さがみはら南区版【9月26日(木)号】
ポーズを決める中村さん

相模女子大高中村さん バトンで世界金メダル 「とにかく楽しんで」演技

 相模女子大学高等部(文京)バトントワーリング部の中村雛子さん(2年生)が8月にスウェーデンで行われたIBTF世界フリースタイル&リズミックトワール選手権大会で金メダルを獲得した。中村さんは世界一の快挙に「プレッシャーもあったが、楽しんで演技をした」とコメントした。

 中村さんが出場したのは、フリースタイルソロ女子ジュニアの部。バトンを1本使い、2分間の中で演技をする。15カ国31人が出場した。

 中村さんはバトン経験者である母親の影響で7歳から始めた。同部の活動に加え、クラブチームのヨコハマリトルメジャレッツ(横浜市)に所属している。

 代表に選ばれてから約5カ月間、クラブチームで毎日約3時間練習。勉強と練習の両立が大変だった。

 スウェーデンへ立つ日、同じ部活の仲間たちが空港へ見送りに来た。中村さんは「寄せ書きアルバムと応援のうちわを渡されたのが嬉しかった」と話す。

予選から1位

 日本代表は初めての経験であったため、「たくさんの憧れの選手の中に自分もいることで代表を実感した」と振り返る。自分が楽しめる時が良い演技をしている時のため、とにかく楽しむことを考えて世界に挑んだ。

 演技中に楽しみにしていたことは、観客の応援。世界大会は日本とは違い、演技中にラッパやベルを鳴らして競技を盛り上げる。

 踊る前にプレッシャーがあったが、「順位を気にしてはいけない」と自分を奮い立たせた。

 予選も準決勝も1位。準決勝では良い演技ができて嬉しかった。決勝ではミスをしてしまい、「だめかもしれない」と不安だった。しかし、モニターに表示された順位は1位。安堵と同時に驚きが込み上げた。

 世界1位になった際、たくさんのメッセージが寄せられた。印象に残るのは祖母への報告。「頑張ったね」と言葉を掛けられた。その後祖母は逝去。「メダルをかけてあげることができて良かった」と中村さんは話す。

 中村さんはバトンの魅力について、「技ができることに達成感があること」だという。今後は部活の一員として、目の前にある大会を大切にしていきたいそうだ。

認知症高齢者家族の会「友知草(ともしりそう)の会」の会長に就任し、活動に取り組む 徳田 富美子さん 緑区在住

「次のステップにつなぎたい」

 ○…在宅で認知症の家族を介護している人の拠りどころとして、交流会や相談会の開催、会報の発行などに取り組んでいる。相談会「ほっとタイム」では、介護体験があるメンバーが親身になって相談に応じている。「家族が認知症になると普通の生活もままならなくなる。どこに相談したらよいか辿り着けず調べてもよくわからない。そんな時に話を聞いてくれる場が必要とされる」

 ○…会は1993年に発足し、これまで地道に活動を続けてきた。自身がこの会に出会ったのは10年ほど前。両親が認知症になり、デイサービスに通っている間に仕事をこなす日々。「仕事に行くことが息抜きになっていた」という生活を続ける中、地域包括支援センターから会を紹介してもらった。「聞いてもらったことでスッキリした。『誰にでもあること』って言われたことが前に進む一歩につながった」

 ○…生まれは秋田県。父の転勤で幼少期に相模原に移り、以来ずっと住み続けている。「小中学校から過ごしているから、相模原のまちの香りが染みている。横浜線が茶色だった時代から知っているから」と笑う。これまでは何かの長を務めるタイプではなかったというが、「何年も続けてきて自分にできることが何かある。どうせやるなら全体を把握したほうがいい」と今年6月に会長職を引き受けた。

 ○…相模原市の推計によると、市内の認知症高齢者は25年に4万人近くに達し、40年に5万人を超える。長年活動を続けてきても「この相談会のことを知らない人も多く、周知が課題」と捉えている。「辿り着けない人がいる。そういう人たちを受け入れて、次のステップにつなげたい」。メンバー25人のかじ取り役は今、思いを新たに気を引き締めている。

来場者のキャッシュレス決済をサポートするKDDIスタッフ=同社提供

上鶴間高校 文化祭でキャッシュレス導入 「時代にあわせ」教員負担減も狙い

 県立上鶴間高校(上鶴間本町)の文化祭が8月31日と9月1日に行われ、今年初めて「キャッシュレス決済」が導入された。採用されたのは、KDDIが提供する「au PAY」のサービスで、利用者はスマートフォンで店舗(ブース)に掲示された二次元コードを読み取り、商品代金を送金する仕組み。参加した飲食店およそ20店舗のすべてが対応した。

 高校生の「2人に1人」が普段からキャッシュレス決済を使用しているというデータもあり、在校生は期間中、問題なくキャッシュレスで支払いを済ませていた。一方、保護者やその家族など、キャッシュレス決済に不慣れな来場者も想定され、従来の「金券」も並行して用意された。

 今回、同校がキャッシュレス決済を導入した理由には、会計処理の負担軽減がある。高校の文化祭での支払い方法は現金または金券が一般的で、同校ではこれまで金券を使用していたが、イベント後の会計処理には多くの時間を要しており、教員たちは「例年、年末まで作業が続く」ことを課題としていた。キャッシュレス決済を導入した場合、「その労力は極端に減る」と話す。

 そのような中で、昨年、県内の学校でキャッシュレス決済を導入している事例を知り、今年2月にKDDIに協力を要請。校内では導入に関して議論が交わされたが、「時代に即した取り組み」として、おおむね前向きな意見が寄せられたという。

 両日、KDDIのスタッフは会場に待機し、来場者へのアプリインストールやチャージ、ログイン方法のサポートを行った。一時的にアクセスが集中し、スムーズにいかない時間帯も発生したが、学校側によるとトラブルは7件にとどまり、大部分の来場者は問題なくキャッシュレス決済を利用。最終的には、来場者の4分の3が利用し、4分の1が金券を利用する形となった。学校側は、「不慣れな方や小さな子どもが来場することを考慮すると、今後もキャッシュレスと従来の支払い方法を併用したハイブリッド形式を継続するだろう」と述べ、キャッシュレス決済を取り入れた文化祭の継続に前向きな姿勢を示している。

 KDDIはこの取り組みについて、「高校生がキャッシュレス決済に接する機会は、決済者としてだけでなく、出店者としても貴重な経験。そのメリットやデメリットを実際に体感することは、将来を見据えた非常に価値ある体験になる」とコメント。なお、神奈川県内での「au PAYキャッシュレス学園祭」は2023年度には1校、24年度は同校を含む3校で実施されている(9月6日時点)。

自治会館の前に立つ橋本さん

新磯野南 現役大学生が自治会長 「地域と関わり」求め活動

 北里大学海洋生命科学部(北里)1年生の橋本沙和さんは、今年4月から新磯野南自治会の会長を務めている。相模原市自治会連合会によれば、大学生の自治会長は「珍しい」という。

 相武台小学校出身の橋本さん。中学と高校は川崎市にある学校へ通っていたため、地域に関わる機会が少なくなったと感じていた。父が自治会長をしていたことがあり、自治会長は身近な存在だった。

 そんな中、一家に役員の順番が回ってきた。成人していたこともあり、「地域に関わる機会が欲しい」と役職決めに参加した。会長に立候補する人はいなかった。「誰もいないならやってみたい」と橋本さんは手を挙げた。「やってみて大変かどうかを考えるより、やりたい気持ちが強かった」と当時の思いを話す。

学業の合間をぬって

 自治会の会議と相武台地区の自治会長会議に月1回ずつ参加している。生物や物理など実験の授業が延びると会議に間に合わなくなるため友人と協力し、時間内に終わらせている。

 大変なことは申請が多いこと。防災訓練の計画書や補助金の申請などを役所に提出しなければならない。「テストや宿題はギリギリにやっていたので、申請は早めを心がけています」と苦笑い。

 ユソーレ相武台のマルシェに立ち寄った際、「会長さん」と声を掛けられ、「びっくりした」と嬉しそうに語る橋本さん。会長として地域の人と接する中で、優しさや温かさを感じているという。

 これから実現したいことは、自治会で地域の人が参加できる行事を増やすこと。「災害があった時に近隣にどんな人がいるのか分かるようにしたい」そうだ。

 同自治会を含め32団体をまとめる相武台地区自治会連合会の会長、松嶋保和さんは「橋本さんをきっかけに多世代交流をしていきたい」と期待を込める。

 橋本さんの任期は来年3月まで。「若い力を活かして新磯南を活性化させていきたい」と意気込みを語った。
<PR>
【10月6日相模大野】自分と家、寿命が長いのはどっち?地元工務店が「50代から考える新築vsリフォーム」セミナーを無料開催
【10月6日相模大野】自分と家、寿命が長いのはどっち?地元工務店が「50代から考える新築vsリフォーム」セミナーを無料開催
(株)翔工務店が10月6日(日)、無料セミナー「リフォームvs新築 どっちにする?」をユニコムプラザさがみはらで開催する。日本人の平均寿命が80歳を超えるのに対... (続きを読む)
初めて会場に設けられた車椅子スペース=実行委員会提供写真

初の車椅子スペース設置の舞台裏

 8月24日に相模川で行われた第51回相模原納涼花火大会で、今年初めて車椅子利用者のための観覧スペースが設けられた。この画期的な取り組みは、障害者や難病患者とその家族からの切実な要望に応える形で実現した。

 きっかけは7月16日、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者を持つ家族からの問い合わせだった。当初、大会を主催する実行委員会は「大変申し訳ありませんが本大会では専用の駐車場・観覧席のご用意がございません」とバリアフリー整備が不十分として専用席の用意がないと回答した。

 その後、市にも同様の要望が届き、実行委員会で議論が重ねられた。8月6日、実行委員長の決断で会場となる遊歩道のスロープ付近に駐車場を手配。近隣にあるトイレの修繕も行政に依頼し、急ピッチで受け入れ態勢を整えた。9日から19日まで、ホームページで10台程度の駐車スペースの申込を受け付けた。

 その後、実行委員会は、会場までの道路状況やスロープの角度など、細部にわたって確認。特にALS患者家族の不安に配慮し、動画や写真で状況を共有した。医師の判断が必要なケースもあり、個別の状況に応じた対応を心がけたという。

 当日は、5組の車椅子利用者とその家族・介助者、計17人ほどが観覧スペースで花火を楽しんだ。帰り際、多くの参加者から「楽しかった」という声が聞かれた。

 また予定していたものの、やむを得ない事情で参加できなかった人からも感謝のメッセージが寄せられた。実行委員長は「皆さんの笑顔を見られて本当に嬉しかった」とコメント。この経験を来年以降の改善につなげたいとの意欲を示した。

 初の試みゆえ、いくつかの課題も浮き彫りになった。障害の度合いや状況の事前把握の難しさ、スタッフ不足、連絡体制の改善などが挙げられる。また、申込者が増えた場合の対応も今後の検討事項だ。

 実行委員会は「100%の満足を得るにはまだ課題が多いが、一つ一つ向き合うことで、相模原納涼花火大会を相模原市や地元水郷田名の誇れる夏の祭りとして継続させたい」と決意を新たにしている。

開演の合図となる総踊り

830人が古淵で乱舞 よさこいに約7千人

 秋の風物詩、相模原よさこいRANBU!(同実行委員会主催)が9月15日、古淵駅前通りなどで開催された。気温30度を超える真夏日となった当日、地元連をはじめ市内外から集まった36チーム、約830人が迫力あるパフォーマンスを披露。訪れた6万8000人を魅了した。

 同実行委員会名誉会長の本村賢太郎市長は「市内外から多くの方に来ていただき感謝したい。田舎過ぎず都会過ぎない相模原の良さを知ってもらい、また遊びに来てほしい」と来場者にPR。森逸雄会長は「今年で22回目の開催。古淵の知名度を上げてきた祭り。20年、30年先の古淵を見据え皆で長く紡ぎつなげていければ」と語った。

本村市長に翠想を手渡す(左から)五十嵐さん、大山菜々子さん、芝崎彩結さん

産学連携 梅酒「翠想」が10周年 猛暑乗り越え160本

 相模女子大学(文京)と久保田酒造(株)(緑区)が産学連携で製造した梅酒「翠想」を9月18日、本村賢太郎市長へ手渡した。

 翠想は同大学敷地にある梅の木約100本から収穫された梅を使用。久保田酒造の吟醸酒「相模灘」で仕込みを行っている。製造は今年で10年目を迎えた。

 今年5月に学生たちが収穫した梅は約80kg。例年よりやや多い収穫となった。本村市長は「猛暑による梅の不作の話を各地で聞いた。例年以上の収穫は皆さんの愛情の表れ」と語った。

 仕込みを行った久保田酒造によると「甘さは控えめ」。同社の久保田加奈さんは「梅のエキスがしっかり出て、香りが楽しめる」と仕上がりを語った。水引が目を引くラベルは翠想10周年と相模原市制施行70周年をかけ「お祝い」をテーマにデザインされている。担当した同大学学芸学部生活デザイン学科2年の五十嵐愛理さんは「ラベルの貼られた商品を見て、本当に世に出るんだとフワフワしている。夢のよう」と喜びを語った。

 翠想は9月21日からさがみはらアンテナショップsagamixで160本限定で販売。例年1、2日間で売り切れとなる。

川柳募集

 タウンニュース相模原支社では毎月月末号に掲載される「タケシの万能川柳」の川柳を募集しています。投句いただいた作品は毎日新聞「仲畑流万能川柳」などでおなじみの水野タケシさんが選句します。応募方法は左記枠内に。

音楽情報 湯原昌幸ライブ 東海大学前タウンニュースホール

 今年デビュー60周年&喜寿を迎えた歌手・湯原昌幸さんが、東海大学前タウンニュースホール(小田急線東海大学前駅南口徒歩2分、秦野市南矢名1の5の13)で12月7日(土)「湯原昌幸ハッピーLIVE」を行う。予定曲は「雨のバラード」「冬桜」「たそがれロマン」「GSメドレー」ほか。昭和〜令和の名曲を歌い紡ぐ貴重なライブとなる。全150席、サロン感あふれる会場で希代のボーカリスト・湯原昌幸の歌声を堪能できる。

 午後3時開演・2時30分開場。チケットは全席指定5000円。購入はチケットぴあ(Pコード281―249)で。会場窓口でも直接購入可能(予約制)。問合せは同ホール【電話】0463・77・0025へ(水曜休館・午前10時〜午後5時まで)。

今年初めて設置したオリジナル入場門

相模原中等 地域と作る文化祭に 歩いてスポンサー集め

 相模原中等教育学校(相模大野)で9月7日、8日の2日間、文化祭「蒼碧祭文化祭部門」が開催された。

 今年のテーマは「理想郷」や「どこにもない場所」という意味を持つ「Utopia」。実行委員長の山根千果さん(6年)は「大人になってこの文化祭を振り返った時に『Utopia』だったと思えるようにしたい」と話す。

 今年は新たに地元企業の協賛やオリジナル入場門の設計に取り組んだ。

 スポンサー担当の三浦航大さん(6年)には「文化祭を学校で完結させるのではなく、地域のお祭りの一つにしたい」という思いがあった。そこで始めたのが地元のスポンサー集め。学校周辺の店舗や塾など約150軒を1カ月かけ、協賛金を頼むために奔走した。断られたこともあったというがそんな時、力になってくれたのが相模大野北口商店会会長の三澤崇典さんだった。三澤さんは「地域と学校のコミュニティができたら良いな」と企業や人の紹介をサポートした。

 結果的には、約20のスポンサーが集まった。

 また、その協賛金の一部を元に今回、オリジナル入場門を製作した。例年は通用門に小さく設置されていたが、今年はオリジナルでかつ柱の組み立てを業者に頼んだ。

 三浦さんは2日間を終え、「学校は学年によって担当が変わるため、地域と連携していくためにしっかり引き継いでいきたい」と語った。今後、生徒有志はスポンサーの「お礼」として地域のイベントにボランティアとして参加するという。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

衆議院20区 現新 三つ巴の争いか

 自民党総裁選後の衆議院解散・総選挙の可能性もささやかれる中、新設の神奈川第20区(相模原市南区・座間市)では、現職と新人2人による争いが予想される(9月20日起稿)。自由民主党は現職の甘利明氏(74)、立憲民主党は新人の大塚小百合氏(44)、日本維新の会は新人の金子洋一氏(62)を擁立する。

自民・甘利氏

 自由民主党前幹事長の甘利氏は当選13回。区割り変更に伴い20区を選択した。「物価高を超える賃上げについて中小企業を含め環境整備にあたる。国、県、市の連携を強化し財政と施策実行の効率を上げていきたい」と話す。

立民・大塚氏

 大塚氏は、立憲民主党県20区総支部長で国政に初挑戦となる。「子育て世代当事者、高齢者施設で施設長だった経験を生かし、持続可能な社会保障制度の見直しに力を注ぎたい。現場の立場で暮らしに寄り添った声を届けたい」と話す。

維新・金子氏

 元参院議員の金子氏は、衆院選に初めて挑む。「『まずは減税』を掲げて戦う。経企庁や大学教授、官庁エコノミストとしての経験を活かし、消費税5%への減税、子どもへの減税、現役世代の社会保険料の引き下げに取り組む」と話す。

熱気球体験

相模原市内グルメ大集合 9月29日

 相模のグルメ食散歩フェスタが9月29日(日)、県立相模原公園(南区下溝3277)で開催される。午前10時から午後3時まで。

 市内から厳選した飲食店、キッチンカーが集まり、名物料理を提供する。さらに、和太鼓、フラダンス、オーケストラのステージ、多彩な福祉ブースなど、1日楽しめる企画が盛りだくさん。認知症啓発のイベント「RUN伴さがみはら」のゴール会場にもなる。

熱気球の体験搭乗

 当日は熱気球の体験搭乗ができる。中学生以上2000円、3歳〜小学生1500円、2歳以下は無料。午前9時から会場で整理券を配布する。雨や強風など、安全確保のために中断、中止となる場合あり。

<PR>
記者が徹底取材!訴求効果の高いWebタイアップ広告出せます
記者が徹底取材!訴求効果の高いWebタイアップ広告出せます
  Webタイアップ広告のご案内Web版タウンニュースに記事広告を掲載できます。ドメイン評価の高いWeb版タウンニュースに掲載することでSEOが有利に働き、より... (続きを読む)