青葉区版【9月26日(木)号】
データサイエンス・ラボのイメージ(市提供)

横浜市 サイエンス・ラボが始動 新たな教育データ構築

 児童生徒約26万人の教育ビッグデータを活用して教育内容などの充実を図ろうと、横浜市が準備してきた「横浜教育データサイエンス・ラボ」が9月20日に始動した。教職員、大学、企業が一堂に会し、学校にとって有効な教育データについて議論していく。

 市が教育ビッグデータを活用し、今年6月下旬から運用を開始している学習支援システム「横浜 St☆dy Navi」では、これまでに「健康観察」「授業アンケート」の回答データや「はまっ子デジタル学習ドリル」の取組履歴などのデータを蓄積している。また、横浜市学力・学習状況調査や体力・運動能力調査の結果についても学習支援システム上で児童生徒や教職員が確認するなど、9月時点で約9割の学校で活用されている。

 市は今まで市の学力・学習状況調査や「人の心」「社会性」などの非認知能力に関する調査研究など、事業ごとに得られたデータをそれぞれで分析してきた。それらを統合し、様々な種類のデータをかけ合わせて分析する仕組みが「データサイエンス・ラボ」。このほど始動した横浜教育データサイエンス・ラボでは、大学や企業などの専門的な知見を活かすことで、教育委員会や学校だけではできなかった分析が期待されている。教職員の課題感や求める効果を出発点として、日々蓄積されていくデータを大学や企業と協働して分析・研究を進めていく。

状況を把握し連携

 20日に初開催された同ラボでは、「算数・数学の学力と意欲の分析」「子どもの心の不調をなくす横浜モデルの開発」の2つのテーマで議論が交わされた。子どもが日々抱えるストレスの度合いを可視化。最適な対策を講じるためのデータを取得し、必要な医療や各機関と連携して解決に導く方向性等が話し合われた。

 教育委員会事務局教育課程推進室の丹羽正昇室長は「意見交換を通して、様々な教育課題を解決する手立てを構築し、子どもの学びの質の向上を図るとともに、よりよい学校教育を実現していきたい」としている。

神奈川8区(青葉区・緑区) 3氏で争う構図か 次期衆院選前に本紙調査

 今秋実施される可能性がある次期衆議院議員選挙で、神奈川8区(青葉区・緑区)では、立憲民主党の江田憲司氏(68)と自由民主党の三谷英弘氏(48)の現職2氏に加え、日本共産党の新人・飯田能生氏(62)が出馬準備を進めている=9月23日起稿。

 現時点では他政党・団体に出馬の動きはない。2021年の前回衆院選は江田氏と三谷氏の与野党一騎打ちだったが、今回は飯田氏を含め3人で争う構図になりそうだ。

江田氏

 前回は小選挙区で13万925票を得て、7選を果たした江田氏。最重要課題として物価高から国民生活を守ることを挙げ、「当分の間は消費税5%減税にし、特に食料品は0%にするべき」と訴える。その他、「自民党裏金議員に税金を払わせ、その温床となった資金集めパーティーや企業団体献金の全面禁止など、本気の政治改革を断行したい」と話す。

三谷氏

 前回は11万7963票を獲得するも江田氏に敗れ、比例復活当選した三谷氏。政策としては「調査研究広報滞在費の全面公開と余剰分の国庫返納、政策活動費の全廃など、政治の信頼回復を進めていくことが大前提」とした上で、「厚生労働委員会の理事として持続可能な社会保障制度を作り、介護報酬の引き上げなど『人に優しい政治』を目指す」と話した。

飯田氏

 2023年の横浜市会議員選挙に出馬した飯田氏は国政に舞台を移して挑戦。飯田氏は「今必要なのは防衛装備品の増強ではなく、円安による物価高の対策だ」と訴え、緊急物価対策として消費税5%減税を政策に掲げる。また、今夏の米不足を挙げ、「備蓄米を放出するなど何とかするのが政治。経済政策の失敗でもあり、食料自給率を上げるべきだ」と語った。

青葉区出身で大日本プロレスの看板レスラーの1人として活躍する 橋本 大地さん 川崎市麻生区在住 32歳

父の背を追い、我が道拓く

 ○…2団体を渡り歩き、大日本プロレスに入団したのは8年前。今では看板レスラーの1人としてリングに上がる。地方興行や商店街プロレスなど距離の近さで知られる大日本。「ファンとの交流を大切にしつつ、これからも盛り上げていけたら」と意気込む。

 ○…青葉区出身。美しが丘小、中学校を卒業した。「破壊王」の異名を持つ父、橋本真也の息子だが、「プロレスラーになりたいとは思ってなかった」と話す。転機は中学1年で訪れた父の死。脳裏に浮かんだのは「父のあとを継がなければ」という使命感だった。母の反対を押し切り、高校進学とともに入門。勉学と両立しながら練習生として心身を鍛える日々を過ごす。「先輩が付きっきりで指導してくれたけど1日が長く感じて大変だった」と振り返る。デビューは高校卒業の4日前、2011年3月6日。「張り詰めた空気に緊張した。リングから初めて見た景色は今でも忘れない」

 ○…デビューから13年。父と同じ環境に身を置き、改めて気付いたのはその偉大さ。「カリスマ性があったし、魅せ方も上手かった。一時代を築いた凄い人でした」。大日本で唯一の2世レスラーとして「父の背を追いつつ、自分らしさも出していけたら」と先を見据える。得意技は父と同じく「DDT」だ。

 ○…危険と痛みがつきもののプロレス。これまで3回骨折した。特に覚えているのは、天龍源一郎のパンチを顎に受けた衝撃。「大好きなシュウマイが食べられなくて、病院に行ったら折れてて」と笑う。昨春結婚し、1歳3カ月になる息子がいる。「かわいくて仕方がない」と覗かせるのは父の顔。3世については「やりたいなら止めはしない。おすすめはしないけど」と苦笑した。

警察署を出発する車両

青葉警察署で出発式 秋の交通安全運動を前に

 9月21日から始まった秋の全国交通安全運動。前日となる20日には青葉警察署(鎌田純署長)で出発式が行われた。

 式には、同署職員や青葉交通安全協会の工藤明会長ら約30人が参加。開会の挨拶に立った鎌田署長は、約1カ月前に起きた死亡事故を例に挙げつつ、「事故防止の対策を推進して、区の安心安全に努めていきたい」と決意を述べた。

 その後、杉山裕紀交通課長の号令で服装点検と点呼が行われ、準備を終えた署員は警察車両に乗車。白バイやパトカーが青葉区内の巡回に出発し、沿道では速度抑制の注意喚起が行われた。

 全国交通安全運動は9月30日(月)まで。期間中は、正しい交通ルールの啓発などを進め、国民の安全意識の向上を図る。

青葉台中で職業講話 社会人が働く意義伝え

 青葉台中学校で9月13日、現役の社会人が講師となり、2年生に職業講話を行った=写真。

 生徒たちが働く意義や価値を考え、多様な職業があることを知るきっかけになればと行われているもの。講師を務めたのは奉仕団体「横浜田園ロータリークラブ」の会員で、健全育成を目的に毎年協力している。

 当日は銀行や建設業、生命保険、司法書士、税理士、医師など6業種の講師がそれぞれ30人ほどの生徒の前で講話した。講師として参加した三井住友信託銀行たまプラーザ支店・青葉台支店の川崎宏支店長は、信託銀行と一般の銀行の違いや相続などのライフイベントに関わる仕事であることを中心に紹介。続いて入社3年目の下村凌太さんが「今のうちにいろいろな勉強や体験をしておくと仕事でつながる」「お客様のライフイベントに関わり、感謝されることがやりがい」などと伝えていた。川崎支店長は「世の中には多くの仕事があるが、不必要な仕事はない。多くの仕事にふれ、興味を持ってほしい」と呼び掛けていた。

 鈴木和哉教諭は「多くの職業の人の話を聞き、視野を広げてほしい」と振り返っていた。

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人生の最期、今まで築いてきた財産をどうするのか。家族がいれば相続していくのが一般的だが、例えば一人暮らしで子どもがいない「おひとりさま」や、子どもがいない夫婦「... (続きを読む)
以前の公演の様子

鼓粋がコンサート 10月26日 青葉公会堂で

 青葉区を拠点とする太鼓集団「鼓粋(こすい)」(加藤修代表)が、10月26日(土)に青葉公会堂でコンサートを行う。

 今年のテーマは「音魂(おとだま)」。一つひとつの音を追求し、魂のこもった音楽を創り上げるという心意気が込められている。篠笛、津軽三味線の友情出演もあり。

 開演時間は午後6時30分。チケットは前売り一般2000円(当日2500円)、中学生以下1500円(同2000円)。申込みは事務局【電話】045・962・2808か【メール】info@wadaiko-kosui.jpへ。前売券は青葉区役所および都筑区役所の売店でも販売中。

読者プレゼント

 タウンニュース読者限定で同公演のペアチケットを5組10人にプレゼント。希望者はメールに、〒・住所・氏名・連絡先・件名に「鼓粋」と明記の上、【メール】aoba@townnews.co.jpまで応募を。10月5日(土)締切。当選者には、鼓粋よりチケットが発送される。

おひとりさまの心構え すすき野で10月18日から

 老後、家族に迷惑をかけたくない、身近に頼れる人がいない人向けのセミナー「おひとりさまが将来困ること」が、まちの保健室(すすき野3の7の12)で行われる。

 セミナーは全3回。10月18日(金)「入院や自宅療養時の世話をしてくれる人」、25日(金)「金銭管理や契約申請手続きを支援してくれる人」、11月8日(金)「身元保証人や死後事務を引き受けてくれる人」。各回午後2時から3時。(一社)ビサイドあおばの村上功代表理事が、おひとりさまの困りごとや受けられる支援、準備しておくと良いことや心構えなどを教える。

 1回500円。単回受講可能。申し込みは同保健室【携帯電話】070・1362・8570。

前回開催の様子=提供

6日に「ふくしまつり」 青葉台公園でチャリティー

 福祉クラブ生協主催のチャリティーイベント「ふくしまつり」が10月6日(日)、青葉台公園で行われる。午前10時30分から午後2時まで。

 当日は食材、雑貨などを販売。また、フードドライブを実施し、今年は缶詰を回収する。まつりで得た収益金は、福祉車両の導入費用に充て、外出支援に役立てる。

屋根や外壁塗装などについて、様々な不安や悩みを解消することができる

本紙連載コーナー筆者 「池田塗装」が無料の勉強会 10月5日(土) 青葉公会堂 参加者を募集中

 本紙・青葉区版で人気連載コーナー「教えて!職人さん」の講師・池田聡氏が代表を務める「株式会社池田塗装」。同社が10月5日(土)に「青葉公会堂・第1会議室」で午前10時から無料講座を開催。参加者を募集している(要事前予約、定員制、申込み先着順にて受付)。

プロの有資格者が講演

 「外壁・屋根『塗装勉強会』」と銘打たれたこの企画。当日は、これからマイホームの塗装工事を検討する人や、既に見積もり中の人などを対象に、池田代表をはじめ同社の一級塗装技能士が講師として登壇。有資格者のプロの視点から「外壁や屋根の塗装工事における適正な価格」や「工事を依頼する適正なタイミング」などを丁寧にレクチャーする。

「売込み」ナシ

 また地域に住む人たちの生活や建物に関する諸問題を解消することを目的とした講座となるため、自社の売り込みや勧誘、特定の商品や業者の推奨は一切なし。それどころか「施工トラブルを引き起こす『塗装業界の間違った常識』とは?」や「信頼できる業者かどうかを見抜くための判断基準4項目」など、参加者目線からの、本当に知りたい情報が詰まった勉強会となる予定。参加者には塗装業者を選定する際に役に立つガイドブックも進呈される。池田代表は「勉強会の中で疑問が生じても、その場で自由に質問できる雰囲気の催しなので、ぜひ気軽に参加してもらえれば」と話している。

 詳細問合せや予約申込みは【フリーダイヤル】0120・71・1056(受付時間午前9時〜午後6時)へ。

横浜市監査委員 歳出改革や経営改善求める 2023年度決算を審査、市長に意見書

 横浜市の監査委員が2023年度の市決算を審査し、意見書を9月24日に山中竹春市長に提出した。

 監査委員は大学の名誉教授や公認会計士、弁護士、市会議員(2人)の計5人が務めている。

 23年度の一般会計決算を審査した結果「予算の執行はおおむね適正に行われていると認められた」とした。一般会計決算の実質収支は約74億円の黒字で、「財政運営の取組は、着実に進んでいると考えられる」としながらも、厳しい財政状況を踏まえ「財源創出を含めた『創造・転換』による歳出改革を進められたい」との意見を付けた。

 公営企業では、7事業中、自動車(バス)と病院の2事業が赤字だった。人件費や物価高騰の影響を指摘し、「更なる経営改善が求められる」とした。

国学院大学でスポフェス 10月20日、参加者募集中

 国学院大学人間開発学部地域ヘルスプロモーションセンター主催の「第9回 地域交流スポーツフェスティバル」が10月20日(日)、同大学たまプラーザキャンパス内で行われる。午前10時から午後3時。参加無料。

 地域の子どもから高齢者まで誰でも参加可能な同イベント。同大学が地域住民と交流しつつ、健康増進や運動機会の提供などを目的に毎年開催している。

 当日は、体力測定や健康エクササイズ、アスレチックスペースなど充実したコーナーを用意。また、今年から準硬式野球部とサッカー部によるスポーツ教室も実施される(事前予約制)。

 持ち物は、タオル、飲み物、内履き、外履きなど。運動しやすい服装での参加を呼び掛けている。

 問い合わせは、同センター【電話】045・910・3755、または✉kchpc@kokugakuin.ac.jpへ。

 

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募金箱が設置される横浜市庁舎

横浜市 能登半島豪雨被災地支援の募金受付を開始

 横浜市は豪雨によって大きな被害が出ている能登半島地方を支援するための募金の受け付けを9月25日から始める。

 横浜市庁舎1階ロビー(ラクシスフロント前)に募金箱を設置。今後、各区役所にも募金箱を設置する予定で、状況は市のホームページで案内する。受付期間は10月31日まで。

 集まった募金は日本赤十字社を通じて被災地の生活支援に役立てられる。山中竹春市長は「被災された方々に心からお見舞い申し上げます。被災地の方々が一日も早く日常を取り戻し、復旧・復興が進むことを心よりお祈り申し上げます」とコメントしている。

快適に暮らす整理収納術 区活センターで10月24日

 まち活カフェ+「暮らしの整理収納術」が10月24日(木)、青葉区区民活動支援センター(区役所1階)で開催される。午前10時から正午まで。参加無料。

 ゲストスピーカーは高齢者の整理収納サポーター、弘瀨美加さん。住み慣れた自宅で最後まで安全・快適に暮らすための整理収納術を学ぶ。

 定員24人。応募多数の場合は抽選。参加申込は18日(金)までに、申込フォーム(二次元コード)、またはメールに、【1】件名「まち活カフェ+」【2】氏名【3】電話番号【4】メールアドレスを明記し、同センターまで。窓口での受付も可。問い合わせは同センター【電話】045・978・3327または【メール】ao-machikatsu@city.yokohama.jp

子ども100円 大人200円 毎週水曜日夕方 青葉区内4カ所で あおば子ども食堂

 「ご飯を食べたい子どもは誰でもどうぞ」。毎週水曜日の午後5時30分頃から6時30分頃まで、青葉区内の4カ所で「あおば子ども食堂」が開催されている。主催は「あおば子ども食堂実行委員会」(三村徳子代表)。

 子どもは100円、大人は200円で、温かいおにぎりと具だくさんのお味噌汁、カレーライス(毎月第3水曜のみ)を提供している同食堂。子どもなら誰でも利用できるのが特徴で、子どもひとりでも、子ども同士でも、兄弟・姉妹でも、親子でもすべて歓迎。毎週150人ほどが食事をしている。申込は不要なので、直接、下記の会場4カ所へ。

 「ふれあい青葉」(【電話】045-972-7018/市ケ尾町1169の22/市が尾駅徒歩4分)

 「美しが丘地域ケアプラザ」(【電話】045-901-6665/美しが丘4の32の7/たまプラーザ駅徒歩15分)

 「さつきが丘地域ケアプラザ」(【電話】045-972-4769/さつきが丘12の1/青葉台駅徒歩21分)

 「もえぎ野地域ケアプラザ」(【電話】045-974-5402/もえぎ野4の2/藤が丘駅徒歩10分)

 

ボランティア・寄付・寄贈

 子ども食堂の運営を支える仲間(ボランティア)を常時募集中。活動場所は会場4カ所から選択可。会場設営や調理、子どもの相手まで多くの役割があり、概ね活動時間は水曜日の午後4時30分から7時30分まで。活動参加日は事前に相談の上で決定。短時間可、月1回可。また、食材の寄贈や運営資金の寄付も呼び掛けている。

 申込・問い合わせ/あおばボランティアセンター【電話】045-972-7018
オレンジ色にライトアップされた横浜マリンタワー(過去の様子)

9月21日「認知症の日」にマリンタワーなどオレンジ色にライトアップ

 「認知症の日」の9月21日、横浜マリンタワー=中区=が午後8時から午後11時59分まで、認知症支援のシンボルカラーであるオレンジ色にライトアップされる。

 今年1月、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行され、毎年9月が「認知症月間」、9月21日が「認知症の日」と定められた。市は認知症への関心と理解を深めてもらうため、企業にも協力を依頼し、各地でライトアップを行う。

 すでに横浜ランドマークタワー=西区=、日産スタジアム=港北区=、横浜市庁舎=中区=の3カ所は19日からライトアップが行われており、横浜ランドマークタワーは日没から午後11時59分まで、日産スタジアムは日没から午後10時まで、市庁舎は午後5時から午後10時まで実施している。

(C)2024 わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!製作委員会

プリキュア 映画公開に合わせて横浜市とタイアップ企画 マップ配布など

 プリキュアシリーズの最新映画「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!」が9月13日に公開されたのに合わせ、タイアップ企画「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!×横浜」が9月30日(月)から10月20日(日)まで行われる。東映アニメーション、東映エージエンシー、横浜市、横浜市観光協会の4者連携企画。

 映画に登場する横浜のスポットを紹介するマップを区役所などで配布するほか、横浜元町ショッピングストリートなどの対象店舗で指定メニューを注文すると、限定ステッカーがプレゼントされる。都心臨海部を中心にキャラクター「こむぎ」と「ユキ」を設置し、探しながら回遊するイベントもある。

 横浜ランドマークタワー69階展望フロア「スカイガーデン」では、9月29日(日)まで特別展示やぬり絵コーナー、特別ドリンクやグッズの販売を行う。

なんでも鑑定団が青葉区に 区制30周年記念で公開収録

 テレビ東京の人気番組「開運!なんでも鑑定団」の人気コーナー、出張鑑定が9月14日、青葉公会堂で行われた=写真。

 青葉区制30周年記念事業の一環で、「出張!なんでも鑑定団in横浜・青葉区」と題して企画されたもの。

 満席となった公会堂をMCの原口あきまささんが盛り上げる中、出品者が自慢の「お宝」を披露。中島誠之助さんと北原照久さん、山村浩一さんの3人が「お宝」を鑑定していった。果たして本人評価額を超える逸品があるのか、当日の様子は10月15日(火)午後8時54分から9時53分まで(予定)放送される同番組を要チェック。

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右から2人ずつHpRun、リスポーン、起立性調節障害の子どもたちの会からの参加者

社会的課題に取り組む中・高生の3団体が交流 横浜市市民協働推進センターで

 横浜市などで活動する中・高校生のNPO法人など3団体が8月、横浜市庁舎に集まって情報共有や意見交換などを行った。

 地域団体やNPO、企業、大学などの取り組みを支援する横浜市市民協働推進センターが開催する「ミズベサロン」の一環で、同サロンで中高生の3団体が交流するのは今回が初めて。

 「起立性調節障害の子どもたちの会」からは代表の中山知佳穂さんと理事の堀内咲南さんが参加。2人とも自律神経の働きが悪くなり、起立時に身体や脳への血流が低下する病気、起立性調節障害の当事者で、同じ症状がある者同士が集まれる場として、月1回のオンライン交流会などを開催している。

 不登校の子どもとその経験者でつくる「リスポーン」からは、自身も不登校経験者の山本滉さんらが参加。横浜市南区の「ハートフルみなみ」を主な拠点にして、不登校児の居場所を作り、フリースクールの紹介や保護者の交流の場づくりなども行っている。

 藤沢市の湘南学園中・高校の陸上部有志を中心としたNPO法人「HpRun」からは理事長の細川空蒼さんらが参加。スポーツの振興や子どもの健全育成のためにランニングやSUPのイベント、環境保全活動などを定期的に開催している。

 この日は各団体から2人ずつ参加し、自分たちの活動内容を発表し、今後の展望などについても意見を交換。互いの強みを生かしたコラボイベントへの可能性についても言及があった。

 市民協働推進センターの担当者は「今後もこのような場を設けて、若い世代の活動を応援していきたい。連携できることがあれば声をかけてほしい」と話した。
横浜文化賞の受賞者

横浜文化賞に藤竜也さん、崎陽軒・野並会長ら5人

 横浜市の最高顕彰で、文化の発展に貢献した人に贈られる「横浜文化賞」の受賞者が9月18日に発表された。文化・芸術部門では、木工塗装士の大沢尚(ひさし)さん(91)と日本人形作家の小池緋扇(ひせん)さん(96)、俳優の藤竜也さん(83)、社会貢献・スポーツ部門では、医師の秋山修一さん(65)と株式会社崎陽軒代表取締役会長の野並直文さん(75)が選ばれた。

木工塗装士の大沢尚さん

 大沢さんは三越製作所で技能を習得し、定年後に南区別所で「大沢工芸」を開業。木目を生かし、素地の特徴をつかんだ深みのある色調を作り出す技能が卓越しているとして、2003年に「横浜マイスター」に選ばれた。赤坂迎賓館「朝日の間」や最高裁判所「大法廷」など、重要な案件を担当している。

日本人形作家の小池緋扇さん

 小池さんは鶴見区出身。小学生の頃から人形作りを始め、幼稚園教諭を経て人形作家になった。古代裂(こだいぎれ)のちりめん友禅を使い、江戸時代の暮らしや「粋」の文化をテーマに日本人形を制作。全国で展示会を開催するほか、鶴見区でも特別展を開催するなど、地域の文化振興に貢献してきた。

デビューから60年超 俳優の藤竜也さん

 藤さんは横浜出身。1962年のデビューから映画やテレビで活躍。存在感のある演技が高く評価され、80歳を超えた今も主演を務める。2023年には「大いなる不在」で「サン・セバスティアン国際映画祭」で最優秀主演賞を受賞した。また、「横浜ホンキートンク・ブルース」の作詞を手掛けたことでも知られる。

医師の秋山修一さん

 秋山さんは1989年、中区尾上町に「秋山眼科医院」を開設。健康増進、公衆衛生の向上に貢献してきた。2017年からは中区医師会会長を務め、外国籍住民に対応するため、22カ国語の問診表を作成するなど、外国人支援にも力を入れる。ほかに、「関内まちづくり振興会」の会長として、地域活性化にも取り組む。

崎陽軒会長の野並直文さん 

 野並さんは崎陽軒を「真にすぐれたローカルブランド」にすることを目指し、1996年に横浜駅東口に本店をオープンさせた。2003年には都筑区の横浜工場を再整備し、工場見学の受け入れを始めた。青少年の育成に尽力するほか、2006年からは横浜商工会議所副会頭として地域商業の発展に貢献している。

奨励賞は桂小すみさんと橘和美優さん

 同時に今後の活躍が期待される人に贈られる「横浜文化芸術奨励賞」の受賞者も発表され、音曲師の桂小すみさん(51)とバイオリニストの橘和美優さん(23)の2人が選ばれた。

 桂小すみさんは邦楽と洋楽を融合させた独自の演奏で観客を魅了。30歳で落語芸術協会にお囃子として入会し、45歳で音曲師に転向。横浜にぎわい座での公演や教育現場での邦楽普及活動にも尽力する。

 橘和さんは緑区出身。幼少期から数々のコンクールで受賞。東京藝術大学を首席で卒業し、現在は東京音楽大学大学院に特別特待奨学生として在学中。国際的にも評価されている。

 贈呈式と記念コンサートは11月21日に横浜みなとみらいホールで行われる。

日宇(ウ)の音楽家が共演 青葉区在住・澤田さんが主催

 日本とウクライナのアーティストが共演し、相互理解を深め、平和を願う「日本ウクライナ国際芸術祭」が10月14日(月)、日吉駅1分の藤原洋記念ホールで行われる。

 主催する日本ウクライナ芸術協会の代表で、青葉区在住のバイオリニスト、澤田智恵さんや国際コンクール優勝のウクライナ人ピアニスト、D・ヤヴォールスキーさんらが出演。『赤とんぼ』『ヘイ、隼よ』『バラード第2番(リスト)』などを演奏する。午後2時開演(30分前開場)。前売指定席5800円(前売7日迄)。当日券6500円。申込【携帯電話】080・5410・9639

教えて!職人さん vol.15 外壁塗装の素朴な疑問に答えます!【4】

 Q...「外壁塗装に関する素朴な疑問」にお答え頂くシリーズの4回目。今回はまず「塗装工事を行う際の『臭い』」について教えて下さい。

 A...外壁塗装を行う際の「臭い」については、使用する塗料によっても違いますが、最近の塗料は環境に優しい水性系の塗料が主流となっており、溶剤塗料でも10年前と比べてもかなり軽減されています。もし気にする必要がある場合は、事前に業者に相談する事をお勧めします。

 Q...では「工事中の『音』」については?

 A...足場を設置する際と解体時、また高圧洗浄を行う時にはどうしてもやや大きな音が発生してしまいます。業界的には施主様に代わり、ご近所様にその旨を事前にお知らせすると共に、いつごろこうした音が発生するのか作業日の目安なども告知するのが常識です。

 Q...「職人さん」と聞くと、何となく怖い人?の印象があるんですが...

 A...確かに昔気質の職人の中にはいわゆる強面タイプも多々いますので「怖そう」とか「気難しそう」というイメージがあるかもしれませんね(笑)。でも当社のように完全に自社の職人で対応している塗装業者では、お客様対応に対する教育もしておりますのでその点はご安心ください。ちなみに私たち池田塗装の職人はHP内「職人紹介ページ」に詳細がございますので、ぜひ一度覗いてみてください!

おばあちゃん先生の子育てコラム 第48回 「半眼ママはみほとけさま」

 日本は四季があるのに、秋なのに、9月半ばなのに、日中は36度のお天気予報です。その上、えっ?、又?、ドドドーン、ピカー!、あたりは暗くなり大型の雷に0、1、2才クラス児はこわくて泣いています。床に座っている先生の両足にしがみついて離れません。先生は両手に子どもたちを3人も抱きしめ、ひたすら「大丈夫、大丈夫...」しか言えません。3才児のかえる組はおへそのあたりを両手でおさえて、担任を微動だにせず見つめているし、きりん組、ぞう組の大きいクラスへ行ってみると、一斉に「先生、大丈夫だよね」と言わんばかりのアイコンタクト。「そうそう、大丈夫ですよ」と相づちを加えて、アイコンタクトを送りました。

 でも、今年の異常な天候さえも我が物にして、子どもたちは年齢の階段をひとつずつ着実に上っていっています。0才は0才なりに、3才は3才なりに歩んでいます。

 目の前にいるお子さまに対して一生懸命のあまり、ていねいに、そして細かい対応になり、ついつい、きびしい口調とけわしい顔でお子さまの前に立っていませんか。私も、当時はまさしく"こわいママ"でした。反省しています。今、ばあばになって子育て中のママさんへ伝えたいのは、子どもを信じて、時々目をカッと見ひらくのをお休みして、目を細く、うす目でみつめてはいかがでしょうか。