多摩区・麻生区版【12月12日(金)号】
㊤最優秀賞に輝いた生田中の作品『さあ、進んでいこう』㊧賞品として贈られた黒板の前に立つ(左から)石井さん、横山さん、石原さん

生田中美術部3人 黒板アートで最優秀賞 未来への「冒険」描く

 学校にある黒板をキャンバスに見立てて、チョークで描いた作品を比べ合うコンテスト「日学・黒板アート甲子園(R)2025」の結果がこのほど発表され、生田中学校(多摩区/秋山香志校長)の美術部に所属する3人の作品がジュニアの部で最優秀賞に輝いた。また、金程中学校(麻生区/金子清校長)も、優秀賞と日学特別賞をそれぞれ受賞した。

 黒板・ホワイトボードメーカーの日学(株)が主催し2015年に創設されたコンテストで10回目。中学生を対象とするジュニアの部には今回、過去最多となる全国89校172作品の応募があった。

 生田中の作品『さあ、進んでいこう』を手がけたのは美術部所属の石井栞帆さん、横山心結さん、石原満佳さん。小学校時代からの仲良し3人組だ。同部顧問の高橋憂教諭(26)から紹介され、「面白そう」と初挑戦を決めた3人。来年3月に卒業を控えることから、この先に迎える人生を「冒険」と捉えてテーマに設定し、「生田の森」を舞台に、自分たちを含めたさまざまな動植物が登場する世界を描いた。

 石井さんは人物画を担当。リアリティを大切にし、陰影を意識した。背景を描いた石原さんは遠近感に注意し、手前にあるものとの対比で奥行きを見せた。動物や昆虫、ピンク色の道などを手がけた横山さんは「写真を見ながら、リアルさを意識して虫の光沢など忠実に再現した」

 重ね塗りをすると色が落ちてしまうなど、紙との違いにも苦慮したが、「黒板そのものの色を生かすことを考えた」(石井さん)と逆転の発想で乗り越えた。夏休み期間の10日間、毎日4時間を制作に費やし、3人が「書ききった」と納得したところで完成した。黒板に描いた作品は、「夏休みが明ける前に皆で『せーの』で消した」。

 結果は都内で行われた表彰式で発表された。発表の瞬間は「会場が静かすぎて喜べなかった」と笑う3人。「学校で『おめでとう』と声をかけられて実感がわいた」

金程中も受賞

 金程中は、「悩み」をテーマにした作品で2年生8人が優秀賞を受賞。思春期特有の繊細な心情を作品中央に描いた少女の姿に重ねた。「最優秀賞が同じ川崎市の生田中で、そのあとが金程中で悔しかったけれど、優秀賞を取れてとてもうれしかった」とリーダーの和田帆乃実さん。作中の花畑は光の具合や遠近感を意識。花の種類を豊富にするため、ドライフラワーを模写した。全員の「花でいっぱいにしたい」という気持ちを一つに、ひたすらチョークで間を埋めた。構図は、和田さんがメンバーのアイデアを取り入れながら練り上げた。メンバーは、「来年は最優秀賞を100%取ります」と笑顔で意気込んだ。

 また、同校3年生の永田友理さん、渡邉結香さん、野木明日埜さんの3人も、日学特別賞に選ばれている。
ビジネスプランを発表する出口さん

市内在住出口さん 試合相手探しをアプリで 起業家オーディション

 起業家と企業・団体を結ぶ「かわさき起業家オーディション」の最終選考会が12月5日、市産業振興会館(幸区堀川町)で開催された。145回目の今回は、約20件の応募を勝ち抜いた3人が進出。地元川崎から参加した出口博也さん(中原区)が、スポーツチームの試合相手探しや調整を最適化するウェブアプリサービス・Opportūnusについて発表し、4つの関係団体賞に輝いた。

 出口さんは「(自身の)子どもが所属する少年サッカーチームの運営に課題を感じていた」と背景を説明。試合の相手探しは監督やコーチの人脈に依存し、仮に見つかったとしても相手との競技レベルがマッチしないことや、試合要項や対戦表を手作りしなければならない準備の煩雑さを例にあげた。

 これらをウェブ上のプラットフォームで管理することで、試合相手との最適マッチングや、要項・対戦表の自動生成、さらには保護者への連絡から月謝の決済まで可能になる、と同サービスの内容を述べた。

課題はチーム数の確保

 出口さんは「東京・神奈川を中心に約100クラブの導入が視野に入っている」と現状を報告しつつも、「サービスの価値を最大化するためにはチーム母数の確保が必要」と課題を説明。対応策として【1】マッチング機能を無料で提供することや、【2】既に出口さんと関係のある強豪クラブの監督や元Jリーガーのネットワークを活用するなど具体的な案を示した。

 質疑応答で同サービスを発案した思いについて聞かれた出口さんは、「純粋に子どもたちが頑張っている姿をもっと多く見たい。このサービスを契機に、活躍する子どもたちが増えてくれれば」と話し、会場の参加者らの賛同を促した。

 今後は2026年1月に本開発をスタート。4月には小学生のサッカー領域で正式に開始し、27年度までに中高生などの他世代への縦展開、野球など他競技への横展開を目指す。

労働組織・川崎地域連合の新議長に就任した 齊藤 恵治さん 中原区在勤 53歳

実直さの裏に、確かな愛

 ○…約7万4千人の組合員が所属する労働組織・川崎地域連合の新議長に11月末就任した。「川崎は大企業が多く、人が密集している。工場であれば音や排気ガスに配慮する必要がある」。働く人も暮らす人も過ごしやすい、地域共生を目指す。連合としては、メーデーの参加者減少などを受け、「活気があったコロナ前の状態に戻したい」と意気込む。新議長としての重責が、今肩にのしかかっている。

 ○…小さい頃からものづくりが好きで、工業高校を卒業後、当時の三菱自動車工業に入社。機械加工の部門を担当し、トランスミッション(変速機)を造った。バリバリ働くのが当たり前だった当時、隔週での夜勤もいとわなかった。「寝る間も惜しんで働いては、思いっきり遊んでましたね」。夏は海、冬はスキーやスノーボードなどを、存分に楽しんだ。

 ○…2004年に三菱ふそう労働組合の専従となり、今年で21年目。現在は同組合の本社支部長として、組合員の安全衛生対策や総労働時間の短縮などに取り組む。誰よりも多く職場に顔を出すことをモットーとし、月末の午後8時には敷地内の工場を回って従業員にねぎらいの言葉を掛ける。「やらなくちゃいけない仕事があるのもわかるので、『風邪引くなよ』とだけね」。優しい心遣いが信頼関係の礎だ。

 ○…2年前、ペットショップで出会った犬に一目惚れ。「行く前は乗り気じゃなかったので、妻が驚いていました」。迎え入れた日が12月24日となり、家族にはクリスマスプレゼントとなった。休みの日は愛犬と過ごす癒しの時間。「顔を近づけ過ぎて、犬は嫌がってますけどね」。ネットショッピングでおすすめに出てくるのは、犬用のグッズばかりという溺愛っぷりだ。

「女性だけで話しましょう」 12月20日 ひきこもり女子会

 男女共同参画センター(すくらむ21)では12月20日(土)に開催する「ひきこもり女子会」の参加者を募集している。

 対象はひきこもり状態にある、経験したことがある、いきづらさを感じているといった女性。性自認が女性の人も参加が可能だ。参加無料。時間は午後2時から4時。

 このイベントは、男性がいる中で話がしにくいといった声を受け、女性のみで話す場をつくろうと2018年にスタート。約7年で300人を超える参加者がいる。

 主催するすくらむ21の担当者は「話すことで気持ちの整理ができて表情が柔らかくなる人も少なくない。社会に出ている人も継続的に通っているので気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

 予約は不要。希望者は当日1階の受付へ。問い合わせは同施設【電話】044・813・0808。先着7人まで1歳から就学前の保育あり(1人440円)。12月13日(土)まで電話かホームページで受け付け。
委嘱状交付式に出席した市民文化大使

川崎市 市民文化大使12組を任命 成田真由美さん 名誉称号

新任は2組

 川崎市は12月4日、市のPR役を担う「第12期川崎市市民文化大使」を発表した。バイオリニストの石田泰尚さん、ロックバンド「sumika」が新しく任命されたほか、10組が再任。また、同大使を10期20年にわたって務め、今年9月に亡くなった成田真由美さんに、名誉文化大使の称号を授与した。

 市民文化大使は2003年に創設。文化・芸術やスポーツ分野で活躍する川崎市ゆかりの著名人らを対象に、これまで23組が任命されている。

 この日は市役所で委嘱状交付式が行われ、福田紀彦市長から委嘱状が手渡された。任期は2年間。再任は次の通り。

▽伊藤多喜雄さん(民謡歌手)▽鵜澤久さん(能楽師)▽大谷康子さん(バイオリニスト)▽大矢紀さん(日本画家)▽小原孝さん(ピアニスト)▽国府弘子さん(ピアニスト)▽佐藤征一郎さん(声楽家)▽SHISHAMO(ロックバンド)▽パンチ佐藤さん(スポーツタレント)▽松本利夫さん(俳優)
川崎市役所

川崎市 男女平等計画案を作成 26日まで市民意見募集

 市は、男女共同参画社会の実現に向けた「第6期川崎市男女平等推進行動計画」案を作成した。

 計画の期間を2026年度から29年度までの4年間としており、「男女共同参画社会基本法」などに基づく市町村計画に位置付けられている。主な目標は、「男女共同参画に係る教育・啓発の推進」「職業生活・家庭生活における男女共同参画の推進」「地域における男女共同参画の推進」「DV防止及び困難な問題を抱える女性等への支援」の4つで、161事業を展開する。

 DV防止計画が同計画に統合されたほか、22年制定の女性支援法を基にした計画としても位置づけられる。また、市の女性管理職の割合を、現状の25・1%(24年度)から、30%以上(30年4月1日まで)にすることや、配偶者からの暴力について相談できる窓口の認知度を33・1%(23年度)から40%以上(28年度末まで)に引き上げることも目標としている。

 市では、12月26日(金)まで同案に対するパブリックコメント(市民意見)を募集している。市内在住・在勤・在学の人、またはこの案件に利害関係のある個人や団体が対象で、ウェブや郵送などで受け付ける。詳細は市ウェブサイト(https://www.city.kawasaki.jp/templates/pubcom/250/0000181385.html)

(問)市市民文化局人権・男女共同参画室【電話】044・200・2269
福田市長(右)と林総務大臣=川崎市提供

福田市長、総務相に要請 「特別市早期法制化を」

 県から独立し、迅速、効率的な自治体運営の新たなかたち「特別市」の実現を目指す指定都市市長会を代表して福田紀彦市長は12月4日、総務省で林芳正総務大臣に対して要請活動を行った。

 福田市長は全国20の指定都市市長で構成される同会の「多様な大都市制度実現プロジェクト」を担当。これまでの議論を取りまとめた報告書を林総務大臣に手渡し、地方制度に関する重要事項を調査審議する地方制度調査会で特別市制度の法制化に向けた議論の加速などを求めた。

 福田市長は今後も、「国や各政党、経済界に働きかけていきたい」とした。
賞状とメダルを持つ山上さん

麻生区・山上千惺さん 全国大会で3位に 女子9歳以下 50m自由形

 麻生区細山在住の山上千惺(ちさと)さん(森村学園初等部4年)が、11月に都内で行われた第56回「東京スイミングセンター優秀選手招待水泳競技大会」の女子9歳以下50m自由形の決勝で、30秒59の好記録を出し、3位に入賞した。

 東京スイミングセンターと公益財団法人東京都水泳協会が主催し、全国各地からレベルの高いスイマーが集う大会。山上さんは、ターンがなくスピードが生かせる長水路で、9歳以下の予選をトップのタイムで突破して決勝へ進んだ。

 迎えた決勝は、「すごく緊張した。呼吸が浅くなった」と山上さん。しかし、スタートで体の柔らかさを生かしたドルフィンキックがしっかり決まり、後半にも力を出し切って、自己ベストを大会前から1・4秒更新する快泳を見せた。惜しくも優勝は逃したものの3位に入った。

 「水に入らないと気持ち悪い」というほど水泳が大好き。現在は、セントラル成瀬で週に5、6日の練習に励んでいる。「将来は五輪に出場したい」と微笑んだ。
昨年の麻生区長賞の中の一枚

里山フォーラム 「ホッとする」風景写真募集 「今昔」作品も 来年展示

 里山フォーラムin麻生と麻生区生涯学習支援課は2月5日(木)まで、第20回「わたしのまちのホッとする風景写真展」の作品を募集している。

 写真展では、「わたしの記憶があなたの記憶と重なりそしてまちの記憶になって行く」をテーマに麻生区や近隣地域で撮影され、要項に沿って応募された全作品が2月12日(木)から3月12日(木)まで麻生市民館ウォールギャラリーで展示される。

 「今編」と「昔編」を募集。今編は3年以内に撮影され、他のコンテストなどと重複しない作品。昔編は1950年〜2000年頃の作品。可能であれば昔との対比ができる今の写真も応募を。2L程度からA4までで、今編は一人3枚、昔編は6枚程度まで。

 人物が特定される場合は応募・展示する旨の了解を得ていること。応募された写真は返却しないが、昔編は返却希望の有無の連絡を。麻生区長賞、麻生市民館長賞などを設けている。表彰式は3月7日(土)に開催される「2026里山フォーラムin麻生」内で実施。

 応募は麻生市民館窓口へ持参か郵送で。宛先は〒215―0004麻生区万福寺1の5の2麻生市民館気付里山フォーラムin麻生。2月5日締切(当日消印有効)。「麻生区内だけでなく、隣接地域の身近な暮らしの一コマを気軽にお寄せいただければ」と主催者。

(問)里山フォーラム事務局【電話】070·6426·6123、【メール】satoyamaforum@gmail.com
こと!こと?かわさきプロジェクトマネージャーの玉置真さん(左)と、コーディネーターの石川恵さん=登戸の新たなことルームで

川崎市 「ことラー」拠点が登戸に アートを通じ人をつなぐ

 川崎市内の文化資源を使ってコミュニティーを活性化するアートコミュニケータ「ことラー」。市が東京藝術大学と連携して2024年4月にスタートさせたアートを介してコミュニティーを育むプロジェクト「こと!こと?かわさき」の主体として、現在は1期生と2期生、あわせて70人が活動している。

 これまで新百合トウェンティワンホール(麻生区)研修室を「ことルーム」として活動の場にしていたが、このほど、多摩区登戸にある第8井出ビル(向ヶ丘遊園駅北口徒歩1分)6階へ拠点を移した。

 市は12月21日(日)から3期生30人の募集を開始する。応募条件は、文化芸術・コミュニティーに関心があり、市内で活動する意欲のある18歳以上(26年4月1日時点)で、ことルームや市内施設などで活動できる人。こと!こと?かわさきプロジェクトマネージャーの玉置真さんは、「アートを通じていろいろなコミュニケーションをことラーの方々と共に育んでいきたい」と話す。

 加えて、募集開始に合わせ、ことラーの活動を振り返りながら日々の暮らしの中で文化活動を通じてつながりをどのように育んでいけるかを考える「こと!こと?フォーラム」が12月21日(日)、市役所本庁舎で開かれる。2部構成で、第1部は午後1時、第2部は3時45分から。参加無料、事前申込制で先着順。

 申込み方法など詳細は市のウェブサイト【URL】https://kotokoto-kawasaki.com。ことラーに関する問合せは市市民文化振興室【電話】044・200・3170。
6年生児童による発表

麻生区・西生田小 150周年 バトンを未来へ

 西生田小学校(麻生区細山/樋口彰校長)の150周年記念式典が11月15日、同校で開かれた。

 「未来へつなぐ笑顔のバトン 気持ちを一つにLet's try」のスローガンのもと、式典では各学年の児童が発表を終えるたびに一本のバトンにカラフルなテープが巻かれ、笑顔をつないでいった。

 同校は、1875(明治8)年に細山の香林寺に設置された生田学校細山分教場が起こり。
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口腔がんの早期発見へ 市歯科医師会が無料検診

 川崎市歯科医師会は3月1日(日)、口腔がん早期発見へ向け専門医による無料検診を行う。百合丘歯科保健センター(麻生区高石4の15の5、駐車場有)で午前9時〜。30歳以上の市民45人対象。

 希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、生年月日(西暦)、年齢、電話番号を記入し、〒210-0006川崎区砂子2の10の10「川崎市歯科医師会 口腔がん検診担当」へ。1月9日(金)必着。記入漏れがある場合選考外となることもあり。応募者多数は選考し郵送通知。(問)川崎市歯科医師会【電話】044・819・4494
優勝を飾ったメンバー

南町ブルーシャークス 低学年が多摩区で優勝

 多摩区少年野球連盟・秋季低学年大会(3年生以下)の決勝が、11月16日に多摩区内で行われ、南町ブルーシャークスがおし沼レパードを下し、参加12チームの頂点に立った。

 多摩区代表として来年、文京区少年野球連盟主催・若獅子旗争奪「第28回オレンジボールカップ」に出場する。主将の森下咲斗さん(小3)は「東京の強いチームと戦えることが楽しみ。明るく元気で仲の良いチームなので、皆を引っ張って全員野球で勝利を目指して頑張る」と意気込みを述べた。
参加者が神への祈りを捧げる中、ともされる純白のイルミネーション

「心に希望の光を」 カリタス学園で点灯式

 多摩区中野島のカリタス学園(齋藤哲郎理事長)で12月5日、クリスマスの点灯式が行われた。イエス・キリストの生誕日を迎える前に聖堂の壁面にイルミネーションをともす恒例の行事。

 2部構成で、1部は講堂で聖書の朗読、神父による待降節の講話、中高コーラス部や小学校聖歌隊の合唱などが行われた。正門広場へ移動した2部では児童生徒、保護者、近隣住民らがろうそくやLEDライトを手に神に祈りを捧げ、「暗闇に光を灯してください」と、点灯を見守った。

 点灯式の終了後は、生徒らが行っている被災地支援のボランティア活動のための募金も呼びかけられた。

 イルミネーションは1月6日(火)までの午後4時30分から9時の間に点灯している。
体で波を表現する6年生

多摩区・東生田小 地域と共に 60周年祝う

 東生田小学校(多摩区枡形/猊倉正樹校長)の60周年記念式典が11月22日、同校で開かれた。

 同校の創立は1966年。式典では、児童らがこの日のために準備してきた表現を披露した。

 また、式典後には、記念品として東生田町会連絡協議会と五反田自治会からそれぞれ寄贈されたテントの目録贈呈式が、校長室で行われた。
境内に設置されたパネル

堰を知る写真展 稲荷神社で開催中

 多摩区堰にある堰稲荷神社で、「写真展」が開かれている。境内に設けられた2枚のパネルに、同神社の例大祭の様子を切り取った大小の写真約80枚がぎっしりと並ぶ。

 企画したのは同区宿河原にある三共自動車代表取締役の杉山忠義さん。杉山さんが堰青年会の広報担当として地域を写真や映像で残す中、岡本裕哉さん、村上明美さんの2人のカメラマンと知り合い、地元の魅力をより多くの人に知ってもらおうと協働して準備を進めた。「地域に素晴らしい催しがあることを知ってもらえたら。今後も神社のいろいろな魅力を見ていただけるようなことに取り組んでいきたい」と杉山さんは思いを語る。

 展示は1月3日(土)まで実施予定。午前7時から午後6時の間に観覧を。

(問)杉山さん【携帯電話】080・1093・3476
トリオ・リベルタ

いのちの電話 慈善コンサートで支援を 26日 エポックなかはら

 社会福祉法人川崎いのちの電話主催の「チャリティーコンサート」が12月26日(金)、エポックなかはら(中原区)で開催される。午後2時開演。

 クラシックの第一線で活躍する3人ユニット「トリオ・リベルタ」によるコンサート。石田泰尚さん(バイオリン)、中岡太志さん(ピアノ・ボーカル)、松原孝政さん(サクソフォン)が、『トリオ・リベルタと巡る世界旅行』と題して、フランスの「愛の讃歌」などを演奏する。

 チケットは郵便振込、チケットぴあで販売中。料金は自由席4千円(当日4500円)。収益は自殺予防の電話相談を担う同法人の活動などにあてられる。(問)事務局【電話】044・722・7121

年金者組合・麻生支部 第1回作品展 1月16日から

 全日本年金者組合川崎麻生支部は1月16日(金)から18日(日)まで、麻生市民館市民ギャラリーで、第1回「作品展」を開催する。午前10時から午後5時まで。

 組合員が制作した絵画、書、手芸、工芸、写真などの芸術作品約50点が並ぶ。入場無料。

 詳細・問い合わせは原田さん【携帯電話】090・5392・2371。
鐘楼堂と溝江住職

除夜の鐘、妙楽寺で 12月15日から整理券配布

 「あじさい寺」として知られる多摩区長尾の妙楽寺(溝江光運住職)は12月15日(月)から、大晦日「除夜の鐘」の整理券を事前配布する。先着108組(1組4人まで)。定員になり次第終了。

 例年鐘をつくための行列ができる同寺では、事前配布の整理券方式を導入。大晦日は午後11時30分から翌午前1時まで、鐘楼堂前で整理券を持った人のみ受け付け、番号に関係なく順次案内する。参加者には記念品として干支絵馬が贈られる。溝江住職は「ご家族や友人と、平穏無事を願って鐘をつきましょう」と話している。

 整理券配布は同寺で直接受付、午前10時から午後4時まで。電話での申し込みは不可。問い合わせは同寺【電話】044・922・3653。
新会長に就任した尾崎氏

新会長に尾崎氏 のぼりと会が役員改選

 ガソリンスタンド新登戸SSの運営や中古車販売などを行う登戸石油(登戸)・取引事業社の集まり「のぼりと会」の役員改選がこの秋行われ、新会長にリペアファクトリーオザキ(相模原市南区)の尾崎雄一氏が新会長に選出された。

 のぼりと会は2023年、士業や損害保険、生命保険、セキュリティの事業社が集まり9月に発足。以来、定期的に親睦会を行いながら、会員同士の情報交換を行ってきた。

 あいさつに立った尾崎新会長は「コミュニケーションを大切にしながら、実りある活動にしていきたい」と意気込みを語った。また、会長を退任する梅川博史氏は「組織の立ち上げから運営まで、多くの人に支えてもらった。感謝しかない」と話した。

 新年度の事業として、これまでの親睦会に加え会員を講師に、法律、法令、法改正に関する勉強会や、救急救命や防災に関する講習会の参加を予定している。
過去に行われたステージ

登戸混声合唱団 恒例のチャリティー 37回目のコンサート

 登戸混声合唱団(渡部信子団長)が12月21日(日)、多摩市民館大ホールで、第37回「チャリティひとひらのあいコンサート」を開く。午後1時30分開演、0時45分開場。

 多摩区や麻生区を拠点に活動する合唱団。恒例のチャリティーコンサートは募金を福祉や被災地支援に寄付してきた。

 当日は『グレゴリオ聖歌』や、合唱曲『心の四季』より「風が」などを披露。ゲスト演奏では、ベトナムの竹楽器「トルン」を小栗久美子さんが奏でる。鈴木憲夫さん作曲の混声合唱曲集「永遠の一日」は、この日が初演。一般参加者と共に贈るクリスマスソングステージも。多摩区合唱連盟理事長で指揮者の片野秀俊さんは「ぜひ聴きにきて、合唱の魅力にふれていただければ」と呼びかける。団員も募集中。

 入場料は1500円、小学生500円。詳細は検索「登戸混声」。問合せは渡部団長【電話】080・5097・2362。
友達同士や家族、一人での参加も歓迎

GO!GO!!フロンターレ

クリスマスは生田で無料ヨガ!

 川崎フロンターレが運営するAnker フロンタウン生田で12月21日(日)、「クリスマス特別イベント! FROヨガ無料体験会」が開催される。

 ホットヨガスタジオLAVAのトップインストラクター・海野麻雪さんを講師に迎え、代謝アップや姿勢改善に効果的な「FROヨガアクティブ」をクリスマス特別バージョンで行う。また、普段は男性限定のプログラム「THE・漢ヨガ」も、この日は性別問わず誰でも体験できる。

 「漢ヨガ」は午前8時30分〜9時30分、「FROヨガアクティブ」は10時〜11時。対象は小学生以上で、各回先着30人。参加費無料。持ち物は動きやすい服装、タオル、飲み物など。ヨガマットの無料レンタルも実施。予約サイト「hacomono」で事前登録を行い、同サイトから申し込む。

 主催者は「Anker フロンタウン生田で、充実したアクティブなクリスマスを過ごしましょう」と呼び掛けている。詳細は同所【電話】044・328・5771。

画像はいずれも川崎フロンターレ