青葉区 コラム
公開日:2025.12.11
「視力検査と眼鏡のデータはどう違うのでしょうか」 コラム【53】
悠先生のちょっと気になる目のはなし
診察中、患者さんに時々、「眼鏡を作り直したいので、視力検査データをもらえないでしょうか」とお願いされます。視力検査を行う際に、眼鏡タイプのレンズを装着するのでそのまま眼鏡を作れるのではと考えてしまうのも無理はありません。ただ結論から言うと、視力検査のデータのみではちゃんとした眼鏡は作れません。
視力検査の一番の目的はその眼が持っている最大の視力を引き出すことです。ここで言う視力とは「5m離れた場所のモノを見る能力」です。検査の際は、眼の持つ近視、遠視、乱視をレンズで補正することで、正常な眼は1・0以上の数値が出ます。逆に白内障などの病気があると1・0に到達しません。
これに対して眼鏡作成の一番の目的は、「日常生活で実用的な見え方を得ること」です。人によって5m先を見たい人、1mでいいという人もいるでしょう。また視力検査と同じ5m先であっても、眼内の筋肉に力が入った状態(ここでは「調節」という)の1・0では普段の眼鏡装用で疲れてしまいます(過矯正)。眼鏡作成ではこの調節をなるべく取り除く、特殊な測定をすることもあります。
その後、測定したデータの眼鏡を実際にその場で装用してもらい、見え方の違和感や疲れが出ないかチェックをします。
市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)
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