351件(11・3%)と年々増加。ただ全体の約1割と僅少であるため、市は同性に相談したいという男性のニーズを考慮し、11月19日、確実に男性相談員につながる男性のための電話相談の運用を開始した。当面の間(一社)日本男性相談フォーラム(大阪市)への委託により実施。初日から多くの男性の相談が寄せられた。

 相談電話(【電話】045・443・7311)の利用は毎月第1、3水曜日の午後7時から9時まで。「勉強や仕事がプレッシャー」「家族やパートナーとの関わり方が分からない」「自分の見た目が嫌い」など、さまざまな悩みを無料で相談できる(秘密厳守、匿名可)。市男女共同参画推進課の担当者は「来年度以降は、市内で男性相談員の育成を進めていければ」としている。

世界各地で活躍するプロけん玉パフォーマー イージーさん(本名:飯嶋広紀) 西区浅間町在住 34歳

けん玉をカルチャーに

 ○…「言葉が伝わらなくても一緒に遊べば仲良くなれる。けん玉はコミュニケーションツール」と語る。音楽、ダンスを融合させ、昔遊びのイメージを越えたダイナミックなパフォーマンスを披露する。紅白歌合戦に9年連続で出場、ミラノ万博やシルク・ドゥ・ソレイユのワークショップに参加するなど、国内外で注目を集める。

 ○…けん玉との運命的な出会いは保土ケ谷区の峯学童クラブ。上手な人だけが立てるステージに自分も上がりたいと練習を重ねた。大学でダンスサークルに入り、踊りの中にけん玉を取り入れると評判は上々。おもちゃメーカーへの就職を志して通ったおもちゃコンサルタント養成講座で偶然出会った受講生と在学中に「ず〜まだんけ」を結成。保育園や商業施設で披露するうちに趣味が仕事になった。

 ○…母校である浅間台小学校と峯学童クラブは「人と違うのは悪いことではないと教えてくれた場所」と振り返る。現在小学3年生になる息子にも、のびのびとした環境で育ってほしいと一度は離れた西区に戻ってきた。「地元のコミュニティを大切にしたい」といい、今後は育ったこの街でイベントを開催したり、教室を開きたいとの思いも持つ。

 ○…「仕事も遊びもほぼ一緒。今でもけん玉をしている時が一番楽しい」と話す。だからこそ子どもたちには「夢中になれるものを続けてほしい、今それがなければ何にでもトライして」と伝えている。最近は、息子が習うパルクールの影響を受けて一緒にアクロバットを練習している。昨年は、フラフープやフリースタイルバスケのパフォーマーらとチームを結成。活躍の場を広げる。「魅力を伝えて、カルチャーとして根付いていくおもちゃにしたい」
ペットボトルのキャンドルが並ぶ

蒔田公園に「光の遊歩道」 12月6、7日にアート企画「光のぷろむなぁど」

 光のアート作品が並ぶイベント「光のぷろむなぁど」が12月6日(土)、7日(日)に蒔田公園=南区宿町=で行われる。主催は公園付近の住民らによる大岡川アートプロジェクト実行委員会。

 イベントは2008年に吉野町市民プラザの事業として始まった。09年から同実行委員会が住民同士のつながりを作ろうと主催し、毎年12月にイベントを行っている。

 毎回、公園内にろうそくやLEDなどを使った光のアート作品を展示。キッチンカーなどが飲食物を販売するほか、親水広場でコンサートを行い、夕方から夜にかけて公園全体を盛り上げる。

 メインのキャンドルナイトは切ったペットボトルの中にろうそくやLED電球を入れて、約2千個を展示する。午後4時ごろから、公園内に「光の遊歩道」が広がる。

 親水広場では6日に蒔田中、共進中の吹奏楽部の演奏や日枝小放課後キッズクラブの児童のダンスがあり、7日もキッズダンスやバンドの演奏が披露される。ほかにも、6日に日枝小の4つのクラスが総合学習の取り組みを発表するなど、子どもが登場する場面が多いのも特長だ。ほかにも、パンやコーヒー、ホットドッグなどが販売される。

 開催は2日間とも午後2時から7時。主催者は「手作りの光を楽しんでほしい」と呼びかける。
平沼OBによる始球式

平沼・翠嵐伝統の「平翠戦」 野球対決は翠嵐がOB・現役制す

 今年創立125周年の横浜平沼高校=西区=と、昨年創立110周年を迎えた横浜翠嵐高校=神奈川区=による部活対抗戦「平翠戦」。両校の周年記念事業として昨年、44年ぶりに復活開催された。昨年は翠嵐主催の「翠平戦」、今年は平沼主催の「平翠戦」として2年にわたり実施している。かつて翠嵐の校舎焼失による平沼への間借りをきっかけに、1954年から80年までの間に25回開催された伝統行事だ。

 11月22日には野球部の現役・OBによる試合が平沼高校グラウンドで行われた。

 もともと9日に予定されていたが雨天順延となり、第1試合のOB戦は両校とも選手集めに苦戦。その影響もあってか平沼打線が爆発した昨年とは一転し、試合は投手戦の様相となった。結果は5対2で翠嵐が勝利し、昨年の雪辱を果たした。

 続いて行われた現役戦は、平沼が先制したものの終盤に翠嵐が猛反撃。9対4で昨年に続き翠嵐が勝利した。

 平沼にとっては2敗と悔しい結果となったが、昨年に続きそれぞれ交流を深める一戦となった。

 勝利校には勝ち点3、引き分けで勝ち点1が与えられる同戦。野球部対決を終えて現在の勝ち点は平沼が13、翠嵐が16となっている。

 12月6日(土)にはバスケットボール部の現役試合が男女それぞれ予定されている。
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地震火災の原因 6割以上が電気「感震ブレーカー」で命を守る 市内全世帯を対象に横浜市が購入費を補助、取付代行(無料・先着順)も
地震火災の原因 6割以上が電気「感震ブレーカー」で命を守る 市内全世帯を対象に横浜市が購入費を補助、取付代行(無料・先着順)も
過去の地震で発生した火災のうち、6割以上が電気に起因しており、能登半島地震の輪島市朝市通りでの火災も、電気に起因し発生した可能性が考えられている。地震火災の... (続きを読む)
火災で逃げ遅れた人を救助する六ツ川特別救助隊

大規模地震想定し訓練 弘明寺商店街で

 南消防署(柴田尚正署長)は11月11日、弘明寺商店街の観音橋・さくら橋付近で大規模地震を想定した消防訓練を行った。11月9日〜15日の秋の火災予防運動の一環。南消防署の署員をはじめ、南消防団第5分団や同商店街の商店主などからなる自衛消防隊や商店街組合員も参加した。

3人を救助

 訓練は、地震により弘明寺商店街で3人の要救助者が発生したとを想定。参加している団体同士が連携し、初期消火や救護・救助活動を実施する内容だ。

 自衛消防隊が、地震発生に伴い商店街をパトロール。倒壊物の下敷きになっている負傷者、意識や呼吸がない負傷者、商店街内の建物で火災が発生し逃げ遅れた人がいるこという被害状況を把握し、119番通報。さらに初期消火、心肺蘇生法を分担して実施した。

 その後、消防団や同署の各部隊が到着し、負傷者の救助を開始。六ツ川特別救助隊は、梯子を火災が発生している建物に架け、救助用のロープを使いながら、逃げ遅れた人の救助を行った。商店街の通行人も足を止め、緊迫した一連の消防訓練の様子を見守っていた。

 同商店街協同組合の小林宗之理事長は「南消防署のみなさんと実践的な訓練を毎年繰り返し行っている。災害や火災の備えとして今後も続けていきたい」と話した。
昼と夜で違った雰囲気を演出

横浜駅東口「はまテラス」 芝生やベンチで憩いの場 にぎわい創出へ社会実験

 横浜駅東口の「はまテラス」で11月27日から、にぎわい創出を目指した社会実験が始まった。

 はまテラスは、横浜新都市センター(株)と(株)横浜スカイビルが共同管理している。横浜駅と、観光資源が集積するみなとみらいや山下公園などの水際線を結んでいる。

 多くの人が行き交うこの場所に芝生を敷き、ベンチやストリートファニチャーを設置。午後4時から11時まではLED照明によるイルミネーションが点灯する。また、トレーラーハウスでの飲食店営業も行われる。

 昼夜を問わず、イベント前後の待ち合わせやショッピングの合間に憩える空間を目指す。

 横浜新都市センターの原田一之社長は「ここを起点に、横浜全体の活性化につながれば」、横浜スカイビルの水村慎也社長は「市民や訪れた方が楽しんで集える場に発展させたい」と話した。社会実験は2月末まで。
真田幸村の甲冑を着てポーズ指導を受ける鈴木さん

きものフェスに「武者見参」 初の甲冑体験を開催

 中区のシルクセンター内を会場に行われた「きものフェス」で、今回初めて本格的な甲冑体験と撮影会が行われた。

 伊達政宗と真田幸村の甲冑が用意され、衣装の着付けや刀の持ち方、ポージングなどは、『鎌倉殿の13人』にも出演した現役俳優の松浦健城さんが指導。同じく俳優の日笠圭さんがカメラマンを務めるなど本格的な体験会となった。

 体験者の一人、鈴木国悦さん(49)=神奈川区=は、小学校の歴史の教科書で見た時から戦国時代の甲冑姿に一目ぼれ、息子・龍馬くんの名前も坂本龍馬から取ったというほどの「歴史オタク」。念願の武士の姿となり、「実際に着てみると、想像以上に重くて驚いた。これで走って、戦っていたなんて信じられない」とその重厚感に驚きながら、「子どもの頃からの夢だった甲冑姿になれて本当にうれしい」と、喜びを語った。
「トライトレイン」

初開催 南区キッズデー 12月20日、企画盛りだくさん

 南区は12月20日(土)、「南区キッズデー」を初開催する。午前10時から午後3時まで。会場は南区役所1階・7階と南公会堂(みなみん)。区役所担当者は「親子で丸一日過ごせるような企画が盛りだくさんなので、ぜひ足をお運びください」と呼びかける。

 「動いて楽しみたい」という子どもには、レールを使ってラグビーのトライを体験できる「トライトレイン」や太田小学校の児童が考案した「赤レンガを組み立てろ」などが行われる。また、AEDの使い方が体験できる「救急あんしんコーナー」や、防災の知識が学べる「防災ってなんだろう?見て・触れて・学ぼう!」などためになるブースもある。

 さらに南公会堂では、横浜市ジュニアマーチングバンドBayWind(午前10時15分〜)やキッズクラブ・学童の小学生のダンスや和太鼓のステージも(11時〜)。さらに、午後0時40分からは、ディズニー&ピクサー作品『インサイドヘッド』(先着500人)の上映会も行われる。

 問い合わせは南区地域振興課【電話】045・341・1235。
発足式に参加したキリンやブルワリー関係者ら

横浜をビールで盛り上げ キリンと醸造所らが協力

 横浜を発祥とするキリンビール(株)が市内のブルワリー(醸造所)らと横浜のクラフトビールを盛り上げるための新組織「Yokohama クラフトビールアソシエーション」を立ち上げ、11月13日に鶴見区の横浜工場で発足式が行われた。

 小規模な醸造所が職人のこだわりや個性を反映させて造る多様なクラフトビール。横浜には現在17のブルワリーがあり、全国でも有数。また、キリンビールもクラフトビール造りに力を入れている。今回の新組織は「クラフトビールと言えば横浜!と言われる街をつくる」をビジョンに、同社や市内11のブルワリーに横浜市や市観光協会、商工会議所などが協力。互いに切磋琢磨しながら、市内クラフトビールの認知向上やコラボ商品の開発、イベントでの情報発信などを目指していく。参画ブルワリーには、中区にある(株)横浜ビール醸造所(横浜ビール)、横浜ベイブルーイング(株)(横浜ベイブルーイング)、(株)トリプルアール(REVO BREWING)も含まれる。

 発足式には、同社クラフトビール事業部の大谷哲司部長や(株)横浜ビール醸造所の高橋智己代表らが参加。「クラフトビールを片手に、横浜の景観や文化を楽しんでもらえる景色を作っていきたい」と思いを語った。
4年生が企画した学校クイズ

浅間台小 創立70周年を盛大に祝う 児童主体の催しも

 浅間台小学校(伊藤みつみ校長)=西区浅間町=の創立70周年記念式典が11月29日、同校の体育館で開催された。児童約300人と歴代の校長や地域の人らが集まり、学校の「誕生日」を盛大に祝った。

 児童が主体となった第一部の式典では、1年生から4年生が式典のために考えた出し物を披露。○×クイズ、学校の好きなところを発表しながらろうそくにあかりを灯すケーキセレモニー、ハッピーバースデーの歌と演奏を行った。

 また、同校卒業生のけん玉パフォーマー・イージーさん=人物風土記で紹介=がパフォーマンスを行い、会場を沸かせた。

 学校の歴史と児童の思いが込められた、70周年を記念した看板の披露も。描かれているのは、6年生が昨年の総合の時間で考えたマスコットキャラクターの「明日っち」と「みっちー」だ。また、装飾には創立30周年の時に作られた遊び場「アスッチパーク」の丸太を再利用した。

 第二部の記念式典では、5・6年生が今年新調された法被を着て、ソーラン節を披露した。

 同校は、地耕・知耕・路耕の「三耕教育」を掲げる。地域の人と校内の田んぼで米を栽培したり、茶道などの日本の伝統に触れる機会を作ったりと特色ある活動を行っている。伊藤校長は「歴史と伝統を誇りに、浅間台小から世界に羽ばたいてほしい」と話した。
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誰もが子どものサンタになれる

ベイホテル東急 クリスマスギフト募集 12月15日までに持参

 みなとみらいの横浜ベイホテル東急(八木進午総支配人)では12月15日(月)まで、クリスマスチャリティーギフトを募集している。

 同ホテルで、県内の児童養護施設の子ども(0歳〜18歳)にクリスマスプレゼントを届けるチャリティーイベントを企画して9年目。昨年は地域住民や従業員から、過去最高の1265個のプレゼントが集まった。

 ギフトは期間中の午後4時から6時まで、ホテル1階ロビーの特設デスクへ持参(郵送不可)。同ホテルによると、おもちゃやぬいぐるみ、文房具のほか、男子はプラモデルやラジコン、女の子には洋服も人気で、中高生向けギフトも大歓迎だという。

 「必ず新しく購入したもの」で1カ月以上常温保存可能なもの(食品、金券、化粧品、中古品不可)。中身を確認後ホテルで包装を行い、子どもたちに届けられる。(問)【電話】045・682・2222

障害者週間イベント 12月7日、新都市プラザで

 横浜市は障害者週間(12月3日〜9日)に合わせ、「チャレンジドweekフェス」を実施し、市内各所で様々な催しを行っている。

 新都市プラザ(そごう横浜店地下2階正面入り口前)では12月7日、午前11時30分から午後3時30分まで。わたなべちひろさんのミニコンサートのほか、横浜市障害者社会参加推進センターによる手話体験なども。1・8m×7mの巨大壁画も展示される。(問)【電話】045・671・3598
アトリウムに力作が並んだ

いけばな234作品が堂々と 来場者との共同作品も

 横浜華道協会(飯島鼎甫理事長)が主催する「第33回いけばな新進作家展」が11月22日から27日まで、横浜市役所アトリウムなど市庁舎1階のスペースで開催された。同会理事の弟子による作家の作品展。日にちごとに作品を入れ替えながら、多様な流派の全2334作品が並んだ。

 同会は毎年、理事らの作品が並ぶ横浜名流華道展と同展を開催している。昨年には創立95周年を迎えた。同展が新市庁舎で開催されるのは5回目。古典花と現代花の迫力ある作品に、市役所に訪れた来場者が鑑賞を楽しんでいた。

 23日には、同会が来場者と一緒にクリスマスに合わせた共同作品を制作。75人が参加し、一人ひとりが花を生けた。

 飯島理事長は「今年も横浜市の協力で市役所で開催できた。多くの人に来場いただき、嬉しく思う」と話した。
今年のメインビジュアル

プレゼント 「城」の祭典が10周年 12月20・21日、横浜で開催

 「城」をテーマにした日本最大級のイベント「お城EXPO2025」が、12月20日(土)と21日(日)、パシフィコ横浜ノース他で開催される。

 2016年から毎年12月に城郭文化の振興や発展、城好き同士の交流を目的に開催されている。今年10周年を迎え、小学生が無料で入城できる。国宝五城(姫路城・松本城・彦根城・犬山城・松江城)をはじめ、日本全国の城が集結。城を有する自治体の観光情報ゾーン、城にまつわる様々な展示やグッズの販売、スペシャリストによるトークショーなど、「お城ファン」必見の内容だ。

 入城料は高校生以上2300円、中学生1千円。有料講演あり。詳細はHPで確認を。

 招待券を5組10人に。件名に「入城券希望」、本文に〒住所、氏名、年齢、電話番号、好きな城と理由を記入の上【メール】naka-nishi@townnews.co.jpへ。12月12日必着。

参加無料 年齢差ペアで卓球大会 世代間交流楽しむ

 卓球を通した世代間交流を目的とした「第13回ロータリーカップ卓球大会」が3月21日(土)、平沼記念体育館=神奈川区三ツ沢西町=で開催される。主催は横浜中ロータリークラブ。

 現在、ダブルス(2人1組)の参加チームを募集中。毎年締め切り日前に定員に達してしまう人気の大会だ。対象は横浜市内在住・在勤者と近隣エリアの卓球愛好者。性別問わず2人の年齢差は20歳以上(どちらかが70歳以上または10歳以下の場合は年齢差制限なし)。予選リーグ後、決勝・順位トーナメントを行う。午前9時45分開会式、10時試合開始。

 参加無料。先着順110組(220人)。参加賞、入賞賞品あり。「横浜中ロータリークラブ」HP内(https://rc-yokohama-naka.jp/pdf/13th-tabletennis_s.pdf)にある専用用紙で応募。申込みは2月1日(日)まで。先着順で定員に達し次第終了。大会は中止になる場合もあり。問合せ・申込は、太洋歯科クリニック内【電話】【FAX】045・663・5226。
寄付金付き返礼品を知らせるチラシ

メモワール、葬儀返礼品売り上げの一部を横浜市社会福祉協議会へ寄付 地域貢献へ包括連携協定

 冠婚葬祭業を営む株式会社メモワール=南区高砂町=は、横浜市社会福祉協議会と協定を結び、葬儀返礼品の売り上げの一部を市社協へ寄付する取り組みを12月1日に始めた。

 同社は2023年に創業50周年を迎えたことを記念して地域向けのチャリティーバザーを行い、市社協に寄付を行ったほか、ひとり親家庭への着付けや写真撮影などにも取り組み、地域貢献活動を進めてきた。

 市内の地域福祉をさらに推進しようと、市社協と包括連携協定を結んだ。取り組みの第一弾として、同社が扱う葬儀返礼品のうち、人気がある「バウムクーヘン・クッキーセット」(3456円)を「寄付付き商品」として販売する。商品1個につき200円を市社協の「ヨコ寄付」へ寄付し、対象商品は拡大していく予定だという。同社は「横浜市民のためになることを今後も続けたい」としている。

 「ヨコ寄付」は、既存の制度やサービスでは対応できない困りごとを多様な主体と連携して解決を目指すもの。これまでに「日本ハム」のギフト商品の売り上げの一部を寄付する取り組みなどが進んでいる。
(左から)渡邉氏、中谷氏、横浜商工会議所の上野孝会頭、山中竹春市長、上野氏、犬飼氏、加藤氏

横浜市産業功労者に神奈川トヨタ・上野相談役ら5人

 横浜市内の経済活性化や地域貢献の功績が顕著な事業主を表彰する「横浜市産業功労者」の表彰式が11月28日に市庁舎で行われた。

 表彰は今回で8回目。受賞者は、50音順に犬飼邦夫氏(エルテックス=保土ケ谷区=取締役会長)、上野健彦氏(神奈川トヨタ自動車=神奈川区=取締役相談役)、加藤光雄氏(黒澤フィルムスタジオ=緑区=代表取締役社長)、中谷忠宏氏(旭広告社=中区=代表取締役社長)、渡邉一郎氏(渡辺組=中区=代表取締役)の5人。

 犬飼氏は1985年にエルテックスを設立。神奈川県情報サービス産業協会理事として情報産業の育成に寄与し、横浜商工会議所では「よこはまITフェア」の開催に尽力した。

 上野氏は神奈川トヨタ自動車で社長、会長を歴任し、横浜商工会議所副会頭として横浜環状北線・北西線の整備などに取り組んだ。

 加藤氏は2001年から黒澤フィルムスタジオの社長として国際園芸博覧会の横浜招致に尽力し、地域物産展の開催にも貢献した。

 中谷氏は87年の歴史を持つ旭広告社を20年以上率い、初夏の風物詩である「ザよこはまパレード」の企画・宣伝で中心的役割を担った。

 渡邉氏は1916年創業の渡辺組を23年以上経営し、建設業の課題をテーマとした講演会の実施や税制改正要望に尽力した。

 表彰式では横浜商工会議所創業百五十年・創業百年会員企業顕彰も実施された。受賞企業は次の通り(創業、50音順)。▽150年...鈴幸商事=港北区=▽100年...テクノステート=保土ケ谷区=、徳永ビル=中区=、二葉横浜支店=鶴見区=、イワサワ=神奈川区=、笠原工務店=港南区=、福屋尾崎商店=保土ケ谷区=、森永製菓鶴見工場=鶴見区=、渡商会=神奈川区=
攻撃を回避する方法を実践

女性へ護身術指導 山手警察署が防犯教室

 山手警察署は11月21日、管内企業の女性職員を対象とした防犯教室を同署で開催した。

 全国的に女性が被害者となる暴力事件などが発生している状況を受け、同署管内でコミュニティラジオ局を運営する(株)横浜マリンエフエムが署員に相談したことがきっかけで開催された。郵便局や金融機関などの職員も集まり13人が参加した。

 参加者は、痴漢被害から身を守る方法などを学ぶ防犯講和の後、護身術の実技を行った。傘やいすなど身近にあるものを使って攻撃を回避する方法や、手を掴まれたり背後から抱きつかれた時の振り払い方などを実践していた。

 受講後、同社の濱岡仁美さんは「一歩足を出すと振り払いやすいなど、自分の身を守るための手段を知ることができた」と話した。

横浜市、小児医療費無償化を18歳まで拡充へ 12月補正に準備費5千万円 2026年度早期に開始

 横浜市は11月27日、市会定例会に提出する12月補正予算案の概要を公表した。この中で、小児医療費の無償化対象を2026年度中に18歳まで拡大するための準備経費として、5千万円を盛り込んだ。

 現在の無償化対象は中学3年生までだが、周辺自治体の多くはすでに18歳まで拡大しており、市会や市民から拡充を求める声が上がっていた。

 補正予算案には、システム改修や事務処理センターの設置、広報準備などを進める事業費として5千万円が計上された。山中竹春市長は21日の定例会見で、開始時期について「26年度の早い時期に開始したい」と述べている。

 補正予算案の総額は、これらを含め8億1500万円となった。