青葉区版【12月11日(木)号】
晴天の中、出走する参加者ら

青葉区民マラソン 女子、大会新で3連覇 男子も初出場で優勝

 第12回青葉区民マラソン大会が11月30日に区内で開催され、987人のランナーが参加した。女子は金子夢さん(29)が大会新記録の35分44秒で3連覇、男子は江口立翔さん(18)が初出場の33分32秒で優勝を成し遂げた。

 2014年に区制20周年を記念して始まった区民マラソン。コースは区役所第1駐車場をスタートし、コース南端の天神橋を通過し北上、環状4号入口交差点を折り返してスタート地点に戻る10Km。主催は青葉区民マラソン運営委員会と青葉ふるさと協議会。

 昨年に引き続き、日本体育大学出身のマラソンランナー・有森裕子さんがアンバサダーに。バルセロナ五輪銀メダリストで、今年日本陸上競技連盟の初の女性会長に就任した有森さんが大会を盛り上げた。また、今年はドローンカメラによる生中継を初めて導入し、選手たちの勇姿をお茶の間に届けた。

有終の美飾る 

 女子で3連覇の金子さんは横浜総合病院に勤務する歯科衛生士。荏田高校陸上競技部の出身で、区役所近辺もよくジョギングしているという。昨年に引き続き勤務先からも同僚が熱い応援に駆けつけた。

 実は金子さんは来年6月頃に結婚し、県外に移住する予定。「今年がラストチャンス。みんなのためにも勝ちたいと思って走った。素直にうれしい」と喜びを露わにした。

親子3人で出場

 男子で優勝した江口さんはあざみ野在住の法政大学第二高校2年生。もともと父・母ともに区民マラソン出場者で、江口さんは18歳になった今年に初出場。家族3人が揃って青葉路を走った。

 「前半は抑えて、後半に仕掛ける得意の展開で走れた」と振り返る江口さん。初優勝に笑顔を輝かせながら、「来年は32分を切って2連覇を」と意気込んだ。

 男子と女子の2位と3位は以下の通り。敬称略。【男子】2位/祢津慎也(33分51秒)、3位/幸田祐輔(34分15秒)【女子】2位/櫻澤有沙(40分09秒)、3位/榎本久子(40分30秒)
チラシを手にポーズをとる宮原選手

青葉消防署×全日本プロレス 選手が1日消防署長に 13日、防災啓発イベント

 青葉消防署(宇多範泰署長)は12月13日(土)、美しが丘に事務所を置く全日本プロレスとタッグを組み、防災啓発イベントを開催する。たまプラーザ テラスで、午前11時30分から。全日本プロレス所属の現役プロレスラー・宮原健斗選手=人物風土記で紹介=が1日消防署長として登場する。

 同イベントは、火災が増える年末年始の地域全体の防火・防災への関心向上を目的とする「年末年始特別警戒」の一環。例年、消防署と消防団が協力し、火災予防・放火防止の地域巡回を行っているが、イベントによる啓発は初の試みだ。

 当日は、11時30分から1日消防署長委嘱式が行われる。プロレス界で不幸な事故が起き、救急講習の依頼が消防署に寄せられたことをきっかけに、青葉消防署と全日本プロレスは共創事業を展開。啓発動画の配信などに取り組んでいる。イベントに向けて、「安全・安心のために大切な知識や情報を、楽しみながら身に付けてもらえれば」と宮原選手。

國學院大生も書道で啓発

 11時45分からは、國學院大學書道研究會による書道パフォーマンスも実施。迫力と華のある演技で防災キャッチコピーを表現する。完成作品は、1月10日(土)の青葉区消防出初式にも掲出予定だ。

 さらに、同イベントのチラシ(同署や青葉区役所などで配布)を持参、またはSNS画面等で提示すると、先着100人に防災ボトルのプレゼントも。同署担当者は「幅広い世代に防災・防火の意義を伝え、地域の安全を守る輪を広げるイベント。皆さまのご来場を心よりお待ちしております」と呼び掛けている。

 参加無料、申込不要。荒天中止。(問)同署【電話】045・974・0119

12月13日に行われる防災啓発イベントで一日消防署長を務める 宮原 健斗さん 東京都在住 36歳

「全力」が切り拓く

 ○…『満場一致で最高の男』の名を背負う、まさに全日本プロレスの”顔”。熱いヒーロー魂で、プロレス界を盛り上げている。たまプラーザテラスで12月13日(土)に行われる防災啓発イベントでは、1日消防署長として登場予定。「青葉区でのイベント参加は初めて。楽しみですね」

 ○…福岡県出身。父の影響で、幼い頃から大のプロレス好きだった。「友だちとプロレスごっこに明け暮れる毎日。危ないからって、よく叱られましたよ」と苦笑い。将来の夢はもちろんプロレスラー。体づくりのために野球や柔道に打ち込み、高校卒業と同時に上京。元プロレスラーの佐々木健介さん、北斗晶さんに弟子入りし、デビューを果たした。

 ○…2014年、全日本プロレス入団。16年に三冠ヘビー級王座決定戦に勝利し、史上最年少三冠王者に。憧れのチャンピオンベルトを初めて巻いた喜びは忘れられない。「今年8月、2年7カ月ぶりに王座奪還しました。今は、なりたてほやほやのチャンピオン(笑)」。ユーモアたっぷりに語る笑顔の裏には、厳しいトレーニングの日々。ヒーロー感あふれる米プロレスラー、ハルク・ホーガンを目標に、努力を重ねている。プロレスの魅力は「何よりファンとの一体感」。

 ○…防災啓発動画の出演など、昨年から青葉消防署との共創事業にも注力している。まだ知らないことばかりの青葉区だが、「ラーメンが大好物なので、美味しいラーメン屋を探したいですね」とにやり。一押しは福岡出身らしく、とんこつ一択だ。13日のイベントに向けて「青葉区の方々がプロレスを知って、好きになるきっかけにもできれば」と意気込む。プロレスも、人生も、道を切り拓くのは『100%全力』の姿勢だ。
「EnnPath」紹介サイトの画面

横浜市医師会の医療求人ポータルサイト「EnnPath(エンパス)」 来年1月の本格稼働に向け、紹介ページを公開

 横浜市医師会(戸塚武和会長)は、市内の医療人材不足の軽減と医療提供体制の安定化を目的とした医療人材確保・育成支援事業の一環として、求人求職ポータルサイト「EnnPath(エンパス)」を開発している。その本格稼働に先駆け、11月27日に紹介ページを公開した 。

 EnnPathでは横浜市内の医療求人情報に加え、看護師の復職支援などブランクのある人に向けた研修情報も掲載される予定だ。年明け1月下旬頃の本格稼働を予定しており、現在公開されている紹介ページから、名前と希望職種、メールアドレスを入力して事前登録を行うと、最新情報をいち早く受け取ることができる。

 同会では「自分の理想の働き方や生き方を叶える”縁”を見つけるサイトとして、エンパスを開発しています。ぜひ事前登録をしていただければ」と呼びかけている。

 EnnPathの紹介ページはhttps://ennpath.jp
森内九段

森内俊之九段来たる 1月25日、山内地区セン

 「森内俊之杯 将棋大会」が2026年1月25日(日)、山内地区センターで行われる。午前10時から午後4時。参加費500円。

 区内出身でプロ棋士の森内俊之さん(九段)の名を冠した同大会。昨年初めて開催され、今回で2回目となる。森内さんは今年2月、史上11人目の公式戦1000勝の快挙を達成し、特別将棋栄誉賞を受賞した。

 大会当日は森内さん本人も登場し、参加者に詰め将棋の解説や指導対局、多面指しなども実施する。その他にも棋道指導員の中村達さん(五段)、高瀬素弘さん(五段)が来場し、指導にあたる。

 申し込み受付は12月11日(木)から。山内、藤が丘、若草台、美しが丘西、奈良の各地区センターの他、青葉台コミュニティハウスで、午前10時から窓口か電話にて受付。また、各施設のHPからも予約可能(一部施設を除く)だ。※申し込みの際は段級の申告が必要(持っている人)。

 定員64人で先着順。小学生以下と一般(中学生以上)で各32人ずつとなる。「将棋の腕試し、楽しく対戦してみませんか」と担当者。

(問)山内地区センター【電話】045・901・8010

民生・児童委員が一斉改選 今年は303人に委嘱

 民生委員・児童委員、主任児童委員の全国一斉改選が12月1日付で実施され、新たに委員となった人たちに向けて委嘱状伝達式が翌2日、青葉公会堂で行われた=写真。当日は民生委員・児童委員273人、主任児童委員30人の計303人が委嘱状を受け取った。任期は2028年11月30日まで。

 民生委員は法律に基づいた非常勤・無報酬の地方公務員のこと。担当する区域における高齢者や障害者など、支援を必要とする人からさまざまな相談を受け付ける他、区役所や地域のケアプラザなどの行政機関に橋渡しを行い、区民の問題解決を手伝う。

 また、同委員は児童委員も兼務し、子育て支援などを担う。一部は児童福祉に関する事項を専門に対応する主任児童委員に選任される。それぞれ任期は3年で一斉改選される。

 青葉区の定数は民生委員・児童委員が299人、主任児童委員が32人。それぞれ充足率は91・3%、93・7%となっている。また、3つの委員合わせて、再任が233人、新任が70人だった。

 伝達式では新たに委員となる人の名前が一人ずつ読み上げられた。その後、中島隆雄区長が山中竹春市長の代理で委嘱状を伝達した。
親子でホイップ作りに挑戦

ケーキ作りに親子で夢中 東急(株)が体験の場を創出

 (株)東急ストアの青葉台研修所で11月29日、専門の講師を招いた「クリスマスケーキ教室」が行われた。

 東急(株)が、東急グループ各社において11月から12月にかけて実施している、ものづくりや職場見学などを通じて子どもたちの学びを深める体験型イベント「とうきゅうキッズプログラム」の一環。グループ各社への理解を深めてもらうことや東急ファンの醸成などを目的に行われており、今年で18回目を迎えている。

 この日は約100倍の応募を潜り抜けた親子が午前・午後で5組ずつ参加した。同教室では、講師が手始めにティラミスと生チョコ作りを実演。作業1つひとつの手本を見せつつ、より美味しく仕上げるためのアレンジ方法や手間を減らすコツなどを説明しながら進行した。

 その後、ケーキ作りではホイップのかき混ぜ方やケーキ生地の扱い方などを参加者に伝授。いざ実践となると苦戦する親子もいたものの、各々が好きなように飾り付けをするなど楽しんでいた。

 相模原市緑区から参加した30代女性とその息子は「クリームを立てるのが普段やらない作業で難しい上に、滑らかに生地に塗るのに手間取った」「全部味見したら美味しかったので良かった」とそれぞれ感想を話した。

美しが丘公園で一斉清掃 250人が落ち葉集める

 美しが丘公園で11月29日、美しが丘連合自治会(辺見真智子会長)の主催で落ち葉の一斉清掃が行われた=写真。

 当日は地域住民や同公園のグラウンドを使用する少年野球やソフトボールチームなど約250人が参加。4班に分かれ、熊手や竹ぼうきで落ち葉を掃いていった。参加した子どもたちは時折吹く北風に「手がかじかむ」と震えながらも、懸命に落ち葉を集めていた。

 最終的に集められた落ち葉は45リットルや70リットルのごみ袋200袋以上。辺見会長は「美しが丘公園は地域行事を一手に引き受けるまちのシンボルのようなもの。みんなで綺麗に使っていければ」と話した。
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自治会町内会活動の参考になる話題を紹介した「横浜デジタル版」12月号
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横浜市が今年度から運用を始めた地域活動団体のためのポータルサイト「よこむすび」や70年前の地域の様子をジオラマで再現した鶴見区の町内会や地域防災拠点の訓練にドロ... (続きを読む)
左から尾崎署長、高妻さん、母の佳苗さん、平瀬会長

「改めて晴れの舞台を」 税の標語 表彰式を再設定

 2025年度の「税の標語」表彰式が12月3日、緑税務署で行われ、高妻裕実子さん(桂小学校6年)に尾崎達也署長から賞状が手渡された。

 高妻さんは標語「教科書も 知らない誰かの 税金で 今ここにある ありがとう」で緑税務署長賞を受賞。11月の表彰式では体調不良のため欠席してしまっていた。そこで緑間税会の平瀬徹会長と尾崎署長で署長で改めて表彰の場を設けることになった。

 高妻さんは「誰かが頑張って働いてくれているおかげで教科書が使えているんだという思いを込めた。受賞できてうれしい」と思いを語った。尾崎署長は「税務職員として励まされる標語」と話し、平瀬会長は「せっかくの晴れの舞台。改めて開催することができてよかった」と振り返った。
自衛隊の仕事を紹介する市川所長

横浜田園ロータリー 働く意義、伝える 山内中で職業講話

 山内中学校で11月27日、現役の社会人が講師となり、1年生に職業講話を行った。

 生徒たちが働く意義や価値を考え、多様な職業があることを知るきっかけを提供する同講話。青少年の健全育成のため、奉仕団体「横浜田園ロータリークラブ」の会員が講師として毎年協力している。

 当日は警察や消防、建設業、銀行、医師など11業種の講師がそれぞれ生徒の前で講話。講師として参加した自衛隊神奈川地方協力本部市ヶ尾募集案内所の市川直人所長は、自身が自衛官を志した経緯からはじまり、自衛隊の仕事や役割を紹介。生徒たちからは「一番大変だった訓練は?」「仕事のやりがいは?」などの質問が寄せられた。市川所長は「働くことは社会を支える力になること。身近な人への感謝を忘れず、自分にできる努力を続けてほしい」と講話を結んだ。

 同クラブ職業奉仕委員会の小嶋優委員長は「自身の仕事に一生懸命取り組むことこそが職業奉仕。その一環として将来の担い手たちに自分たちの仕事を知ってもらえたら」と思いを語った。

横浜市職員に冬のボーナス支給 平均105万1320円

 横浜市の職員に12月10日、冬の期末・勤勉手当(ボーナス)が支給される。

 対象は4万3275人、平均年齢は41・4歳。支給総額は約454億9千万円。平均支給額は105万1320円(前年比3万4420円増)。支給月数は2・35月。

 市長や市会議員などの特別職への支給額は次の通り。▽市長450万9180円▽副市長362万3700円▽教育長265万800円▽市会議長332万4780円▽副議長299万2020円▽議員268万7460円
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練習に励む団員たち

混声♪青葉 歌い納めのコンサート 26日 アートフォーラムで

 シニアコーラス団体「混声♪青葉」が12月26日(金)、アートフォーラムあざみ野(青葉区あざみ野南1の17の3)でコンサート「歌い納めの会」を開催する。午後1時から。

 当日は、半数以上が80代でも”誰より元気な”団員約40人が参加し、昔懐かしの唱歌メドレーからデュエット、メンバーが脚本を手掛ける音楽劇などを披露する。見どころは、作曲・編曲者の夏田唱和さん自ら『三節』などの民謡を指揮すること。主宰の酒井沃子さんは「歌う喜び、歌える幸せが感じられる混声合唱団です。日頃の練習の成果をぜひお楽しみに」と話している。団員募集中。

 入場無料。観覧希望者は当日直接会場へ。問い合わせはオフィス・バルーン【電話】045・902・7402へ。

えだ福祉ホーム クリスマスコンサート 12月20日、抽選会も

 えだ福祉ホーム(青葉区荏田町494の7)で12月20日(土)、クリスマスコンサートが行われる。午前10時30分から午後3時まで。雨天決行。

 当日は合唱や合奏、マリンバ、ピアノが会場を盛り上げる。その他、楽器やバッグを作るワークショップ、大抽選会(10時30分〜抽選券配布)など盛りだくさん。喫茶コーナーではお菓子、フランクフルト、コーヒー、かき氷、ハヤシハンバーグなどが提供される。

(問)同ホーム【電話】045・911・9995
会場のイメージ(国際園芸博覧会協会提供)

国際園芸博覧会、前売券は4900円 来年3月販売開始へ

 2027年3月に開幕する「GREEN×EXPO 2027」(国際園芸博覧会)の入場券価格が12月5日に決まり、1日入場券の前売券は4900円になることが主催の国際園芸博覧会協会から発表された。

 来年3月から開幕前まで販売予定の前売券は、18歳以上の大人が4900円、12〜17歳が3000円、4〜11歳が1400円とされた。会期中に販売される入場券は前売券より100〜600円高く設定されている。

 午後5時以降に入場可能な「夜間券」は3500円、会期中何度でも入場できる「通期パス」は2万8000円、7〜8月限定で何度でも入場できる「夏パス」は1万2000円(いずれも大人の価格)。紙の入場券の場合は、別途100円が必要になるという。

 同博覧会は27年3月19日から9月26日まで、旧上瀬谷通信施設で開催される。

こどもの国 アイススケート解禁 12月20日から

 冬の人気スポーツ・アイススケート。こどもの国(青葉区奈良町700)でも12月20日(土)から、今シーズンのアイススケート場がオープンする。開場時間は午前10時から午後4時(発券は3時まで)。20日のみ1時開場。

 開放感のある、屋根付きの大きな屋外リンク。初心者や子ども連れも安心だ。オープン初日の午前10時45分からは、元オリンピック代表の小塚崇彦さんが指導し、子どもたちと演技を披露。リンクサイドから観覧できる。

 スケートセット券(入園料+スケート入場料+貸靴券)は幼児(3歳以上)700円、小中学生800円、大人1500円。詳細・問い合わせは、同園【電話】045・961・2111。
コンサートのチラシ

誰もが楽しめる演奏会 22日 フィリアホールで

 ”0歳から120歳までどなたでも”楽しめるインクルーシブコンサートが12月22日(月)、フィリアホール(青葉区青葉台2の1の1)で開催される。(一社)愉音主催。

 数百個のキャンドルの柔らかな光に包まれて聴く癒しのコンサート。新進・未来の演奏家育成プロジェクト受講生から、世界的に活躍する盲目のピアニスト・梯剛之さんまで豪華アーティストが多数出演する。梯さんは「音楽は誰に対しても開かれている。幼い子もクラシックを知らない人も、音楽に引きこまれるような感覚を共有してもらえれば」と話した。

 公演【1】(午後2時30分〜)、公演【2】(4時〜)、公演【3】(7時〜)の1日3公演で、【1】と【2】は0歳から参加可。一般3000円、親子1組2500円(子どもは小学生以下、追加家族500円)。【1】と【3】は共通券。(問)愉音【携帯電話】090・6543・5456
会見に臨む山中市長

山中市長、国の重点支援交付金「全体像待ち」 食料品支援の実施も検討

 政府が経済対策として、自治体に交付する「重点支援地方交付金」について、横浜市の山中竹春市長は12月3日の定例会見で「事業の設計に必要な情報を集めている」とし、国からの情報を待っている段階との認識を示した。

 同交付金は、自治体が自由に使い道を決められるもので、国は2兆円の予算を計上している。このうち、4千億円分は食料品高騰に対応するもので、「おこめ券」の配布などを促している。

 会見で山中市長は「(交付)額がいくらになるか示されておらず、事業の設計に必要な情報を集めている。食料品支援の実施も検討中」とし、「早く全体像が明らかになってほしい」と述べた。「市民、事業者により広く、効果的に届く事業が必要」と語り、国から詳細な情報を得られ次第、検討を進めるとした。
横浜市役所(資料写真)

小児医療費無償化 来年6月から対象を18歳までに拡充 市会で山中市長が表明

 横浜市は小児医療費無償化の対象を2026年6月から18歳までに拡充する方針を示した。12月4日の市会本会議で山中竹春市長が明らかにした。

 本会議では、12月補正予算案に関する質疑があり、自民党の小松範昭市議(神奈川区選出)の質問に山中市長が「一日でも早い実現を目指す」と答えた。予算案では18歳まで拡充するための準備経費として、5千万円が計上されている。

 現在、市の無償化対象は中学3年生までだが、県内の政令市以外はすでに18歳までとなっており、市会や市民から対象年齢の引き上げを求める声が上がっていた。
加藤悠院長

「視力検査と眼鏡のデータはどう違うのでしょうか」 コラム【53】 悠先生のちょっと気になる目のはなし

 診察中、患者さんに時々、「眼鏡を作り直したいので、視力検査データをもらえないでしょうか」とお願いされます。視力検査を行う際に、眼鏡タイプのレンズを装着するのでそのまま眼鏡を作れるのではと考えてしまうのも無理はありません。ただ結論から言うと、視力検査のデータのみではちゃんとした眼鏡は作れません。

 視力検査の一番の目的はその眼が持っている最大の視力を引き出すことです。ここで言う視力とは「5m離れた場所のモノを見る能力」です。検査の際は、眼の持つ近視、遠視、乱視をレンズで補正することで、正常な眼は1・0以上の数値が出ます。逆に白内障などの病気があると1・0に到達しません。

 これに対して眼鏡作成の一番の目的は、「日常生活で実用的な見え方を得ること」です。人によって5m先を見たい人、1mでいいという人もいるでしょう。また視力検査と同じ5m先であっても、眼内の筋肉に力が入った状態(ここでは「調節」という)の1・0では普段の眼鏡装用で疲れてしまいます(過矯正)。眼鏡作成ではこの調節をなるべく取り除く、特殊な測定をすることもあります。

 その後、測定したデータの眼鏡を実際にその場で装用してもらい、見え方の違和感や疲れが出ないかチェックをします。

市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)