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中区・西区・南区 社会

公開日:2025.12.04

大規模地震想定し訓練
弘明寺商店街で

  • 火災で逃げ遅れた人を救助する六ツ川特別救助隊

 南消防署(柴田尚正署長)は11月11日、弘明寺商店街の観音橋・さくら橋付近で大規模地震を想定した消防訓練を行った。11月9日〜15日の秋の火災予防運動の一環。南消防署の署員をはじめ、南消防団第5分団や同商店街の商店主などからなる自衛消防隊や商店街組合員も参加した。

3人を救助

 訓練は、地震により弘明寺商店街で3人の要救助者が発生したとを想定。参加している団体同士が連携し、初期消火や救護・救助活動を実施する内容だ。

 自衛消防隊が、地震発生に伴い商店街をパトロール。倒壊物の下敷きになっている負傷者、意識や呼吸がない負傷者、商店街内の建物で火災が発生し逃げ遅れた人がいるこという被害状況を把握し、119番通報。さらに初期消火、心肺蘇生法を分担して実施した。

 その後、消防団や同署の各部隊が到着し、負傷者の救助を開始。六ツ川特別救助隊は、梯子を火災が発生している建物に架け、救助用のロープを使いながら、逃げ遅れた人の救助を行った。商店街の通行人も足を止め、緊迫した一連の消防訓練の様子を見守っていた。

 同商店街協同組合の小林宗之理事長は「南消防署のみなさんと実践的な訓練を毎年繰り返し行っている。災害や火災の備えとして今後も続けていきたい」と話した。

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